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カテゴリー「<!ー040網代釣行ー>」の記事

2025年4月10日 (木)

そこはどこ?の中深海ジギング

 

本格的な中深海のジギングは実質初めての五目漁師。
以前にも1、2回やったことはあるが数回落としただけでこりゃ駄目だと餌釣りに切替えたり浅場に逃げたり。

 

今回はカヤック仲間のMさんが、つい先日、良型クロムツの入れパク、しかも2回も続けてという話をお聞きし、“柳下にまだいるドジョウ”狙いで颯爽と出掛けた。
いや、颯爽とは言えないかな。
実は冷凍庫内には邪魔もの扱いされながらサバタンやホタルイカがある。
これを持って行きジギングが駄目なら餌釣りかな?いや、それをやるとまた逃げちゃうし・・・物置から竿を選び出す時も、餌釣り用の竿も握るかどうかを悩んだ。
しかしなぁ、これを握った瞬間に重たい電動リールも、更に半端なく重たいバッテリ(鉛,12AH)も、それに専用の竿掛けも握ったに同然だ。
悩みに悩んだ末に準備した竿はこれ。
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結局、餌釣りは捨てたが中深海ジギング1本だけにはできず、浅場(と言っても100m前後)のジギングとタイラバ用(赤い竿で兼用)も準備していざ出発。

沖に向かうと次第に風と波が強まってくる。
そろそろ多少の水しぶきなら気にならない季節にはなってきたが、ゆっくりと時間をかけて教えて頂いた入れパクポイントを目指す。

先ずは以前まぐれで1投目にアカムツが釣れた木の葉型250g、表側グリーン、裏側ゼブラシルバーを投入する。(ルアー写真の①)
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本日使ったジグとタイラバ

当たり前のように予報は外れて白波とうねりの中、ボートは結構な速さで流されるが、なんとか底はとれる。
しかし釣れそうな感じはせず3回目の投入時にはジグを交換する。
3回目と言っても水深300m、ラインの出400m、しかも手巻きなので1回の試技に20分以上はかかっているだろうか。

この間にみるみる海上の荒れ模様は収まってくる。
チャンス到来と思い、いよいよMさんが使われたと同じジグパラの色違いゼブラゴールド(ルアー写真の①)をいを入れる。
ただ、海上の様子はは収まって来たものの今度は潮流がきつくなり底取りが難しい。
1.2号600m巻きのラインの出が止まったのはヒヤヒヤしながら500m近くも出たころ。
もちろんアタリなどサメでも掛からない限りわからなそうだ。

何となく重たいので巻き始めると潮流に逆らって上げてくるために何か掛かっているに違いないと思うほどに巻き抵抗が半端ではない。
きつい。
何度も竿を持ち替えたり、膝で支えたりしながら上げてくるが次第に軽くなってくるので獲物が付いているはずもない。
この調子では駄目かなと思いながら取りあえずルアーを替えてからの2回目。
今度は更にラインの出が止まらない。

新しくなった魚探にはボートの流れ速度表示があるので見ると1.2~1.6ノット。
ボートの流れ自体は底がとれないほどの速さではないが、海中の中層から底に掛けてはもっと速く流れているようだ。

ラインを出しても切りがなさそうなので底どりの確認ができないままに仕方なく巻き上げにかかる。
今度も何かが掛かっているほどに重たいがもうだまされない。
最後には棒立ちのジグだけが上がてくる。

次は、半分冗談交じりで80号(300g)の六角型錘をヘッドにした自作ビンビン風を入れてみる。(ルアー写真③)
ビンビンモドキは、何よりも従来のタイラバと違って錘に管さえ付いていれば簡単にタイラバに仕立て上げることができるのが一番のメリットだと思っている。

重さ増しと形による抗力減のおかげでなんとかラインは底まで到着したようだ。
しかも、今度こそオヤッっと思うアタリ(らしき)を感じる。
巻抵抗も先の空巻きに比べ何となくより重い気はする。
あと50mを超えたころに初めて生命反応を感じる引き。
うひょー、確かに何かついている。
上がってきたのはカガミダイ。
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さすがのビンビンモドキに気分を良くしながら直ぐに2回目を投入。
このタイラバでも次第に底どりは怪しくなってきたが、何となく重くなった感じで巻き上げるとこれ。
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これじゃ獲物よりも何倍も錘の方が重たいので引きなど楽しめるはわけないが、釣れるとなると嬉しい。
しかし流れが更に速まっているのか、次の投入ではとうとう確固たる底は確認できなくなってしまった。

参った。
9時半の潮止まりを待ったが一向に潮流は収まらない。
Mさんからは前回の入れパクは昼からでしたので頑張っての遠隔応援をいただくも、ここで中深海はまたもや退散。

移動先の浅場(100m前後)での狙いはオニカサゴ、ハタ、それに真鯛。
120gのジグ(ルアー写真④)に続いて94gのブレード&蛍光シール貼りのビンビンモドキ(ルアー写真⑤を入れると底どりと同時にアタリ。
上がってきたのはレンコダイ。
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普通にやれば釣れる釣りにホットする。

しかし、相変わらずラインの斜め度はきつく、3回程度の巻き巻きで落とし直しが必要になる。

巻き上げの途中から凄い重みだけになってしまったが、今度はでかいハタだろうと慎重に慎重に上げてきたのはこれ。
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こんなにいつまでも膨れているフグは初めてだ。
いつもなら少し懲らしめてから戻すが、頑張って膨れている様子が可愛らしいのでそのまま開放すると、海面でもへこむことはなくプカプカと浮かび去った。

その後はホウボウが1匹。
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やがて、こちらでも風が強まり水深60m、120gのヘッドでも底取りがきつくなったところで沖上がり。

終始、潮流に苦しめられた1日だった。

で、今日の貧果はこれ。
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釣った日は、またまた小鯛が釣れた時の我が家の定番、パエリア。
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次の日に、ホウボウの押し寿司と同昆布締めの握りとアヤメカサゴの握り。
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カガミダイはムニエルに。
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餌釣りなら150号(560g)の錘を使うこともありますが、ジギングは300gくらいが限界ですね。

ラインは1.2号を使っていますが、これでも潮に押されて深くなるに伴ってどんどんジグの落下スピードが落ちていくことで底どりが難しくなってしまいます。
この日は、途中で落下が止まってしまうほどの時もありました。
ラインが潮に巻き上げられることで落下が止まるんでしょうかね。
中深海ジギング、技術的にも体力的にも難しいです。
今回タイラバも有効であることがわかりましたので、体力的にはタイラバが良さげです。

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2024年12月26日 (木)

納竿の儀は撃沈


12月25日は網代(亮知丸)に釣行。

実は、釣行後ブログにコメントをいただくHさんに釣行の様子をメールで連絡した時に思いついた。
365日連休とは言えこの時期になると五目漁師もそれなりに忙しい。
そうだ、このメールの文章をもう少し詳細に箇条書きにして、後はチャットGPTにまかせてみよう。


で以下はその出力文章。(写真は適当な場所にあとから五目漁師が張り付けた。

 

