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カテゴリー「<!ー040網代釣行ー>」の記事

2023年2月22日 (水)

とり残された中深場魚の料理編



竿やリールを売るための宣伝目的の釣りであることはわかっているが、いい加減苦しめて釣り上げた魚をありがとうの一言で海に返すシーンはいつみても腹が立つ。
魚はありがとうと言われるために釣られたわけではない。
勝手に楽しんだ後に放流するくらいなら、ありがとうではなく、申し訳ありませんと手を合わすくらいのことはやって欲しい。
一方、殺生の挙句に持ち帰った魚は、せめて余すことなく丁寧に料理し感謝しながら美味しくいただくのが礼儀だと思っている。

で、今回はタイミング悪く前回の記事からとり残された料理写真の記録。

中深場で釣れるスミヤキやオキギスは小骨が多いために煮たり焼いたりするためには骨切りが欠かせない。
面倒なので放流する釣り師も多いが、逆に練り物にするなら身をスプーンでそぎ取るだけなので普通の魚以上に簡単にできてしまう。1cas239013s
右端の金塊は浮袋らしいがこれは食べない

好みに応じて玉ねぎ、ごぼう、ニンジンなどを混ぜ込んで揚げるだけで見栄えはともかく絶品の薩摩揚げができてしまう。
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ユメカサゴ、クロムツ、シロムツの唐揚げ。
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最近は手元の動きがおぼつかなく、油を使う揚げ物料理は怖い。
姿揚げは2度揚げでカラカラにしてしゃぶりつきたかったが、途中で危険を感じ上げてしまったために骨が硬くて食べられなかった。

そこで、こんなものを注文し、つい先ほどアマゾンから到着したところ。
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これなら安心して心ゆくまで揚げられる。

それなりにサイズがあったユメカサゴは中華蒸しに。
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いただく寸前にチンチンに沸騰したサラダ油とゴマ油、醤油を調合したかけ汁でジューと言わせていただくが、オイルの調合を間違ったのか、ヨメサンからは今回のは油臭いと不評だった。
なるほど見栄えも油臭い。

数があったシロムツは、最近の我が家では定番の柚子あんかけに。
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先にフライパンでシロムツの3枚おろしをソテーするが、その時の火加減が悪かったようだ。
カリカリに焼きあがらず、ふにょふにょになってしまい食感が良くなかった。
これも失敗。

最後に、アカムツのアクアパッツア。
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先ずは主役のアカムツをオリーブオイルで隅々まで十分にソテーする。
未だにアサリが手に入りにくいので、代わりに有頭エビを添えて加えた水がなくなるまで煮た後に、再びオリーブオイルをたっぷりとかけていただく。
時間をかけただけにこれも見栄えは良くないが、しっかりと味が付きアカムツもエビも美味い。

 


天ぷらや唐揚げは美味しいですが、自宅で油を大量に使うお家は少ないようですね。

使った油を捨てるゴミの日には、いつも我が家の廃油がダントツで多いです。
危ないですが、これで少しは安心して揚げ物ができそうです。

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2023年2月19日 (日)

中深場リベンジ



2月18日は網代(亮知丸)に釣行。

天気は18日(土)か20日(月)が良さそうだ。
前者で川奈泳がせリベンジをするか、後者で網代中深場をリベンジするかどっちにしよう。
迷いながら、あらためて亮知丸のエンジン艇の空き状況をチェックしていると、なんと土曜日にエンジン艇のキャンセルが出たらしく1艇が空きになっている。
すぐさま電話を入れてゲットした。
土日はいつも2か月ほど前から一杯になるので五目漁師としては大げさではなく、奇跡としか言いようがない。

このところ不調が続く中深場なので、リベンジを果たすためには何か打開策が必要だとは思っている。
前回は初島寄りのポイントを探してみたが失敗。
そういえば、この時に一緒に釣ってやはり駄目だったHさんは既に別の場所でアカムツ3を釣りリベンジを果たされたようだ。
深さは-300mだったらしい。

そうかポイント探しとして横方向の展開ではなく縦方向もありだな。
ということで、今回は-400mくらいまで行って、ついでにメヌケ(アコウ)やアブラボウズも狙ってみよう。
そんなのが1.5号のラインに掛かってしまったらどうしよう、と結構本気で考えている。

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先ずは、いつものポイント-200mから始めると、1投目から幸先よくクロムツが掛かってくる。2dsxp237376s

しかし2投目からは前回と同様にサバが多い。
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そうそう、今回サバタンが手持ちになかったので今はスーパーでも品切れ模様と共にお高くなっているサバを買ってしまったことを思い出し、2匹は持ち帰ることにする。

さて、ここで縦方向に移動してみよう。
スマホの釣りナビくんを開いて等深線をチェックし周囲よりも等深線が混んだところでやや駆け上がりになっている-350mを目指すことにする。
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この深さでは仕掛けを落として、魚を掛けて巻き上げるのに10~20分はかかってしまう。
上げたは良いが、小さいシロムツ1尾で20分はきつい。
ならば、多点掛けをしようと5本針を準備してきたので使ってみる。

しかし、足元でとぐろを巻く全長6m以上もある胴付き仕掛けにサバタンとホタルイカを付けて落とすのは結構難しいし、時間もかかる。
以前にも一度やったことがあるが、多点掛けが更に難しいのは、穂先がピクピクしているのに巻き上げをせずに次の魚が掛るのをじっと待つこと。
船長の指示に従うならまだしも、自らが決めて待つこの辛抱は釣り師にとっては拷問に近い。
結局、あの時は最初に決めた時間が待ちきれずに半分くらいの時間で上げてしまったことを思い出す。
今日は、竿を竿掛けに掛けて弁当を食べながら気持ちの焦りをなだめる作戦だ。
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するとピコピコ。
何かが掛かってるぞ、あと5分待とう。
平静な振りを保ちながらおにぎりを頬張っていると、お辞儀していた穂先がピコンと跳ねて真っすぐになる。

オヤっ、変だぞ、またサバが食い上げたのだろうか?
よし、待ちはここ迄。

竿を手に取って巻き上げ始めると軽いには軽いが何か生命反応はある。
錘がないために少し遠くに浮いたのは、でかいクロムツかと思ったがオキギス(51cm)と小型のサメの2点掛け。
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あまりうれしくはないが、練りもの用に持ち帰ろう。

