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カテゴリー「<!ー010伊東釣行ー>」の記事

2025年6月19日 (木)

イトヨリ大成功


6月18日は伊東(井上丸)に釣行。

今日は久しぶりにまっくさんとご一緒させていただく。
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まっくさんは多分カイワリ狙い。
五目漁師の狙いは言わずとも、カヤック仲間が先週末に網代で釣り上げた座布団級ヒラメを上回るヒラメ。

先ずは、泳がせ用の小サバをゲットするために港前の根回りに向かう。
この時期ならイワシや小サバが群れているはずだと期待していたが、いつになく魚探のベイト反応が乏しい。

とりあえずサビキ仕掛けを入れてみるが当然ながら何も掛かって来ない。
潮流で結構ボートが流される上に、ここではアンカーが入れられないために根回りは直ぐに通り過ぎてしまう。

ここで泳がせ用の魚が釣れれば、マッチ ザベイトの考え方からそのまま泳がせも有りと考えていたが、餌が釣れないのではどうにも仕方がない。

直ぐに諦めて今日のヒラメ狙いの主戦場にしようと考えていたアジポイントに向かう。
しかし、ここでもいつになくも反応はおとなしい。
それでもサビキ仕掛けを入れると直ぐに中アジ(24~27cm)が掛かってくる。

今日は君じゃないとばかりに、少し棚を上げてみるがやはり同サイズのアジ。
これはこれで良いが、手をこまねいているわけにはいかず取りあえず中アジを泳がせる。
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これだけのサイズのアジを泳がせると、いくら柔い竿でも短竿ならビクビクと正にアジが掛かった時と同じように穂先が反応するが、この竿(2.7m、真鯛釣り用の胴調子竿)ならフーラフーラと波に合わせて揺れる程度で済む。
しかし、肝心のアタリはない。

遊覧船が目の前の発着場から出てくる9時半までは頑張ってみようと思っていたが、ヒラメが遊んでくれる気配が感じられなく、ながら釣りのアジも釣れなくなってしまったので8時過ぎにはここを諦めてカイワリポイントに移動する。

因みに、このアジは釣り場を転々とする中で共に移動したが最後まで元気に泳いでくれた。
これだけサイズがあるとフグも近づかなかったようだ。

さて、移動先のカイワリポイントもいつになく静かな海底。
コマセを撒くとやっとうっすらと魚影が入ってくる程度。
そして、仕掛けを落とすと結構頻繁に掛かってくるのはイトヨリ、
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カイワリは一度だけ。
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当然のことながらフグも掛かってくるが、24、5cm程度の小型で、頻度も辛抱出来ないほどではない。
32、3cm超の大人のフグが群れをなして浮いてきてビシに噛みついたり、持ち込んだ仕掛けや替え針の全てがなくなってしまうほどの悪夢を思い出せば、この程度のフグ野郎ならたまの暇つぶしにいい加減だと思うくらいだ。

それよりもたまに掛かる魚がイトヨリばかりではついに嫌気がさしてしまい、再度少し沖(水深43m)に移動する。
しかし、よくできたものでポイントを外したせいかか今度は餌もなくならない。

今日はヒラメの泳がせを本命に、一日“ながら”でアジやカイワリを狙ってみようとの魂胆であったが、小サバは釣れないし、カイワリを期待したコマセ釣りではたまに上がってくるのはイトヨリでは、既に当初の目論見は外れてしまっている。
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前回と同様で風は皆無、まるで熔けた鉛の表面のような波紋さえない重たそうな海面ではあったが、10時ころから南西風が吹き始める。
風向きとしては良くないが、一向にアタリがない竿をシャクリながら海面を行く風を見ていると、もういてもたってもいられない気持ちになり、思い切って残っているコマセを処分し、泳がせ用の竿や”ながら”釣り用の竿も片づけてしまう。
そして、清々したところで少し沖に出て東西にタイラバで流し始める。

コマセ釣り場の魚と沖流しで釣る魚のご機嫌状態が共通しているのか無相関なのかはわからないが、今回に限ってはあいにく相関有りで、3時間ほど流したが、右往左往するばかりで結局まともなアタリが1度もなかった。

最後の30分は朝の港前の根回りに戻って真鯛でもハタでも青物でもよい、たったの1尾に賭けたが、漸く掛かってくれたのは、ここではめずらしいアカハタ。
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で、今日の釣果はこれ。
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実は、イトヨリは我が家ではあまり好まれない魚。
その鮮やかな色合いといい、魚の中では珍しく上下非対称な正に芸術的ともいえる長く尾を引く容姿といい、魚界きっての妖艶さ誇る魚だと思っている。
鱗をとったり頭を落としたりすることがはばかられるほどだが、いけないのはこのなまめかしさに正にマッチした身のみずみずしさ。
この艶が縁で我が家ではあまり好まれないというか、食するにいつも苦労する魚になっている。

ただ、伊東で釣りをする限り避けて通れない魚で、今回のように釣果のメインになってしまうと真面目にどう料理しようかと悩んでしまう。
そこで、主に東伊豆で釣りをするLINEの仲間に聞いてみた。
皆さんそれぞれに美味しくいただいておられるようだが、水っぽさに如何に対処するかは共通の課題のようだ。

酢締め、昆布締め、塩焼き、蒸し物、焼いて餡かけなど様々な工夫をお聞きし、アドバイスも得た。
これらを参考にして今回は珍しい塩焼き+餡かけをやってみた。
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すると上々、塩をして焼いたことで水っぽさはなくなり餡かけの旨さがいきわたり美味しくいただいた。
今後は悩まずにイトヨリが持ち帰れそうだ。

アカハタのアクアパッザ、
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アジとカイワリは南蛮漬けに。
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贅沢な話ですよね。 イトヨリはスーパーなどの鮮魚コーナーでは滅多に見かけない立派な高級魚。

それが水っぽいだなんて。 コマセ釣りでも沖の流し釣りでも外道扱いです。
揚げて餡かけ、ムニエルで餡かけとは一味違った食味で、水っぽさもなし、いけますよ。

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2025年6月13日 (金)

釣れるも釣れないも魚のご機嫌次第

 

6月12日は伊東(井上丸)に釣行。
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先週も伊東だった。
小アジが釣れると聞いたので泳がせでヒラメを狙うつもりだった。
ところが釣り始めると予想に反して小アジが食べころサイズの中アジに化けた。
それが結構面白く短い時間ではあったが夢中になってしまった。

やっと泳がせサイズの小サバが釣れたタイミングで取りあえず泳がせてはみたが、気はそぞろ、どうしても注意は目の前のアジ竿に行ってしまい、泳がせは申し訳程度に終わってしまった。

後日、カイワリポイントでヒラメがあがったことを知った時には、あの時もう少し真面目にやっておけばと残念しきり。

以来、妄想がヒラメ、ヒラメで沸騰する中、今回は本気モード、いつも泳がせ釣りの置き竿で活躍してくれる2.7m胴調子の竿もぬかりなく準備した。
この竿なら、竿掛けに掛けたままでも手持ち同様にうねりや波に対して一々反応せずに程よく穂先を揺らしてくれる。
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・泳がせ用の小サバと泳がせの傍らで中アジを釣るリーディング73M195,リール バデルBJ100SH、
・泳がせに使う潮流VJ-270、リール スパルタンMXIC200JH、
・qSLJにもタイラバにも使えるリーディングスリルゲーム73MH195,

他に、タイラバ用にリール オシコン200PG、SLJ用にティエラ AIC-150H。


今日は名手Tnさんとご一緒させて頂く。

前回は途中、目ぼしいポイントでジギングをやってみたり、カイワリポイントでも少し竿を出してみたりしながら泳がせポイントに向かったが、今回は一直線で泳がせポイントに向かう。(ここでも本気モード)

先ずは、泳がせ用の小サバを釣ることから始める。
前回と同様サビキ仕掛けを入れると底どりと同時にいいアタリ。
ムムッ、これは前回五目漁師を楽しませてくれた例の中アジだな。

