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カテゴリー「<!ー040網代釣行ー>」の記事

2023年11月16日 (木)

網代はボ

 

11月15日は網代(亮知丸)に釣行。

今回は中深場のアカムツともう少し浅いところでオニカサゴを狙う。
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中深場用の竿、リールとオニカサゴ用の竿、リール
真ん中はタモ柄

結果は、見事にボだったので簡単に。

歌詞 -空きがない- (70年代)
網代では沖に出る釣り師が増えている(うそ)♪
今朝見たネットの片隅に書いていた(うそ)♪
だけども問題は明日の艇、空きがない。♪
行かなくちゃ赤に逢いに行かなくちゃ♪  
網代の沖に行かなくちゃ、波を越え♪
ジャンジャンジャジャーン・・・
(赤=アカムツ)

なんて口笛しながら亮知丸のHPをチェックしていると、突然15日水曜日にキャンセル艇が出た。
何はともあれ、直ぐに電話して予約を入れる。

前日になってしまったが、かねてから行く行くフラグが立っていたまっくさんに連絡すると、なんと突然のお誘いにもかかわらずOKですよとの返事。
しめしめ、これで、もし老体に何かがあっても一人寂しく漂流しなくても済むぞ。

ただ、天気の方は手放しで期待できるほど良さげではない。
朝の内は結構風が強そうなので、あまり沖に出ずオニカサゴなどを狙ってロング流しをやり、風が収まった頃に中深場に出てアカムツ狙いをやろうという作戦を立てる。

日の出前の6時に現地に到着すると、他の2艇は何れも4人ずつが乗り込むらしく準備で結構賑わっている。
この時こそが実は皆さん期待に胸膨らませ、腕が鳴り寒さも忘れて一番熱い時だ。
五目漁師チームももちろん、1分1秒でも早く出たいと急いで準備する。

港を出ると、想像以上に結構な荒れ模様。
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とても沖に出られるような状況ではない。
予定通り波風が止むのを待ちながら-100~150m前後を流す。
元々、朝の内は風が強いのは想定済みであったが、このうねりと風波は天気予報からは全く読み取れていなかった。

その上に風に勝る潮流でボートはどんどん北西方行に流される。
まっくさんはずんぐりむっくり型350gのジギング、五目漁師は錘80号天秤吹き流し仕掛けにサバタン餌で流すが、どんどんラインは斜めってしまい釣りにくい。
何度も潮上に戻っては流し、戻っては流し、1時間そして2時間、波と風に翻弄されながら流すが一向にアタリはない。

当然のことながら朝の元気はどこへやら。
お互いに愚痴や慰めが多くなってきたところでやっと五目漁師にアタリ。
お目当てのオニカサゴではなさそうだが、結構いい引きをしている。
長らくお待たせの初獲物だけに2人で覗き込んで今か今かと待ったのに、あっ白い、何だサバかっ!

まさかのサバに落胆は大きいが、いや待てよ。
五目漁師の天敵サバは今や、市場では貴重な鯖様になりつつある。
実は昨日オニカサゴの餌用にサバを買おうとしたが生サバはスーパーでも見つからないことがあったり、あっても既に庶民の魚感覚では買えないほどアフォクサイお値段(痩せサバの両身550円とか)になっている。
まして、皮身だけにして身の殆どは捨ててしまうサバタン用にはご勿体なくて買えたものではない。
やっと安い塩サバを見つけて買ってきたところだ。
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それを思い出すと放流するわけには行かず取りあえずボートの生け簀に入れる。

ドテラ流しの艇は悪天候の中で幸いにも沖から岸方向に向かって流れてくれる。
岩礁帯に近づいてきたところでやっとお持ち帰りのアヤメカサゴ。
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さて、予報では9時を過ぎれば風も収まる予定であったが一向にその気配はない。
期待していた潮止まり(11時半)の前に中深場に船首を向けゆっくりと向かいかけたが途中でやはり断念。
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今日は中深場に向かうのは諦めて、マダイやハタ狙いのジギング流しに切替える。

すると水深90mでまっくさんがやっと大物を掛ける。
穂先がグイグイとお辞儀しながらガチ締め込んだ(ご本人いわく5kg、因みにマグロ用の設定らしくPE2.5号、リーダー10号)という新品オシコンのドラグが時々ジッ、ジッと鳴る。
五目漁師が慌てて自分のラインを巻き取っていると、あっ!
見ると、うなだれるまっくさん。

まっくさん、いくら何でもそれは締めすぎじゃないの!?
何もないんだからドラグ出しながら時間をかければよかったのに、こいつが上がれば今日の釣りも大方万々歳だったのにね、と責める五目漁師。

結局、この後は双方ともたまにフグで終わってしまった。

唯一の獲物、アヤメカサゴの刺身。
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波と風で釣りにくかったせいもありますが、網代でここまで酷かったのは多分初めてですね。
次の網代では、そろそろヒラメを狙ってみようかなと思っています。
フグが居なくなるのが条件ですが。

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2023年10月24日 (火)

不本意ながら御三家揃い踏み

 

10月23日は網代(亮知丸)に釣行。

もうそろそろ一人での遠出は止めておこうと思っているのに、平日のしかもこんな珍奇な釣りに相棒を誘うわけにもいかずまたまた単独行になってしまった。

網代のエンジン艇ならできそうだと思い勝手に決めた赤い魚の御三家(アカムツ、オニカサゴ、アカハタ)を揃えてみようという釣り。
前回は釣れる釣れないは相手まかせ、工夫のしようがないアカムツがネックになるだろうと予想していたが、正にその通り、しょっぱなのアカムツでタイムアウト。
諦めてからは、後2者(魚)のポイント探しと練習釣りになってしまった。

で、先ず始めにこれが今回の釣果。
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早朝はアカムツ狙いの中深場のご機嫌がすこぶる良く、最低限の御三家3匹のおまけ満載で結構釣れてしまった。
取りあえず御三家が揃っているが、アカムツ以外のアカハタとオニカサゴはどこかに紛れ込んでしまっている。

この釣りのおもしろさはなんと言っても中深場のアカムツ(今回は-300mを予定)、浅場のアカハタ(今回は-25mを予定)、その中間のオニカサゴ(今回は-120mを予定)、3魚3様の生息ポイントを釣り流すことであろうか。
365日連休の暇にまかせて、あれやこれやと作戦を練ったり道具や仕掛けを準備するのが楽しい。
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今回は前回から少し作戦を変更して、先ずは中深場でアカムツを狙い、なんとか10時頃までに釣れれば、その元気で前回初めて釣ってちょっとだけ自信がついた浅場のアカハタに向かい、最後に釣り慣れた締めのオニカサゴに向かうことにする。4dscp237890s

前回もアカムツからのスタートではあったが、魚探にポインティングしているマークの見間違いで予定していたポイントからなんと1.5kmも熱海側にずれたところで釣っていた。
間違いに気付いたのは釣り始めて2時間もたってからだった。
根っからのいい加減さに相まって目を凝らすも魚探画面の文字が見えなかったためだったので、今回は悲しいかな100均眼鏡も持参してきた。

今日は相模湾一帯が無風の予報、5時過ぎが干潮の小潮回りなので120号の錘で3本針吹き流し仕掛けを入れる。
結構、海面の潮は流れているのかラインの出は350mにもなる。
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尤も、この深さでは手持ちの魚探でも、艇に積んである魚探でも実際の深度は表示されないので、結構真面目に校正しているリールのカウンターが深さの基準になる。

