微妙なタチウオリベンジ
9月15日は大津(石田丸)に釣行。
情けないが、最近は釣行後に疲れが結構残り、あくる日などは2階にある自分の部屋に上がるにも1段ずつ、よいしょこらしょと掛け声が入ってしまう。
先日、こんなはずじゃなかったと試しに駆け上がってみようとしたが、たったの2段でまたよいしょペースになってしまった。
今回はそんな老骨に鞭を入れて、先の釣りから中3日の釣りとなった。
あれだけボートが多い中、しかも首が回らない状況でのタチウオジギングとアンカリングの相性についてはもう少し経験してみないとわからないが、明らかに五目漁師のチョンボだったジグのフロントフックのエビり(?)(フロントアシストフックがジグとリーダを接続しているスナップに絡む)については直ぐに見直した。
こんなことをやっていると直ぐにでも試したくなり天気も良かったので急遽リベンジ行になった。
目標はタチウオのツ抜け、それに一本でもいいのでドラゴンに掛かって欲しい。
前回は久しぶりの大津港だったが、平日の賑わいに驚いた。
今回もそれは変らない。
平日とは思えない大津港貸しボートの賑わい
皆さんまた急な腹痛ですか? と心配になってくる。
五目漁師は今回もジギングオンリー、念のためにタイラバは準備している。
あの立ち泳ぎでは潮が速いと餌に食らいつくのが難しいと聞いたので、前回は中潮時を選んだが、今回は心配の大潮。
ただ、心配よりも行きたい気持ちの方が勝っているし、大潮だからと言っても必ず潮が速いとは限らないし、速ければ遊泳力のあるドラゴンだけが掛かてくれるかもしれない、そして潮止まりには腹を空かしたタッチーの怒涛の入れ食いがあるかもしれない、と前向きに考える。
ポイントには一番乗りで到着したが、今日もボートは多い。
ただ、五目漁師が流したかったエリアは結構空いているので、性懲りもなく先ずは流し釣りから始める。
無風ではあるが潮流で結構岸側(北)に向かって流される。
30分くらいして、先ずは1尾目。
そして、直ぐに2尾目も掛かってくる。
この分だと今日はツ抜けしそうだなと安易に考えたが、その後はどこをどう流してもアタリはなくなってしまう。
周囲のボートはどうやらアジ釣りがメインのようだが、次第にエリアから抜けて行く。
お陰で流しやすくはなったがアタリは一向にない。
前回は正午過ぎにプチ時合があったが、潮汐の干満時刻は今回の方が3時間ほど遅れているので、沖上がりの頃にいい時合いがあるかも、と期待しながらタイラバ竿を準備し散歩に出かける。
現金なもので、昨日(14日)にいい釣りがあったためだろうか、富士山根の北東側に皆さんが集結している。
(後で知ったが、ここではこの日もヒラメなどの大物やアジの大釣りなど、いい釣りがあったようだ)
五目漁師はこれじゃ流し釣りは無理だなと遠目に見ながら、少し外れたところで2、3回だけタイラバを落とし、ぐるっと一周して再びヤマダ電機前に戻る。
既に朝の賑わいはなく、今ならどこでも流せる状況なので魚探のマーキングをチェックしながら流して行くが、一向にアタリはない。
そんな中で、少し沖側のボートでタチウオが上がったようだ。
(五目漁師は釣れない時には、周りボートの状況を自分の竿の穂先以上にしっかりとチェックしている。)
居るぞ! こんな時にはとにかく魚が居る情報が欲しい。
早速、何気にそのボート(2ハイ)に近づいていくと、なんとボートはゴミや汚いフン状の汚れが溜まった大きな潮目の上にアンカリングしている。
ゴミを拾ってしまうのでこんなところでジギングはやりにくいが、帯状の潮目の少し下側でシャクリ始める。
すると久しぶりにタッチー。
そしてまた1尾と掛かってくる。
いつの間にか潮目はどこかに去ってしまったが、アタリはポツリポツリと続いたので、潮目がもたらした時合いだったのか、たまたまだったのかはわからないが、なんとかこの調子でツ抜けは達成できそうだ。
あとはドラゴンが欲しい、と思った矢先だった。
グッ! 根掛かりのような大きなアタリに合わせを入れる。
とうとう掛かったぞ、ドラゴン!
