フォト
無料ブログはココログ

カテゴリー「<!ー080葉山釣行ー>」の記事

2024年7月28日 (日)

なかなかありつけないオオカマス

 

7月27日は葉山(オオモリボート)に釣行。

次の釣行は29日か30日に同店のオオカマス+泳がせヒラメと決めていたが、前日の昼頃になって葉山の天気予報や同店のスタッフブログをチェックしていると居ても立っても居られなくなり予約の電話を入れてしまった。
最近はこんなことが多い。

1dsxp248423s

Dsxp248424s
オオモリボートは行きも帰りも曳き船サービスがあるので、釣り方によっては殆どオールを使うことはない。

オオモリボートと言えば、梅雨の頃のオオカマス(多分本カマス?)とそれを泳がせて釣る大ヒラメで毎年盛りあがる。
例年に比べると既に時期が進んでいるせいか小型のミズカマスも良く釣れているようだ。

五目漁師は過去3回、このフィーバーに乗っかろうと出掛けてみたものの、オオカマスは良くて2、3匹か、お触りすらない超絶完ボに終わっている。
ヒラメは一度釣れたものの、オオカマスが釣れなかったのでたまたま釣れたワカシを泳がせたところ餌なりにヒラメも小さかった。

さて、今回はどうなることやら。
最近のスタッフブログを拝見すると釣り慣れた人なら200匹は・・・とか、手掴みできそうなとまで書かれているのでこれなら自分でも20くらいは行けそうだ。
いや、あんなでかいのが20も釣れたらどうしよう、2人暮らしなので10で止めて、後は泳がせに専念しよう、と正に今となってはとらぬ狸の・・・で出掛けた。

その結果が、見せたくもないがこれ。
3cas242339s

実は、これとて現地でご一緒させていただいたカヤックのMBLさんのアドバイスがなければ超絶完ボになるところだった。
カヤックで動きが速いMBLさんはさっさと周りの状況を見渡し、釣れている場所と釣り方をチェックされたようで、もとより準備されていたアジ釣り用のワームを付けた自作サビキを使われ小型のミズカマスを十分にゲットされた。

その後大物狙いの深場に向かわれる前に、今日はサビキがいいですよとアドバイスをいただいたおかげで、五目漁師もジグからアジ釣り用のサビキ仕掛けに替えてこの3尾がゲットできたということだ。

カマスはその後直ぐに釣れなくなり、4尾目と5尾目が泳がせサイズのコサバとコアジだったことで10時にはカマスは諦めて一発逆転狙いで泳がせに専念した。
Dsxp248429s
これも失敗だったが、持参した泳がせ用の竿が少し硬めの竿で、置き竿にすると穂先が跳ね、泳がせの魚が持たないために、カマスは止めて手持ちで泳がせに専念した。

しかし、こちらの方も一度もアタリはなく、寂しいままの釣果で終わってしまった。

因みに、今回五目漁師が準備ししていたジグはバイブレーションを主体としたこれ。
4cas242340s

少し大き目な感じはしていたが、あくる日のスタッフブログを見てみると、今回のオオカマスはバイブレーション(ジグ)使ったとしても、巻き方も食わせ方も経験値がものをいい、これから経験を積もうという人にとっては食わせるのが難しい状況だった・・・と書かれているではないか!
なんだ、そんなこともっと早く言ってよね! 
200匹は釣れそうな・・・の記事を信じて、バイブレーションを投げ込めば下手クソでも自動的に釣れるのかと思っていたのに、もうろくすると人には優しくなるし、人情ごとには涙もろくなるし、考え方は甘くなる。

それはそうと、エンジン艇でお客の様子を見ながら周りで一緒に釣っておられたスタッフの方々も、一向にオオカマスを釣られている様子はなかったので、今日は誰も釣っていないだろ。
胸は張らずとも小さくなるまでのことはなく、浜で後片付をしていると、なんと70cmはあろうかと思われる立派なヒラメの記念写真撮りを見てしまう。
このサイズになると泳がせの餌は当然のことながらオオカマスになるが、そのオオカマスも20ほどは釣られたらしい。

うーむ、釣る人は釣っている。
早速、駐車場で釣られたご本人ににじり寄り話しかけると、ご丁寧に使ったルアーや釣り方を教えて下さった。
ありがとうございました。
この方もバイブレーションを試されたらしいがアタリは皆無、結局当りのルアーはワームだったようだ。