魚探には柱のようにベイト反応があるので少し棚を上げると、今度は期待の小サバ×2とイワシ。
とりあえずバケツに確保し、しばらくするとまた中アジ。

前回はここでアジに夢中になってしまったが、今回はこんなことくらいではよそ見はしない。
きっぱりと今しがた釣れたコ小サバを泳がせ仕掛けに掛けて投入する。(正に本気モード)
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孫針のトリプルフックが外れているのは餌チェックに上げてきたときの写真であるため。

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あとは左うちわ。
ボートの右側に期待の泳がせ仕掛けを置き竿に、左側でせっせと中アジを釣り、9時には遊覧船が出てくるのでアジをそこそこ、上手くいけばクーラーボックスに入りきらないヒラメの尻尾をはみ出させて次のアカハタや沖流しをやってみよう。

ここまではどうにでも言えたが、次第に現実が見えてくる。
アジは2匹目を最後にどこに行ってしまったのか全く反応がなくなってしまった。
同時に小サバもイワシすらも相手にしてくれない。

小サバを確保しようとして準備した活かしバッカンも、中アジが釣れる度に一々クーラーボックスに入れるのは面倒だし保冷上もよくないのでと準備した潮水を満たしたバケツも邪魔しかならない。
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コマセを出した直後こそチラチラと魚影は見えるが、朝一の活況はどこへやら。

後でそちらに行きますと仰っていたTnさんは、カイワリが忙しくてこちらにやって来るどころではないのかも、と思っていると丁度電話が入る。

どうですか? と五目漁師。

いやー参りましたよ。
カイワリらしきアタリは朝から一度もなく、このままでは伊東で釣り始めて以来の最悪の結果に終わるかも、そちらはどうですか?とのこと。

どうしたのだろう。
数日前にはカイワリにおまけのヒラメまで釣りたい放題だったらしいのに、わからんもんだね。

この2日間は雨模様だった、風も結構あったようだし、いい感じの濁り潮なんだけどな、水温が下がったのだろか、海面ではわからないが底潮に冷たい潮が入ったのだろうか? 
今日は大潮にもかかわらず潮の流れは皆無に近い、加えてさざ波も立たないほどのフラットな海面がいけないのだろうか・・・
いくつかの理由を上げたり、ご託を並べるのは簡単だし、勝手だが、ここまで魚が相手にしてくれない本当の理由は誰にもわかってやしない。

20m下の水温を計りながら釣りをしている釣り師は多分居ないし、潮流がどうのこうのでプランクトンがどうのこうのというのは勝手だが、それを見た釣り師は居ないだろう。
最近は釣れるのは上手いから、逆に釣れないのは下手くそだからと考える前に釣れる釣れないの多くは魚のご機嫌次第ということをつくづく感じている。

さて、ご託を並べるのはこれくらいにして、次に向かったのはアカハタ狙い。
ここでは最近沖のアカハタ釣りでやっている直リグにクロ―系ワームを付けて落としてみる。
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仲間からポイントのおおよその位置は聞いてきたものの、少しやってアタリがないとポイントに自信がないだけに直ぐに諦めてしまった。

ただ、テトラに近づいていくと凄いベイト反応があるので一体何が居るんだろうと思い、サビキ仕掛けを入れコマセを撒いてみるが何も掛かってこない。
ところが仕掛けが上がってきたときにふと海面を見て驚いたことに、とんでもなく密集した小魚の群れだ。
カンパチの幼魚、ブリの幼魚に小アジや小サバも混ざっているのだろうか、15~20cm前後の小魚がビシからこぼれるコマセに群がって、あっという間に食い尽くしてしまう。

驚いたことにコマセを供給するためにコマセカゴを振るとご機嫌時のアジや小サバならこのタイミングで仕掛けに正に突進してくるが、今は逆に仕掛けから距離を置く様に周りに散ってしまう。

ウスバ(カ)ハギは簡単に網で掬えるので、どうだろ? と試しに少し海中に沈めた玉網の中にコマセをバラ撒くと、直ぐ近くまで寄ってはくるが決して玉網の枠内には入って来ない。
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上手く撮れていないが、右端には小魚の群れが賑やか。

幼魚にして既に外敵(危険)に対する備えはできているようだ。
ただ、今はそうだけどたまに食いっ気スイッチが入ってしまうのかもしれない。

サビキ仕掛けの動かし方や玉網の操作を色々やってみながらしばらく遊んでもらったが、居るのに釣れない時の魚ってこんな感じでしっかりと危険の察知ができているんだろうなと納得してしまう。

さて、少し沖に出てSLJから始める。
以前、1投目で虎の子のTGベイトGG80gを根に掛けてロストしてしまった。
今回初めてその穴埋めに買って温存していた同じTGベイトを落としていくと、フォールで早々のアタリ、さすが! と思ったとたんにフッ! と軽くなる。

またロストだ。 
金タマラン。
犯魚はフグ野郎に違いない。

その後はタイラバに替えて、無風でボートが流れないためにいつもの様に漕ぎ流しを転々とやって行くがアタリは極めて少ない。
先ほどまでと同様の魚が居ない(と思ってしまう)釣り模様が流し釣りにも表れているようだ。
やっと釣れたのはウッカリカサゴ、
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そしてハナダイ。
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で、今日の釣果はこれ。
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 因みに、名手Tnさんは朝の内にやられたカイワリはなんと信じられないが驚きの0、その後、沖を流されこちらも五目漁師と同様に苦労された様であったが、びっくりサイズのエソを持ち帰られた。


釣った日は2匹しか釣れなかった中アジでタタキ丼、
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次の日にウッカリカサゴの姿造り。
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右端は昆布締め。

そして、小鯛が中途半端に1匹だけ釣れた時の我が家の定番、パエリア。
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そろそろ飽きたのでは? とヨメサンに聞いてみたところノーだったのでまたまた作ってしまった。


週初めには面白いほど釣れたのに、上がって来て両名の情けない釣果を見られた井上丸のお兄さんはびっくり。

その後は、気まぐれな魚の食いっ気の有る無しの話で持ち切りでした。

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2025年5月30日 (金)

とことんアカハタを狙ってみたが

5月29日は伊東(井上丸)に釣行。

夏から秋にかけてがハイシーズンと言われるアカハタ。
まだ少し早いかな? と思いながらも待ちきれず狙ってみた。

結果、釣れなかった。

釣れなかった釣りのブログは、自分記録とは言え気分がのらず書くのが結構辛い。
そこで、そんな時にはいつもやる字数稼ぎの余談から始めよう。

これは一体何だろう?
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五目漁師のアカハタ仕掛けは直リグにクロ―系のワーム、
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あるいは少し投げ込みたい時には、スイミングジグにワームを餌として付ける。

といってもワームを使い始めたのはつい最近の2、3年前から、直リグ仕掛けに至っては昨年初めてアカハタ釣りで使ってみたばかりである。

そうそう、最近気に入って使っているビンビンスイッチ風のラバー部の代わりにワームをセットすると、なんだ直リグ仕掛けと一緒だね。3cas253699s

よく言えば質実剛健(ただの裸の鉛もしくはTG)の直リグに対して、ドレスアップが命のビンビンスイッチ風タイラバ。

前者はバス釣り用の仕掛けから、後者は漁師さんが発案したと言われている所謂従来のタイラバから派生しているようだ。

こうして見れば、基本的な構造は変わらないが、それぞれに主張する特徴がある。
前者は川や池の中の障害物に引っかかったり、石ころに挟まれたりしないように棒状のシンカーを使うのが多いようだし、本来真鯛狙いが主だったタイラバはすり抜けるなんてせこい概念がなく堂々と丸形のシンカーを使っている。

更に、直リグは当初から意識したのかどうかは知らないが、バスのアタックが直に感じられるようにワームとシンカーは小さなリングを通して直結している。

一方、従来のタイラバはもとよりビンビンスイッチ風は寧ろフックが付いたラバー部(ワーム)はシンカーに対して誘導型が今や普通になっている。
これは真鯛の激しい首振りによるバラシを回避するためという理屈は納得できるが、五目漁師がもっと気になるのは前者が鉛色の裸のシンカーを使うのにに対して、後者はど派手にドレスアップしたシンカーを使うことだ。