当然150号の錘は切り落とされている。
恐らく、一番下の針にはスミヤキが付いて、遊ばせている間に近くの幹糸を切ったのだろう。
バカだな切ったところで錘と共に真っ逆さま、今頃は失敗に気付いているに違いない。

このオキギスのためにエダスはもとより周りの幹糸までキモいヌルがべっとりと付いてしまっているし、先糸もなくなっているので仕掛けを交換してもう一度落とす。

今度も5分以上待って一シャクリ入れて巻き上げを開始する。
生命反応というよりもいつもより少し重たい。
覗き込むと、澄み切った海水の中を白い魚体がひらひらと鈴なりに上がってくる。
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シロムツの多点掛けは大成功したものの仕掛けはぐしゃぐしゃになってしまう。
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船上で解くのは諦めて持ち帰った2本の5本針仕掛け。
最近特に酷くなってきた老眼を駆使して解くのも楽しいが、部品だけでも再利用しよう。

やっぱり駄目か、こんなのほどく暇があれば2本針か3本針仕掛けの2往復の方が良さそうだ。

それにしても、魚影が濃いのか時合いが良いのか、落とすと直ぐに何かが食ってくる。
こんなものも。
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ユメカサゴ(33cm)そしてとうとうアカムツも。
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更に、そろそろ最後かなと思って入れた3本針仕掛けにはアカムツ(32cm)の2連。
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やったね。もう一度落としたいが、残念ながら時間だ。
いつも最後まで釣る五目漁師は手漕ぎの場合はここからオニ漕ぎが待っているが、こいつは楽ちん。
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これは朝撮った写真

ここまで出てきても15分ほどで港に戻れる。

で、今日の釣果はこれ。
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リベンジなったかな?

赤、黒、白ムツの刺身味比べ
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赤、黒、白の煮付け味比べ
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年間を通じて水温の変化があまりない中深場の魚がやっと本領を発揮してくれました。
サバの猛攻避けるために300m、少なくとも250mよりも深場が良いようです。

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2023年2月 7日 (火)

不調続きで中深場のイメージが変わった



2月6日は網代(亮知丸)に釣行。

仕掛けを落とすにも掛かった魚を巻き上げるにも時間が掛かるが、落とせば何かが直ぐに掛かってくる。
良く釣れるという中深場の釣りのイメージがこのところの不調続きで変ってしまった。

居ないのか、居ても食ってこないのか、捨て糸の長さの決め棚でゼロテンションで待っていても食ってくる気がしないので、直ぐにゆっくりとシャクリ上げたり、少し巻いてから落としてみたりと色々やってみるが、どこをどう釣ってもアタリがない。
そうこうしている間にいつでも、どこでも、なんでも食ってくるサバに見つかってしまう というのが今回の“釣れないパターン” だった。

いつもの様に天気をしっかり確認した後での急な月曜日釣行、付き合ってくれそうな弟を誘う というよりも、行くけどどうする? と聞いてみると、行く行くと二つ返事。

 実は、五目漁師は土日はRakuten STAY九十九里浜(略)で娘家族、息子家族らとお泊りBBQ、そしてマザー牧場にもお付き合いして夜に戻ってきたので、急いで荷物を積み込み、朝5時に出発。

このところ寒さが続いていたがそれも一段落し、気温は12、3℃まで上がる予報なので楽しい釣りができそうだ。
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今日は足漕ぎカヤックのHさんと海上でミーティングし、赤根崎沖のアカムツがあまり釣れないアカムツポイントを案内することにもなっている。

今あまり釣れないと言ったが、実は出廷する前に亮知丸のお兄さんから2、3日前に2人で良型のアカムツをなんと13尾も釣ってきましたよとお聞きし、弟と五目漁師は既にテンションmax状態。
今日の狙いはアカムツときっぱり仰っていたHさん(未だ熱海付近を走行中)にも早速それを伝えると、ヒエーの驚きと共にみなぎるファイトが伝わってくる。

そんな中での五目漁師の第1投目、着底と同時に明瞭なアタリ。
巻き上げ時のこのビクビク感はアカムツに違いない(この状況下ではどんなアタリでもアカムツと思ってしまう)。
早々に来たよっ、来た来た!とつぶやきながら巻き上げてきたのは、残念、スミヤキ、しかも小さい。

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一方、弟の方は仕掛けが落ちて行かないと首を傾げている。
それはいくら何でもアカムツじゃない、中層で待ち伏せるサバの仕業だよ、と五目漁師。

そしてここからは、五目漁師にも弟にもサバサバサバ。
-200mから流し始めて-250mを越える辺りでやっといなくなるが、そのころには他の魚もいない。
再び-200mまで戻るとまたサバサバサバ。

そうこうしている内に、Hさんが軽快な足漕ぎでやって来られる。
素晴らしいことではないか、伊豆多賀から沖合4kmも離れて何の目印もない海上にぽつんと浮かぶ我々の船に、前日に連絡しておいたGPS魚探のマークを目印にミーティングできる。

Hさんにとっては始めてのエリアなので現状はサバばかりですが とお断りした上で、簡単にポイントを案内する。

そして早速の一投目はサバのダブル。
その次も・・・。
Hさんは、直ぐに諦めてもう少し沖に行ってみますと漕いで行かれる。

我々も、元々は今日は新たなポイント探しを予定していたので予めガンつけていた初島方向に大移動する。
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ガンつけた理由は、等深線が密になっており急な駆け上がり(または駆け下がり)に興味を持ったからであった。

今日は大潮、水深200m、無風に近いのにボートは北東方向に流される。
しかし、底潮は同方向に更に速く流れているためにこの潮では急な駆け下がりになりラインの出は直ぐに300mを越えてしまう。
赤根崎で使っていた120号の錘から150号に変えるが気休めにもならない。

アタリがわかりにくい中でやっと捉えたのは弟も五目漁師もまたサバ。
もう止めてくれ! とうとう、ここで、中深場の釣りは諦めて岸寄りに戻ってタイラバに切り替える。

さすがに深海サバの猛攻はなくなったが、魚信はナッシング。
ここからは焦りの場所替えシンドロームに嵌ってしまったが、沖上がりまでの3時間超、2人にただの1度もアタリはなく終わってしまった。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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弟も似たり寄ったりの釣果だったが、五目漁師のよりも二回りは大きいアラを仕留めていた。
Hさんも最初から最後までサバとお付き合いされたらしいが、途中噂に聞いていたイルカの群れに囲まれ怖かったらしい。

