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カテゴリー「<!ー030川奈釣行ー>」の記事

2023年2月13日 (月)

超絶完ボならず。悪いのはマトウ。



2月12日は川奈に釣行。

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365日連休の五目漁師はわざわざ道も海も混んでいる土日に釣行することは極力避けている。
しかし天気予報を見る限り、この日を逃してしまうと、次はいつになるやらわからないのでやむを得ずといったところだ。

東伊豆方面ならボート屋さんは土日とはいえ、この時期なら余裕で空きがあるが、案の定、帰りはいつもの1.5倍くらいかかる渋滞に巻き込まれてしまった。

さて不調続きなので、この際超絶完ボでもやってみようと、今回はヒラメ狙いの泳がせ一本に絞ることにした。

悲しいかな、アジを釣って泳がせる大津と違って、アジを買って泳がせる。

小心者の五目漁師は、1尾200円~250円もする活きアジをいつも5匹買おうか、7匹買おうか、いや10匹にしようかと前日から迷い続ける。

フグにやられたりすると5匹じゃ心もとないし、うーん、かといって10匹も買って余ってしまってもフライにするわけにもいかないし、でも最近はアミコマセも結構高くなったしなぁ・・・で決心して真ん中をとって7匹にした。
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2匹は既に泳がせてしまった後で撮影

真冬の活きアジはお店で飼っている水温にもよるが、冷たい海水にいきなり入れると動かなくなってしまうこともあるので、外気に触れるブクブクバッカンで時間をかけて、少しずつ低水温に慣れさせておいた方が良さそうだ。

東伊豆の海面水温は15℃台、大方の他の魚と違わずヒラメも秋に荒食いした後は深場に落ちて一休みしていると聞いているので、今日は少し深いところを狙ってみよう。
と言ってもポイントがわかっているわけではないので、先ずはいつもの高根周辺(最深で-50m前後)からやってみよう。

アジの1尾目はやはり直ぐに元気がなくなり凍死。

ボートはいい感じで流れるので魚探の航跡を見ながら根際で落ちているところを中心に流して行くがアタリの予感は全くしない。
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こんな調子で、一日続けるのは厳しそうだな。
ジギングやタイラバなら釣れなくても動作があるので気が紛らわせるが、動作と言えばたまの底どりだけではきんたまらんぞ!
この選択は間違ったかな? 

いや、今日は最初っから超絶完ボ達成を覚悟してたじゃないか!・・・
すると、3匹目のアジで初めてコツンとアタリ。
風はないし、ポカポカ陽気の中でこんなくだらないことを考えながらボーッとしていたので、とっさに合わせてしまう。
しまった。
しばらくして上げてみると、この通り仕掛けを切られている。
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なんだ、あのアタリはフグだったのか。
これで超絶完ボはなくなってしまったし、こうなったらなんでもよいから1匹欲しい。

4匹目のアジは海藻に絡まって傷つき解放。
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5匹目のアジを定置網付近から再び高根付近に戻りながら流していると、昼前には予報通り風が強まってくる。
パラシュートアンカーを入れたが、結構沖に向かうボートの流れが止まらない。

益々、食ってくる気配はないので残ったアジ2匹は海に戻して、そろそろ引き上げかな? 
と考えていると、みるみる風が収まってくる。

そこで、再び気合を入れ直して、疲れ切った5匹目のアジを6匹目のアジに替えてを投入。
高根の際を沖に向かって流して行くと、なにやらムズムズとした感じ。
また、海藻に潜り込んでしまったかなと少し上げてみると、おっ! 魚が付いている。

最後までただ少し重たいだけで上がってきたのは世界一引き感に乏しい小型のマトウダイ。
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アジがワイヤーハリス仕掛けごと飲み込まれているので仕掛けが外れず切ってしまったがこれが後で命取りになるとは

それでも五目漁師が、ヒラメ釣りの一番の外道と思っているマトウダイが上がってくれたということは、曲がりなりにもヒラメ狙いやコースどりがまんざらの間違いではなかったという証なので嬉しい。

気分を良くしたところで、こうなれば最後に残ったアジにも泳いでもらおう。
申し訳ない、もう少しで海に戻れるところだったのに、鼻に針を掛ける時には痛みを感じる。

さあ行ってくれ!

すると、なんと着底して間もなくググ。
聞き合せるように少し竿先を上げると、グイーン。
キターッ!!

これぞフルソリッドの赤い竿。
弧というよりもUの字に曲がりながら強烈な引きにこたえている。

最後に来たか、やったねと思った瞬間だった。
フッ!・・・

上げてみるとハリス切れ。

先のマトウダイにワイヤーハリスを飲み込まれてしまい、7号のフロロカーボンハリス仕掛けに交換していたが、親針(超人ヒラメ親針M)の上部で切られている。

残念無念の悔しさと同時に、一方であらためて“釣りは時合い”の一言を実感する。
あれだけ何時間も無反応だったのにここにきて連荘とは、しかも恐らく魚種を問わずこの食いっ気は連鎖しているはずだ。

もう一度やらせて欲しいが、残念ながらアジを使い果たしてしまったので少し早いが戻るしかない。
虚脱しながら漕いで、上がってからも尾川氏に無念さを語ることしきり。
帰りの渋滞の中でも、あれはヒラメだったに違いない、でもハリスの切り口はザラザラではなく2匹目のアジがやられた時の切口と同じだったような気が、そうだあれは巨大なフグだったにしておこう、いやヒラメでも飲み込まれると歯は鋭いからな。

そもそもは、その前に掛かったマトウがワイヤーハリスを飲み込んだのが悪い。
その結果、フロロカーボンハリスの仕掛けを使うことになってしまった。
犯人はあいつだ。

で、これはバラシの犯人にされてしまったマトウダイのカルパッチョ。
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美味しい。



ワイヤーハリス仕掛けはヒラメやタチウオでも賛否両論ですね。
上のマトウダイの写真からよくわかりますが、ヒラメの場合も仕掛けを一気に飲み込まれ背びれに着けた錨針が口内奥深くに掛かってしまい、本来スルスルっと引きずり出されて口元に掛かるはずの親針も口内に残ってしまうと、7号ハリスであれ8号ハリスであれ、時間の問題で歯で切られる可能性が高くなると思っています。
一方でワイヤーハリスは食いが悪いとの心配も。
難しいですね。

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2023年2月 1日 (水)

秘密弾でやっとおかず分



1月31日は川奈に釣行。

この寒さの中では気が進まなかったが、天気予報をチェックしているとムズムズしてくる。
これで明日良い天気にでもなると行かなかったことを後悔しそうだ。

3時過ぎに川奈観光ボートの尾川氏に相談すると、サイトによって予報がまちまちなので出船可否の最終判断は明朝の6時ごろにしましょうとなった。
と言われても、その結果を待ってから出掛けるわけにもいかず、駄目なら朝日を拝む早朝ドライブの積りで5時に自宅を出る。

途中、熱海も網代も宇佐美もべた凪模様だったが、おっとどっこい北側を伊東と川奈を隔てる岬、南東側を川奈崎に囲まれた小さな川奈湾は北東風が入ったり、岬から回り込んでくる風が入ったりすると天気予報など吹っ飛んでしまうほど風も波も強くなることが多い。
現地に着いてこの目で見るまでは安心できない。