1投目、着底し、糸ふけをとって、ウンニャと底に突き刺さった錘を引っこ抜くと同時にアタリ。
上がってきたのはこのポイントの主(と思っている)オキギスとシロムツの連。
オキギスは薩摩揚げが美味しいのでもちろんクーラーボックスへ。

この深さでは、なんやかんやで1回あたりの仕掛けの投入と獲物の巻き上げで最短でも20分はかかってしまう。
1時間によくて3回しか仕掛けの投入はできないために連で釣れてくれると嬉しい。

そして2投目、ゼロテン(捨て糸1m、エダス50cm)で待とうとするや否やまた直ぐにアタリ。
ユメカサゴ、シロムツ、そして下針になんと良型アカムツ(35cm)の3連。
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その後もせいぜい底どりから10数秒後にはアタリの連釣が続く。

作戦ではアカムツが釣れれば直ぐにアカハタ釣りに向かうつもりであったが、釣れ続いている間はそうもいかず、8時には2尾目のアカムツ。
これも型が良い。
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潮が緩んでくるとやっと隙間が空いたのでこれを機に一気に浅場に向かう。
おっと、その前にルアーの釣りになると両手がふさがってしまうので、巻き上げの時間を利用して8時過ぎには早弁で気合を入れる。
車の中で朝食のパンを食ったところなのに、調子も天気も良いだけに最高に美味しい。

昨晩から続くうねりがやや残っているが、10分ほどでアカハタポイントに到着する。
先ずは前回初めてやったスイミングテンヤにヤドカリが宿を捨てて出てきたような黄色のワームを着けてアオリイカ用のスピニング竿で投げ入れる。

するといきなりゴソゴソっとアタリ。
しかし、びっくりして手間取っている間に根に入られて外してしまう。
へたくそ目、モタモタしてるんじゃないよっ!

それにしても今日はなんていう日だ。
この分なら直ぐにアカハタもゲットできそうだ。
ワームをチェックしようと道糸を巻き取っていると艇の直ぐそばまで来た時にまたいきなりガツン!
中深場の釣りと違って28gのスイミングテンヤに掛った魚の直撃は怖いほどだ。
どうやら先に根に潜り込んで一命をとりとめた個体がテンヤの後をしつこく追ってきた(?)ようだ。
早々にいい型のアカハタに違いないと期待したが上がってきたのはオオモンハタ。
いつもならどっちでもよいが、今日はちょっと違う。
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しかし、調子が良いと思ったのはここまでだった。
スイミングテンヤはボートが流れなくても広範囲に探れるのでこんな時にはもってこいなのではあるが、何せ慣れていないだけに巻きスピードによって、更に艇に近づいてくるに伴って深さ方向の動きが支配的になるだろうし・・・どのあたりを漂っているのかがよくわからない。
巻き速度を変えてみたり、途中で巻き上げを止めて底どりをやり直したりと試行錯誤の釣りが続く。

と、その時だった。
根掛かりが危ないと思いながらも思い切って岸側に向かって投げ入れ、巻いているとモゾモゾ感あり。
何度か根に潜られ根魚釣りの難しさを感じているので先ずは竿を大きく煽って根から遠ざける。
無事に上がってきたのはカサゴか? と思いながらよく見るとなんとオニではないか。
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こんな浅いところで信じられないが、やったね。今日最後の-120mで釣るつもりだったオニがここで釣れてしまった。
小さいので本来ならリリースサイズかもしれないが、ここは保険に確保した上で、後で釣り直そう。

この後はスイミングテンヤを飛ばしてしまったり、根掛かりでリーダーを結び直したりとトラブルが続き、アカハタ不在のままどんどん時間は過ぎて行く。
いざとなったら先のオニをオニとして認めようなどとウダウダ考え始めたもう限界の12時半にやっと待望のアカハタ。
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前回と同様に苦肉の策はサバタン餌の胴付き仕掛けだった。
30cmに満たないけどまあいいか。

ブイーン、エンジン全開で急いで予定していたオニカサゴポイントに向かう。
せめて30cm超えが欲しい。
しかし、極端な無風と潮の流れナッシングで同じところを底トントンでは坊主が木魚を叩いているようなもので一向に先に進まない。11dscp237924s  

先の浅場でも状況は同じであったが浅いだけに仕掛けを巻き取っては艇を少し動かしてを繰り返していたが、-120mではそうはいかない。
どうすることもI can not.(古っ!) これでは何の面白味もないし期待もできない。ここでは(多分)フグに仕掛けを切られたのみでこの場は終わってしまう。

結局、まだ少し時間はあったがこの状況では釣れそうな気がしないので早めに沖上がりする。
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早朝、早々にネックだったアカムツが釣れた時にはやったね! と思ったもののそううまくはいかなかった。
小ぶりのアカハタと小ぶりのしかも-120mで釣るはずだったのに-25mで釣れてしまったこんな御三家さん。
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実は今写真を見て気付いたが、写っているのはどうやら本当のオニカサゴのようだ。
これは私も釣ったのは初めてで珍しい。
道理で浅かったし薄汚れて少し変だとは思っていた。
背びれの棘の数も少なかったように思う。
釣り師が日頃オニカサゴと言っているのは正式名称がイズカサゴ、あるいはフサカサゴというよく似た魚でオニカサゴではない。

で、多分その本物のオニカサゴとアカムツ、アカハタの御三家姿造り。
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ユメカサゴとウッカリカサゴの煮付け。
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これを食べると日本人で良かったと思う。

オキギスとスミヤキをミックスした定番の薩摩揚げ。
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まぐれでなんとか揃いましたが、やはりもう少しポイントに関しても、釣り方に関しても個々の釣りの確実性を高めないとと思いました。

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2023年10月 7日 (土)

赤い魚御三家狙い



10月6日は網代(亮知丸)に釣行。

やっとボートの空きと好天気(予報に反して昼からは結構荒れたが)に恵まれて待ちに待った赤い魚御三家狙い

先ずは水深350mでアカムツ、そして100mに移動してオニカサゴ、最後に20mの岩礁帯に移動してアカハタを狙う。
3尾が揃ったところで一皿に盛って夢の御三家姿造りにする。
ウシシ、美味しそう。

竿はアカムツとオニは同じ竿で電動リール、アカハタ用にはスピニングと両軸用の2本を準備した。
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仕掛けはそれぞれアカムツ用、オニ用、そしてアカハタ用を準備した。
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左からアカムツ用、オニ用、アカハタ用

6時に港を出、先ずは釣れるかどうかは運まかせだが、水深350m前後のアカムツ実績ポイントに向かう。
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そこはこの5月にまっくさんと一緒にアカムツの数釣りで甘い汁を吸ったところだ。
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今日は、たった1尾でよいから釣れて欲しい。
(この時期こんなに深いところが良いのかそれとももっと浅いところが良いのかわかっているわけではない。)

フルスロットルで走らせながらこんなに遠かったかな?
あんなところに赤い橋見えたっけ? 
等々何となく気になりながらポイントに到着する。

早速、150号の錘に胴付き3本針仕掛けを付けて落とす。
起伏が結構激しいので深ければ380mまで落ちることもある。
おやっ? 250mで着底。
まあいいか。

すると、直ぐに微妙なアタリ。
ここはいつも着底と同時にオキギスが掛かってくるはずなのに上がってきたのは小っちゃいシロムツ。
次からもシロムツ。
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そして、またシロムツだなと思いながらあと100mまで巻き上げてきたときに、いきなり穂先が跳ね上がり150号の重さがなくなる。

