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カテゴリー「<!ー210タックル(リール)ー>」の記事

2022年5月 5日 (木)

炎月プレミアムのオーバーホール




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ENGETSU PREMIUM 150HG


シマノのカウンター付き両軸リール、炎月プレミアムを同社カスタマーセンターのオーバーホールに出してみた。

タイラバは基本底どりから10m位をターゲットにして巻き上げるので、カウンターが付いていないオシアコンクエストを使っている。

一方、ジギングでは魚探に映る中層の魚(青ものやタチウオ)をピンポイントで狙うこともあるのでカウンター付きの本機を使っている。

実は、このリールは買って1度使った時からハンドル回転でゴリ感がするなど調子が悪く、直ぐにクレーム処理で修理したが、その後もゴリ感は残り、巻きも重い感じがして気に入らなかった。

そうそう、その時の修理報告書の最後に書かれたセリフが素晴らしかった。
以下当時の報告書の文面よりコピー。 
*この商品は完全防水ではありません。またギア類・ベアリング等は消耗品となっております。使用回数には関係なく、お使い状況にもよりますが、浸水・過負荷等により不具合が進行する場合がございます。

当たり前で常識的なご注意だが、ひねくれ者の五目漁師は私がこのリールを潮漬けにしたとでも言いたいのだろうか? 
私が地球を釣ったことにも気付かずにこのリールで強引に巻き上げようとしたとでも言いたいのだろうか? 
と無料でクレームに応じて頂いた感謝の念はこの3行で吹き飛んでしまったことを覚えている。

以後、メーカ修理は当てにせず自分でオイルやグリスを注油したりベアリングを交換したりして改善を図ったが、さすがに素人では更に悪くはなっても良くなることはなかった。
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ハンドルの回転毎にゴリ感があるのでクレーム処理でも交換されてきたメインギア(DRIVE GEAR)とPINION GEARをもう一度交換してみようと思ったがパーツ代も結構高いので、一層のこと始めてオーバーホールに出してみることにした。

調べてみるとシマノのリールのオーバーホールは2021年8月2日にコース名称、内容及び料金体系が見直されている。
以前のものを知らないのでどう変更になったのかはわからないが体系が非常にわかりやすく、これなら一度試しに出してみようという気になった。

両軸リールの場合はスタンダードコース(工賃:3960円)とフルメンテナンスコース(工賃:4510円)があり、前者は特に悪いところはないが分解洗浄と新たなグリスアップをやって所謂、元気回復、もしくは好調の持続を狙うもの、後者は摩耗したり腐食したパーツの交換を含むコースとなっている。

五目漁師のケースでは、後者を依頼することになり、当然のことながら交換パーツの料金が工賃に上乗せされるが、パーツ料金の上限金額が16500円と決まっているのが明快で良い。
恐らくこれ以上の交換が必要な場合にはもうお手上げ、修理不可能と捉えるべきで、新品に近くなるほど限りなくパーツを交換してもこれ以上費用がかかることはないのでご安心下さいという意味では決してない。

何れにしても、買った時に3万円ちょいだったリールに、下手すると最大で2万円以上のオーバーホールになってしまうが、それでも新品を買うよりは安いので、どこまで蘇るものなのか一度試してみることにした。

先ずは買った店ではないが自宅から一番近い釣具店に持ち込むと快く預かってくれた。
ここら辺はメーカーとの取り決めでうまくできているようだ。

お店では症状や具合の悪いところを聞かれたが、予め不具合の状況を記したメモを作成して持って行ったので合わせ預けた。

要する期間は通常1ヶ月前後と言われたが、代替のリールがない場合には、この間釣りができなく困ってしまう。
今回の場合は4月4日に預けて、戻ってきたのは同26日だった。

これはオーバーホールされた現品に添付されてきた報告書。
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今回は、先の依頼者をムカつかせるだけしかないくだらない注意書きはない。

そして、取り外して新しいものに交換されたパーツ類も戻ってきた。
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五目漁師が交換しようとしたパーツ以外にも何点か交換されておりパーツ代が全部で7200円、これが前記の工賃に加わってトータルで12100円(税込み)であった。

これで完全復帰であれば文句は言うまい。

さて、肝心の出来栄えはどうだろう。
お店でも受け取り時に一応確認はしたが、自宅で回してみると見違えるように気持ちよく回ってくれる。
素晴らしい!
新品の時から具合が悪かっただけに、明らかにその時よりもよい感じがする。

クレームで嫌々の修理と言い値の料金を払っての修理では力の入れようが違うのだろうか、と勘繰りたくなるほど出来栄えに差があるような気がする。

で、最近、網代の定置網に大漁のヒラマサが入ったと聞いている。
これで釣ってやろうではないか!


負荷をかけて使ってみるまでは本当に大丈夫かどうかは分かりませんが、今のところはここまで良くなるのかとびっくりしています。プロの仕業ですね。この際、長年オーバーホール無しで使っているオシアコンクエストも出してみようかなと思っているくらいです。

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2021年6月19日 (土)

PEラインの信頼性(品質)を考える



昔に比べるとPEラインは随分と安くなった。
今では日本製でも100m巻きが
1000円そこそこで買える商品も
少なくはない。

エギングやタイラバ、ライトジギングなら
普通は150~200mもあれば十分なので
市販品はせいぜい
300m巻き程度までのものが多い。

しかし、五目漁師が最近やる
中深場の釣りとなると
最低でも500mは巻いておきたい。

こうなると
海外製(輸入品)になることが多いが、
嬉しいことに長いし安いしで
500m巻き1500円程度のものさえある。

これらの中には強度を保つために
同じ号数の他のものに比べて
少し太めのものとか、
色落ちが激しいものもあるようだが
1号以下の細いラインを使う
タイラバやスロージギングでは
やはり強度が一番気になる。

