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カテゴリー「<!ー010伊東釣行ー>」の記事

2024年11月27日 (水)

やっと伊東の海に出る

 

前回(7日)の記事から20日間も空いてしまった。
そろそろブッチンダかと思われているかも知れないが、待ちに待った秋の本格シーズンに手をこまねいていたわけではない。

16日は“釣りのないお泊り釣り”。
思えば釣行予定と天気のちぐはぐはこの日から始まった。

コロナ禍もあってしばらくやらなかったが、久しぶりに釣り場を同じくする仲間6名がYさん幹事のもとに集まった。
伊東の井上丸を仕立てて皆で釣りまくり獲物を料理して酒を飲む(予定だった)。

当日の朝6時に井上丸に集合したが、あいにくの荒天。
恨めし気に海上のウサギを見つめる中で、敢無く釣りはなくなってしまい、活魚店で買ったイシガキダイやアカハタを料理して酒宴と温泉だけになってしまった。
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皮肉にもお泊りの次の日には天気は一転し釣り日和だった。
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残念だったが、この釣りシーズンを逃すものかと、その後も道具を車に積んだままに2、3度釣行を予定したが前日になって暗転する天気や別の用事に阻まれる。

もう何がどうなったのか忘れてしまったが、近いところでは、やっと好天にありつけたと思った23日は、忘れていた小型船舶の免許の更新日だったことをヨメサンに思い出さされ断念。

25日も期待できそうな日ではあったが、予てからの河口湖の紅葉撮りに出掛ける。
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この日は、昔富士山写真大賞に入選した写真が川瀬巴水の風景誌展に併設して展示されるということで、河口湖美術館に立ち寄って久しぶりに過去の作品に会ってきた。
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湘南海岸(ヘッドランド)から撮った夕映えの浜

撮影の合間に何度か天気予報をチェックすると、怪しげな予報の中で、もしかしたらと急遽予定した明日(26日)はやっと出られそうだ。

そして、超久しぶりの釣行は、井上丸でエンジン艇を借りて急な誘いに乗ってくれた弟と出船する。
狙いは、フグを避けるために少し沖(水深60m以上)に出てマダイ、ハタ、あわよくば青物(カンパチ)。
更に、もうシーズンは終わっているかもしれないが、ずっと準備したままで置いていた道具に念のためにアカハタ釣り用の竿と仕掛け(直リグ+ソフトワーム)を加える。

さて、当日。
驚いたことに昨日はやっと素晴らしい予報になったと歓喜していたのに、今朝になってまたもや危なっかしい予報に変わっている。
もはや、あきれ返るしかないが、気持ちを引き締めて結構な荒波の中を、先ずは近場から攻めることにする。

弟はタイラバで専ら底狙い、五目漁師はスロージギングで中層での青物にも期待する。
しかし、沖に出るや波にもまれる枯れ葉状態で釣りにならないし、少しヤバイくらいなので、宇佐美側の60、70mに移動する。

ここでもタイラバ巻き巻き、ジギングスロースローを繰り返すが、一向にアタリはない。
もう少し内側に入りたいが、60mラインを割るとすぐさまこいつがやってくる。
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うねりがまだまだ煩いが、風は止み潮は流れないためにボートは大きく揺れながらもエンジンを止めた場所に止まったままだ。
こんな時にいつもの手漕ぎボートなら少しずつボートを移動するが、2人で乗っていると巻き上げのタイミングが合っているわけではないので相手が弟とは言えども頻繁な移動の声掛けには気をつかう。
それに手漕ぎに慣れた五目漁師はアイドリング状態での煩い釣りは我慢ができず直ぐにエンジンを切ってしまうが、一方で頻繁なエンジン始動はセルモーターのバッテリ上がりも気になったりして、結局、小移動作戦は失敗する。

お昼前後まで弟のタイラバにはフグ以外のアタリは一度もなく、五目漁師は小型のホウボウとイトヨリが1尾ずつに終わってしまった。
ヤバイ、このままでは完ボに終わるかもしれない。
迷ったが、ここでマダイや青物は諦めて手石島周りのアカハタをやってみることにする。
岩礁や根回りの根魚狙いなら艇の流れが緩いこと自体は寧ろ都合が良い。

ポイントに到着して直リグにフナ虫から手足が伸びたようなキモイワームを落とすと着底と同時にアタリ。
本日初めての魚らしい引きに興奮しながら上げてきたのはここではお決まりのアカハタ。
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フナ虫の手足はなくなってしまっているが、そのまま続けて投入するとまた直ぐにアカハタ。
忙しい入れ食いが続きこの調子では直ぐにクーラーボックスは一杯になるかと心配したが、数10分でぴたりとアタリが止まってしまう。

