やっと伊東の海に出る
前回(7日)の記事から20日間も空いてしまった。
そろそろブッチンダかと思われているかも知れないが、待ちに待った秋の本格シーズンに手をこまねいていたわけではない。
16日は“釣りのないお泊り釣り”。
思えば釣行予定と天気のちぐはぐはこの日から始まった。
コロナ禍もあってしばらくやらなかったが、久しぶりに釣り場を同じくする仲間6名がYさん幹事のもとに集まった。
伊東の井上丸を仕立てて皆で釣りまくり獲物を料理して酒を飲む(予定だった)。
当日の朝6時に井上丸に集合したが、あいにくの荒天。
恨めし気に海上のウサギを見つめる中で、敢無く釣りはなくなってしまい、活魚店で買ったイシガキダイやアカハタを料理して酒宴と温泉だけになってしまった。
皮肉にもお泊りの次の日には天気は一転し釣り日和だった。
残念だったが、この釣りシーズンを逃すものかと、その後も道具を車に積んだままに2、3度釣行を予定したが前日になって暗転する天気や別の用事に阻まれる。
もう何がどうなったのか忘れてしまったが、近いところでは、やっと好天にありつけたと思った23日は、忘れていた小型船舶の免許の更新日だったことをヨメサンに思い出さされ断念。
25日も期待できそうな日ではあったが、予てからの河口湖の紅葉撮りに出掛ける。
この日は、昔富士山写真大賞に入選した写真が川瀬巴水の風景誌展に併設して展示されるということで、河口湖美術館に立ち寄って久しぶりに過去の作品に会ってきた。
湘南海岸(ヘッドランド)から撮った夕映えの浜
撮影の合間に何度か天気予報をチェックすると、怪しげな予報の中で、もしかしたらと急遽予定した明日(26日)はやっと出られそうだ。
そして、超久しぶりの釣行は、井上丸でエンジン艇を借りて急な誘いに乗ってくれた弟と出船する。
狙いは、フグを避けるために少し沖(水深60m以上)に出てマダイ、ハタ、あわよくば青物(カンパチ)。
更に、もうシーズンは終わっているかもしれないが、ずっと準備したままで置いていた道具に念のためにアカハタ釣り用の竿と仕掛け(直リグ+ソフトワーム)を加える。
さて、当日。
驚いたことに昨日はやっと素晴らしい予報になったと歓喜していたのに、今朝になってまたもや危なっかしい予報に変わっている。
もはや、あきれ返るしかないが、気持ちを引き締めて結構な荒波の中を、先ずは近場から攻めることにする。
弟はタイラバで専ら底狙い、五目漁師はスロージギングで中層での青物にも期待する。
しかし、沖に出るや波にもまれる枯れ葉状態で釣りにならないし、少しヤバイくらいなので、宇佐美側の60、70mに移動する。
ここでもタイラバ巻き巻き、ジギングスロースローを繰り返すが、一向にアタリはない。
もう少し内側に入りたいが、60mラインを割るとすぐさまこいつがやってくる。
うねりがまだまだ煩いが、風は止み潮は流れないためにボートは大きく揺れながらもエンジンを止めた場所に止まったままだ。
こんな時にいつもの手漕ぎボートなら少しずつボートを移動するが、2人で乗っていると巻き上げのタイミングが合っているわけではないので相手が弟とは言えども頻繁な移動の声掛けには気をつかう。
それに手漕ぎに慣れた五目漁師はアイドリング状態での煩い釣りは我慢ができず直ぐにエンジンを切ってしまうが、一方で頻繁なエンジン始動はセルモーターのバッテリ上がりも気になったりして、結局、小移動作戦は失敗する。
お昼前後まで弟のタイラバにはフグ以外のアタリは一度もなく、五目漁師は小型のホウボウとイトヨリが1尾ずつに終わってしまった。
ヤバイ、このままでは完ボに終わるかもしれない。
迷ったが、ここでマダイや青物は諦めて手石島周りのアカハタをやってみることにする。
岩礁や根回りの根魚狙いなら艇の流れが緩いこと自体は寧ろ都合が良い。
ポイントに到着して直リグにフナ虫から手足が伸びたようなキモイワームを落とすと着底と同時にアタリ。
本日初めての魚らしい引きに興奮しながら上げてきたのはここではお決まりのアカハタ。
フナ虫の手足はなくなってしまっているが、そのまま続けて投入するとまた直ぐにアカハタ。
忙しい入れ食いが続きこの調子では直ぐにクーラーボックスは一杯になるかと心配したが、数10分でぴたりとアタリが止まってしまう。
ここでのアカハタ釣りはこれで3回目になるが、3回が3回とも1投目から入れ食い、そして数匹釣ったところでピタッと止まる、こんな状況だった。
こんな時には少し場所移動してもアタリが戻って来ることはない。
潮目が変わった、釣ってしまって当面は魚がいなくなった、すれてしまってしかも周囲に危険との伝令が飛んでいる・・・何がどう変わっているのだろうか、これ以上釣っても仕方がないので打ち止めでもよいが、今後の課題だと思っている。
で、本日の五目漁師の釣果はこれ。
井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト
さて、今日は久しぶりにOさんとお会いした。
Oさんと言えばフグにコマセカゴを4つも切り落とされながらも伊東(オーシャン釣具)で70匹ものカイワリを釣られた豪傑。
そのOさんが恐いと恐れおののきながら定刻に上がって来られた。
50cmを優に超える凄いフグだったらしい。
これ見てよ! と見せてくれる。
巨大なフグがコマセ用ステン缶に嚙みついたまま上がって来たらしい。
コマセ缶が見事に破壊されている。
皆さん気を付けましょう。
こんなのにガブリとやられたら指が何本あっても足らない。
さて、先日富士山撮りに行ったついでに柚子の里で旬の柚子を買ってきたので、今回は柚子三昧。
先ずは釣った日に柚子を添えてアカハタのしゃぶしゃぶとカマで出汁をとって雑炊。
次の日に柚子あんかけ。
残念ながら柚子は使っていないがレモン風味のカルパッチョ。
久し振りにカイワリもやりたいですが、フグが出ると皆さんの様に頑張れません。水温がもう少し下がって、フグはどこかにそしてカイワリはもう少しの間いてくれる、こんなタイミングがあることを期待しています。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村
最近のコメント