2024年最後の釣行 ~中深海での挑戦~
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昨日(12月25日)、今年最後の釣りとして網代の亮知丸にて納竿の儀を執り行いました。
ヨメサンが今週いっぱい娘のところへ行っているため、今回は釣果を気にせず、中深海でのルアーオンリー釣行に挑戦してみることにしました。

急遽作製!自作ルアーで挑む
メインはジギングですが、こんな特製タイラバ(ビンビンスイッチ風)も急遽作製して持参しました。
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重量は80号、約300gと見た目も本格的。
「これで大物を狙うぞ!」と意気込んで出港したのですが…。

魚探の故障に悪戦苦闘
20馬力エンジン艇で出港したのは良いものの、魚探のポイントマップや航跡記録が表示されず、まさかの故障。
これではいつもの沖のポイントに辿り着けません。
深さを測るにも200m以上もある海域で仕掛けを落とすのは非効率。
泣く泣くアカムツジギングを断念し、浅めの50~100mのエリアを彷徨うことに。

結果、釣れたのはオニカサゴと小さなウッカリンのみ。
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先日自作したビンビン風の初釣果は小型のウカリン

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50cmもあろうかと思われる立派なトラフグ

「このまま納竿を迎えるのか…」と悩んでいましたが、ふとネットの釣りナビ君で等深線が確認できることに気付き、何とかいつものポイントに辿り着くことができました。
しかし、時すでに12時過ぎ。

潮流ゼロ…まさかの撃沈
ようやくメインポイントで300gのジグをシャクったり、自作ビンビン風を巻いてみたりしましたが、潮流もボートの流れも全くなし。
アタリすらないまま時間が過ぎ、今年の釣りを残念な形で締めくくることになりました。

GPSの重要性を実感
今回の釣行で痛感したのは、広大な海での釣りにおいてGPSの重要性。
魚探の故障がなければもっと充実した釣りができたはず。
来年こそは装備を万全に整え、リベンジしたいと思います。

 

以上

 

素晴らしい。
稚拙で泥臭い五目漁師の文章と違ってなんとスマートな。
所々、五目漁師的には白々しい言い回しもあり、触りたくもあるが、そうするとまたいつもの文章に戻ってしまうのでこのままにしておこう。

いつも驚くのは、こんな整った文章を一瞬にして作り上げて返してくれるスピード。
わかる、わかる。試験会場にスマホを持ち込みたくなったり、宿題の作文やレポート、はたまた公文書までお願いしたくなるのが。

因みに、チャットGPT様からは上記の作成記事と同時にこんなお気遣いも添付されていた。

こんな感じで、ブログに適した語り口調とユーモアを盛り込んでみましたが、いかがでしょうか?
文章を拝見しながら、釣りの情景や苦労が目に浮かぶような表現を心がけました。
今年の釣行を振り返る締めくくりの記事として、読者の方にも楽しんでもらえる内容になれば幸いです。
また何か文章の手直しやアイデア出しが必要な際は、ぜひお声がけください!
来年の釣りの大漁を心からお祈りしています。

だって。
どんな人が書いてくれたのか一度お会いしたくなってくる。

今回は説明不足を補うための文書の追加や修正は一切やっていない。
五目漁師の下書きは省略するが、あれだけの文章でよくぞここまで状況判断をした上で文章にしてくれたと感心する。
逆に言うと、五目漁師の下書きが良かったのだろうエッヘン。

ここ迄くれば、そろそろこんな断り書きは無用で、黙って記事に採用しても良さそうな気さえする。
もっと言えば、1日の釣りの様子を動画に撮ってそれを提供すれば何も説明しなくても大物を釣り上げた時の歓喜や釣れない時の絶望的な表情、サバやフグを相手にのたうちまわる様子も読み取って文章にしてくれればいいんだがな。
チャットGPT さん頑張って!(ひょっとしてもうできるのかな?)

 


沖にでると山立ての目標物などありません。

GPSによる位置確認や流しのルート表示がないとお手上げですね。
初釣りまでに新しい魚探を何とかしたいと悩み中です。
今までのポイントデータの復旧をどうするかが一番の問題です。
完全に壊れたのではなくLOWRANCE魚探の+ボタンが反応しなくなり画面の拡大ができなくなってしまいました。
-ボタンは効きますので触っている内に一方的に縮尺が大きくなり、今は日本列島の絵が出ています。
伊東は一体どこだって言う感じです。どなたか同じ症状で復旧された方はいらっしゃらないですかね。

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2024年11月 7日 (木)

アカ、クロはどこに行ったの?


11月6日は網代(亮知丸)に釣行。

久しぶりの中深場、もちろん狙いはアカムツ、それにクロムツやアラも欲しい。

中深場は7月以来。
その時には最近アカムツが釣れないんですよねと、亮知丸のお兄さんに言われた通り釣れなかった。
今日は6時過ぎに現地に到着しお兄さんに挨拶すると、○○さんは今日も中深場でしょ? 
昨日久しぶりにアカムツが出ましたよ、3尾。

やったね。
だったのに、アカムツどころか何も出なかった。
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湾内は静かだったのに、沖に向かうとうねりが結構高く、少し時間をかけていつもの赤根埼沖のポイントに到着する。

今日も一人釣行になってしまったので場合によっては5本針胴付き仕掛けを置き竿にして多点掛けを狙いながら、一方でジギングをやるという欲張りな釣りも準備してきた。
しかし、この荒れ模様の中で互いが絡んだりすると大変なので普通に3本針胴付き仕掛けだけでやってみよう。

サバタンにホタルイカを抱き合わせて1投目、さあ行ってこい!
120号の錘が殆ど真っすぐに落ちていく。
波はあるが風は少々、潮流はなさそうだ。

着底と同時に早速怪しげな手ごたえがあったが首を傾げただけでそのまま放置して何度か誘いを入れる。
うーん、わからない。
やっぱり怪しい。
で、疑ったまま巻き上げを開始にすると、およよ! 結構な引きではないか。
1投目から楽しい。

しかし5、60m巻き上げたところでフッと軽くなる。
なんだ、さてはスミヤキ(別名、縄切り)だったのか。
遊ばせたのがまずかったかなと、直ぐに巻きに入らなかったことを後悔しながら軽くなったラインを回収する。

しかし、巻き上がってきたのは仕掛けからなんと50m以上も上部で高切れしたライン。
えっ? じゃあ仕掛けに付いていたのはスミヤキじゃなかったかも。
それはそうと、こんなところでラインを切ったのは誰?
これぞ正に1投目マジック。

不思議がっている場合じゃない、早朝の貴重な時間帯にリーダーの結び直しは痛い。

やれやれ、やっと2投目、直ぐのアタリで上がってきたのは小っちゃいユメカサゴ。
3投目、今度はオキメバル、4投目今度はシロムツ・・・やがて10投目・・まだ続く。
着底後直ぐのアタリで空巻きなしの10連釣。
真鶴の中深場で7連釣までは数えた記憶があるが、これは多分五目漁師の中深場の釣りとしては新記録。

と言えば、いかにもいい釣りのようだが、これが実は嘆きの釣り。
小っちゃい、全てが小っちゃい。

よく見るとキンメ。
中深場から釣り上げてくると恐らく無事に元のところには帰れないので、小さくても基本持ち帰ることにしている。
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今度こそと期待の中で上がってきたのは腹立たしいこいつ。
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場所を変えても、とにかく小っちゃい。
アカムツやクロムツは一体どこに? 