ここでのアカハタ釣りはこれで3回目になるが、3回が3回とも1投目から入れ食い、そして数匹釣ったところでピタッと止まる、こんな状況だった。
こんな時には少し場所移動してもアタリが戻って来ることはない。
潮目が変わった、釣ってしまって当面は魚がいなくなった、すれてしまってしかも周囲に危険との伝令が飛んでいる・・・何がどう変わっているのだろうか、これ以上釣っても仕方がないので打ち止めでもよいが、今後の課題だと思っている。

で、本日の五目漁師の釣果はこれ。
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井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト

さて、今日は久しぶりにOさんとお会いした。
Oさんと言えばフグにコマセカゴを4つも切り落とされながらも伊東(オーシャン釣具)で70匹ものカイワリを釣られた豪傑。
そのOさんが恐いと恐れおののきながら定刻に上がって来られた。
50cmを優に超える凄いフグだったらしい。

これ見てよ! と見せてくれる。
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巨大なフグがコマセ用ステン缶に嚙みついたまま上がって来たらしい。
コマセ缶が見事に破壊されている。
皆さん気を付けましょう。
こんなのにガブリとやられたら指が何本あっても足らない。


さて、先日富士山撮りに行ったついでに柚子の里で旬の柚子を買ってきたので、今回は柚子三昧。
先ずは釣った日に柚子を添えてアカハタのしゃぶしゃぶとカマで出汁をとって雑炊。
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次の日に柚子あんかけ。
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残念ながら柚子は使っていないがレモン風味のカルパッチョ。
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久し振りにカイワリもやりたいですが、フグが出ると皆さんの様に頑張れません。水温がもう少し下がって、フグはどこかにそしてカイワリはもう少しの間いてくれる、こんなタイミングがあることを期待しています。

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2024年10月28日 (月)

ジグラバのお試しは大成功

10月27日は伊東(井上丸)に釣行。 

というか、2日前に往復約1000kmの舞鶴釣行から帰ったばかりなので行く気はなかった。
次はいつにしようかなと天気予報を眺めていると、なんと明日を逃すとこの先1週間はチャンスがなさそうだ。

うーん、どうしよう。
少し悩んだがやっぱり行くしかない。

そうとなったら直ぐに、総選挙の期日前投票を済ませて夕方には釣りの準備も終える。
ルアーオンリーは準備も片付けも簡単でよい。

今回の狙いはカンパチ(ショゴ)。
先日ブログにコメントを下さるTNさんが伊東で釣られているので、早速メールを入れてポイントを教えて頂く。
少し迷っていたが準備は終えたし、ポイントは分かったし用意万端整うと、もう釣れる気しかしない。

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朝一、先ずは教えて頂いたポイントを目指す。
付近では結構なベイト反応が見られ、潮もいい具合に流れているので、しめた! と思ったが落とせど落とせどタイラバにもジグにも反応はない。

2時間ほど粘ってみたが、結局諦めてマリンタウン側に移動する。
ここからは真鯛、ハタ狙いなのでベイト反応はあまり気にせずに点々とタイラバを軸に落としていく。

釣り始めてもう5時間近くにもなるのにここまでただ1度不発のアタリがあったのみでフグも来なければ、前回の伊東で多かった中層のメジもどこかに行ってしまったようだ。

水温23.8℃。
これじゃ平年の真夏並みでは? 
いいけど釣れてくれよっ! と少しやけ気味になっていると、突然フッとタイラバの穂先が跳ね上がる。
来たか噂のメジ! 喰い上げかと思ったが、どこまでもラインは空を切る。
リーダーが見事に切られている。

きっとラインにじゃれつくのが大好きな奴(ウスバハギ)の仕業に違いない。
この季節の風物詩に認定しよう。
“穂先跳ね、慌てて巻くも戦いはなし、見えるはウスバの薄笑い”。

愛用のビンビンスイッチ風を切って落とされたが、どうせならこれを試してみよう。
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五目漁師のアイデアかと思っていたら、もうとっくにジグラバとして世の中では使われているらしい。

準備してきた80gのジグ(赤金)をビンビンスイッチ風の錘の代わりに使ってヒラヒラ、ズドーンと落としていく。

すると着底と同時になにやら怪しげな動き。
次の瞬間グイーン。
本日初めて何かが掛かったようだ。
しかも結構引くし、重い。

上がってきたのは立派なアオハタ。
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お試しのジグラバにいきなり掛かったアオハタ

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朝からアタリに見放された状況下、そこで初めてのお試しにいきなりとは・・・びっくり。
こいつやるじゃないの!