五目漁師がこの辺りでは一番の風判断の要所と見ている汐吹公園を過ぎたところで車を止めて眼下の海面をチェックするとOK、OK。
これなら出られそうだ。
尾川氏も既に確認済みで駐車場の入り口には“本日営業”の立て看板が置かれている。

五目漁師一人のために申し訳ないが一声かけて出て来ていただき、7時過ぎに出廷する。
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こんな寒い時にはアンカリングして固まってしまうコマセ釣りよりも流し釣り(漕ぎ釣りと言った方が良いかな)に限る。
寧ろ汗をかかないように適当に手を抜いて漕がないといけないほどだ。

前回と同様にボ覚悟のタイラバとジギングでマダイと根魚を狙うが、今回は秘密の弾を持参している。

先ずはいつもの通り日蓮像前の高根周辺から始める。
水温は15.5℃。
ここまで下がってしまうと、ハタとはいえ少し深めの方がいいのではとの考えもある。

以前、伊東の海一帯は根枯れしてしまい海中の様子が変わってしまったと聞いたことがあるが、ここもそうなのであろうか、ツルツルの根ではあるが今日はベイト反応がいつになく良い。
高根と高根の間の深み(-50m)を跨ぐように底から-30mくらいまで大きな反応がある。

これはいけるかも、と期待しながら先ずはタイラバ、そしてツルツルなので大丈夫だろうと根掛かりが心配の60gのTGベイトも入れてみるが、いずれも無反応。

少し風が上がってきたので根を攻めるのは難しくなり、パラシュートアンカーを入れて根の外回りを攻めることにする。
しかし、もう2時間以上もやっているのに一向にアタリはない。

実は先日カヤックの仲間から冬場のルアーが厳しい時期にはタイラバにサバタンを付けていると聞いたので試してみる。
戦法としては、派手なタイラバで目立たせ、餌に気付かせて食わすということだろうか。

五目漁師も以前タイラバに一つテンヤ用のエビを付けたりワームを付けたりしてみたことがある。
確かにアタリは多くなるが、一方でルアーによって小物をできるだけ避けるというフィルタリング効果が薄れてしまうために最近ではやっていなかった。

しかしこの状況下では仕方なく、クーラーボクスに入れてきたサバタン(先の秘密弾)を取り出して、タイラバのフックに掛けて落とす。
2、3回は通常通りに巻き巻きをやってみて反応がなければ、次は底をとりながら底近辺で待ったり、穂先を煽ったりしてアタリを待つ。
こうなればもはや根魚の餌釣りそのものだ。

するとアタリ。
しかし上がってきたのはフグ。
次もフグと続く。

少し油断すると、サバタンよりラバーの方がお気に入りなのかこんなことにもなってしまう。
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駄目だっ!サバタンタイラバも諦めて再びジグに替えると、やっと中層まで追ってきて掛かったのは小型のホウボウ。
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更にホウボウ、そしてアオハタと続く。
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時合いかな? と思ったのも束の間、後はまたフグにサバが続く。

ここで、高根回りは諦めて南東側の定置網方向に流すことに。
このころには風向が朝方の西寄りから南東に変わっているために漕いでは釣って逆方向に流され、また漕いでは釣って流されを繰り返しながら、じわりじわりと定置網方向に流して行く。

すると、魚探の画面に以前マーキングしたのであろうか何か所かのポイントマークが入っているのに気付く。

その内の一つに近づいてみると、我ながら感心することにきっちりと小さな根にベイトが付いている。
ただタイラバには、やはり反応がないので、ここでもう一度あのサバタン弾を試してみる。

すると着底後直ぐにアタリ。
上がってきたのは小型のアヤメカサゴ。
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次はサイズアップと続く。
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巻き上げの途中で、珍しいキントキも掛かってくる。
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入れ食い状態だが、現金なもので根から20mも離れるとアタリはなくなるので、一尾釣るごとに漕ぎ戻る。

粘ればまだまだ釣れそうだが、どうやら大物には期待できそうにないのでおかず分を釣ったところで、最後にもう一度高根回りに戻る。

朝方と変わらずベイト反応は良い。
時間間際まで約1時間半、タイラバとジグを交互に入れて行くが、たまに掛かってくるのは底ではフグ、ジグをシャクルと中層でサバ。
結局、1尾でいいからと狙った型のいいハタや真鯛にはお目にかかれず、本日の釣果はこれ。
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ハタ、キントキ、アヤメカサゴの刺身とハタの昆布締め。
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アヤメカサゴのあんかけ
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中層の魚影は決まってサバでした。

一方、何も映らないところにサバタンを付けたタイラバを落としてしばらくすると必ずフグがサバタンをつつき始めます。
多分このまま冬を乗り切るんでしょうね。 元気な奴らです。

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2022年11月 9日 (水)

またおかず分



11月8日は川奈(川奈観光ボート)に釣行。

五目漁師が、今は亡き九州の飛竜丸さんにけしかけられて、初めてタイラバをやったのはこの川奈だった。
その後、結構大物も上げ、五目漁師にとっては川奈と言えば大物のイメージが強いところなのに、どうしたことだろう?
真鯛でもハタでも青物でもなんでもいいのでそろそろ大きいのが欲しい、と半分意地になっているが、またまたおかず分の川奈。

今日は弟を誘ったが、彼はカワハギオンリーで間違って大物が来ても捕らない、と玉網も持たない徹底ぶり。
餌はアサリだけ、場所を決めたら動かないつもりらしい。

折角一緒にやって来たのに、一方の五目漁師は意地のルアーオンリーで、一瞬たりとも止まらずに沖を流し続ける。
もちろん間違って小物が来てもありがたく頂く。
ただ、今回はいつものタイラバとジギングにプラスして久しぶりにエギングの準備もしてきた。

先ずは、ボートハウスの尾川氏にカワハギポイントをお聞きし、彼を日蓮像前まで案内する。
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水深18m、ここら辺で頑張ってみたら、と言い残して五目漁師は直ぐ近くの高根回りから流し始める。
川奈は伊東に比べるとエリアが狭いので、頑張って漕ぐと直ぐにエリアの端まで行ってしまい、何度も何度も往復することになるので、今日はここぞと思うところを隅々までネチネチと探す作戦をとってみよう。

残念ながら高根回りには今日もベイト反応が見られずひっそりとしているが、少しはずした東側でイトヨリ、アオハタが続く。
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たまには魚に違うものも見せてやろうとジグに替えてタイラバを入れると、見事に丸裸にされてしまう。
フグだ。

ラバー部は自作なので、玉さえ残してくれれば大した損失にはならない。
最初は止めてよぉ、くらいの余裕で針を外していたが、続くと次第に腹が立ってくる。
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しかも不思議とだんだんサイズアップし、とうとう伊東クラスに近づいてきたからもうたまらない。

前回はサバだったかサバフグだったかを、ハモバサミで挟んで遠くに飛ばそうとした際にハサミもろとも飛ばしてしまったが、今日は代わりに新調したハサミを忘れてきてしまったので、手はヌルヌルになるは、針は刺さりそうになるはで、もう本気に止めて欲しい。
その点、ジグだとリーダーもろともやられない限り、齧り盗られる部分はないし、針が大きいので比較的外すのも楽。
ということで、フグが多い時にはジギングに限る。

