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カテゴリー「<!ー260魚あれこれー>」の記事

2020年11月27日 (金)

深海のルビーよりも金塊

 

 

昨日(1126日)は
福浦(エトーボート)に釣行。

深海のルビーとも言われるアカムツを釣りたい。

水深180250mの沖に出るので
静かで安定した天気が絶対的な条件になる。

数日前から目を付けていた26日の天気が
次第に良くなってきた。
いくつかの天気予報を比較しても
これなら大丈夫だ。

いつもの通り入り江内で準備し
夜明けとともにギーコギーコと漕ぎ出る。

気温は10℃くらいであろうか
思っていたほど冷え込んではいない.。

汗はかきたくないので先ずは上着を脱ぎ、
続いて、オールやオール受けの部分、
浸水はないかなどを
ヨシッ!ヨシッ!と指差し点検する。

湖状態の入り江から出ると
さすがに少し南寄りの風があるが
これもやがて北寄りに変るころには
無風になるはずだ。
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先ずは、水深180mで第一投目。
微かなアタリで上がってきたのはオキメバル。

仕掛けの上げ下げだけで
10分もかかってしまうので
この手の魚はできるだけ避けたい。
しかも先針はスパッと切られている。

クロシビカマスなら、
以前TVでやっていた
牙むき出しの怖い顔を見たヨメサンが
興味を持っているので1尾は持って帰りたいが、
幸先悪し。

何れもアカムツよりも底にいると聞いているので
捨て糸を1.2mから1.5mにしてきたのに、、、
しかし、次のアタリで
クロムツとシロムツの連掛かり。
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この深さでしかも仕掛けの投入毎に
ギーコギーコと漕ぎ戻りをしていると
1日(昼前まで)10数回しか投入はできないので
1匹ずつだと10数匹しか釣れないが
今日は余程魚影が濃いのか連掛かりが多い。
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しかし、予報通り9時過ぎには
風がピタッと止まり、
しかも潮流もなくなってしまうと
アタリが嘘のように途絶えてしまった。
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そんな中で久しぶりに上がってきたのは
五目漁師としては初めてのオキギス。
6dsxp205821s

表面のぬめりが幹糸に絡まりついて
嬉しくない魚だ。
帰ってもらおうとも思ったが
小田原では最高級の蒲鉾の材料と聞いているので
取りあえず持ち帰ることにする。
(尤も、あのエソでさえ蒲鉾界では
最高食材と聞いたこともあり、
まともに食えない魚は全て蒲鉾にしてしまえ
ということなのかもしれないが。)

9時半以降には殆どアタリがなくなってしまい
もうそろそろ沖上がりの時間(11時)だ。

頭の中ではアカムツ、アカムツと念じていたのに
とうとう駄目だったか。

と、その時深場にしては珍しいドスン!のアタリ
竿先をゴッツンゴッツンと叩く強い引きに
ひょっとして起死回生のメダイ?

しかし中層でフッ!と軽くなりバラシ。
一番下の針のチモト部で切られている。

どうやらろくな魚ではなさそうだ
と思いつつも気になるので
時計を見ながらもう一投。

すると、同じアタリだ。
今回も竿を叩きながらの強烈な引き。
しかし、またもやフッ。
やはり下針が切られている。

うーん気になる。

急いで漕ぐのでもう一度やらせてよ、
勝負は5分と決めてもう一度最後の最後の投入。
仕掛けが落ちて行く数分間がもどかしい。

一番下の針は切られたままで入れたせいか
今度はアタリなしでで5分間の時間切れ。

後片付けは入り江に戻ってからすることにして
急いで汗だくのオニ漕ぎで戻る。

で、今日の釣果はこれ。
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ムツ3兄弟
(といってもお互いに無縁)
の刺身を楽しみしていたのにならなかったので
クロムツオンリーの釣った日刺身。
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同じくクロムツの煮付け。
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で、ギスは蒲鉾は面倒なので
ツミレダンゴにしようと思い
捌きに取り掛かったところで驚いたのはこれ。
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ギスの内臓に金塊発見!

これでお金が貯まると喜ぶ釣り師もいるらしい。

取り出した時には
小さいお手玉のような形をしていたが
浮袋らしい。

本人(魚)も知っているとは思えないが
誰も見ることがないこんなところで密かに
どうして金色である必要があるのだろうか。

何が飛び出すかわからないので
恐々と包丁を入れてみると
内側も同じ色で確かに袋状になっている。

少し調べてみると意味は分からないが
グアニンというもので覆われているとか。

何れにしてもルビーに勝っている。

五目漁師もオニカサゴの胃袋などは
美味しく頂いているが、
貧果の時にはタイノエも食べてしまうという
芋焼酎さんに是非釣っていただき
食味を教えていただきたい。

次の日、体内に金塊を持つギスを
つみれ団子にし冷凍する。
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クロムツのきのこあんかけ。
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シロムツの ピチット日干し風塩焼き。
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沖上がりの時間が予定よりも遅くなり
汗だくで約30分間のオニ漕ぎを続けたために
右前腕部の筋か筋肉かを傷めてしまいました。
当分漕げなさそうですので
しばらくはアンカリングしての餌釣りになりそうです。