ドレスアップが釣果に対して果たして効果的なのか、単に飾りに過ぎないのかは興味深い。
釣具店に所狭しと並べられたドレスアップシンカー(タイラバのヘッド)が釣り師の興味をひくに絶大な効果があることは納得として、魚から見た魅力は果たしてどうなのだろう。

五目漁師はそんなの関係ない派ではあるが、魚目線での興味がある無しに関わらず、釣り師を楽しませてくれるスタイルは大好きだ。

ということで、今回の釣行の寸前に直リグに使うシンカーをドレスアップすることにした。

以前、ビンビンスイッチ風ヘッドの塗装時に隣の草木も一緒に着色してしまいヨメサンに秋らしくて良いと喜ばれたことがある。
しかし、今そこでは紫陽花のつぼみが日々大きくなりつつある。
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いくら寛容なヨメサンでも変わった曼荼羅模様の紫陽花が咲くのは許せないだろう。
そこで、こんな風に直リグ用のシンカーを着色することにした。
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これなら室内でも塗装ができそうだと出来栄えを自慢したものの、実際に塗装作業をしてみると箱の中から塗料の霧と臭いが目や鼻先を直撃してくる。
急いで眼鏡は掛けたもののプハ!プハ!と息苦しい作業になった。

これが出来上がったドレスアップした直リグ。
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正にビンビンスイッチ風そのもの

その効果は如何に!


さて、余談だけになりそうな長い余談になってしまったが、釣りの話もちょっとだけ。

結果的にはアカハタは1匹しか釣れなかったので、残念ながらアカハタにどちらのシンカーが好まれるのかは評価できなかった。
ただ、ドレスアップシンカーの方がお店に並ぶタイラバと同様に釣る気満々にしてくれることには違いがなかった。

さて、今回も急だったので、弟を誘ってみたところ付き合ってくれることになった。

彼も直リグ+ワームの釣りには興味津々でネットで少し調べてきたようだ。
但し、五目漁師がシンカーの重さは水深やボートの流れ次第なので8号から上は20号くらいまで揃えておくようにと伝えたのに対して、準備したのは10g前後の軽いもので水深20~40mを攻めるアカハタ釣りにはおおよそ役立たないものであった。
どうやら水深のない川や流れのない池のバス釣り動画を参考にしてしまったようだ。

なんて偉そうに言ったものの、今日は釣り開始から釣るのは弟ばかり。
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もちろんシンカーは10gではなく12号(45g)を使っている。

五目漁師にもたまにアタリはあるがバラシの連続。
あとで思ったことではあるが、以前はエギを投げるそこそこ穂先が硬いスピニング用の竿を使ったが、今回は引きを楽しもうとしてオールソリッドの腰の柔らかい竿を使ったのが敗因だったようだ。
底からの引きはがしや右手から左手への持ち替えに手間取ってしまった。

時期の問題もあったが、釣果が厳しかった一番の要因はボートが流れなかったこと。
アタリがあった早朝にはそこそこ流れたもののその後は沖上がりまでは殆どボートが流れることがなく、縦方向だけの直リグのさそいでは釣れる気がしなかった。
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一日中、湖のような海上だった。

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12時半になってやっとアカハタが1匹釣れた。

最後には諦めてベイト反応に仕掛けを入れると、どこも30cmちょいのサバの応酬。
弟は2本針のタイラバに2匹のサバ、五目漁師はジグの2本のフロントフックとりアーの錨フックに3匹のサバが掛かってくる始末。
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グッタイミングで3匹の内1匹が針外れした瞬間

アタリから見放された釣りだったので、最初は楽しんだが所詮釣果にならない釣りは直ぐに飽きてしまう。

あとでボート屋のお兄さんと話すと、最近はサバがとれないために高く売れるらしいし、東伊豆のある漁協ではサバの養殖が始まったとのこと。
釣れる度にイイーッ! と歯ぎしりしながら針を外し、天高く放っていた頃が懐かしい。

で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
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弟は良型のオオモンハタに加えて5、6匹のアカハタを釣っていたが、小型が多く30cm弱の個体のほとんどは放流していた。


アカハタのアクアパッザ、
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ホウボウのカルパッチョバジルソース、
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アヤメカサゴチリソース。
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このアカハタポイントもそうですが、手漕ぎでは行けないところに行けるのがエンジン艇の魅力ですが、行った先で有利なのは手漕ぎですね。
手漕ぎならボートが流れなくても漕ぎ流しができますが、流れないエンジン艇はお手上げです。

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2025年5月18日 (日)

BBQ付きお泊り釣行


5月16日は伊東(井上丸)に釣行。

この日は、以前からの東伊豆や大津を中心とした手漕ぎボート釣り仲間に新しいメンバーも加わってお泊り釣行。

日取りが決まってからは、当りもしない10日間や14日間天気予報に日々翻弄されながらやっと今日の日を迎えた。
幸運にもまたとない好天に恵まれ、それぞれが好きなところで釣った後に、釣果を持ち寄って城ケ崎のオレンジ村でBBQ酒宴を催すことになっている。

3組に分かれ、伊東組は幹事のサビキさん、芋さん(奥様は昼間は伊東見物)、Haご夫妻と五目漁師。
腰痛さんは、なんと大津でアジを確保した後に遠路駆けつけられる。
そしてFさんと熊さんは、BBQの食材として皆から一番の期待を背負って小田原港からムギイカ乗り合い船で釣行される。

五目漁師は真鯛1本に絞って伊東の海底砂漠をタイラバとジギングでさまようことにしている。

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颯爽とカイワリポイントに向かう芋さん

岸払いして、無風でフラットな海面を気持ちよく港前の根回りに向かう。
前回に比べると、いよいよ海中は賑やかになっている。

目指すポイントへの通りすがりに賑々しい魚探のフィッシュマークを見ると、ついついタイラバを落としたくなってしまい、あわててリーダーにタイラバを結んで落とす。
すると、ポチャン! 

確かに今ポチャンと聞こえたよな? 
あれっ! リーダが突っ張らずに弛んだままだ。
得意のユニノット3回巻きでタイラバをしっかりと結びつけたはずなのに、ポチャンとは一体??

お気に入りの九州ナツメヘッド75g、レッド-ゴールド、3本針のオレンジラバー部は今日の主役にしようと考えていたのに、いきなりさようならしてしまった。
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ポチャンのタイラバと同種のタイラバ

どうしたこった。
できることならノーノ―と首を180度左右に振りたいくらいだ。
これぞ、正に1投目マジック。
あるいは、いよいよ来たかな?

訳がわからにままに、気持ちを取り直して代わりのタイラバを恐々と入れ直す。
すると直ぐに掛かってきたのはイトヨリ。
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今日は君じゃないよ。
当初、期待した根回りポイントでは何度か流し筋を変えながら探ってみたがアタリナッシング。

次のポイントに移動する途中、先の釣りでシロアマダイの家族を揃えたポイントに寄り道してタイラバの底トントンをやってみる。
すると、いきなり白マダイ。
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ホホー、効くな底トントン。
また家族分をと期待したがそう簡単にうまくは行かないし、今回の狙いはあくまで真鯛なのでマリンタウン沖に急ぐ。

無風の中でも潮流のお陰だろうか、ボートはわずかに南側に流れてくれるので、ここでは潮上方向に漕ぎ上りながらジグザグに流すことにする。
海底砂漠をゆっくりと単体でハンティングしている大マダイの鼻先にタイラバを突き付ける作戦だ。

コツン、またコツンとアタリは結構あるもののラバー部を咥えてくれるほどの深追いはない。
10時、11時、そして12時と時が過ぎていく中で、珍しくも早朝からずっと続く無風対策として落とし漕ぎ(タイラバを落としながらボートを漕ぐ)を多用しているためにボートは漕ぎっぱなしで、さすがに腰がだるくなってくる。