先のハタ以降フグやエソの他にはアタリがなくなってしまったが、弟の調子はどうだろう?
ライン電話を入れて様子を聞くと、なんと第1投目から8連発でカワハギが釣れたのでこの調子なら50はかたいと思ったが、今は全くアタリがなくなったとのこと。

それでも良かった良かった。
案内したポイントが良かったからだよ、と一言恩に着せておく。

天気予報では今日は一日静かな釣り日和のはずだったのに、結構、風はあるしうねりも大きい。
東伊豆は北東が吹く時には朝凪から始まり、次にうねりと風波が混ざった嫌な波、そして昼前にやっと静かになるというパターンが多いようだ。

そのやっと静かになって来たので、中央の根で久しぶりにティップランエギングをやってみる。
相変わらず自分でも苦笑いするほどのへたくそスタイル。
それでも居りゃ釣れるはずとやってみたものの30分で可能性を感じなくなってしまい、早々にジギングに戻る。

といっても、こちらもたまにイトヨリが掛かってくる程度。
昼前にやっと結構な引きのどうやら青物が掛かる。
何度も何度も見えてくるとまっしぐらに潜って行くためになかなか捕れない。
こいつは捕っちゃいけない魚と言われても掛かったものは上げるしかない。
ボートに上げてしまったら今さら離したところでもう血だらけなので仕方ないだろう。

弟からは昼からは全く餌も盗られなくなったので先に上がるよと連絡が入る。
餌取り名人のカワハギに餌を盗られなくなったらその界隈にはもう居ないということだろう。

最後まで粘った五目漁師は上がる間際にやっとハタを掛けて早めの沖上がり。
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先にあがった弟はもう釣果写真も撮り終えていた。
五目漁師は貧果を撮られるのを嫌って写真は遠慮していたのに、兄弟そろって載せましょうよと言われて結局撮ることに。
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尾川氏は釣り雑誌の記者をやられていただけに釣果写真用の台に魚を並べるのも、それを釣った釣り師に持たせて撮るのもさすがに上手い。
できるだけ魚は大きく、そして釣った本人が、いや魚が格好良く写るように太陽との角度なども気にされる。
シャッターを切る時には、台を少しカメラ側に傾けるように注文されるが、ハタの様なヌルヌル魚は傾けるとずるずると滑り落ちてしまう。
そこで登場したのが滑り止めとしての2枚のカワハギ。
なるほど、いいチャンスだ。
撮り終わると、台に乗せた2尾はそのまま五目漁師のクーラーボックスに滑り込ます。
サンキュー!

で、今日の釣果はまたおかず分のこれ。
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カワハギ2尾は弟からの頂き物


新鮮な内に肝醤油で食べたいので、先ずはカワハギの薄造り。
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次の日にハタの刺身、昆布締め
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ハタの蕪蒸し。
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水温は22℃を上回っていました。青物もイカもまだまだ狙えますね。
そういえば、昨年の今頃は伊東でフグの大群と戦いながらオヤジさんを先頭に皆でカイワリ釣り合戦でした。
思い出すと辛いですがどうなっているのでしょうかね。

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2022年10月21日 (金)

やっと出られたが釣果は今一つ



10月20日は川奈に釣行。

北海道旅行から帰り、その後ずっと平日の海況が良くなかったが、やっとチャンスが巡ってきた。

朝は川奈泣かせの北東風が入るが午後から良くなりそうな20日をとるか、逆に午後からは南西風が強まるために午前だけの釣りになりそうな21日にするかが悩ましい。

とりあえず、前日昼過ぎに20日の予約を入れると、
うーん、わかんないね、明日の朝決めましょうとなった。

と言われても茅ヶ崎から川奈まで1時間半はかかるので、4時半に起きると意味ないとは思いつつも自宅周辺が静かなのにひと安心して、5時前には自宅を出る。

久しぶりにコマセ釣りもやってみたいがこんな時は付け餌やコマセの準備が不要なルアーに限る。
今回も沖を流してマダイや底物を狙ってみよう。

予想はしていたが、いつもの通り伊東港を過ぎた辺りから海面が騒々しくなってくる。
汐吹き公園を回り、ウサギ飛ぶ川奈湾をやっぱり駄目かとチラ見しながら走っていると電話が入る。

川奈観光ボートハウスの尾川氏からだ。
やっぱり10時ころまで凪待ちになりそうです。

仕方ないですね、もうここまで来ているので待ちますよ。

で、今日のお客は五目漁師1人。
氏と時々釣り談義をしながら待機していると予定より少し早く、9時過ぎに岸払いOKが出る。

風は収まりつつあるが、港内から外に出るや風波とうねりがまだまだうっとうしい。
尾川氏からは、結構浅いところで良型のハタがあがっていますよ、と聞いてきたので今回は高根一直線ではなく洞穴前から日蓮像前の20~30mラインをチェックしながら漕ぎ、その後で高根ポイントに回り込んでみよう。

嬉しいことに海の中は結構賑やかなようだ。
日蓮像前の小さな根際に見つけたベイト反応の真上からタイラバを落とすと直ぐにアタリ。

上がってきたのはオオモンハタ。
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フィッシュイーターのハタの中でも特に動きの速いオオモンハタは、ベイトを追って結構上層まで上がってくることが多いが、同じ反応の中で続けて釣れることがよくある。

ただ、こうして写真を撮っている間にポイントを見失ってしまった。
太陽の反射で殆ど画面が見えない中で釣れたポイントに戻ろうとしばらく魚探の航跡を追ってみたが、興味はやはり高根回りの深いところに向かう。

かって、五目漁師がタイラバを始めた頃(7、8年前)、この高根回りで早々に掛けたブリとの格闘が忘れられない。
その時はタイラバ用のタックルは持っていなかったので一つテンヤ(スピニングリール)用の穂先感度のよい細身の竿に無理矢理両軸リールを着けてガイドを上向きにして巻き上げていた。

1尾目は強烈な引きにびっくりし、何もできない間に根に入られ(たような感じで)バラシ。
続けて、直ぐに2尾目のアタリ。
格闘が始まったが、スピニングリール用の竿でガイド間隔が長いためにギシギシと悲鳴を上げながら胴から弓なりに曲がる竿、その間を弓の弦のように一直線にビンビンに張り詰めるライン。
当時は2号のPEに(多分)6号のリーダーだったとは言え手加減しながらの格闘にはかえって余分な力を使ってしまい、左腕が痙攣する中で雄叫びをあげるまで30、40分もかかってしまったのを覚えている。
そのイメージが未だに鮮明なために今でも川奈ではこの高根回りを攻めることが中心になる。

最近、昔のことを言い始めると歳をとった証拠よ!
とヨメサンに注意されることがあるが・・・

エッ! で今日の釣りは? 
実は、開始早々に釣れた1尾目のハタで今日は行けるかなと思ったがその後は続かず、賑やかだった海中もいつの間にか静かになってしまった。いつもの様に真鯛狙いと称して定置網方向に流していると、時々、相手にしてくれるのは伊東のあの獰猛なサバフグと違ってかわゆいフグや今日はやけに多いエソ。
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かわゆいはうそ。狙われるとあっという間にタイラバのラバー部は餌になってしまう

もう少し定置網方向に進みたいが先端のソーセージブイが近づいてくると魚探の画面にロープの影が映ってくる。
魚探の振動子周波数は83kHz(広角用)に設定しているので映ったからといっても真下にあるとは限らないが気持ちは良くないので、このロープが見えだしたらそれ以上は近づかないことにしている。

Uターンして再び高根方向に移動していると-50~-60m辺りに魚影が映る。
それが当りだったのかどうかは分からないが、慌てて入れたTGベイト(60g、GG)のフォール中にフッと穂先が軽くなる。

アタリだ!
久しぶりにドラグが引き出されたが、中層で針外れ。
残念!

