やっぱり釣らせ上手の五目漁師
8月24日は網代(亮知丸)に釣行。
昨年あたりから8月のこの暑い時期には老体に鞭打つよりも優しくしようと休漁宣言をしている。
この時期はホームの井上丸が海の家で忙しくなることもありボート営業を休んでいるし、五目漁師も例年色々と個人的な用事やら家族の集まりやらでどっちみち出掛けられるチャンスは少ない。
休漁に入る前の最後の釣りが7月29日だったのでもう1か月近くも海から遠ざかっている。
暑い暑い死にそうと言いながらもペースは変らない仲間の様子を聞いているとウズウズしてくるのは当然のこと。
そこで、日取りや釣り場を含めて何かと融通が利く弟を誘ってみた。
日取りはどっちでもいいよ、との返事。
なら、日が近づいてきて天気のいい方にしよう。
ということで、網代の中深場でアカムツをやってから岸側に移動してアカハタを狙う赤赤リレー釣りをやってみることにした。
その当日、途中の釣り具屋で待ち合わせし、後ろについてきているはずの弟が亮知丸の営業開始時刻(5時45分)になってもやって来ない。
もしや事故でもと心配になりライン電話を入れてみると、なんと網代を通り過ぎて宇佐美まで来てしまったとの返事。
多少ならともかく峠を超えて宇佐美近くまで気が付かなったというボ〇振りには4歳年上の五目漁師でさえも呆れてしまう。
それでも6時過ぎには中深場ポイントの赤根崎沖に向けて出発する。
さあ、貯め込んだ釣欲を発散すべくクーラーボックスの中を真っ赤っかに染めてやろうぜ。
と、力は入るもこのボート、エンジンを交換してからスロットルレバーの振動が凄く白蝋病になるのではと気になる。
しっかりと握らずにこわごわと親指と人差し指だけで優しく挟んでみても、タオルを撒いてみても強烈な振動が伝わってくる。
やったことはないが按摩器の振動部分を握っているようなものであろうか。
25馬力から20馬力へのエンジンの乗せ換えでスピードも落ちたがそれでも15分足らずでポイント(水深220m)に到着する。
その1投目、着底と同時にオッ来た!、弟も何か来た!。
五目漁師には小型のクロムツ、弟はシロムツだったようだ。
首を絞められて苦しそうな小型クロムツ。
反省。
幸先良し、この後も120号錘が着底するや否やシロムツやクロムツが掛かってくる。
ただ、本日の狙いはアカムツ。
とにかくアカムツが欲しいので、より浅くかより深くかを迷ったが深い方(水深250m)に移動する。
五目漁師は自身の勝手な着座スタイルからボートの左舷側がどてら流しの竿出し側になるようにボートを停めることにしている。
新たなポイントに到着しOKの声掛けで待ってましたとばかりに弟が少し先に仕掛けを入れる。
すると、ここでも着底と同時に両名共にアタリがあったが、弟が先に巻き上げに入る。
先のシロムツと違って今度は結構重いようだ。
嘘か本当かはわからないが釣られたアカムツは海底から上がってきて海面の明るさに気付いたときに暴れだすとも言われている。
アタリに合わせたものの、なんとなく重たくなったかな? くらいしか感じられず疑心暗鬼になっているところに海面から100mあたりでコココッと久しぶりの生命反応があり何か居るなと一安心する。
そして50mあたりで今度は更に強くゴンゴンと穂先を叩かれると、これは奴かもといよいよ前のめりになり腕に力が入る。
あと15mの最後のあがきでアカムツを確信し、自らタモを脇に準備するか、相棒にタモどりをお願いする。
残念ながらこの時には五目漁師も獲物を巻き上げ中でタモどりのお手伝いは出来なかったのでどうやら手繰って上げたようだが、上がってきたのは予想通りのアカムツ。
一方の五目漁師の獲物は悔しいがシロムツ2連だった。
今日は魚の活性が高いようで、仕掛けを落せば直ぐに何かが食ってくる。
シロムツ3連掛け
食ってくるといっても250mも出ているラインを通してのアタリであり、掛ったところで120号錘に比べるとわずかな重み増しなので25cm弱のシロムツが掛ったくらいではアタリの瞬間を見逃してしまうとその後は掛りの有無を確かめるのは難しい。
そんな中で、グッ!