そろそろ限界かなとは思いつつも真鯛欲しさにさまよい続けていると、1時過ぎになってようやく北東からの微風が吹き始める。
チャンスだ。
待ってましたとばかりに今度は普通に風上に向かって漕いで、落として、流してを始めると直ぐにいい感じのアタリ。
大して大きくはないが首を振られるとドキドキする。
あがってきたのはもう少し大きいと期待していたが、小型の真鯛(約30cm)。
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そろそろ時間が迫ってきたところで気づくと、ボートは潮目の中に入っている。
しかも時々ザーッとイワシの群れがやって来る。
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しかも、しかも、直ぐ近くは朝の根回りポイントだ。
好機到来。
最後は潮目の周囲に拘ってみたが、イワシの擦れ掛かりのみでここで時間切れ。

これではBBQのお飾りとして格好はつかないが、あとはやはり真鯛狙いで頑張っておられるサビキさんの釣果に期待しよう。

で、本日の五目漁師の寂しい釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

1日ロングハリス仕掛け竿の2本出しで頑張られたサビキさんは、なんとイトヨリの大漁に小型ながらきっちりと真鯛とハナダイ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

芋さんはなんといっても脂のりのりのソウダが光る。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

そして、Haご夫妻の釣果。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

遠くから電車で駆けつけられるので、残念ながら朝は時合い終了後の遅い釣りスタートになるお2人の釣果。
聞くところによると奥様はビール片手の居眠り釣りがお得意とのこと。

大津の乗り合いだった腰痛さんは、自らの貧果を補うために途中のスーパーでアジとヒラマサを釣って来られた。
この大人釣りには五目漁師も見習わねば。

さて、皆が首を長くしてお待ちかねのムギイカ組の釣果は如何に! 
前日に期待した300杯には届かなかったものの、2人合わせて約80パイはBBQの食材としては十分過ぎる。

皆さん不調だったとはいえ、全員の釣果を合わせると立派なご馳走になりそうだ。

さて、ここからはBBQ宴会のお話。
各自釣ってきた獲物は自分で捌いて料理しながら、テーブルに準備されたガラス板(大皿の代わり)の上に並べていく。
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鯛3尾とカイワリは合わせて姿造り、アジとイトヨリの姿造り、ムギイカの糸造りに塩辛、ソウダカツオのタタキ、ヒラマサの刺身、アジのムニエル、それにお手製のいぶりがっこポテトサラダなどが所せましと並ぶ。
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加えて庭のBBQスペースで焼き上がったムギイカの塩焼きやバター焼きも随時持ち込まれて大宴会が始まる。
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いつも集合写真はお顔を隠すのに苦労するが、今回は若い頃の顔に挿げ替えてごまかすことにした。
一番右が若かりし頃の五目漁師。                    (FさんがChatGPTにて作成)

深夜まで釣り談義、というよりも普段なかなかできないよもやま話で盛り上がる。

これだけ飲んで話しても釣り師の朝は早い。
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朝食は、焼きそば、フルーツに、なんといっても目玉は昨夕捌いた後に残った魚のアラを使ったアラ汁。

今回は主婦歴の長が~い(失礼)奥様お2人の大活躍で、朝食の準備からこまごまとしたキッチン周りの用事をこなしていただいた。
おかげで余裕の楽しさ倍増、ありがとうございました。

オレンジ村はシーズン中ならミカンは敷地内の木からもぎ取って食い放題らしい。
今回は既にシーズン終了で残念だったが、代わりに周囲からやって来た柑橘類を土産に買って解散。
この日雨でなかったら連荘で釣りを予定されていたメンバーもおられたとか。

幹事さん、皆さんお疲れさんでした。ありがとうございました。



よく釣りは1人でやられるんですか?とか1人で行かれるんですか? と聞かれます。
”はい、そうですよ” としか答えようがありませんが、海上でも、ボート屋さんでも、
時には今回のようなこともありますし、実は決して一人ではない賑やかな趣味ですね。
楽しいです。

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2025年5月10日 (土)

まるで冬の海からのスタート


5月9日は伊東(井上丸)に釣行。

今年の伊東はカイワリの爆釣こそないが、そこそこの釣果がだらだらと長続きしているようだ。
この時期は数年前ならサバやソウダ、ここ2、3年はフグの猛攻で釣りにならなかったはずだ。

一方、五目漁師も今シーズンに入ってから何度かカイワリ狙いをやってはいるが、かってのようにはいかず不完全燃焼が続いている。

今日は、たまたまではあるがカイワリ釣りの名手というか、繊細にして豪快という言葉がぴったりの釣り師、埼玉から遠い道のりをやって来られるOmさんと2人で浮かぶことになった。

井上丸には5時20分に着いたので1番乗りかと思っていたが、Omさんはその時には既に海上に浮かんでおられたようだ。

カイワリポイントでご挨拶し少し離れて釣り始める。
海上は我々2人のボートと他店からの3艇のボート。
五目漁師にとっては久しぶりの平日釣行、日和は良くても平日だとこんなものかと、あらためて賑やかな週末との差を感じる。
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沖上がりの直前に南東風が吹いたが、1日さざ波も立たないほどのまったりムードが続いた。

先に準備した竿を置き竿にして魚探をセットすると、画面には静まり返った海底しか見えない。
魚が全くいませんよ~とOmさんに声を掛けながらせっせとコマセを撒くが、自分が撒き散らしたコマセ以外には何も見えてこない。
2、3分もしコマセもなくなってしまうと、ビシの1点が水平に尾を引くだけになってしまう。
真冬の海でさえここ迄静かなのはあまり記憶にない。

釣り始めて延々3時間、やっと魚らしきものに餌を取られたのはもう9時前だった。
名手のOmさんでさえこの時点で1匹とのこと。
かって獰猛なサバフグの大群を物ともせず、ビシを4つも切り落とされながらも大量のカイワリを持って凱旋された豪快な釣り師も、さすがに居ないカイワリには歯が立たないようだ。

辛抱の足りない五目漁師は、ここで諦めて少し沖側にアンカーを打ちなおすことにする。
沖側といっても水深が40mから42、3m(距離にして100m)ほどに変わる程度なのでカイワリ狙いを諦めたわけではない。
ただ、経験上このちょっとの差でカイワリは多少外しても他の魚、アマダイやハタとの出会いが増えるような気がしている。

魚探を覗きながら本当なのか念力のせいなのかわからない程度の海底の差を見つけて、慎重にアンカーを入れる。

コマセを撒くと確かに、先の場所に比べると時々魚影らしきものが見える。
何の音沙汰もないままにコマセを入れるために仕掛けを上げてみると針がないが、これも魚がいる証として今は嬉しいくらいだ。

エダスを切ったフグに気を良くして、魚がいるならもうここで頑張ろうと決めてせっせとコマセを撒いていると、とうとうアタリ。
しかもずっしりと重量感がある。
これはハタだな。
とうとうやったぞ、これで一安心、慎重に慎重に上げてくる。

おやっ? もう直ぐというところで、道糸が斜める。
覗き込むとサバが2匹ヒラヒラと。
この野郎! 実は今日は結構な濁り潮のためにこの時には見えていなかったが3本針ウイリー仕掛けの一番下の餌針にもサバが付いていた。
3匹がそれぞれに暴れるためにあの品のない動きが平均化され、ハタ化してしまったのが騙された要因だった。
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サバタン用に捌いて持ち帰ることにする。

落胆の後、しばらくしてやっとカイワリ、
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またしばらくしてもう1匹カイワリ、
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続いて(これも多分)カイワリを途中バラシ。

プチ時合いかな? 
ここでOmさんに電話を入れようとしたが、これくらいで呼び出すのもな、と止める。

岸上がり後聞いた話では、Omさんも丁度このころにカイワリの時合いで五目漁師に電話を下さったらしいが、出なかったよ! とのこと。

この後は、狙った通りカイワリに混じってシロアマダイやレンコダイがポツリポツリと釣れてくれる。

で、今日の釣果はこれ。
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Omさんは、五目漁師が場所替えに向かう時には、やっと2匹です、今日は駄目ですねとおっしゃっていたのに上がってみるとこれ。5a_20250510221701

さすがに名手だけあって、時合いを見逃がさずこの釣果。

べた底の反応が良かったがバラシが多く、あえて4mに棚(仕掛けの先針)を上げて釣ったとのこと。
一方の五目漁師は数は少なかったが基本ベタ底でバラシは1度のみ。
コマセの出し方や、底潮の状況などで食いっ気も随分と変わってしまうようだ。

