フォト
無料ブログはココログ

カテゴリー「<!ー070観音崎釣行ー>」の記事

2019年5月14日 (火)

右掌には6つ、左掌には3つのお豆

 

昨日(5月13日)は観音崎(なかねボート)に釣行。

Dsxp194522s
朝の内は結構北東の風が吹いたが、昼前には静かになった。

もう4連敗か5連敗中の観音崎。
というか、未だに勝利がない観音崎。

今日もタイラバとジギングの準備だけをして
沖に出る。

悔いはするが余り反省はしないという
進歩性に欠ける性格の五目漁師、
前回の状況を悔やみながら
珍しくいくつか作戦を立てて出てみたものの
結局、魚(マダイ)からの反応は得られなかった。

またしても超絶完ボ
(外道を含め釣果どころか1日中アタリさえなく、
クーラーボックスの中には氷だけが寂しく佇む状態)
が成立かと思ったが最後の最後に
五目漁師の天敵サバに帳消しにされてしまった。
Dsxp194523s


Dsxp194527s

タイラバのスカート内に隠した2つの針に
同時掛かりのサバ野郎。
慎ましいマダイもたまにはこんな風に
お下品になってくれないかなー。

さて、釣れなかった。
最後のサバ以外にはアタリすらなかったので
釣りの記事など書きようがない。

ここから先は
結果的に失敗に終わった作戦の一端と言い訳、
五目漁師の手に負えない観音崎への恨み節になる。

日々釣果情報を交換し合い、
相互に釣りの腕を向上させるために切磋琢磨し合う
(うそ、飲む話、鋭気を養うために仕事をさぼる話、
空想の釣果などで持ち切りの)
メール仲間のお一人からは
観音崎での流し釣りは所詮無理ではないの?
との揶揄もある。

いや、無理なことはない。
それが証拠にどんな状況だったか、
どれほどの頻度かはわからないが、実際にこの海で
タイラバで釣果あげた方々がいらっしゃる。

五目漁師がムキになって
観音崎でタイラバをやる根拠は
これだけで十分である。

しかし、もはやトラウマになりつつある観音崎から
抜け出すためにはここでどうしてもマダイが欲しい。

そこでいくつか作戦は立ててみた。

先ずはあの潮流を避けること。
180521
前回、2018年5月21日釣行時の潮汐グラフ
SmailNetBBSの潮汐概要のページからカット&ペースト)

前回は小潮回りに合わせたにも関わらず
釣りになったのは朝一のみで、
その後はずっと沖に出す早い潮が続き、
まともにタイラバが底をとったのは数回だった
と記憶している。

あの潮流の中でアンカーを入れない釣りは
ボートの位置を保つだけで精いっぱいで、
一瞬とはいえ
両手を使ってキャップを外して
スポーツドリンクを飲んだり、
1口パンをほうばることさえ
その間にボートが後退するのがもったいなくて
躊躇ってしまう。

気分転換も兼ねた年寄りのチロチロ小用などは
とんでもない。
川のような流れの中でそんなことをしようものなら
一気に20分や30分の漕ぎ戻り時間をロスしてしまう。

大潮回りでも12回はある潮止まりを狙うか、
1日だらだらと緩い小潮回りに釣行を合わすかを悩み、
暇に任せて
なかねボートの釣りブログから
ここ数年の潮汐対大マダイの釣果を調べてみた。

その結果、少なくとも明らかと言える潮汐に対する
実釣数の差はないと判断した。

となれば、潮止まりだけの短時間の釣りよりも
薄くても良いから長く1日を楽しむ方が
五目漁師の性にあっているので
前回以上に完璧な小潮回りを選んだ。
190513
今回、2019年5月13日の釣行時の潮汐グラフ
(SmailNetBBSの潮汐概要のページからカット&ペースト)