えっ、切られた??いや、いるいる。
ウオッ、走り出したぞ、巨大サバかな?
穂先が船尾方向にもっていかれたままリールがうなっている。
見るとリールのスプールは止まったままでウインウインとうなっているだけ。

強烈な引き、どうやらサバなんかじゃなさそうだ。
リールは降参しているがハリスは6号(または7号)はそう簡単には切れないので竿の支えを踏ん張る。
どうやら掛かっていた(多分)シロムツに大物が飛びついたようだ。
引き方からして青物系のワラサ?カンパチ?、ひょっとしてサワラ?・・・
獲物の正体が次々に浮かんできたが、フッと軽くなる。
やられた。

上がってきた仕掛けを見ると、上針のエダスを出す回転ビーズから出ているはずのエダスがない。
すっぽ抜け? そんなはずはない。
いや、止めのエイトノットが引っ張られて細くなって抜けたのだろうか?
最近は親子サルカンよりも絡みが少ないので回転ビーズを使っているがやっぱりだめかな~?
まあいいか。
今日は赤いの狙いだから。

海面は至って平和。
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もう8時半だ。
あとのことを考えると、ここはせいぜい2、3時間の予定だったのでそろそろ焦ってくる。
このポイントを諦めて、いつも中深場釣りの拠点としている赤根崎沖(水深200m)まで一旦戻る。

そこでの1投目、着底と同時に、既にもう何かが掛かっている。
これこそ正真正銘のサバ野郎に違いない。
この時期だとやはりここは浅すぎる。
サバが居るんじゃどうしようもない。

1投で諦めて、さてどうしようかと虚ろに魚探の航跡を眺めていると、何だこれは。
違うんじゃないの!

魚探の画面上には実績ポイントや今後行ってみたいポイントに魚マークや✖マークを入れているが、早朝に向かったさっきまでのポイントは未だ行ったこともないとんでもないところだったことにやっと気づく。
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その内に行ってみたいと思っていた熱海沖ではないか! 
道理で予定よりも浅かったし、景色も違和感があった。

行ったことがない得体のしれない場所で2時間もロスってしまったが、まだ何とか時間はあるのであらためて本来の実績場所に向かう。

やっと本命ポイントで仕掛けを落とすとなるほど水深は350m、ここだここ。
朝の時合いを逃してしまったが、何とか1尾を釣りたい。

しかし、ここでもシロムツと、上がってきた時には少しドキッとさせてくれた一見アカムツによく似たユメカサゴ。

とうとう10時になってしまったので、今日も早弁しながら大失敗の嘆きと今後どうするかの作戦を練る。
時間的には厳しくなってしまったので、既に御三家ゲット達成はほぼほぼ諦めているが、ここであくまでアカムツを狙うか、残りの2種を求めて移動するかの選択が悩ましい。

結局、予定していた次のオニカサゴはスルーして、アカハタを狙ってみることにする。
実は、五目漁師は今までにアカハタを釣ったことがない。
ポイントもよくわかっていないので参考になるユーチューブの動画の画面から背景写真を切り出しコピーして持参している。
おおよその位置は分かっているので、先ずは、20~30mの岩礁帯に移動し写真のポイントを探す。

釣り方に関していては、同じくユーチューブをチェックする限りワームが圧倒的に多い。
で、初めての五目漁師はもちろん見様見真似になるが、様々なワームやフック類も準備してきた。
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ヌルヌルでキモイ臭いの付いたワームを着けて、先ずはスピニングタックルでスイミングテンヤを投げ込む。
ゆっくり巻いてくれば良いらしいが、見るとやるでは大違い。
巻き加減で底からどれくらい浮いているのかがわからない。

時間もなく焦っているので20、30分やって、次は8号の錘を着けた直リグを投げ込む。
今度は海底のゴツゴツ感がよくわかるが直ぐに根掛かり。
根掛かりに一番強いと聞いていたのに嘘じゃないの?
怖い。

まだテキサスリグとやらの準備もあるのでこれも試してみたかったが、お試しばかりでどんどん時間は過ぎて行く。
諦めて、行きつくところは胴付き仕掛けにサバタン。

よいね、やっとこなれた安心の仕掛けで底トントンしながら流していると、さすがに実餌だけあって何度かフグにサバを取られる。
そしてやっとアタリ。
何か掛かったようだ。
これはひょっとして・・・見えてきたその姿はアカハタだ。
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このポイントで最初の獲物が目的のアカハタとは、さすがに気分が良い。
調子に乗ってここでもう少し続けてもよかったが、3種はならなかったとは言え1種で終わるのと2種目を取るのとでは見栄えが全然違うので、最後に3種の中では一番自信があった鬼退治に向かうことにする。

水深100m前後。
アカムツに使っていた竿とリールをそのまま使う予定をしていたが巻き上げの途中で何故かバッテリーが上がってしまった。
さすがに電動リールの手巻きはきついのでアカハタ用に持って来た両軸リールタックルに変更する。
錘80号。
100m程度なら手巻きでも何の問題もない。

しかし、かれこれもう1時間半も行ったり来たりしながら流しているのに1度もアタリはない。
一番自信があった釣り。
こんなはずではなかった。
もう2時になってしまったのでこれを最後の移動にしよう。

所々白波が立っているので水しぶきを浴びながら一気に-60mまで移動する。
既に、オニは諦めているがここでもアタリは皆無。
昨日の地震や津波の影響でもあるのだろうか?
この1投を最後にしよう。
ハタでもアマダイでもなんでもよいから来い!

すると着底から2シャクリ目くらいで急に竿先が重たくなる。
あれっ? 何か掛かったようだ、あまり引かないがエソかな? イトヨリかな? この感じだとアングリと口をあけたカサゴかな?

やがて海中に橙っぽいものがぼやーんと見えてくる。
思っていたより相当にでかい。
ウワッ! なんとオニ(35cm)ではないか。
慌ててしまって、タモも使わずごぼう抜き。
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やったやった。
君どうして引かなかったの?
あれはこんな立派な鬼様の引きではないでしょう。

海面の風と同じ方向に潮が流れていたのかもしれないが、いつも最後まで暴れるもんだからバレるなバレるなと冷や冷やさせられるのに。
ともあれ最後の最後に歓喜の雄叫び。

で、今日の釣果はこれ。
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御三家を盛った姿造りはできなかったが、釣った日はアカハタのアクアパッツァ風。
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次の日に、そろそろ涼しくなってきたのでオニはしゃぶしゃぶに、
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シロムツの南蛮漬け。
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ログをスタートしたころに五目漁師のハンネに因んで刺身を美味しくいただくために必須の五目を決めました。
その中には鯛又はヒラメやアジなどが入っていますが、ネックなったのはイカでした。
未だに実現していませんが、今回のネックは漠然と相手まかせになってしまうアカムツです。
ただ、五目釣りよりかは実現は容易だ思っています。
次回、また機会があれば狙ってみます。

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2023年8月 4日 (金)

記事を書きながら見えてきたもの

 

8月3日は網代(亮知丸)に釣行。

最近あまり耳にしなくなったが、バイオリズムというやつであろうか、前回の釣りから1週間ほどするとムズムズしてくる。
ムズムズしてきても天気が悪く行けないと次第にイライラしてくる。