聞くところによると、昨日から網代付近では凄い数のイルカの群れが現れ、追われたイワシが昨日も今日も40トンも定置網に入ったとか。
地元の人がおっしゃるには昔から居た居着きのイルカはいなくなり、変わって今年は別の群れが入り、海面がイルカ1色の凄いことになるらしい。
中深場の魚への影響は分からないが、魚は居なくなるよとも仰っていた。

我々はそんな様子を一目見たく、イルカはいるか! 多分、飛鳥時代のダジャレ(嘘)を唱えながら探してみたが遠くに一瞬3つの背びれが浮かび上がるのを見届けるに終わってしまった。

小魚を集めて貧果8点盛り。
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五目漁師が一番美味しいと思ったのはスミヤキの炙り、ヨメサンはアラの昆布締めとスミヤキのナメロウ。

 

潮汐と潮流の関係は場所によっては簡単ではないようですが、大潮時の網代の潮流に悩まされたのは2度目です。
あれだけ速いと余り機敏ではなさそうな中深場の魚は餌に食らいつく余裕がないのでしょうかね。
それに比べるとサバ様は、120号の錘に引かれて落ちて行く仕掛けに余裕でくらいついてきます。
素晴らしい身体能力ですね。残念ながら。

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2023年1月14日 (土)

初釣りはボに終わる

 

少し記事が遅れてしまったが、1月11日は網代に釣行。

最近では一番遅い初釣りになってしまった。
エロエロあって2月までは無理かなと思っていたが、天気とボートの空きに恵まれて、のどかな釣りを楽しんだ。

昨年はどうだっただろうとブログを辿てみると、2日に泳がせで小型ながらヒラメを釣っている。
ついでに一昨年も見てみると4日にやはり泳がせオンリーでヒラメを狙ったようだが超絶完ボに終わっている。

何れにしても初釣りらしく一発勝負で大物を狙ってみようとの魂胆があったようだ。
で、今年は中深場ジギングオンリーでやはり一発勝負に賭けてみることにした。
仲間が、場所は違うがつい最近50cm超えのアラを釣っているので、それが欲しい。

茅ケ崎の自宅を5時半に出た時には車の車外温度計は1℃だった。
これでは手がかじかんで釣りにならないと心配したが、網代に着くとなんと7℃もある。

そういえば、早川くらいまでは夜中とは言え雲一つない快晴だったが、網代に着いた頃にはこんな感じですっかり空は雲に覆われていた。
恐らく、低い雲のために真冬特有の放射冷却の効果が和らいだせいであろう。
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ポイントに到着すると陽光が差し始め、この後はどんどん青空が広がる。
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暖かさにほっとしながら、先ずは水深200m、いつものアカムツポイントで赤金250gロングを落としていく。
波も風も殆どないが潮流は結構あり、いい感じでラインが斜めになる。
底を取りながら、何回目かのフォール時にラインがふける。

おやっ、と思いながら取りあえず巻きにかかる。
少し重いだけで最後まで生命反応はなかったが、シロムツが掛かっていた。
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本日の目標ではないが、1投目からとは嬉しい。
今日は期待できるかも、と思ったが、どうしたことか後が全く続かない。

正に1投目マジックに嵌ってしまった。
ボートで沖にでるとよくあることではあるが、どうしてこうなってしまうのだろう?
10時になると、とうとう上着も脱いでしまうほどのポカポカ陽気の中で、釣りの方は既に諦め加減に漠然と考え込んでしまう。
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とうとう少しいい魚が掛ったかな? と期待しながら慎重に上げてきたのに・・・

こんなふうに性懲りもなくいつでもどこでも次々に掛かってくるアフォなサバには当てはまらないが、この手の魚は釣り師が思っている以上に賢い、というかちゃんと群れとして(異種間も含めて)生活環境(教育や社会活動)が整っており、お互いにコミニュケーションがとれているのかもしれない。
犠牲となった最初の1尾目が掛かった段階で周囲に伝令が飛び、群れの中で危険が察知されてしまうのかもしれない。

なんてことを、退屈凌ぎに妄想しながら、(伝令が届いていないと思われる)ポイントを転々とするが、結局アタリはあの1投目マジックだけで昼になってしまった。

完ボ覚悟のジギングオンリーとはいえ、やはりおかずくらいは欲しいので昼過ぎには少し岸側に戻って-100m前後をジグとタイラバで真鯛、ハタ狙いに切り替える。

しかしここでもやっとあったアタリはこの一度だけ。
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寒いというイメージのせいか平日の網代の海には殆ど釣り船も見られない。
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結局、初釣りはボに終わってしまった。
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そうそう、実はこの日、1月11日という1が3つ並ぶ覚えやすい日は以来半世紀近くもたってしまった結婚記念日。
大きな魚を釣って祝おうかと密かにも思っていたが、これではな!
ということで、この日は外食で済ませあくる日にシロムツとイトヨリの煮付け。
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いつもは帰宅後は疲れてもいるし、ボートの余韻で体はフワフワと揺れているし、釣りをしてきた感満載ですが、今回はまるで散髪屋から戻って来たかのようにサバサバし、今日本当に釣りに行ってきたの? という感じでした。
陽気がよく、割と早めに釣りの方は諦めてゆったり気分だったからかもしれません。
いつもなら記事のことや料理のことも早々に気になるのですが、今回は放ったままで少し遅くなってしまいました。
やせ我慢ではなく本当にいい初釣りでした。
これで今年も色んな釣りが楽しめそうです。

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2022年12月22日 (木)

またもや渋々の中深場



12月21日は網代(亮知丸)に釣行。

今回はブログのコメント繋がりで親しくさせていただいているガルさんにお供してもらう。
五目漁師にとっては、まっくさんや弟と並んで平日釣行ができる貴重な仲間になってもらえそうだ。

天気予報をチェックしながら20日か21日を予定すると、珍しく天気は両日ともなんとかなりそう。
しかも両日とも船も空いている。

20日は別の乗り合いに誘われているという忙しいガルさんの都合、一方、19日に釣り仲間との忘年会があるので20日は避けたいという五目漁師の都合も考慮して21日になった。
それでも最終的に決めたのは天気を見届けた18日なので、察するにガルさんのやきもきぶりは既にピークに達していたと思われる。

早朝の寒さを警戒していたが陽も差して、それほどでもない。
ただ、海上は結構なうねりがありデッキ前方のガルさんには、たまにこの時期には辛いスプレーを浴びせてしまう。