これでどうだろうか。

小潮は月に2回巡ってくるが、そのタイミングと
雨や風がない好天が重なるチャンスは
私暇なんでの五目漁師とはいえ
滅多にあることではない。

タイラバと手漕ぎボートの最大の相性の悪さは
巻き巻き中には両手が竿とリールで
ふさがってしまうために
どうしたって漕ぎが止まってしまうことだ。

餌を使った流し釣りなら片手が空くので
多少は漕げる。

回遊する青物狙いのジギングンなら
目ぼしい位置にアンカリングして待ち伏せもできるが
行動範囲の狭いマダイを狙うタイラバでは
流し釣りが欠かせない。

ここは名付けてアクティブタイラバだ。

何のことはない。
タイラバを落とす前に思いっきりボートを
潮上に向けて漕ぎ、
勢いのある間にタイラバを落とす。

落とした後は急いで竿を船べりに置いて
タイラバが底に到達する寸前までまた漕ぎ続ける。

これで巻き巻きスタート時点では
なんとか道糸を垂直に保つことはできる。

巻き巻きの2回目は既に45度、
3回目は30度と道糸が斜めって来る。

経験的に大マダイは根の上ではなく
根回りの砂地で釣れると思っているので
斜めった底取り時の根掛かりを避けるためにも
砂地での釣りを前提にする。

こんな作戦が良いかどうかは
何せ釣れていないので講釈してみても仕方がないが、
今回は釣れはしなかったが、
道糸の高切れは一度で済んだ。

そうそう、タイラバとジギングを併用するのには
意味がある。

ルアーを根に掛けてしまい道糸が高切れしてしまうと
面倒なリーダーの結び直しが必要になる。

普段は普通に海上で結び直しているが
風が強かったり、
ここまで流れが速い観音崎では無理。

そこで同じラインシステムを使っている
ジギング竿を準備しておけば
リーダーを結ばなくても
タイラバに変ってジギング勝負もできるし、
この竿でタイラバを続けることもできる。

因みに最近ではスロージギングでタイラバ以上に
マダイの釣果を上げている釣り師も多い。

もちろんリーダー付きの予備のリールも
必ず持って出ることにしている。

とはいえ、
これらの当たり前と言えば当たり前の作戦は
所詮失敗に終わったので
これ以上一体どうしたらいいのか、
今後の見通しは立っていない。

ボート漕ぎはいつものことなので
掌(中指と薬指の下)には
左右2つずつの固い豆が常駐しているが
今日はそれに被せるように
右には6つ、左には3つのお豆ができてしまった。

タイラバでなんとかマダイを釣らせてくれーっ!

で、もちろん、本日の釣果はないので
前回のハナダイとカイワリの釣り魚料理の中から。

ハナダイのカルパッチョ
Cas19a0089s

カイワリとブロッコリーのニンニクジョウユ炒め
Cas19a0095s




観音崎、五目漁師にとってはハードルが高過ぎます。

福浦、伊東など近くに魚影が濃くて釣り易い
ボート釣り場があって良かったとつくづく思います。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2018年5月22日 (火)

観音崎に降参! しかし、いいものも見せていただいた

 

 

 

 

昨日(521日)は観音崎(なかねボート)に釣行。

タイラバでなんとか観音崎のマダイを釣りたい。

今回で多分3回目くらいになると思うが
今までに一度マダイらしきの途中バラシがあったのみで
さっぱり縁がない。

手漕ぎボートのタイラバは
風によるボートの流れが
釣果を上げるうえで大きな要素になってくるが
観音崎の場合にはそれ以上に潮流が気になる。

と言っても最低でも一日に一度は
浮かんでいる間に潮止まりはあるので
小潮なら先ず先ずかなとの思いがあった。

しかし、ボートに飛び乗る際にボート店のさとしさんから
今日は小潮ですがいつもと違ってよく流れると思いますよ
と言われてしまった。

しかも期待の潮止まりは
岸払いの直後と沖上がりの直前というどっちつかずで
あまりよいタイミングではない。

結果的には釣りになったのは岸払い後の小一時間のみ、
その後は殆どまともにタイラバは落とすことができず
ボート漕ぎに終始することになってしまった。

あがってきた皆さんは後片づけをしながら異口同音に
今日はよく流れましたね
と残念そうには仰るが
こんなことはそう珍しくはないですよ
と言わんばかりにさすがに慣れていらっしゃる。

しかし、アンカーを入れない五目漁師は
たまったものではなかった。

魚探の航跡機能でボートの流れる速度を計ってみると
なんと1分間で100mも流されている。
時速に直すと約6km/hにもなる。

つまり漕ぐのを止めるや否や湾外に向かって
このスピードで漂流が始まる。

 

Photo

 

 

 

 

 