今日一の大物は一体何だったんだろう?
あの引きからして青物だろうな。
ワラサほどではないが、ひょっとしてそこそこのカンパチ?
ウオー残念!

しばらくすると、また同じような魚影が映る。
今度は底まで落としゆっくりとワンピッチジャークで巻き上げてくると、またそのフォール中にフッと穂先が軽くなる。

アタリだ!
とにかく正体が見たいので慎重に上げてくる。

上がってきたのはイナダ(49cm)。
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なるほど、さっきのもこれだな。
この魚なら2匹以上は持ち帰っても処分に困ってしまうので、そのまま高根方向に移動し再びハタを狙う。

尾川氏には浅場で釣れてますよと聞いてきたが、五目漁師の気持はどうしても水深40m以上に向いてしまう。

この底は海藻だろうか、ケバケバした水深40~50m。
根掛かりが怖いのでTGベイトは止めてタイラバを落とす。

すると、案の定、根掛かりか?
いやっ、魚だ!
上がってきたのはホウキハタ。
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また、昔の話になるが、丁度この辺りの泳がせでもっとでかいホウキハタを釣ったことがあるが、よそではあまり見かけることがないのでこのハタの巣なのかもしれない。

で、今日のやや中途半端な釣果はこれ。
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小型だが食べて美味しいハタが3色揃った。

釣った日はホウキハタのカルパッチョ。
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いつもトッピングに使うブロッコリスプラウトがなかったので、代わりにアルファルファスプラウト(商品名)を使ってみたところアニサキスを散らしたようになってしまい失敗

1尾なら何とかなるが、2尾以上釣ると処分に困ってしまうイナダは我が家ではこの手の魚の定番料理になっている香味揚げ炒め。7cas228287s

そして、一晩寝かせて、というよりも一気には食べられないので次の日の夕食にオオモンハタの刺身、アオハタの昆布締めと少しだけイナダの刺身。
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残ったイナダの半身は南蛮漬けに。
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真鯛の姿が一向に見当たりません。湾内には大きな真鯛は居ないのでしょうかね。


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2022年9月27日 (火)

釣れなくて良しの釣り(うそ)

 

9月25日は川奈(川奈観光ボート)に釣行。

ここ数年は毎年のように行っていた北海道旅行もコロナ禍で止まってしまった。
漸くとは言い難いが、何故かその終息感が漂う雰囲気に乗っかって久しぶりに出掛けることにした。
今までは冬に出掛けてオオワシやタンチョウを撮ることが多かったが、冬まで待つのももどかしく、今回は大雪山などの早い紅葉の時期に合わせた。

出発日を心待ちにすると同時に、一方で、このところの悪天候でなかなか行けていない釣りにイライラも募っている。
これが旅行までの最後のチャンスと予定した24日には、小っちゃいとはいえ突然現れた台風(15号)が関東に命中し万事休す、と一旦は諦めたが、旅行の準備を先に終える、魚は釣れないが良し(捌いた後の大量のゴミを残して行くのも嫌なので)を条件にすればまだチャンスはある。

当然のことながら、準備万端整っていたコマセ釣りの道具は一発勝負のルアーオンリーの道具に積み替えて、再びボートの予約を入れると、風が相変わらず強そうなのでなぎ待ちを覚悟で来てくださいとの返事。

そして、その朝。案の定、荒れ模様のため白波が消えるまで待つことになる。
駐車している車のナンバープレートを見ると埼玉や、都内からの車が多いが、楽しげにお待ちの様子からここのお客さんは、なんたって川奈名物の待ちには慣れておられることが伺える。

8時過ぎになると、風に向かって漕ぐ自信のある方はそろそろ出られますよと声が掛かる。

自信か~?折角だからこの際あることにしよう。
元気そうな皆さんに続いて五目漁師もいざ出発! 

いつもの様に日蓮像前の高根に向かうが、白波は消えたとはいえまだまだ北東風が強い上に大きなうねりに重なる風波もあるためにボートは進まない。
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休みがてら、途中で見つけた良さげな反応にタイラバを落としてみるが、みるみるラインが斜めってしまい釣りにならない。
やっと到着した高根では一通り反応をチェックするが目ぼしい魚影は見つけられないままに、ボートが流れる方向だけは見定めたうえで適当にパラシュートアンカーを入れる。

いつもならこれを入れるやピタッと止まってしまう強力なアンカーなのにまるで風と潮流の方向とが一致しているかのように結構流される。
10分釣ったら20分掛けて漕ぎ上るといった、まるでボートを漕ぐためにやって来たような厳しい釣りの中でやっと、小型のアオハタ。2dsxp227096s

11時前には観光ボート尾川氏の激励艇がやって来る。
どう? 

両腕で✖を示すと、予報にあった10時ころからの風の弱まりはなくなりましたからこのまま頑張って釣って下さい!
と言い残して去っていく。

氏も、もう前回までの赤銅色の上半身裸、短パン姿とはいかないようだ。
寂しいが、いよいよ秋風の始まりを感じる。

強い風はこのまま続く予定と聞いてがっくりしたが、12時過ぎには次第に弱まり、とうとうパラシュートアンカーも不要になった。
よし今からだ!
俄然元気が出る中でやっと小型だがマダイ(35cm)にイトヨリ。
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さあ、時合いかと思ったが、後に続くのはサバばかり。

狭い湾内を行ったり来たり、最後に今日4回目の日蓮像前高根に大物を期待するも反応はなし。
とうとう2時になってしまったので、諦めて港に戻りつつ、ジグを落として行くとアタリ。
結構よく引くがこんなところで何だろう? 