そして、2投目。
先と同じように、着底と同時にまたアタリ。
今度は25cmほどのアオハタ。(リリース)
たまたまだと思っていたが、こいつひょっとして凄いのかもしれない。

続けて、3投目。
今度はフォール中に何かが掛かった。
この引きは奴だ。
本日初めてのフグがお目見え。
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ただ、こいつすら今日は今の今まで掛かったことはなかった。
今はフグに腹を立をてている間はない(少しだけ懲らしめて放流)、それよりもジグラバの凄さに興味がある。

4投目、今度も直ぐに小型のオオモンハタ。(リリース)

ジグラバに替えてから怒涛の入れ食いが続く中、5投目。
再びフグ。

ふと周りを見渡すといつの間にかボートがカイワリのコマセエリアに近づいている。
道理で、ここは正にフグの養殖場だ。

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事後自宅にて撮影

もう少しジグラバの効果を確かめたかったが、裸にされたラバー部を見ると場所替えを優先せざるを得ない。

ラバー部を交換し元のやや深めに戻るとフグは来なくなったが、獲物も来なくなった。
恐らくあの怒涛の入れ食いはたまたまジグラバの初陣がハタの巣に落ちたのだろう。
どれほど効果的なのかどうかはまだ分からないが、少なくとも駄目ではないことは分かった。

ジグが錘の代わりに利用できるとなれば色やデザインの選択肢が格段に広がる。
これは、正にビンビンスイッチ風の構造上のメリットと言えるだろう。

この後もジグラバを使い続け、後半は再び朝のカンパチポイント付近に戻ったがホウボウとイトヨリに終わった。
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で、今日の貧果はこれ。
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ハタのカルパッチョ。
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ハタの昆布締め。
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ベビーリーフが合わないが残り物なので仕方なし

ホウボウのブイヤーベース。
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ジグラバに替えた途端に怒涛の入れ食い5連発。 たまたま、タイミングが合ったのではと思っていますが、使えますね。
錘に比べると長細いのでハリス長を少し長めにするなど工夫はしています。 誰かが、そこまでやるならジグにリヤーフックも付けたらっ! と言ってましたが、ラバーが巻き付くかもしれませんね。

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2024年10月12日 (土)

久し振りに会って伊東にLet’s go

 

10月11日は伊東(井上丸)に釣行。

先日、荒天で予定していた釣りが流れてしまい手持無沙汰のガルさんから誘われて訳もわからずファミレスに出掛けた。
すると、そこでお会いしたのは、かって大津のアジ釣り師として人気を馳せたヘビーサイズさんではないか。
変わらぬ豪快さに圧倒されつつ、当然のことながら懐かしい釣りの話が止まらない。
とんとん拍子でお互いに次の釣りではご一緒しましようとなった。

やっと好天の兆しが見えた11日に双方が気になっていた大津のタチウオ釣行が決まり盛り上がる。

しかし、当日の早朝(3時半)起床と同時に念のために最新の天気予報をチェックすると、危惧していた北風が午前中はのさばりそうだ。

大津ヤマダ電機前のタチウオポイントは北風には弱い(三角波が立ってヤバイ)と聞いていたのでLINE電話で相談し、急遽行先を伊東に変更することにした。

狙い物はタッチーから真鯛やハタに変ったが、ルアー主体の道具立てはあまり変わらないので荷物は殆どそのままで伊東に向かう。

実は、天候が怪しくなってきた前日にひょっとしたら、と事情は連絡していたので車中から井上丸さんに電話をし、無理な注文を聞いていただく。
しかも幸運なことに、エンジン艇が空いており借りられることになった。
(井上丸さんありがとうございました。)

と、ここまでは良かったが、いざ出艇してみると逃げてきたはずのこちらの海上も結構な荒れ模様。
大きなうねりを乗り越えながらに右に左にと重なる風波に翻弄されながら、やっと手石島北側のアカハタポイントにたどり着いた。
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これはすっかり静かになった帰り際の手石島

ヘビーさんはサバタン、五目漁師は直リグにクロ―系ワームを着けてアカハタの食いを待つが一向に反応はない。

そう言えば、前回も同じ場所で入れ食い状態からパタッと食いが止まったことを思い出し、ははーん、今回はタイミング悪くあの時の食いが止まってる状態にやって来てしまったに違いないと考える。

さすがに餌釣りのヘビーさんにはポツリポツリと放流サイズのウッカリンなどが掛かってくるが、五目漁師のルアーには全く反応がない。

五目漁師は、傍らで(高波の中をこんなところに連れきた五目漁師に、いや多分そうではなく久しぶりの大きな揺れに)少し気分が悪くなったとおっしゃるヘビーさんにこの調子で長居しても駄目かもしれない、と言い訳がましくブツブツと唱え始める。