予報では昼過ぎから風が強まることになっているが、10時には既に結構強い北東風、波もいよいよ強まってくる。
そろそろここは諦め、岸側に戻ってオニ狙いでもするか。

その準備も終わったので、その間中深場では珍しく置き竿にしていた仕掛けを巻き上げにかかる。
すると、何やら掛かっている。
しかもいい引きだ。
上がってきたのは本日初の釣れて嬉しい魚。
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うーむ、こうなったらもう一投いってみようと、置き竿を始めた地点に戻りかけたが、バッタンバッタンと船底が波に叩かれる。
いや、白波も立ち始めたし、うねりも大きくなったので残念だが無理はよそう、とUターン。
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その後は、岸側の水深70~100mでサバタン餌のオニ狙い、続いて湾内に入ってタイラバもやってみたが、たまに相手をしてくれるのはフグのみで終了。

で、今日の釣果はこれ。
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次回からは、中深場も少しでも小物を避けるためにジギングにしよう。


ウッカリカサゴはしゃぶしゃぶ。
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中央のカマは、あとで雑炊にするので出汁とり用

小っちゃい魚を集めてユメカサゴ、オキメバル、キンメダイ、シロムツ、オオモンハタ、そしてタマガシラの六目唐揚げ甘酢あんかけ。Cas242838s

こうすると下手に大きいよりも美味しく食べられる。


美味しかったと言いつつも、往復15~20分も掛けて小っちゃいのばかりでは困りもんです。
大きいのと小さいのが同じところに居ると多分大きいのが先に来ますよね。
どこに行ったんでしょうかね。

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2024年7月 6日 (土)

-300mから-30mに逃げてなんとか帳尻合わせ


7月5日は網代(亮知丸)に釣行。
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久しぶりの中深場、
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何人かをお誘いしたが急(前々日)でしかも平日となるとやっぱり難しい。
できるだけ避けたいがまた一人釣行になってしまった。

前回もそうだったが、亮知丸のお兄さんに聞くと最近はアカムツがさっぱりらしい。
中深場のターゲットは間違いなくアカムツだろう。

伊東のカイワリ釣りでマダイや時にはアマダイなど意外なお客さんが釣れるとカイワリより嬉しいことはあるが、アカムツ狙いの中深場では、恐らくアカムツ以上に嬉しい魚はいない。

今日も1尾でいいのでとにかくアカムツが欲しい。
と言いながら、実は早朝に五目漁師が狙ったのはキンメダイだった。

カヤックの仲間が先日ジギングで10尾(で打ち切られたようだが)のキンメを上げていらっしゃる。
場所は違うが、なら自分もと思うのは当然のことで、ジギングでは自信がないので扱いにくい5本針胴付き仕掛け/サバタン餌を入れ、5尾掛かるまで5分待って上げることにした。

手持ちにすると小心者の五目漁師は、アタリがあると待ちきれずに巻き上げてしまうので、あえて置竿にして待つ。
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水深300m弱。
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このポイントは、いつもならオキギスやユメカサゴが結構頻繁に食ってくるはずなのに、今日に限っては穂先はピクリともしない。
そんなに待てるかなと心配していた約束の5分も過ぎてしまったので、取りあえず巻き上げにかかるがどうやら何もついていないようだ。
3回(水深があるのでこれでも優に1時間超)やってみたが結局、ここで釣れたのはギンメダイが1尾のみだった。

これもアタリがない一つの要因だったかもしれないが、上潮が速くボートがどんどん流れて釣りにくいので、早々に諦めていつものポイント、200~250mに場所移動する。

こちらではポツリポツリとアタリはあるもののユメカサゴやスミヤキにやっと小型のクロムツ。
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潮が緩むだろう干潮時刻(10時24分)迄待ってみようと思っていたが、辛抱できなくなってジギングで根魚や真鯛を狙ってみることにする。
しかし、水深90~100mの実績ポイントではあるが、ここでもノーバイト。

直ぐに諦めて今度は宇佐美へと続く岸沿いでアカハタを狙ってみることにする。

今度は、一気に水深は25m~30m。
しかも岸側に向かってスイミングジグ+ワームをキャストするので-15m位の深さからボートの際迄ただ巻きで曳いてくる。
巻の速さでゴロタや海藻の直ぐ上を曳いてくるつもりではあるが、慣れていないのでこの感覚が難しい。

当然のことながらボートの近くでは急角度の回収になるので惰性で早巻きしている時だった。
いきなり、スピニングリールがジジーとドラグ音を発しながら引き出される。

なんだなんだ! こんなところで、青物? デカサバ? 

ラインは0.8号だが幸いにして既に回収の途中、しかもその後半だったので海底とのクリアランスはかなりありそうだ。
サバでもなんでもいいから姿は見せてくれ。
巻き上げ後半になると、左右に揺れたり回ったりするのでやっぱり鯖かな? 
しかし、見えてきた魚影は黄色っぽい。
タモに入ったのはびっくりのオオモンハタ(47cm)だ。
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さすがにフィッシュイーターのオオモンハタ、底から追ってきたのか中層でハンティングの最中だったのかはわからないが、深場の底で掛けて揚げてくるいつものハタとは全く違う元気な引きが楽しませてくれた。

興味深いことに、この時に付けていた無色のワームはこの後は、投げる度にフグに食いちぎられて上がってきたが
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上が、ハタが食ったワーム。
(対象魚:ハタ、ソイ、アイナメと明記してあるがフグはない。)

甲殻類?を模した黄色と橙色ワームは一度もそんなことはなかった。
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鉛やタングステンのジグやタイラバに節操もなく食らいついてくるフグ野郎にも、ひょっとしたら好き嫌いがあるのかもしれない。
何れにしても珍奇な形に嫌気の反応をしているのか、もしかして浅場なので色に反応したのかはわからないがジギングやタイラバにフグ避けとして応用できないかなと考えたりしている。

最後は、再びジギングとタイラバに戻り真鯛を狙ってみたがアタリは一切ないままに終了。

で、本日の釣果はこれ。
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なんとかオオモンハタが帳尻をを合わせてくれたが、どうしたんだろう中深場。


さて、我が家ではヨメサンが釣り魚料理に使うハーブなどを庭の片隅や植木鉢で栽培してくれている。
寧ろ魚をどう料理するかはその時々の旬のハーブに合わせるくらいだ。
少し前は木の芽、その後はイタリアンパセリやバジルなど。

