アカムツ三昧
もう退職して10年になる。
会社人間から自由人になると、先ず曜日に関心がなくなる、日にちが思い出せなくなる。
さすがに一生変わらない誕生日は忘れないが何回目の誕生日かは忘れがちで、最近では事ある毎に年齢はヨメサンに確認している。
こんな半ボケの他人の誕生日を覚えてくれていた仲間の奥様からこんな誕生日プレゼントをいただいた。
日焼けした顔や腕を拭いたりすると直ぐに真っ黒に汚れてしまいそうなので当面は飾っておこうとしたが、釣りの時に漁師風に首に巻いたりねじりはちまきに、海からあがってきて貧果が恥ずかしい時にはほっかむりにも使って下さいとのこと。
大事に使わせていただきます。
さて、今回はアカムツ三昧の記事。
また1週間の唄にしようとしたが、あれも結構字数合わせなどが面倒だし、数的に1週間分では足らないので前出も含めて順に記録することにした。
因みに、釣った6尾の内、今日現在で1尾の半身だけが冷凍庫に残っている。
先ずこの時使った餌だが、最近は伊東ではめっきりサバが釣れなくなってしまい、前回は数軒のスーパーを探してやっと、今回はどこでも見つからず結局ノルウエー産の塩サバを使った。
さすがに脂がのって美味しそう、自分で食べたくなったが泣く泣く皮を残して薄くタンザクにした。
これにホタルイカを抱かせて餌にするが、たくさんできたので同行者のまっくさんにもこれを使って頂いたが、双方共に、今回の釣果はこれが効いたのかもしれない。
さて、以前は一番新鮮な状態で、釣った日に刺身でいただくことが多かったが、最近は自宅に戻ってもまだ体がゆらゆらと揺れて疲れ切っているので余り面倒な料理はしたくない。
そこで比較的小型だった2尾を煮付けにした。
アカムツもクロムツも火を通した方が我が家では人気があるが、やっぱり刺身を欠かすわけにはいかない。
あくる日に、姿造り。
いつもは脂がのっていながら少し水臭いなと思うことがあったが、今回はサイズがあったせいか、正に鮪のトロ感でいただいた。
いいとこ取りした柵の残りや刺身の残りは次の日に一人しゃぶしゃぶでいただき、
更に、濃厚な出汁で雑炊をいただいた。
これが、他の魚でやったのとは一番差が出た逸品だったような気がする。
一緒に釣れたシロムツはバジル風味のカルパッチョに。
アカムツは和風ムニエルに。
濃厚なアカムツにさっぱりした大根おろしがよく合う。
番外でオキギスの薩摩揚げ。
今回はつなぎに初めてお豆腐を混ぜ込んでみたところ、味に滑らかさが出て良かった。
量も増えてこの4、5倍くらいは出来あがったが、ヨメサンの特にお気に入りで直ぐに完食。
オキギスはスミヤキと同様に細い骨が皮側から出ているために3枚おろしのままでは食べにくいが、一手間掛ければ特上の薩摩揚げになる。
大きさ的にカマ焼きにするほどでもなかったアカムツの頭部は、切り身と一緒に蕪蒸しに。
頭部以外のアラは潮汁に。
一夜干ししたアカムツを焼いていただこうとしたが、これだけ厚みがあると我が家のグリルではうまく焼けないので、お好み焼きや焼きそばに使っているホットプレートで野菜と一緒に焼いてみた。
ここまでは日をあけずに連続していただいたが、冷凍していた分を他日解凍してねぎ蒸しに。
皿にはないが、蒸す時にネギの青い部分と一緒に蒸している。
さて、五目漁師は料理の美味い不味いに関しては、好み次第なので普段から余り言わないことにしているが、今回のアカムツは生ではトロ感、熱を通すとふっくら感が半端なく美味しかった。
ただ、ヨメサンの方は普段からこってりしたもの(鮪のトロや豚や鳥の脂身など)は好きではないので一番美味しい皮目は避けて食べておりアカムツのお値打ちは半分しかないようだ。
また欲しくなってきましたが、この後はまた雨模様が多いですね。
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