久しぶりの中深場
1月5日は網代(亮知丸)に釣行。
網代といえば、久しぶりの中深場。
兼ねて中深場釣りにお誘いしていた裸族Aさんとの釣行。
遅刻常習犯のAさんなので、(五目漁師の気持ちの中では)10分の余裕を持って集合時間を決めていたが、なんと7、8分遅れで見慣れた白の車が横づけする。
びっくりして、思わず早かったねが朝のあいさつ代わりになった。
網代に向かう国道135号線の道中で前のトラックなど異様に遅い車を交わせるのは、湯河原の交差点など2か所しかないので寝坊がための遅れを取り返すのはのは、走り屋のAさんとてなかなか難しい。
快晴に加えて、日中には11、2℃を超える暖かさ、しかも昼過ぎまでは風弱しの予報の下、20馬力のエンジン艇で沖に向かう。
中深場とはいえ、この時期のアカムツは低水温から逃れるために-300m辺りまで退避しているとも聞いている。
そこで、いつもは水深200mの赤根崎沖から状況に応じて少しずつ更に沖に向かうが、今回は作戦を変更し沖側の水深250m前後から寧ろ浅い方向に移動することにする。
ポイントに到着後は、五目漁師がごそごそと準備をしている間に先ずは、艇の流れをチェックするためにAさんに試し釣りをお願いする。
実は、一投目マジックのチャンスをAさんプレゼントしたつもりもあったが、聞くと仕掛けを付けぬままに120号の錘だけで落とされたらしい。
Aさん、忠実すぎる。
往復だけで10分以上もかかるのに、なんともったいない。
おかげで艇の方向の目安が付いたところで、既に準備万端整った五目漁師が一投目。
着底直後の怪しげな早々のアタリに合わせ、巻き上げ開始。
今日は、いつも使っているアカムツ専用と銘打った竿をAさんにお貸ししているので、五目漁師はシマノのライトゲームロッドを使用している。
とりあえず錘負荷150号までは仕様範囲になっているが、穂先は限界に近い曲がりで海面に没したままなので、いつものように穂先の躍動は見られないが何かは掛かっているようだ。
おっとっと、リールの巻きが止まったので残りのラインを手動で巻き上げようとするが、ここでも今日は普段使わない左巻きのリールなので慌ててしまう。
ドタバタしながら海面を覗き込むと、おやっ、上針にシロ(ムツ)が見えるがその下に付いているのはユメ(カサゴ)?、いや、ひょっとしてアカ(ムツ)?。
上がってきたのはいきなりのアカムツ。
やったね、(申し訳ない)本来はAさんにプレゼントしたつもりだった1投目マジックのアカムツ。
ここからは仕掛けを落とす度に双方ともに何かが掛かってくる。
Aさんには良型のクロムツ、五目漁師にもクロムツ、
Aさんが何やら大物を掛けた。
ドラグを出しながらも慎重に慎重に巻き上げやっと電動巻きが止まり、余長の手巻も終えた。しかし、あれっ!? 獲物が掛かっているはずの仕掛けはもぬけの殻。
どうやら最後の手繰りでバラシてしまったようだ。
海底で掛けてから延々300mの道のり、上がってきたころには口先に掛かった針の周りは大きな穴になっており針は刺さるというよりも引っ掛かっているだけ。
口先に掛けるのが上手なホタ針の特長でもあり欠点でもあろうか、一瞬でもハリスを弛ませてしまうと、さようならしてしまうことが多い。
さて、今度は五目漁師の失敗談。
五目漁師がアタリをとらえてその巻き上げが中層に差しかかった時だった。
いきなり竿が海中に引き込まれる。
ウオー!何だこれは。
しかしやり取りする間もなく数秒後にバラシ。
おそらく掛かっていた中深場の獲物に特大の青物が食ってきたのであろう。
ブリ? カンパチ? サワラ? 言うのは勝手だが、上がってきた仕掛けを見て、また失敗を繰り返してしまったことが判明する。
エダスを出しているビーズからエイトノットのコブで止めているエダスがすっぽ抜けたようだ。
以前、同様に中層で大物を掛けたときにこのすっぽ抜けで失敗したことがあり、以来エダス出しにはきっちりと親子サルカンを使うことにしていた。
ほとぼりが冷めたからか、魔が差したのか昨晩また使い勝手がよいビーズをついつい使って仕掛けを作ってしまった。
ただ、以前使った6号エダスに替えて今回は7号エダスにした上で唾を付けながら何度も何度も引っ張りお試しはやっている。
それがどうして?
