フグフグフグの中でなんとかカイワリ
昨日(11月16日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
フグの猛攻が続く中で数日前にカイワリを好釣した人がいる。
うーむ、いつものことではあるがこの釣り師は凄い。
あのフグの猛攻の中で・・・
うなりながら次の日にオヤジさんに電話をして当時の様子(ポイントや釣り方など)を聴く。
五目漁師は前回の釣りも挑戦と言いながら結局途中でタイラバに逃げてしまいどっちつかずの貧果に終わっている。
あのフグである限り奴らから逃げる方法はない。
一方、カイワリを掛けること自体は決して難しくない。
食いっ気がある時なら仕掛けを落としさえすればいとも簡単に釣れてしまう魚だ。
要は、フグのお留守とカイワリの食いっ気、そんなチャンスタイムを1日の殆どの時間をフグを相手にしながら待てるかどうかに勝負はかかっている。
よしっ! とことんやってやろうじゃないか。
先ずは仕掛け、替え針をふんだんに準備する。
これは今回の新兵器。
エダスを出す多点仕掛けはエダスが短い(せいぜい15cm)ために奴らにプチッとやられると針の結び直しが難しい。
そこでこんなものを準備してみた。
カワハギ釣りなどでよくやる方法であるが、いつもはエイトノットで出しているエダス部分を回転ビーズに替えて、やられたらエダスごと交換する作戦だ。
ウイリーに簡単に騙されるカイワリと違って、やつらは実餌とウイリーを並べると必ず実餌に先に飛びついてくる。
そこで、少しでもカイワリ確率を上げるために今回はウイりーの替えエダスを準備した。
先針は幹糸をいつもよりも長めにしておけば何度かは結び直しができる。
その他にもありったけの仕掛けを持参して今回はとことん粘ってやろう。
結果的にはそれでも持参した仕掛けや針が終盤にはなくなってしまい最後にはボート上に散らかった仕掛けの切れ端を集めて繋ぎ合わすなど四苦八苦を強いられた。
自宅に戻って盗られた針数を数えてみるとなんと51本にもなってしまったことが分かった。
使い切った自作仕掛け。
この他に市販のウイリー仕掛けを4セット、追加針を10本、追加エダス12本を使い切った。
なんとか釣果は上げられたがこんな釣りは2度とやりたくない。
もう少し賢い釣りにしたい。
さて、天気予報では日和が良いせいか正面沖のカイワリポイントには平日にしては多くのボートが既に入っている。
五目漁師はオヤジさんに聴いた好釣果の話を参考にいつもより少し手前にアンカリングする。
先ずは、海中の様子見のため2本針吹き流し仕掛けにオキアミを付けて投入する。
シーン。
期待のフグは居ないようだ。
もちろんカイワリも。
仕掛けには餌が付いたまま上がってくる。
これならマダイ狙いのロングハリス仕掛けも出せそうなので反対舷側から出す。
開始から10分間は拍子抜けの平和が続いたが、やがてその時がやって来た。
反応がないので仕掛けをあげてみると2本共針がない。
やばい、続けてロングハリス仕掛けを上げるとこちらも既に針がない。
そこで、早速とっておきの回転ビーズを使ったエダス自在交換のウイリー仕掛けに替える。
餌を付ける先針は空針のままにしておく。
この仕掛けなかなか良いではないか。
次々におとなしのまま切られたり、掛かって暴れるフグを抑えきれずに切られたりするエダスをどんどんと交換していく。
ビーズの穴に3号ハリスのエダスを通すのに目を凝らしながら少し苦労するが通した後はエイトノットで済むので針結びに比べると随分簡単だ。
シャクリを少し早めにしたりストロークを短くしたり逆に長くしたりしながら少しでもフグの掛かりが少ない(カイワリの)誘いはないものかと試行錯誤するが狂暴が売りの奴らにそんなものがあるわけがない。
どうやら奴らの一番の興味は単体で海中に浮かぶオキアミや疑似オキアミのウイーリーなどケチなものではなく食い物がいっぱい詰まったビシかごにあるようだ。
海底ではかごに詰まったアミエビをゴンゴンと叩き出すか、チュウチュウと吸い出しているのであろうか、穂先が揺れるので掛けにいくが空を切るばかりで決して針掛かりはしない。
仕掛けを巻き上げる時にはビシを叩いたり引っ張ったりしながら群れになって浮いてくる。
更に、ビシが水面上に上がるやグチュグチュと外気を吸い込みながらビシに飛びついてくる。
いつもならこんな状況を見てしまうとさっさと逃げることにしているが今日は覚悟しているので盗られた針を平然と(嘘)チェックしてどんどん付け直していく。
たまに掛かるカイワリはうかうかしているとこんなふうに食いちぎられてしまう。
時にはクッションゴムを切られることも。
これは被害としては大したことはないが、リーダーを切られると被害は大きい。
前回切り捨てられた愛用の天秤(夢の天秤)とビシを
昨日補給したところなのに今回もまたやられてしまった。
プチッ!のひと切りで損害額は約4000円
昼を過ぎたころには海面下にソウダが回遊してくる。
幸か不幸か、今度は仕掛けがフグの待つ層まで落ちて行かない。
海面下にソウダ、海底にはフグが待ち構えているのがわかっているこんな時には仕掛けは入れないでしばらく海中が静まるのを待つ。
こんなふうに覚悟を決めて1日やっているとフグがお留守の短い時合いが何度かあったが、そんな時にはカイワリ(最大28cm)だけでなくオオアジ(46cm)やイトヨリも釣れてくる。
フグさえいなければ普通に魚は良く釣れる。
で、今日の釣果はこれ。
にっくきフグ対策や処置に追われて楽しく釣った気分にはなれなかったが終わってみるとそれなりに釣れているので寧ろ驚く。
そして、浜に上がると、なんといつも記事にコメントを下さるまっくさんではないか!
お互い直ぐ近くで釣っていたのに全く気が付かなかった。
そのまっくさんの釣果はこれ。
(オーシャン釣具の釣果ブログからコピー&ペースト)
ご本人はカイワリ狙いっだったのにと残念そうだったが、なんと魚種が豊富なこと。
同じエリアで釣っていながらアカタチ、ヤガラ、ハナダイ、イナダ、そして最大級(50cm)のオオアジ・・・と創意工夫釣り師のまっくさんらしい釣果に驚かされる。
途中でお茶、
帰りが少し遅くなったのでその日は野菜たっぷりの漬けソウダとカイワリの唐揚げサラダで簡単に済ます。
次の日の夕食に一番大きなカイワリと大アジを刺身でいただく。
大アジはの残りは南蛮漬けに。
カイワリの型は良くなりました。水温の低下と共に、今後はフグが居ない日もたまにあるかもしれません。秋のカイワリシーズンは短いと思いますのでボート店の釣果ブログは日々チェックですね。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村
最近のコメント