釣った日は、小型の鯛が釣れた時には我が家の定番のパエリア。
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サフランの爽やかな香りが飽きさせない。

小鯛が釣れる度に、もう10回以上も作っているのに未だにレシピを引っ張り出してきて、野菜や調味料などの分量を一字一句確かめないと作れない料理音痴の五目漁師には、自分ながらあきれ果てている。

次の日に、カイワリとシロアマダイ、ソウダの5点盛り。
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レンコダイの木の芽味噌(自家製)焼き。
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5点盛りの中で今回一番美味いと思ったのはマルソウダでした。皮を剥ぐために包丁を入れるとベットリではなくサラサラの脂が包丁を伝って流れ出るほどでした。身の色も赤ではなくピンクでした。
井上丸のお兄さんにはこれは顔つきはマルでもヒラですよと言われましたが、どう見てもマルですよね。

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2025年5月 6日 (火)

孫との釣り始め

5月5日は伊東(井上丸)に釣行。

今回は以前から約束というか、五目漁師の方から誘っていた孫(中2女子)との釣りがやっとできた。

五目漁師が釣って帰った魚を見たり食べたり、部屋に置いているリールを回してみたりしながら興味を持ったのか、小3の頃には釣りの話を聞きながらこんな絵も速攻で描いてくれた。
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リーゼントの髪型は五目漁師の強い要望でツルツルの上に描き足してくれた

始めは網代で筏釣りを予定していたが、あまり釣れてなさそうだし臭っさい餌釣りよりも簡単で、しかも初心者にでも大物が期待できるタイラバが良いのではと思いつく。
時すでに遅し、連休が始まるこんな時期に一艇しかないエンジン艇が空いているわけがないわなと思いつつ、ダメもとで井上丸に電話を入れる。

まさか空いてないですよね。
そうですね空いてないですね、1,2,3,4あれっ? 1,2,3,4あれっ5日は空いてますよ。
やったね。

それから1週間、思いを巡らせながらコースどり、2人分のタイラバや竿、リールをあれやこれやと準備する。
いつも釣行を決めるのは天気予報が固まってくる2日前、時には前日になるまで待つこともあるが、今回は、そこは目をつむって決めただけに天気だけが心配になる。

ただ、家族の中では彼女が絡む行事は予報が雨であろうが前日が大雨であろうが当日は晴れになる。
周りが雨でも嵐でも彼女が行く先々だけは晴れ間が現れる。
そんな晴れ女子で通っているだけあって、今回も予報は次第に良くなり絶好調。

普段は、うだうだと寝起きの悪い彼女が当日の朝は3時半起床で五目漁師よりも早く準備を済ませ、さあ出発!
1番乗りで現地に到着して、井上丸のお兄さんが手漕ぎボートの準備で忙しくなる前にエンジン艇のもやいを解いて岸払いする。
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今日は小潮、天気予報に関わらず北東の風が入るとうねりを連れてくる伊東や宇佐美。
まだ静かな朝凪の間に予定している範囲で1番遠いマリンタウンの先に向かう。

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(現地では撮らなかったので事後撮影)

五目漁師がいつも使っているタイラバ竿としては硬めの竿(XHB仕様)に彼女にはおあつらえ向きのビンビンスイッチ風(75g)を着けて落とす。

もちろん竿を握るのは初めてなので、先ずは、着底感を説明するために浅めの40mから始めるが、流れも風もないためか簡単に要領は掴めたようだ。

その後、次第に沖に向かい70mまで行ったが、肝心の魚信は皆無。
アタリの経験がない彼女にはその瞬間はククッとかグッグッとかビンビン風のガツンとかおざなりの言葉でしか表現できないので、先ずはその感動は自分で味わって欲しいと思いながら次々と流しを変えていくが五目漁師にさえも一向にアタリはない。

前日にはせいぜい1日に2、3回のアタリを求めて釣る釣りなので、とは説明はしてきたものの、何とか釣らせてやりたい。
しかし結局、五目漁師にコツンのアタリが1度あっただけ、彼女にはナッシングのままで11時過ぎに一度上陸し井上丸の直ぐ隣にあるステーキガストで昼食タイム。
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ガストの店内からは伊東の海が一望できる。

昼からは作戦を変更して小型でもよい、タイラバの外道No1を競うイトヨリかホウボウ、上手くいけばアマダイ狙いで40m前後の浅場を攻めることにする。

しかし、そこで五目漁師にやっと掛かってくれたのは、例のにっくきカナフグ野郎。
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いつもなら腹立たしさにそれ相応にいじめてから放流するが、プライヤーで白いお腹を少し突いただけで興味津々見ていた彼女が可哀そうとか、無茶をするとかと言うのでいじめ損ない、隅に放っておくことにする。
すると、フグって陸上でも息ができるの?口パクパクして苦しそうとか気になって仕方がないらしい。
仕方がないので最後に少しだけ頭を叩いて五体満足なまま元気よく帰って頂くことにした。
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よかったな、2度と来るな!

その後しばらくして、とうとう彼女に大型の魚が掛ったようだ。
1kg前後に設定しているドラグが逆回転して巻けないと言いながら、かなり速いスピードで巻き取ろうとしているのでタモを準備しながらゆっくりでいいよとアドバイス(のつもり)。

しかし、これがいけなかったようだ。
一瞬巻きを緩めた時にあれっ? 軽くなってしまった。
アレホレアレレ・・・(いらんことを言うんじゃなかった。)

先に、カナフグを逃がしてあげたお礼のしるしだったのに、いじめた五目漁師が口出しした途端にバラシか。
うーん、あとあと少し考えてしまう。
正に日に1度か2度のアタリだったのに、釣らせてやりたかった。

この後、再び彼女にアタリ。
今度は黙って玉網を握って横で構える。
上がってきたのは残念ながら小型のトラフグだったが大喜びの彼女。
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フグなれど、いよいよ時合い到来かと期待したが、この後は双方ともにアタリは無く残念ながら完ボに終わってしまった。

2時になったので片付けを始めようとすると、彼女から2時半までやれるんじゃないのと、いつも最後の最後まで粘る五目漁師に逆提案。Dscf8922s

五目漁師が片づける傍らで巻き巻きを続ける彼女にこれならまた誘えるな、と次の釣りに期待する。
部活などで忙しい中、次に連休があるとすると10月らしい。


今回は完ボ。
料理写真がないので先に伊東で釣ったシロアマダイの料理写真。

シロアマダイのワイン煮
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シロアマダイの茶碗蒸し
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本日、釣っていると保安庁のボートが近づいてきました。
免許証を携帯しているかどうかの確認かと思ったら、玉網に入れて差し出してくれたのは海の安全などのパンフを入れたエコバックでした。
五目漁師にとっては珍しくもありませんでしたが、彼女にとっては玉網に物を入れて差し出す風景が異様だったようです。

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2025年4月27日 (日)

久々の沖流しオンリー

 

4月26日は伊東(井上丸)に釣行。
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カイワリ釣りも楽しいが今回はタイラバとジギングで真鯛、ハタ、アマダイ、それにオニカサゴなどを狙ってみる。

ここ3回は天気の関係もあり、365日連休の五目漁師としては珍しく週末の釣りが続いている。
それもあって、今回もカイワリ名人のお一人、Kさんと共に岸払いする。
天気さえ良ければ毎週末釣行のKさんにとっては偶然でもなんでもないが、楽しい一日になりそうだ。

五目漁師は先ずは、港の出入口に近い根回りから始めて、風や潮流の様子を見ながら流しのルートを決めていくことにする。

前々回だったか、もう一つ前だったか忘れてしまったが、虎の子のTGベイト80gをその1投目で根に掛けてしまった後悔から、メタルジグのリアーのトリプルフックは止めることにした。
更に、その上でヤバい根回りでは比較的根掛かりしにくいタイラバを優先することにしている。

早朝は南東風が強くボートの流れが速すぎるのではないかと心配したが(多分)風向と潮流が逆になっているお陰で丁度良い加減に北西方向に流れてくれる。

根回りからは少々外れたところだったが、しばらくするとビンビン風タイラバ特有のガツン!のアタリ。
何というか、ゴッツンゴッツンの硬く重たい引きに何だろう? 
朝一からやったね、と気持ちは昂る。

しかし、さ~あ勝負♪、とカメヤのテーマソングを口ずさむ余裕は元々なかったが、うまく底からはがしたと思った直後にあっけなくバラシ。
こんな時にガッツりとトリプルフックだったらなと悔しさが残る。

そんな中、ふと見ると井上丸の遊漁船が目の前に浮かんでいるではないか。
井上丸は確か仕立て専用だったと思うが、何れにしても手漕ぎボートの出し入れをしながら、一方で船長務めは時間の調整なども含めて大変そうだ。
ここでは釣れなかったのか早々に手石島方向に向かう井上丸に、お兄さん頑張って!