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2019年12月22日 (日)

圧巻の焼き鯖寿司

 

 

五目漁師はここ数年間で
80cm超え2尾を含め8尾のワラサを釣っている。

4尾がタイラバ、4尾が泳がせの釣果だ。

どっちの釣りがどうのこうのではなく、
実はこの手の魚は釣るはよいよいだが、
いざ持って帰るとあまり歓迎されない。

青物とか赤身魚と呼ばれる魚には
ヨメサンはカンパチ以外には口をつけないし、
五目漁師も
お店で出てくる脂ののったブリは少しなら
美味しく頂くが
中途半端なワラサは中途半端に箸をつける程度で
いつも釣った後の処分に困り果ててしまう。

現に釣った8尾の内3尾は
無事に釣り場に居合わせた釣り師に貰って頂いたし
今回はもし3尾目がヒラメでなくまたまたワラサなら
海の女神様に失礼して放流するつもりでいた。
(結局とらぬ狸でどちらも釣れなかったが)。

因みに、アジ、サバやイワシは
青背の魚ともいうらしいが
こちらの方は好んで頂く。

ただ、このブログでも何度か書いているが
伊東や福浦でよく釣れる酸っぱ系のサバは
好きではない。

今回はワラサを2尾、
そして今の大津のサバは絶品と聞いていたので
いつもは放流するサバを3尾も持ち帰ってしまい
どうしようかと結構悩ましかった。

結局、釣り味は別として
食べる際には一番歓迎されるアジは
あまり釣れなかった(豆アジ含みで50尾弱)が、
中アジは釣った日刺身とフライで
ペロッといってしまい(既出)、
数が多かった豆アジは
日持ちのする大好きな南蛮漬けにした。
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さて、問題のワラサであるが、
釣ったその日の内に1尾分は柵にして
後日照り焼きにでもしようと冷凍保存にした。

あとの1尾は、新鮮な内に1人前だけ刺身に、
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カマや頭部はワラサ大根、
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アジに続いてワラサも南蛮漬けにしてみたが
 どうしても、
もさもさ感というか大味感は否めない。
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そして、これは今後我が家の
この手の魚の定番になるのではと思っている
香味揚げ炒めに。
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ここまでで残った分は
醤油と砂糖で濃い目の味をつけてしまえば
どんな魚も同じであろうとワラサ飯も作ってみた。
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 さて、もう一方のサバであるが、
以前にも書いたことがあるが
五目漁師が定食屋で一番よく頼むのは
安くて美味いサバの味噌煮定食か塩焼き定食。

そして回転すし屋で真っ先に取るのは
〆め鯖の握りと決まっている。

昔は美味しそうなサバが釣れると
〆め鯖にもしていたが
この歳まで無事に生きてきたのに
今更胃袋をかき回されるのも嫌なので
自宅で食べたい時には
スーパーで買ってきて食べることにしている。

今回はある釣り師から美味いとお墨付きのサバを
先ずは味噌煮
Cas19a1716s

と塩焼きに。
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なるほど味噌煮の方は
脂がのりのりでとろけるうまさ。

塩焼きは3尾の中で一番小ぶりのサバだったせいか
脂ナッシングで酸っぱ系寸前であった。

竜田揚げはこれもいける方だったが、
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随分個体差があるものだ。

3枚におろした時に身が白っぽいピンク色で
見るからに美味そうな半身は
軽く塩干してヨメサンが腕を振るって
焼き鯖寿司にしてくれた。
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驚いたことに焼くと
ひたひたと脂がオーブンの受け皿に落ちてくる。
こんなに脂を出してしまうと
身の方がスカスカになってしまうのではと
心配したほどだ。

確かにこれならノルウェイから
中国を経由して入ってくる
怪しげだが美味い塩サバよりも新鮮な分、
圧巻の美味さだった。

これでやっと冷蔵庫内のアジ、サバ、ワラサを
完食したが、
我が家といっても老夫婦の二人暮らしなので
ここまでに5日間を要した。

釣った魚の完食を待って
次の釣行が基本ではあるが
正月を前にして
少し目出たそうな料理ができる魚も
準備しておきたいので
本年締めくくりになる釣行を
あと2回くらいはやっておきたいと思っている。

 

とうとうあと一週間と少しになってしまいました。
今年はまだ水温が高いので、フグさえいなくなれば
まだまだいけそうですね。
お正月に似合う料理ができる魚を釣りたいと思っています。

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2019年10月25日 (金)

かすご鯛の姿焼き

 

 