五目漁師の場合には
中深場の釣りでさえ1.5号なので
同様のことが言える。

先日の中深場釣りで一向にアタリがないために
フーラフーラと暇つぶしがてら
ゆっくりと誘いをかけている時だった。

突然120号の錘を支えている穂先が
跳ね上がった。

何っ?
不意のライン切れだ。

上げてみると
出ていたライン300mほどの
中間あたりで切れていた。

コマセ釣りでもフグやウスバハギに
ビシに近いところや
逆に海面に近いところを
プチンとやられることはたまにあるが
中深場のしかも真ん中あたりを
切っていく??? 
それはないだろう。

多分、犯人はライン自身だと思っている。

中深場(水深200~300m)の釣りでは
最低でも500mは巻いておきたい。

安くなったとはいえ
国産品なら4000円近くはするために
先の安い輸入品を使うことが多い。

しかしこれを機に
あまり気にしていなかったPEラインの
信頼性とは何たるやと考えてみた。

例えばスーパーでパックや箱入りの
イチゴやサクランボを買ったとしよう。
(五目漁師は果物が大好きなので
たまに箱買いすることもある)

特価で安かったので買ったよ!
自宅に持ち帰り食べ始めると
たまに傷んでいるものが見つかる。

安かったから仕方ないね。
とブツブツ言いながら
傷んだものはいくつか捨てたが
腹いっぱい食ったので文句は言わない。

これが500mのラインだったらどうだろう。

プチッ!

ラインの何100mかと
結構お高い120号の錘と
ヨリトリリングとはさようなら、
おまけに魚を掛けて巻き上げの途中なら
それこそ買えば
1尾がラインよりもお高いかもしれない
アカムツまで逃してしまうことになる。
リール側に残った中途半端なラインも
多分新しいものと交換になるだろう。

つまり傷んだものだけを
捨てればよいイチゴと違って
500mの中で
1cmでも、いや1mmでも不良があれば
不良か所だけでなく
500m全部がこの瞬間に無駄になってしまう
しかも他のものも巻き添えにして。

イチゴで言うなら、
もし1つでも傷んでいたら
ワンパック、あるいはひと箱全部を
捨ててしまうのと同じことだ。

そうであれば
いくら特価でも買わないわな。

ラインの品質とは
こんなものではないだろうか。

実は、この時のラインは
2度目の使用だったが8本撚り1.5号、
500m巻きだった。

8本撚りを使うのは初めてで、
撚りが細かいだけに
目で見ても指にそらせてみても
まるでプラスチックのようにツルツルで
一見素晴らしいと思った。

ただ、リサイクラーを使って
リールに巻き取る中で
10m毎の色分けが一か所だったが
6m辺りで別の色に変わったり、
何か所か粒状の塊が付着しているような
部分があるのには気付いていたが
リールにはカウンターが付いているし
大物を釣るわけではないので
強度に影響がなければ、
安いんだから仕方がないと見過ごしていた。

しかし、現場で痛い目にあったので
自宅に戻ってから
リール側に残ったラインを
ゆっくりとリサイクラーで巻き取りながら
調べて行くと
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写真のように毛羽だった部分とか
ざらついた部分が何か所か見つかった。

これがもし強度に影響しているとすると
この内の一か所のために
ラインの全てが何の価値もなくなってしまう。

と考えれば正に安物買いの銭失い、
アカムツ失いだろう。

そこで、今回はmade in Japan
YGKの4本撚り、
1.5号、600mを奮発した。
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今まで使ってきたPEに比べると
PEにしてピンと張りがあり扱いやすそうだ。

ただ、残念ながら
先の8本撚りに比べると少し太いようで
予定していた600mを
巻くことはできなかったが
果たしてどんなものなのか
先ずは使ってみよう。
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さて、ついでになるが、
PEの巻き直しの機会に
五目漁師の唯一の電動リール、
シマノFM-800の清掃と注油をしてみようと
初めてカバーを開けてみた。
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中深場の釣りでしか使わないが
買ってから3、4年にはなるので
相当汚れているだろうと
手ぐすね引いて開けたところ
この通りまだピッカピカ。

結局、何もせずに慌てて元に戻した。


当たり前ですがライン(道糸用)は
長ければ長いほど要注意ですね。
長い長いラインの中でたった一か所不具合があれば
残りの部分がいくら立派でもそれでおしまいです。
フックやスイベルなどは100個単位とか
50個単位のものを買うことがよくありますが、
こういったものと違って
ラインには特別の信頼性が要求されますね。

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2020年6月27日 (土)

いろいろ

外出自粛で暇だったわけではなく、
いつでも暇な五目漁師は、
幸いにして
自分の手を動かすのが嫌いではない。

釣りの仕掛けは殆ど全てを自作しているし、
+αの工夫や継ぎ足しも
大概は自分でやることにしている。

最近は餌釣りよりも頻度が増えてきたタイラバ
根に掛けてしまうヘッドの消耗も
あるにはあるが、
フグに狙われたが最後の
ラバー部の消耗はその比ではない。
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一瞬にして
丸裸にされたタイラバが
上がってきた時には
間抜け顔だけでは済まない。

市販のラバー部は結構お高い。
そこで始めたのがラバー部の自作。

ネットを検索すると出てくる出てくる。
なんだ、皆さん作っていたのか。

スカート素材は
まさか自作というわけにはいかないので
ネットで買うが、
これ全部で500円程度。
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左はメーカー純正

一年分はありそうだ。

ネクタイは
ゴム風船から切り出す人もおられるようだが
五目漁師は100円ショップのこんなもの
(シリコン素材のキッチンマット)に
適当な型紙を当てて切り出す。
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一枚で50本近くもネクタイがとれるし、
色んな形のネクタイを作る楽しみもある。
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もうフグなどちっとも怖くはない。
どんどん食べて下痢にでも便秘にでも
なってしまえばよい。