7月、8月の海水浴シーズンは駐車場代も跳ね上がりなんとびっくりの終日2200円(注1)、しかも五目漁師にとっては専ら暑いだけで、肝心の魚は釣れなかった。
もう2度と来ることはないと思っていたが、こんな話を聞いてしまうともう一度やってみようかと考え直してしまう。
このワーム、最近は人気でなかなか手に入れるのが難しいらしいがタチウオにも効くと聞いたので明日から探してみよう。

大事な釣果は野菜で水増しして大葉巻き天ぷらに。
Cas242346s


(注1):元22000円と書いていましたが、2200円の間違いでした。
   ご迷惑をかけた方もあったと思います。大変申し訳ありませんでした。


たまに来て釣ろうなんて、虫が良すぎますよね。やはり何度か通って釣り場の状況を知ったり、状況に慣れたりしないとブログの記事だけではかなり間違ったことをしていると実感しました。

本日もポチッとよろしくお願いし。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2019年6月 6日 (木)

超絶完ボもまた清々し

 

本日(66日)は葉山(オオモリボート)に釣行。

オオモリボートと言えば
この時期に浅瀬に入ってくる40cm近いオオカマス。
そして、このカマスを泳がせて大ヒラメを狙う。

今年はまだ、本調子ではないものの
カマスもヒラメもそこそこには釣れているようだ。

シーズンに入ると
天気予報を常時チェックしているが
伊東や福浦と違って
風波的に良い日が少ないために
365日連休中の五目漁師と言えども
なかなかタイミングが合わない。

23日前から注目していた明日(66日)は
絶好の日和になりそうだ。

急遽一人で行くとなれば抜け駆けになるので
以前からお互いに声掛けして一緒に行きましょう
と約束していた(別々の)お二方、
Hさんとガルさんにおことわりのメールを入れる。