なかなか巻けない様子を見て、先のボートからもドラゴンですか、ドラゴンですね、と声が掛かる。
五目漁師も最初はその気になっていたが、このころには怪しい気配を感じている。
うーん、わからないですね何だろう? で上がってきたのはエイ。
がっかり。
この後は南西風が次第に強まり、ボートの流れが速くなり、頻繁に漕ぎ上りが必要になってくる。
沖上がりまでに残された時間はせいぜいあと30分。
重いアンカーを入れて引き上げに苦労するか、このまま流し続けるか迷いに迷った挙句に、一番ベイト反応が強そうなところでドボンとアンカーを落とす。
さあどうだ。
するとここから怒涛の入れ掛かりが始まる。
7、8、9どうやらツ抜けは行けそうだ。
11まで数えたところで決めていた沖上がりの2時20分。
で、ここで終了。
(危ない危ない11尾のツ抜けで安心していたが、上がって数えてみると10だった)
で、今日の釣果はこれ。
サイズはF3.5~4本弱。
なんとか目標のツ抜けには達したが、期待したドラゴンにお目にかかることはできなかったため微妙なリベンジ行になった。
さて、慣れないタチウオジギングについて幾つかノート。
ジグは頻繁に交換することを考えると、やはり一々リーダーに結び直したり、プライヤーを持ち出して付け外したりするよりも交換が簡単にできるスナップを使いたい。
前回はこのスナップに頻繁にフロントフックが絡まり釣りに集中できなかった。
上が前回のフロントフック、下は今回のフロントフック。
たったこれだけのことでスナップへの絡みは皆無になりジグのシャクリに集中できるようになった。
これのお陰かどうかは分からないが、前回は2尾釣って4バラシ、今回は10尾釣ってバラシは2度だけだった。
これに合わせて、今回はリーダー(フロロカーボン5号)とジグの間には釣り始めから20cmのワイヤーを入れていたが、多分釣果には関係なかったと思っているので安心代としては効果的ではないだろうか。
今回アンチョビメタルを買い増したが、色や形状による差は鈍感な五目漁師にとって、しかもこれくらいの数の釣果では感じられなかった。
但し、色や形状の差はともかくとして次々にジグを交換することは効果があると感じている。
魚の記憶時間は短いとも聞いているが、ジグを変えることで食わなくなった擦れたタチウオの食いっ気を新たに誘うような気がしている。
最後に流し釣りについては、いいも悪いもこんなにボートが多い海面では無理と考えておいた方がよい。
今回、風が強まって来たため最後にアンカーを入れたが、思いがけなくアタリが寧ろ増えた。
ポイントさえ選んでアンカーを打てば流し釣りと変わりなく、というよりも良いところで待てば下手に動き回るよりも良いかもとも思った。
で、料理はタチウオしか釣っていないので、おのずとタチウオ三昧。
タッチーの釣った日刺身。
タッチーの銀皮は剥ぎにくいが、一切れ分ずつの大きさをよく切れる刺身包丁で削ぐようにすると剥ぐことができる。
また、糸造りにしたり炙るとペッペッとやりたくなる皮の違和感はなくなる。
白身の魚なら、なんでもよく合う和風ムエル、
ニンニクは大好きだが少し多過ぎた。
次の日の夕食に、梅しそ巻き、
ムニエルクリームソースかけ、
炙りポン酢、
ユッケ
いただく前に、醤油とコチジャンをベースとしたたれをかける。
あと残った分は、また南蛮漬けにする。
タチウオはグイグイと引いたかと思うと直後に食い上げたりと引きが面白いですね。
それに何といっても、どうして食っても美味しい。
ジグにはドラゴンは食ってこないのですかね。
大物が掛かるというイワシを括り付けたテンヤ風のジグがあると面白いかもです。
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