この図の赤線はこの日の五目漁師のボートの航跡。

根回りを網羅して釣り回ったように見えるが
実はほとんどタイラバは落としていない。

流されまいと一日漕ぎまわった汗と涙の航跡である。

端から端までは直線距離にして約1.3km。
この間を漕がずにおくとたったの13分で流れることになる。

落としたタイラバが着底するまでに
深いところでは1分近くもかかってしまう。
着底して最低でも一度は巻き巻きして、
また1分近くもかけて巻き上げてくる間は
まともにはオールを握ることはできないために
それだけでボートは200m近くも流されてしまう。

狙った-50mの着底点は-30mになったかと思うと
直ぐに今度は-60mになったりと
凸凹が激しい観音崎の海底が
今日は無理、ここでは無理、諦めろ!
と言ってくる。

アンカリングしてコマセ釣りをやっているボートは
アンカーが効けば取りあえずはボートは止まるので
釣りにくさはあっても
ペットボトルのアクエリアスを飲んだり、
小用を足す間はあるが
五目漁師はそうはいかない。

オールから手を離して痒い鼻の頭を搔く間もないほど
と大げさに言いたくなる。

少し力を抜くと漕げども漕げどもボートは進まず
他のボートのそばで
何分も何十分もホバーリングしているので
こいつ何やってるんだと思われたかもしれないな、
なんてことを心配しながら
今も手の平にたくさんできてしまった水豆をむしりながら
これを書いている。

当然のことながらクーラーボックスの蓋を
一度も開け閉めしない超絶完ボ。

釣りの話題も写真もないために
如何に苦しい釣りであったかを長々と書いてしまったが、
一つだけ記念に残るいいこともあった。

満潮の潮止まりからやや下げ潮が始まったころに
近くのタンデムボートから 来たっ! と聞こえてくる。

すると船酔いでもされたのか
寝そべっていたもう一人の方(間違っていたら失礼!)も来たっ!
と飛び起きて竿を手に取る。

両人の竿が左舷側と右舷側で同時にUの字状態だ。

五目漁師も一瞬訳が分からなくなってしまったが
後でお聞きすると
最初の来たっ! の方は直ぐにハリス切れだったらしい。
後の来たっ! の方は竿がひん曲がったままで
道糸がどんどん出て行っているようだ。

うまい竿さばきで一進一退の攻防戦の末、
数分後に30mほど潮下側に
ぽっかりと浮いた真鯛の姿を見た時には
でけー
の驚きの声が五目漁師も含め3人からあがる。

後でお聞きするとなかねボートの最大記録更新とか。

 

Canvas本当は獲物を抱いたところを撮りたかったのですが
抱いた途端に暴れられてドボンしたらどうしようと心配して
敢えてこれ以上のポーズは強要しませんでし.た。

 


間近で記念に残る素晴らしい光景を
しっかりと見物させていただいたことが
本日の五目漁師の唯一の釣果であった。

おめでとうございます。
いいものを見せていただきました。



(詳細はあまり書かない方がよろしいらしく
ボート店のブログにありますのでそちらをご覧ください)


先ずは鯛がいるのかいないのか不安だった五目漁師も
これで元気をもらいおのずと力が入ったものの
これが潮止まりの最終タイミングで
直後からは先のボート漕ぎの一日に続く。





今まではここまで厳しくはなかったのですが
今日は打ちのめされました。
次回やるとすればタイラバは諦めてコマセ釣りですかね。

それにしてもあの鯛はでかかったです。
上手い竿さばきと最後の落ち着いた手繰り、
安心して見物させていただきました。
魚拓をとろうか、食ってもみたいし・・・どう処理するか悩んでおられましたが
どうされたのか知りたいですね。

本日もポチッとよろしくお願いします

 


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2017年1月 8日 (日)

初釣り(観音崎)

 

 

 

 

昨日(17日)は観音崎(なかねボート)に釣行。

大晦日から三が日にかけて
年がいも無く風邪をひいてしまい
今日が初釣りになった。

正月というのに、お酒も飲みたくないほど調子が悪い時には
仲間がどんどんと初釣りに出かけても
この寒空にアフォかと思うことはあっても
羨ましくも、悔しくも、なんともない。