先の即位礼饗宴の儀で振舞われた前菜に
かすご鯛姿焼というお品書きがあった。

さすがに素材からして
我々の口に入るものとは違うなと思いつつ、
ところでどんな容姿の鯛なんだろう?
と調べてみたところ。

鯛の稚魚(10cmくらい)、
マダイ、キダイ、チダイの幼魚とある。

なんだ、要するに御チャリコのことらしい。

10cmともなれば
五目漁師の仕掛けで釣り上げるのは
なかなか難しいが
今度釣れた時には姿焼きで
ありがたく頂いてみよう。

さて、下々の料理は
先ずはお腹を膨らますことが第一。

先日掬ったウスバハギは
しゃぶしゃぶでいただいた。

薄く薄く切って並べ、皿の模様を楽しむ
なんてやせ我慢を言う必要はない。
厚くなってしまったが
これだけ並べても丁度1尾分くらいだ。
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関西に居たころに食べたきり
もう何十年も食べたことがないので
本場のフグと比べるわけにはいかないが、
テッチリはきっとこんな味なんだろうな
と想像しながら美味しくいただいた。

カイワリの香味しょうゆがけ、
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カイワリのパン粉焼き、
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刺身に捌いた残りは例によってお茶漬けに、
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さて、五目漁師は寿司が握れないので
色々使ってみたが、
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最近買ったこんなものを使ってみたかったので
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カイワリ、マダイ、カンパチ、
ウスバハギの昆布締めの握り。
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相変わらず不細工には違いないが
これはうまく使いこなせば
なんとかなるかもしれない。



今日また大雨でしたね。
自然のことだから仕方がないと言いますが、
被災地の様子をTVで見ていると
もう神様も許せない感じです。

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2019年2月14日 (木)

想定通りのボ(エビスダイを釣る)

 

 

 

 

昨日(213日)は福浦に釣行。

数日前に福浦行を準備したものの
天気予報が悪化したため諦めた。

今度は良さそうだ。
ただ、朝起きた時点で予報を最終チェックすると
昨日の予報では心強い日差しが期待できたのに
一日中曇りに変っている。

腹と腰の2枚でいいかと思っていたホカロンを
急遽、内ももに追加する。

狙いの想定は先に予定した
マダイ坊主と青物坊主、
とか言いつつ万が一の
大鯛やワラサクラスの青物を期待する。

案の定、福浦名物の朝日は拝めず
どんよりしているが、
思っていたほど寒くも冷たくもない。

 

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殆ど漕ぎっぱなし、
腹や内ももに秘めたホカロン、
釣れない手を濡らさないルアーの釣りと
3拍子揃えば
真冬の手漕ぎボートは最強と言える。

 

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途中、ジグやタイラバを落としながら
予定の-100mまで漕ぎ出たころには
上着は脱いでしまっていた。
(冬の釣りで一旦汗ばむと後で冷えてしまうので
五目漁師はライジャケの上から上着を着、
いつでも脱ぎ着できるようにしている)

定置網サイド通過時に
一度ジグにアタリがあったものの掛けそこなう。

そして8時にタイラバに初めてのアタリ。

時々グイグイと鈍重な引きからすると
真鯛ではなさそうだ。

まさかでかいヘビ(アカタチとかウツボ)
ではないだろうな。

一人ぼっちのこんな海原で
そんな奴らと遭遇することを思うと
ドキドキしてくる。

よかった、上がってきたのは
今まで見たことがあるような、ないような
こんな魚(36cm)。

 

2dsxp194355s

 


自宅で調べたところエビスダイだった。

琉球列島や小笠原に生息する南方系の魚とある。
暖かい海水に乗って迷い込んだのであろうが、
南の魚が今更気が付いたこんな寒いところで
頑張っているのだから
マダイ君もどこかで震えていないで出て来いよ
と言いたくなる。

さて、ボは想定とはいえ、
やはり何か持ち帰りたいので
実はこんな仕掛けを準備してきた。

 

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タイラバとリーダーの間に胴付き仕掛けを入れた
以前のタイラバアマダイとよく似ているが、
小物を避けるために餌はオキアミではなく
一つテンヤ用のエビを使う。

タイラバの誘導部分を80cmとりつつ、
エビを付ける枝ハリス部分はワンタッチで脱着可、
一層のことタイラバ部分そのものを
ジグに替えたりもワンタッチでできるように
工夫はしたつもりだ。

タイラバの針に直接エビを付ける
所謂エビラバと違って
タイラバ+それ以上のアタリをとる
一つテンヤの効果を付加した
タイラバの真冬バージョンのつもりだ。

効果があってかどうかはわからないが
本日釣れた2尾のホウボウは
何れもエビに掛かってきた。

 

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割に早い時間にエビスダイが釣れたので
その後に期待したものの
結局タイラバへのアタリはそれが最初で最後、
終わってみれば
やはり厳しい冬の釣りでしかなかった。

 

5cas199194sエビスダイ(36cm)、ホウボウ(38cm、他)

 


帰宅後は真っ先に
(名前がわからなかった)エビスダイについて
図鑑やネットで調べる。

刺身はもとより
焼いても煮ても揚げても美味しいらしいが
素人が捌くのは無理ともある。

その理由がこれ。

 

