トラブル続きのカイワリ調査
9月1日は伊東(井上丸)に釣行。
このところ気持ちは大津のタチウオをやりたがっているが、なかなか良い日(風や潮回り)がない。
天気予報や潮汐表とにらめっこしていたが、27日に伊東海水浴場の海の家が終了していることを知り、一先ず伊東だなと予約を入れる。
伊東の夏は入れ替わり立ち替わり、船べり直下から海中、海底までサバ、ソウダ、シイラが群れるために釣りにならないが、今年は何れもそんなに多くはないと聞いている。
春先のカイワリがどうなったのか? いなくなったのか? いや、いるけれど例年なら仕掛けが底に届くまでにサバやソウダが掛かってしまうのでの遭遇できないだけなのだろうか? 興味がある。
今日は余程のことがない限りルアー流しに浮気せずにコマセ釣りに絞るつもりだ。
コマセ釣り用と泳がせ用の2本。
いざとなったら赤い方の竿でジギングかタイラバをやる。
カイワリポイントに近づくと、出廷前にボート店のお兄さんから聞いた通り海中は賑やかだ。
中層にパラパラと見えるのはサバだろうか?
一方、海底に流れている群れは小魚だと思うが、川奈の浅場で見られる小魚のようにコマセを撒くや否や山の様に立ち上がってくることはない。
良く言えば節操がある。
仕掛けを投入すると直ぐに掛かってきたのは小さいイトヨリ、そして中サバ、おやっ? 今度はカイワリ。
今までに見たことがないほど小さい(15cm弱)。
27、8cm程度の中サバ3に対してマルアジや小カイワリ1程度の割合で、色んな魚がポツリ、ポツリと掛ってくる。
9時を過ぎたころから止まっていた潮が岸に向かって流れ始めると、どうやら時合いの到来だ。
ホウボウやハナダイなどが仕掛けを投入するたびに掛かってくる。
小カイワリに混ざってまともなカイワリ(24cm)もやっと1尾。
園児を先導していた先生かな? 悪いことしたかも。
不思議と時合いの間は中サバも少し遠慮してくれている。
実は、小サバか小アジが釣れれば泳がせをやってみようと準備してきたが、皆中途半端に大きいので、反対舷側に準備した泳がせ用の竿にはイカスッテを着けてお置き竿にしていた。
やっと26、7cmのマルアジが釣れたので、これなら何とかなるかな? とスッテに代えて泳がせををスタートする。
最近はとんと首も腰も回らず、反対舷側に掛けた竿の様子はたまにしかチェックができないので、ヒラメに飲み込まれても大丈夫なようにワイヤー仕掛けを使っている。
泳がせ始めて30分ほどたった時にふと見ると案の定、既に穂先が海面に突っ込みグイグイとお辞儀をしている。
来ターッ!ではなく正に来ていターッ!
慌てて竿をとりながら、体勢を変えて巻きにかかる。
ヒラメだとするとあまり大きくはなさそうだ。
ワイヤーハリスに背掛けの針には錨を使っているので掛かってしまえば先ずバラシはないが、それでもバレるなバレるなと念じながら巻き上げてくる。
やがて濁った海中にぼやっと見えてきたのはアオハタ。
ヒラメではなかったが、食べて美味しいハタはこれはこれで嬉しい。
泳がせもやっぱり時合い次第だね。
よしよしと釣果写真を撮りながら、こんな時の海底は一体どうなっているのだろうか、マアジやホウボウ、小さいがカイワリの2連などが入れ食いで続く。
しかし、ここでちょっとしたトラブルも続く。
大きなアタリで巻き上げてきた獲物がぽっかりと潮下に浮かび腹を見せる。
やったねとうとう真鯛も来たか、と思ったがイラ。
マダイとイラの間違いは結構よくある。
放流しようとしたがしっかりと針を飲み込まれている。
時合いの真っただ中でこれはたまらん。
イライラしながら針外しに手こずり、挙句の果てに親指をやられしまい、出た血が止まらない。
こんなこともあろうとタックルボックスには針が刺さった時に使うニッパーとバンドエイドを常備しているがバンドエイドくらいでは効かずしばらくはタオルを巻き付ける。
しかし、これが邪魔になりしゃくれない、餌は付けられない。
折角の時合いを逃がしてしまうではないかと更にイライラが続く。
そんな中で、追い打ちをかけるトラブル。
再び結構な引きをタオルを巻いた手で苦労しながら巻き上げている最中に何故か道糸(PE2号)が切れる。
思い当たることはないが、先の釣りで傷がついていたのかもしれない。
リーダーを結び直そうとしたがこの手では無理、しかも愛用している夢の天秤の予備がない(実は前日に予備がないことに気付きアマゾンに注文中)。
なんとかタックルボックスの隅にあった小さい天秤を見つけ、ジギング用に持って来たハイギアーリールで代用することにしたがこれがまた使い勝手が違いシャクリも巻き上げも思うようには行かない。
多分このせいで、結構バラシなどの失敗が多かったが昼前まではポツリポツリと釣れ続く。
一方、先の泳がせで結構大きめの魚でも泳がせに使えることが分かったので30cm弱のサバを泳がせていたが、
こいつを泳がせる
しばらくしてあげてみると胴体を真っ二つ、しかも物好きなな奴で尻尾がない。
ヒラメでもイカでもフグでもなさそうだし、タチウオはいないし何だろう?
潮が止まるとやがて時合い効果はなくなり、昼からはオール中サバになってしまった。
風も強まってきた2時に沖上がり。
そして最後の最後にこのトラブル。
老体に鞭打ってはいるが、平衡感覚の衰えには鞭の入れようがない。
波打ち際でボートから飛び降りた際に足元を波にさらわれたところまでは気にしていなかったが、背後でプシー!と音がした時にしまったと気付いた。
天びんにこれ、被害は小さくはない。
で、今日の釣果はこれ。
(ザル径52cm)
さて、カイワリ調査結果であるが、春から初夏にかけては結構良型のカイワリが釣れていた。
その後は次第にサバの邪魔で釣りにくくなる一方で夏休みシーズンに入ると利用しているボート屋さんはお休み、尤も暑さも尋常ではなくなり海に出る機会もなくなってしまった。
今回の釣りでカイワリが釣れるには釣れたがすっかり世代替わりしてしまい(恐らく新子の)15cm~17cm程度の群れに変わっていることが分かった。
例年なら11月一ぱいは釣れ続くが、恐らくもう一度群れの入れ替わり(サイズアップ)がある中で今度はフグとの戦いになるのだろう。
今回は疲れ果ててしまい、釣った日の料理はなし。
次の日の昼食に小カイワリの漬け丼。
夕食にカイワリとマアジの刺身。
そろそろ庭のバジルも終わりかけてきた。
これが最後になるかもしれないハタのムニエルバジルソース。
この日も昼前からは予報以上の南風が吹きました。
多分暑い夏独特の海風だと思いますが比較的ローカルな風なので天気予報には含まれていないのでしょうかね。
川奈では相変わらずイサキやS級魚が良く釣れています。再度挑戦したいですし、大津のタチウオもいいですね。いや久しぶりに中深場も面白そうですし、迷っています。
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