見えてきたのはデカカイワリ。
やったねと思ったがこれ。
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多分、イトヒキアジ。
南洋では1mにもなる大型の魚らしい。
これはその幼魚ということになる。

で、本日の期待通りの貧果はこれ。
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真鯛のカルパッチョ、
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ハタ、イトヒキアジとイトヨリの3色ソテー
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早朝に自宅を出発し新潟から12時発小樽行きのフェリーに乗りました。この記事はフェリーの中で書いています。
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部屋にはWiFiも来ていますが30分の接続を5回までと結構けちくさいです。

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2022年9月 8日 (木)

予報確認のためにも出て良かったが・・・

 

9月7日は川奈(川奈観光ボートハウス)に釣行。

車に荷物は積んでしまったが、天気予報が雨模様に変わって来たため一旦は釣行を断念する。
ただ、川奈観光ボートハウスの尾川氏には良くなったら突然行くかもしれませんと了解を得ておく。
(これはボートが空いている平日行の強み)。

夜中、3時半に暗闇の中をふらふら、開かない瞼をこすりながら愛用している4つの天気予報をチェックすると、
1日雨模様(しかも寝る前よりも悪くなっている)が2つと
10時~12時に小雨があるが総じて曇り(しかも寝る前よりも良くなっている)予報が2つ。

さて、どうしようかと迷ったが、ここで諦めて布団に戻り、もし降らなければ1日後悔するだろう。
正反対を予報している天気の実際の成り行きも自分で確認したいしと思い、結局、4時半に自宅を出発する。

道中は寧ろ晴れ模様、来てよかった。
結果、釣りの間は概ね曇り空だったが10時ころと14時ころに弱い雨が降り、今回は、後2者の予報がポイントを稼いだ。

さて、釣りの方は今回もタイラバとジギングがメインには変わりないが、アタリから見放されてしまった時の逃げ場としてワームでマゴチ(もちろんヒラメも期待)を狙ってみようとスピニングタックルにワームも準備している。

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前回と同様に日蓮像前の高根周辺から始めようと向かう。
途中で既に釣り始めている方とご挨拶すると、

ひょっとして五目漁師さんですか?

そうですよ(今は帽子をかぶっているのにやっぱりあのアバターのお陰かな?)。
この記事を読んで下さっていると聞いて嬉しくなる。

もう少し東側に漕いだところから巻き巻きを開始するが、青物も期待できる高根周辺の海中は極めて静かで何事も起こらず。

続いて-60~-65mラインを定置網側に流して行くが、やはりコンともコツっとも何の反応もない。
ただ、やはり静かだった前回と違って、時折怪しげなナブラがボート近くまで押し寄せてくる。

イワシのナブラの様にザーっという音と共に海面がざわつく感じではなく、海面がムクムクと1尾ごとのこぶになった様な感じでサワサワっと静かに押し寄せてくる。
近付こうとオールを海面に入れると何気に向きを変え遠ざかるところを見るとイワシやキビナゴよりももう少し思考能力が高く、より成魚に近い魚の様な気もする。
正体は分からないがボートのそばにやって来たところでジグを落とすと外れなくサバが掛かってくる。
サバがナブラの正体なのかナブラを追う魚がサバなのかはわからない。

今のところは沖から湾内に向かう風なので-45m前後まで浅くなると-65mまで斜めに戻り、少しずつ定置網に近づくといったジグザグの総なめ作戦だ。
狙いは単独で海底近くを往来する大マダイかハタなのでベイト反応は気にしないことにしている。
ただ、この時期になるとルアーの回収途中で青物にひったくられることもよくあるので回収時にも期待は伴う。

しかし、結局は一度もアタリはなく昼になってしまう。
釣れなくてもこれだけ流せば1度や2度のバラシはあっていいのにそれすらなく、こんなのことも珍しい。

ただ、既にサバに限っては何度か掛けているので超絶完ボはないが完ボは期待できそうだ。

この調子ではタイラバとジギングには期待できそうにないので、昼からは趣向を変えてこんな時のために準備してきたマゴチ狙いをやってみよう。

出廷する前に尾川氏にキス釣り場を聞いてみたところ、川奈には川がないからねー・・・と言いながらその答えだったイルカ浜堤防に向かって右側の排水口前に向かう。

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-9m前後から浜側に向かって扇状にワームを投げ込み、たまに根掛かりしそうになると穂先を跳ね上げながら基本ずる引きしてくる。
すると、クッ、明らかにゴミや根ではなく、わずかな生命反応。

ひょっとして・・クックッ、引き込みを待つ。
ググッ、合わせると、掛かったぞ。
あまり大きくはなさそうだが作戦通りのマゴチは嬉しい。
やったぜやったぜ、逃げるなよ!
しかし、見えてきたのは意外や意外のアオハタ(28cm)。
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いつもならこのサイズでも結構嬉しいが、今はマゴチ100%と思っていただけに、がっかり。

この後は小雨の中をまたタイラバに戻って最後の期待に賭ける。

早朝にご挨拶させていただいたYさん(川奈の釣果ブログにYさんとあったのでこう呼ばせて頂く)が帰り際にわざわざ寄って下さったのでお聞きすると、食べごろサイズの真鯛、にイナダ、それにカイワリも2尾とのこと。
サバやソーダ祭りの中でのこの釣果は素晴らしい。

で、五目漁師の本日の釣果は思うつぼのマゴチかと信じて大喜びした小型のアオハタだけ。
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そして、その貴重な釣った日刺身。
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今回はうまくいきませんでしたが、川奈は伊東に比べると海底の変化に富んでいますが全体的にこじんまりしているので、どうにもならない時のために浅場やゴロタ場も含めた釣りの準備をしておくことも良いかもです。

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2022年8月24日 (水)

変態タイラバは失敗



8月23日は川奈に釣行。
なんやかんやと用事があって久しぶりの釣行になった。

今回もタイラバとジギングで真鯛とハタを狙うが、前日にユーチューブでたまたま観たスピニングタックルのSLJが面白そうだったので急遽手持ちの道具で準備する。
と言ってもエギングタックルでエギを45グラムのジグに替えるだけ。
(本日予想されるように)風も潮流もなくボートがじっとしている時にはちょい投げでボートの回りが探れるので役に立ちそうだ。

もちろん前記事で紹介したイカが釣れる(つもりの)タイラバも準備している。
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変態好きのGさんには、即変態タイラバと言われてしまったが、なるほどこの容姿を見れば納得できる。

さて、8月末日まで実施中のサマータイム(5時半出廷、13時半までに浜に帰着)に合わせて5時過ぎに現着し、予定通り5時半に出廷する。
先ずは前回と同様に日蓮像前の高根に向かう。

途中、ベイト反応があれば状況に応じてタイラバかジグを巻き巻きするつもりであったが、これはどうしたことだろう??
前回は、あっちこっちで見られたベイト反応が全くないので、殆ど寄り道なしで直ぐに高根に到着してしまった。

先に出られたお二方は、既にシマアジ狙いの洞穴前にアンカリングされている。
そこは水深が15~20m、あとで様子を見て、イサキやシマアジが釣れているようなら、例のスピニングSLJをやってみよう。

一方、期待した高根回りの状況はと言えば、ここに来る途中までの状況と同様に寂しい限り。
前回は海面にまで達するほどの太いベイトの柱が立っていたのに、今日は所々にひっそりとした裸の小山が見えるだけ。

潮の影響かどうかは分からないが、これだけ極端に変わるものだろうかと残念に思いながら、ここを諦めて沖側の真鯛狙いに切り替える。
元々、砂地を悠々と闊歩する大マダイならイワシごときの有無には関係ないだろうという魂胆だ。

程よく沖に向かう風の中、高根群から南側の定置網方向に向かった後は、少し内側を経由しながらまた高根側に戻ったりと、何度も何度も繰り返すが一向にアタリはない。

10時ころにはボート店の尾川さんがエンジン艇でご機嫌伺いにやって来られる。
何か釣れてますか?

いや、小さいカサゴが2匹だけですよ。
向こう(シマアジ釣り)はどうですか?

