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カテゴリー「<!ー100その他の釣り場ー>」の記事

2023年3月 6日 (月)

ワカサギ釣りで超絶完ボ達成


3月4日は苫小牧(勇払ハート沼)にワカサギ釣行。

2月25日に自宅を出発し釧路、根室、羅臼を中心に道東をぐるっと1周する撮影旅行から3月5日に戻ってきた。
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真冬の厳しい寒さに立ち向かい身を守るためのねぐらを確保し、食べ物を確保し・・・と言いたいところであるが、我々素人のカメラマンが撮る相手はタンチョウにしろオオワシにしろ野生とはいえ人間から餌をもらうことをあてにしながら冬を越す半分餌付けされていることを認めている鳥たちなので、見られる場所も凡そ決まっておりカメラマンにとっては都合がよい。

あとは、求愛活動や弱肉強食の自然の摂理の中で見せる彼らのパフォーマンスを如何にタイミング良くとらえるかがカメラマンとしての腕の見せどころになるが、残念ながら今回は納得の写真は皆無に近かった。
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鶴居村(サンクチュアリー) by Y

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鶴居村(菊池牧場)by K

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根室 by Y

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羅臼 by K

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根室 by K

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野付半島 by Y

今回はヨメサンの強い要望もあり、旅の締めはカメラは置いて氷上のワカサギ釣りと決めていた。

かって、同じようなシチュエーションで網走湖でワカサギ釣りをやったことがあった。
その時には目の前で厚い氷にドリルで専用の穴を開けてもらい貸し竿で仕掛けを入れると退屈しない程度にワカサギが釣れた。
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次第に手も足も冷え切ってくる寒風の中での釣りには時間的に限度があったが、釣った50、60匹のワカサギはその場でから揚げにして美味しくいただいたことを思い出す。
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その時のイメージからして、今回も当然ワカサギは難なく釣れるものと思い、釣果は土産として自宅に持ち帰り旅の思い出に浸りながらゆっくりといただこうという魂胆だった。

車にはクーラーボックスまで準備し、雪詰めにして持ち帰るために、釣行日時は夕方に出港する帰路のフェリーの時刻に合わせ、港に近い苫小牧郊外の勇払ハート沼のワカサギ釣り場を予約した。
前泊の帯広から苫小牧までは、北海道では滅多に使うことがない高速道路を利用して9時前には現地に到着し、3時までの6時間くらいは釣りが楽しめる。

我ながらに素晴らしい用意周到振りではないだろうか。

網走の時と違って、湖上には風よけ用のテントが設置され、中には既に4つずつ穴が開けられている。
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受付を済ますと我々と同じような観光がてらの一見さんが多いからであろうか、マンツーアワーでスタッフのオジさんが竿や餌などを持って割り当てられたテントに案内してくれ、丁寧に釣り方のレクチャーまでしてくれる。

テント内は外に比べると暖かいせいで表面の氷が解けて水浸しになっているために滑って転んだりすると大変なことになってしまいそうだ。

水深は6~7m。
さて、釣るぞ!
オジさんのレクチャーの通り底どりの後、リールを5巻きし(多分50cm程度)時々誘いながらアタリを待つがアタリは皆無。

しびれを切らして周囲のテントを見て回ると、どこも釣れていないようだ。
ヨメサンがスタッフの若いお兄さんから仕入れた情報によると、今日はそんな深いところではなく水面からせいぜい1.5mまで(上から胴付き仕掛けの赤い錘が見えるくらい)ですよと言われたらしい。
先のオジさんの棚とは真逆ではないか。

早速、浅棚で待ったヨメサンにアタリがあり、3度目の正直で漸く待望ののワカサギが釣れる。
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しかし、この時点で釣り始めてから既に3時間もたっている。
周囲のテントからも浅いよ浅いよ!、とか
穴の中にいっぱい見えてるよ! とかの話声の後に歓声が上がる。
ちょっとした時合いだったようだが、情けないことに時々あがるこの歓声の数が周囲で釣れたワカサギの数と言っても多分間違いはなさそうだ。

辛うじて1尾釣ったヨメサンにもその後は釣れず、五目漁師に至ってはただの一度のアタリすらなく、めでたく超絶完ボを達成。

唯一ヨメサンが釣った1尾を放流して、予定していた3時を待たずに片づける。
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共に入れ込みmax、有終の美を飾るはずだったワカサギ釣りは寂しく悲しい釣りに終わってしまった。

 


記事にコメントをいただく外房ヒラマサ釣り師のぐっちゃんが最近ワカサギ釣りに嵌っておられます。

河口湖や西湖のワカサギ釣りでは時速200~300匹も釣られ、先日は1日に1000匹超えも達成されました。
そんな記事を見ているので初心者の五目漁師でも50匹はかたいと思っていましたが、この様です。
場所のせいもあるとは思いますが、日により、時間により棚が変わったりしてなかなか難しいようで参りました。

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2022年5月20日 (金)

ところ変わってサバ、フグの代わりに巨大エソ

一昨日(5月18日)は福井県小浜市に釣行。

法事で京都のお寺に行った後、五目漁師の故郷舞鶴に寄った。

今は空き家になっている実家の草刈りなどを済ませて、あくる日、あらかじめ予定していた小浜市の村上渡船に向かう。

手漕ぎボートを貸してくれるところなどはないだろうと思っていたが調べてみると民宿の傍らとか海水浴場用のボートの兼用とかで結構あるようだ。

元より荷物が最小限で済むタイラバとジギングの準備しかしていなかったが、予約時に今は何が釣れますか? と尋ねたところ、時期的にはキスですがまだ釣れてないです、他にエギングのお客様も多いですよとの返事。
水深は最深部で25m程度とお聞きする。
ちょっと違うかなと思いつつも、他の店はもっと違う感じがしたので、ここに行ってみることにした。

実家からは60km*1ほど。
敦賀市に向かう国道27号線から離れ、岬へのくねくね道を行くと道の終点に漁村、といっても10数軒の家があり、ほとんどが民宿を兼ねているようだ。
岬と岬の間に挟まれた湾奥には所狭しと漁船が係留されており、手漕ぎボートはこの合間を縫って湾内に出て行く。
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五目漁師の狙いはもちろんキスでもアオリイカでもなく真鯛。
そろそろ乗っ込みの時期とはいえ、できるだけ深いところがよい(好き)ので先ずは、受付時に聞いた手漕ぎボートが出られる限界線である湾口まで漕ぎ出てみることにする。