仕事が忙しいHさんからは頑張って下さい
の返事をいただく。

そして、ガルさんはグッドタイミングで
明日は休みとのこと。

五目漁師をダシにして若い奥様のお許しも得て
結局、一緒に向かうことになった。
Dsxp194615s

さて、両名ともヒラメ気合はマックス。 とは言え
カマスが釣れないことにはヒラメが始まらない。

五目漁師はエギング竿に
キス釣り用のスピニングリールで
ここの大カマス釣りにはお決まりの
ブレード付きバイブレーションルアーを
キャスティングする。

フムフム、久し振りだが
かってキス釣りで鳴らしたキャスティングの
命中率は衰えていないぞ。

ブチッ、ブチッ
と思ったところにルアーを投げ込むまではよいが
アタリの雰囲気はまるでナッシング。

水深145mに根が点在しているが
この浅さではカマスが居なければ
まともな魚などを居そうな場所ではなさそうだ。

小一時間で見切りをつけ
ボートを流しながらのジギングを始める。

もしカマスが居ればこれでも釣れるだろうし、
寧ろヒラメを直接狙ってみようという魂胆だ。

しかし、考えるに
カマスを追って入ってくるヒラメは
カマスが居なければここに居る理由はなさそうだ。

弱った。
周りのボートも諦め気分で
居眠りもちらほらと始まる。

カマスもヒラメも諦めてもよいから
なんとかもう少し深さが欲しい五目漁師は
ジグをシャクリながら沖に向かって漕ぐ。

しかし、出発時に今日は浅場限定です
と言われているだけに
223m辺りまで出ては戻ってくる。

諦めながらも魚探の画面がベイト一色になると
青物を期待してジグを落とすが
アタリの兆しは一向にない。

沖から戻ってくると
ルアーが駄目なら
サビキで泳がせ用の魚をゲットしてでもと
頑張っていたガルさんも
とうとう居眠りに入っている。
Dsxp194620s

たまに主の姿が見えないボートを見ると
落水でもしたのではないかと心配することがあるが、
これだけ腹を見せていてくれれば
そんな心配もしなくて済む。

五目漁師は最後にもう一度投げ込み竿に持ち替えて
バイブレーションルアーを放り込んでみたが
とうとう一度のアタリすらないままに終わってしまった。

帰りの引き船の際に
今日一日一度もクーラーボクスの蓋を
開けることがなかったことに気付き
覗き込んで超絶完ボの証を撮る。
Dsxp194624s

たまたまガルさんとは
誕生日が一日違いだったらしいが
2日前に五目漁師はとうとう大台に乗ってしまった。

釣れないと明日にでも出直したい気分で
熱くなりながら陸に上がった昔と違って、
超絶完ボもまた清々し。

しかも良いこと尽くめだ。
先ずは荷物(クーラーボックス)が軽い。
これが福浦や油壷なら
あの急登でもスキップができるほどだ。

自宅に帰ってからは
眠気をこらえながら魚を捌く必要はないし、
釣った日刺身を造る必要もない。

氷を捨てるだけで、
クーラーボックスの臭い水を捨てて
洗う必要もない。

そして、夜布団に入れば
1日殺生しなかったことで
優しく、良い人になったような安らかな気持ちで
寝入ることができる。

(ウソつきめ!)



2
人とも余り調子が良くないのは承知でしたが、
今日から良くなる気がすると思っていた、
と双方の気持ちが一致していたことが上がり後わかりました。
お互いに、釣り師ですね。
残念ながら、そんなうまくは行かず、
ボート屋さんも今日の不調を認め
一旦はカマス/ヒラメ狙いは終わりにすることにされたようです。
例年、6月の後半まで続いていますので
もうワンチャンスあると思いますが、
その時にはもう一度挑戦ですね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村  

2017年6月16日 (金)

小サバよりもワカシ、ワカシよりも大カマス

 

 

 

 

昨日(615日)は葉山長者ヶ崎のオオモリボートに釣行。

丁度2年前のことになる。
五目漁師は久しぶりに油壷のボート乗り場に向かったが
無下に掲示された“本日休業”の立て看板を前に
途方に暮れていた。

 

1splg150566s

しかし、不運な方はもう一人いた。

あの坂道を汗だらで戻ろうとした時に
足元に立ちはだかる大きな影法師。
力なく目線をあげると、なんとHEPPOさんではないか。

やられたのは2人だけというのに奇遇だ。
顔を寄せ合い“2人自撮り”の記念写真におさまりながら相談して
急遽オオモリボートに向かうことにした。

そこは大カマスとそれを泳がせて釣る大ヒラメの
シーズン真っ只中ではあったが
当然のことながら2人ともそんな準備はなく、
仕方なく沖ブイに向かった。

案の定、我々の釣果はさっぱりであったが、
帰り際の浜でクーラーボックスから溢れんばかりの
大漁の大カマスを見せられた時に
今回の約束は決まっていた。

数日前にお久しぶりです
HEPPOさんからその約束を果たすべく
お誘いのメールをいただき
本日の釣行になった。

今回は準備にたっぷりと時間がある。
オオモリボートのホームページを参考にして
こんなものをそろえる。

 

2img01585_002s上段:14gバイブレーションジグ
中段:カマスにハリスを切られるようだったら
    ジグとハリスの間に入れる50cm程度のワイヤー(2本)
下段:大ヒラメのハリス噛み切りに備えたワイヤー泳がせ仕掛け



五目漁師のお目当ては
もちろんカマスもそこそこには釣りたいが、
何といっても
40cmもあるそのカマスを泳がせて釣る80cm超えの大ヒラメだ。

オオヒラ、いやオオモリボートのホームページには
お薦めのハリスは16号とあるが、
80cmクラスのヒラメなら強力的には5号もあれば十分なはずだ。
但し、噛み切られないように
ヘタをすると口に咥えられる部分だけは
ワイヤーを使うことにする(上の写真)。

さて、現地には6時前に到着する。

HEPPOさんと、HEPPOさんのお連れの方にご挨拶し浜に降りると
なんとあのイカナベ♬さんではないか。

 

3dsxp173245s

やはり狙いは大ヒラメのようだ。

さて出陣!