今回はもう10日が過ぎ、イライラ圏内に入っているがなかなか行けそうにない。
天気予報をチェックしていると明日の予報が良くなっているではないか。
幸いなことに亮知丸のエンジン艇も空いている。
イライラ解消のためにもここはチャンスと思ったが、同時に、この暑さの中、一人で出掛けてぶっ倒れたりしたら・・・
という心配もある。

そこで、いくら何でも急過ぎるよなと思いつつも、ダメ元でコメント繋がりのまっくさんになんとなく打診してみる。
すると、明日でもいいですよとのびっくり返事。
声は掛けてみるもんだな。

こうなると話はとんとん拍子に進む。
今回はいつもの中深場は止めにして120、30m付近でオニカサゴとアラ、更に岸寄りの浅場でアカハタを狙ってみることにする。
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今回はサバタン用、タイラバ用、ジギング用のフルセットを準備する

と言っても網代は今まで中深場一辺倒だったのでポイントがわかっているわけではない。
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有料釣りナビ君の網代付近の等深線

とりあえず、網代関連のブログや釣りナビ君アプリの等深線表示をチェックしながら、なんとなくオニアラが釣れそうな気がしてくる120m付近と140m付近の2か所を魚探にマーキングする。

さて、次の日の早朝。
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期待していた曇り空ではなく日照り空ではあるが、どちらかというと海上ならではの清々しい気分。

現地に到着すると思いがけないことに、少なくとも今海上に見える限りの3杯のエンジン艇が五目漁師のマーキングポイント付近に集まっているではないか。
しめしめ、相手が何を狙っているのかはわからないが、ポイントの品定めがまんざらではなかったことで期待が膨らむ。

まっくさんは木の葉型300gのジギング、五目漁師は錘80号、吹き流し2本針仕掛けにサバタンから始める。
すると、直ぐにビクビクといいアタリ。
なんといきなり欲しかったアラ。
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30cm程度のコアラではあるが、本日の狙い魚だっただけに嬉しい。

一方で、ボートが結構な速さで熱海側に流されていることに気付く。
何度か流されては元に戻りながら流していると、酷い2枚潮になっているところもあったりで、吹き流し仕掛けがグチャグチャに絡まって上がって来たり、突然80号の錘が浮いたように軽くなったりで、まっくさんも結構厳しそうにジグをシャクっておられる。
(この不思議とまで思われる潮の動きと、この後に首を傾げた幾つかの出来事が関連していたのかどうかは分からないが、今記事を書きながらひょっとしてと思い当たることがある。後述。)

まっくさんのジグにもやっと反応があり、同程度のアラが、そして五目漁師にはこれも目標にしていたオニカサゴが上がってくる。
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しかし、何れも小さい。
ビッグサイズに期待がかかる一方で海上は次第に荒れ模様に、
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しかも2枚潮はますます酷くなり底はなんとか取れるものの、シャクリ上げる度にラインはどんどん出ていく。
諦めて、岸側に戻り-90mでも-30mでも試してみるが、相変わらずラインは出る一方でもう釣りにならない。

そんな中で起こった首を傾げるいくつかの出来事があった。

-90mでラインがどんどん出て行くので諦めて回収していると、正にその中層で大物が掛かった。
タイラバやジグの回収時に青物が掛かることはよくあることなので、来たー! と発しながら巻き上げにかかったが、やがてびくともしなくなってしまう。
がっかりしながら、えっ! こんなところにまさかの海中ロープ?
首を傾げていると突然外れる。
直後にもう一度掛かったがやはり外れる。

こんなところに、しかも中層にロープかよ。
回りを見渡してみるがそれらしきブイなどは見当たらない。
くわばらくわばら、即、場所を移動する。

もう一つ。
今度はタイラバ(120g)のフォール時にラインが斜めになってどんどん出て行き、出が止まらない。
サバでも掛かったかなと思ったがそうでもなさそうだ。
何れにしてもこんなに酷い流れでは釣りにならないと思いながら呆れて巻き上げに掛かると、何の抵抗もなく上がってきたのは先が縮れて高切れしたライン。
まっくさんにはサワラかフグがいるかもしれませんよと声を掛ける。

またある時には突然フワッと竿先が跳ねあがり巻きが軽くなったので、まっくさんに絡まった? と声を掛けると、いや大丈夫ですよと竿先にぶら下がったジグを見せてくれる。

・・・今記事を書きながら、以前網代のイルカの話を聞いたことがあり、もしかしてといくつかあった上記のような出来事を納得しながら思い出している。

この後は右往左往しながら12時の干潮時刻を待ったが、一方で風の強まりもあって相変わらずのラインの斜め度に降参。
早朝以降は殆ど釣りらしき釣りをやらせてもらえないままに少し早めに港に向かった。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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もう少しサイズがあればこれで十分だったがこれではね。

今年はベランダのバジル栽培が大成功。
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先日作ったバジルソースを使いたいのでコアラをバジルソースのカルパッチョに。
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小オニ(2匹)と小アヤメカサゴ(2匹)はまとめて煮付けに。
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以前、大潮時の中深場釣りで150号の錘でも底が取れずに苦労したことがあり、網代の大潮はやばいのでもう行くまいと決めていたのですがまたやってしまいました。
途中、大型の自作パラアンカーも出してみたのですが風も強いし、潮も強い2枚潮ではあまり効果がありませんでした。

記事を書くにあたって出来事を整理したことでいくつか起こった不可思議なことがイルカの存在に繋がってきました。
姿を見たわけではありませんので事実は分かりませんが、そう考えると全てが納得できますので多分当りだと思っています。

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2023年6月14日 (水)

アカムツはそんなに甘くはない



6月13日は網代(亮知丸)に釣行。

五目漁師にとっては、エンジン艇の空き状況からして平日行しかない網代の中深場釣り。
ブログにコメントを下さるガルさんから火曜日なら行けますよとお誘いをうけたが、直後に台風3号が発生し、しかもその後関東地方への接近が予想される。
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台風3号の予想経路図、2023年6月10日正午現在(気象庁HP引用)

早々に諦めてしまったガルさん、まだまだ分からないよと待つ五目漁師。
結果、2日前にはわずかにウネリが高くなる程度の予報になったので予約を入れる。

そして当日、予報通り早朝には長く強く降り続いた雨も止み、少しうねりがあるものの絶好の釣り日和になりそうだ。
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やったね。この調子で釣果の方にも期待が膨らむ。

ガルさんは新竿のお試しも含めてアカムツ、五目漁師も当然ながらアカムツはあるが、なんでもよいから大物が欲しい。

今日は長潮回りだが7時半が干潮なのでグッタイミング。
潮が速くならない内に深めの-250m~-300mからやってみよう。

五目漁師の1投目は-100mでサバに捕まってしまったが、直ぐに少し場所を移動して2投目。
今度は無事に着底して、早々にアタリ。
しかも結構な大物のようだ。
上がってきたのは、ユメカサゴとこのポイントではお約束のオキギスの連。
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その後、アタリが乏しい中でシロムツや小型のユメカサゴ。
そして、アタリが途絶えていたが久しぶりの手応え。

400m近くも道糸が出ていると相当な獲物が掛かっても引きの反応は乏しい。
竿を竿掛けに掛けていると、リールの不連続なうなり音や重みに反応するドラグの回転が獲物の大きさを伝えてくれる。
やがて200m→100mと浮いてくると、いよいよ穂先の動きや手元に伝わってくる引きや重みで魚種やその大きさを想像する。
一番楽しい時間だ。