シーズンが短いので
今年も結局一度しか参戦できなかった
オオモリボートのカマスからの大ヒラメ狙い。

カマス釣り用の
バイブレーションジグやミノージグ、
これも結構お高いが
ネットで買うとびっくり安い。

魚から見て何が違うのかわからないが
釣り具屋で買えば2つ分ほどの値段で
これだけ買えてしまった。
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スピンテールが効果的と聞いているので
こんな風に取り付けてこれでOK。
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残念ながら
カマスは既に終盤戦に入ったようなので
お試しは来シーズン待ちになってしまいそうだ。


今年久しぶりにムギイカをやってみようとして
スッテを買いに行くと目ん玉が飛び出る。

なんと一昔前の2倍くらいも
お値段が上がっている。
というか、それなりに釣り師目線の
物(ぶつ)が良くなったようだ。

ひねくれものの五目漁師でさえ
いかにも釣れそうに思える。

昔のオッパイスッテと違って
透明のスッテの内側に
どろどろしたオイル状のものがうごめいていたり
気泡が封じ込められていたりと
なかなか手が込んでいる。

こんなものはさすがに真似られないが
もう一種類、
寧ろこちらが主流かもしれない方は
昔からある緑や赤や白の布巻きや糸巻きタイプ

これなら作れそうだぞ。

そこで、スッテの代わりに
緑と赤のセキ糸を買って帰る。

捨てずにおいていた
破れかけたオッパイスッテの
ストッキングを剥がして
こんな風にセキ糸を巻いていくと出来上がり。
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さて、最後はシマノの両軸リール
炎月プレミアムのメンテというか修理。

このリール、当りが悪かったようで
買った時から調子が良くなかった。

今回は
ドライブギア軸の回転にゴリ感があるので
一点集中でここを調査する。

実は、先日既に一度トライしている。

その時はドライブギア軸を外そうとして
これを止めている固定板のネジ2本を外したが
肝心の軸が外れない。
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これ以上力づくでやると壊してしまうかも、
と一旦諦めて戻した経緯がある。

その後ネットを調べてみると
分解記事が見つかったので
コメント欄でお尋ねしたところ、
多分汚れのせいで固着しているだけでしょう、
特別な仕掛けはありませんから
強引に引き抜いて下さいと教えていただく。
(若様どうもありがとうございました)

今回はそこからのスタートだ。

そうとわかればこっちのもの。
引っ張っただけでは抜けなかったが
少し横に揺らしながら引っ張りやっと抜けた。
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見事に錆が回り、
ベアリングはゴロゴロしている。

こんな塩水を溜める構造だから
サビるに決まっている。
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洗浄しても良くならないので
ベアリングを交換する。
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新しいベアリングは脱脂してから新たに注油する

どうせまた直ぐにサビることは分かっているが
お安くはないリールなのだから
もう少しなんとかならないものかね。


さて、ついでに先日の釣魚料理の続き。

真鯛のカマの塩焼き。
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ヨメサンはお茶漬けのお供に、

五目漁師は押しずしののお供に。
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この押しずしは失敗。
実は木の芽はすし飯と鯛の間に挟むつもりが
間違って上にのせてしまった。

最近こういう間違いがやたらと多くなったが
こっちの方が色合いは良かったかな。
味は変わらないし。

レンコダイの潮汁。
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そして、最近では我が家定番のパエリア。
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真鯛と野菜の天ぷら。
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マダイのアラ煮。
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さて、天気予報をチェックすると
さすがに雨の日が多いですね。
月曜日を逃すと次はいつになることやら。
アジが釣れるようなら大津へ、
駄目そうならこのところだんまりの福浦ですかね。

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2020年3月22日 (日)

タナセンサー150Hを分解メンテする

   

 

ダイワの廉価版リールタナセンサーが
一昨年後半に一新された。
使っていたiit`s ICVの調子が良くなかったので

昨年3月に同じ用途で買い替えた。
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新型タナセンサーの中でもこの150型は、

従来のタナセンサーとは似ても似つかぬモデルで
250型や300型と比べると
小型でスタイリッシュ、
しかも、この価格で4つもベアリングを搭載しているとかで
(店頭では)実に気持ちよく回ってくれた。

その代わりなのかどうかは分からないが
他のモデルがドラグにATDを採用しているが

このモデルはUTD(?)のようだ。

気になったので糸巻きの後に
ドラグの調子をみてみるが
初動も滑らかでこれなら問題なさそうだ。

しかし、しかし
実釣数回目にして
ハンドルの回転で異音が発生、
しかもドラグが固着してしまって
引き出せなくなってしまった。
(因みに、釣り後は他の愛用リールと同様に
シャワー洗い、乾燥を実施して
大事に大事に可愛がっていたのに。)
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この手のリールには保証書は付いていないが、

恐らくメーカーに文句を言えば、
従来の経験からして
あの時期なら無償修理だったと思うが、
どうせまた直ぐにと考えると、
思い切って自分でメンテすることにした。

先ずはサイドプレート(ハンドルが着いている側の蓋)を外すために、
外から見えるネジ(表側に2つ、後ろ側に1つ)を外す。
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普通ならこれでプレートは外れるはずだ。
なのに、引いても、回しても、隙間にドライバーを突っ込んで
少しコゼってみても外れない。
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実はここまでは過去に2回やって、
いずれもここで諦めている。
今更文句を言うわけにもいかず、
今回は壊れてもいい覚悟で
3回目のチャレンジだ。

なんとしてもサイドプレートを外したい。

そこで、真剣に組立図を見直す。
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すると犯ネジが見つかった。
これだっ!
外から見えないところにもう一つネジがあるようだ。

うーん、どうやらこのネジに到達するためには
LEDカウンターが着いている上部のICモジュールカバーを外さないといけない。
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このネジを外せば、
4番目のネジを隠しているICモジュールカバーは外せそうだ。

こんな細ネジ一本で?
と思いながら外してみたが、
案の定カバーはびくともしない。

ここで再び諦めかけたが、
もう一度図面を見直してみると
どうやらモジュールカバーと本体がガッツリと篏合されているようなので
爪を繋ぎ目に立てながら
壊す覚悟で押さえつけながら手前に引いてみる。