さて、ボートの流され方が分かったところで、東側に漕ぎ上りつつジグザグにマリンタウン側に流して行くことにする。
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途中待望のアオハタを掛けたが、情けないというか、今や当たり前というか、どのあたりでどんなふうに掛けたのか今では全く思い出せない。
そろそろ、きているのかもしれない。

途中、カイワリポイントに寄ってKさんの様子を伺うと、既に(カイワリは)10匹はいきましたよとのお返事。
仕掛けも竿も餌もありますのでやってみませんか? とお誘いをいただく。
そんなに釣れるんだったら、と一瞬怯みかけたが、いやいや今日は1日流す覚悟ですからとお断りする。

さて、本日の一番の期待のポイントは、以前たまたまオニカサゴを連続で掛けたポイントと、同じ日にその少し北側で何を狙っているのかはわからなかったがエンジン艇の釣り師が餌釣りでずっと粘っていたポイント。
両方とも魚探にマーキングしているので今回は楽しみにしている。

その時はアマダイ狙いでタイラバのずる引き+跳ね上げ(五目漁師流に名付けてタイラバ跳ね上げ釣法という海底砂漠の伊東ならではの釣法)をやってみたところ運よくオニカサゴが掛かってくれたので、今回もやってみたがそううまくは行かなかった。

続いて、直ぐ近くのエンジン艇居座りポイントに向かうと、なんと驚いたことに突然魚探の画面がベイト+お魚マークで賑やかになる。
これが居座りポイントの実力なのか、たまたまなのかは分からないが、この後、付近では結構一帯に同様のベイト反応があったのでどうやらこの場所特有のものではなさそうだ。

今日一の反応を見て慌てた五目漁師は、ここで本日初めてジグを入れてスローなワンピッチジャークで反応の中を通すがアタリはない。
直ぐに諦めて再びタイラバの巻き巻きに替えると、今度はガツン! 来たぞ!
穂先をガタガタと叩くアタリから時々グイングインの引きに変わる。
しかも重い、これは大物に違いない、バラすなよ!バレるなよ! 慎重に慎重に時間をかけて上がってきたのは、そこそこのサイズのアオハタだったが期待していたほどではない。
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見ると自作の3本針フックの3本ともがお腹に擦れ掛かっており、これが重さの要因だったようだ。
シラス(?)の中で夢中に捕食中だったハタが不注意にも1本のフックに触れてしまったのをきっかけに3本のフックが絡めとったのだろう。
よく見ると、フックを結んでいるハリス(シーハンター8号)には傷があり、中心素材がむき出しになっている。
ベイトの群れにはハタやフグを含め色んな魚が集まってきているようだ。
いよいよ海中にも春の訪れをイメージする。

この後は、あちこちで盛んなベイトの群れを追ってはタイラバを巻き巻きする。
まだ昼前なのでもう1、2匹は欲しかったが、伊東独特の昼過ぎからの南東風が次第に強まってくる。
この風は戻るのが辛い風。
できるだけ戻る場所に近いところでやろうと朝の根回りポイントに向かったが、案の定、途中で漕ぎ疲れてしまい、面倒になったのでそのまま早めのお沖上がりとなった。

で今日の釣果はこれ。
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お目当ての一つだったハタが釣れたので良しとしよう。

で、びっくりはKさんの釣果、
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良型カイワリ(20匹)の他に鯛やイトヨリも含めてクーラーボックスにもう入りきれないほど。
これでもカイワリは掛けるのは難しくほとんどがウイリーに、しかも特定の一色にのみに来てシャクリにもテクニックを要したとの。


ハタは1匹をカルパッチョ、
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いつもどう料理するか悩んでしまうイトヨリは野菜あんかけに。
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手を海水に入れてみただけですが、海水温が急に上がった気がします。

この春一番のベイト反応でしたが、カイワリの海ですからシラスですかね。
この日私がお会いしたサバフグは小さいのが1匹だけでした。

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2025年4月20日 (日)

幻のアカアマダイはどこに?

 

4月19日は伊東(井上丸)に釣行。

前回で一旦カイワリ釣りは終わりにして、今回はタイラバとジギングで沖を流してマダイやハタなどを狙おうと道具の準備を進めていた。
しかし、何か踏ん切りがつかない。
前回はカイワリを釣るには釣ったが、中途半端だったなぁ・・・。

で、前日になって、やっぱりカイワリも少しやってみようと急遽作戦変更。
2キロ(いつもの半分)だけアミコマセを準備し、それがなくなる10時頃までだけカイワリをやることにした。

井上丸に到着するとKさんが、そして月1と言ってらっしゃったサビキさんまでもがいらっしゃるではないか。
どうやら両名とも五目漁師と同様に、前回の釣りが何となく中途半端な気持ちは共通していたようだ。

ただ今回は3人だけではない。
カイワリ釣りの見た目好調に好天気も相まって店先は満員御礼で賑わっている。
聞くところによるとボートが予約で出きってしまい、お断りしたお客さんもあるとか。

店主のお兄さんが孤軍奮闘忙しい中、五目漁師もあわただしく岸払いする。
(おかげで車の中に五目漁師にとっては必須の帽子と朝食のパンを忘れてしまい、一日の大きなハンディとなってしまった)
大方のボートは、次々ともちろんカイワリポイントに向かう。

その海上、いや会場は他店からのボートも含めて最近の伊東では珍しいほどの混雑ぶりだ。
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さて、本日の1投目。
海水が濁っていた前回と違って、仕掛けを入れるとコマセの尾を引きながらズドーンと深みに落ちていくビシの姿が14、5mは見えているだろうか、前回と違って冷たそうな澄み潮が心配になる。

果たしてこれが丁と出るか半と出るか?カイワリが出るかフグが出るか?

オヤっどちらも出ない。
いつもの通り、カイワリは海底には居るには違いない。
ただ、この潮の状況が余程お気に召さないのか、たまに2本針吹き流し仕掛けの先針の餌だけがなくなるが、まだ一度もそれらしきアタリはない。
フグさえも食ってくれない。

回りも同じような状況なのだろう、最初は風も波もない平和そのものの雰囲気に好感を持っていたはずなのに、期待したカイワリからの反応のなさに嫌気がさしてくると、張り詰めていた会場の空気は次第にだらけてくる。
今は静寂の中で惰性でしゃくるボートあり、寝入るボート有り、ただ怠惰なムードが漂う。

実は、普段は大物狙いを主体にルアーで沖を流しているカヤック仲間が、今日は珍しくこのコマセ釣りに参戦している。
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折角なので、何とか釣れて欲しいと思いながらも準備したアミコマセの残りが少なくなってきたところで、気晴らしに沖側に場所移動する。

水深42、3mで何となく海底がざわつくところを見つけ先程までと同じ仕掛けを落としてみると、なんと1投目に本日初のアタリにびっくりする。

結構引きは強いが、途中でゴンゴンと来る様子からカイワリではなさそうだがフグでもなさそうだ。
上がってきたのは今や伊東の常連となったシロアマダイ。
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正に1投目マジック、嬉しいが一方でがっかりもする。
カイワリならこんなところに居たのか、よしっ!となるが、ところが変わったので魚が変わっても当たり前と思いながら2投目。
着底後2、3度シャクリ上げるとまたアタリ。
今度も小さいがシロアマダイ。
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アマダイは海底に穴を掘ってコロニーを形成するとは聞いているがこのことかな。

