右掌には6つ、左掌には3つのお豆
昨日(5月13日)は観音崎(なかねボート)に釣行。
朝の内は結構北東の風が吹いたが、昼前には静かになった。
もう4連敗か5連敗中の観音崎。
というか、未だに勝利がない観音崎。
今日もタイラバとジギングの準備だけをして
沖に出る。
悔いはするが余り反省はしないという
進歩性に欠ける性格の五目漁師、
前回の状況を悔やみながら
珍しくいくつか作戦を立てて出てみたものの
結局、魚(マダイ)からの反応は得られなかった。
またしても超絶完ボ
(外道を含め釣果どころか1日中アタリさえなく、
クーラーボックスの中には氷だけが寂しく佇む状態)
が成立かと思ったが最後の最後に
五目漁師の天敵サバに帳消しにされてしまった。
タイラバのスカート内に隠した2つの針に
同時掛かりのサバ野郎。
慎ましいマダイもたまにはこんな風に
お下品になってくれないかなー。
さて、釣れなかった。
最後のサバ以外にはアタリすらなかったので
釣りの記事など書きようがない。
ここから先は
結果的に失敗に終わった作戦の一端と言い訳、
五目漁師の手に負えない観音崎への恨み節になる。
日々釣果情報を交換し合い、
相互に釣りの腕を向上させるために切磋琢磨し合う
(うそ、飲む話、鋭気を養うために仕事をさぼる話、
空想の釣果などで持ち切りの)
メール仲間のお一人からは
観音崎での流し釣りは所詮無理ではないの?
との揶揄もある。
いや、無理なことはない。
それが証拠にどんな状況だったか、
どれほどの頻度かはわからないが、実際にこの海で
タイラバで釣果あげた方々がいらっしゃる。
五目漁師がムキになって
観音崎でタイラバをやる根拠は
これだけで十分である。
しかし、もはやトラウマになりつつある観音崎から
抜け出すためにはここでどうしてもマダイが欲しい。
そこでいくつか作戦は立ててみた。
先ずはあの潮流を避けること。
前回、2018年5月21日釣行時の潮汐グラフ
(SmailNetBBSの潮汐概要のページからカット&ペースト)
前回は小潮回りに合わせたにも関わらず
釣りになったのは朝一のみで、
その後はずっと沖に出す早い潮が続き、
まともにタイラバが底をとったのは数回だった
と記憶している。
あの潮流の中でアンカーを入れない釣りは
ボートの位置を保つだけで精いっぱいで、
一瞬とはいえ
両手を使ってキャップを外して
スポーツドリンクを飲んだり、
1口パンをほうばることさえ
その間にボートが後退するのがもったいなくて
躊躇ってしまう。
気分転換も兼ねた年寄りのチロチロ小用などは
とんでもない。
川のような流れの中でそんなことをしようものなら
一気に20分や30分の漕ぎ戻り時間をロスしてしまう。
大潮回りでも1日2回はある潮止まりを狙うか、
1日だらだらと緩い小潮回りに釣行を合わすかを悩み、
暇に任せて
なかねボートの釣りブログから
ここ数年の潮汐対大マダイの釣果を調べてみた。
その結果、少なくとも明らかと言える潮汐に対する
実釣数の差はないと判断した。
となれば、潮止まりだけの短時間の釣りよりも
薄くても良いから長く1日を楽しむ方が
五目漁師の性にあっているので
前回以上に完璧な小潮回りを選んだ。
今回、2019年5月13日の釣行時の潮汐グラフ
(SmailNetBBSの潮汐概要のページからカット&ペースト)
これでどうだろうか。
小潮は月に2回巡ってくるが、そのタイミングと
雨や風がない好天が重なるチャンスは
私暇なんでの五目漁師とはいえ
滅多にあることではない。
タイラバと手漕ぎボートの最大の相性の悪さは
巻き巻き中には両手が竿とリールで
ふさがってしまうために
どうしたって漕ぎが止まってしまうことだ。
餌を使った流し釣りなら片手が空くので
多少は漕げる。
回遊する青物狙いのジギングンなら
目ぼしい位置にアンカリングして待ち伏せもできるが
行動範囲の狭いマダイを狙うタイラバでは
流し釣りが欠かせない。
ここは名付けてアクティブタイラバだ。
何のことはない。
タイラバを落とす前に思いっきりボートを
潮上に向けて漕ぎ、
勢いのある間にタイラバを落とす。
落とした後は急いで竿を船べりに置いて
タイラバが底に到達する寸前までまた漕ぎ続ける。
これで巻き巻きスタート時点では
なんとか道糸を垂直に保つことはできる。
巻き巻きの2回目は既に45度、
3回目は30度と道糸が斜めって来る。
経験的に大マダイは根の上ではなく
根回りの砂地で釣れると思っているので
斜めった底取り時の根掛かりを避けるためにも
砂地での釣りを前提にする。
こんな作戦が良いかどうかは
何せ釣れていないので講釈してみても仕方がないが、
今回は釣れはしなかったが、
道糸の高切れは一度で済んだ。
そうそう、タイラバとジギングを併用するのには
意味がある。
ルアーを根に掛けてしまい道糸が高切れしてしまうと
面倒なリーダーの結び直しが必要になる。
普段は普通に海上で結び直しているが
風が強かったり、
ここまで流れが速い観音崎では無理。
そこで同じラインシステムを使っている
ジギング竿を準備しておけば
リーダーを結ばなくても
タイラバに変ってジギング勝負もできるし、
この竿でタイラバを続けることもできる。
因みに最近ではスロージギングでタイラバ以上に
マダイの釣果を上げている釣り師も多い。
もちろんリーダー付きの予備のリールも
必ず持って出ることにしている。
とはいえ、
これらの当たり前と言えば当たり前の作戦は
所詮失敗に終わったので
これ以上一体どうしたらいいのか、
今後の見通しは立っていない。
ボート漕ぎはいつものことなので
掌(中指と薬指の下)には
左右2つずつの固い豆が常駐しているが
今日はそれに被せるように
右には6つ、左には3つのお豆ができてしまった。
タイラバでなんとかマダイを釣らせてくれーっ!
で、もちろん、本日の釣果はないので
前回のハナダイとカイワリの釣り魚料理の中から。
ハナダイのカルパッチョ
カイワリとブロッコリーのニンニクジョウユ炒め
観音崎、五目漁師にとってはハードルが高過ぎます。
福浦、伊東など近くに魚影が濃くて釣り易い
ボート釣り場があって良かったとつくづく思います。
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