すると、クッ! わずかに動いた。
ガタッ! 一瞬にしてばらけたので壊したかと思ったが
ICモジュールが飛び出すとともにカバーが外れた。
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そして、こいつだ、
隠れていた4つ目のネジ。

やっとサイドプレートが外れた。
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サイドプレートを外すのに
ここまで苦労したリールは
今まで見たことがない。

廉価版を極めるために
構造上こうならざるを得なかったのか、
それとも容易に開けさせないための意地悪なのかはわからないが、
ここまでくれば後は慣れている。

基本的な構造は従来と同じだ。
ただ、このブログでも何度か話題にしたことがあるが
直ぐに調子が悪くなるクラッチの構造は
従来品(it’s ICVなど)とは大幅に変わっている。
期待がもてそうだ。

さて、これが問題のドラグディスク部だが
上部のクラッチリングとの接触部分が
さび付いて固着してしまっている。
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ネジ緩め剤やCRCをスプレーしながら
やっと外す。
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そして、ドラグディスクワッシャーを外すと、
これはびっくり。

鳥の糞ようなものはどうやら塩の様だ。
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これではドラグが上手く滑るはずがない。

それにしても10回そこそこの使用で
こんな風になるなんて、ちょっと酷いのでは。

ドライブ軸の回転で道糸から絞り出された塩が伝わって
入って来るのではないだろうか。

一通り掃除したが、
今度はドラグの肝とも言えるドラグワッシャーが
ドライブギア面に固着してしまっている。
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材質が柔らかいので
注意しながら時間を掛けてめくりあげる。
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ドライブギアの後ろ側ににも
同様に2枚のワッシャーがあり
両側からドライブギヤを締め付けることで
ドラグの役目を果たしている。

当然のことながら
後ろ側もひたすらに汚れていた。
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ドラグ回りが分解できたので
各ワッシャーにはドラググリスを塗布、
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ドライブギヤはパーツクリーナーで清掃して
専用グリスを塗布、
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ついでにベアリング部にもグリスを塗布し元に戻す。
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さあ、どうだ!
素晴らしい!

ドラグの滑りも、
スプールの回転も新品同様、
いや
ドラグの滑りはそれ以上に良くなった。
というか、滑り過ぎて恐らく最大ドラグ力は低下しているだろうが
特大魚を狙うわけではないので
良しとしよう。

ただ、これって、
リールが根本的によくなったわけではない。
グリスの塗布でしばらくは持つかもしれないが
また割りと早い時期に同じ状況になるのは目に見えている。

もちろん、今回の様に
サイドプレートを外してやるメンテナンスは自己責任であるが、
数回使っただけで
お金も時間もかかるメーカのメンテナンスはありえない。

もっと安く速くするか、
一層のこと
各自で容易にメンテできるように
ワンタッチでプレートが解放できるようにしてしまった方が良いような気がするがどうだろうか?

 


良く回るのも、良く滑るのも店頭だけ、では困りものですね。

安いなら安いなりの作りがあると思います。
恐らく250型や300型がそうでしょう。
旧型を持ってますが、ゴロゴロとスマートではありませんが
故障知らずで良く回ります。
150型は見栄え勝負ってところでしょうか。

風が吹いたり、いい日には年に一度の健康診断が重なったりで
なかなか出られません。
水、木あたりは良さそうですね。

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2019年9月30日 (月)

釣ったは良いがキリキリ音

 

 

昨年の529日(83cm、福浦)、
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614日(85cm、伊東)、
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そして先週925日(62cm、福浦)
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昨シーズンからに限れば
どれもタイラバでの釣果であるが、
このとき狙っていたのは何れもマダイ
あるいはマダイ前哨戦のちょいイトヨリ。

どれも底付近の巻き巻きから
タイラバを回収する際に
思いがけなく掛かってきたお魚さんたち。

五目漁師はタイラバが着底後
リールのハンドル10回転は
真剣モードで巻き巻き、

次の10回転は
まだチャンスありと思いながらやや早巻き、

そして次の10回転は
もしマダイがいるとしたら
タイラバを一旦彼らの視野から消し去るために
早巻きする。

トータル30回転で
底から20m25m(リールによって違う)を
巻き上げると
もう一度タイラバを落として底どりをする。

これを3回やってもアタリがない時には
タイラバを完全に回収し
ボートを少し(50m以上)漕ぎ、
新たな鯛を見つけることにしている。

上の写真のワラサ&ブリは
何れもこの3回の試技を終えて
ポイント移動するためのタイラバの回収中に
掛かってきたもの。

五目漁師からすれば
掛かってびっくりの不本意な獲物。

魚たちにとっては
不幸この上ない瞬間であったに違いない。

というようなお話を
このブログにコメントを下さる
カヤック釣り師のMさんと
メールでやり取りさせていただいたところ
貴重なご意見を頂いた。

どうやら偶然にしてこの釣り方は
合理的なものなのではないでしょうかと。

Mさんも実体験された上でのご自身のお考えなので
ここから先については
五目漁師の一存で記すわけにはいかないが
なるほどと納得している。

今後もやり方は変わらないが不本意ではなく、
してやったりと思えるように
意識しながらやってみよう。

さて、先日
このワラサが掛かった時のことであるが、
彼と正に闘っている最中に
リール(シマノ炎月プレミアム)が
突然キリキリ、キーキーとハンドルを回すたびに
貧乏くさい音を発するようになった。
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回転そのものに違和感があったり、
固くなるわけではなかったので
勝負への影響は物理的にはなかったものの
折角の楽しい時間を損したような気分であった。