初めてのところでもGPS魚探があると心強い。
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点々と浮かんでいる掛かり釣り用の筏の間を縫いながら岬沿いに湾口に向かって漕ぎ進むが、回りの景色に見惚れてしまい何度も何度もシャッターを切る。
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そろそろ着いたようだ。
湾口の水深は優に30m以上はあり、聞いていたよりかは深い。
これなら何とかなりそうだとウキウキしてくる。

初めての海での第1投目、先ずはタイラバを落としていく。
1投目、2投目アタリはないが潮がいい感じで流れているし、何といっても海水の色が良い。

そして、3投目でアタリ。
いい引きで上がってきたのは良型のホウボウ。
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続いて小さいがカサゴ。
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そして、キター!ガッツンガッツンと首を振ったかと思うと、ヌボーっと重たくなったり。
何だろう? 
上がってきたのはなんと5,60cmはあろうかと思うびっくりサイズのエソ。
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がっかりはしたが、頻繁なアタリにこの調子でいくと真鯛は時間の問題のような気がしてくる。

次のアタリでかかったのも結構でかい。
しかし、バラシ。

あげて見るとタイラバのフックが切られている。
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ネットでこのボート屋さんの主な釣果にサゴシとあったのを思い出し。
ははーん、奴かな?
で、タイラバをワイヤー付きのジグに替えて落とすと直ぐに掛かる。

どうだっ、参ったか! 切れるもんなら切ってみろ!
鬼の首でもとったかのように勝ち誇りながら安心して巻き上げてくる。
見えてきたぞ。
何やら長い魚体がうごめいている。
やっぱりサゴシだな。
結構大きそうだ。
しかし海面に現れたのはまたもやビッグエソ。
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なるほど改めて見るとエソの歯もこれだけ魚体があると結構凄い。
先にタイラバのフックを噛み切ったのもこいつだったのか、と納得。
(この時には海底がこのサイズのエソで埋め尽くされているとは思っていない)

この後もホウボウとエソが交互に釣れてくる。

当たり前だが岬と岬に挟まれた湾口の中央辺りが一番深く、両サイドに近づくと次第に浅くなってくる。
沖に向かって右側には岬から切り離された小島があり磯釣り師が今日も1人渡船で上がっている。
この島回りはいかにも釣れそうなので、後の楽しみにとっておき、左側の岬方向から攻めることにする。

タイラバを落としながら水深が20mくらいまで浅まったところで反転して、再び30m付近にやって来る。
依然として飽きない景色を眺めながら、いつもは30回転で止めるリールのハンドルを無意識に31、32・・・と数えてきたときにタイラバが微妙に反応し始める。

何かがタイラバを追っている。
ニョロニョロ、ブルブル、食え、食え、その間約4、5秒。
そして、とうとうググッと穂先が引き込まれる。
掛かったけど何だろう。


穂先が叩かれ始めたのはかなり経過してからだった。
これってひょっとして鯛?
これは鯛に違いない。
やっぱり鯛だった。(54cm)
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今日1日かけてなんとか1尾掛ければ上等と期待していた真鯛が早々に掛かってくれた。

湾口といっても東京湾と違って右端から反対の左端まで1.5km程度しかない。
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ピンクの線は五目漁師のボートの航跡

後で気づいたが五目漁師の歓喜の雄叫びが渡船で小島に渡って釣っている釣り師にも届いたに違いない。

そうそう、このボート屋さん、朝は受付後、各自玄関先に立て掛けられたオールを持ってボートのところに行って準備した後、6時になったら各自勝手にスロープからボートを出して岸払いする。
帰りも勝手に上がって17時までにオールをお店に返して一声かけて帰る。
という、完全セルフシステム。
なんと最長で11時間近く釣りができる。(3500円)

五目漁師は場合によっては最後まで粘るつもりであったが、早々にして余裕の釣りになった。
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海面はこんなに静かだが潮は結構流れている。

その後もアタリは順調に続き、型揃いのホウボウを主体に良型のレンコダイ(30cm)やチャリコも釣れてくる。
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特筆すべきは、サバはいない、フグもいない、五目漁師にとってはそれだけで夢の様なと言いかけたが、実はそうではなかった。
最初の1、2匹目までは滅多に見ることがないほどの特大サイズのエソに半分感心していたが、ところ変われば品変わるとは正にこのこと、という釣れっぷり。
9匹目まではカウントしていたので優に10以上は釣っている。
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もちろん全部は撮っていないが皆別の個体

この日持参した4つのタイラバのラバー部は、全てフック部を食いちぎられてしまった。
フックはもちろんネクタイやスカートも丸裸にしてしまうフグの仕業と違って、エソの場合にはラバー部は残してフックだけを食いちぎってしまう。
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フグの仕業(過去写真)

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エソはラバー部はあまり好きではないらしい。
フック部だけを食いちぎる。

このため、フックがないことに気が付かずタイラバを落としていたことが何度かあったようだ。
フック部を食いちぎって逃げたやつらを入れると15匹以上は掛かったことになる。
高級食材としてエソをアピールする小田原の蒲鉾屋さんもこれだけ型揃いのエソを見たらきっと羨ましがるに違いない。

結局、タイラバが全滅してしまったこともあり、2時には余裕の沖上がり。
で、今日は釣果を持ち帰るのは面倒なので舞鶴に住む義弟(妹の旦那)の家に押しかけて捌いて、食べさせてもらうことにした。

玄関先で撮った釣果写真。
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真鯛を捌いて姿造りに。
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*1:元は40kmとしていましたが直線距離でしたの道のりで60kmに修正しました。(22年5月20日17時30分)


最近は故郷に帰省する機会も減ってきましたが、良い釣り場が見つかりました。秋はアオリイカも良く釣れているようです。ルアーは道具立ても準備や服装も簡単でいいですね。

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2019年7月28日 (日)

タイラバ強し

 