これはでかいぞ! アラ? メダイ? アカムツでないことは確かだ。
ガルさんも最初に握っていたボートに備えつけの玉網では間に合わないとみたのか五目漁師の大玉網に持ち替えてそばで待機してくれる。
そして座っている五目漁師よりも立っているガルさんに先に正体が見えたのか、遠慮そうに“あっ”と聞こえる。

引き具合からして、いや期待が大き過ぎてこいつの予想は全くなかった。
欲しかったが大物違いだ。
やれやれ、エダスを切る前に玉網からスマホに持ち替えて写真を撮ってもらう。
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くわばらくわばら、300mからこんな奴の相手は二度としたくないので直ぐにいつもの200m前後に移動する。
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陽気に誘われてちょっとした移動中にも居眠ってしまうガルさん。

場所を変えたせいではないが、今日はとにかくアタリが少ない。
やっぱり駄目かー。
仕方がないので、もう一度サメポイントに戻ったりしてみたが中深場にしては珍しいほどアタリがない。

おまけにライン同士の絡みでガルさんのラインが高切れした時点で中深場を諦める。

絡みが仕掛け同士やどちらかの針が相手のラインを拾うくらいなら被害は小さくて済むが、双方のライン(PE1.5号)が交差して運悪く一方的に他方のラインでこすられると切られてしまうことが多いようだ。
手前船頭の五目艇では双方の竿の出し側を考慮してエンジン停止時には絡みにくい方向にバウを向けているが、所詮その時の風や潮流で決まる姿勢にボートはやがて向きお変えて行く。
普通に考えれば風の流れと平行にバウを風上に向けて落ち着くと考えられるが、潮流が加わるとそうとは言えなくなる。
まして、これだけ深さがあると2枚潮3枚潮はあたり前なので海中でのラインの行方は想像がしがたい。

一つの安直な解決策は遊漁船がやるように錘を重たくすることであろうが、それでは本末転倒、釣りが面白くなくなってしまっては元も子もない。
というのが五目漁師の考え方なので、申し訳ないが、ガルさんには運が悪かったとしか言いようがない。

高切れを機会に、中深場の釣りは止めて100m辺りでオニカサゴでも狙ってみることにする。
双方とも準備はないのでそれなりに仕掛けは工夫する。
ガルさんは100号錘から直出しの短い1本針、五目漁師はたまたま持っていたフグ対策用の自作中通し天びんに胴付き仕掛けの先端を切って吹き流しに。

するとガルさんには40cm弱のアラが五目漁師には小型のオニカサゴが掛かってくれる。
しかし、昼過ぎからは次第に南寄りの風が強まり2時過ぎに沖上がり。

で、今日の釣果はこれ。
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釣った日はシロムツのバジルソースカルパッチョ。
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スミヤキとオキギスが1尾ずつ釣れたのですり身をミックスして薩摩揚げに。
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次の日にユメカサゴの刺身と昆布締め。
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オニカサゴやユメカサゴのミックス唐揚げ。
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前回あれだけ釣れたので今回も1尾くらいはと思っていたのですが、アカムツはそんなに甘くはないですね。
中深場の釣りでは巻き上げて来てありゃ釣れてたの! と喜ぶことしばしばの五目漁師ですが、300m先のわずかな違和感からアタリを取るのが実に上手いガルさんでした。
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2023年5月25日 (木)

アカムツ釣りがこんなに易しいとは

5月24日は網代(亮知丸)に釣行。
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網代の中深場釣りに出掛ける時には色んな意味で、できることなら相棒が欲しい。
今回は躊躇しながらもまっくさんをお誘いすると、つい先日の伊東-川奈お泊り釣行などこのところ釣りが続いているにも関わらず、二つ返事でお付き合いして下さることになった。

狙いはもちろんアカムツ。
伊東のカイワリ、川奈のイサキと、このところ絶不調が続いているだけに、場所も狙い魚も違うがなんとかリベンジしたい。

この釣りを始めて2年になるが、風や波の状況なども含めてやっとポイント回りの様子が少しは分かってきたような気がする。
五目漁師なりにお決まりのコース(水深200m中心)があるが、今日は思い切って水深300mのポイントからスタートする。

ここで、問題は手巻きのまっくさん。
水深300mと言えば、場合によっては400m近くもラインが出てしまうこともある。
そこで、五目漁師が予備に持参している電動リールをお貸ししようとしたが、平気平気、ラインの長さは十分です、と頑なに拒否されてしまった。

うーむ、仕方がない。
じゃあ容赦せずにどんどん深場を攻めよう。

いつもより遠いので少し時間もかかり12、3分で到着する。

さて、揃って第1投目。
しかし、ここで両名にトラブル。
1投目の直後にまっくさんに、そして、その初心者レベルのトラブルに失笑していた五目漁師が、早速魚を掛け巻き上げが終る頃に、更に初心者レベルの失敗に気付く。

お恥ずかしくてことの内容は言えないが、まっくさんは黙って、五目漁師はブツブツ嘆きながら作業に取り掛かり、解消に20、30分近くも掛かってしまう。
早朝のこの損失は大きい。
気付くとその間にボートはもう800mも流されている。
トラブルのお陰で流れの速さを知りそれなりの覚悟もできる。

両名とも晴れて苦笑しながらの2投目。
先に、このポイントは面白いですが、あまり釣り師には好まれない沖ギスが多いんですよ、とお断りしておいた通りまっくさんには4投連続して50cm近いギスが掛かってくる。

釣り上げた時にはこの魚特有のハリスに着いたキモイ付着物を気にしておられたようだが、どんまいどんまい、こいつの薩摩揚げは絶品ですから。
それにこいつの胃袋を初めて見るとお金持ちになった気分になれますよ。

一方の五目漁師も2尾のギス。
今日は4尾までは持ち帰るつもり。

その後、これはひょっとしてと思うアタリで巻き上げを開始。
たまにゴトゴト、そして100mを切ったあたりから頻繁に穂先が叩かれリールの巻き上げ音が不連続に唸る。
巻き上げに7、8分もかかってしまうが、この時こそが中深場釣りの醍醐味。
楽しむに十分な時間がある。

何だろう。
ムっちゃん来てっ! この年にしてドッキンドッキン、そわそわ、まっくさんに穂先を指さしながらもまだ確信とまではいかない。

今日は海水が濁っているのでヒラヒラと見えてきたのは赤というよりも茶色っぽい魚体。
やった! しかもまるまると太った立派な魚体。(35cm)
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次は少し時間をおいて、ゼロテンの待ちからややシャクリ上げようとした時に、この深さでは珍しいほどの明瞭なアタリ。
明らかに先の引きよりも力強い。
巻き上げるに伴い怖いほど穂先が叩かれる。
頼むバレるな! そして上がってきたのはこれ(38cm)。
もちろん五目漁師としては最大長。
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こんなでかいのがこの界隈に居るとは2人してびっくり。

最初の1尾目を釣った時に、今日はもう釣れなくても後は余裕で楽しめると思ったが、今やもう帰ってもよい気分。
いや、網代のこの釣りで私にお付き合いしてくれること4、5回目にもなるのに未だにアカムツを釣っていないまっくさんにどうしても釣って欲しい。