3投目、えっ?!
また直ぐにやはり小型のシロアマダイが続く。
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そして、4投目、今度は今までで1番強い引きだがやはりシロアマダイに違いないと確信した通りだった。
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さすがにコロニー。
申し訳ないがお母さん、お子さん、そしてそのお子さんのお姉さんかお兄さん、最後にお父さん、と1家族分を釣らせていただいたところで元の静かな海に戻ってしまった。

釣れない中での情報として連絡を入れたので、Kさんやカヤック仲間もやって来られたがもうこれっきりだった。
アンカーを入れているだけに、これは仕掛けが正に穴に嵌った時のアマダイ釣りの醍醐味なのかもしれない。

さて、いよいよコマセも底をついてしまったので以降はタイラバに切り替える。
ところが残念なことに、お目当てにしていた海上は“本日ヨットレースが実施されているので手漕ぎボートの航行には注意して下さい”と海上保安庁のお触れ船が回ってくる。
主催者からのお願ではなく海上保安庁の船だったことに少々違和感があったが、仕方がない。
五目漁師も昔とった杵柄、レース用に打たれたブイの位置からコースどりは分かっているので、恨めし気にその辺りまで近づいては反対方向に流して行く。

五目漁師は単体の大真鯛や大ハタを狙う時には、ベイト反応や根回りはあまり気にせずに少しずつ移動しながら、くじ引きのアタリを期待するがごとくルアーを落としていくが、今日はハズレばかりでアタリがない。
唯一あったのは、気にしないといいながらも、期待していた根際に落として掛かってきたウッカリンのみ。
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結局、1日渋い日に終わってしまった。
たまたま落とした仕掛けがアマダイの穴に命中していなければ、ボになるところだった。

で、今日の釣果はこれ。
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アマダイは1尾を昆布締めに。
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ウッカリンの甘酢あんかけ。
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アカアマダイはどこに行ってしまったのでしょうかね。

世の中には幻と言われる魚が結構あります。
シロアマダイの他にアラやイシダイもそうですね。
伊東では特に今年に入ってからはアカアマダイは殆ど見なくなりました。
今は、アマダイと言えばシロアマダイです。
元々、アカアマダイの方が愛らしい顔をしていますので、会いたいですよね。

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2025年4月13日 (日)

助けられてなんとかカイワリ


4月12日は伊東(井上丸)に釣行。

伊東ではカイワリが日によって、あるいは釣り方によって釣れたり、釣れなかったり相変わらず気まぐれ振りを発揮している。
今回はきっぱりとそのカイワリに勝負を挑む。

昨日の段階では天気予報が怪しかったこともあり、今日海上に浮かんでいるのは何れもダメもとでやって来た奇しくも仲間内の3名。1daxp258861s

カイワリ釣りにおいてはその引き出しの多さにいつも感心させられる名人のKさん、カイワリが押し寄せてこようが、フグが襲撃して来ようが常にロングハリスの真鯛狙いは手放さないサビキさん、そして最近ではアンカーを入れてコマセで魚を集める釣りよりもボートを流して魚を探す釣りの方が好きな五目漁師。

例によって北東風が入ると風の強さ以上にウネリが押し寄せてくる。
おもしろいことに、そのうねりによるボートの上下動のために3名が3名とも走錨しているが、同じ方向に同じように流されるためにお互いの位置関係をほぼ保ったままで、次第に岸に向かってカイワリポイントから外れていく。
すると3名が3名ともアンカーを上げて再び風上側に向かって漕ぎアンカーを打ち直す。

こんなことを2、3回ずつやったであろうか、9時を過ぎる頃には漸く海面が落ち着いてくる。
この間、流されるにまかせて手をこまねいていたわけではなく、五目漁師は開始直後にシロアマダイ、
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そしてカイワリが2匹。
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潮の濁りもあって、自分では今日は結構調子が良い方だと感じていた。
ところが、驚いたことにアンカーの打ち直しに戻るすれ違いざまに聞くと、Kさんは既にカイワリが5匹らしい。

五目漁師はこの2匹で止まってしまったが、遠目に見ているとKさんはその後も何やら頻繁に釣り上げていらっしゃる。

五目漁師があがく姿から察知されたのか、やがてKさんから様子伺いの電話がかかってくる。
どうですか?
いや、走錨で大変だったのでポイントも外れていますし釣れてませんと言い訳。
すると、底にコマセの煙幕を張るよう底トントン風にコマセを出して、底ベタで待つとよく釣れますよ、とのこと。
実はこの時は説明を聞いても確固たるイメージがわかなく、こうかな? と少しやってみたが効果はなかった。

うねりも収まったので、誰ともなく互いに近くに場所移動して3名がお互いの様子が確認できる程度の距離で釣っていると、相変わらずKさんは絶好調。
Kさんの直ぐ隣のサビキさんはマダイ狙いで忙しそうに2本の竿を操りながらKさんの釣りっぷりにはやや呆れ顔でたまにカイワリ。
少し離れた五目漁師は何で何で? Kさんに見よう見まねで竿とリールを動かすもカイワリどころか餌もなくならない。

確かにどちらかと言えばKさんが潮下(風下?)、サビキさんが真ん中、五目漁師が一番上なので自分は餌巻きか? とあらぬことまで考えてしまう始末。

キターっ、でかいのが掛かったと思ったのに上がってきたのは、例のカナフグ。
そして、キターっ。
そこそこでかそうだ。
しかし、途中からそこそこでかいどころか超大物に変わり、とうとう巻けなくなってしまった。

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これはででかい。 暑いのでシャツ1枚になって大物と奮闘する五目漁師


両名が応援してくれるがこれ以上は巻けない。
気が付かぬ間に風向の変わり目でボートの真下に漂っていたアンカーロープに巻きつけてしまったようだ。
走錨を防ぐために持参したロープを継ぎ足していたのがここでは裏目出てしまった。
やれやれ、歳のせいか最近は注意力が散漫でこの手の失敗がやけに多い。

さて、カイワリ釣りに話を戻すと、Kさんは相変わらず釣り続けていらっしゃる。

五目漁師は、いよいよしわがれ声が届くところまでボートを近づけて、接近戦で再度アドバイスを乞う。
魚探の反応は皆無、餌盗りも皆無なのにどうして? とお聞きすると、今日のカイワリはどうやら底べったりですよ。
こんな時には魚探に反応は出ないのかもしれません。
底付近にコマセを撒いて仕掛けが底を這うようにビシ高を調節して、そこで待てば来ますよ。

うーむ、具体的過ぎる。
わかった。
今度は自分なりにしっかりとイメージができた。

着底後、巻き上げずに底付近にコマセを出し、底潮の流れを想定した上でビシ高を仕掛け長よりも少し低め(ここはあくまでも想像)にとって、あとはシャクリ上げたりせずにその棚で待つ。

なんと、素晴らしいことに、ここから五目漁師にまるでスイッチが入ったかのようにKさんと同様に釣れ始める。
いや最終的にはかなり挽回迄漕ぎつけたようだ。

ある時には魚探にウヨウヨ写るにも関わらず針が付いた餌は見透かして決して食ってくれない、またある時には以外にも5、6mも上層に浮いたり、そして今日は極端なベタ底だっりと、一筋縄ではいかないカイワリ。

Kさんは、べた底にコマセと餌を同調させれば釣れる日って以前にもあったんですよねと涼しそうに仰るが、あらためて名人の経験と技が詰まった引き出しの一部を覗き込んだ気がした。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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五目漁師の釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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Kさんの釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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サビキさんの釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

おそらく、いつもの調子で手を替え品を変えながら、上に上にと棚を探る釣り方ををしていたら、今日の五目漁師はボ(おかずにも満たないほどの釣果)に終わっていたのではとKさんに感謝。

刺身8点盛り
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カイワリ、シロアマダイ、イトヨリの刺身8点盛り。

焼きカイワリご飯。
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今日でカイワリとの勝負は決着をつけて次回あたりからは沖流しでそろそろマダイやハタの大物狙いかなと思っていたのですが、本日の釣果は中途半端な感じ。
そうそう宿題のヒラメも残っていますし、中深場は惨敗でしたし、それにシーズンインしたら今年は久しぶりにアオリかエギングもやってみようと思っています。
忙しいですね、どうしますかね。