昨日(727日)は帰省先の舞鶴で釣行。

関西にいたときには
妹の旦那殿の船によく乗せてもらっていたが、
関東に引っ越ししてからは
すっかり乗る機会がなくなっていた。

久しぶりに竿、と言っても
タイラバ竿1本だけを持ち帰り
乗せてもらうことにした。

あいにく、天気が怪しいので
近場で済まそうと相談していたが、
気が付くと沖釣りのメッカ、
舞鶴港から約25km沖合の冠島に向けて
ボートは疾走していた。
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(地図はGoogle Mapよりカット&ペースト)

ターボの調子が悪いと言っていたが
小型艇にもかかわらず
90馬力のディーゼル船内外機を積んだボートは
よく走る。
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いつもは、竿は自宅でリールをセットして
ガイドに糸を通した状態で持ち出すが
今日は船上でその準備をする。

眼鏡はないし、船は跳ねるし、
更にボートのスピードが故の怒涛の風の中で
しかもこんな時に限って小さくて数の多いガイドに
リーダーを通していくのは至難の技だ。

やっとセットし終わり顔を上げると
先ほどまで遥か遠くに青くかすんでいた冠島が
既に緑鮮やかに、
海岸のゴロタ石が一つ一つ見えるところまで
迫っている。
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手前が冠島、通称大島、奥は通称小島

船長さんご苦労様。

冠島は急な下り坂を利用して
転げ落ちるように勢いをつけないと
舞い上がることができないオオミズナギドリの
繁殖地として
島全体が国の天然記念物に指定されている。

このために特別の場合を除き上陸はできないが、
周りには釣り船やダイビングの船が
集まってくる。

ボートは島の手前でスピードを緩め
かっては毎週のように島回りで釣っていた
旦那の記憶をあてに
島の南東側のポイントに入る。

ここまで来ると
湾内の静けさからは想像もできないほどの
強い北寄りの風が吹いている。

案の定、
一流し目はボートが風に流されて釣りにならず、
次の流しからパラシュートアンカーを入れると
程よく南東方向にボートを流してくれる。

その流しの数投目で
早くもタイラバにアタリ。

あまり大きくはないがマダイの引きに間違いない。

そんなもので魚が釣れるわけがない
と思っている旦那が注視する中で
上がってきたのは食べ頃サイズのマダイ(41cm)
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次の流しで、今度はこれも小型だが
アコウ(キジハタ)が上がってくる。
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オヤジに連れられて行った子供の頃は
舞鶴湾の中でも釣った記憶があるが、
今の五目漁師の普段の釣り場、伊東や福浦では、
よく似たアオハタやオオモンハタが
釣れることはあってもアコウが釣れたことはない。

-50m辺りから流し始め-70m近くになると
間違いなく結構大きなエソが掛かり始めるために、
また元に戻って流し直す。

水深60m近辺で、タイラバが落ちていく際に
何度かコツコツとした反応があることには
気付いていたが、
今度はゴトゴトと穂先が振動する。

慌ててリールのクラッチを入れた途端に
グイーンと穂先が海面に突っ込む
(いやこれは手漕ぎボート釣りの時のセリフ)。

グイーンと穂先がお辞儀する。
(では少し頼りないかな?)

久しぶりにドラグを引き出す青物独特の引きだ。

そろそろタイラバの威力を本気にし始めた旦那が
玉網に入れてくれたのはこれ。
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関西では関東でいうイナダからワラサクラスを
ハマチと呼ぶが、
おや?
少しハマチとは違う感じがする。

小ぶりではあるが、どうやら五目漁師にとっては
初めてのヒラマサ(51cm)のようだ。

実は、途中に寄った釣り具屋の前で
2人で今にも降って来そうな空を見上げながら
近場のキス釣りにするか、
思い切って沖に出るかを迷い、
結局キス釣り(この場合は
五目漁師はタイラバでヒラメやマゴチ狙い)
と決めたために
旦那はイソメを準備したが
コマセやオキアミは持ってこなかった。

しかし、そこは五目漁師遠方より来る、
何というか旦那の男気とでも言おうか。
雲行きを見ながら走りつつ、
どんどんと舵を島に向けて切ってしまったために
キス釣り仕掛けにイソメを付けて
流している旦那にはベラやオキギスしか
掛かってこないのも致し方ない。

五目漁師はこの後、ホウボウを釣ったところで
アタリも遠ざかってしまったので、
今度は陸続きの岬に大きくポイントを移動する。
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ここでは-30m-40mラインを流して
ウッカリン2(36cm)追釣する。
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このポイントは
かっては旦那のキス、カワハギ、アマダイなどの
五目釣り場だったらしいが
こんなにでかいカサゴはここでは初めて
とびっくりの様子。

タイラバ強し。

で、今日の釣果はこれ。
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  釣った日刺身は旦那の自宅にて捌かせていただき皆でいただく。
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あの広い海の中で
先ずは餌(あるいは敵)の存在を知らしめるのが第一。
タイラバは派手で初めて見る変な奴、
ジギングもイワシの中で一尾だけ変な奴、
しかもヨタヨタして元気がないので直ぐに捕まえることができそう、
泳がせのアジも同じですね。
元気に自然に泳がせるのがいいなんて
五目漁師は信じていません。
そんなことしたら、万に一しか釣れるチャンスはなくなってしまいます。

 

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2016年4月 6日 (水)

乗っ込みマダイ狙い

昨日(45日)は横須賀沖に釣行。

お互いのブログのコメント欄を通じて
知り合った横須賀の釣吉さんから
マイボートでの鯛釣りにお誘いをいただいた。

昨年末に正月の食材確保で
やはり鯛釣りにご一緒させて頂いて以来
3ヶ月ぶりになる。

今回はそろそろマダイの乗っ込みが始まったということで
釣吉さんは大真鯛狙い、
私の方は鯛が釣れればそれで良し。


釣吉さんのマイボート置き場が変わったために
少し早めに自宅を出発したものの、
案の定、方向音痴の五目漁師は
浦賀の辺りで行ったり来たり、
携帯で誘導されて少し遅れ気味で
やっとマリーナに到着する。

山の桜を眺めながら湾を出ると
10数分でポイントに到着する。

 