 

4dsxp173252s

一昨年の我々のように
本日沖ブイに向かう釣り師など居ようはずはない。
増してその結末など誰も考えに及ぶものはいないだろう。

ポイントに到着すると
用心して比較的海底がフラットな水深15m程度のところにアンカリングする。

五目漁師にとっては
場所はもちろんのこと、
小さなジグをキャスティングするという釣りのスタイルも
初めてなので
先ずは周囲をガン見しながら見様見真似で
大カマスの確保に取り掛かる。

バイブレーションジグのただ巻きでいいとは聞いていたが
丁度、私の正面でジグを巻いているイカナベ♬さんの手元をふと見ると。

おやっ、少し怪しげではないか。

そうか、比較的速いただ巻きとただ巻きの間に
“待ち”を入れているな。
なるほど。 ここは素直に真似てみよう。
とこんな具合だ。

やがて常連さんらしき周りのボートからは
今日は駄目だねとか、
カマスはどこに行ったの?
とか聞きたくない声ややり取りが聞こえてくる。

うーんそうなのか。
参ったな。

カマスが駄目ならヒラメをやろういうわけににもいかないし・・・

とそんな時に魚探画面で中層が真っ赤になる。
ボートの縁から海中を覗くと
10cm程の小魚の群れが忙しそうに流れて行く。

こいつを釣ってみよう。
ジグを少しシャクリ気味に手繰り寄せてくると
ピクピクと小魚が掛かってくる。

ひ弱なイワシではなく、タフで泳がせにはもってこいの小サバだ。

本望ではないが2尾釣ったところで
早速小サバの泳がせを始める。

準備してきたワイヤーハリスを背負わすには
小サバにとって負担が大き過ぎると考え
ここは普通の8号フロロカーボンハリスの仕掛けを使うことにする。

しばらくすると、置き竿にしていたその竿の穂先が海面に突っ込む。

餌が小さいせいであろうか
ググ、ズボッと一気に入る。

竿を手に取りながら
少し離れたところで釣るHEPPOさんに来た来た!
あれっ、でも小いさそうだな、
ヒラメではないかも・・・

で、こんなやつ(45cm)。

 

5dsxp173254s

普通なら十分嬉しいが、
今日は最低でも60cmは欲しい。

やっぱり餌が小さいから
食ってくる魚も小さいよなと納得。

その後、五目漁師の前を流してきた釣り師からも
カマスが釣れなくて困っているが
とりあえず釣れたワカシを泳がせ中と聞いた。

そして五目漁師から少し離れて流れて行った先で
本日一番のヒラメ(67cm)をあげるところを目撃する。
お見事!

小サバよりもワカシ、
ワカシよりも大カマス
と泳がせる魚のサイズにより
獲物のサイズもビッグになってくるに違いない。

直後にやっと大カマスが一尾上がるが後は続かない。

10時ころだっただろうか、
周囲でもちらほらとカマスがあがり始めるタイミングがあり
いよいよ時合いかなと期待もしたがそれもつかの間だった。

受付時に後半は風が強くなり
早上がりの可能性もありますよと言われていたが
天気の方は申し分ない。
(嵐を呼ぶ男と呼ばれるHEPPOさんが浮かんでいるというのに)

 

6dsxp173262s

しかし昼前からは西向きの流れがきつくなり
次第に軽いジグでは底が取れずに釣りづらくなってしまう。

結局、終了時間まで浮かんではいたものの、
今日の釣果はこれ。

 

7cas173034s(ヒラメ45cmと大カマス38cm


調子がいい時ならこんなカマスが50匹以上も釣れるという。
そんなに釣ってどうするの?

明日に残らない釣果、
これが熟練ならではの最高の釣果・・・
(と、いつものやせ我慢が今日はぴったり)

皆さん、というか本日の大カマスのご機嫌は良くなかったようだ。


ところで、一つ気付いたことがある。

未だに信じられないが
ここでは40cmもある大カマスを当たり前に流して
80cmを超えるような大ヒラメを狙うのが
当たり前になっているようだ。

おそらく五目漁師が釣ったヒラメはヒラメでも
この地の最小記録であろうか。

網の目を大きくして小魚の捕獲を避ける漁と同じ原理で、
ここではあの大カマスに唯一飛びつける大ヒラメだけを
取捨選択して釣っていると言えそうだ。

そこで、普通に小魚(小アジや小サバ)を泳がせると
今まで対象とされていなかった
生き残りの小ヒラメ(といっても40cm以上)が
ウヒョウヒョと釣れてくるかもしれない。

というのはここだけのお話。


本日の釣った日刺身はヒラメの無理やり5点盛り、

 

Cas173043s

大カマスの塩焼き。

 

