イトヨリ大成功
6月18日は伊東(井上丸)に釣行。
今日は久しぶりにまっくさんとご一緒させていただく。
まっくさんは多分カイワリ狙い。
五目漁師の狙いは言わずとも、カヤック仲間が先週末に網代で釣り上げた座布団級ヒラメを上回るヒラメ。
先ずは、泳がせ用の小サバをゲットするために港前の根回りに向かう。
この時期ならイワシや小サバが群れているはずだと期待していたが、いつになく魚探のベイト反応が乏しい。
とりあえずサビキ仕掛けを入れてみるが当然ながら何も掛かって来ない。
潮流で結構ボートが流される上に、ここではアンカーが入れられないために根回りは直ぐに通り過ぎてしまう。
ここで泳がせ用の魚が釣れれば、マッチ ザベイトの考え方からそのまま泳がせも有りと考えていたが、餌が釣れないのではどうにも仕方がない。
直ぐに諦めて今日のヒラメ狙いの主戦場にしようと考えていたアジポイントに向かう。
しかし、ここでもいつになくも反応はおとなしい。
それでもサビキ仕掛けを入れると直ぐに中アジ(24~27cm)が掛かってくる。
今日は君じゃないとばかりに、少し棚を上げてみるがやはり同サイズのアジ。
これはこれで良いが、手をこまねいているわけにはいかず取りあえず中アジを泳がせる。
これだけのサイズのアジを泳がせると、いくら柔い竿でも短竿ならビクビクと正にアジが掛かった時と同じように穂先が反応するが、この竿(2.7m、真鯛釣り用の胴調子竿)ならフーラフーラと波に合わせて揺れる程度で済む。
しかし、肝心のアタリはない。
遊覧船が目の前の発着場から出てくる9時半までは頑張ってみようと思っていたが、ヒラメが遊んでくれる気配が感じられなく、ながら釣りのアジも釣れなくなってしまったので8時過ぎにはここを諦めてカイワリポイントに移動する。
因みに、このアジは釣り場を転々とする中で共に移動したが最後まで元気に泳いでくれた。
これだけサイズがあるとフグも近づかなかったようだ。
さて、移動先のカイワリポイントもいつになく静かな海底。
コマセを撒くとやっとうっすらと魚影が入ってくる程度。
そして、仕掛けを落とすと結構頻繁に掛かってくるのはイトヨリ、
カイワリは一度だけ。
当然のことながらフグも掛かってくるが、24、5cm程度の小型で、頻度も辛抱出来ないほどではない。
32、3cm超の大人のフグが群れをなして浮いてきてビシに噛みついたり、持ち込んだ仕掛けや替え針の全てがなくなってしまうほどの悪夢を思い出せば、この程度のフグ野郎ならたまの暇つぶしにいい加減だと思うくらいだ。
それよりもたまに掛かる魚がイトヨリばかりではついに嫌気がさしてしまい、再度少し沖(水深43m)に移動する。
しかし、よくできたものでポイントを外したせいかか今度は餌もなくならない。
今日はヒラメの泳がせを本命に、一日“ながら”でアジやカイワリを狙ってみようとの魂胆であったが、小サバは釣れないし、カイワリを期待したコマセ釣りではたまに上がってくるのはイトヨリでは、既に当初の目論見は外れてしまっている。
前回と同様で風は皆無、まるで熔けた鉛の表面のような波紋さえない重たそうな海面ではあったが、10時ころから南西風が吹き始める。
風向きとしては良くないが、一向にアタリがない竿をシャクリながら海面を行く風を見ていると、もういてもたってもいられない気持ちになり、思い切って残っているコマセを処分し、泳がせ用の竿や”ながら”釣り用の竿も片づけてしまう。
そして、清々したところで少し沖に出て東西にタイラバで流し始める。
コマセ釣り場の魚と沖流しで釣る魚のご機嫌状態が共通しているのか無相関なのかはわからないが、今回に限ってはあいにく相関有りで、3時間ほど流したが、右往左往するばかりで結局まともなアタリが1度もなかった。
最後の30分は朝の港前の根回りに戻って真鯛でもハタでも青物でもよい、たったの1尾に賭けたが、漸く掛かってくれたのは、ここではめずらしいアカハタ。
で、今日の釣果はこれ。
実は、イトヨリは我が家ではあまり好まれない魚。
その鮮やかな色合いといい、魚の中では珍しく上下非対称な正に芸術的ともいえる長く尾を引く容姿といい、魚界きっての妖艶さ誇る魚だと思っている。
鱗をとったり頭を落としたりすることがはばかられるほどだが、いけないのはこのなまめかしさに正にマッチした身のみずみずしさ。
この艶が縁で我が家ではあまり好まれないというか、食するにいつも苦労する魚になっている。
ただ、伊東で釣りをする限り避けて通れない魚で、今回のように釣果のメインになってしまうと真面目にどう料理しようかと悩んでしまう。
そこで、主に東伊豆で釣りをするLINEの仲間に聞いてみた。
皆さんそれぞれに美味しくいただいておられるようだが、水っぽさに如何に対処するかは共通の課題のようだ。
酢締め、昆布締め、塩焼き、蒸し物、焼いて餡かけなど様々な工夫をお聞きし、アドバイスも得た。
これらを参考にして今回は珍しい塩焼き+餡かけをやってみた。
すると上々、塩をして焼いたことで水っぽさはなくなり餡かけの旨さがいきわたり美味しくいただいた。
今後は悩まずにイトヨリが持ち帰れそうだ。
アカハタのアクアパッザ、
アジとカイワリは南蛮漬けに。
贅沢な話ですよね。 イトヨリはスーパーなどの鮮魚コーナーでは滅多に見かけない立派な高級魚。
それが水っぽいだなんて。 コマセ釣りでも沖の流し釣りでも外道扱いです。
揚げて餡かけ、ムニエルで餡かけとは一味違った食味で、水っぽさもなし、いけますよ。
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