少なからず
投げやりになってしまいそうにもなった。

実はこのリール、あたりが悪かったのか
購入した直後から
負荷が掛かると異音が発生するので
一度はクレーム処理で
修理をお願いしたことがある。

(元々この手のリールには
保証書はついていないので無理もないが)
メーカーはまるで
五目漁師の使い方が悪かったかのように
恩に着せながら
今回は無料にしておきます。

リールは精密機器ですので
気をつけてご使用ください
とのノート付きで返していただいた。

チェッ! 
わかりました。
今後は大事に大事に特別にいたわりながら
使わせていただきます。

どうやらこの時の不具合の延長線上で
やはり良くはなっていないようだ。

あれから約1年、余り使ってはいないが
さすがに今度はクレーム処理とはいかないので
自己責任の下で自分で触ってみることにした。

と言っても、せいぜい
汚れを掃除し注油する程度であるが、
さすがに結構なお値段がしただけあって
廉価版のリールに比べると
ここまでの分解でも部品点数が多い。
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本当なら
スプールを外すところまでやりたかったが、
外した部品を並べながら分解したとはいえ
これ以上やると、どこがどうなっていたのか
記憶をたどるのが難しくなってきたので
今回はここまでとした。

元々他のリールに比べると
回転が重たいのは
ある程度のメンテナンスフリーを考慮して
粘性の高いグリスを
使っているからではないだろうか? 

だとしたら
今後は自分で必要な時にメンテするので
もっとさらっとしたオイルを使って
回転も軽くしたいという気持ちもあったので、
それらしきところにオイルを注油して元に戻す。

今のところ少なくとも
ハンドルの無負荷回転は軽くなったようだけど
キリキリ音は
次のワラサが掛かるまでは分からない。



実は、最初に元に戻した時には
ハンドルが回らなくなってしまい真っ青になりました。
何度も何度も見直しましたが直らず、
諦めて格好悪いがメーカーにお願いしようとしたのですが
時間をおいてもう一度見直したところ
部品の戻し順を間違っていることに気づきました。

もちろん中を覗こうとしたところから
全て自己責任ですので
余り真似はされない方がよいと思います。

それにしてもメーカの修理費用は高いですし、
時間もかかります。
なんとかなりませんかね。

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2019年3月21日 (木)

早速お試し記事(お安い買い物)

このブログの提供元である
niftyココログブログのリニューアルがあった。

 

当初は半日ほどのサービス停止しで終わる予定であったが
結局3日近くもかかってしまった。

 

アクセス集中による予期せぬサーバ負荷の増大とかなんとかで
急遽サーバーの増設などもあったようだが
専門的なことは五目漁師にはわからない。

 

面白かったのは、
リニューアルに関してユーザーが書き込む掲示板。

 

当初は
楽しみにしていますとか、
期待していますとか、
リニューアル歓迎模様であったが、

 

サービス停止期限の予定時刻をオーバーするに伴って
どんどんと荒れてくる。

 

どうしたの?
早くしてよ!
何をやってるの?
10年間休まずに続けてきた更新が今日で途切れてしまったじゃないか!
まあまあ慌てさせるとろくなことがないからここは我慢して見守ろうよ。
できないのだったらさっさともとに戻せ!
もう他のブログに移るぞ!
・・・

 

しかし、何を心配しても、何をお願いしても、
どんなに悪態をついても、励ましても、
スタッフ側からは何の応答もない。

 

今どんな作業が実施されているのか、
何がトラブッテいるのか、
そして見通しはどうなのかなどの説明が全くないままに
サービス停止時間だけが延々と続く。

 

さすがにこのだんまり作戦には
五目漁師も呆れてしまったが、
21日の朝になってようやく
(多分満身創痍状態だとは思うが)
ブログの管理画面にアクセスすることができた。

 

結果は賛否両論、
中には何がどうなったからではなく
物事が変わること自体に対して拒絶反応を起こす方も
少なからずいらっしゃるようだが、
新し物好きの五目漁師から見ると
なかなか良いではないか、
新しい管理画面はすっきりとまとまって見通しが良くなったし、
記事を投稿する上で技術的な部分でも改良がなされたようだ。

 

で、早速試しに記事を書いてみることにした。

 

実は本日予定していた釣行が天候のせいで流れてしまったために
釣りの記事ではなく、色々と。

 

先ずは、五目漁師がしばしばケチをつけるリールの話。

 

そんなに使い込んだわけではない2つのリール
1cas199493s

(と言っても釣行頻度が高いので両方ともこの2、3年で
50、60回くらいは使ったであろうか)
がとうとうまともに巻けなくなってしまった。

分解して調べてみると
2dsxp194386s

3dsxp194388s

4dsxp194384s

それぞれに具合の悪い部分が違うので
お互いにいいとこどりをして
なんとか一つを活かすのに成功した。

5cas199510s

これで1台はOK、
そして仕方がないので不足の一台を買い足すことにした。

6cas199487s


この手のリールは以前にも書いたことがあるが
直ぐにクラッチの返り具合が悪くなるので
次からは他社製に替えるつもりであった。

しかし、店頭で物色するに
安さ、格好良さにほだされて
またまた同じようなのを買ってしまった。

当然、直ぐ具合が悪くなってしまうことに対する警戒感はあったが、
この通りカウンタが付いて
一見頑丈そうで見栄えも良い、
それでいてなんと税込みで1万円、
これなら使い捨てでも文句は言えない。

普段、魚探用には5Ahのリチウムバッテリーを使っているが
近く予定している中深場の釣りで電動リールを使うと
容量不足が心配なため
こんなバッテリーを買った。

6cas199497s

12Ahの容量で4.3kgもあるので
これを担いで福浦のあの坂道の登りは考えたくもないが
お値段は同じ容量のリチウムイオンバッテリーに比べると
1/10程度。

7cas199500s

8cas199503s

こんな風にコネクタをつけておけば
魚探と電動リールの両方を使ってもてもまだ余裕はありそうだ。

そしてその電動リール用に買ったPEライン2号。

Cas199508s


3号を300m巻いていたが、
少し長さに不足を感じたので
2号400mに替えることにした。

ひと昔前には高根の花だったPEラインだが
このライン(GOSEN)600m巻きがなんと3000円。
100mあたり500円という安さだ。

ということでお安いもの3点お買い上げの記録。

(さてリニューアル後初めてのアップロード
うまくいくかな?)