1dsxp162312sこれは帰りの写真


五目漁師がよく出掛ける東伊豆方面の釣りでは
潮の干満による潮流を気にすることはまずないが、
東京湾沿岸の釣り場は潮流が速く、
干潮と満潮前後の
潮が緩んだ時が釣りの時合い、

というかそれ以外では
潮が速過ぎてどうにもこうにも釣りにならないようだ。

釣吉さんの目下の課題は
潮が速いその時に如何に鯛を釣り上げるかだ
と聞いている。

そうでないと
一日の釣行の半分以上は潮待ちの時間になってしまう。

五目漁師も観音崎のボート釣り師から
同じ様なことをよく聞くが、

多分こんな時のマダイは
必死に体をよじりながら泳ぎに集中しないと
どこかに流されてしまう。

釣り師が流す撒き餌や仕掛けに
構っていられる場合じゃないのでは
と呑気に考えている。

話を戻すと、
ボートがポイントについた時は、
丁度下げ78分と言ったところで
その時合いのタイミング。

釣吉さんに直ぐに30cm前後のマダイ、
続けて40cm超のマダイが掛かる。

焦った五目漁師は
最初の一尾を取り込み直前で放流
(ちっ!)。

次にやっと35cm1尾をゲット。

 

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その間、釣吉さんも五目漁師も
一度ずつ大きな引きをバラして残念がる。

やがて、干潮時を過ぎると
潮が反転し湾奥に向かって流れ始め
次第に釣りにくくなってくる。

五目漁師は東伊豆では経験することがない
教科書に書かれたような潮の動きに
ふふーんと感心してしまう。

今日の満潮は3時半、
次の時合いは2時半ころになるので
潮待ちを兼ねて
少しは流れが緩い別のポイントに移動する。

ここは、海底に高くそびえる根(?)があり、
回りには魚群が見えるが
魚の種類まではわからない。

潮が速い一方で
それとは逆向きに吹く弱い風のために
アンカリングでこのピンポイントに入るのは難しく
釣吉さんが微妙なコントロールで
ボートを魚群の上に止めてくれる。

そんな中で五目漁師が
ロングハリスを2.5m2本針の“何でも来い仕掛け”に替えて
23度シャクリを入れると
型の良い(25cm程度)メバルが掛かって来る。

ただ、ポイントにずっと船を止めるのは難しいために
再びロングハリスに戻して鯛狙いを再開する。

ここで五目漁師はなんとか2尾を追釣したが
少し早めに午前中のポイントに戻り
大物狙いで待機することになった。

潮は依然として湾奥に向かって流れているものの
道糸PE2号、80号のビシならなんとか釣りになる。

ただ、退屈なことにアタリどころか全く餌もなくならない。

これが速い潮のせいなのか、
単に鯛のご機嫌が悪いせいなのかは分からないが、
結局潮が緩んだ3時前になってもこの状況は変わらず、
期待した午後の時合いには2人共獲物はなし。

再び潮が反転した時点で
本日の釣りは終了した。

大真鯛は釣れなかったものの
釣吉さんにお任せの大名釣り、
どうもありがとうございました。

で、今日の釣果はこれ。

 

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久しぶりの釣った日刺し身。

 

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皮付きの炙りが香ばしくて美味しい。



 

 



午後の時合いにもう2、3尾は期待したのですが
餌がずっと付いたまま。棚を上げたり下げたり色々工夫はしてみましたが
ご機嫌が悪い時ってこんなもんですね。
釣吉さんありがとうございました。
本格的な乗っ込みシーズンはまだこれからでしょうか。
また、お誘いください。

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2015年12月23日 (水)

横須賀沖のマダイ釣り

昨日(12月22日)は横須賀沖に釣行。

9月に横須賀のマイボート釣り師、釣吉さんに
メガハギ釣りにお誘いいただいた。

今度はマダイのシーズンに是非またよろしく
とお願いして
船を降りてからもう3ヶ月になる。

最近の釣吉さんの鯛の釣果をブログで拝見して
そろそろかなと思っていた矢先の昨日、明日行きますがどうですか?
と再びお誘いをいただき、
少しあった事情はそっちのけで飛び乗った。

 

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釣行の明くる日から2泊3日の予定で今函館に来ているために
前回に続き旅先からの投稿になってしまった。

極々簡単に。

 

ポイントに到着すると丁度満潮の時刻。
それからゆっくりと潮が流れ始めると
この時合でふたりとも3尾ずつのマダイを上げたが
次第に潮が速くなってくるとピタッとアタリは止まる。

 

東伊豆方面の釣りが多い五目漁師は潮回りを気にすることは殆どないが
この界隈の釣りではいわゆる上げ三分とか下げ七分など
という時合いの通りに釣果が反映するという、
なんてことを餌取りも寄り付かない時間帯に釣吉さんとお話しながら、
昼からの時合いを待った。

 

干潮は2時前、
少し遅くなったが粘った結果、潮止まりの前後に追釣り
本日の釣果はこれ。

 

Cas155304sマダイ31cm~34cm


イナダの照り焼き

 

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イナダの竜田揚げ

 

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マダイは料理する間がなく、
今回はお正月の食材として全て冷凍保存することにしました。

釣吉さん、どうもありがとうございました。

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2015年9月29日 (火)

野比沖でメガハギを狙う

昨日(928日)は野比沖に釣行。

今回はいつも互いのブログのコメント欄で行き来する
釣吉さんからお誘いをいただき
野比沖のメガカワハギ釣りに同行させて頂いた。

この時期になると釣吉さんのブログ
毎回のように登場する型揃いのカワハギ。

その釣りポイントまで手漕ぎボートで
なんとか行ける範囲に貸しボート屋さんがあるにはあるが、
あいにく平日はエンジン付きオンリーということで
一度行きたい行きたいと言いながらもためらっていた。

見かねた釣吉さんから ならば 
ということで今回お誘い頂いた。

もちろん五目漁師は羽でもついたように喜んで飛んで行った。
ブログの相互コメントの威力は凄い。
初対面ではあったが、
おはようございます
のご挨拶の直後には、お互いに普段のスタイルで会話が弾む。

早速、ボートに荷物を積み込み、
横須賀港を経由して野比沖のメガカワハギポイントに向かう。

 