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別名ヨロイダイともいうらしく
全体がガラスのような固い鱗で覆われている。
そのガードは徹底的で
魚体の隅々まで一分の隙もない。

 

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試しにいつものように出刃包丁をあててみたが
全く刃が動かせない。

初めて見る魚に興味を持った
ヨメサンのアイデアで
ラジペンで一つ一つ鱗を引き抜くことにした。

 

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間違えばガラスの破片(鱗)で
スパッと指先を切ってしまいそうだ。

出刃を入れるところの鱗だけを取り除き
3枚におろした後で
皮ごと鱗を引く手もあったが
皮が香ばしくて美味いともあったので
そうもいかない。

結局、鱗取りだけでほぼ1時間を要した。

釣った日刺身はエビスダイとホウボウの薄造り。

 

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程よい旨味のエビスダイのおかげで
今日はホウボウが水臭く感じてしまう。

折角の珍しい魚を食べつくすために
カマや腹骨も合わせて唐揚げに。

 

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風で出られなかったここ数日、
ネットで真冬の真鯛釣りの動画や船宿の釣果情報などを見、
まんざらでもないと期待したのですが
やっぱり五目漁師には無理でした。

東伊豆では乗っ込み真鯛という言葉を聞くことは
あまりありませんが
やはりもう少し待ちですかね。

来週は最近恒例になった北海道の撮影行です。
今度は-20度の世界。
一番寒い時が旬の冬景色を撮ってきます。

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2018年7月 6日 (金)

まだまだ取りこぼしが多い今年前半を振り返る

 

 

 

 

ギャーッとか言いながら
ヨメサンが階下で何やら大騒ぎしている。

これだ!

 

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釣魚料理を飾るつまづま。

 

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最近は肝心の魚がないので
昨日まではいつでもちぎってくれと言わんばかりに
青々としていたパセリがこの通り一晩で見事にやられてしまった。

犯虫はあれだけのものを
どこに収めてしまったのかわからないほどの
たいして大きくもない3匹の青虫だった。

さて、お股の傷も気にならなくなり、
ようやくボートも漕げそうになったと思ったら
この風に雨。

仕方がないので暇に任せて
今年前半の釣果写真を繰ってみた。

写真がなければすっかり忘れてしまっているが
赤いのも青いのも結構釣っている。

冬は定番の福浦アマダイ

 

3cas185588s1月13日

 


昨年から少し足を延ばした結果、
伊東では珍しいアマダイ混じりの赤い魚

 

4cas185661s1月21日

 


やはり福浦でも少し足を延ばした結果、
五目漁師としては初めてのクロムツやキンメ

 

5cas186342s3月23日

 


伊東のカイワリオープン戦は
ハナダイ混じりでそこそこ

 

6cas186413s

 

4月2日




そして釣れなくてもただでは帰らないこんな釣果もあった。

 

7cas186563s4月10日

 


これが今年のカイワリ最盛期、
例年になく型は良かった。

 

8cas186632s4月23日

 


このあたりからコマセ釣りがやや面倒になり
福浦、伊東でタイラバをメインにマダイを追う。

そして、釣れたのは

 

 

 

 

 

9dsxp183771s62cm 5月1日

 

10dsxp183808s83cm 5月29日 

 

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85cm 6月14日

12dsxp183862s

 

70cm 6月14日

 

 

 


こうして釣れた時だけの写真を見ると結構釣っているが
まだまだ妄想は先走りしている。

泳がせ用のアジが釣れないこともありヒラメがいない。

巻き巻きしながらいつも頭から離れないハタもいない。

そもそも福浦で足を延ばしたのはアカムツが目的であったのに
それもいない。

東伊豆では珍しいと言われるタチウオを
一度でいいから数を揃えたい。

 

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6月9日



それに何と言っても惨敗続きで手も足も出ない観音崎。

今年は一度も行かないままシーズンが終わってしまった
春のデカアオリ

など取りこぼしも多い。

で、こんなものも揃えた。

 

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決まってクラッチの具合が悪くなってしまうD社のリール
(本当のことだからはっきり言っても問題はないだろう)を
諦めてS社のリールを物色している中で
面白い新製品を見つけた。

当初の買い替え目的から趣旨が変わってしまったが
フォールレバーという試してみたい新機能が付いている。

一投目マジックを信じてポイント点々とする
五目漁師のタイラバやジギングにはぴったりの気がしている。





次は週明けですかね。
先ずはヒラメ、マゴチ、タチウオあたりを狙ってみます。

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2017年6月30日 (金)

わかってるのかな~♬ 私のサバ好きを~♬

 

 

 

 

数日前、千葉に住む娘がネットで見つけたと
サバが大好きな私にこんなURLを送ってくれた。

早速買ってきて食べてみた。

 

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美味い!
ノルウエー産と表示がある。

回転寿司でも先ずレーンからとるのはしめ鯖の握り。
もちろん、流れていない時には真っ先に注文する。
いくつかあるお店の中でも最近のお気に入りはこれ。

 

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身厚でしっとりと脂がのっていて美味い!