2018年7月 6日 (金)

まだまだ取りこぼしが多い今年前半を振り返る

 

 

 

 

ギャーッとか言いながら
ヨメサンが階下で何やら大騒ぎしている。

これだ!

 

1cas187405s

 


釣魚料理を飾るつまづま。

 

2cias187409s

 


最近は肝心の魚がないので
昨日まではいつでもちぎってくれと言わんばかりに
青々としていたパセリがこの通り一晩で見事にやられてしまった。

犯虫はあれだけのものを
どこに収めてしまったのかわからないほどの
たいして大きくもない3匹の青虫だった。

さて、お股の傷も気にならなくなり、
ようやくボートも漕げそうになったと思ったら
この風に雨。

仕方がないので暇に任せて
今年前半の釣果写真を繰ってみた。

写真がなければすっかり忘れてしまっているが
赤いのも青いのも結構釣っている。

冬は定番の福浦アマダイ

 

3cas185588s1月13日

 


昨年から少し足を延ばした結果、
伊東では珍しいアマダイ混じりの赤い魚

 

4cas185661s1月21日

 


やはり福浦でも少し足を延ばした結果、
五目漁師としては初めてのクロムツやキンメ

 

5cas186342s3月23日

 


伊東のカイワリオープン戦は
ハナダイ混じりでそこそこ

 

6cas186413s

 

4月2日




そして釣れなくてもただでは帰らないこんな釣果もあった。

 

7cas186563s4月10日

 


これが今年のカイワリ最盛期、
例年になく型は良かった。

 

8cas186632s4月23日

 


このあたりからコマセ釣りがやや面倒になり
福浦、伊東でタイラバをメインにマダイを追う。

そして、釣れたのは

 

 

 

 

 

9dsxp183771s62cm 5月1日

 

10dsxp183808s83cm 5月29日 

 

11dsxp183850s

 

85cm 6月14日

12dsxp183862s

 

70cm 6月14日

 

 

 


こうして釣れた時だけの写真を見ると結構釣っているが
まだまだ妄想は先走りしている。

泳がせ用のアジが釣れないこともありヒラメがいない。

巻き巻きしながらいつも頭から離れないハタもいない。

そもそも福浦で足を延ばしたのはアカムツが目的であったのに
それもいない。

東伊豆では珍しいと言われるタチウオを
一度でいいから数を揃えたい。

 

13cas187237s

 

6月9日



それに何と言っても惨敗続きで手も足も出ない観音崎。

今年は一度も行かないままシーズンが終わってしまった
春のデカアオリ

など取りこぼしも多い。

で、こんなものも揃えた。

 

14cias187414s

 


決まってクラッチの具合が悪くなってしまうD社のリール
(本当のことだからはっきり言っても問題はないだろう)を
諦めてS社のリールを物色している中で
面白い新製品を見つけた。

当初の買い替え目的から趣旨が変わってしまったが
フォールレバーという試してみたい新機能が付いている。

一投目マジックを信じてポイント点々とする
五目漁師のタイラバやジギングにはぴったりの気がしている。





次は週明けですかね。
先ずはヒラメ、マゴチ、タチウオあたりを狙ってみます。

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2018年5月 8日 (火)

最近のお買い物

 

 

 

 

今年は一体どうなっているんだっ!

この時期には、毎年こんな風に叫んでいるような気もするし、
今年は特別なような気もする。

 

1cas187004s

 

本日(58日)の茅ケ崎の海。
予報に反して雨は少なかった。これなら行けたかも。




いつでも出掛けられる五目漁師でさえ
風は吹くし雨は降るしでそうやすやすと海に出られるチャンスはない。

釣り師は出られなければ出られないで
ストレスは貯まるが小遣いも貯まると思えばまだ辛抱もできる。
しかしボート屋さんは困るだろうな。

世の中で一番天候に左右される仕事は
昔は大工だったはずだが今はボート屋さんだろうなと、
他人事ながら心配してしまう。

こうなると釣りネタはないし、かと言って能もないしで、
仕方がないので最近の買い物のことでも書いてみよう。

かなり前のことになるが
福浦で中深場の釣りをするにあたってこんなものを買った。

 

2cas185782s_2SHIMANO FM800

 


さすがに120号の錘を-250mから巻き上げるのは辛いだろうと思い
先ずは(五目漁師としては初めてになる)
電動リールを買おうとして
釣具屋の陳列棚を覗きながら店員さんに相談する。

最初に相手にしてくれた新米らしき店員さんではらちが明かず
応援に来た店員さんが言う。

船頭さんの号令で仕掛けを落とし棚をとったら
竿は竿掛けに掛けて後はアタリを待つ。
アタリがあればリールのボタンを押して
魚があがってくるのを待つだけですよ。
私の釣りはこんな感じです。
楽ですよ。

と自慢げに話してくれる。

リールを買ってもらうためのセールストークかもしれないが、
相手が悪い。

そうですか(そんなに楽して釣りたいなら)
市場かスーパーで買えばもっと楽ですよ。
とついつい言ってしまった。

しかし、そういう五目漁師自身も楽を求めるわけではないが
結果的には同じようなもの。
ここは50100歩なので深入りはせず
素直に店員さんのいうことを聞いた上で
結局お薦めではなかったこれを買った。
(因みに、お薦めは価格的には同程度でも
もう一回り、二回り糸巻き量が多いいリールだった。)

早速、後日実戦に投入、
店員さんにあんなことを言ってしまったことも思い出し、
バッテリーの節約も兼ねて手巻きをやってみるが
100mと持たずに降参してしまう。

変態釣り師の呼び名が高い真鶴の主、○○さんの真似は
とてもできないことを認識する。

さて、やはり中深場の釣り用に次に買ったのが中古の竿。

 