五目漁師にとって
釣りに行きたくなるかどうかは
正に健康のバロメーターだ。

熱がおさまってくると
いつもの妄想が始まる。

頭の中には先ず水族館がオープンし、
色んな釣魚が行き交い始める。

やがて次第にターゲットが定まってくると
一転して暗い海底近くで
海藻や岩を見下ろしながら潮に抗う赤い魚、

かと思うと
海底の砂地まで僅かに光が差し込む青い水の中を
忙しそうに行き来する銀色の魚の群れ。

観音崎の鯛と伊東のカイワリだ。

若い頃は、寧ろヨットやダイビングは前面に打ち出しても
(実は一番好きだった)臭っさい釣りは
あまり表に出すことはなかった。

格好いいマリンスポーツマンと呼ばれたかった。

今は頭の中に潮をたたえ
魚を泳がせ
そして海中のことをもっと知りたいと思う。

水族爺と呼んで欲しい。

久しぶりに天気予報をチェックすると
7日は珍しく観音崎の天気が良い。

東伊豆の海なら珍しいことではないが
晴れ、小潮、弱風の三拍子が揃うことは滅多にない。

(唯一世の中的には休日だというのが引っかかるが)
ここはいつでも行ける伊東のカイワリよりも
観音崎の鯛を優先しよう。

さて、前回の観音崎は
強風の中でただ漕ぐだけの釣りになったために
海中を知るための海上散歩には至らなかった。

今日は浜を出て右斜め方向に広がる大根回りを
タイラバでじっくりと探ってみることにする。

 

1dsxp172975s

たけちゃんが教えてくれたマダイの一級ポイントもこの中にある。

久しぶりに現地でお会いしたいけぼさんや
海上で突然賀正の挨拶をいただいた大さんチームのボートも
同じエリアに集まっているので心強い。

ふふ~ん、このメンバーからすると
やはりこの辺りが鯛狙いのポイントに相違なさそうだ。

自分にも1尾でいいから来てくれないかな。

パラシュートアンカーを入れた五目漁師のボートは
ほぼ北から南に向かって流れる。

そして、今年最初に来たのはこのホウボウ(35cm)

 

2dsxp172979s

我が家では食味としては
マダイ以上に歓迎されるくらい好きな魚ではあるが
やはり迫力にも見栄えにも欠ける。

そろそろ潮止まりの前後、
時合いが始まる頃に再び掛かってきたのもこれ(同じく35cm)。

 

3dsxp172981s

さて、次は鯛。  鯛が欲しい。

やがて満潮を迎え潮が変わると
ボートは北西から南東方向に流れる向きを変える。

皆さんも東寄りのポイントから
正面のポイントに向かって場所移動する。

すると、来たっ!
今度はそこそこ大きそうだ。

たまたま寸前に締め直したドラグがジリジリと鳴る。
しめしめ今日はこいつ一尾をとれば大成功。
潮下に向かって道糸は次第に斜めって来る。
20mほど巻いたであろうか、
ふっと軽くなる。
バラシだ。
うーん、もったいない。

このあとは気を取り直して周辺を流すものの
次第に潮も早くなり漕いでは流れ、漕いでは流れの
辛くて難しい釣りを強いられる。

結局再びそれらしき魚が掛かってくれることはなかった。

常連のいけぼさんに言わせると
今日の潮はゆるらしい。

もう少し工夫しないと観音崎でのタイラバは効率が悪い。

で、今日の釣果はこれ

 

4cas170524s

いや実はこれもある。

 

5cas170531s

大さんチームが後半は入れ食いだったらしい
中アジと大アジ

そしてこれもある。

 

6cas170538s

なかねボートさんから頂いた自製ののり。

漕いで流れて観音崎、
狙って期待の観音崎、
もらって嬉しい観音崎。
いいところだ。

本日の水温はなんと12.5
想像を超える真冬の海だった。
23日前に一気に下がったらしい。

そのせいかどうかは分からないが
本日は鯛の釣果はなかったようだ。

 

Photo

因みに、一日漕ぎまくってこのありさまの五目漁師、
一方、いけぼさんは上がりの順番待ち時間中に
水深10mで初めて流したタイラバに
マゴチが来たらしい。

ゴタクを並べる釣りもよいが
五目漁師が好きな釣りはこっちの方だ
うーん、面白い。


さて、正月には娘夫婦にアマダイとイナダを馳走した。
引き続き今回は息子夫婦がやって来た。

大さんチームに頂いたアジも総動員して
ホウボウとアジの刺し身

 