と思いながらふと見ると、歯を食いしばりながらひたひたと巻いているまっくさん。
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既に限界に来ている手巻きの震えなのか魚の叩きなのかよくわからないが、硬い穂先が時々震えている。
そして、やったーっ!
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2人して怒涛の寒気、いや歓喜歓喜。
五目漁師は1人の時でも感激の1尾には歓喜し、ついつい奇声を上げてしまうが、2人で歓喜は楽しさ倍増。
やれやれこれでまっくさんも帰られる。

この後五目漁師にはアタリがなくなってしまったが、まっくさんの方はシロムツやユメカサゴを結構頻繁に上げている。
調子が良さそうだ。

昼前にはいつもの200mポイントに移動する。
そこで、五目漁師がにんまり、ドヤ顔で上げてきたのはサメ。
がっかり。

これで駄目ならオニカサゴでも釣りに行こうと相談しながら、かって五目漁師がアカムツを上げたことがある250mポイントに移動する。

今日は中潮、干潮は1時半だがまだ結構潮の流れは速く釣りにくさは続いている。
かなり道糸が斜める中で、海底を引きずるように竿先を上げると微妙なアタリ。

上がってきたのは、少し小振り(と言っても27cm)のアカムツ。

続いて、初めてアカムツを釣ったところで、もう1尾と欲の出たまっくさんに2尾目。
そして、笑顔の止まらないまっくさんに続いて2尾掛け。
もう信じられない。

今度は微妙なアタリにとりあえず巻き上げを開始すると結構重量感がある。
そして例の叩きが始まる。
このころには、まっくさんに見てよまた来たよ、と余裕と自信の五目漁師。
しかも、重量感も今日一と思っていたらこれも2匹掛け。
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もはやシロムツもユメカサゴもどこに行ってしまったのか、掛かるとアカムツで海底はアカムツで占拠状態のイメージ。
ただ、1流しに仕掛けの投入は1度か2度、魚が掛っても掛からなくても1回の仕掛けの往復に最低でも20分はかかってしまうために、時間はどんどんと過ぎて行く。

もう2時になってしまった。
これで最後にしようとその流しに入る。
すると、早々にまたアカムツ。
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まだまだ続きそうではあったが、残念ながら2時半に沖上がり。
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で、亮知丸で撮って頂いた2人分のアカムツの釣果はこれ。
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数にも満足したが、何といっても型が揃ったのが嬉しい。

アカムツ以外にもシロムツ、ユメカサゴ、沖ギスなど、五目漁師の釣果はこれ。
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絶好調だったまっくさんは、アカムツ以外の魚が五目漁師以上に盛りだくさんだった。


釣った日は取りあえず簡単贅沢にアカムツの煮付け。
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生の状態では鍋に入りきらず苦労したが、煮つけると脂の多い魚の特徴(?)なのか随分と小さくなってしまった。
とろーりと溶け入る絶品味。

次の日には、アカムツの姿造り。
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そして、シロムツやユメカサゴはたっぷりの唐揚げ甘酢あんかけ。
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やはり、釣りは時合いですね。
魚にスイッチが入ってしまえば、今まで何をしてたの? というくらい次々に掛かってくれます。
今回はたまたま潮止まり前後でしたが、いつもそうとは限らないですからね。

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2023年4月18日 (火)

中深場は予想外の早潮と強風に退散


4月17日は網代(亮知丸)に釣行。
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亮知丸で中深場釣りを始めて早2年になる。

釣り師にとって潮汐、あるいは潮流と釣果の関係は気になるところではあるが、東伊豆の釣りでは正直あまりこれらとの間の相関を感じることはないし、気にしていない(五目漁師は)。

流し釣りではそもそもボートが流れていることはGPS魚探の航跡からわかっても、それが潮流のせいなのか風のせいなのかはわかりにくい。
ただ、手前船頭の中深場の釣りではどんな理由であれ、先ずは海底の潮とボートとの相対スピードが釣れる釣れない以前に気になる。

魚にとっては底潮の流れが採食時の一つの目安になるだろうが、ボート釣りの環境はもう少し複雑になる。
水深が200m以上ともなると、魚は知ったことではないが、海面の風や、2枚潮のせいで道糸が斜めになり、強いては底が取れなくなってしまうこともある。
相当に錘の重さを増しても体力的にきつくなるだけで対して効果はないし、乗り合い船の船長と違って釣りが目的の五目漁師の操船ではドテラ流しの船の姿勢さえまともに保てず、複数人で釣っている場合には道糸同士の絡みの原因にもなってしまう。
潮流なんてどうせわからないし、安全さえ問題なければ風も辛抱しようとはならないのが手前船頭の中深場の釣りと感じている。

取りあえず今のところ潮汐は小潮から中潮、風は色んな天気予報をチェックした上で4m/sまでが、釣果は別として楽しく釣りができる限界かなと、自分の基準にしている。
もちろん雷はもとより1mm以上の雨予報がある時には出ないことにしている。

ということで、今回は予報がやや怪しかったのでボートの予約を入れたのは前日になってしまった。
これも365日連休の五目漁師ならではのなせる業、2か月以上も前から予約で一杯になってしまう土日が対象では無理となる。
そろそろ1人釣行はやばいと思っているが、これでは弟や仲間を誘ってお付き合いしていただくわけにもいかない。
その分お祭りの心配がないので、前回の帰り際にアカムツの連釣で良い目をした水深300m辺りまで先ずは出てみよう考えていた。

ところが出廷する前に亮知丸のお兄さんに最近の様子をお聞きすると170m辺りで良型のアカムツを釣ってきたお客さんがいるとのことで、意志薄弱にもいきなり迷いを生じてしまう。
で、結局、わけの分かっているいつもの200mで先ずは様子見し、駄目なら300mに移動することにした。
といってもエンジン艇なら、ものの5分程の距離であるが。
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到着の頃には少し風が強かったが、直ぐに止まり錘120号、水深200mの沖とは思えないような静かな海面にして、ゆっくりとボートは流れる。3dsxp237517s

理想的な環境だと思ったが肝心のアタリはシロムツのみ。
海面を覗く限りでは結構透明度は良さそうだが巻き上げてくる度に穂先ガイドには道糸から絞りとったクラドが巻き付く。
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底潮はかなり暗いかもしれないと想像する。

7時まで粘ってみたがここを諦めて予定していた300mに移動する。
しかしこのころには次第に潮流が強まってくる。(干潮9時12分、満潮14時51分)
底潮が強く120号の錘ではどんどんと道糸が斜めになってしまい、ごみでも掛けたように穂先が重い。

しかもこの深さになるといつもの200m前後では見ることがない沖ギスが立て続けに掛かってくる。
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ユメカサゴも前回と同じ様に釣れたりして、
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200mとは明らかに海中の様子が異なるのが印象的だ。

後は、アカムツが来てくれるのを待つだけだったが、潮流に加えて南東風までが強まり始めたために10時には中深場から退散する。

少し岸側に戻り、余ったサバタンとホタルイカを餌にして100~120m辺りでパラシュートアンカーを入れてオニカサゴでも狙ってみようとやってみるがますます強まる風で釣りにはならない。
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岬を回り込んでくる南西風は沖以上に湾出口辺りで一番強いようにさえ思えるほどで
右往左往するのみになってしまった。
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結局、ここでは底が取れない状況で訳が分からないままに釣れてきたレンコダイのみとなってしまい、
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2時前の早上がりになってしまったが、釣果は寂しいこれ。
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久しぶりの中深場釣りで従来の200m界隈に加えて300m界隈をものにしようと腕まくりしてきたのに残念。
と悔しい思いで後片付けをしていると、亮知丸のお兄さんからお土産にサザエを頂き、気持ち晴れ晴れ大漁に早変わり。
ありがとうございました。