時間もいつもの3倍ほどかかってしまったが、ポイントに到着後は、先ず、ガルさんに様子見の仕掛けを入れてもらう。
すると直ぐに型の良いスミヤキ。

この魚は、料理に一工夫が必要なために嫌う人もいるが五目漁師家では人気の魚。
ガルさんにはもちろん持ち帰りをおすすめする。
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スミヤキの4種盛り、過去写真

縄切りの異名を持つスミヤキだけあって、2本針仕掛けの内のもう片方は切られている。
一投目から仕掛けを切られてしまった、とガルさんはブツブツ言っているが、スミヤキが多いこのポイントでは何かしらアタリがあれば即巻き上と決めている。
こいつを遊ばせると錘がぶら下がる幹糸や捨て糸まで切られてしまう。

五目漁師もここで釣りを始めた当初は、この深さだけにどうせなら連で釣りたいと思い5本針仕掛けを作ったが今では連釣りは狙わないことにしている。

その後も、一向にアタリがない五目漁師を横目にガルさんには頻繁にアタリがあるようだ。
予め決めた1mの捨て糸の長さの範囲内±αでゼロテンションのアカムツ狙いに対して、サメを嫌って、数メートル底を切った上で棚を探るガルさん。
アカムツよりもクロムツよりもシロムツが欲しいと仰る(嘘だろうと思う)ガルさんにはお目当てのシロムツや小型のユメカサゴなどが掛かってくるが、五目漁師には沈黙が続く。

やっとしびれを切らして棚を上から底に向かって探っていくとなるほど、スミヤキやシロムツが掛かってくれる。
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しかし、やっぱり赤いのが欲しい。

9時を過ぎるころには、海上も静かになり、適度な流れもあるのに全体として渋々の状況は変わらない。
ガルさんのバッテリートラブルなどもあって、結局11時には沖を諦めて-90~-100mラインをガルさんは餌釣り、五目漁師はタイラバとジグでなんでもよいからそこそこの大物を狙って流す。
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同じボートから餌対ルアーの釣り比べ。

こんな砂漠の様な海底で、数少ない大物を釣るためには先ず餌のありかを目立たせて見つけてもらうことを最優先とする五目漁師。
いやいやそんな鉄の塊は食わないでしょうと腐りかけたサバタンとホタルイカを抱き合わせで釣るガルさん。

最初にアタリがあったのは五目漁師。
ほらねっ!

余り大きくはないけどと言いながら自慢げに上げてきたのはエソ。

へ―、エソってなんでも食うんですねと冷たい視線を感じながらリリース。

ただ案の定、餌釣りの方は小魚にとろける様に餌を齧られていく。
そして、次もタイラバに根掛かり風のアタリ。
今度はそこそこのハタかカサゴ系が掛かったようだ。

どうだっ!
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その後は、定置の沖側や再び100mラインに戻って流すものの双方ともにまともなアタリはなく、2時半に沖上がり。

で、中深場も流し釣りも渋々だった今日の釣果はこれ。
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クロムツ1とユメカサゴ1はガルさんからの頂き物

釣れないと、直ぐに居眠ってしまうガルさんになんとか一日楽しんでいただいたのは良かった。



今回は訳有りで釣り魚料理はなしになりました。
ガルさん中深場の釣りに結構慣れていらっしゃる。
アタリの瞬間を見落とすと掛かっているかどうかは分からないようなシロムツやユメカサゴのアタリを次々にとっていかれる様子はさすがでした。


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2022年11月25日 (金)

手探りの中深場



11月24日は網代(亮知丸)に釣行。

 

あの海原に年寄りがポツンと一人釣りではやばい。
ただ、平日行でしかも天気をとことんチェックした上での急となれば、なかなか仲間の“行けるぞフラグ” が立つことはないので、今回は弟を誘う。

 

今日は、ちょっとやってみたい料理があり、中深海ではアカ、クロムツとスミヤキ、それにジギングでハタかカサゴが欲しい。

 

予報通り昨日の雨と風が嘘のように晴れ上がり、11月の下旬というのにこの暖かさ(朝は13、4℃、昼過ぎには20℃超え)。
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海上はややうねりが残っているので少しスロットルを絞り気味で走り10分弱でポイントに到着する。

しかし、ここでトラブル。
いつもの様にボートの流れをチェックするために1流ししようとすると魚探(GPS)の画面が突然消えてしまった。
一旦はポイントに入ったので取りあえず弟にはお試し釣りをスタートしてもらう。
一方で、こう見えても元々は通信エンジニアの五目漁師は、バッテリーコードをチェックしたり、魚探本体を叩いたり揺さぶったりしながら電源ON/OFFを繰り返すが復旧してくれない。

昨晩はサッカーの日本-ドイツ戦の興奮とその余韻で十分に持ち物のチェックができなかったからなぁ、などと言い訳をしながら最後の神頼みをしていると、弟の竿に結構手応えのある何かが掛かったらしい。

まさか、こんな時にアカムツなんか釣るんじゃないよ、と横でタモを持って冗談を言っていると、見えてきたのは、そのまさかのアカムツ。
なんだ! 
人が四苦八苦している内にこれかよ、と一言嫌味を残してまた魚探のチェックに戻る。

この状況では今釣れたアカムツポイントに戻ろうにも戻れない。
そこで思い出して、こんな時のために有料会員になっているスマホの釣りナビくんを起動しようとしたが、今度は繰り返しパスワードが間違っていますと言ってくる。
やっとユーザーIDのアルファベットが1文字抜けていたことに気付いて無事にアクセスできたが、最近は思い込みが激しい上に、眼鏡は船上には持参していないのでこんなもんだ。

やれやれ、これでなんとか自船の位置は分かるようになったが、ポイント登録まではしていないので、あとは等深線を見ながらうろうろするしかなさそうだ。

後に、これではどうにも不便なので2人で左右の山立てポイントを探してやってみたものの、これだけ海岸から離れたところでの陸上の目印では感度が悪過ぎて役には立たなかった。

やっと、五目漁師も竿を出し最初に掛かったのは得意のシロムツ。
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アタリが小さいので確信して巻き上げをスタートするのは、アカムツを釣るよりもはるかに難しい。(えっへん)
今日は弟の調子が良く、クロムツやスミヤキを続けてあげる中で五目漁師はこの小難しいシロムツがたまに来るだけ。

そして、これはメダイか、いや型のいいアラか?
やっと掛かった大物に弟が隣で玉網を持って構えていてくれたのに、上がってきたのは丁度騙されやすいサイズのサメ。
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やがて、たまたまクロムツのポイントに入ったらしく2人に同時にクロムツ。(五目漁師には1荷)
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こんな時には、同じポイントにもう一度仕掛けを入れたいが今日はそれも難しい。