Cas173055s

カマスの身は少し水っぽいので
本来なら塩干しの後に焼くのが良さそうだ。




HEPPOさんお誘いありがとうございました。
お互いに残念な結果でしたが、
これはまた次があるということだと思います。
“私暇なんで”単独の抜け駆け行も企んでみますが
またよろしくお願いします。

軽いジグに掛かる大カマスの引きは面白いですね。
ただ結構掛かりが浅い(多分針が小さすぎる)のか
バラシが多いようです(幸運にも釣った2尾は何れもボート上でバラシ)。
ジグのフックだけでももう少し大きいのに交換した方が良いかもしれません。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2015年6月26日 (金)

一度もオールを握ることはなかった手漕ぎボート釣り

昨日(6月25日)は油壺に釣行。

そろそろアオリイカは終わる、
さっさとしないと旬のイサキも通り過ぎる。

暇な五目漁師もたまには用事があったりして
前回の釣りから何回かの釣り日和をやり過ごしたために
今日はそれなりに力が入っている。

6時前に到着すると
先ずは荷物をあの心臓破りの坂の入り口に下ろしてから
駐車場に車を入れる。

荷物は多いがマニュアル通りにやれば
左肩と両手両腕でなんとか
一度で運べられるように工夫している。

しかしこんな老体いじめの姿は
他人に見せられるものではない。

この荷物でこの急坂を考えれば、
普通なら登山靴姿でもおかしくはないが、
そこは釣師、この時期の足元は
クロックス又はクロックス風スリッパと相場が決まっている。
(五目漁師のは当然のことながら後者)

それでも行き(下り)はまだ良い。
降りて行くと眼下にはベタ凪の静かな海面が広がる。

 

Splg150567s

いいぞ!いいぞ!
ちょっと早く着きすぎたかな?
お店の人はまだ来ていないな。

しかし

おやっ??
ギャーっ!!

 

Splg150566s

文字の力は凄い。

薄っぺらい髪(いやいや私のことではない)
薄っぺらい紙に書かれた

“本日は休業致します” 

の文字が、
まだ荷物を抱えたままでヒーヒーゼーゼーの
老体の心の臓を止めてしまいそうだ。

作戦が次々に頭のなかで巡り
一睡もできなかった昨晩は一体何を夢見ていたのであろうか?

もうこの荷物を一気に運び上げる体力も気力も残っていない。

 

Splg150573s

さすがに隣の土嚢は五目漁師の荷物ではないが、
ご丁寧にも本日に限って自前のアンカー+ロープ60m
バックの中に入れてきた。

打ちひしがれながらも一回目の往復をやっと終わり、
さてもう一回と気合を入れ直した時に
電柱のような人影に気付く。

見上げるとなんとHEPPOさんではないか。

お~っ!! HEPPOさん。

五目漁師はこの状況に同情してくれそうな唯一の人を見つけ
既にホットした気持ちで声を掛ける。

あれっ五目漁師さん!
おはようございます。
どうしたんですか?

(彼は、たまたま私と出くわしたことが驚きで
肝心のことにはまだ気付いていないようだ。
別名嵐を呼ぶ男がこんな静かな海に出られるわけがないのに)

今帰るところだよ!・・・


やっと事態に気付いたHEPPOさんと記念撮影後、
代わりの行き先を大津(HEPPO案)にするか
今、大カマスで話題の葉山のオオモリボート(五目案)にするか
を相談し、
結局両名ともにまだ行ったことがない後者に向かうことにした。