小さいけどショゴが釣れてるようですよ。
心配していた雷雲は今のところなさそうですから最後まで頑張って下さい。

はーい。

こんな簡単なやり取りだけでも、これならもし熱中症で元気がなくなっていたり、居眠りで釣りをサボっていても大事や完ボに至る前に早めに安全確認や叱咤激励されて良い。

さて、どうしよう。
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予報通り少し南風が強くなってきたので、そろそろ岸側でうろうろした方が良いかもしれない。
途中、中層でサバタン用のサバを2尾ゲットしてまた高根側に戻る。

相変わらずアタリの気配はなくいよいよ12時を回ってしまった。
12時半になると、洞穴前のボートも皆引き上げてしまい、とうとう五目漁師だけになってしまった。

ここからの戻りは、もろに逆風、しかも先日から左腕の筋肉か筋かが痛く、力を入れる角度によってはイテテ状態が続いているがこの距離なら30分もあれば戻れるだろう。
あと片付けもあるので、あと20分だけ頑張ってみよう。

今日はここまでジギングをメインにやって来たがここで根掛ってしまうと外すにも、切るにも時間が掛かってしまうので念のためにタイラバ竿に持ち替える。

するとその何投目かにグッと久しぶりのお触りがある。
イカかな?

そうだ、イカの土産もいいな。
時計を見ながら、まだ2,3回は落とせるかもしれない。

気の弱い五目漁師、それでも何とか土産が欲しい五目漁師はお尻をヒクヒクさせつつ、時計を見ながらこの期に及んで、例の変態タイラバをセットする。

よしっ行け!

そして、その2回目の巻き巻きだった。
グッ、乗ったぞ、思った通りイカかな?
一旦、外れたので少し竿先を下げるとグッ、ググ、グイーン。

でかい。
最後の最後に大物が掛かったようだ。

ジリッ、ジリッ、本日初めてのドラグ音を聞きながら慎重に獲物を上げてくると立派なオオモンハタ。
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やったね。

さて、最後の最後にイカ狙いの変態タイラバでハタが釣れた。
使ってみて、これでは変態振りは笑い飛ばすにしても、正直、使える代物ではないことが分かった。

五目漁師が使っている玉網はフックや魚のヒレなどに絡まない高級なラバー製のものではなく釣り糸素材のもの。
玉網の中でハタが暴れるとモドシの付いたイカ針が網の素材を巻き込んでしまい外すのにすったもんだの大騒ぎ。
記念写真は撮りたいし、時間は迫ってくるはで、もう網をハサミで切ってやろうかと思ったくらい。

更に、やっと外れてもスカートやネクタイがイカ針に纏わりついてしまって団子状態になっている。
もうこんなものは2度と使うまい。


で、今日の釣果はこれ。
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ハタが居ないと、小さいカサゴが3匹だったと思うとぞっとする。

実は、今晩か明日かに孫達(息子の子供達)が夏休みの最後を利用して遊びにやって来る。
少し前までは釣り魚を見ると目ん玉をぐりぐりさせながら気持ちエー!と喜んでくれたが、もはや小学5年生。
目ん玉ぐりぐりでも刺身パクパクでも喜んでくれるといいのだが。
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やったやった、目ん玉グリグリ


孫達にハタ三昧の料理。
(残念ながら肉食系女子は食べてくれなかったが)
刺身と昆布締め
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揚げ物3点セット
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カルパッチョ
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昔は最後の一投で締めることが結構ありましたが、久し振りでした。

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2022年8月 5日 (金)

久し振りの川奈釣行



8月3日は川奈に釣行。

いるか浜を横切って漕ぎ出ると左手に川奈崎、右手の小さな岬には目印程度のケナシ島、振り返ると沖には伊東からもよく見えた手石島。
伊東よりも少しこじんまりしているが眼前に迫る山や磯の延長線にある変化に富んだ海中景観(見たことはないが)。
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昔(2016年5月)撮った沖側を見た川奈湾

川奈は、かっては五目漁師の一番のお気に入りのボート釣り場だった。
しかし、ちょっとした出来事から行かなく、いや行けなくなってしまい、以来羨望のボート釣り場になっていた。

オーシャン釣具のオヤジさんと川奈のマスターはお互いに懇意の仲で、先日の事故の記事に川奈のマスターから心配のコメントいただいたことから久しぶりに会ってお話することができ、今回の釣行になった。
きっとオーシャンのオヤジさんが間を取り持ってくれたものと思っている。
ありがとう。

さて、川奈観光ボートはマスターに変わって、今では尾川さんが現場を仕切っておられる。
元々メジャーな釣り情報誌のレポーターだったらしく、釣りに関する腕も知識も凄いので今後は色々と教えて頂かねばと思っている。

暑いこの時期、サマータイムを導入の川奈は5時半に出船し、灼熱の太陽が本領を発揮する1時半には乗り場に戻ることになっている。
この暑さでは黙っていてもお昼前後には退散する釣り師も多いが、五目漁師の様にいつどこで釣っても寒さも暑さもお構いなしに最後まで粘り通す輩の命を強制的に守る方法としては、自ら大歓迎だ。

思い出せば数年前のトラブルの元は五目漁師のボート漕ぎに対する強気もあったが、携帯電話だった。
今日は岸払いの前に通話確認をした上でいよいよ沖に向かう。

川奈では今年の春先からシマアジが釣れ始め、手漕ぎボートでシマアジ? という驚きと共に、以来人気が続いている。
ところがどっこい、五目漁師の本日の狙いはハタ、カサゴに真鯛。
尾川さんにポイントを聞いても、皆さんシマアジ狙いなので他の魚についての情報は殆どないとのこと。
仕方がないので昔やっていた日蓮像前の高根経由で、その沖の水深65mラインを定置網側に向かって流すことにした。

高根回りは10数メートルも一気に落ち込んだり、駆け上がったりで起伏が激しい。
凸凹のトップには何かはわからないが、どこもベイトが群れている。
今は、ここでのアンカリングが禁止されているので、流し釣りに限定されてしまうのは残念。

本日ルアーオンリーの五目漁師は、海底のおとなしそうなところをめがけて恐々とジグを落としてみたが、やっぱり直ぐに根掛かり。
諦めの早い五目漁師でもTGベイトを直ぐに切ってしまうわけにはいかずボートを反対側に漕いでやっと回収する。

次からは根掛かりを防ぎやすいタイラバに替えてやってみるが、やはりここはどうしてもジグで攻めたい。
着底、即巻き上げを念頭にもう一度60gのジグを入れる。

水深-40~-50m、落ちて行くにつれてラインが斜めってくる。
リヤーに錨針を付けたジグではこれが命取りになる。
怖い。

慎重に着底の瞬間を待って、タッチ&アップ! 

