カイワリ諦めて沖流し
3月11日は伊東(井上丸)に釣行。
狙いはきっぱりとカイワリ。
旅先の苫小牧ワカサギ釣りでまさかの超絶完ボをやってしまったので今回はなんとしてでも釣りたい。
ただ、前回のワカサギ釣りはどれくらい釣れるか大漁の胸算用しかなかったが、今の時期のカイワリこそは、果たしてどうなるやら???の賭けの釣り。
昨年までは、この時期になるとオーシャン釣具のオヤジさんを中心にカイワリのXデーについてあれやこれやと談義するのが楽しみの1つでもあったが、今は叶わない。
たまたまではあったが、あの時以来久しぶりに井上丸の店頭や海上でお会いしたSさん、Kさん、Fさんの面々も、今日がひょっとしてそのXデーかも? と腕まくりして期待、いや血走っているに違いない。
この時期になると皆さん考えることは同じ。
Sさん、Kさ、Fさんの面々。
五目漁師に至っては、未だ伊東ではカイワリを本格的に狙ったことがないカヤック釣り師のMさんを、カイワリをダシに手漕ぎボート釣りに誘い込んでの釣り。
さて、丁と出るか半と出るか。
準備に少し手間取ってしまったが、Mさんと話をしながら釣りたいので自ボートのスターンにMさんのボートを係留して釣り始める。
五目漁師は、いつもの通り、先ずは様子見の2.5m2本針吹き流し仕掛け、一方Mさんは、もしカイワリがやる気満々であれば必殺の仕掛けになる(当然フグやサバにも)かもしれないトリックサビキを使われる。
しばらくすると静まり返っていた砂漠の海底に反応が見えてくる。
しかし一向に餌はなくならない、当然アタリはナッシング。
周りのボートも同じ状況のようだ。
カイワリXデーの根拠の一つは水温の上昇であろうか。
経験からして真冬の13、14℃台が17℃~18℃に上がることが、伊東のカイワリの釣れ始めだと思っている。
今年は真冬でも水温が15℃台をほぼ保ち続け、既に上昇に反転したために先に16℃後半を確認していたが、今日は再び15℃台の後半に下がっている。
もちろんカイワリの泳層がどうなっているかなどは知る由もないが、こんなことも影響しているのかもしれない。
とにかく反応がない。
居ないと居ないで、こいつらでさえなぁ と心配になってくるフグの姿もサバの姿もない。
それでも海底の反応がやや活発になって来てからは、たま~にオキアミ餌の頭部だけがなくなったり、解けたように小さくなって上がって来たりするので棚どりやシャクリ方を色々変えてやってみる。
こんな時にはかってiさんが同じような状況下で撮られた海底近くの映像を思い出す。
仕掛けを落とし、カメラが付いた天秤を振ってビシカゴからコマセを出すと、周りには一気にカイワリやハナダイが群れてくる。
そして、荒れ狂ったようにコマセを食いつくし、数分後には空になったビシカゴと針のついたオキアミだけが空しく、寂しく彼らの遊泳棚に取り残される。
スイッチが入っていると表現すればよいのか、いや入っていないと表現すればよいのか、何れにしても釣り師の負けには違いない。
以来、ハリスを細くしてみたり、長くしたり、針を小さくし餌をコマセのアミにしてみたり(iさん)色々やってみたがうまくいくことはなく、あの海底の信じられない映像だけが頭に焼き付いている。
きっと今日もそんな状況に違いないと思いながら、今できる範囲で色々とお試しをやってみるしかない。
そんな時にKさんが来ましたよ!
とやっとカイワリの姿を見る。
早速捌かれたのか、腸からは、はちきれんばかりのアミコマセが出てきたらしい。
やっぱりか、やっぱり居る。
ウヨウヨと居るのにコマセは食っても針の付いたオキアミは食わない。
脱帽!
既に五目漁師のボートに係留していたMさんは、沖のルアー流しに行かれた。
今日は頑張ってみようと決心してきた五目漁師も11時前には諦めて、一発大物狙いの沖流しに切り替える。
Kさんも沖でアマダイを狙ってみるとアンカーを上げられる。
先ずは、アジポイントに向かい流し始めると、直ぐにタイラバに何やら結構な大物が掛かったが、途中バラシ。
引き方からして相応のハタだった様な気がするが残念。
この後は掛かればバラシの可能性が少ないと思っているジグに変更。
ポツリポツリとアタリがあり上がってくるが皆小さい。
オオモンハタ(28cm))
残念だったのは、足1本だけが掛かってグイーングイーンと力強い引きで浮いてきたアオリイカのタモ入れ失敗。
そして更に残念だったのは、これ。
でかいの掛かりましたよ!
とお呼びが掛ったので漕ぎつけると、Mさんが竿をひん曲げてファイト中。
掛けた当初は、グイングインとよく引いたらしいが次第に重み主体に変ってくる。
ひょっとしてエイだろうか、いやもしヒラメだとすると80cmはありそうだ。
しかし次第にエイの線が色濃くなる中でやっと見えてきたのは尻尾の短い(ない?)ヒラメ風のエイ。
Mさん精魂尽きてがっくり。
カイワリをダシにお誘いした五目漁師としては、残念は残念だけど最後に楽しんで頂けて良かった。
で、Mさんと五目漁師の釣果はこれ。
左側がMさんの釣果、右側が五目漁師の釣果。
(井上丸の釣果blogよりコピー&ペースト)
カイワリ狙いの釣果とは思えないハタやカサゴの刺身盛り。
刺身造りであまった端身を天ぷらに。
カイワリはまだ少し早かったようです。
何れにしても3月中ですからもうすぐでしょうね。
ボート屋さんや仲間からのカイワリの釣果情報から目が離せません。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村
最近のコメント