一方、気温がどんどん上がる中で、昼前になると上着を脱いでもまだ暑いほど。
空を見ると高い秋空の下でまだまだ夏も頑張っている。
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ただ、この後は予報に反してみるみるうねりも風浪も強まって来る。
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上の写真からわずか30分後

白波も立ち始めたので、岸側に戻りハタ、マダイ狙いのタイラバとジギングに切り替える。
しかし、ジギングの五目漁師には2時間で一度もアタリはなし。
タイラバの弟にはたまにアタリと最後の最後に青物らしき大物バラシで沖上がりとなった。

で、今日の釣果はこれ。
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こちらは弟の釣果。
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お見事!
五目漁師が魚探と戦っている間(うそ)に倍ほども釣っている。


先日、柚子を大量に買ってきたので、今回は柚子三昧の料理。
クロムツとシロムツの刺身。
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クロムツは炙り、シロムツのタタキにもナメロウにもたっぷりと柚子を使う。

クロムツのバタームニエル。
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バターに刻んだ柚子の皮をたっぷりと混ぜ込んだムニエル。

そして、柚子の絞り汁をたっぷりと使ったシロムツの柚子あんかけ。
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そろそろ魚探の買い替え時かなと覚悟しながら自宅で調べたところバッテリー出口のコネクタ部で断線していることがわかりました。
この機会に新しいのに買い替えようと覚悟していたのに残念。

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2022年10月28日 (金)

久し振りの中深場釣り



10月27日は網代(亮知丸)に釣行。

関東の内陸部では真冬並みの寒さとの予報もある。
まごまごしている内に、もうこんな時期になってしまった。
本格シーズンになればあれもやりたい、これもやりたい、いくつかの新しい場所にも行きたいと思っていたのに寒さが到来してくるとだんだん気持ちは萎縮してくる。

今日はブログに度々コメントを頂くまっくさんをお誘いし、久しぶりに中深場釣り。
亮知丸のエンジン艇は人気があり、週末は1ヶ月以上も前からびっしりと予約で詰まっているために、平日にお付き合いいただけるのはありがたい。

と言っても、365日連休の五目漁師と違って、都内にお住いのバリバリのサラリーマン。
普段は電車釣行もされているようだが中深場の釣りは何かと荷物が多く、しかも重たくなるためにレンタカーで駆けつけて下さる。
ただ、この中深場の釣りではいい思いをされていないので、今日はなんとかあの赤いのを釣ってもらいたい。

亮知丸には3杯のエンジン艇があるが、今日は敢えて初めての第8亮知丸をお借りした。
ラット付きの立って操船するタイプなのでコクピットで前方の視界がふさがれるいつものティラーハンドルと違って、前方の見通しが良いかなと思ったが、これが間違いだった。
立って操船するためにクーラーボックスに取り付けている魚探の航跡画面が見えない。
不慣れなラットハンドル操作の上に、立ったり屈んだりしながらやっとポイントに入ったが、この不便で操船困難な調子が1日続いてしまった。

いつものことではあるが、釣り始めるとガタガタと煩いエンジンは切ってしまってボートは潮と風に流されるがままにまかすために、流しの起点とその間のボートの姿勢が釣果やラインのお祭り防止のために大事になる。
このため一流し目はボートの流れ方をチェックするお試し釣りになる。

五目漁師に何かが掛かったが取り込み中にバラシ。
茶色の魚影が見えたが・・・何だったんだろう?

そしてコース(水深210m前後のポイントを沖側から網代側に向かって流す)を決めた2流し目。
流し始めた-230m辺りで、早々にアタリ。
結構、竿先はバタバタし続けていたが釣り始めたところで、未だ気合半分、身の回りの整理などをしている間に電動リールがリーダーを巻き込む一歩手前で自動停止する。

さて、何だろう少し手巻きした後にハリスを手繰ってくると茶色の魚体がヒラヒラと舞いながら上がってくる。
オヤッ?オヤッ!
なんといきなりアカムツだ。

タモを手に、隣で構えていてくれたまっくさんを横目に、やっちゃいけないとわかっていても、獲物を目の前にすると早く上げないと、と焦りが先立つ小心者のごぼう抜き。
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針の回りは、既にフンの薄い膜が破れて大きな窓になっている。
こんな時にも掛かったら抜けない、外れないホタ針(16号)。
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逆にサバタンやホタルイカがつけにくいという欠点はあるが、こんな変な形に誰がしたのか、その素晴らしさに感心する。

先の操船具合なので苦労はするが調子に乗って、3流し目も同じコースを流す。

アタリがないのでゼロテンションの待ちから穂先をゆっくりと煽った時だった。
コツンとわずかなアタリ。
仕掛けの投入と巻き上げだけでも10分以上も掛かってしまうのでむやみやたらには巻き上げたくないが、もし掛かったのがスミヤキ(ナワキリ)だったりするとハリスを切られる隙を与えてしまうために、アタリを感じた場合には即巻き上げと決めている。

このころには既に、気合も入っているので穂先の動きにドキドキしながら5分間の巻き上げを楽しむ。
海水が濁っているのか今度も朱ではなく見えてきたのは茶。
そして再びごぼう抜き。
いい型(35cm)だ。
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その後はクロムツ、サメと続く。

まっくさん、釣ってよ!と応援するも、今度こそはの期待にこたえてくれないのはサバにサメ(しかも2尾も)。
手巻きのまっくさんにとってこれはこたえる。

五目漁師も電動リール用の電池の容量が心もとなかった頃に試しに手巻きをやってみたことがあるが、やっと100mでギブアップしている。
ボートは漕げてもリールは巻けない。
命を賭けた漕ぎ漕ぎと、たかがサバを巻き上げるためでは、使う筋肉も気持ちの持ちようも違うようだ。
意地を張っているまっくさん、いい加減に電動にしたら!!