7cas170561s

ホウボウとくれば
我が家ではポン酢で頂く薄造りと決まっている。

 

8cas170552s

骨せんべい。

 

Cas170581s

孫にはホウボウとアジの唐揚げ。

 

Cas170574s




このままの水温ですとタイラバではなかなか食ってくれそうにありません。
次の観音崎は乗っ込み鯛狙いになりますかね。
早く1尾目が欲しいところですがやはり速潮対策ですね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

 


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2016年12月10日 (土)

満を持しての観音崎、しかしタイラボ(観音崎釣行)

昨日(129日)は観音崎(なかねボート)に釣行。

満を持しての観音崎であったが、
タイラボ(タイラバボーズ)に終わった。

観音崎には行ってみたいものの、
初心者を拒むあの激流と複雑な海底を思うと
なかなか不用意に向かうわけにはいかない。

そんな時に“ボート釣り趣味人たけちゃんのブログ”で
観音崎のポイントマップや時合いなどに関する体験記事があった。

百戦錬磨のご本人の体験はやはり重みが違う。
やっとその気になってコメントで“行きます宣言”をしたところ、
更にご自身の記憶に残るポイントを記してくれた上に、
当日には都合がつけば同行までしてくださる事になった。

早速、記されたポイントを五目漁師の魚探に入っている
観音崎のマップにオーバーラップし
位置関係を確認し登録する。

 

Photo

 

Cpoinnto

潮回りはもちろん小潮狙い、
正午の潮止まり前後が狙い目と聞いている。

準備万端整え
前日に、なかねボートのオヤジさんに電話予約を入れる。

明日そちらでボート釣りをしたいのですが。
どちらさんですか?
茅ヶ崎の◯◯と申しますが。
ふーん、いいいけどさ、でもねぇおとうさんボート漕げるの?
漕げますよ。
おとうさん何歳?
67歳です。
ふーん、大丈夫?本当にボート漕げるの?
ははっ大丈夫だと思いますよ。
(まだ疑われているな、仕方ない、奥の手を使おう。)
あのー、実は明日たけちゃんと一緒なんですけど。
なんだ、たけちゃんの仲間なの、なら大丈夫だ。

誰かが神様と呼んでいたなー。
“たけちゃん”の威力は凄い。


予報では時合いの昼ころから
南よりの風67m/sが吹くことになっており
中止も考えたが早上がり覚悟で行ってみることにする。


未明のR134
海面は見えないが轟々と潮風がうなり
レストランののぼりがちぎれんばかりにはためいている。

これは無理かなと思ったが、
風裏にあたるボート乗り場に着くと大丈夫そうだ。

早速、準備して岸払いする。

 

Dscf2938s

続いてたけちゃんも岸払い

先ずはたけちゃんが教えてくれた沖のポイントに向う。

しかし、直ぐに風が強さを増してくる。
山越えの風が海面を押さえつけながら吹くために
波浪こそ大したことはないが
波頭が千切れて飛沫が防寒着を打つ。

 

Dscf2942s

心配して見てくれていたのだろうか、
ふと見るとボートで駆けつけてくれたオヤジさんだ。

こんな沖じゃ釣りにならないよ!
と先に岸寄りに退避しているたけちゃんの元に曳航してくれる。

少しはましになったが
パラシュートアンカーを入れても
100gのタイラバが23回の巻き上げでどんどんと斜めってしまう。

しかも沖出しの風のために
苦労して風上に上ったところで
流し始めると、あっという間にポイント横切ってしまう。

流れるのに3分、
元に戻るのに20分では釣りにならない。

おやっ? 魚探の水温計は15℃。
先日の伊東や福浦がまだ20℃近くあったことからすると
どうしたことだろうか。

これではタイラバにじゃれついてくる魚もいそうにない。

時合の前後に、
たけちゃんの後を追って東側に移動してみたものの
風が弱まったわけではない。

容赦なく吹き付けてくる風の中で
タバコを吸いながら悠々とアタリを待つたけちゃん。

その際をやっと風上側に戻って
パラシュートアンカーを入れた五目漁師が
一言交わせてすっと去っていく。

こんな繰り返しで、
厳しいタイラバになったが不思議とこれが楽しい。

結局、それらしきアタリが一度だけあったものの
掛かるには至らず、
昼過ぎに早上がりした。

これはコース取りでもなんでもない、
右に左に翻弄されながら
やっと行き着いた風上側から流されているだけの航跡。

 