定食屋でもお昼なら決まって注文するのは
鯖の味噌煮定食か

 

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焼き鯖定食と決まっている。

 

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美味い!美味い!

このうまさがあるから
(五目漁師が)釣ったサバなど食えたものではない。

釣り魚は自分が釣ったからというえこひいきを差し引いたとしても
普通は市場やスーパーで買う同じ魚に比べると
うんと美味しくて当たり前。

特にアジなどは釣った新鮮なものを一度食ってしまうと
もう買ってきたアジを刺身にしたりはしないし、
弁当屋のアジフライなど食べる気もしなくなってしまう。

ところが、(五目漁師が釣った)サバだけは
どうしてあんなにも不味いのか。

ぱっさぱっさで脂はナッシング、
甘味どころか酸っぱさすら感じてしまう。

もう降参というほど釣りの邪魔にはなっても
決して胃袋を満たしてくれることはない。

 

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君たちはどうしてもっと痛みを知らないのか、
もう二度と釣れてくるな!
と腹立たし気にリリースする。
君たちなど釣る気になれば一日一トンは堅いよ!
と悪態をついてしまう。

私のサバ嫌いや
不味いという味覚に賛同してくれる釣り師の声を聞くと、
我が意を得たりと嬉しくなってくる。

釣れるサバは不味いと最初から決めつけているわけではない。
大好きなサバだけに美味しくあって欲しい。

 

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サバタン以外になんとか活かしたいと思い、
たまにいけそうに見えるサバは今度こそはと、
持ち帰って食ってみることにしている。

確かに、ガンつけて持ち帰ったサバが
たまーにそこそこにうまいことはある。

これは今年伊東で釣ったサバ。

 

7cimg2755s

珍しく脂が滴り落ちる。
伊東では大当たりのマサバだった。

五目漁師が釣る鯖は大概がゴマサバであるが
マサバとゴマサバは簡単には見分けられない。
色やゴマ模様では判断できないことが多いので
背びれの棘の数を数えることにしている。

 

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マサバの場合は棘が9本、
ゴマサバの場合は11本が多いらしい。
(さかな大図鑑、株式会社エンターブレイン)

さて、過去の釣り魚料理の写真を見てみると
不味いまずいと言いながら結構食べている。

昔は大好きなしめ鯖もよくやったが
この歳になって病院に駆け込むのも嫌なので
最近は必ず火を通すことにしている。

焼き鯖寿司。

 

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これは行けそうだと思われる個体に会った時には
何度かやってみたが
もちろん冒頭の焼き鯖寿司には遠く及ばない。

パッサパサでも比較的美味しくいただけるのは
竜田揚げ、

 

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ぱっさぱっさ系には甘酢あんかけの竜田揚げ

 

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脂次第の味噌煮。

 

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塩焼きは一番 美味い/不味い の差が出てしまうように思う。

 

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美味しそうに見えてもパッサパサのみりん干し

 

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他にもなんとか美味しく食べる方法はないか
と色々やってはいるが、
なかなか美味しいのにはあたらない。

 

19cas168219sカレー粉焼き

 

 

 

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21cas168023s_2イタリアン風サラダ

 

 

 

前記事にも書いたように、嬉しいような悲しいような
今年は、その鯖が少しなりを潜めている。



今年の君はどうしてそんなに釣れないの~♬
わかってるのかな~♬ (ボッコ!)
私のサバ好きを~♬
パッサパサはいらないよ~♬ (ボッコ!ボッコ!)
すっぱいのもいらないよ~♬

 

 

 

 

 

あれだけ釣れる魚が美味しいとそれはそれでまた問題です。
うまくできていますね
逆に、釣れないと釣れないで寂しいですね。

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2017年1月30日 (月)

2つ覚えて3つ忘れてしまうのは・・・

 

 

 

 

“私暇なんで”、
昨日こんな受験をしてきた。

 

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どうせいつも釣り場の天気予報に釘付けになるくらいなら
一層のこと少し勉強でもしてみようかと
昨年の正月過ぎから独学を始めた。

合格率が4%と言われる難関の試験に
今回、冷やかしの第一回目の受験を体験してきた。

気象予報士になるためには
学科(一般と専門)2科目と実技の
合計3科目の試験に合格する必要がある。

今回は学科試験の準備しかしていなかったため
実技試験はほとんど白紙状態で
問題用紙だけを頂いて帰ってきた。

尤も、学科試験もまだまだ基礎的な知識さえ身についておらず
単元の合格
(合格すれば残す単元の受験の際に1年間は試験を免除される)
さえ望めるような状況ではなかったが、
資格をとって気象予報士として活躍を目指す若い人に混ざって
五目漁師と同程度と思われる爺さんの姿も
予想以上に多く見かけ元気付けられた。

ある通信講座の受講者で
24回目の受験でやっと合格したという方もいらっしゃるらしい。
ふむふむこれはライフワークとしてなかなかおもしろそうだ。

五目漁師の次回は8月、
果たして3つ覚えて2つ忘れる今の状況が
2つ覚えて3つ忘れる時は間近に迫って(既にそうかな?)
いるような気はしているが、
実技試験の合格はともかくとして
なんとか学科試験の合格までは
たどり着きたいと思っている。


さて、天気も良くなかったし、
本件の受験でさすがに間際は忙しかったために
釣りは少しご無沙汰していた。
1回我慢しただけかな?)