ただ、この荒れ模様の海上を移動したくはないので今は我慢するしかない。
根回りを小移動したり、少し離れた根に中移動したりを繰り返すが、釣れない状況は変わらない。

そんな中で気づけば少しは波がましになってきたようなので、やっとサンハトヤ方向に移動を開始する。
時が来たのかドンブラどんぶらと移動中にもみるみる波は収まり、次第に艇速も速まってくる。

アジやタッチーの数ほどいる東京湾の船団とは違って、ハトヤ漁礁周りには2艇の乗り合い船が何を狙っているのかわからないがひっそりと浮かんでいる。
その沖合でマダイとハタを狙ってみることにする。

ここからはへビーさんはジギング、五目漁師はビンビンスイッチ風タイラバに切替える。

五目漁師に本日初めてアタリはイトヨリ。
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続いて、いい感じで上がってきたのはレンコダイ。
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そして、点々と場所替えをする中で五目漁師に今日一のアタリ。
やや緩めのドラグを出しながら上がってきたのは待望の真鯛(60cm)。
最後は横で応援してくれていたヘビーさんがタモ入れをしてくれる。
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楽勝。

一人の時はこのタモ入れこそが大物を掛けた時の最後の難関と言える。
それでもロングハリスに掛った大物を手繰ってきての最後の最後の難関に比べると、竿を握ったままでタモ入れができるルアーの釣りはこれこそがジギングやタイラバの妙味だと言えるほどのメリットだと思っている。

TVの釣り番組を見ていると、これが一流の釣り師かと疑うばかりに船長!船長!とタモ入れを催促する輩が多い。
大して大物でもないのに操船中の船長に当たり前の様に声掛けするんじゃねー、最後まで自分でやれ! と言いたくなってくる。

そういう意味でヘビーさんに掬ってもらった今日は楽勝だった。

今度は、先ほどから中層で頻繁にメジに捕まっては四苦八苦しているいるヘビーさんになんとか釣って欲しい。
聞くと、ヘビーさんは決してメジラーではなく、元々バスラ―だったとのこと。
道理で面倒そうにメジをバス持ちで引き上げたり、切られたラインシステムを組み直す姿にはその片鱗がうかがえる。

さて、そろそろ昼を回ったところで、白灯台側に戻って根魚や青物を狙うか、それとも再度アカハタポイントに戻ってその時合いに期待するかを迷ったが、取りあえず結果が直ぐに出るアカハタポイントに戻ってみることにする。

このころには海面も静かになり、すっ飛びモードでポイントに到着する。
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さてどうかな?
ヘビーさんが1投目のサバタン仕掛けを落とすや着底と同時に本日初めてのアカハタを掛ける、そして次もアカハタ、今度は型も良い。6dsxp248587s

そしてまたアカハタと、どんどん調子を上げてくる。
負けじとワームの五目漁師もやっと、怒涛の入れ食いモードに入る。
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サバタン餌で釣っているヘビーさんではあるが、元バスラ―としてルアーでアカハタを仕留めるというこだわりもあったようで、ここに来てそれも達成される。
この調子なら直ぐにクーラーボックスは一杯になるだろうと活気づいたが、そんな調子が続いたのはたったの10分か15分だった。

残念ながら、その後は嘘のように反応がなくなり2時過ぎに沖上がり。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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そして、ヘビーさんの釣果はこれ。
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大きな真鯛やハタが釣れた時の昼には定番のカマ茶漬け。
食べる前にほぐした身を茶漬けの上にのせていただく。
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鯛そぼろ。
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今回の真鯛は脂がノリノリで見るからに美味しそうだったのでハラミや骨についた身をすきとって鯛そぼろに。
マダイにはあまり関心のないヨメサンが自ら乗り出して作った料理なので、余程美味しそうに見えたのだろう。
あつあつのご飯にのせて食べると美味しい。

アカハタと真鯛の昆布締め比べは優劣つけがたい。
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アカハタの中華風蒸し。
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後半は無風、潮流も皆無で艇がピタッと止まったままで流れなくなってしまいました。
元々あまり動かない根魚、そこに動かないボートでは釣れるはずがないですよね。
そこで五目漁師はスイミングジグやジグヘッドでワームを投げ込んでみましたが泳がせている棚がつかめず難しかったです。同様にヘビーさんはあれはテキサスリグでしょうかを投げ込まれて恐らく底をとりながらの誘いで、見事に2尾を掛けられてボートが流れない時の対応をつかまれたようでした。

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2024年10月 5日 (土)