今日も料理の前にバジル、しし唐辛子、タイムなどを揃える。
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昼には、先ずは冷凍していた真鯛を解凍して鯛ソーメン、
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夕方にはタイムを効かせたハタのトマト煮と
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バジルを使った唐揚げプロバンス風。
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ハタは我が家では一番好む魚。
これくらいのサイズになると、真っ白い身がプリプリとして実に美味しい。
料理の美味い不味いは人それぞれなので言わないことにしているが、ハタは誰が食っても美味いはず。

そして、最後は少し前に料理したものになるが、Tnさんに頂いたデカマアジのサワーソース。
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Tnさんご馳走様。



中深場のポイントではいつもアカムツを狙っている乗合船を見かけるのですが、今日は周りに船は一切なし。

今は、恐らく初島方面のイサキ釣りで忙しいのだとは思いますが。寂しい限りでした。

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2024年5月27日 (月)

残念!アカムツ狙いがシロムツ一色に

 

5月26日は網代(亮知丸)に釣行。
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3バイある亮知丸のエンジン艇は人気があり、土日は1か月以上も前から予約で空きがなくなってしまう。
このために、天気が見えてくるまでは手を出せない五目漁師には週末に乗るチャンスはない。
と思っていたのに、今度の日曜日に限って1週間前になってもまだ3バイとも空いている。

こんなことは初めてのこと。
津波の日とか、海賊の日とか、いやお魚愛護の日とか何か誰も乗らない理由があるのだろうかと、怪しげに思いながら予約状況の表をチェックしていると、4日前になってやっと1パイが埋まった。
ヤバイ!覚悟(?)した五目漁師も慌てて予約を入れると残る1パイにも直ぐに予約が入り、あっという間に満パイになってしまった。

当日、亮知丸のお兄さんに何かあったの? と聞いてみたが、うーん今回に限ってね・・・ということで特段の理由はなかったようだ。
土曜日はともかく、日曜日なら今後は狙える兆しかもしれない。

4日前と言えば、五目漁師としてはややお手付き気味ではあったが、幸いにして以後天気予報は寧ろ良くなる方向に変わり当日は一日中今までにない好天に恵まれた。

そんなこんなで、週末にしか出られないと思い当たる仲間にはお声掛けしてみたものの、皆さん釣り〇〇なだけあってこんな日にちが迫ってから釣り予定がないお方などは居なく、結局は1人行になってしまった。

さて、今回は釣りの内容はないし、写真も殆ど撮っていないので早速釣果からいこう。
もちろん狙いはアカムツの一点張りだった。
にもかかわらず釣果はこれ。
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奥の方にアカムツ狙いの外道の代表、ユメカサゴ*、オキギスやスミヤキも見えてはいるが基本はシロムツ一色。
食べれば、癖のない白身の美味しい魚ではあるが、サイズがサイズだけに水深200mでは、殆ど引きが感じられない、(そもそも最大サイズが25cm程度なので)これ以上の大きさは期待が持てないなど、釣って楽しい魚ではない。

阪神の岡田監督風に言えば、
おーん、シロばっかりやからな、こんなもんばっかり釣っとったらあかんわな、おまえ。
ここでアカがひとつでも混ざっとったらな、お前。
期待しとったが、自然のことやからとゆうてもこんな不調が続いたらな、お前。
おーん・・・てところだろうか。

書いてもアクセントなんかは関西人にしかわからんやろな。
知らんけど。

で、シロムツばかりだったが実は一投目マジックか!? と早々に気持ちを高ぶらせてくれたのはこいつだった。
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アカムツ用のドラグ設定では滑ってばかりで巻けないので、少しずつ何度も締め直しながらやっと上がって来た。
途中からは奴かなと懸念はあったが、せめて写真でも撮ろうとカメラを探しているうちに幹糸まで切って落とされ安くはない錘ともさようなら。
幸先悪し。

次にもう一度こんなのが掛かったら直ぐに場所替えをしようと思っていると、あに図らんやこのシロムツモードに入ってしまった。

なんとかしようと、この海域での五目漁師の実績から魚探にマーキングしている数か所を巡ったが、どこに行っても今日はシロ一色。
出艇前に亮知丸のお兄さんに聞いたところ、ここにきて色んな魚が釣れてますが、アカムツは何故か釣れてないようですと言われた通りになってしまった。

-250m~-300mの中深場ともなると、仕掛けの上げ下げに一回当たり最低でも15分~20分はかかってしまう。
そんな中でこの数だから正にシロムツの入れ食い状態だったと言える。

今まで、魚が掛っているかどうかがわからず、何となく怪し気に上げてくるとシロムツが釣れていることが多かったが、おかげで今や微妙なアタリをとって、これはシロムツ、これもシロムツと確信して巻き上げてこられるシロムツ名人(殆どがシロムツなので当たってあたり前なのだが)になった。

網代は午前中が比較的静かでも昼を過ぎると南寄りの風が吹き始め、岸側に戻ることが多いが、今日は珍しく一日中静かな海況が続いた。4dsxp248284s 

しかも、海面や逆に底だけの潮流もなく、水深300mでも100号の錘が殆ど真っすぐ落ちていくほどの状況だった。
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実はアカムツ期待が大きかったのには理由がある。
釣行前に調べてみると、これは今回と2日違いの昨年、5月24日の釣果写真。
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ついでに、この日の伊東港の潮回りを今回の潮回りとを比べてみたがよく似ているではないか。
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本日、2024年5月26日の潮汐図
(SmailNetBBSのホームページよりコピー&ペースト)

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昨年、2023年5月24日の潮汐図
(SmailNetBBSのホームページよりコピー&ペースト)

単純だが、こんなものを見ると期待が膨らまないはずがなかったというわけだ。

朝一、出艇の前にスロープで立ち〇〇をした時に今日は濁りがきつい、これでは海底では餌が見えないかもとの心配をしていたことを思い出す。
水圧変化のせいではあるが、シロムツのあの飛び出た目玉に秘密があるかもなどと、なんとかシロ1色でアカムツが釣れなかった理由を見つけたがっている五目漁師。

話は変わるが、今日はカヤックの仲間が西伊豆で釣っているので、帰りに早川のセブンイレブンで合流することになった。
お見せしたいものがあると聞いて、大物でも釣られたのかなと楽しみにクーラーボックスを覗き込むとなんとこれ。
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全体的には不調だったが、最後のわずか30分の時合いで2尾掛けを含め立派なアカムツが4尾(一尾は既に嫁入り)だったとのこと。
シロじゃ束になってかかっても勝てないアカムツが羨ましい。


で、幸運にも食味関してはアカよりもシロがお好きなヨメサンに胸を張ってシロムツ尽くしの料理をご馳走する。
シロムツのバジル&イタリアンパセリソースのカルパッチョ。
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続いてシロムツのひすい和え、
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そしてシロムツとユメカサゴ*の唐揚げレモンソース。
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陽気良し、海況良しの申し分のない日和でしたが正にどこに行っても直ぐにシロムツが釣れてきました。着底すれば直ぐに、そして2尾掛けも何度かありました。アカムツが居ても先にシロムツが食ってくるのでしょうかね。もちろん、棚も底から5mくらいまでは探ってみましたがいつでも、どこでもシロムツでした。