今、周囲から聞こえてくるのは釣れない話ばかりであるが
こんな時は海面をアメーバのように漕ぎ回り
あっちでちょい、こっちでちょいと
仕掛けやルアーを落とし海中の様子を探り、
来るシーズンのガンツケをやっておくのが良さそうだ。

今は釣れなくても釣ってみたいと思うポイント、
妄想を引き起こしてくれるポイントは
昨年もこの時期に幾つか見つけた。

昨シーズンは、地上と同様、海にも秋がなかった。

そろそろかなと思っている間に
何も釣れずに冬の海に入ってしまった。

毎年時期になると
同じものが同じところで釣れる海よりも
目まぐるしく変わってくれる海の方が寧ろ面白い。

勝手に妄想していた伊東の海底温泉が
休み始めたのかもしれない。

その結果、春にも秋にも
カイワリの姿は稀になってしまった。

もう伊東のカイワリは忘れよう。

同時に五目漁師の天敵鯖も大していなくなったし
釣りをする気さえ失せてしまうほどの
サバフグの猛威もなくなった。

しかし変わってしまった新たな海中環境の方が
好きだという別の魚がいるはずだ。

少し気が早いがどんな顔をした魚なのか
シーズンが楽しみだ。

そう言えば昨年福浦でfさんがウメイロモドキ?を釣った。

 

Mp1217s_2

 

五目漁師が南の海のダイビングでよく見た魚だ。

どこだったか忘れてしまったが
近くの海でマンボウを釣ったという話も聞いた。

カイワリの代わりにカンパチやシマアジなら歓迎だ。

少し南方系の魚が釣れるようになるのかも知れない。

ベラの代わりにナポレオンフィッシュ

 

Mp1109s_2

 

カワハギの代わりにモンガラハギ

 

Mp1196s_2

 

とか。

真冬の釣りを唯一楽しませてくれた福浦のアマダイ。
昨シーズンは期待もしないのに夏にも結構釣れた。

そのまま本格シーズンの冬に続くのかと期待していたが
逆に釣れなくなってしまった。

そして今、福浦の遊漁船ではイナダの好釣が続いているらしい。

やっぱり海が変わっている。

 

 

 

 

 

 

2016年9月 2日 (金)

何に驚いた?

(先ずは、以下台風に関する節操のない記事を書くにあたって
10号他、一連の台風で被災された方々に対しまして、
心よりお見舞い申し上げます。)



さて、手漕ぎボート釣り師にとって
台風の情報はたいへん気になる。
結果、来てしまえば1週間ほどは釣りにならなくなってしまうために
興味を持たざるを得ない。


今年は発生が少ないと言われていた台風。

しかし、ここにきて年間上陸数のつじつまを合わせるかのように
先に上陸した7号に引き続き、
9号、10号、11号と3つも同時にやってきた。

いやはや驚いた。
何に驚いた?

3つ同時に来たことに?

違う。

海水温が27、8度以上はないと発生しないといわれる台風(10号)が
日本近海で発生したことに?

違う。

じゃあ10号がとった珍しい進路に?

違う。


五目漁師が驚いた、いや大いに感心したのは
10号に対する気象庁の台風の進路予想とその結果にだ。

 

110s台風10号の進路
(気象庁のホームページの過去の台風資料
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/index.html 
2016年分より切り出したもの)



10号はそれよりも先に発生した9号と
直後に発生した11号に遠慮する(いや卑屈な行動)かのように
日本列島の南海上をゆっくりと
この時期の通常の台風の進路とは逆方向の沖縄方面に向かった。

そして、9号と11号が去る頃合いを見計らっていたかのように
Uターンすると一気に勢力を強め、
牙をむいて南の海上を今度は北東方向に進み始めた。

通常なら熱帯の海からやや西寄りに駆け上がってきた台風は
太平洋高気圧の外周に沿って
日本列島付近で東向きに進路を変更すると
列島に沿って東側に抜けて行くか、運が悪いと
列島を縦断するようなコースをとることが多いように思う。


気象庁は台風が日本列島に接近してくると
5日予報や72時間予報といった進路予報を発表するが、
時間とともに予報円が広がっていく図を見るにつけて

単に今まで辿ってきた経路から外挿しているだけじゃないの?

正直、いつもふふーんくらいの気持ちでしか見ていなかった。

しかし驚くことに、
今回はTV画面で見る進路が突然直角に
日本列島(当初は関東直撃方向)に向かって曲がった。

これには驚いた。

どうしてこの時点で
数日後に直角に曲がるなんてことが言えるの?!