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今日は二人共カワハギ一本に狙い定め竿を出す。

しばらくすると、釣吉さんに最初の一尾目、
なんといきなりメガクラスだ。
でかい。

 

2img_0_m写真は釣吉さんのブログより拝借


私にも良型が来る。

 

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しかし、アタリが続かない。
水深-78mに広がる岩礁帯が険しいだけに
狙いを定めたポイントが風や潮の影響でぶれると
アタリに影響するようだ。

五目漁師は普段はコマセ釣りの傍らで
カワハギ釣りをやることが多かったために
コマセ釣りのオキアミ餌を
そのままカワハギ釣りに使うのが普通であったが
今日は釣吉さんが準備して下さったとっておきのアサリを使っている。

食いが悪い時に、予備で持ってきたオキアミを付けてみると
瞬殺で取られてしまう。
ベラやカサゴには特に受けが良く食いも良いが
餌持ちはアサリの方が良いようだ。

それにしても上がってくるカワハギは
ほとんど全てが25cm以上の良型揃い。

昼からは潮が速くなり、うねりも大きくなって釣りにくくなった上に
スズメダイにたかられてしまい
数を伸ばすことはできなかったが
久しぶりにカンカンと穂先を叩きながら上がって来る
カワハギの引きを楽しんだ。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。

 

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因みに釣吉さんは私の倍近くを釣り上げる中で
少なくとも3尾はメガクラス。
3号ハリス切れも何度かあったようだ。

釣った日刺し身は
ポン酢ともみじおろしで食べるさっぱり系の薄作り

 

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と、ワサビ醤油で味わうこくの肝和え。

 

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似た者同士だが、ヨメサンは折角の肝を食わないので苦肉の策だ。

ニンニクを効かせダイコンおろしを添えた
これもさっぱり系の和風ムニエル、

 

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私のお皿には肝のムニエルを添える。

 

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なんで、こんなに美味いものを!

 

外道のカサゴは姿唐揚げに。

 

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いつも釣ったカワハギは氷締めだけで血抜きはしませんが
釣吉さんに教えていただいた簡単な方法でやってみました。
見違えるほど美味しくなります。


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2015年9月 6日 (日)

どうですか五目さん、深場もおもしろいでしょう!

昨日(9月5日)は網代の乗合船富士丸で釣行。

以前にも誘って頂いたumeさんのお誘いに乗って5時に網代港を出港。

今日はumeさんの他に
今や竿フェチ、
お気に入りの竿を次々に繰り出し(ご自身の竿は除く)
これを武器に目覚ましい釣果を上げるaさんもご一緒。

乗り合い船とは言え、他にお客さんはもう一人だけ、
それにいつもの様に大船長が
釣りのお手本を示すために乗ってくれる。

 

1dsxp151841s先ずは初島の西側に向かう


乗り合い人数がほぼ仲間内だけと少ないために
釣りものはこちらの希望を聞いいていただけるのも
この船の良いところのようだ。

で、今日の釣り物は何れも初島周りではあるが、
最初にハナダイを中心とした五目釣り、
そして頃合いを見計らって
aさんの強い希望で深場(-180m)のメダイ釣りを予定している。

普段はこんな釣りは繊細さに欠ける錘釣りだと敬遠する五目漁師も
竿とリールをお借りして老体をかばいながらも参戦する。

海上のコンディションは
前回が台風を控えた海で荒れ気味だったことを思うと
今日は風も波も穏やかで申し分がない。

釣り場に着き船長の指示棚に仕掛けを落とすと
一投目からハナダイが掛かってくる。

 

2dsxp151843s

ところが入れ食い状態の中で餌に見向きもされないことがしばしばあった。

五目漁師は滅多にやらない釣りなので
TBで探した中古の80号のビシを使っていたが、
どうやらこいつが落ちていく途中で蓋がパカっと全開し
コマセが一気に放出されていることがわかった。

こんなことで、
なんとかならないものかとビシを眺めていたり
慣れないロッドホルダーの利用で手返しが悪かったりで
時合いはあっという間に去ってしまった。

むー、結局食い気が良かった割には釣果が上がらず
8時前(?)にはメダイ釣りに向かう。

五目漁師は初めて電動リールを使う。
リールの扱い方、釣り方をumeさんが
自分の釣りそっちのけで丁寧に教えてくれる。

すると、いきなり一投目の底取りがなにやら重い。
この状態ではなんとなく電動のスイッチONは怖いので
2、3回手巻きしてみるとどうやら根掛かりではなさそうだ。

スイッチを入れる、ウイーン。
ドラグを滑らせながらの巻き上げなので随分と時間が掛かるのに
umeさんが玉網を持って隣で待機してくれる。

どうですか五目さん、深場もおもしろいでしょう!

うーむ、ウイーン、でも、どうもくさい。

やっぱりだ。

umeさんは玉網取りの代わりにプチン!と
ハサミで私の仕掛けを切って自分の釣り座に戻っていく。

なんだ、いきなりメダイかと期待したのにサメかい。

そうこうしている内に周りでは皆メダイが上がり始める。
どうも時合いのようだ。

umeさんも、今日は調子が良いですよ、
aさんもあげてますよ!
と言いながらあげた魚がバタバタと甲板で跳ねて(五目漁師には)うるさい。

この後五目漁師にもアタリ。
今度こそはメダイ、
先ほどのサメとは明らかに引き方が違うため
自信と余裕の巻き上げ。

私のどや顔を見て “お決まり”
と疑いもせずumeさんはaさんにまで声を掛けてくれる。

もうリールを巻き始めてから5、6分もたったであろうか、
五目漁師の前に見えてきたのは
またしてもサメ野郎。

気の毒そうにシーンとした顔つきのumeさんに
再びハリス切りをお願いする。

どうやら慣れない深場の釣りで
底取りから仕掛け長を巻き取るタイミングが遅すぎるのが
サメにやられる要因のようだ。

隣でメダイ釣りのお手本を見せてくれる大船長は
仕掛けを投入すると
パンを食べながら竿はロッドホルダーに掛けたままで、
あとは船の揺れ任せ。

それでも2尾掛けを含め4尾を釣った。

コマセの出し方や誘い方が悪いのかと思い尋ねてみると、
メダイ釣りは基本コマセなんかいらないよ!
皆さんおまじないで撒いているだけだよ。 と、

実はこの日3尾のメダイをあげたaさんは、
自前のオキアミをせっせとコマセていたらしい。

一尾頂いたメダイの胃袋にはしっかりとオキアミが詰まっていた。
メダイがコマセに集まっていた証拠だ。

果たしてコマセは効くの効かないの?
要るの要らないの?