アカムツ2尾に続いてクロムツ2尾。
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こんな調子でどこまで釣れるのと期待したが、9時になるとピタッとアタリは止まってしまった。
たまに上がってくるのは小さなメバルやシロムツ。

もう11時になってしまった。
このまま釣り続け次の時合いに期待するか、オニカサゴでも狙ってみるか、それとも岸側に戻ってジギングにするかを決めかねていると、まっくさんからジャンケンで決めましょうとの提案。

まっくさんが勝ったらもう少し浅いところでオニカサゴ狙い、五目漁師ならジギング、あいこなら引き続きここで粘る。

結局、この結果に基づいて-150mでオニカサゴを狙ってみることにしたが、潮流も風もない中で底トントンでは直ぐに双方とも飽きてしまう。
で、次は岸側に戻ってジギングをやってみよう。
これならボートが流れなくても青物が流れて来てくれるかもしれない。

しかし、たまにベイト反応を見つけてルアーを入れると、中途半端なベイトを釣り上げる始末でこちらも降参。

そろそろ、時間だ。
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エンジン艇での流し釣りは小移動するのが難しい。
流し釣りはやっぱり手漕ぎに限ると下手な船頭の言い訳をしながら港に戻る。

で、今日の釣果はこれ。
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アカムツにクロムツと言えば炙り刺身。
ただ、少し飽き気味なので、今回はアカムツをアクアパッツァに。
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アクアパッツァと言えばアサリだが、熊本県産アサリの産地偽装問題以来未だにアサリが手に入りにくい。
仕方がないので、エビを使ってみた。

次の日にアカムツのねぎ蒸し。
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そして、クロムツはちゃんちゃん焼きに。
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鮭のちゃんちゃん焼きは北海道の郷土料理で、鮭と多くの野菜を蒸し焼きにして味噌で味付けして食べるらしいが、五目漁師がかつて礼文島で食べたちゃんちゃん焼きは野菜は使わず生ホッケに調味した味噌をのせて焼いただけの簡素なものでホッケの素材が生きる美味しいものだった。
今回は礼文風ちゃんちゃん焼きをクロムツで真似てみた。
少し寂しいのでキノコを準備していたが付け忘れてしまった。
それに、本場のは腹開きでなく背開きで腹の部分に味噌をのせていたことも思い出す。

焼きながら熱熱の身をほぐし、味噌を混ぜ込んで食べるが、期待以上に美味しい。

残った、小物魚は一緒にして五目南蛮漬けに。
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300m先での魚信、PEが弛んでいるためにガツンと来るはずのアタリがコツン?? 又はクン??
そしてこのアタリを見逃がすとシロムツくらいでは掛かっているのかどうかは判断できなくなってしまいます。
ただ、コツンの信号は餌を食べつつある信号ではなく既に掛かってしまった信号だと思っています。
中深場の釣りは掛ける楽しみではなく掛かった魚が何か何かと待つ楽しみですね。

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2022年9月 1日 (木)

やっぱり赤いのがいないと華に欠ける



8月31日は網代(亮知丸)に釣行。

皆さん夏休み疲れだろうか、混んでいたエンジン艇も、さすがにこの時期になると平日なら空いている。
期待はしていなかったが、元々風的には良かったこの日の予報が雨模様から曇り空に好転したこともあって急遽中深海に出る準備を始める。

さて、ことがあったからというのもないではないが、今までは1人で沖に出ることもあったが、この歳になると突然体に何が起こっても不思議ではないし、どんくさい事故もあり得るので、今後はできるだけ2人で出ようと考えている。
ただ、天気絶対優先でそれがために平日釣行が殆どになってしまう五目漁師の突然の誘いに付き合って頂ける方などそうやすやすとはいらっしゃらない。
今回は身内ならではの弟を足止めしておき、予約を入れたのは前々日の夕方になってしまった。

準備を整えて、どんよりした曇り空の中を5時半に出廷。
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沖に出ると虹が見え時々小雨があるが、雨あしはまだまだこの時期なら暑いよりもましかなという程度。

前回は2枚潮に苦しんだが、今回は錘120号で殆ど道糸が垂直に立ちながら、しかもボートは程よく流れてくれるという釣り易い状況。
遊漁船と違って釣りながらの操船はできないために、釣れようが釣れまいが1回の仕掛けの投入と回収に最低でも10数分かかってしまう中深海の釣りでは、2,3回の投入/回収の間に1km以上もボートが流れてしまうこともよくある。
ボートはこの間に、狙ったポイントをはるかに外してしまうために、また元の流し点に戻るか、これを機会に新しい流し点に入り直す必要がある。
海面だけを見ている同船の釣り師にとってはボートの流れは分からないために、その都度、結構面倒な釣りだなと思っているかもしれない。
ただ、今日はボートの流れが丁度良い加減でゆったりと時間が過ぎて行く。

一方、忙しいほど釣れて欲しい釣りの方も、たまーにわずかなアタリを感ずる程度で相応にゆったりとしている。

先ずは、弟にそれなりのサイズのクロムツ。
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雨上がりでカメラのレンズに水滴。
獲物を誇張する撮り方はしていないが34cmのまずまずの型。

羨ましがっていると、直後に五目漁師にも同サイズのクロムツ。
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このころには雨の心配もなくなり視界も良好。

その後は、ポツリ、ポツリとこの界隈の常連魚スミヤキやシロムツ、弟にはサバも釣れる。
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そんな中で、五目漁師にアタリ。
機嫌よく巻き上げてくると、あと少しといったところで急に魚が大きくなり重たくなる。
これは意外とでかいかもしれないぞ。
期待は膨らんだが、水面近くで弟の道糸と絡まった、というか針先で彼の道糸を拾っってしまったようだ。

絡みを解いたころには五目漁師の獲物はいなくなってしまう。
すると道糸を解放された弟が、あれっ何か掛かっているみたい、仕掛けが絡んでいる間に掛かったようだと言いながら結構良い引きで巻き上げてくる。

上がってきたのは、なんと小型だが久しぶりのメダイ。(44cm)
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弟は道糸絡み様様で、絡みのお陰でその間にメダイが掛かったと言っているが、五目漁師はそうは思わない。
釣り始めてから、アタリがわからないわからないと言っていたので多分こんな魚が掛っているのに放っておくから道糸がこちらの方に寄って来て水面近くで絡んだに違いない。

お陰でこちらの魚は逃げてしまったよ、と冗談半分で話しながらふと見るとボートの際にプカプカと浮いているシロムツを発見。
タモで掬ってめでたしめでたし。

その後に、更にめでたしめでたしが続く。

次の投入で五目漁師に今度は比較的大き目のアタリ。
巻き上げを開始すると今日一の引き。

アカムツやクロムツは、上層まで巻き上げられてきてやっと穂先を叩き存在感を示すが、今掛かっている魚は明らかにそれとは違う。
楽々モード設定のシマノFM800がウインウインとうなりっぱなしだ。