オオモリボートには7時過ぎに到着し、
出船名簿を記入しながら
カマスの釣れ具合や沖での釣り物をお聞きする。

五目漁師の作戦は先ずカマスを釣って、
その後は沖に出てコマセ釣りで
クロダイやマダイでも狙ってみよう。

恐らくHEPPOさんも同じことを考えていたと思う。

しかし、ボート屋さんの頑固な返事は
どちらか一つ、
すなわち岩礁帯のカマスをとるか
沖ブイをとるかどちらかしかないという。

何れにしてもそこまで曳舟してくれる。

初めてのボート屋さんで事情がわかっていない我々が
こう言われれば仕方がない。

両名とも本来はイサキを狙うためのコマセをどっさりと持参しているし、
一日カマスでは飽きてしまうだろうと
沖ブイに決める。

因みに、平日というのに結構なお客さんの数、
一艇以外は全ボートが今日はカマス狙いと聞いた。


なるほど曵かれてみると
沖ブイまでの距離は結構ある。

風やうねりがあると方向もわからないし
自力で漕いで行ける範囲ではなさそうだ。

到着すると
幾つかある常設ブイにもやうところまで
曳舟のお兄さんがやってくれる。

そしてアンカーは入れずに
迎えに来るまでここを離れずに釣って下さいと言い残された。

水深は278m、
HEPPOさんは直接ブイに、
私はHEPPOさんのスターンに繋がれて
さあ楽しい釣りが始まる。


思えば私がブログを始めた頃に
同じブログツールを利用する人にと
突然メールで連絡させていただき
使い方を教わった相手がHEPPOさんだった。

人の印象と言うのは大事なもので、
こんなのっぽなお方とは知らなかったが
当時は見知らぬ私に
早速懇切丁寧に返信メールで教えて頂いた時の
“この人、いい人だな”記憶がいまも残っている。

今日はしっかりと45mほどのロープで結ばれて
ボソリボソリとお話をしながら二人して
せっせとコマセを撒いている。

しかし、底から道糸のリーダーが見えて来るほどの上層まで
瞬殺のエサ取りがやまない。
しかも、お行儀のよい食い方ではなく、
オキアミの先っちょの頭部だけを食ったり、
しゃぶるようにしてボロボロにしたり。
きっと針に掛からないほどの小魚に違いない。

五目漁師は犯人探しのため
餌に飛びつく魚に躊躇する間を与えないほどの高速で
シャクリ上げたり、空合わせを入れたりしてみる。

そしてやがてあがってきたのがこいつ。

 

Dsxp151624s

後で怖いほどデカイのもあがったが、
これじゃロングハリスでマダイを狙うどころではない。

しかし、問題はエサ取りのフグや小魚達ではない。
ここを移動できないということだ。

そこにフグが居ればフグを釣るしかない。
小魚が集まって来れば彼らに餌を撒くしかない。
これはもはや手漕ぎボート釣りとは言えない。

やるすべなし。
HEPPOさんと時々ため息混じりの釣りになってしまったが、
少し荒れてきたのでと
早めにやってきたお迎えのボートに曵かれて戻った。

 

Dsxp151629s

途中カマス釣りのボートも曳いて、
雁のV字編隊のように戻っていく

結局、今日は一度もオールを握ることはなかった。

で釣果はこれ。

 

Cas153124s23cmのチャリコとハナダイ


こんなのは釣果でもなんでもない。
そこにたまたまこの2尾のチャリコがいた。
それだけのことだ。

大事そうに持ち帰ったチャリコはチャリコ飯に。

 

Cas153137s

ご飯物は難しい。
チャリコ雑炊のようになってしまった。
失敗。


*HEPPOさんのブログにリンクを追加させていただきました。(6月27日11時)

 

 




散々な目に会いました。
ボート屋さんも色々苦労はあると思いますが・・・

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2014年6月24日 (火)

ボの記事を書くとアクセス数が多くなる。嫌なこった!

昨日(623日)は葉山に釣行。

そろそろ終盤戦に入った春のデカアオリイカ。
今年はまだ練習であげた30cm(胴長)が最大。

これではアオリイカフォトコンテストに応募するのもお恥ずかしい。
最初から参加賞狙いが見え見えになってしまう。

よし今日は釣るぞー!

で 力が入り過ぎたのか
目覚まし時計のセット時刻よりも
1時間も早く起きてしまった。

仕方がない
早々に出掛けて準備体操でもするか。

今日は森戸海岸の小松ボートを予約している。
近くの森戸神社裏手の海岸に降りてみる。

 

Img00050s



実は立ちシ○ンが目的なんだけど、
うーん絶景。
これじゃちょっとやりにくいじゃないの!

 

で、少し早いがボート乗り場へ。

 

平日なので空いているとは言えこれだけのボートが今日も出る。

 

Img00057s



この時期は半分以上は恐らく私同様アオリイカ狙いであろうか。

 

定刻の7時に葉山名物曳舟に引かれて
赤い鳥居が立つ正面の名島前を目指す。

 

Img00062s



以降は説明無用の
投げてはシャクリ、投げてはシャクリ、

技のない五目漁師はエギを投げるまでは一人前、
その後のシャクリ動作がいただけない。
なんてことは十分にわかっている。

 

 

 

周囲のエギンガーを観察しながら、
あのいかにもイカが乗ってきそうなシャクリをやりたいんだよなー。

ホレッ!
ソレッ!
ソーレ!