こんな基本的なことさえ
自分で判断できないのが五目漁師のメダイ釣り、
これでは釣れる訳がない。

で、今日の釣果はこれ。

 

3cas154108s

そしてメダイフェチでもあるaさんから頂いたこれ。

 

4cas154113sメダイ、55cm


釣った日刺し身は少し時間を要するが
最近はこれがないと我が家では刺し身が始まらない。
ハナダイとウマヅラ、そしてメダイの昆布締めを加えた
8点盛り合わせ。

 

5cas154134s調子にのってやってみたウマズラハギのの昆布締めは失敗。
やはりカワハギは肝醤油が一番。


チカメキントキはこれも刺し身にしようとしたが
捌いている最中に姿に惚れてアクアパッツアに変更した。

 

6cas154120s

ハナダイの潮汁

 

7cas154143s

 






サメも重たいだけのと結構引くやつがいますね。
騙されました。

私はいつも釣れるか釣れないかは
たまたまそこに魚が来たかどうかだけだと思っています。

あまり、釣り方ななどは気にせず次回には私にもメダイが来てくれることを期待します。


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2014年5月31日 (土)

伊豆多賀で初めてのカヤック釣行

昨日(530日)は伊豆多賀でカヤック釣行。

以前から伊豆のカヤック釣師umeさんから
一度乗ってみますかとお誘いをいただいていたが
カヤックというものをまじまじと見たこともないし、
まして触ったことなどない五目漁師。

そんな私でも海に出られそうなお天気と
二人の都合がなかなか合わず何度か見送りになっていた。

先日、
急遽リフレッシュ休暇がとれることになったumeさんから
365日リフレッシュ休暇で少々疲れぎみの私に
再度のお誘いをいただき
やっとその日がやってきた。

 

Img00922s

 



左が釣り用に先鋭化されたumeさんが乗るカヤック。
オール、足漕ぎ、セール三通りの推進手段を備える。

 

一方右側のずんぐり型が
今日五目漁師がumeさんからお借りするカヤック。
推進手段はオールのみ。

Ume
さんがサイドフロートに空気を入れながら言う。

 

これつけるとやっぱり安定がよくなって安心なんですよ。

 

(えっ!私のには付いていない。)
じゃー私のは不安定で心配なのですね!

 

いや大丈夫ですよ。

 

・・・・

 

私は今までに沈(転覆)したことはありませんが、
沈すると大変ですよ。
竿やクーラボックスが全部、
ヘタすると命も流されちゃいますよ。

 

・・・・
(せめて命より大事な竿だけは助かるようにと
慌ててカールコードをお借りし竿に取り付ける)

 

五目漁師はこんな時には不安よりも
必ず好奇心が勝ってしまう。

 

そして準備万端、
7時前に揃って岸払い。

 

おー結構進むじゃないの

 

Imgp8716

 



と爽快に漕ぎ出したのもつかの間。

 

軽くピッチ走行にしてみたり、
ゆっくり強く漕いでみり、
腕を下げてみたり、上段に構えてみたり
なんとか筋肉の疲れをごまかそううと
いろいろやってみる。

 

魚探に表示される深度は0.1m刻みでさえ
ポツリポツリとしか変わらない。

 

時速表示は2.5km/hから3km/h
歩きの半分くらいかな。

 

何?まだ-40m
この先の-100mを思うと気が遠くなるが、
もう後には引けない。

 

やがてオールを握る指の皮が剥けてくる。
何もしていない足が痙攣する。
痛てて。

 

遊園地の白鳥ボートよろしく
足漕ぎで悠々と先を行くumeさんのカヤックが
やっと横を向いた。

 

あそこだな。
一時間も漕ぎ続けたかな。(実際は約40分だったらしい)

 

疲れを癒している場合ではない、
風が静かな今のうちに釣らないと
いつ戻りになるかわかったもんじゃない。

 

Img00924s

 

 

 

 

 

Imgp8718s_2



サバタンを付けた仕掛けを落とすと
早速クンクンとアタリがあるがなかなか針掛かりしてくれない。

 

やっと掛けた最初の一尾は中層の強い引き込みでバラしてしまう。

 

このサバ不味いのかもしれないな。
先針の餌を生のキビナゴに替えるとまたアタリ。
今度はしっかり掛かったようだ。
あがってきたのはキビナゴに掛かった25cm程度の小型のオニカサゴ。

 

錘は60号。
次の投入を準備していると自分では認識がなかったが
umeさんが、かなりのスピードで熱海方面に流されてますよと教えてくれる。

 

こんな沖ではしっかりGPS魚探をチェックしていないと
こんなことには気づけない。

 

一流し毎に風に向かって元の場所に戻る漕ぎも結構辛い。
交互に釣り流し、そして漕ぎあがるumeさんと五目漁師。
すれ違いざまに
今オニがあがりましたよ~とか
でかいの逃しましたよ~とか
お互いに釣果を交換する。

 

やがて11時前になるとその風が白波を伴いそうなまでにあがってくる。
双方がそろそろ潮時かなと合意して
後ろ髪(二人ともそんなものはとっくにないが)を
引かれる気持ちで湾内の定置網回り(-60m)に移動開始。

 

パンパンを通り越して痛み感じながらも
両腕に渾身の力を込めて漕いでいると、

 

プシーーー、バリバリ

 

突然、はがい締めにあったように上半身が拘束され、
目の前が黄色になった。

 

少し荒れ気味の海面の水しぶきに感応したのであろうか
自動膨張式のライフジャケットが
五目漁師の両腕以上にパンパンに膨らんだ。

 

Img00929s突然膨らんでしまった自動膨張式ライフジャケット
(岸上がり後に撮影)

 



なんじゃこれ?!
これでは邪魔になってオールが漕げない、
でもせめて静かな湾内に入るまでは我慢しなくっちゃ。

 

この後は筋肉オジサンの着ぐるみ状態のままで
定置網までなんとか移動。

 

(ルール違反だがその後は着ぐるみから抜けだして)
釣りを再開。

 

ここもオニカサゴのポイントらしい。

 

やがてumeさんが、
何か掛かりましたと巻にかかっている。

 

でかそうだ、
後ろから注目しているとカヤックが引かれて方向を変えている。

 

やがて右手にタモをとったその瞬間、

 

あっ!