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2025年3月31日 (月)

当たらない天気予報のお陰で1日楽しめた


3月30日は伊東(井上丸)に釣行。

最近は、Windyで提供されるMSMの予報を中心にチェックしている。
GPVではあるが、下手な天気予報に比べれば一番正確であって欲しいと思っているからだ。
現に、最近では他の予報が荒れ模様の中で“いやいや釣り日和ですよ”的な予報をしてくれることが多かった。

そのMSMが、今回は10時以降はどん吹きの前日予報。
365日連休の五目漁師、普段ならわざわざこんな日に出掛けることはないが久しぶりに仲間の顔も見たい。
たまには週末にしか出られないサラリーマンの気持になってみるのも良いのでは、と釣りは半ば諦めながらも出勤する。

さすがに念のために竿は持ったが、途中で買っていくアミコマセはいつもの半分(2k)、付け餌は前回失敗したしゃくれば落ちるオキアミのしかも撒き餌用に残していた冷凍保存版、氷は買わず。
こんな調子で、現地に着くと驚いたことに皆さん待ての様子などみじんもなく準備の真っただ中。
そんな雰囲気に五目漁師も一気に乗っかり(いや、不安を片隅に)岸払いする。

結果、忙しい皆さんの“だって今日しかないもん”という平然と構える強い気持ちが風を吹き飛ばしたのか、一日素晴らしい天気の下に釣りが楽しめた。

冬場は4枚と決めているホッカイロこそ止めたがまだまだ冬支度の五目漁師。
一方、桜の開花宣言に乗じて薄着で乗り込んだ釣り師は、寒くて震えたとも聞いた。
何れにしても天気の神様、サンキュー。

で、釣りの神様は如何に!

この時期なので皆さんカイワリポイントに集合かと思いきや、意外にも半分の方は寧ろアマダイなどの底物狙いの流し釣りだったようだ。
五目漁師はアミコマセがいつもの半分しかないので、先ずはカイワリをやって、コマセがなくなれば沖をタイラバで流してみよう、予報通り風が強まれば早めに退散のつもりだ。

さて、前回に続いてまたまた情けないチョンボ話から。
珍しくコマセを撒いても撒いても魚探には反応が現れない。
3、40分もしてからご一緒しているKさんに今日は何も居ないですねと電話を入れると、まだ魚探はセットしていないけど2匹釣れましたよとの返事。
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えっ!? そっちに移動しようかなと思いながらもその後、反応がない原因が分かった。
実はパカットビシの下窓が何故か全開になっていた。
これじゃ、コマセが底まで届かないわな。
魚が集まってくるわけがない。
とうとうもうろくも絶頂期に入ったかなと苦笑いしながら慌てて窓を全閉して1投目を入れると、いきなりびっくりのカイワリ。
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しかし後は続かない。
やっぱりあるねー、あれが実質の1投目マジックだったようだ。

風向きが変わって少し浅くなったので、沖側に移動するがアタリは途絶えたままだ。
コマセがいつもの半分しなくケチ臭く撒いているからだろうか。
付け餌のオキアミは例の弱い奴なので思い切ってしゃくれないし困ったもんだ。

だったらサビキにしてみようと、市販のサビキ仕掛けの先に着いているスナップをチヌ針4号に変えて吹き流しサビキで使ってみるが、
やっぱりダメ。

前回あった昼からの時合いに期待して貴重なコマセは残しておきたいので、10時過ぎには一旦タイラバで沖を流してみることにする。

水深44、5m。
しばらくして中層まで追って来てやっと掛かってくれたのはホウボウ。
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ネクタイの先っぽを何度も咥えるが、思いっきりの悪い奴で直ぐに離してしまいなかなか針に来てくれない。
そんな時にはこちらも少しタイラバを落として、再び誘いをかける。
そんな攻防を楽しませてくれた1尾だった。

基本、風は弱く、潮流は殆どなく、60gのタングステンヘッドがボートの直下に落ちていくので釣りにならない。
こんな時は、タイラバシャクリをやってみよう。
伊東の海底砂漠ならではの五目漁師のタイラバ釣法だと思っている。

タイラバをリリースしながら直ぐにオールをとって漕ぐ。
水深40数メートル、ラインが100m程出たところでヘッドの着底を待って、先ずは海底をズル曳きする。
なんたって砂漠なので根掛かりの心配はない。

砂(または泥)煙を上げながら期待はアマダイ。
数メートル曳いたところで次に大きく竿を煽って、タイラバヘッドを跳ね上げる。
正にアオリイカ狙いのエギの跳ね上げと同じ感じ。
ただ、ラインが斜めって出ている上に、エギに比べると重たいだけの玉なので、そんなに跳ね上がることはなくチョロッと前方にスキップする程度かなとイメージしている。

すると何回目かの跳ね上げの直後にキターッ! この叩き方はフグだろうか? 
見えてきたのは真っ赤な魚影。
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やったね。
調子にのって同じようにやっていると、今度はズル曳き中にゴソゴソ感。
慌てて合わすと結構重い。

今度はハタかな?カサゴかな?
たまにグイーンと穂先を海中に持って行くが、基本重みが残る。
正体は意外やサイズアップのまたオニ(35cm)。
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仲間にプレゼントしてもらった珍しい白のTGビンビンスイッチキャンディ60g(ラバー部は自作に取り替えている)が大活躍だ。

この後は、真鯛を狙ってみたが12時過ぎには前回の時合いが気になり元のカイワリポイントに戻る。
ここでも、なんと1投目マジックで最初にカイワリ。
ただ、当然のことながら後は続かない。

やっとアタリ。
しかし、瞬時に針(チヌ針4号)を折って逃げられる。
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化け物がいると思ったのはこの後だった。
結構な引きと重み。
しかし途中バラシ。
ところが、2本針吹き流し仕掛けの餌は2つ共付いている。

首を傾げながら再び仕掛けを落とすと、直ぐにまた結構な引きと重み。
今度こそはと慎重に上げてくるがまた中層でバラシ。
なんだろう? 悔しい。

こんなことが3回続いた後でやっと正体がわかる。
パカットビシが破壊されて上がってきた。
パカットビシの蓋の開け閉めの支点となる可動部が外れてねじれた蓋が半開きになっている。
正体はフグだろう。
この野郎!

少し場を休めてから新たなビシを入れる。
気を付けていると穂先が振動している。
もうやり口はわかっているのでリールを巻き始めるとやっぱり中層で離される。

今度は蓋がねじれた上に上蓋の一部が割られている。

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もはや奴は潮間に揺れるオキアミなどに興味はない。
直接ビシにかぶりついてコマセを食い尽くそうとしている。
なんという獰猛さ。
なんとか針に掛けて懲らしめたいところだったが結局パカットビシを2個破壊されたところで完敗。

場所替えを余儀なくされながら最後まで粘ったがコマセも時間もなくなったところで終了。
結局、当初は、10時過ぎ迄かなと思っていたが、最後まで稀に見るほどの釣り日和だった。

で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
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コマセの準備が少なく途中でタイラバ流しに切替えたのが寧ろ良かったようだ。

カイワリ釣りは1日厳しかったが、そんな中でKさんの釣果が素晴らしい。
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手漕ぎが出られない時には、宇佐美のカイワリ専用船に乗っておられるだけに、いつもながらのカイワリ名人振りを感じる。

久々に釣れたオニカサゴは姿造り。
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肝はもちろん、胃袋、皮まで食べつくす。

カイワリは相変わらず下手くそな握りに。
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桜の開花宣言の直後に海面水温はまた16°を切ってしまったようです。
ブログを更新している今も寒いです。
車は、先日今年初めてクーラーを入れましたが、今日は暖房で走りました。
実は今日スタッドレスタイヤを夏タイヤに入れ替える予定でしたが、富士山方面は雪かもとのこと。タイヤ交換は考えてしまいます。
一旦顔を見せたカイワリは引っ込んでしまいましたが、フグ野郎は今から出る一方だと思います。
五目漁師と同様にフグ大嫌い、フグには勝てない方は早めのカイワリがが良いと思います。

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