HONDEX魚探(PS-611CNⅡ)の取り付け
ほぼ10年間使ってきたLowrance魚探(Elete-4HDI)が年末に突然壊れてしまった。
仲間からのアドバイスも参考にして次機種は標題のものにした。
蓋をパコッと開ければその蓋が台座に早変わりしクーラボックスなどの上に置くだけで設置完了。
と思ったがそんなに甘くはない。
このままだと釣ったカイワリをクーラーボックスの蓋を開けて放り込む度に、魚探はズルズルッと後方に滑り落ちてしまう。
そう言えばLowranceを買った時もボート内での置き場所に苦労したことを思い出す。
色々試行錯誤したが最終的にはこの様に収まり今まで快適に使ってきた。
クーラーボックス上に単に乗せる問題は滑り落ちるだけではない。
Lowranceに比べて文字は小さく、航跡や方向指示などの線が細いためにいよいよ真面目に見る時にはボートのベンチからヨイショと降りて膝をついて前かがみで覗き込むことになる。
情報量が多いのは良いが、なかなかもって年寄りには厳しい画面だ。
たまたま同じエリアでの航跡表示が残っていたので両者の表示を比べてみた。
Lowranceの見やすさが一目瞭然だ。
左:Lowrance(Elete-4HDI)
右:HONDEXの(PS-611CNⅡ
(ピンクまたは赤黒い線が航跡表示。LowranceはSDカードに保存されたデジタルデータから再生したもの、HONDEXはデータ保存がされないために画面をカメラで撮ったもの。)
五目漁師の流し釣りは航跡表示が命。
若い人には難なく見えても、既に近眼も老眼も越えてしまった年寄りにはちょっと、、、。
そこで、先ずは画面が少しでも近くなるように思いっきり前のめりに突き出して取り付けてみた。
サーカスでも見ているような感じでなかなかスリルがあるが、これでクーラーボックスの蓋を開けても後方に滑り落ちることはないし、逆に波で前方が低くなっても決し前方にて落ちることはないように工夫はしている。
ただ、これでもボートのベンチに座ったままではまだ見るに遠く、手も足も短い五目漁師では折角便利になったボタン操作にも苦労する。
困った、更に改善が必要だな。
どうしよう。
あれやこれやと考えながらネットをチェックしているとこんないいものがあることを知った。
本体を100円単位で安いところを探し、安い方法で買った割には少しお高いと思いつつも早速ポチってみた。
販売元は、同魚探のリチウム電池と同じBMO JAPAN。
どうやら、主にカヤックなどに魚探を取り付けることをターゲットにしているようだ。
レンタルの手漕ぎボートに固定的な艤装はできないためにやはり設置場所はクーラーボックスの上しかない。
そこで部屋の中にクーラ―ボックスとボートのベンチと同じ高さの踏み台を持ち込み、釣りの合間に現地で計ってきた位置関係や漕いだ時のオールの手元側とのクリアランスなどを考慮しながら取り付け位置を決めた。
出来上がったのがこれ。
釣り座の正面にもってきたことと、マウントの腕を前に突きだすことでかなり近くなった。
元々、垂直方向の角度は本体横の手回しネジを緩めて変えられるようになってはいたが締め具合が良くなかった。
この架台はボールマウントで方向は自在に変えられるのでこの際、ダサい蓋は取り外して自作したアルミのL金具で取り付けたことですっきりもした。
遮光フードを付ける際には目線の方向に回転させればフードで視野が狭まるのを防ぐこともできる。
もちろんクーラーボックスの開閉でもしっかりと固定されている。
頑丈でずしりと重たいが、行き帰りはマウントベースだけをクーラーボックス側に残してこんな風にバラしてタックルボックスに入れて運ぶことになる。
やや大げさになってしまったが目いっぱい近づけることはできたし、しっかり固定もできたのでこれでなんとかなりそうだ。
取り付けで一番苦労したのは厚みが4cmほどもあるクーラーボックスの蓋に垂直に穴をあけることでした。
ネットで調べて簡単なジグを作ってやってみましたが、それでもかなりいい加減になってしまいました。
結果、蓋の裏側に飛び出てくるビスの位置関係は公称値からずれてしまい、それを受けるアルミ板の穴位置を現物合わせするのも難しかったです。(写真、下から2番目)
欲しいものがあれば、考えながらゴソゴソやるのが嫌いではないのですが、アイデアにしても工作の仕方にしてもやったことがそのまま活かせるチャンスが2度とないのが素人のもの作りですね。
手元にノートは残していますが。
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