*:コメント欄により間違いのご指摘があり、アヤメカサゴをユメカサゴに修正しました。 (24.05.28 20:03)

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2024年4月12日 (金)

中深場の釣りはアカムツ対アラ

4月11日は網代(亮知丸)に釣行。

網代釣行の狙いは、五目漁師にとってはここでしかできない中深場の1にアカムツ、2はなくて3はクロムツやコアラ、そして密かにアラやクロムツの大物と決まっている。

沖に出るだけに天気予報を念入りにチェックした上で、直近では木曜日だけが良さそうだ。
ということで、水、木釣り師のまっくさんにお声掛けしてみると、冬はスノボで忙しかったがそろそろ体が空いてきたので大丈夫ですよ、と二つ返事でOKして下さる。

ところが、よしよしと思ったのは五目漁師の勝手な判断で、察するにお仕事も含め状況が結構厳しかったらしく、同行するための段取りが決まったのは前日の夜になってからだった。
それでも、やれやれ早朝4時に茅ケ崎のネットカフェで眠気まなこのまっくさんをピックアップし、積もる話が尽きることがない間に網代に到着する。
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亮知丸には3艇のエンジン艇があるが、今回お借りした艇のエンジンが載せ替えられておりすこぶる調子が良い。
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とはいえ少しうねりがありフルスロットルではなかったので10分掛かり、いつもの赤根崎沖のポイントに到着する。

時刻的には中潮の満潮(5時40分)を少し過ぎたあたりだが、120号の錘で仕掛けを落とすとラインがどんどんと斜めってしまい底どりが追い付かない。
ボートがどんどんと岸側に向かって流される一方で底潮はあまり動いていないようだ。

アタリをとるどころではない厳しい中で、五目漁師には知らぬ間に掛かっていた超小型のアヤメカサゴ。
そしてまっくさんの2投目、相変わらず拘りの手巻きで何やら黙々と巻いている。

やがて見えてきた魚にあーっと驚きの様子。
五目漁師がタモを持って駆けつける前に抜き上げたのはいきなりのアカムツ、しかもなかなかの良型だ。
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五目漁師も後に続きたいところだが、道糸がこんなに出ていっては釣りにならない。
こんな中でよくぞゲットできたね。
いやいや、着底と同時になにやら重たかったので上げてみただけですよ。

この後は錘を150号に変えてみるが五十歩百歩で手に負えず、一旦、岸側に戻ってジギングとタイラバで待機することになった。
岸側に向かってもボートの流れは収まらないが、さすがに-30mまで浅くなると100g前後のルアーでやっとラインがいい加減に立ってくれる。

ヒラメでもと期待したが、9時半ころになるとやっと流れが収まって来たので、途中様子見のルアーを落としながら恐る恐る元の赤根崎沖に戻る。
なんとか底がとれる状況にはなってきたが、まだまだ速い。

そんな中でやっとアタリを捉えて五目漁師に上がってきたのはコアラ(38cm)。
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アカムツが欲しかったけどまあいいや。

やがて、またもやまっくさんがシコシコと巻き上げている。
何か掛かってるの?
掛かってますよ~。

息を切らしながらの巻き上げ中には、答えてもらうのも気の毒で不用な問いかけは厳禁厳禁! 
とその時、五目漁師の穂先にもドスーンと明瞭な重みが乗る。
キタキタ、ダブルヒットだよ。

やがて、まっくさんにアカムツ。
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満面の笑みでやったね。
手巻きの辛さが吹き飛ぶ瞬間だ。

一方、ダブルヒットの相方五目漁師の引きは何となく怪しい。
アカムツなら時々穂先を叩くはずなのに、グイングインと引きっ放しだ。

やっぱり!
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先ほどまで何だろう何だろう、大きそうですねと興味津々応援してくれていたのに、サメと確認するや気の毒そうに眼をそらすまっくさん。

この後は五目漁師だけではない、両者ともにサメ祭り。(五目漁師が3尾、まっくさんが2尾)
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こんな被害も

ここでアカムツが上がっているだけに離れがたいが、とうとう五目漁師が以前から気になっていた場所に大きく移動することに。
初島が直ぐそこに見える水深200m-250mの初めてのポイントだ。

移動後しばらくはアタリがなかったが、やっと五目漁師にアタリ。
先の期待外れでまっくさんを失望させてしまったことが頭によぎり、今度はサバかな?、いや小っちゃいサメかな?いや逃げたかな?などと予防線を張りながらやっと上げてくると再びコアラ。
これを機にどうやら時合いだろうかシロムツやユメカサゴ、スミヤキが次々に上がり始める。

ここに来てから全くアタリありませんとぼやいていたまっくさんにもやっとアタリ。
やっとのアタリにもかかわらず上がってきたのはまたもやアカムツ。
しかもでっぷりと太った見事な1尾で38cm。
キロ近くはありそうだ。

この後もポツリポツリとアタリが続いたが、2時半に沖上がり。
ドテラ流しで両名とも左舷側に並んで釣っていたのにまっくさんは立派アカムツ×3、一方、五目漁師はコアラ×2。
本日は正にまっくさんデーに終わった。

最近はなかなか良い釣果がなかったらしく、港では亮知丸のお兄さんも釣果に喜んでくれる。
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2人分の主な釣果

しかも、まっくさんからはアラは食ったことがないんですよねー、とお上手なアカムツとアラのトレードの申し出があり、遠慮せずに好意に乗せて頂く。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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アカムツはアラとのトレード品

 

トレード品のありがたいアカムツはアクアパッザに。
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アヤメカサゴとタケノコの炊き込みご飯
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スミヤキのつみれ汁
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久し振りの中深場釣りでしたが、掛かってから穂先の叩きや震え、腕に来る重みやリールのうなり音などで掛かっている魚を思い描くドキドキの数分間、リールのうなり音が止まり覗き込みながら最後の手巻きでやっと獲物が見えてくる。果たして白?赤? この歳にしてワクワクする瞬間です。

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2024年1月31日 (水)

またまた終了間際に

 

1月30日は網代(亮知丸)に釣行。

自分記録とはいえ、こうしてブログをさらしている以上はそこそこ様になる釣果が欲しい。
釣れない時にはやはり記事をどうしようか、今回はやめにするか、いやいやそれでは記録にならないし・・・と焦りや心配が次第につのってくる。

ブログがあるがためにプカプカリと呑気に浮いているだけというわけにはいかず、正直、楽しいはずの釣りが逆に苦しくなってしまうこともある。
一方、それがゆえになんとかしたい、ここで逆転の一打が欲しいと最後まで諦めずに頑張り通すし、最後の最後には天に向かって神頼みまでして釣果に結びつくこともある。

昔から賭け好きの五目漁師にとってタイラバやジギングオンリーとか泳がせオンリーとかは作戦中からワクワクする楽しい企画であるが、記事にすることを考えるとボを覚悟の危ない釣りでもある。
今は時期が時期なだけに普通にやってもボを食らうことはあるが、たまには釣果面では安心でありながら、かつ満足度の高い釣りも良い。
しからば中深場ということで今回の釣りになった。

しかし、いざ釣り始めると意に反して、朝からずっと信じられないほどのアタリのなさに苦しめられる。
天気良し、風良し、ここで一発あれば・・・頼むなんとか釣らせてくれい!
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天に神頼み

願いが天に届き、その直後、待望のアカムツが上がる。

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やれやれこの解放感と感激。
誰もいない海上に、サンキューサンキューのしわがれ声が響く。


さて、結果を先に記したところで早朝に戻ろう。

これからはどんどん夜明けが早くなってくる。
6時半に亮知丸に到着し準備していると、今日はいつもお借りしているティラーハンドルの艇をメンテに出すとのことでステアリングの艇をお借りすることになった。

以前一度お借りしたことがあるが大丈夫かな? 大丈夫だろうと思ったが大丈夫ではなかった。
舫いロープを解いて、行ってきまーす。
気を付けて!