1ギザギザになっているのは
向かい風に翻弄されながら風上に戻る航跡。




沖あがり後はなかねボートさんが
サービスしてくれたおでんをいただきながら
釣り談義。

厳しかった話などはかけらも出ず
話題は次の釣り。

家族ぐるみのおもてなしと、
ずっと危なっかしい姿を見てくれていたオヤジさんに感謝。

次回からは“おとうさん本当にボート漕げるの?”
だけはないかな???

 

 

 




観音崎、噂通りの類まれな海底地形ですね。
アンカリングで四苦八苦するよりも
ゆっくりと流されながらタイラバやジギングが良さげな感じがしました。

たけちゃん、なかねボートさんありがとうございました。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

 

2014年10月 1日 (水)

トラウマの観音崎釣行

昨日(930日)は観音崎に釣行。

久しぶりの釣行はどこにしようかと迷った挙句に
昨年鯛ラバでちょっかいを出してみたものの
激潮に唖然として逃げ帰った観音崎。

今回は小潮回り、天気も良さそう。

いつものビシ釣りで
先ずは観音崎のポイントの位置取りや
潮の流れなど様子見ができればよしとしよう。

で、予約の電話を入れると、

兄さん(兄さんか、電話っていいね)
茅ヶ崎からわざわざ出てくるの?
フーン。

何か悪いですか?

悪くはないけどさー、何を釣りたいの?

はあ、とりあえずアジ、
タイ
も釣れればいいと思っていますが。
(と弱々しく答える)

皆さんそうい言うんだなー、
でもなかなかそうは行かないよ!


先日Tさんという方がびっくりするような釣りをやって
早上がりしてきたよ!


其の方なら知っていますよ。
真似ができるとは思っていませんが。

そりゃできないよ!
釣れない覚悟でまあ来てみなよ。


はいわかりました。
よろしく。

(商売ッケがないね。)


でも、確かに敵は激潮だけではない。
複雑な地形と聞いているのに
ポイントはわからないしどうしよう。

なんて心配していたのに、
あっさり解決。

なんと現地に着くとあのIkaさんが、
そしてしばらくすると観音崎の主Daiさんと
それに最近は観音崎にのめり込みつつあるMonさんが
次々に登場。

 

Splg140058s

やった!
五目漁師は当然のことながら

 

いつもの金魚のふん作戦改コバンザメ作戦を宣言する。

 

よしっ!
一気に気合が入り、
タイの顔がバーンと眼前に浮かぶ。

 

しかも、DaiさんとMonさんが乗るボートのトモに
私のボートを繋いでくれるという。
これじゃまるで獲物分取り作戦だ。

 

あらためて鯛の顔が
バーン(60cm)、
バーン(80cm
と眼前に浮かぶ。

 

Splg140070s

水深-40m弱、
先ずは、小手調べにアジ狙いで2.5m2本針仕掛けを落とすと、
次々にチビカサゴが掛かってくる。

 

 

 

噂には聞いていたが目の前にみると想像以上に小さい。
大津のカサゴも小さいが、その上を行く小ささ。

 

しかも中に棘に毒を持つカサゴでもいたのであろうか、
右手中指がズーンズーンと1時間ほどうずき
海水で冷やしてみたり、
毒を出そうと噛み付いてみたりで気が散る。

 

親船(Daiさん達が乗るボート)では
結構アジやイナダなども上がっているが
私にはアタリがない。

 

彼らはタイ狙いでロングハリスを使っている。
私も6m4号一本針に替えるがアタリはない。
どうやら激潮用に準備してきた鉄仮面から出る
コマセの流れがよくないようだ。

 

ここで、大型のプラビしに替えてみる。
これならシャクリを入れなくても
潮の流れに沿ってどんどんコマセが出ていく。

 

シャクリも竿を振って積極的にコマセを出すスタイルから
静かな上下動でコマセを出しながら棚を探る方法に変える。

 

すると来た。
ワカシをはさんでチャリコが2尾。

 