3cas186979sSHIMANO BANDET AOMONO M200+B

 


最初は手元にあったライトゲームロッド
(推奨錘負荷30150号)を使ってみた。

 

4dsxp183690s

 

5dsxp183687s

 


いつもの釣りなら感度はよいし軽いしお気に入りの竿ではあるが、
推奨錘負荷範囲とはいえ120号をぶら下げると
やはり心もとないのは否めない。

それに一つ気になることがある。

リールに巻いたPE3300m
五目漁師は2号以下のPEにはリーダーを使うが
3号以上ではリーダーを通さずに
PEと仕掛けや天秤を直結することが多い。

3号ともなればPEそのものもしっかりしてくるし
3号対応で6号や7号のフロロカーボンやナイロンをリーダーに使うと
いくら結び目のない摩擦系のノットとはいえ
結構つなぎ目が太くなってしまい、

 

6cas187020s上:PE3号とフロロカーボンハリス6号
下:PE1号とフロロカーボンハリス4号

 


穂先ガイドが小さい最近の細くて軽い竿では
このつなぎ目の段差を感じざるを得ないし、
ヘタをするとつなぎ目が穂先ガイドに引っかかってしまい
穂先を折ってしまう心配があるからだ。

しかし中深場の釣りでは
どうしてもラインが必要以上に斜めってしまうために
根ずれや様子がわからない海底の背高のヤギ類などの存在
(あるかどうかわからないが何かにごそごそとよく引っかかる)
を考えると、
3号とは言え長め(56m)のリーダーは必須になってくる。

そこで、一時は大き目のガイドとグラスソリッド等を揃えて
竿を自作しようとしたが
部品の価格を合計してみると
それで結構な竿が買えてしまうことがわかった。

趣味人たけさんのように
竿作りは釣りそのものに匹敵するほど楽しみながらやらないと
割に合わないことがよく分かった。

そんな時にTBで見つけたのがこの竿。
早速中古在庫を取り寄せてもらい購入した。

別に興味はないが
今時10数万円以上もする絢爛豪華なグラスロッドと同じ手ごたえで
大物用のガイドが付いてこの価格なら儲けものだと思う。

2度目の釣行で試してみると
グラスロッドだけあって重たいし感度も決して良くはなさそうだが、
穂先は太いし穂先ガイドも太くて大きいので
すんなりとつなぎ目も通してくれ
全体的にもさすがに安定、安心感がある。

 

Canvas

 


さて、このリールと竿でアカムツやメダイを狙ってみたいが
それこそ絶品の天気待ちになるためいつになることやら。

 

 

 

 

 


ちょっとした用事と帰省で今後1週間くらいは海に出るチャンスがありません。
いい時期になってきました。あれもこれもやってみたいことだらけです。

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2016年10月29日 (土)

ゲームに嵌ってしまった五目漁師(福浦釣行)

昨日(1028日)は福浦(エトーボート)に釣行。

当初は27日行を予定していたものの
風の様子があまり良くなかったために1日延期の昨日になった。

今回の狙いは
もちろん先のスペシャル五目釣り(福浦版)の実行。

マダイ、アオリイカ、アマダイ、青物、カワハギ、
これら五目を揃える。

竿や仕掛けなどはそもそも前日に釣行を予定していたために
ほぼ準備を終わっていたが、
真鶴や福浦の釣りに詳しいすーさんから
アオリイカや青物の最新情報やアドバイスをいただき、
エギングは中錘を付けたシャクリ釣りからティップランに変更、
エギやジグも急遽買い足した。

ジギング用に以前から欲しいと思っていたこんなリールも
グッドタイミングでお店に入荷していたのでゲット。

 

Cas169521s

このリール、値段の割に
金属フレームで、しかもベアリングを6つも使っており
以前から目を着けていた。

新品だから当たり前ではあるが気持ちよく回ってくれる。
D社のリールは少なくとも五目漁師が使ってきた廉価版に関しては
アタリが悪かったのであろうか、
回りも、クラッチの戻りも比較的早く駄目になることが多かったために
今回も期待はしていないが。)



さて、作戦通りに先ずはアオリイカから始める。

すーさんに教えて頂いたポイントに行く前に
出て直ぐの小定置網の先端でエギを落としてみると
直ぐにアオリが掛かってくれる。

 

Dsxp162827s

いきなり本日の難問突破だ。

今日は小ささ制限はしていないのでこれでもOKだが、
あまりにも小さいし調子も良さそうなので
予定通り北側のポイントにボートを進める。

水深30m辺りで23度エギを入れ直し
ぎこちないシャクリを入れようとすると
ティップに違和感を感じる。

慌てて掛けに行くとズン!

今度は結構型も良い。

 

Dsxp162829s

五目漁師のエギングは
専門に1日シャクっても23杯がいいところ。

これがどうしたことだ、素晴らしい。
まだ7時前だというのに、既に2杯。

本来なら、もちろんこのまま続けるところであるが
今日の目的は何と言っても五目達成。

アオリイカ爆釣よりも、
この瞬間にうまく行けば4目は行くかな?
の方に気持ちが動き、
直ぐにタイラバやジギングの準備をする。

 

Dsxp162835s

 

 

 

Dsxp162832s

同じ場所で23回ずつお試し釣りをやったところで、
ここならアマダイポイントも近い、
予定通り一番かたいアマダイをさっさと済ませておこう
と、ジグをアマダイ仕掛けに交換し沖に漕ぎ出す。

これが本日のドツボの始まりとはこの時には思いもしない。

4目?、5目? とこの後の楽しみに心浮き浮き♪♪、気持ちは高まる。
正に難関を早々に突破したアオリの煽り効果だ。

しかし、この10数分後には海底の異変を感じる。
アマダイは少し辛抱するにしても
いつものオキトラギスはどうした?
そして前回あれほど邪魔になったレンコダイはどこに行ったの?