慌てて合わせた後もずっと穂先が叩かれる。
何やら大物が掛ったようだ。
たまに穂先が海面に突っ込むほどの引きを楽しませてくれる。
タモを持って隣に立つ弟にはサメだよサメと警戒線を張っているが、内心はアラ? 50cm超えのアカムツ? と期待が広がる。
リールの自動停止で巻き上げが止まり手繰りに入ると直ぐに見えてきたのは白い魚影。
早々に、アカムツでないことはわかった。
色からしてアラ?
まさかのデカフグ?
一瞬にして可能性がある魚が飛び交う中でやがて確定したのは想像外のメダイだった。
久しぶりではあるがあのヌルヌルの表面を思うとちょっと考えてしまう。
それがなければ嬉しい魚には違いない。
血抜きをした後は表面のヌルをたわしで洗い流しスーパーの袋に入れしっかりと結んでクーラーボックスに入れる。
直後に今度は弟が大物を掛けた。
上がってきたのは五目漁師が先に上げたのと同様のサイズのメダイ。
楽しいが同じ魚を釣っていても仕方がないので10時半にはアカムツを諦めて岸側のアカハタ狙いに大移動する。
前回アタリが多かった湾を出て宇佐美側に回った水深15~20mでやってみる。
新たに設置された定置網付近への立ち入り禁止のブイが、流しの終点が近いことの良い目印になる。
両名ともに直リグにワームを付けて凸凹の危ない底を探ってみたが、前回の頻繁なアタリは何処へやら、反応は全くない。
南からの風が次第に強まって来ると根掛りの心配もますます強まって来たのでアカハタは諦めて沖に出て砂地をタイラバで攻めることにする。
狙いは真鯛かやはりハタ系の魚。
水深40~50m、五目漁師のOKの合図とともに既に構えていた弟が60gのタイラバを入れる。
すると着底と同時に来たーっ、見るとガタガタグイーンと穂先が暴れている。
その叩きは真鯛かな? バラスなよ!
タモを持って構えていた五目漁師に見えてきたのは真鯛ではなく良型のオオモンハタ(45cm)。
弟は大喜び。
またしてもやられたが、五目漁師も嬉しい。
アカムツの時もポイントについてOKの合図後の1投目、このハタもOK合図後の1投目だった。
正に1投目マジックだ。
最近はググると最初の出てくる検索結果はAIの回答にになっている。
そこで、1投目マジックを検索してみると、なんと今や1つの言葉(単語)として認識されているようで次のような説明がある。
(以下、Googleの検索結果)
「1投目マジック」とは、釣りの1投目にだけ魚が釣れたり、思わしい釣果が出たりする現象のことです。
1投目マジックの特徴
最初の一投でのヒット: 釣り場に着いて初めて仕掛けやルアーを投げ入れた瞬間に、大物や魚が釣れること。
後が続かない: 1匹目が釣れて期待が高まるものの、2投目以降は全くアタリがなくなってしまう「あるある」の状況。
魚の警戒心: 1投目は誰もルアーや餌を通していないため、魚が警戒せずに食いつきやすいと考えられている。
五目漁師が確か10年以上も前にこのブログで初めて使った言葉だと思っているが、正に言い当てているではないか。
ふんふんと納得してしまう説明だ。
船頭の五目漁師が、がボートの流れの方向を確認したり、船外機の位置の固定などであたふたとしている間に弟に獲物を持って行かれるいつものパターンだ。
ただ、不思議と相棒が釣ると自分が釣る以上に嬉しいのも事実。
この後は、結構な強風の中をパラシュートアンカーを入れてゆっくりと流していき弟にはアマダイ。
一方、五目漁師はこれもまたやられた感のイトヨリで2時には沖上がり。
で、今日の釣果はこれ。
中央のメダイとアカムツを含めた右側が弟の釣果、左側が五目漁師の釣果。
アカムツ、オオモンハタ、アマダイのめぼしい釣果は全て弟のもの、またしても釣らせ上手な船頭に甘んじてしまった。
メダイのポワレビネガソース。
シロムツのカルパッチョオレンジソース。
スミヤキの塩焼き。
やっぱり海はいいですね。釣りは楽しいですね。
心配していた暑さなど忘れて一日穂先に集中しました。
次回はご無沙汰している伊東の海中を覗いてみたいと思っています。
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