エンジン艇で狙う伊東の魚


10月4日は伊東(井上丸)に釣行。

相次ぐ台風や秋雨前線のせいでなかなか海に出られるチャンスがない。
何度か予定を変更する中で、本日やっと弟を誘ってエンジン艇を借りての釣行となった。
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予報とは言え、これじゃなと思うほど目まぐるしく暴れまわる天気予報には既にあきれ果てているが、この日は大方の直近(前日夕方)の天気予報で1日を通して風は南西3m/s前後以下、雨は昼までは1mm/h以下、その後晴れとなっている。
やっとでられそうだ。

先ずは折角なので手漕ぎでは行けないサンハトヤの沖合で真鯛やハタの大物狙い、そして時間があれば後半は手石島周りでのアカハタ狙いも是非やってみたい。

どうせ雨があるなら、前半は沖流しでじっと我慢の雨の中でも良しとし、そして船の操船や恐らく根掛かった仕掛け外しや交換ですったもんだするだろうアカハタ釣りは雨の中ではやりたくないので後半にしようと考えていた。

しかし、艇に乗り込んで今にも広がってきそうな青空を見た時に、これならと先にアカハタをやることにした。

これが大当たりと言いたかったが、実は大外れ。
手石島に向かうや否やポツリポツリ、そして直ぐに土砂降りになる。
1mm/h以下なんてとんでもない。
もはや行先がどうのこうのという問題ではない。
艇に乗り込む前にこれならとっくに中止にしていたはずの酷い雨。
防水コーティングが剥げてしまったカッパなど風よけにはなっても直ぐに下着までびっしょびしょだ。
ただ、いずれは好転するという予報を信じてポイントに向かう。

昔は胴付き仕掛けにサバタン餌でカサゴ釣りをやったが、今更面倒な餌は使いたくないので昨日作った直リグ仕掛け(錘8号と15号の2種類)とやらに手元にあったクロ―系ワームを着けて落としていく。
水深27m。

すると直ぐにアタリ。
最初は早速根掛かったかな?と思ったが、これが直リグのアタリだと直ぐにわかる。
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この後は周期的にやってくる土砂降りの中でしばらく入れ食いが続く。

一方で、弟はサバタン胴付き仕掛けで何をやっているのか四苦八苦している。
しびれを切らして予備の直リグ仕掛けにワームを着けて貸したがこれもうまくいかない。
どうするの? と聞かれても五目漁師もよくわかっていないのでこんな風にと説明しようとする最中にも、それっキターっとこんな具合。

アカハタはベタ底、巻き上げの途中まで追ってくるのはオオモンハタ。
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まだ8時を回ったところだが、もう十分釣ったのでそろそろマダイ釣りに向かいたいが、その前になんとか弟に釣って欲しい。
そうでないと、五目漁師 既に大漁、弟 未だに完ボのこのタイミングで場所を移ろうとはなかなか言いにくい。

やっと、マダイポイント方向の宇佐美方面の空が良くなってきたのを機に場所替えを決行する。

途中、アマダイをやってみたいという弟の注文で、アマダイでもなんでもいいからとにかく釣ってくれとの気持ちでカイワリポイントの沖、水深50~60m辺りを流したが、やっとイトヨリが1尾のみ。

そう言えば、五目漁師のアマダイ釣りはもとはと言えば弟に福浦を紹介されて始まったが、伊東のアマダイは1日頑張ってもせいぜい2、3尾だよと納得させて、同じく1日頑張っても1、2尾の真鯛狙いに向かう。

サンハトヤ前の水深60m~70m、ここからは弟はタイラバ、五目漁師は底近くはただ巻き、そのあと中層まではワンピッチジャークのジギングで真鯛やハタ、更には青物にも期待する。

いつも思うが、エンジン艇での流し釣りは本当に難しい。
ベイトに着いているハタやマダイなどの大物は別として、単独で海中を闊歩している大物との遭遇こそが五目漁師が望む釣り。

この遭遇機会(言い換えれば一投目マジックの機会)を増やすがために手漕ぎポートではどんどんとポイントを小(5,60m)移動する。
食いっ気のある大物に遭遇したかどうかは大概タイラバやジグを落として1投目で決まる。
それが故にフォール/リトリーブは3回を限度にしてどんどんとポイントを移動する。

手漕ぎではこんな具合だが、この頻繁な小移動がエンジン艇では難しい。
(うざいエンジン音と振動を辛抱してアイドリング待機すれば別であるが) バッテリーあがりを心配すると頻繁なエンジン始動は避けたいところであるし、手漕ぎに比べるとポイントに着いてから1投目までに何かと時間がかかってしまう。

ジグの投入に秒差で弟に遅れをとってしまったが、早いもの勝ちの1投目マジックで弟がついに掛けた。
何やら大物のようだ。

頼む、無事に上がってくれ。
ここは未だボの弟になんとか釣って欲しい。
頼む、上がってくれ。

たまにドラグが引き出されるところを見るとかなりの大物のようだ。
隣で祈りながら待った五目漁師のタモに入ったのは立派なアオハタ。
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よかった。
これで一安心。