ありゃまたやってしまった。
今度もボートを反対側に漕ぎ幸運にもなんとか外したが、クワバラクワバラ、もうやりません。

高根を外して少し沖に出て-50~-65mラインを円弧上に南東側の定置網方向にタイラバをメインに流す。
ボートの旗を見ている限り風は大したことはなさそうなので潮のせいだろうか?
とにかくボートの流れが速く、注意を怠ると直ぐに-65mラインの外に出てしまうので慌てて内側に入る。

そんな中で、やっとアヤメカサゴ×2に小型のオニをゲット。
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他にタイラバには3、4回明らかにイカの乗りがあったが、錨を付けたジグならまだしもタイラバでは掛けようもなく中層に来るとさようならしてしまう。

10時半ころには元の高根回りに戻ってみるも依然としてボートの流れが早くて道糸の斜め度凄い。
80gのタイラバが着底時に海底をコロコロと転がっているのがわかる。
そんな状況なので、とうとうタイラバでも根に掛けてしまいPE の高切れ。

うーむ、どうしよう。
潮の流れならパラシュートアンカーを入れても効かないしな、と思いながら取りあえず入れてみる。
するとピタッとボートの流れが止まる。
なんだ、苦労したのにこれでよかったのか。

すると、いきなりイトヨリの2連発。
気を良くして高根回りの東側に入ると、タイラバに本日初めてのそれらしきアタリ。
上がってきたのはこの辺りでは珍しいキジハタ,35cm(いつものオオモンハタにしては色鮮やかだなと思っていたら尾川さんからキジハタだと。もちろん五目漁師は初めて。)
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しばらくして、今度はジグにアオハタ、34cm。
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目標のハタ狙いは達成したので、この後は真鯛を狙ってみたものの1時に撤収。

本日の釣果はこれ。
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初めてのキジハタは刺身にしようかカルパッチョにしようかと迷った末に、食べて美味しいカルパッチョに。
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イトヨリは定番の煮付けに。
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ブログはしばらく休んでいましたが釣りにはこの間2回網代に行っています。
1回目はアカムツの4連荘達成と真鯛なども釣りましたが、2回目は惨憺たる目にあいました。

オーシャンのお客さんの中にはこれからどうしようかと悩んでおられる方もいらっしゃると思います。
お隣の川奈は伊東とは海底の様子が全く異なりますが魚種は豊富で面白いと思います。
車なら伊東から10分弱ですから一つの候補地とされてはいかがでしょうか。

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2016年4月28日 (木)

川奈リベンジ

昨日(4月27日)は川奈に釣行。

当初は伊東行を考えていたが、
お目当てのカイワリは一向に現れる気配がない。

ここは前回失敗した川奈のリベンジだな。

あの時は鯛が釣りたかった。
しかも我ながら、その鯛が釣れそうな気がしていたのに
顔を見ることができなかった。

前日にイサキが釣れたのを当サイトの釣果ブログで知って
スケベ根性からタイラバとコマセ釣りの
2刀流になってしまったのが敗因だった。

で、今回はきっぱりと鯛狙い
タイラバオンリーで攻める(積もりだ)。

ところが現地に到着し
準備しながらマスターのお話を聞くと、

昨日は結構型のいいイサキがあがったよ。
マキココボシの名人だけどね。

なんて言われると
むくむく、じゃあビシコマセ釣りもやってみようか。

危ない危ない
もう少しで付け餌と、アミエビを下さいと言ってしまうところだった。
(実は、川奈が風で出られない場合を想定して
伊東でのビシコマセ釣りも道具だけは車に積んでいる)

今日はタイラバ、タイラバ。
タイラバで鯛しかない。

穏やかな釣り日和。

 

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先ずは鯛の実績(五目漁師ではない)が高い
正面沖高根の手前からスタートする。

巻き巻き巻き・・・、
直ぐにホウボウが掛かって来るが小さい。

 

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そして2尾目のホウボウ。少し型が良くなる。

 

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今日はなかなか調子が良さそう。

小移動しながら岸払いの際に挨拶させて頂いたジギンガー
(今日の海上はこの方と私の2人だけ)の竿を見ると
“つ”の字になっている。

スピニングリールのドラグを出しながらも少しずつ上がってくると
釣り師の体が右に左にと傾く。
どうやら青物のようだ。

楽しそう、いいなぁ。

このお方、実はつい先日両腕にブリをぶら下げて
川奈観光ボートの釣果ブログにドヤ顔で載ったジギングの名手。

あがってきたのはやはりワラサだったが、
その時に釣った2尾のブリの処分がまだ残っているらしく、
じっと見物していた私に
これもらっていただけますか? と声をかけて下さる。

まだ、小さいホウボウが2尾の寂しい五目漁師ではあるが、
ここは取り敢えず好意をお断りすると、
なんと写真だけ撮って放流されてしまった。

五目漁師にとっても
釣っては楽しいが食べてはあまり好きな魚ではない。
とは言えもったいない。

その後、両名とも魚探を覗きながら
高根周辺の目ぼしいポイントで
ジグをシャクリ、タイラバを巻き巻しながら小移動する。

見ると、また竿が“つ”の字になっている。
また、ですか?

再びワラサガあがってくる。
今度もまた写真を撮って放流だ。

こりゃたまらん、青物はジギングに分がありと見た。

五目漁師は近づいて行って、
今釣ったジグを見せて頂く。
と言っても見てもわからない。
なんとかの40gと仰ってたな。

巻き巻き巻きオンリーのタイラバと違って
あのシャクリは簡単には真似ができない。

五目漁師の今日の狙いはあくまでも鯛だ、
気にしない気にしない。

で、そろそろ、とっておきの場所に移動することにする。

ここ川奈や福浦では
オフシーズンに釣果はさておき、
漕ぎまわってシーズンになったらやってみたいと
ガン付けておいたポイントが幾つかある。

今朝マスターに場所を再確認しているので
今日はそこ(右側定置網前方の-60m辺り)を
メインターゲットにするつもりだ。

到着するや、小腹が空いたので
タイラバ(ここでの第一投目)が落ちていく間に
おにぎりを食べ始める。

タイラバの肝と言われる着底後直ぐにから少し遅れたタイミングで
一口ほうばったおにぎりを片手に巻き巻きを開始しようとすると、

あれっしまった根掛かりだ。
少し竿を煽る。
オッ抜けたかな? 
と思った瞬間にググッ、魚が食ってるぞ。

慌てておにぎりを置いて臨戦態勢に入る。
たまにドラグを出しながらグイグイと引いてくる。
これは鯛に間違いない。 しかもデカそうだ。

バレるなよ、バレるなよ。 慎重にあげてくる。
見えた。 やっぱり鯛だ。

ウヒョーやった今日欲しかった鯛がしっかりと玉網に収まった。

 

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玉網の中で血抜きして検寸、65cm。

 

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まだ、9時前だ。
なんとかクーラーボックスには収まるサイズなので
このまま釣りは続行する。

今日はほとんど無風、
少しボートの流れが頼りないので
ちょい足し漕ぎや場所移動を繰り返しながら丹念に探っていく。

アタリのない時間が過ぎ、
少し沖合の-70mポイントに来た時に
岸から正午のチャイムが聞こえて来る。

もう昼か! その時、
タイラバのフォール中に異変を感じる。

怪しいぞ。
まだ着底はしていないはずなのに竿先がフッと軽くなる。
そして次の瞬間。
キターッ!