おもむろに後進ギアーのクラッチを入れたところ、いきなり加速をつけて走り出す。
後進でスピードが出なかったのが幸いだったが、あわや壁に激突するところだった。

クラッチが入ったところで、そのままレバーを押し下げるとステアリング艇のスロットルレバー代わりになっていることを意識していなかったがための初歩的なミス。
大事に至らなくて良かった。

胸をなでおろしながら感覚がまだつかめないステアリング操作で右に左にとヨタヨタと港内を出ると、今度は追い打ちを掛ける結構なうねり。
予定していた-300mは早々に諦めていつもの-200mちょいのポイント近くから始めることにする。

大概、1投目から直ぐにアタリがあるのにそれがない。
しかもずっとない。
ポイントを変えながら仕掛けの投入、そして獲物がないままの回収が何度も続く。
こんなことは中深場の釣りでは珍しい。

9時半を回った頃、初めてのアタリでやっと上がってきたのは良型スミヤキ。
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もう1尾は普通サイズのやはりスミヤキの2尾掛け。

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別名縄切りと呼ばれるだけあってこいつだと知らずに掛ったまま追い食い狙って遊ばせておくと幹ハリスを切られれて錘まで失うことになるのでご用心。

この後もたまにアタリがあると上がってくるのはスミヤキ。
ポイントによっては仕掛けの落下途中でサバ。
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ボの心配がまずない安心の釣りなら中深場と思いやって来たのに一体どうしたの?
先日千葉まで出かけられた仲間が東京湾の地震のせいかな? と不調の要因に挙げられていたが、そんな疑いもしたくなってくる。

昼を過ぎてからやっと獲物らしい獲物、クロムツが釣れる。
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今日は初めて沖合で同じ亮知丸から出船された僚船を近くにした釣りだった。
出船前に亮知丸のお兄さんからアカムツ釣りの名人とお聞きしていたので、ご挨拶し海上では特に流しのポイントに注視していた。
終了後にお聞きしたところ、やはり午前中は全く駄目だったが昼からは結構クロムツやシロムツのアタリがありそれなりにリカバリーしたとのこと。
思えば昼からは結構両艇の流し海域が離れていたせいか五目漁師は相も変わらずアタリに見放された釣りが続いていた。

水深約250m。
何度かアカムツの実績があるポイントを流す。
後片付けを考えると仕掛けを落とせるのはあと2、3回だ。

最後だからと言ってやり方が変わるわけではない。
着底後はズボッと土(泥?)にめり込んだ錘を引き抜き再度ゆっくりと着底させてゼロテンションで数秒待つ。
アタリがなければ少し誘い上げて、また落としたり、逆にもう少し誘い上げを繰り返す。

今日はどうしたんだろう、来てくれ来てくれ、頼む。
すると、何度目かの底どりの直後に久しぶりに明瞭なアタリ。
何か来たぞ。
直ぐに巻き上げを開始する。
途中穂先がビクビクと叩かれ重みも感じると今日一の獲物であることを確信する。

どうやらでかい鯖でもなさそうだ。(サバならたまに食い上げてくる)
あと100mを切るとビクビクが激しくなる。
更に60mを切るとググッ、振動から引きに変わる。

これはひょとして赤いのでは?
手巻きに入ってやがてボヤーンと見えてくる魚影が真っ白でなく少し濁った白ならアカムツだ。

タモに入った途端に歓喜歓喜。
どうしてこれだけアタリが少ない中で一番欲しかったあなたが来てくれたの? 
以降、前出の写真に続く。

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で、今回の釣果はこれ。
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今回はスミヤキオンリーの盛り盛り刺身にするしかないと既に考えていたが、アカムツが釣れたことで赤白黒そして炭の盛り盛り刺身を造ってみた。
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アカムツ、クロムツ、スミヤキの炙りや、あまりやらないスミヤキの刺身など

脂がのった中深場の釣り魚のナメロウはどれも美味しい。
そこで、赤、黒、白、そして炭のナメロウ味比べをやってみた。
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左からアカムツ、クロムツ、シロムツの順。スミヤキは刺身盛りの皿に含む。

味噌の味が勝ってどれも同じようなアジになってしまうが食感も味もいいのはやはりアカムツ。
スプーンですきとったスミヤキのナメロウも滑らかさでは一番。

そしてアカムツの酒蒸し。
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微妙なアタリを捉えて時には半信半疑のままで巻き始める。姿が見えるまでの7、8分間。穂先の動きや手応えであれかな、これかな、やっぱりこっちかなと一喜一憂。これが中深場の釣りの楽しいところです。一番わかりやすいのはサバ、ドキドキするのはやっぱりアカムツかな?がアカムツに違いないの確信に変わっていく時ですね。

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2023年12月29日 (金)

納竿釣行は網代でアカムツ狙い



12月28日は網代(亮知丸)に釣行。

先日釣ったオニカサゴはお正月用に冷凍庫にしまい込んだ。
あとは、やっぱりアカムツが欲しい。

元々、この日は納竿釣行と決めていたが弟の行く行くフラグが立ったので一緒に行くことにする。

朝起きると、予報通り数日前からの厳しい寒さはやや緩んでいるので五目漁師の本格冬場スタイルでは4枚張りのホカロンを2枚に減らし、現地では更に暖かく感じたので厚手の上着をウインドブレーカーに着替えて、さあ出発。

少し風も波もあるので一番近い-200mから始める。
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1投目の着底後直ぐに大きなアタリ。
リールを巻き始めるとまだ準備中の弟がもう来たの? と驚いている。
いきなりでかいのが来たよ、何だろう?
メダイとかアラのでかいのを想像しワクワクする。

リールが(負けてるのに)ウインウインと鳴りながらドラグを滑らせているので、少しずつ締めながら巻き上げてくる。

前回のこの釣りで不用意にも折ってしまって修理した穂先が激しくビクビク、グイングインと振動とお辞儀を繰り返す。
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しかし、弟が玉網を持って待ち構える中で見えてきたのは引き具合からして予想もしなかったサメ野郎。
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網代の海はピカ一で澄み切っているのに波がハレーションでゴミが浮かんでいるように見える。