五目漁師の福浦釣りの記憶にないほどの
無反応な流し釣りがその後延々と続く。

巻き上げるのに1分もかかる海底からあがって来るのは
齧られもしていない2つのオキアミ。

 

Dsxp162837s

餌がまともについてあがって来る流し釣りなんて
見たことも聞いたこともない。

9時、10時・・・未だに1目。

冗談にしても
1目なら“今年の釣りは終わリ”と宣言しているだけに
このままではヤバイぞ!

とりあえず100%確実なカワハギで2目を達成しておくしかないな。

普段の釣りでは考えられないが、
わざわざその1尾が欲しいがために
沖合の水深70mからボート屋の目の前の
定置網のスタート付近(-30m)まで戻ることにする。

一人でゲームに嵌ってしまった五目漁師。

運悪く左手側のオールの支点の金具が割れてしまい
ギッコギッコ、ゴットン、ギッコギッコ、ゴットン
とギッコちない漕ぎで汗だくになりながら・・
これもゲームにはつきものの難敵登場の一つと思い
(いやエトーのじっちゃんならではと)納得の漕ぎ。

カワハギも入れ食いと言うほどでもないので
小型であることは許し、
1尾釣ったところでまた沖に漕ぎ出てアマダイ流しを続行する。

ここでやっと魚信がありレンコダイ、
そしてしばらく時間をおいてオキトラギス。
(信じられないが、結局今日のアマダイ流しはこの2匹だけに終わる。)

もちろん、折角準備したタイラバも所々でやってみるが
どうしてアマダイが来ないんだろう?
ばかりが気になり巻き巻きに気持ちが入らず、
直ぐにアマダイに戻ってしまう始末。

11時ころから降り始めた冷たい雨も次第に本降りになり
最後は雨の中をギッコギッコ、ゴットンと沖を後にする。

やれやれ作戦成功? で
2目は当たり前”
の文字でゲームオーバー。
アフォくさ!

で今日の釣果。

 

Cas169526s

小さいカワハギは
1目なら今年の釣りは終了” を辛うじて避けてくれた貴重な1尾。

で、早速、釣った日刺し身

 

Cas169527s

とゲソなどのフリット

 

Cas169535s

食いきれないだろうと次に残した分も刺し身に追加して完食。




アオリイカが獲物の中で一番好きなヨメサンは
もっと釣れたのに と残念そうにしながらも
3目達成の際の“パチパチの拍手”。
もっと釣ってこ~いと嬉しい掛け声です。
好調が続く内に近々専門にやってみたいと思っています。


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2015年11月12日 (木)

イッツICV200の電池交換

リールの調子がしょっちゅう悪くなるもんだから、
自分で分解してオイルやグリスを差したり、
部品を交換するのにはもう慣れてしまった。

メーカーはギヤー部等を分解してのお手入れは、
内部構造が複雑なため、おやめ下さい。

故障の際も電池切れの際もアフターサービスをご利用下さい。
あるいは、定期的にメンテナンスに出して下さい。

などというが一年も経たない内に調子が悪くなり、
それで修理に出すと
買った時の数割にも相当する修理代をとられるし、
修理に数週間もかかってしまう不便もある。

一方、内部構造が複雑なためと言いつつも
取扱説明書にはきっちりと
その複雑な内部構造が展開されているし
個々の部品も購入できるのはありがたい。

今度はイッツICVのカウンターの表示が点灯しなくなった。

 

1cas154965s

買ってまだ2年ほどしか経っておらず
電池切れにしては早すぎるが
電池を交換してみることにした。

いつもはギヤボックス側の蓋を開いて
こべり着いた塩やサビを掃除したり
オイルやグリスを差したりするが、
電池は反対側の蓋の中に収められている。

左右の蓋は4本のネジで閉められているが
写真の様に逆さまにしたリールに見えている
2本の長いネジ(左右の蓋を貫通している)を外せば
電池ボックス側の蓋は開く。

 

2cas154961s

 

3cas154959s

フラットケーブルが繋がっていることから
写真の黒い蓋の中に電池が入っていることは容易に察知できる。

しかし、ここからは少し苦労する。
メーカはこの中蓋は特に開けて欲しくないらしく、
ネジの頭が特殊な形をしており
普通のドライバーでは開けることができない。

とんでもない意地悪なネジだ。

(所謂よく開けあられたくないネジに使う菊形の頭でもない)

 

4cas154955s

仕方がない、
ラジペンで挟んで少しずつ回すと

 

5cas154951s

(魚との知恵比べほどではない)外れた。

 

6cas154950s

ここには電池だけではなく
カウンターを表示する電子部品が収められているので
防水時計と同じようにゴムのパッキングで防水が施してある。

五目漁師は安物の時計の電池も自分で交換するので
このあたりは慣れている。

電池はCR2032というボタン電池で
DIY280円ほどで買ってくる。

 

7cas154940s

ついでに普通の頭をしているあと2つのネジも外しておくと
電池ボックス全体がポコッと外れてスプールが出てくる。

 

8cas154936s

この際、普段見られない部分についた塩やゴミを掃除し
スプール軸のベアリング部にも純正グリスを差しておく。

電池を交換しスイッチを入れると着いた。

 

9cas154944s

後は分解した時と逆の順に戻していく。



因みに、本リールの取扱説明書には
電池寿命は通常35年、
交換は作業が複雑なためアフターサービスをご利用下さい、
と明記があるので
自信がない方、元に戻らなくなって文句を言う方はアフターサービスを利用し、
その料金が買った側からすると高いことについては文句をいいましょう。

高額の竿には保証書が付いていますが
リールには今時の商品には珍しく保証書はないようです。

使用環境の劣悪さ使用頻度の個人差などから
品質維持が余程難しいのは理解できますが
誇り高き日本の商品らしくもう少し頑丈にならないもんですかね

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