釣った日はレンコダイとシロムツ、サザエのお造り。
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ユメカサゴの野菜たっぷりあんかけ。
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次の日にオキギスの定番、薩摩揚げ、
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ドンコの味噌汁。
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サザエの刺身が美味しかったのでもう一度刺身、
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そして定番のつぼ焼き。
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中深場の魚ってどんくさそうですから、底潮が余りにも速いと、餌を食う余裕がなさそうですし、ボートの流れが速くスーッと目先をかすめて行く時も追っかけきれないのでしょうかね。

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2023年2月22日 (水)

とり残された中深場魚の料理編



竿やリールを売るための宣伝目的の釣りであることはわかっているが、いい加減苦しめて釣り上げた魚をありがとうの一言で海に返すシーンはいつみても腹が立つ。
魚はありがとうと言われるために釣られたわけではない。
勝手に楽しんだ後に放流するくらいなら、ありがとうではなく、申し訳ありませんと手を合わすくらいのことはやって欲しい。
一方、殺生の挙句に持ち帰った魚は、せめて余すことなく丁寧に料理し感謝しながら美味しくいただくのが礼儀だと思っている。

で、今回はタイミング悪く前回の記事からとり残された料理写真の記録。

中深場で釣れるスミヤキやオキギスは小骨が多いために煮たり焼いたりするためには骨切りが欠かせない。
面倒なので放流する釣り師も多いが、逆に練り物にするなら身をスプーンでそぎ取るだけなので普通の魚以上に簡単にできてしまう。1cas239013s
右端の金塊は浮袋らしいがこれは食べない

好みに応じて玉ねぎ、ごぼう、ニンジンなどを混ぜ込んで揚げるだけで見栄えはともかく絶品の薩摩揚げができてしまう。
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ユメカサゴ、クロムツ、シロムツの唐揚げ。
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最近は手元の動きがおぼつかなく、油を使う揚げ物料理は怖い。
姿揚げは2度揚げでカラカラにしてしゃぶりつきたかったが、途中で危険を感じ上げてしまったために骨が硬くて食べられなかった。

そこで、こんなものを注文し、つい先ほどアマゾンから到着したところ。
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これなら安心して心ゆくまで揚げられる。

それなりにサイズがあったユメカサゴは中華蒸しに。
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いただく寸前にチンチンに沸騰したサラダ油とゴマ油、醤油を調合したかけ汁でジューと言わせていただくが、オイルの調合を間違ったのか、ヨメサンからは今回のは油臭いと不評だった。
なるほど見栄えも油臭い。

数があったシロムツは、最近の我が家では定番の柚子あんかけに。
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先にフライパンでシロムツの3枚おろしをソテーするが、その時の火加減が悪かったようだ。
カリカリに焼きあがらず、ふにょふにょになってしまい食感が良くなかった。
これも失敗。

最後に、アカムツのアクアパッツア。
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先ずは主役のアカムツをオリーブオイルで隅々まで十分にソテーする。
未だにアサリが手に入りにくいので、代わりに有頭エビを添えて加えた水がなくなるまで煮た後に、再びオリーブオイルをたっぷりとかけていただく。
時間をかけただけにこれも見栄えは良くないが、しっかりと味が付きアカムツもエビも美味い。

 


天ぷらや唐揚げは美味しいですが、自宅で油を大量に使うお家は少ないようですね。

使った油を捨てるゴミの日には、いつも我が家の廃油がダントツで多いです。
危ないですが、これで少しは安心して揚げ物ができそうです。

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2023年2月19日 (日)

中深場リベンジ



2月18日は網代(亮知丸)に釣行。

天気は18日(土)か20日(月)が良さそうだ。
前者で川奈泳がせリベンジをするか、後者で網代中深場をリベンジするかどっちにしよう。
迷いながら、あらためて亮知丸のエンジン艇の空き状況をチェックしていると、なんと土曜日にエンジン艇のキャンセルが出たらしく1艇が空きになっている。
すぐさま電話を入れてゲットした。
土日はいつも2か月ほど前から一杯になるので五目漁師としては大げさではなく、奇跡としか言いようがない。

このところ不調が続く中深場なので、リベンジを果たすためには何か打開策が必要だとは思っている。
前回は初島寄りのポイントを探してみたが失敗。
そういえば、この時に一緒に釣ってやはり駄目だったHさんは既に別の場所でアカムツ3を釣りリベンジを果たされたようだ。
深さは-300mだったらしい。

そうかポイント探しとして横方向の展開ではなく縦方向もありだな。
ということで、今回は-400mくらいまで行って、ついでにメヌケ(アコウ)やアブラボウズも狙ってみよう。
そんなのが1.5号のラインに掛かってしまったらどうしよう、と結構本気で考えている。

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先ずは、いつものポイント-200mから始めると、1投目から幸先よくクロムツが掛かってくる。2dsxp237376s

しかし2投目からは前回と同様にサバが多い。
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そうそう、今回サバタンが手持ちになかったので今はスーパーでも品切れ模様と共にお高くなっているサバを買ってしまったことを思い出し、2匹は持ち帰ることにする。

さて、ここで縦方向に移動してみよう。
スマホの釣りナビくんを開いて等深線をチェックし周囲よりも等深線が混んだところでやや駆け上がりになっている-350mを目指すことにする。
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この深さでは仕掛けを落として、魚を掛けて巻き上げるのに10~20分はかかってしまう。
上げたは良いが、小さいシロムツ1尾で20分はきつい。
ならば、多点掛けをしようと5本針を準備してきたので使ってみる。

しかし、足元でとぐろを巻く全長6m以上もある胴付き仕掛けにサバタンとホタルイカを付けて落とすのは結構難しいし、時間もかかる。
以前にも一度やったことがあるが、多点掛けが更に難しいのは、穂先がピクピクしているのに巻き上げをせずに次の魚が掛るのをじっと待つこと。
船長の指示に従うならまだしも、自らが決めて待つこの辛抱は釣り師にとっては拷問に近い。
結局、あの時は最初に決めた時間が待ちきれずに半分くらいの時間で上げてしまったことを思い出す。
今日は、竿を竿掛けに掛けて弁当を食べながら気持ちの焦りをなだめる作戦だ。
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するとピコピコ。
何かが掛かってるぞ、あと5分待とう。
平静な振りを保ちながらおにぎりを頬張っていると、お辞儀していた穂先がピコンと跳ねて真っすぐになる。

オヤっ、変だぞ、またサバが食い上げたのだろうか?
よし、待ちはここ迄。

竿を手に取って巻き上げ始めると軽いには軽いが何か生命反応はある。
錘がないために少し遠くに浮いたのは、でかいクロムツかと思ったがオキギス(51cm)と小型のサメの2点掛け。
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あまりうれしくはないが、練りもの用に持ち帰ろう。

当然150号の錘は切り落とされている。
恐らく、一番下の針にはスミヤキが付いて、遊ばせている間に近くの幹糸を切ったのだろう。
バカだな切ったところで錘と共に真っ逆さま、今頃は失敗に気付いているに違いない。