 

その後は、ただただ悔しがるumeさん。

見てましたよっ!
でかかったですねと慰めの五目漁師。

 

そして、そのわずか56分後
今度は五目漁師がクックッと小さいアタリに反応して
竿をシャクリ上げると、
意に反して、

 

グイグイ!
来たーっ!

 

でかい、
重量感というよりも力強いビクビクとした引き。

 

ムツ針17号ハリス6号。
こいつが掛かればそんな簡単にはバレるはずがない。
ジジーッと出ていくじれったいドラグを締めて
強引にあげようとした直後に

 

フッ!

 

やってしまった。
枝針のち元近くで切れている。

 

先ほどのバラシをまだ残念がりながら
風上に上ってきたumeさんに話すと、
umeさんのあたりも最小はクックッと小さかったらしい。

 

同じやつだな。
海原で潮焼けのオヤジが二人して大いに残念がる。

 

この後引き上げ間際に五目漁師にアタリ。
あがってきたのは26cmのオニカサゴ。
もう帰りかけていたumeさんが駆けつけてきて写真を撮ってくれる。

 

 

 

Imgp8749s

 



で、今日の釣果はこれ。

 

Cas147233sumeさんのオニに比べると二回り位小さい)

 



バラした魚がここにいたらなーとまだ悔しい。

今日は釣った日刺し身もなしで
バタンキュー

ume
さん、ありがとうございました。

 

そしてこれが本日のumeさんの軌跡。

 

2014053001s(金魚のふんの五目漁師の軌跡も同じようなもの)

 



青色の行き交い部分が-105m-110mの沖のポイント、
黄緑色の行き交い部分が-60mの定置網近辺。




*4枚目の写真の挿入位置に間違いがあたので修正
(6月1日7時28分)

 







明けて本日心配していたほどには筋肉痛とかはなく、
正直もう二度と・・・
と思っていたのにまた行きたくなっています。
またよろしくお願いします。

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2014年5月29日 (木)

予定変更でキス釣行

昨日(528日)は金田湾に釣行。

この日は久々に富士山撮影行を予定していたが、
予報ではどうやらあいにくの天気。

そこで急遽、
かねてより準備していたキス釣りに出かけることにした。

キス釣りは五目漁師の釣りの原点

この釣りなら釣り比べて
そう簡単には負けないだけの自負があった。

なのに
一昨年の知り合いと二人での久々のキス釣行では
ワカサギのようなキスがたったの10数尾という
散々な目にあってしまった。

時期も含めて
初めての釣り場の様子も知らずに
キス釣りならお任せ!
となめてかかったのが敗因であったろうか。

今回は当ブログのコメント欄で
東京湾界隈のキス釣りを熟知した釣り師から
この時期の当たり場所や適餌などのアドバイスも
ばっちりいただき、
満を持しての岸払い。

この天気、
晴れは晴れでも
まさに富士山撮影には向かない絶好の釣り日和。

 

Img00920s




コメント欄でいくつかの候補地を教えていただいたが、
結局、前回のリベンジを果たすことも含め
再びこの金田湾にやってきた。

 

ここのボート釣りエリアは沖に出てもせいぜい水深10m。
(と今では知っているが)
前回は二人乗りのボートを右に、左に、沖にと
ひたすらに水深を求めて一日の大半をボート漕ぎに費やした
ことを思い出す。

 

ドボン!
アンカーを落とすと23秒後には着底する。
始めは途中で何かに引っかかってしまったかと疑うほどだ。

 

落とす時のロープのフォローも
上げる時の重労働もここでは不要だ。

 

ここでは当たり前のこの浅さを最初から知っているのと
知らないとでは大違い。
今日はボート屋さんが曳航してくれた沖に向かって
航路右側水深7m程度のポイントで躊躇せずに粘ることにした

 

先ずは一投目で幸先よくピンギスが上がってくる。
ウシシ、今日は束釣りかな?
と期待したが、アタリが続かない。
ポツリポツリ、
これじゃアタリを全部掛けても束には至らないではないか。

 

ボートを止めてしまうと
数尾釣ったところでキスとの音信が不通になる。

 

そこで五目漁師は周囲ののどかな釣りを尻目に
一人漕ぐ漕ぐ。
漕いでは流され漕いでは流されの繰り返し。
あのオッサン何やってるのと思われても
ポイント回りをひたすらに漕いでは流される。

 

しかし、これはキスを求めて
海域をあてもなく漕ぎ回った前回の無駄な漕ぎとは全く違う。
この界隈にキスがいることを信じて迎えに行く漕ぎだ。
一漕ぎ、一流しすると23尾が釣れる。

 

昼過ぎからは少し南西風が強まってきたので
ドボン、即着底のアンカーを
仕方なく入れながらの釣りになったしまったが、
ここでもボート内の老体を反時計回りに回転しながら
周囲をまんべんなく探っていく。

 

で、本日の釣果。

 

Cas147137sa



貧果を知らない熟練釣り師腰痛持ちさんが
41.5cm径の100円ザルに並べたのを真似て私も並べてみた。

 

キス53尾にメゴチ9尾。
こうして見ると型もそれなりに揃っているように見えるが、
見栄えを撮影でカバーするのも五目漁師の釣り技のうち。
中央の2尾(22、3cm)以外は
ワカサギサイズからせいぜい156cm程度のピンギス。

 

そして、キスといえば天ぷら。

 

Cas147156s



どうも私の揚げる天ぷらは油がギトギトで
衣のシャキシャキ感がなく不味いらしい。
(ヨメサンの酷評)

 

そして、釣った日刺し身はメゴチの昆布締めと
とろろ昆布和えの三色盛り。

 

Cas147180s






追記:
手持ちのキス釣り仕掛けなどがないのでとりあえず買ってきた。

 

Dscp147908s

 



後日、
道具を整理している収納ケースをあさっていて
こんな物を見つけた。

 

Dscp147917s



あれっ全部揃っているではないか。
大昔(40年ほど前)に使っていたジェット天秤やカレイ釣りの遠投用錘。
砂地に噛んで仕掛けが流れないようにイボイボが付いている。

 

 

 

おおっ!懐かしい。






型をとるか数をとるか迷った挙句に数が出ると聞いた金田湾にしました。

本当に小さい。

 

ボート屋さんの話では水温上昇に伴い
まだ今後
型も数も期待できるとのこと。
次回は束釣りを狙います。

 

 

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2014年3月 2日 (日)

五目漁師に釣られるアマダイはいないの?