このまま素直に北東方向にに進んでくれれば
日本列島から結構離れているだけに
大した被害は起こらずに済むのにわざわざ曲げるなんて。

この予報次第で到来が予想される地方では
心配は募るし
色んな対策もしないといけなくなってしまう。

全てが予報進路にかかっており、
その影響は計り知れないものがあるというのに
気象庁は10号の予報進路を日本列島に向けて曲げた。

なんという勇気だ!
なんという予想技術だ!

TVを見ながら
この台風が本当にこんなふうに曲がったら褒めてあげるよ
とヨメサンには言ったことを思い出す


結果、予想よりも少し曲がり方がなだらかになった分、
関東地方直撃ではなく
あいにく観測史上初めてという東北地方直撃になり、
わかっていてもどうすることもできない
自然の猛威を見せつけるだけ見せつけて去って行った。

本当に曲がってしまったのだ。



昔は夕焼けを見ながら(観天望気)
天に向かって投げられる下駄予報と
良い勝負をしていた天気予報の技術が
ここまで来たかとあらためて感心させられてしまった。

以前、このブログで数値予報という
スーパーコンピューターを使った手法が
天気予報では採用されていることを紹介したことがあるが
この台風の進路予想も数値予報が主体らしい。

地球全体を網羅して大気の現在の状態をデータ化し
大気の熱力学等を駆使して
10数時間後や数日後までの進路を計算した結果が
あの直角に曲がる進路だったということになる。

凄いねー! 大したものだ。


さて、凄いと言えば先日大津で釣ったサバ。

 

2cas168145s

サバ大好き人間の五目漁師は
普段伊東や福浦で釣ったサバを食べることはない。
私的には美味しくないから。もちろんたまに当たりはあるが。)

果たして東京湾のサバはどうだろうか、
普段から大津や観音崎で釣る皆さんが
美味しい美味しいと絶賛しているので
さすがにここで美味しくないとは言えないが。

で、先ずは包丁を入れてみた。
うーん、一目でいつものサバとは違うことがわかる。
(写真がないのが残念だが)
身がしっとりと、なんというか赤くなくてくすんだ肌色。

この時点で実に美味そうだなと元気が出てくる。

早速、焼き鯖寿司でいただくために焼いてみることにした。

案の定、皮の下からフツフツと脂が表面に浮き出し
グリルの受け皿に滴り落ちる。

 

3cas168183s

因みに、これは以前東伊豆で釣ったサバ。

 

Dscp137675s

なんとかおいしくいただこうとし味醂干しにしてみたが
この通りパッサパサのサバで
ヨメサンが受け皿の掃除が楽でいいわと笑い飛ばした。

今回2尾だけ持ち帰ったが、
美味しいサバ料理を堪能した。

焼き鯖寿司(余熱とり中)

 

4cas168185s

イタリアンサラダ風

 

5cas168214s

カレー粉焼き

 

6cas168224s

竜田揚げは少し飽き気味なので甘酢あんかけをかけてみた。

 

7cas168236s






気象庁の天気予報って凄いと思いませんか。
見えない大気の動きを予想する技術。

海中の見えない魚の動きをイメージするスキル。
これもなかなか奥深いですが、
天気予報と違って、真実がわからないのがミソですね。

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2016年6月22日 (水)

釣ったサバが美味しかったなんて珍しい

先日の伊東釣行では
天敵サバ野郎に遊ばれてしまった。

下手くそにも、コマセ釣りでは
狙いのカイワリは釣れずにサバばかり。

五目漁師は
なんとか釣れないように、釣れないように
と手を尽くしたにも関わらず釣れてしまった魚は
負の釣果として
その日の釣果には入れないことにしている。

そんな魚はサバとソーダくらいだが
彼らにはもう痛い目には合わせたくないので
二度と戻ってくるな!
海の中の家族や仲間にもよく伝えておけ!
と言ってリリースする。
(個体は違うにしろ、何度も何度も掛かって来ると
あまりの鬱陶しさに一々言い聞かさずに
天に向けて放り投げることもあるが。)

今回はサバタン用に3尾だけ
準備してきたスーパーのビニール袋に入れて
他の魚とは区別して持ち帰った。

 

Cas167320s(サバタン用に持ち帰ったマサバ、39cm41cm


で、自宅で短冊にして塩漬け冷凍保存にしようと
捌きかけたところ
いつもと違う身の色に気づいた。

特に腹身側などはしっとりとくすんだ肌色に脂ののりを感じる。
気のせいか、包丁の滑り心地も違い、
ヌーっと脂につかまるような感触。

ひょっとしたらこれはいけるかもしれないぞ!