午後に入ると予報通り雨はなくなったが今度は本来の南西風に変わり、次第に強まってくる。

風による適度な艇の流れは場所替え頻度を減らしてくれるので嬉しいが、白波まで立って来たので岸側にて一旦待機する。

しばらく風の収まりを待って再び沖に出る。
そして、またもや弟に1投目マジックのアタリ。
またやられてしまった。
上がってきたのはそこそこの真鯛。
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青物を期待して中、上層までシャクリ上げてくる五目漁師のジグには何度かメジが掛かったが全て放流。

この後は当初より予定していたポイントを急いで巡ったが、双方共に数尾のホウボウを掛けるに終わってしまった。
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で、今日の2人分の大方の釣果はこれ。
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アカハタのサイズもそこそこ(30cm超)ではあったが、何といっても立派なアオハタが素晴らしい。


そして、アカハタ三昧。
釣った日は、本来は放流サイズですよ井上丸のお兄さんに言われた小型のアカハタならではのパエリア。
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次の日はアクアパッツア。
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昆布締め。
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アボカド/レモンカルパッチョ。
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アカハタは身質がオオモンハタなどに比べると一段としっとり滑らかで美味しい。

 


当たらない天気予報ですが、考えてみると夕焼け空をみて予想する一種の観天望気も下駄を投げてその表裏で決める予想も明日の予想迄で明後日の予報まではしませんでした。現在の予報はスパコンで計算するとは言え10日先や14日先まで予想しますから凄いですよね。(なかなか当たりませんが)皆さんご存知かもしれませんが、最近になって気象庁のGPV(MSM)の予想が約3日先まで掲載されていることを知りました。従来の39時間先迄ではなかなか釣りの予定なども立てにくいですが3日先だと結構嬉しいじゃないですか。期待できそうですね。

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2024年9月 8日 (日)

久し振りに伊東の海の様子見

 

9月7日は伊東(井上丸)に釣行。
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当日になるまで昨日の予報など全く関係ないというほどに大きく変わり続ける天気予報に翻弄されてやっと今日になった。

天気予報に関しては、一般的(旅行や野外行事など)には晴れか雨かの注目度が高いが、風の強さや方向は二の次であろう。
天気要素の中でも、風の予報が一番難しいことは分かるが、釣り師からみるともう少しなんとかならないの! とついつい嘆きたくなる。

さて、海の家が忙しい海水浴シーズン中はボートの貸し出しは休業状態であった井上丸。
やっと再開したが、この間、もう1ヶ月も海の様子がわからず、カイワリは?フグは?サバは? と気になる中で、自分的には変化があまり気にならないタイラバとジギングの流し釣りで一旦様子見をすることにした。

といっても、コマセ釣りをするわけではないので、今日も一緒になったKさん(コマセ釣り)の釣果次第で次の釣りを決めるといったガン見の日和見作戦だ。
うしし、Kさん頑張って!

天気を待った甲斐があったのか、なかったのか、今日は寧ろ風がなさ過ぎてボートが流れてくれないのではと心配したが、潮流で良い加減に流れてくれる。

しかし、意に反して1か月前に比べるとベイト反応が薄い。
やっと見つけた反応の中にビンビンスイッチモドキを入れてゆっくりと巻き上げてくるとガツン!
手元に響く急なアタリに反射的に合わせを入れてしまった。
ジギングと交互にやっているとよくやる間違いだ(?)。

通常のタイラバに比べるとヘッドに並ぶようにラバー部があるビンビンモドキでは、ラバー部にまとわりつくジラセアタリよりも、一気にガツンとくるこの手のアタリが多く、ついつい咄嗟に合わせてしまうが、もしかしてこの動作でもよいのかもしれない。

ここは逃がした魚を追うべく直ぐにモドキを落とし直す。
すると、やっぱり食い直してくれた。

上がってきたのはオオモンハタ。
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ベイトの真っただ中にルアーを入れて掛かってくるのはハタの中でも、きってのフィッシュイーターと言われるオオモンハタが多い。

この後は少しずつマリンタウン方向に流していく。
途中何度かアタリがあったが掛かるまでには至らない。

9時過ぎになってカイワリポイントのKさんの様子見にお伺いすると、結構アタリはあるものの、カイワリが小さいとのこと。
動向が気になるフグはどこかに行ってしまったのか居ないらしい。
もともと秋口に盛んな魚なのでこの高い海水温(今日は28℃)から退避中なのだろうが、もう戻って来るな!