午前中の鯛の時と同じドラグ設定なのに
今度はどんどんと道糸が出て行く。 止まらない。

いいぞ、どこまでも走れるだけ走ってみろ!
回りに隠れる根などないからな。
(ウシシ、ここで、五目漁師が得意な独り言が出る)

以前記事にした大物魚の引き方を思い出す。
7分だ、7分待てば引きが弱まってくることになっている。

自信のラインシステムとドラグ設定で
ラインが切られることは先ずはない。

出されて道糸がなくなるまでは、
とにかく出されようが巻けまいが巻き続ければよい。
ポンピングでラインに負担が掛かるのも計算済みだ。

しかし一進一退で一向に力が衰えてくる様子がない。
ひょっとしたらブリクラスかも知れない。

戦っているようで心底魚と力比べしているわけではない、
この微妙な力の入れ具合で竿を支える老体の左腕が震えてくる。

赤色の道糸とリーダー(6m)のFGノットが見えたかと思うと
また赤色に戻ってしまう、
を繰り返したがやっと観念し玉網に入った。

 

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時計をみると12時半を越えている。

魚探の深度表示は-38m。
無風の中を-70mから終わって見れば大移動だ。

こ奴何度もボートの回りを回ろうとしたが
今日はシーアンカーさえ出していないから巻きつく物は何もない。
手漕ぎボートの流し釣りのいいところだ。

うーん、しかし、あげてみると意外と小さい。(72cm)

 

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こんな奴に30分も遊んでもらったのか?
(少しドラグ設定が甘かったのかも知れない。)

尻尾を折るようにしてなんとかクーラーボックスに押し込んで
残り時間をまた小移動を繰り返しながら巻き巻き巻き。
その後はイトヨリ1尾に終わった。

で今日の釣果、
マダイ(65cm、3.7kg)とワラサ(72cm、3.5kg)以外はこれだけ。

 

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何と言っても、
今日欲しかったマダイがあがったので
気持ちよく温泉に浸かって帰る。



最後に参考までに本日の航跡。

 

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風がなかったので自力でよく動きまわった。




やっとそれらしきサイズのタイラバマダイが釣れました。
川奈のマスターが仰るには
最近の釣果は圧倒的にジギングやタイラバに分があるとのこと、
うーんどうですかね。
確かにワラサはエサ釣りでは来てくれる可能性は低いと思いますが、
鯛は名人の餌釣りならもっと数があがるかもしれません。


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2016年4月24日 (日)

なんとなく気が焦る釣り

昨日(4月23日)は川奈に釣行。

以前からタイラバで乗っ込みマダイを狙うなら川奈かな、
東伊豆のボート釣り場では結構釣るのが難しいアジもそろそろ面白そう。

で、前日にタイラバとビシコマセ仕掛けを準備していると
久しぶりに川奈観光ボートの釣果写真がブログにアップされた。

なんと、両方の腕にブリをぶら下げている。
イサキも釣れている。

川奈行を決めたのは大当たりだ。

気合が入る、よしっ!
タイラバで大鯛にブリ、
コマセ釣りでアジにイサキ。

待てよ!
鯛だけならなんとかクーラーボックスに入るが
ブリまで釣れてしまったらどうしよう。

イサキは鯛の隙間に、
ブリなら一度陸にあがって
マスターにまた大型のクーラーボックスを借りよう。・・・


川奈は北東の風が吹くと
遠くの方からの風波を湾内に集めてしまうかのように
海面が騒々しくなってくる。

ここまで来ながら引き返すこともしばしばだが
今回は大丈夫そうだ。

 

1dsxp162354s港内はいつもこんな風に静か。


先ずは正面高根の手前、馬の背でタイラバをスタートする。

先日は70cm近い立派なマダイがここであがったと聞いている。
川奈ビギナーの方が、釣れないコマセ釣りを諦めて
初めてのタイラバで
なんと第一投目だったらしい。

そう言えば、五目漁師も一投目ではなかったが
最初のタイラバがここ川奈でブリだったことが思い出される。

巻き巻き巻き・・・来ない。
巻き巻き巻き・・・来ない。


ピホロ♫ ピホロ♫
ヨメサンからのメールだ。

なんと、2週間後に予定していた娘のお産が突然始まり
病院に駆け込んだらしい。

電話で話すと
直ぐに帰って来てくれ! とまではならなかったが
伊東や川奈釣行の楽しみでもある温泉などに
悠長に浸かってから帰るわけにはいかなさそうだ。

少し気が焦る。
タイラバは魚まかせだけに特にそう思う。

 

ならば先にイサキを釣ってしまおうと
一旦タイラバを引き上げて
少し先の高根に場所移動する。

一足先に始めている釣り師に様子を聞くと
あまり良くないようだ。

魚探を覗きながら辺りを回ってみたが
どうもこの辺りが良さそうだ。

隣に入れていただき、
さっさと釣り上げたいので始めから
五目漁師の伝家の宝刀ビシ天を取り出し
底から中層を探る。

たまに小魚に餌はとられるものの
それらしき魚のアタリはない。
気ばかりが焦る。

そんな時にピホロ♫ ピホロ♫
またヨメサンからのメールだ。

開くと
“生まれた” の一行だけ。

お産の時には茅ヶ崎から駆けつけて
手伝おうと腕まくりしていたヨメサンは
肩すかしをを食らったが
無事に生まれてしまって良かった。

再びこちらから電話する。

何っ!?
今度は直ぐに帰って来てくれということか?

今度もなんとかこのまま海上にとどまれることにはなった。

しかしなんとなく焦る。

 


そうだここは祝鯛を釣るために仕方なくとどまったことにしよう。

よしっ、決まった!
もはやイサキでもブリでもない、鯛だ!鯛だ!

半分以上残っているコマセも付けエサもさっさと処分して
タイラバで祝鯛にターゲットを絞る。

そうと決まれば
右側定置網沖-65mに大移動して巻き巻き巻き・・・、
昨日ワラサが釣れたという高根の沖側-60mに移動して巻き巻き巻き・・・、
また馬の背に戻って巻き巻き巻き・・・

しかし、やっと掛かってくれたのは右側定置網沖でこれ一尾。

 

2dsxp162357sアヤメカサゴ(約30cm)


あれだけ静かだった海上も正午前からは次第に風波が強くなり
マスターが注意を呼びかけに回って来る。

結局、鯛らしきあたりは一度もないまま
次第に港側に退き2時に少し早上がり。
残念。


あがってみるとタイラバでマダイ、
そしてマキコボシでイサキ、
釣る人はきっちりと釣っていらっしゃる。

ビギナーと少し慣れかけた中途半端な釣り師(五目漁師)の違い?

欲や自信からくる肩の力、
リールを巻く手首の不要な力
がタイラバから危険信号を発信する。

所謂、殺気かな。

それにわかったつもりが
実は、下手なポイント選び、コース取りで右往左往、
釣れないところを選んで漕ぎ回る。

こんなところかな。

ただ巻き巻き巻きだけのタイラバ、
当たり前ではあるが実は奥深い。

初心に戻れと言われてもそれは無理。
真面目に研究するしかなさそうだ。


そんなこんなで今日は釣り魚料理はなし。
これは以前釣った鯛を使った料理の撮り置き写真。

マダイのブイヤベース。

 

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ハナダイの唐揚げレモン汁かけ。

 

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自宅に戻り、そのまま娘家族の船橋に直行。
疲れました。
釣果が寂しい時には疲れが大きいですね。

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