更に京急ホテル側に場所移動すると
大型のアジにウマヅラカワハギ。
15分も格闘した末にハリス切れした大マダイ
(うそ、きっとエイ)も掛けたし、
実質的に初めての観音崎としてはこんなものかな。

 

それもDaiさん達に助けて頂いたお陰。
ありがとうございました。

 

マダイはお預けにはなったが今日の釣果。

 

Dscp148003sマダイ(29cm)、ワカシ(40cm)、ウマヅラハギ(38cm)他
(ザル径:39cm)





少し激潮の中での釣り方が分かったような気がします。
観音崎面白そうです。
秋が忙しくなりそうです。

 

本日もポチッとよろしくお願いします。

 

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

2013年7月28日 (日)

この流れ、五目漁師にはきつ過ぎる

今日(728日)は観音崎に釣行。

昔、近くの走り水では何度かボート釣りをしたことがあるが
観音崎は初めて。

噂に聞くあの潮流の中で、
タイラバをやってみることにした。

本来なら、小潮回りを選ぶべきであったが
今日は夕方に東京湾や相模湾を中心にした
釣ブログで活躍する皆さんのオフ会が
観音崎近くの居酒屋で予定されているため、
参加を兼ねての観音崎行となった。

6時前になかねボートに到着すると、
オヤジさんが今日は何を狙うの?
タイラバで鯛です。

店内には鯛、鯛、鯛、鯛の釣果写真が
あっちにも、こっちにも、
オヤジさんが一枚ずつ説明してくれる。

これがうちのお客さんでよ一番のタイラバの名手だよ
(お客さんと大きな鯛が写っている)。
タイラバでは鯛しか釣れないので今はビシ釣に変更しちゃったけどさっ。
やっぱり、鯛は秋だね、今は釣れるとは言えないね。


いいんです、今日はボウズ覚悟ですから。

こちらは素人がさ2時間でこんな鯛釣って帰ってきちゃったの、
びっくりしたよー・・・


と、話が途切れない。

そしていよいよ7時に出ボート。

何号持って行くの?

タイラバだけど50号くらいかな。道糸は細くしているけど。

そんな軽い重りじゃ行ってみたらわかるけどさー

の忠告を尻目に正面の-50mまで漕ぎ出す。

なんだたいしたことないね、
ところが後でこの誤解に気づく。

アタリが一向にないので他の釣師が集まっている岸側に移動。
ここでアンカーを投入しやがて船が止まると
なんとこれが噂の潮か、オオーッ流れている。

手を突っ込むとあきれてうれしくなるほどの流れ、
手のヒラに遮られた流れがチャプチャプと音をたてている。

そうか、先ほどはアンカーを入れていなかったので
潮と一緒に流され流れに気づかなかったんだ。
海は広いね、大きいね。

これじゃ鯛ラバは難しいのかなと遊んでみることに。

アンカリングしたボートからタイラバを泳がせてみるとこの通り。

どうなんだろういいのか悪いのか、
横の動きは潮に任せて
棚を探るようにゆっくりゆっくり巻き上げればいいのかな。
(どうですか飛竜丸さん)

アンカーをあげれば対水速度は小さくなるので
平和な巻きあげができるものの
あっという間に皆さんとはさようなら

潮上に漕いでは流され、
また漕いでは流され
と もうクッタクタ。
最後の最後まで頑張ってみたものの
残念ながらあたりらしきものは一度もなかった。

秋に出直しかな。



 

 

この後、オフ会に参加しました。
いつもブログのコメント欄でのコミニュケーションはあるものの
皆さんとお会いするのは初めて。
いやいや盛り上がりました。

 

お互いに旧知の仲以上の親しさ。なんですかねこれは。

 

幹事さん、いろいろ準備をして下さった皆さんありがとうございました。
こんな集まりをバックグランドに一層今後の釣りに、ブログに励みが出ます。

 

もっとお話ししたかったのですが帰宅の時間となり、残念でした。

 


今後ともよろしくお願いします。


あきお★あきおさん、K-aoruさん、
今日は海上でご一緒させていただきありがとうございました。
私の方からは写真等でわかっていたのですが、
沖出し前に名乗りそこね申し訳ありませんでした。
観音崎は私にとっては難し過ぎますが、またご一緒させて下さい。

 

本日もポチっとよろしくお願いします。

 

 

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村