このオキギスのためにエダスはもとより周りの幹糸までキモいヌルがべっとりと付いてしまっているし、先糸もなくなっているので仕掛けを交換してもう一度落とす。

今度も5分以上待って一シャクリ入れて巻き上げを開始する。
生命反応というよりもいつもより少し重たい。
覗き込むと、澄み切った海水の中を白い魚体がひらひらと鈴なりに上がってくる。
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シロムツの多点掛けは大成功したものの仕掛けはぐしゃぐしゃになってしまう。
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船上で解くのは諦めて持ち帰った2本の5本針仕掛け。
最近特に酷くなってきた老眼を駆使して解くのも楽しいが、部品だけでも再利用しよう。

やっぱり駄目か、こんなのほどく暇があれば2本針か3本針仕掛けの2往復の方が良さそうだ。

それにしても、魚影が濃いのか時合いが良いのか、落とすと直ぐに何かが食ってくる。
こんなものも。
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ユメカサゴ(33cm)そしてとうとうアカムツも。
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更に、そろそろ最後かなと思って入れた3本針仕掛けにはアカムツ(32cm)の2連。
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やったね。もう一度落としたいが、残念ながら時間だ。
いつも最後まで釣る五目漁師は手漕ぎの場合はここからオニ漕ぎが待っているが、こいつは楽ちん。
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これは朝撮った写真

ここまで出てきても15分ほどで港に戻れる。

で、今日の釣果はこれ。
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リベンジなったかな?

赤、黒、白ムツの刺身味比べ
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赤、黒、白の煮付け味比べ
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年間を通じて水温の変化があまりない中深場の魚がやっと本領を発揮してくれました。
サバの猛攻避けるために300m、少なくとも250mよりも深場が良いようです。

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2023年2月 7日 (火)

不調続きで中深場のイメージが変わった



2月6日は網代(亮知丸)に釣行。

仕掛けを落とすにも掛かった魚を巻き上げるにも時間が掛かるが、落とせば何かが直ぐに掛かってくる。
良く釣れるという中深場の釣りのイメージがこのところの不調続きで変ってしまった。

居ないのか、居ても食ってこないのか、捨て糸の長さの決め棚でゼロテンションで待っていても食ってくる気がしないので、直ぐにゆっくりとシャクリ上げたり、少し巻いてから落としてみたりと色々やってみるが、どこをどう釣ってもアタリがない。
そうこうしている間にいつでも、どこでも、なんでも食ってくるサバに見つかってしまう というのが今回の“釣れないパターン” だった。

いつもの様に天気をしっかり確認した後での急な月曜日釣行、付き合ってくれそうな弟を誘う というよりも、行くけどどうする? と聞いてみると、行く行くと二つ返事。

 実は、五目漁師は土日はRakuten STAY九十九里浜(略)で娘家族、息子家族らとお泊りBBQ、そしてマザー牧場にもお付き合いして夜に戻ってきたので、急いで荷物を積み込み、朝5時に出発。

このところ寒さが続いていたがそれも一段落し、気温は12、3℃まで上がる予報なので楽しい釣りができそうだ。
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今日は足漕ぎカヤックのHさんと海上でミーティングし、赤根崎沖のアカムツがあまり釣れないアカムツポイントを案内することにもなっている。

今あまり釣れないと言ったが、実は出廷する前に亮知丸のお兄さんから2、3日前に2人で良型のアカムツをなんと13尾も釣ってきましたよとお聞きし、弟と五目漁師は既にテンションmax状態。
今日の狙いはアカムツときっぱり仰っていたHさん(未だ熱海付近を走行中)にも早速それを伝えると、ヒエーの驚きと共にみなぎるファイトが伝わってくる。

そんな中での五目漁師の第1投目、着底と同時に明瞭なアタリ。
巻き上げ時のこのビクビク感はアカムツに違いない(この状況下ではどんなアタリでもアカムツと思ってしまう)。
早々に来たよっ、来た来た!とつぶやきながら巻き上げてきたのは、残念、スミヤキ、しかも小さい。

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一方、弟の方は仕掛けが落ちて行かないと首を傾げている。
それはいくら何でもアカムツじゃない、中層で待ち伏せるサバの仕業だよ、と五目漁師。

そしてここからは、五目漁師にも弟にもサバサバサバ。
-200mから流し始めて-250mを越える辺りでやっといなくなるが、そのころには他の魚もいない。
再び-200mまで戻るとまたサバサバサバ。

そうこうしている内に、Hさんが軽快な足漕ぎでやって来られる。
素晴らしいことではないか、伊豆多賀から沖合4kmも離れて何の目印もない海上にぽつんと浮かぶ我々の船に、前日に連絡しておいたGPS魚探のマークを目印にミーティングできる。

Hさんにとっては始めてのエリアなので現状はサバばかりですが とお断りした上で、簡単にポイントを案内する。

そして早速の一投目はサバのダブル。
その次も・・・。
Hさんは、直ぐに諦めてもう少し沖に行ってみますと漕いで行かれる。

我々も、元々は今日は新たなポイント探しを予定していたので予めガンつけていた初島方向に大移動する。
5dsxp237346s

ガンつけた理由は、等深線が密になっており急な駆け上がり(または駆け下がり)に興味を持ったからであった。

今日は大潮、水深200m、無風に近いのにボートは北東方向に流される。
しかし、底潮は同方向に更に速く流れているためにこの潮では急な駆け下がりになりラインの出は直ぐに300mを越えてしまう。
赤根崎で使っていた120号の錘から150号に変えるが気休めにもならない。

アタリがわかりにくい中でやっと捉えたのは弟も五目漁師もまたサバ。
もう止めてくれ! とうとう、ここで、中深場の釣りは諦めて岸寄りに戻ってタイラバに切り替える。

さすがに深海サバの猛攻はなくなったが、魚信はナッシング。
ここからは焦りの場所替えシンドロームに嵌ってしまったが、沖上がりまでの3時間超、2人にただの1度もアタリはなく終わってしまった。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
Cas238939s

弟も似たり寄ったりの釣果だったが、五目漁師のよりも二回りは大きいアラを仕留めていた。
Hさんも最初から最後までサバとお付き合いされたらしいが、途中噂に聞いていたイルカの群れに囲まれ怖かったらしい。

聞くところによると、昨日から網代付近では凄い数のイルカの群れが現れ、追われたイワシが昨日も今日も40トンも定置網に入ったとか。
地元の人がおっしゃるには昔から居た居着きのイルカはいなくなり、変わって今年は別の群れが入り、海面がイルカ1色の凄いことになるらしい。
中深場の魚への影響は分からないが、魚は居なくなるよとも仰っていた。

我々はそんな様子を一目見たく、イルカはいるか! 多分、飛鳥時代のダジャレ(嘘)を唱えながら探してみたが遠くに一瞬3つの背びれが浮かび上がるのを見届けるに終わってしまった。

小魚を集めて貧果8点盛り。
Cas238945s

五目漁師が一番美味しいと思ったのはスミヤキの炙り、ヨメサンはアラの昆布締めとスミヤキのナメロウ。

 

潮汐と潮流の関係は場所によっては簡単ではないようですが、大潮時の網代の潮流に悩まされたのは2度目です。
あれだけ速いと余り機敏ではなさそうな中深場の魚は餌に食らいつく余裕がないのでしょうかね。
それに比べるとサバ様は、120号の錘に引かれて落ちて行く仕掛けに余裕でくらいついてきます。
素晴らしい身体能力ですね。残念ながら。

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