残念ながら今日はカメラを忘れてきてしまいスマホで撮っているのでうまく撮れない。

話はそれるが、こんな写真しか撮れずいらいらしたので一言。
進歩した画像処理(ソフトウエアー)で最近のスマホ写真の出来栄えが素晴らしいのは認めるが、所詮スマホはスマホ。
片手でハリスを握り暴れるサメ野郎に耐えながら憎々しい奴の写真を撮るなんてことはスマホでは無理無理。
ハリスの握り場所が悪かったり逆に離すタイミングが悪かったりすると自分を釣りかねないドタバタの状況の中で、片手でつまむようにしか支えられないカメラ(スマホ)は不安定で、画面のシャッタ―ボタンを押すのは難しいし、ズーミングに必要な親指と人差し指など空いてはいないし、しかも指が濡れると動かなくなるし・・・こんな現場では全く持って使い物にならない。
クソッ、クソッとやっている間にノーコントロールになってしまった奴は自らハリスを巻き付けてしまい、結局わけのわからないこんな写真しか撮れなかった。
挙句の果てに何を血迷ったか奴が掛かっているエダスだけを切れば良かったのにハリス(幹糸)を切ってしまい奴と一緒に無駄に錘まで見送ってしまった。

さて、今日はスミヤキやオキギスは大歓迎。
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お正月が近くなると目出度さにかこつけて値段が跳ね上がるらしい蒲鉾。
しゃくにさわるので今年は買わない(とヨメサンが言う)。
そこで、今年は釣ったこれらの魚で蒲鉾を作ることにしている。

今日は、全体的にはアタリが少ない。
やっと待望のアカムツが上がったのは9時過ぎ、
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次は11時過ぎ、
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3尾目(37cm)は13時半。
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ホタバリが掛かっていた針の回りは窓の様に大きな穴が開き向こうの青空が見える。これなので、ハリスが緩むと逃げられてしまう。

前回は帰り際にクロムツの入れ食いがあったので今回もと期待したが、そんな嬉しい山場はなく約2時間おきにポツリポツリと掛かってきた。

そんな中で先にも記したが、修理した穂先の耐久試験は取りあえずは合格。
もともとこの釣りでは目感度は殆どきかず手感度優先で掛けるというよりも掛ったことを感じて巻き上げをスタートするが、その手感度は竿先が少しながら硬くなったことで寧ろ良くなったかもしれない。

ついでに自分の弟だから言えるが、彼は40cm近いクロムツが掛かっているのに未だに獲物が掛かっているかどうかを確信できないままに最後まで首をひねりながら巻き上げてくる。
もうそろそろ中深場釣りの長~い巻き上げの楽しさを満喫して欲しい。
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帰るころには風もなくなり少し苦労した2枚潮も収まり釣り易くなったが、釣りをしていると1日が本当に短い。
で、今日の釣果はこれ。
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これで今年の釣りは終了したが、1年を振り返ると何となく大物的にも大漁的にも山場のないシーズンだったように感じる。
自分のことではないが、夏の故郷舞鶴で弟がタイラバで上げた80cmの真鯛のビギナーズラック。
自分では秋に90cm(多分)のブリを逆光の中で目がくらみとり逃したシーン、近いところでは苦労すれどもなかなか釣れなかったカイワリの大漁釣りが、悔しいかな五目漁師の釣りの前後にあったことなどが思い出される。

色々工夫して釣りに挑むが、魚の気持など未だにかけら程にもわかっていない。
釣れる釣れないの殆どは釣り師の工夫や知識、技量に関わらず魚が決める食いのタイミングに支配されていることを今更に思い知らされることも多々あった。
そんな中で、釣れても釣れなくてもこの一年もなんとか自分記録としてのブログ記事を残すことができたし、ブログのコメント欄を通じて知りあった仲間の皆さんから一緒に釣ったり飲んだりの機会に誘って頂き、楽しかった思い出は例年以上に多かったように感じている。
いつも思うのは、こんな年寄りを相手にしていただくだけでもありがたく感謝しかない。
来年も是非よろしくお願いします。

今日は都合があってたまたま一人でやって来た息子に一足早く正月用に捕ったアカムツやクロムツの刺身をご馳走した。
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来年が皆様にとっていい年になることを祈っています。
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2023年12月15日 (金)

それは愛竿の穂先折れから始まった

 

12月14日は網代(亮知丸)に釣行。

天気予報ではこの週唯一の沖への釣り日和。(のはずだった。)

お正月も近くなると、めでたいことにかこつけて値段が跳ね上がる蒲鉾。
あんなものはアホくさくて買えやしない、とヨメサン。

そこで、今回の狙いは自家製蒲鉾を作るためのオキギスやスミヤキ、いやいや、やっぱり沖に出る限り見栄えのよいアカムツが欲しい。
でも正直、彼らも大歓迎。

場合によっては中深場ジギングもやってみたいし、時間があればそれこそめでたそうなオニカサゴも狙ってみよう。
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中深場用の竿、中深場用のジギングロッド、オニカサゴ用のライトゲーム竿の3本。
壁に立てかけて写真を撮るとリールを着けたメインの竿がいつも後ろに隠れて軽いタモの柄が表に出てしまう。

先ずは五目漁師がオキギスの巣ポイントと称する水深300mに向かう。
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鏡のようなとまでは行かないが比較的静かな海面を突っ走ると12、3分くらいで到着する。
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中央左に熱海城が見える

ここでは5月にアカムツ連釣の良い目をしているが、とにかくギスが多い。
さて1投目、着底と同時にそのギスが来るかな? と思ったが来ない。
おや??? 来ない。
何も来ない。

このポイントでこんなことは初めてだが、空のまま仕掛けを上げては入れ直しを3、4回やると直ぐに1時間は過ぎてしまう。
8時になってやっと上がってきたのは小っちゃなオキギス。
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このころから急に北東の風が強まり、波が立ち始める。
この界隈独特のナライの風と波。
2、3時間我慢すると収まるはずなので少し湾側に戻ってオニカサゴを狙ってみることにする。

水深100~120m、錘は120号を使うがこの風の中では結構な速さで道糸は出て行く。
しかもアタリは皆無。

恨めし気に眺めていた沖の海面がやや静まって来たので再度オキギスの巣ポイントに戻る。
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やっと掛かったシロムツは途中サメにやられたようだ。
この後、サメ本体も釣る。

中深場で獲物がないままに仕掛けを上げてくることは滅多にないが、今日はそればかり。
-300mから-250mそして-200mへと点々とポイントを移動するが、アタリ皆無でどうにもこうにもならない。

もう弁当も食ってしまったし、12時も回ってしまった。
この時点でクーラーボックスに収まっているのはなんとシロムツが1尾。
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なんなっと釣れる中深場ではこんなことは初めてだ。

いつもの-200mでやっとクロムツが上がってくる。
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嬉しさ100倍のせいでもなかったし、やけくそでもなかったと思うが、この直後に風で穂先に絡まったリーダーを解除しようとして竿を煽った時に穂先を折ってしまう。

やっと釣れたのに仕方がない、ジギングに切り替えよう。
ジギングの準備を終えて、じゃあこれを最後にしようとなんとなく踏ん切りがつかず未だ置いていた竿で仕掛けを落としていく。