それサバじゃない?
サバの引き方だよ、とサバ釣り名人の弟。

そうだね、そんな気がするよと五目漁師も納得。
こんなやり取りを交わすのも、10分近くも巻き上げに時間がかかる中深海釣りの楽しみだ。

今日は海水の透明度が良いためにリールの巻き上げが自動停止すると直ぐに獲物が見えてくる。
果たしてサバかな? と覗き込むとヒラヒラと上がってくるのはメダイだ。
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先のクロムツといい、メダイといい、群れているのだろうか、弟が釣った直後、未だ五目漁師の心に羨ましさが持続している内に続けて釣れてくる。

これで、自宅を出る際に、最近クロムツに見放されているのでクロムツを釣りたい、メダイやアラの大物も欲しいと思っていた獲物の内2種が揃った(小さいが)。
後はアラだなと思った矢先だった。
久しぶりに小さいがそのアラが釣れる。(33cm)
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これで赤いのが釣れれば申し分ないのだがと期待するも、昼前には予報通り少し風が上がってきたので岸側に戻りー100m前後をマダイ、ハタを狙ってタイラバとジギングで流すもそれらしきアタリは一度もないままに終了。

で、本日の釣果はこれ。
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クロムツ、メダイ、アラ、シロムツの刺身、クロムツとスミヤキの炙り、シロムツのタタキの7点盛り。
五目漁師の一番のお気に入りはスミヤキの炙り、ヨメサンはシロムツのタタキ。
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メダイのソテーチリソース
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メダイもアラももう少し大きいと良いのですが。
アラは50cmクラスも上がっているようですから楽しみです。
そうそう、今回のメダイはあのヌルヌルが殆どありませんでした。
以前釣ったのはこのサイズでもいやになるほどヌルヌルでしたから、時期的なものなんでしょうか?

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2022年5月13日 (金)

アカムツなんとか3連荘

昨日(5月12日)は網代(亮知丸)に釣行。

連休直後で皆さんお疲れのせいか、いつもなら平日でも結構予約で詰まっているエンジン艇があきあき状態。

天気予報をチェックしながら5月10日を寸前に予約する。
それにもかかわらず、予報は平気で前日になって強風にひっくり返り、あえなく中止。

続けて、11日か12日かを迷いに迷って後者に予約を入れる。

今回は、中国のロックダウンの影響と言い訳もしているが、いよいよ暇になってきた練馬の弟が、いつでもいいよと急な釣行に付き合ってくれる。

亮知丸の受付オープンは日の出時刻に合わせて今は5時。
このところ流木や浮遊物が多いから十分気を付けてと注意を受けて、凪の海上を沖に向かう。
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つい先日、知り合いが場所は違うが良型のアカムツを4尾も釣り上げたと聞いているので、その好調にあやかってアカムツはもとよりアラやクロムツの大物にも期待する。

そよ風、波なし、天気も予想以上に良さげ、これで潮(魚)が良ければいうことなし。
先ずは、3本針胴付き仕掛け(1番上の針にはタイラバのラバー部を付けている)を投入。

1投目から底で待ち構えている魚が直ぐに食ってくる、というのが五目漁師の中深場の釣りのイメージ。
しかし、どうしたことだろう何の反応もないままに数回空の仕掛けを巻き取る始末。
(仕掛けの下げ上げだけで10数分も掛かる釣りで、獲物無しでの巻き上げはそれなりの決心が要る)

やっと何か付いたかな? 
とりあえず上げてみようという程度の微妙なアタリで上がってきたのはユメカサゴ。
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その後も今日はやけにこの魚が多い。
この魚もここでは常連のシロムツも美味しい魚ではあるが、この程度のサイズだとアタリの瞬間を見逃してしまうと後は反応が乏しいために上がってきて目視するまで釣れているかどうかは分からない。
このため、釣った感は殆どない。

狙いは、先ずはアカムツなので、着底時にブスッと海底に埋まってしまう錘を引っこ抜いてもう一度ゆっくりと底を取り直し、ゼロテンでアタリを待つ。
しばらくしてアタリがない時には1m間隔くらいで止めを入れながらゆっくりと数メータシャクリ上げ、また逆に落としながらアカムツよりも少し上層にもいると言われるクロムツなども狙ってみる。

しかし、釣れない。
竿掛けに竿を掛けて念のため底から2回転程仕掛けを浮かせてからバケツに膝たち姿勢で用足しをしようとした時だった。
よりによって、こんな時に目の前で今日初めて穂先がググッとお辞儀する。

来たっ! 
慌てて出すものも出さずに目の前の竿をつまみ、いや握りひとシャクリ入れて巻き取りにかかる。

結構引くぞ。
しかし、その直前に弟が大物の期待感100%で上げてきたにもかかわらずサメだったこともあり、これはサメだよ、サメに違いないと期待感30%でつぶやきながら上げてくる。

やがてあと70m程で穂先がガタガタと震える。
おやっ?ひょっとして・・・2人で覗き込む。
赤い! 
先のサメで未だがっかり感がサメやらぬ弟がタモで掬ってくれる。
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良しっ!
今の状況下では、これで今日はOKと言い切るほどにこの1尾は嬉しい。
これでなんとかアカムツは3連荘。

そして、このころから無風にもかかわらず、ボートの流れがどんどんと速くなってくる。
こんなに静かなのに上潮の流れが速い。
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海面に浮かんでいる者にとってこの流れは感知できないがGPS魚探の航跡を見ると2、3回の仕掛けの上げ下げの間に数百メートルも艇は流れ、ポイントを外してしまう。

悠長にシャクリ上げていると、地形の傾斜の方が大きく、こつんと思わぬタイミングで再着底してしまうほどボートの流れが速い。
錘を100号、120号、150号と重たくしていくが150号でもどんどんと道糸が出る状況ではなかなか良い釣りはできない。

主に風でボートが流される場合にはドテラ流しでボートの流れとボートの向きを一定に保つことができるが、潮で流される場合には潮が見えないだけにボートの向きが定まらず下手すると2人の道糸が交差してしまう。
互いに120号の錘が付いた1.5号のカミソリの様な道糸が交差すればどちらかのそれが切れるまでの勝負は早い。
今日はお互いに1度ずつラインの高切れがあった。

