1年振りの川奈はアウト
7月15日は川奈(川奈観光ボートハウス)に釣行。
釣果が芳しくなかったので魚の写真の前に富士山の写真から。
最近はめっぽう減ってしまったがひと昔前なら釣行回数よりも寧ろ多かった富士山撮影行。
夏場なら徹夜か2時に起きて自宅を出発する撮影行は、3時半に起きて東伊豆や大津に向かう釣行よりも朝が早い。
現役時代には土日に両者の早起きが続いた後に、あくる日の月曜日は職場までの2時間弱の通勤のために6時起きなんてこともあった。
今ではとてもじゃないが・・・、とそんなことを思い出しながらこの日(7月10日)は久々に富士山を撮りに行く。
これは、残念ながらヨメサンがとったもの
写真は河口湖の北側にある大石公園から撮ったもの。
今までに何度か挑戦したことがあるが、富士山を背景にラベンダーと朝焼けの写真がやっと撮れた。
ラベンダーが見頃でも、富士山が見えることが比較的少ない梅雨のこの季節、更に朝焼けがこの位置から富士山の背景に入り込んでくるチャンスは結構少ない。
富士山撮りについては手漕ぎボート釣り以上に語りたいことがたくさんあるが、話を戻そう、いや始めよう。
さて、13日から井上丸が海の家で忙しくなるために、手漕ぎボートは海水浴シーズンが終わるまでは休業になる。
そこで、12日までになんとか伊東に行きたかったが、あいにくの天候不順のために長期おあずけになってしまった。
これからの時期、早朝から夕方まで灼熱の太陽。
危険なまでに暑いボート釣りはペースダウンしながら川奈や大津で楽しもうと考えている。
風光明媚な川奈、左側がイルカ浜の堤防
川奈は以前は7月の半ばくらいまでは結構アオリイカ狙いのエギンガーが多かったが、釣りエリアの制限などもあって最近はあまり見なくなった。
その代わりではないが、今は他のボート釣りエリアでは見られないシマアジ釣りの人気が凄い。
五目漁師も昨年一度挑戦してみたが、想像を絶する餌盗りの中で敢無く撃沈。
もうこりごり、技量的にももちろん、性格的にも手に負えない釣りだと思った。
完ボに超絶完ボ、釣れないのは辛抱出来ても、伊東のフグ野郎の猛攻に匹敵する逃げ出したくなる釣りはそんなに多くはない。
今日は予報では風が上がってくるのが心配ではあるが、タイラバとジギングで根魚や真鯛を狙う。
流し始めは寧ろ朝凪で無風。
ジリジリと暑い。
既に上半身裸の釣り師も見えるが、この歳では素肌も素腹もさらけ出すわけにはいかず、焼かれるような暑さに汗が噴き出てくる。
アタリがないままにしばらくして沖出しの西寄りの風が吹き始めると、少し涼しさを感じ救われた気持ちになる。
しかし、風もこれくらいでよせばいいのに、直ぐにどんどんと強まってくる。
船尾の旗はバタバタと煩いし、それを支えている竹竿は折れそうなほどにひん曲がっている。
多分、今に管理者の尾川さんから一旦上がって下さいの電話が掛かってくるだろうと心配したが、幸運にも西側の山影近くでアンカリングして釣っておられる皆さんは、それほどでもないのか引き上げられる様子はない。
ウシシ、大丈夫そうだ。
ただ、この風では釣りにならないので、パラシュートアンカーを入れる。
すると、これが不思議なことにぴたりとボートの流れが止まってしまい、今度は寸分たりとも動かない。
止めたいので止まって当たり前ではあるが、この止まり方はボートが受ける風圧とたまたま風に向かう強い潮流との絶妙のバランス関係であろうか。
飛ばされそうになる帽子を押さえたり深くかぶり直したり、海面にはたまに白波が立つほどの風の中でボートは動かずにピタッと止まっている。
これって周りから見ていたらきっと笑いたくなるような絵ではないだろうか。
悲しいかな、これではいささかの流し釣りにもならず、五目漁師にとっては笑い事ではない。
少し離れて釣っておられる軽そうな手漕ぎボートのお兄さんもシーアンカーは入っているようだが、風上に向かってやっと上り切っても漕ぐのを止めるやスーッと五目漁師の横を定置網方向に流れ去ってしまい、お気の毒にまた直ぐに厳しい漕ぎ上りの繰り返し。
そんな中で、本日初めてのアタリ。
やはり潮流が強いようだ。
潮下から上がってきたのは太ったウッカリン。
続いて同様のアタリは針外れ。
更に、アタリ、今度は小型のアヤメカサゴ。
プチ時合いのようであるが、根魚は止まっていては釣れないので何とかボートを流したい。
仕方がないのでパラシュートアンカーを上げて少し移動し、また入れるといった面倒な釣りになってしまう。
更に、風向が次々に変わり、その変わり際に一瞬静かになりチャンス到来といった落ち着きのない釣りになってしまった。
そして、結局その後はイトヨリ1尾という寂しい結果に終わってしまった。
自宅での妄想段階では、流し釣りをしながらあわよくばシマアジがゲットできないかと、ジギングサビキを準備したり、ビンビンスイッチ風を更に魚に魅せるように工夫したりと、色んな準備もしていたが、この風でボートがまともに流せない中では無理と思いどれも妄想倒れ。
次の機会に回すことにした。
川奈の流し釣りは伊東に比べると湾内が狭くエリアが限られている一方で、風の強さも変化も大きく、難しさを感じる。
今日もシマアジ釣り師の釣果は良かったようで、風にあまり左右されないアンカーを入れての釣りが良いのかもしれない。
五目漁師には無理そうだけれども。
で、今日の貧果はこれ。
ウッカリンとアヤメカサゴにイトヨリの酢締めを加えた姿造り、
残った酢締めは握りに。
ガツンと一発来てくれればと、最後まで頑張ったのですが、それらしきアタリは一度もありませんでした。
そう言えば、フグが掛かったのはたったの2回。ラバー部をやられることは1度もなく、損失なしの魚っ気のないちょっと寂しい釣りでした。
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