すると、着底と同時に、というか着底時には既に何かが掛かっている。
これはサバだな。
穂先折れの竿が空しくもサバごときで頑張っている。
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まあいいや、サバも今では貴重な魚・・・オヤっ?
見えてきたのはサバではなさそうだ。
なんと、良型のクロムツの2尾掛けだ。
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2尾が相互に暴れてサバ風を演出していたようだ。

急げ急げ時間がない、穂先のことは忘れてしまってもう1投、更に1投と急いで続ける。
入れる度に着底と同時にクロムツが掛かってくる。
ついでにこんな魚やシロムツも。
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怒涛の入れ食い状態だ。
と言っても、1往復に20分はかかってしまうのでそんなに数が釣れるわけではない。
時計を見ながらいつもならそろそろ始める後片付けも陸に上がってからに回して時間いっぱいまで粘る。
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で、本日の釣果はこれ。
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最後の2時間弱でなんとか帳尻合わせができた。
穂先折れの竿もよく頑張った。
折れてもよく釣れることは証明できたのでちゃんと直すからね、サンキュー。

で、釣った日刺身は久しぶりのクロムツ。
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脂のりのりのアカムツ、クロムツと言えば何といっても炙りだが、皮がキモイと炙りにはヨメサンが手を出さないのでこじんまりと。

白っぽくて見栄えはあまり良くないが、美味いクロムツの酒蒸し。
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次の日にウッカリカサゴの姿造り、昆布締め
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とクロムツの煮付け
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沖の釣りでこれだけの食いの差を感じたのは初めてでした。
何も釣れない6時間から、いきなり怒涛の入れ食いでした。
記事では省略していますが、この間はクロムツだけでなく、シロムツ、ウッカリの他にサバも釣れました。
伊東のカイワリもそうですが時合い恐ろしですね。
何なんでしょうか? 因みに、この日は大潮、下げの潮止まりは11時半でした。
この深さで、大潮の本気の潮が流れると釣りにならないと警戒はしていたのですが11時半の干潮と前後の満潮との間の潮汐差が小さいせいか強い潮流は感じませんでした。

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2023年11月16日 (木)

網代はボ

 

11月15日は網代(亮知丸)に釣行。

今回は中深場のアカムツともう少し浅いところでオニカサゴを狙う。
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中深場用の竿、リールとオニカサゴ用の竿、リール
真ん中はタモ柄

結果は、見事にボだったので簡単に。

歌詞 -空きがない- (70年代)
網代では沖に出る釣り師が増えている(うそ)♪
今朝見たネットの片隅に書いていた(うそ)♪
だけども問題は明日の艇、空きがない。♪
行かなくちゃ赤に逢いに行かなくちゃ♪  
網代の沖に行かなくちゃ、波を越え♪
ジャンジャンジャジャーン・・・
(赤=アカムツ)

なんて口笛しながら亮知丸のHPをチェックしていると、突然15日水曜日にキャンセル艇が出た。
何はともあれ、直ぐに電話して予約を入れる。

前日になってしまったが、かねてから行く行くフラグが立っていたまっくさんに連絡すると、なんと突然のお誘いにもかかわらずOKですよとの返事。
しめしめ、これで、もし老体に何かがあっても一人寂しく漂流しなくても済むぞ。

ただ、天気の方は手放しで期待できるほど良さげではない。
朝の内は結構風が強そうなので、あまり沖に出ずオニカサゴなどを狙ってロング流しをやり、風が収まった頃に中深場に出てアカムツ狙いをやろうという作戦を立てる。

日の出前の6時に現地に到着すると、他の2艇は何れも4人ずつが乗り込むらしく準備で結構賑わっている。
この時こそが実は皆さん期待に胸膨らませ、腕が鳴り寒さも忘れて一番熱い時だ。
五目漁師チームももちろん、1分1秒でも早く出たいと急いで準備する。

港を出ると、想像以上に結構な荒れ模様。
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とても沖に出られるような状況ではない。
予定通り波風が止むのを待ちながら-100~150m前後を流す。
元々、朝の内は風が強いのは想定済みであったが、このうねりと風波は天気予報からは全く読み取れていなかった。

その上に風に勝る潮流でボートはどんどん北西方行に流される。
まっくさんはずんぐりむっくり型350gのジギング、五目漁師は錘80号天秤吹き流し仕掛けにサバタン餌で流すが、どんどんラインは斜めってしまい釣りにくい。
何度も潮上に戻っては流し、戻っては流し、1時間そして2時間、波と風に翻弄されながら流すが一向にアタリはない。

当然のことながら朝の元気はどこへやら。
お互いに愚痴や慰めが多くなってきたところでやっと五目漁師にアタリ。
お目当てのオニカサゴではなさそうだが、結構いい引きをしている。
長らくお待たせの初獲物だけに2人で覗き込んで今か今かと待ったのに、あっ白い、何だサバかっ!

まさかのサバに落胆は大きいが、いや待てよ。
五目漁師の天敵サバは今や、市場では貴重な鯖様になりつつある。
実は昨日オニカサゴの餌用にサバを買おうとしたが生サバはスーパーでも見つからないことがあったり、あっても既に庶民の魚感覚では買えないほどアフォクサイお値段(痩せサバの両身550円とか)になっている。
まして、皮身だけにして身の殆どは捨ててしまうサバタン用にはご勿体なくて買えたものではない。
やっと安い塩サバを見つけて買ってきたところだ。
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それを思い出すと放流するわけには行かず取りあえずボートの生け簀に入れる。

ドテラ流しの艇は悪天候の中で幸いにも沖から岸方向に向かって流れてくれる。
岩礁帯に近づいてきたところでやっとお持ち帰りのアヤメカサゴ。
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さて、予報では9時を過ぎれば風も収まる予定であったが一向にその気配はない。
期待していた潮止まり(11時半)の前に中深場に船首を向けゆっくりと向かいかけたが途中でやはり断念。
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今日は中深場に向かうのは諦めて、マダイやハタ狙いのジギング流しに切替える。

すると水深90mでまっくさんがやっと大物を掛ける。
穂先がグイグイとお辞儀しながらガチ締め込んだ(ご本人いわく5kg、因みにマグロ用の設定らしくPE2.5号、リーダー10号)という新品オシコンのドラグが時々ジッ、ジッと鳴る。
五目漁師が慌てて自分のラインを巻き取っていると、あっ!
見ると、うなだれるまっくさん。

まっくさん、いくら何でもそれは締めすぎじゃないの!?
何もないんだからドラグ出しながら時間をかければよかったのに、こいつが上がれば今日の釣りも大方万々歳だったのにね、と責める五目漁師。

結局、この後は双方ともたまにフグで終わってしまった。

唯一の獲物、アヤメカサゴの刺身。
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波と風で釣りにくかったせいもありますが、網代でここまで酷かったのは多分初めてですね。
次の網代では、そろそろヒラメを狙ってみようかなと思っています。
フグが居なくなるのが条件ですが。

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