さて、続いてマリンタウン側に近づいていくと多くのセーリングクルーザーが行き来しているのに気付く。
やがてプホーンのエアーホーンの音と共に下手くそに並んでいた12、3艇のセーリングクルーザーが弱い風の下、これもまた一斉にとは言い難いが上(カミ)マークを目指してスタートラインを切っていく。
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上、サイド、そしてスタートラインの内側に三角形に打たれたブイを恐らく2周するレースの始まりだ。
五目漁師も昔やっていたのでわかっているが、彼らは今はボートから遠ざかっているが、やがて90度のタックを入れてこちらに向かってくる。

不運なことに3つのブイからなる三角形のエリアが、ここでマダイを狙おうと昨夜から作戦を練ってきたエリアをすっぽりと覆ってしまっている。
どうしよう。
ただ、今は悩むより先に、先ずは彼らが向かってくる前にこのエリアから離れないと巻き込まれてしまう。
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上マークのブイを回るレース艇

一番安全な上マークの風上側は、恐らく水深が60m以上もありそうなので手漕ぎボートのエリア外になってしまう。
仕方なく、期待していたこのエリアでの真鯛狙いは諦めて、朝釣った港方向に再び向かうことにする。

途中、中層で掛かってきたメジはリリース、
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そして同じく中層で大物をかけたが、ググッ、ジジッとドラグを引き出されながらの攻防の末にバラシてしまう。

しばらくしても残念なバラシの余韻を引きずりながらジグをワンピッチジャークで巻き上げていると、再びアタリ。
今度も結構な引き。
ここは慎重にいこうとドラグを寧ろ少し緩める。

たまに思い出したように穂先が引き込まれるが、多くは重量感のみなので多分ハタだろう。
海中に浮かんでくる魚影はいつも一回り大きく見えるが、予測適中のハタだ。
我が家では一番歓迎されるハタ、しかもでかい。
朝方、大型のホウボウを不用意に抜き上げようとして船べりに当てて逃げられていることもあり、少し離れて風上側に浮かんだアオハタを慎重引き寄せながらタモどりする。
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やったね。
情けなくもまだ先のバラシの無念さを引きずっていたが、あの大物のバラシがあってこそのこのアオハタ、と自分に言い聞かせる。

今日は1時が干潮。
出発前から干潮の前後は風も緩むことになっているのでじっくりと攻めようと考えていた港前の根回りをコマセ釣りを終えてやってきたKさんと一緒に流す。

ここでもやや大物の中層バラシが1度あったが、結局、イトヨリとホウボウを掛けて納竿。
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今日は、最初のオオモンハタを除いてはジギングの釣果だったこともあり、底よりも中層で掛かることが多かった。
で、今日の釣果はこれ。
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カイワリ×3はKさんからの頂き物

因みに、Kさんは小型のカイワリの多くはリリースしたと言いながらもカイワリ、真鯛、ハナダイなど、さすがの釣果。(写真は撮り忘れ)
お陰でカイワリをいただく。

次の日の昼食にアオハタのカマの塩焼き。
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夕食にアオハタのカルパッチョ、
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オオモンハタのムニエルバジルソース。
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カイワリは群れが変わって小さくなったようですが、フグがいなくなっているのは朗報ですね。

昨年は青物がさっぱりでしたが、今年はどんなシーズンになるのか楽しみです。
天気次第ですが、次回はカヤックの仲間と西伊豆釣行を予定しています。

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2024年6月30日 (日)

大雨の後に久しぶりの真鯛

6月29日は伊東(井上丸)に釣行。

偉いもんで、梅雨入りしたなりに雨模様の天気が多く、次の釣りが見えてこない。
と嘆いていると諦めていた土曜日の予報がどんどん、というよりも急にひっくり返って良くなっている。

慌てて井上丸に予約の電話を入れ準備に入る。
といっても数日前からカイワリ釣り用の仕掛けは不足分を作り、袋にひとまとめにして甲斐甲斐しくも部屋の隅に置いているので、あとは楽しみながら忘れ物がないように車に積み込むだけだ。

ただ、竿の準備をする段になって、待てよ! 良く言えば用意周到の2股釣りは実は逃げの釣り、あまりうまくいったためしがない。
で、尽きないフグの邪魔もあるし、面倒なコマセ釣りは止めにしてタイラバとジギングの流し釣りに絞ろう。

さて、ボートの予約は入れたものの前日、前夜は土砂降りの雨。
特に静岡は線状降水帯による雨風と雷で荒れ狂っているようだ。

少しひるんだが、いつもより遅らせて出発する。

しかし、井上丸に到着すると皆さん平気な顔でお揃いのようだ。
最近よくお会いするTnさんからは釣り○○呼ばわれされるが、Tnさんこそとやり返す。

岸払いするころには予報通り雨風は止んだものの海水は正にクリーム色。
こんな色の海中で魚は果たしてルアーが見えるの? と心配になるところだが、たまたま最近読んだ本(*注1)の中で、魚(クロダイ)は昼も夜も、太さに関わらずハリスは見えている(感知している)という実験結果を思い出しながら最初のポイントに向かう。