こんな流れの中でも比較的元気な魚はいつでもどこにでもどんな時にでも掛かってくるこいつ。
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五目漁師としては珍しいサメも元気だった。
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更に、前回も気になったクラドは、海面を見ている限り気にならないが中層あるい下層では益々ひどくなっているようだ。
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終了間際にはやっと潮も収まってくると、最後に弟がアラを釣り上げて終了。
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で、2人分の釣果を並べて記念写真
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下段の5匹、クロムツ、クロシビカマス×2、アラ×2は弟の釣果。
ここには並べていないが、他にユメカサゴやとシロムツも釣っている。

ユメカサゴ他の唐揚げ甘酢あんかけ、
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中深海刺身、
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中深海にぎり、
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シロムツとエリンギのバター炒め。
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そこそこの大きさに特化するためにはやはりジギングが有利な気がします。1周目の釣果データを参考にしながら2周目の釣りのイメージアップを図りたいところです。

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2022年4月27日 (水)

初めての中深場ジギング



昨日(4月26日)は網代(亮知丸)に釣行。

この(天気)予報では25日に伊東でカイワリ第5弾かな? と思っているところに3日前になって26日の予報が良くなってきた。

まだ今シーズンは釣り切れていないカイワリ、しかし下手するとサバまみれの伊東に賭けるか、天気がまだ不安定で下手すると結局どこにも行けずにこのまま(世の中の)連休に突入してしまうかもしれない網代に賭けるか、うじうじと悩んだ挙句に24日になって網代にエンジン艇の予約を入れる。

そして、その当日。
午前中は小雨模様、昼からは雨も風も強くなりそうだがなんとか出られそうだ。
知床では海難事故の捜索が続いているところなので天気の急変や、ボートの不意の故障などを色々想定すると身が引き締まる。

今日はいつもお借りする艇と違って甲板中央にコクピットがないタイプの方。
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広々としているが掴むところがないので立ち上がるとボートの揺れでフラフラする。

乗り込む時から潮が濁っているなとは思っていたが、沖に向かってもそれは変らない。
いつもは真っ青な海原が緑色を通り越して土色に見えるほどだ。

(後でわかったが)先日の台風は大したことなかったし、大雨が降った様子もなかったのに何でだろう? と気にしながら、沖のいつものポイントに到着する。

今日はジギング一本勝負なので早速セミロングタイプ赤金グロー250gのジグから開始する。
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いつもなら海中に入れた仕掛けが小さくなるまで見送るのに今日は水面下1.5m位でこんな大きなジグが見えなくなってしまう。
果たして、狙いのアカムツはこれが見えるのだろうか?

先ずは底から1~2m程度をゆっくりと誘い上げながら少しずつ棚を上げていく(つもり)。
この深さ(200~250m)でのジギングは初めてなのでユーチューブなどを観あさってイメトレをしてきたが、観るとするとでは大違い。

いつもやっている左腕でジャーク、右手でリールの操作と思っていたが、3、4回もジャークすると重さに耐えられず腕がブルブルと震えてくる。
穂先もそれに合わせてまるで魚が掛ったようにがたがたと振動している。

駄目だ!
こんなはずではなかったが非力過ぎる。

実はリールを操作する右腕も(ハンドルを通して)使って、釣れますようにと拝むように両腕で竿を支えジャークすればよいことに気付いたのはしばらくしてからだった。
情けなっ! 

それにしてもこの濁りでは海底は真っ暗でジグなど見えないわなっ!
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ネットでは魚の活性によってグローの明るさをコントロールするなどともあったので、自宅でレジン液を固めるブラックライトをいくつかのジグのグロー部に当ててみて明るさや明るさの持続時間などは調べてきた。

そこで、今使っているジグのグロー部よりも更に明るく持ちの良い別のタイプのジグに交換する。
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その一投目。
効果があったのか、それとも腕を振るわせながらの努力賞なのかはわからないが、ジャークから脱力してジグを落としていく際にラインが大きくふける。

おっとっと、来たかな? 
合わせを入れると、いつもの餌釣りのアタリと違ってビクビクと掛かりが伝わってくる。
ただその後は反応がなくなり重量感だけになってしまうがひたすらに巻く、巻き続ける。

以前、手巻きのまっくさんが、何か悩みでもあるのか、それとも眠たいのか、うつむき加減の腰掛けスタイルで肘を太ももで支えながらひたすらに巻き続けていたあの姿が、今理解できる。

遊漁船ならジギングで魚が掛ると、別の意味で竿をラインと同じ方向、つまり海面に突き刺すようにして支えるために比較的腕に負担がかからないが、海面までの高さがなく立ち上がることもできない小型ボートではどうしても道糸と竿の角度が直角近くになり、その分、腕や肘に負担が掛かってくる。

残り50mほどになって、やっと竿先を叩く引き。
久しぶりだね、まだ掛かっていてくれたの?
そして、上がってきたのは予想もしていなかった本命のアカムツ。
しかもなかなかの良型(33cm)。
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このジグの大きさは16cm

やったね。
よくぞこんな中で掛かってくれた。

この勢いに乗りたかったが、これは正に幸運中の幸運だった証拠にこの後は小さなアヤメカサゴが1尾釣れただけで、他には上層に浮いているサバに時々捕まる程度。
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それ以外には一切魚からの反応はなし。

実はこのころには濁りの犯人は分かっていた。
春先に活発になる海藻プランクトン(?)のなれの果てと言われているクラド。
いつもは浮遊物として海中の埃のように漂っているのが見えるが、今はごみとしては見えず海水に溶け込んでいるような感じだ。
これがクラドが海中を暗くしている何よりの証拠。
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酷い時には穂先のガイドを詰まらせて道糸が巻けなくなることもある。

状況は同じだが浅場に行けば少しでも光が通るだろうからここよりかはましかもしれない、という思いと、予報では昼からは雨も風も強まるのでそろそろ避難しよう、という思いから岸側に戻ることにする。

今度は真鯛でもいいし、ハタかカサゴのでかいのが欲しいが、たまに掛かってくるのはイトヨリとここでも上層に浮いているサバ。
諦めかけた最後の最後にやっとハタが掛かってくれる(36cm)。

で、今日の釣果はこれ。
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その日は、ハタのキウイソースカルパッチョ、
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ハタのカマンベールチーズソテー。
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次の日に、アカムツのアクアパッツァ
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脂のノリノリで身が柔らかいために盛り付け時にちょっと失敗

イトヨリのパスタ
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餌釣りは胴付きとはいえエダスがありますからそこで動きの反応が吸収されてしまいますが、ジギングはこれが200m先の魚のアタリかとびっくりするほど手ごたえがあります。ちょっと面白そうですよ、これは。

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