そこで、急遽予定を変更して
一番小振りの一尾だけを短冊にし、

 

Cas167382s塩漬け冷凍後に撮影したサバタン


あとの2尾を食べてみることにした。
(食べるつもりはなかってもサバとソーダを持ち帰る時には
多量の生ごみが発生することを避けるために
エラと腸は現地で処分してくるので新鮮さは保たれている)

このブログでも何度か書いているが、
五目漁師はサバが大好き。

回転寿司では必ずしめ鯖の握りをとるし、
定食屋ではサバの塩焼定食や
味噌煮定食をお決まりで注文する。
安いし、美味い。
(特にやよい軒の~サバ定食などがお気に入り)

ところで、釣った魚は美味いのが当たり前とは言え、
サバだけはそうではない。

マダイもアジもカワハギも
釣った時期や場所によって、
あるいは個体によってハズレの場合はもちろんある。

しかし、何回かトライしたがサバにはいつも裏切られている。
(わかりやすく言うと、やよい軒のサバの旨さからは遥かにかけ離れている)

果たして今回のはどうであろうか?!

サバとくれば、
先ず外せないのは味噌煮、

 

Cas167379s

そして塩焼は以前ワラサで成功したので
塩麹に漬けてから焼いてみた。

 

Cas167369s(よく焦げる分だけ塩麹漬けは失敗だった)


塩麹は揚げ物にも良いと聞いたので
竜田揚げもそのままのものと
塩麹漬け版の両方をやって比べてみた。

 

Cas167364sそのまま版

 

Cas167362s塩麹漬け版



塩焼は今ひとつではあったが
味噌煮、竜田揚げは何れも美味しい。

このサバなら2本までは食用に歓迎。

東伊豆で釣ったサバが美味しかったなんて珍しい。




サバタンの写真の色からも脂のりのりの様子ははうかがえます。
これで久しぶりに中深場の魚を狙うのが楽しみです。

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2015年5月13日 (水)

オニカサゴの年輪を味わう

先の川奈釣行でオニカサゴ(2536cm)を釣ってきた。

 

Cas152447s

オニカサゴ(関東ではイズカサゴのことをこう呼ぶ)は
ボートで釣れる魚の中では
最も貴重な魚、高価な魚、美味い魚の一つとも言われる。

どうやら1年にたったの1cmしか大きくならないとか、
どこかの海で40数歳の個体が確認されたとか・・・

要するに成長が遅いことが
貴重な魚云々の謂れなのだろう。

釣ったアジやカイワリを捌くと
いつも彼らの胃袋は破裂しそうなまでにパンパン。
欲張って食ったアミコマセが透けて見える。

それとは違い、オニカサゴの胃袋は
鰓と一緒に引き出すには無理があるほど
しっかりと口奥に固定され強固で分厚い。

なのに、出刃を入れ切り開いてみると
中は空っぽのことが多い。

たまーに餌食となった小ガニなどを見つけることがあるが、
きっとご本人の動きが鈍いことも災いし、
深くて冷たい海底で
やっと捕らえた僅かな食い物を
大事に大事にしっかりと消化するための胃袋なのであろう。

その胃袋さえも珍味として
釣り師には嬉しい食材ではあるが、
こんなに少食じゃ成長のしようもないわな!

さて、美味しい魚と言われる一方で、
この魚を釣るといつもどう料理するか迷ってしまう。

なんとなく恐れ多くて
安易に簡単な塩焼きや煮付けにするわけにもいかず、
かと言って刺し身(薄造り)はどちらかというと
しわしわの年輪の渋さを感じてしまう珍味の部類だと思っているので
少しならいいが全てを生で食うわけにもいかない。

以前、面倒だったので
そのまんま姿の唐揚げにしたところ、
ありゃ唐揚げにしちゃいましたか!?
と不審に思われたことがある。

対局の消費者であるヨメサンに相談すると
日干しとかみりん干しはどう?
一層のこと薩摩揚げ蒲鉾はどう?

珍しいよ!と茶化してくる。

うーん、難しい。
で結局、型の良い一尾は定番のしゃぶしゃぶに、
残り2尾はカサゴ系のお魚が良く似合うという根拠で
思い切ってアクアパッツァにすることで落ち着いた。

しゃぶしゃぶといっても
オニカサゴで一番美味いカマなども一緒に味わいたいので
アラで出汁をとりながら水炊き風にいただくことにした。

 

Cas152466s

おっと、いきなり大舞台に引きずり出して申し訳ないが
ついでに釣れてしまったカレイも一緒にいただくことにする。

 

Cas152480s

勿論、この後に続く雑炊も楽しみにしている。

うーん、美味い。
甘くて締りのある身は
正に年輪が増す毎に
エッセンスが固められてきた結果に違いない。

味のことはとやかく言わない五目漁師も
さすがにここで比較されるカレイには
水っぽさを感じてしまう。

そして例の胃袋は少し茹でてをキモで和えた。

 

Cas152490s

箸休めには格好の逸品。
ヨメサンはこういうものには手を出さないので独り占め。

これはあくる日のアクアパッツァ。

 

Cas152498s

折角なのでできるだけ豪勢にと思い
アサリの他にも色々入れてみたら
ごちゃごちゃのお祭りのようになってしまった。




皆さんどんなふうに食べてらっしゃいますか?
教えてください!


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