うまくいかないなー。

で、一日シャクリ続けて今日の釣果はこれ。

 

Img00078s



悲しい。

 

同店の釣果速報を見ると
なんと今日も2k超えがあがっているではないか。

 

アオリイカの釣果ってこんなもんだけど、

嫌だなー。
何故って?

 

本ブログのサーバーを提供しているココログブログでは
日々の自分のブログアクセス状況が確認できるようになっている。

 

釣れなかった記事、つまりボの記事を書くと
決まってアクセス数が多くなる。
嫌なこった。

 

で、こんな物を準備してみた。

 

 

 

Photo



4
月から先日まで、約2ヶ月間、
釣った釣った大小を問わず数だけ数えて見ると
250
これだけの魚を老夫婦二人で消化しながらの釣行。

 

現在も庫内に冷凍のカイワリが少々だが残っている。
狙いがイカとはいえ
釣れない方が良い日もあるんでね。

 

 

 

 




6月中にもう一度デカアオリ狙いたいですね。
今度は福浦かなと思っています。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ

 

にほんブログ村

 

 

2013年9月24日 (火)

で、五目漁師はどこに?

 

 

 

 

 

 

少し記事が遅くなってしまったが
連休の初日(921)は葉山。

浜にはすっかり静かになった海水浴場を挟んで
二つの貸しボート屋さんがある。

6時半を過ぎると
先ずは自分漕ぎのボートが次々に岸払い、

 

Dsn_0630s



その後に沖の釣り場近くまで
エンジン船に数珠つなぎで曳航してもらうボートが続く。
お客が多い都会の貸しボート屋さんならではの風景であろうか。

 

Dsn_0634s



で、五目漁師はどこに?
ここで写真を撮ってますよ!

今日は潮汐でいうと大潮の最後の日、
そしてこの場所から望む富士山の山頂に
その満月が沈むことになっている。
ということで早朝から海岸でスタンバイ。

その瞬間の時刻は宇宙がひっくりかえらない限り
645分と決まっている。

満月とはいえ日の出(528分)後1時間20分も経過しているため
いわゆる黄金色のお月さまが見えるわけではない。
それでも透き通った青空なら
淡いパール富士が撮れるかもと期待してやってきた。

しかし、靄が掛ってこんな状態。

 

Photo



むー、今日は釣りの方がよかったかな。



で、これは先に伊東で釣ったイトヨリの酢豚風

 

Cimg2250s



とカイワリ(一夜干し)の出汁茶漬け

 

Cimg2280s

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




この日の葉山はカワハギなどがよく釣れてたようです。

本日もポチっとよろしくお願いします。

 

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2013年6月 4日 (火)

神様どうか釣らせて下さい

今日(64日)はこれを持って葉山に行ってきた。

 

Dscp137679s

 



アオリイカ一本勝負。
平日というのになんと20パイのボートが
葉山釣具センターから定刻の7時に一斉に岸払い。

 

Dvc00017s

 




7
割方がシーズン真っ只中のアオリイカ狙いで
名島近辺のポイントを目指す。

岸払いの前に店長から昨日のあたりエギと
大物があがったポイントを聞く。

そこは名島の鳥居前に比べると水深があり
しかも高い根が存在するために少々難しいらしい。

私のようなビギナーには向かないですよね?

熟練でしょう?

そうです、熟年です
(そうだろうな、この顔でビギナーは似合わない、
でもエギングは本当にビギナーなんです)


結局、先ずは鳥居前からスタート、
その後水深のある割島方面に移動、
正午には再び鳥居前に戻ってきた。

この間、イカからの反応は全くなし。
さすがに12時を過ぎると焦ってくる。

魚釣りと違って、兆しというものがない。
逆に、全く音沙汰がなくても次の瞬間には
ヤッターとなるのがエギング。

その瞬間さえあればそれは朝一でも、
最後の最後でもよい。
一分あれば逆転できる。
諦めなければ最後まで逆転のチャンスはある。

時計を見るともう2時。
2時半にはお迎えの引き船がやってくるので
15分にはアンカーを上げなければならない。

いよいよシャクりに合わせて、
神様どうか釣らせて下さい。
お願いします。
頼みます。
釣らせて、
来て、
釣らせて、
来て、
来て、
来~い、
こんかい!!