昨日(31日)は
ブログで知り合った釣り仲間、総勢12名で
仕立て船(2ハイ)のアマダイ五目釣行。

今回も東伊豆が地元の のりべんさんのお世話で、
前回アマダイ釣りが初めてにも関わらず
ダントツの釣果で気を吐いたAPさんが幹事役。

まだ真っ暗な西湘バイパスでは突然ザーッと通り雨にやられ、
ヤバイかなとも思ったが
結局海に浮かんでいる間は雨もなく、
丁度気持ちがいいほどの風と波。

船長(少し小さい方のオヤジさん船)の脇で
一人トモに陣取った五目漁師は
時折ミヨシ側から聞こえてくる歓声を耳に釣りに集中した。

いつもは手漕ぎとはいえ、
アマダイ釣りでは一番気を使うコース取りが
船長任せになるだけで
こんなに気持ちにゆとりができるものなのか!?

そんなゆとりの中で、
今日は試してみたい仕掛けが幾つかある。

一人でこそこそやるには絶好のポジションだ、
ウシシ。

先ずはいつもの2本針、吹き流し(今日は3号)仕掛けを出す。

五目漁師は時々刻々変化する底潮の中で
たなびく吹き流しの棚を合わせるなんて
器用なことはできない。

そのため底取りからゆっくり竿を立てて
棚をスイープする釣法。

名人がよくいう底潮対応で
ガン玉を打って仕掛けを沈めるとか
逆にフロートを入れて仕掛けを浮かせるなどは
私にとってはおまじないに過ぎない。

基本的に,この手の魚は棚で止めて待つ必要はない、
食いっ気のある魚は我々が想像する以上に素早い。
一瞬棚(目)が合えば飛びついてきて躊躇なく餌を吸い込む
と考えている。

(あくまでも私のイメージ、見たわけではない。
で、こんな風にいい加減なことを言っているから
なんと2回続けてアマダイ仕立てのアマダイボーズをやってしまった。
お見事としかいいようがない。
しかもアマダイ釣りは初めてとかそれに近い人が竿頭になる中で)

で、話を前に戻して、
この吹き流し仕掛にはいきなりムシガレイが掛かってきたが
あとは小物らしきものに餌を取られてばかり。

-80m-90mの海底から小さいアタリの度に、
最近は顔を拭くのも辛いシャクリ痛の右肘に負担をかけながら
80号錘を巻き上げて付け餌のチェックはかなわない。

ここは餌取りの心配がないオニ狙いに替えてみよう、
でも折角のアマダイ仕立て、
やっぱりアマダイも釣りたい、
と考えて作った変態仕掛けがこれ。

 

Cimg4460as

 

緑はムツ17号サバタン用、金はカットグレ8号オキアミ用




早速、持参したサバタンとオキアミを交互につけて落とすと、
先ず一番下のサバタンに27cmのオニが掛かってくる。

 

そしてしばらくするとやはり下のサバタンに
今度は41cmのオニが掛ってきた。

ここで続いてオキアミにアマダイが掛かってくれれば
変態仕掛け大成功の証になったのだが、
オキアミの方は依然として餌取りにやられるばかり。

やがて11時になるとこのエサ取りもいなくなる。

で今度は3本針の胴突仕掛けの上部にかごをつけて落としてみる。
この仕掛は晩秋のアマダイ釣りであわよくば
まだ底をうろつく青物を掛けようという狙いで作ったエダス6号の大物仕掛け。

 

Cimg5307s

 





今日はアジなどがひょってして
とコマセを詰めて出してみたものの反応はなかった。

他に吹き流しのビシ釣りもやってみたり、
私なりにいろんな仕掛けを試したアマダイ狙いの一日であった。

僚船にはサバやアジもきたようであったが、
我々の船では青物は皆無。
さすがオヤジさん、
今日はアマダイ五目仕立てだから、
オニまではセーフ。

で、今日の釣果はこれ。

 

Cimg5202s41cm,1.3kgの立派なオニカサゴ。




いつもなら普通サイズの27cmのオニカサゴが小さく見える。

 

むー、それにしても五目漁師に釣られるアマダイはいないの?

さて、とらぬ狸の皮算用、
アマダイを釣ってこんな料理を
と前日にメモまでしていたのに本人もびっくりのアマダイゼロ行進、
仕方がないのでオニのフルコースをやってみた。

先ずはしゃぶしゃぶ、

 

Cimg5238as

 





キモや胃袋、皮の珍味もしゃぶしゃぶの合わせ食材。

 

Cimg5216as

 





そして、仕立てを出してくれた内田丸にいただいたわかめも一緒に
しゃぶしゃぶ。

 

Cimg5222as

 

湯につけると一瞬にして茶が緑に変わる。

 

へ~、旨い。




しゃぶしゃぶの残りにアラを追加した出汁で作った雑炊。

 

Cimg5262as 



それに身がたっぷりアラの酒蒸し

 

Cimg5281as



そして、握り。

 

Cimg5298as下の右半分は昆布締めの握り)、
上は中落ちの梅肉あえ軍艦とわかめの軍艦。





最後はヒレ酒

 

Cimg5318sお酒に弱い五目漁師、お酒は少しだけ。





これで骨以外は食い尽くした。
旨い。
申し分ない。

 

 

 







皆さんとご一緒する釣りはこれはこれで楽しいですね。

 

 

 

でもやっぱり一人船長のボート釣りには自分で海を探求する魅力があります。

本日もポチッとよろしくお願いします。

 

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