(実は、帰宅後自宅で仕掛けを確認したところ、昨晩作った仕掛けの他に以前作った6号エダス仕掛けが残っており、どうやらそれを使っていたことが判明した。五目漁師の慎重にしていい加減な性格はあと残りわずかになったこんな歳になっても直らない。仕方ないね。)
艇は南西方向から北東方向に向かって流れるのでどちらかというと等深線に沿っている。
そんな中で、今日は谷渡りよりも尾根渡りの方がアタリが頻繁に出るように感じている。
その後も尾根渡りを意識しながら流し替えをやって粘れば、この調子で釣れ続く様子ではあった。
しかし、少し釣りの雰囲気も変えたくなったので、Aさんが欲しているスミヤキ狩りの実績が高い-200mに後退するか、それとも大型ウッカリンやアカムツ連釣の実績がある-350mに移動するかをAさんに提案する。
すると、Aさんの答えは意外にも後者。
初めての中深場の釣りで、仕掛けの上げ下げにそろそろ嫌気が刺しているかなと心配しての提案だったが、さすがに根っからの釣り師、夢をとって-350mにしましょうとの返答。
潮流も風も静かとはいえ、120号の錘でこの深さではおそらくラインは400m近くも出てしまうことになるだろう。
単独釣りならまだしも、小さい船の中で2人のクリアランスが充分ではないので絡み合うかも。
更に、釣ってはあまり嬉しくないオキギスの猛攻も必至ですよとお断りしたうえで後者のポイントに向かう。
水深350mから少しずつ浅くなる方向に向かって艇を流していく。
さすがに深い。
滅多にこんな好条件下での流しはないが、120号の錘を400m弱出したところで何とか底がとれ、丁度いい加減にボートは流れてくれる。
そして、このころからこのポイントを希望したAさんが猛ダッシュをかけてくる。
やるねAさん。
そして、逆にここにきてからアタリに見放されている五目漁師に事件が発生する。
使っていたリールの電源コードが何故か抜けてしまってリールのカウンターがリセットされてしまった。
その結果リールは電動巻きとりができなくなってしまい、400m近くも出ていたラインをやむなく手動で巻きとるしかなくなってしまった。(普段使わないリールなのでわからないが何か手立てはあるのかも)
しかも慣れない左手巻き。
丁度少し前にアタリがあって巻き上げを開始したAさんの電動巻き上げと五目漁師の手巻きとの競争だ。
汗が出るほどに暑い、手首も指も太ももまでもが何度か痙攣するが、こうなったら負けられない。
魚が付いているAさんの巻き上げスピードは13(シマノFM800、約1m/s程度)のはず。
一方、五目漁師の巻き上げ量はは60cm/ハンドル1回転程度だろうか。
つまり、1秒間にハンドルを2回転すれば勝てるはずだ。
Aさんには競争を宣言せずに必死に巻く、巻く、巻く、・・・ 勝った!
先に五目漁師のリーダーが入った。
少し遅れてAさんのシロムツ?が上がってくる。
時計を見るとそろそろ上がりの時間が近づいている。
これを最後の流しにしましょうと、流しポイントを少し変えて最後の流しに入る。
Aさんからは時間がたつのが早いなぁとつぶやきが聞こえてくる。
船頭としては嬉しいつぶやきだ。
最後の着底。そしてまもなくAさんが巻きに入る。
しばらくして五目漁師にもアタリがあり巻きに入る。
Aさんは、今日一番の引きらしい。
一方、五目漁師の竿もウンニャと穂先が海面に突っ込んだままでなにやら掛かってそうだ。
途中、巻きに違和感があったので、最後にしてラインが絡み合ったかな? と心配もしたが、このポイントを夢で選んだAさんは良型のユメカサゴを、
一方の五目漁師はこのポイントの邪魔者として警戒していたオキギスを上げて 、
双方ともに先の宣言の帳尻合わせとなった。
結局、昼から予報されていた網代特有の南西風は吹かずじまいで最後まで中深場の釣りを楽しんで定刻の10分前に港に戻る。
小型が多かったが、先ずは中深場の役者が揃った刺身と炙り。
アカムツ、クロムツ、スミヤキの刺身と炙り+シロムツとキンメの刺身
アカムツとクロムツの塩焼き。
あまり環境の変化がないと言われる中深場ですが、やはり陸上の気温変化に大きく影響しているのではと思います。
アカムツの養殖が研究されているようですが、光に凄く敏感なようです。70m辺りで穂先が暴れるのは光を目にして驚くのでしょうかね。
注)都合により後日釣果写真や釣り魚料理の1部を削除しました。
(2026年3月6日)
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