ドッカ~ン

キターッ


25分。
朝の7時過ぎからシャクリ続けて、
なんと終了間際に大逆転。

残った時間で大急ぎでフォトコン用の検量写真を撮る

 

Canvas1エギはいろいろ試してみたが、結局店長から聞いた通りの緑系にきた。
3.5号が小っちゃく見える。

 

 

 

う~ん、目標の40cmに届かないか(胴?、帽子部分)。



本当に1分あれば逆転できると、最後まで頑張った甲斐がありました。

 

よかった~。

 

葉山は久しぶりでした。平日というのに釣り人の多さにびっくり。

 

やっぱり都会ですね。
本日もポチッとよろしくお願いします。

 

 

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2012年6月29日 (金)

アオリイカ 三連敗なる

魚釣りでは決してこんな記録は樹立できない。

 

しかも今回(626)は完敗。

自宅に帰って後片付けの際気付いた。
- 今日はクーラーボックスの蓋を一度も開けなかったね、
どおりで氷がしっかりと残っている -


葉山は名島の鳥居前で一日しゃくり続け、
掛ったのは
根掛りで高切りされたPEライン付きエギ一つ。


Dscp125397shp_2茶色のPEライン付きで釣りあげたエギ。
落とし主さん返しますよ!見覚えがあるお方は連絡を。


この日は予報に反し北東の強風(89/)
一日絶え間なく続いた。
周りにいた十数杯の釣果も良くなかったから
新米じゃ仕方ないと慰めてみたものの
ショックから立ち直るのに3日かかり
やっと本日のブログ更新となった。


それにしてもこの日のFSC店長のブログコメントには恐れ入る。
五目漁師が何か変と感じていた状況を
見事に解説してくれている。
エギングをなめんなよと聞こえてくる。


“今晩は完敗に乾杯”なんて冗談も言えるほどに
立ち直ったし、
まだ春イカ狙いのチャンスはもう一度くらいはあるかな。

五目漁師のエギング修業が続く。

 

 

 



エギング
修行中の五目漁師の
応援
よろしく!

     ↓

 

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2012年5月24日 (木)

葉山コロッケでごまかす

先の好釣に気分を良くし、葉山沖名島へ。

なんじゃこれは!
平日というのに異様にボートが多い。

 

伊豆方面に出掛けることが多い五目漁師は
常々、
これだけのお客ではな~ 商売になるの? と
いらぬ心配をすることも多いが、ここは違う。


名島の鳥居前でアオリイカを狙うエギンガーだけでも
ざっと15人。
やっぱり商売するなら都会(近郊)だね、 と
しゃくりながらも妙なところに感心、
しきりにボートを数えたり、
写真を撮ったりと忙しい。

これがエギンガーに混ざった田舎漁師の姿。

 



さて、隣では2杯目があがったというのに
こちらには一向に兆しがない。
(もっとも魚と違って来る前にいちいち兆しなどないが)

 

10時には得意の早弁も終了。

 

結局、昼前にこの時期には珍しいほどの小型を一杯ゲットしたものの、
その後は、周りの玉網入れを恨めしそうに見つめるのみで
惨敗に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

Dscp125187shpおそらくこの日一番の小型(400g?)と思われる一杯

続きを読む "葉山コロッケでごまかす" »

2012年5月12日 (土)

ビギナーズラックか才能か

昨日(511日)は葉山の名島・鳥居前へアオリイカ釣行。
左右の格好いいお兄さんやおじさんたち(一見してエギンガー)の
竿さばきを見よう見まねで一日竿を振り続けた。
が、上がってみればなんと竿頭。
アオリイカを本格的にやったのはこれが初めてというのに
五目漁師自身もびっくりのキロアップ2ハイを含む4ハイの釣果。

ビギナーズラックか才能かそれは次回のお楽しみ。

 

Dscp5082s右から1.36kg、1.16kg、840gと400g?(未測)

 

 

 

 

 

 

 

 

続きを読む "ビギナーズラックか才能か" »