魚探を覗くと、いつもに比べてベイト反応が凄い。
ざわざわ感すらなくべったりと朱色や小豆色で壁を塗ったような反応が次々に現れる。
その反応にルアーを入れたからと言って直ぐに魚が掛ってくるわけではないが、これを見ていると立ち去るわけにもいかない。

ここまで反応があるのにアタリがないのは、やっぱり濁りのせいなのかな? 
と思った矢先に、いきなり穂先が引き込まれる。

今日もタイラバはビンビンスイッチモドキを使っているが、従来のタイラバへのアタリと違って、どちらかと言うとジグへのアタリと同じうような気がしている。

最初は、出たかデカフグめ! と思ったがどうやらそうではなさそうだ。
最初の首振りがなくなり、やがて重みだけで上がってきたのはでっぷりと太った良型のアオハタ。
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最近はこのサイズのハタとはご無沙汰していたので嬉しい。

これが、どうやら時合いの始まりだったようだ。
小型(40g)のTGベイトに替えるとチャリコが連続で掛かってくる。
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実はこのサイズの鯛をずっと待っていた。
以前から食べたい料理があるので1尾目は確保、次からはリリースする。

更に、ベイト反応の正体も釣れる。
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これならハタや真鯛にとっては1呑みサイズだ。

小型のTGベイトでは小物が多くなったので再びビンビンに戻し、しばらくすると今度は大きなアタリ。
最近なかったので、ドラグが出ると焦ってしまい、ついつい頼む、バレるなと祈りが入ってしまう。
結構な潮流があったのでぽっかりと潮先に浮いたのは待望の真鯛(60cm)。
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この時点で未だ8時を回ったところ。
早々に欲しかったハタと真鯛が揃い、既に達成感に満たされ、ここからは余裕の釣り。
たまにクーラーボックスの蓋を開け魚が逃げていないことを確かめながら、ウシシの流し釣りを続ける。

潮が止まり逆転するとアタリが遠のいたので、マリンタウン方向に向かいながら途中Tnさんのカイワリ釣りの様子をお伺いすると、フグと戦いながらもカイワリやアジを結構釣られているようだ。

不思議と五目漁師はここ迄フグの顔は見ていなかったが、この辺りからその猛攻を食らう。
こうなると自作とは言えいくらラバー部があっても足りない。
かと言って、ジグに替えるとそのまま持って行かれるのが怖いので、早々に期待していたマリンタウン前近辺からは逃げ出す。

驚いたことに前回の釣りで小アジを釣ったのでヒラメでも居ないかなと寄ってみたアジポイントは、朝方のポイントとは正反対でベイト皆無のもぬけの殻状態だ。
こんなことは珍しいが、潮の様子1つでここ迄変わってしまうのだろうか? いつも湧いている小魚たちはどこに行ってしまったのか、魚のいない裸の根が姿を現している。

余裕とはいえ、結局、こちら方面では無駄な時間と、無駄にビンビンのラバー部を消耗しただけで昼を過ぎてしまった。
最後にもう一度朝のポイントに戻ってやってみよう。

向かい風の中を、途中何度かルアーを落としながら戻って来る。
するとどうだろう、相変わらずこちらは凄いベイトで賑わっている。

朝と同じように繰り返しベイト反応にビンビンを入れていく。
すると、今回はビンビンとしては珍しく、小さなあたりからグイーンの強烈な引き込み。
同時に小刻みではあるがドラグの出が止まらない。
どうやら真鯛のようだ。
朝の奴よりも明らかにでかい。
捕りたい。
捕らせてくれ! なんとかしたい気持ちから下手にドラグを締め直したり、緩めたりを繰り返している最中にフッと軽くなる。

残念。
残念過ぎる。

あと30分で沖上がりの時間だ。
意気消沈の一方で、猛烈な悔しさとファイトが湧いてくる。

根回りなのでリヤーにトレプルフックを付けたジグを使うつもりはなかったが、80gの買ったばかりのTGベイトGGトレブルフック付きを取り出して反応に入れる。
ジグの場合には普段は根魚狙いで最初の5回転くらいはただ巻きをし、そこから上方に向かっては青物や少し浮いている真鯛などをターゲットにワンピッチジャークで誘いを入れることにしているが、この時に限っては着底後直ぐにワンピッチジャークの誘いを入れる。

すると、来たーっ!来たぞ、このゴッツンゴッツンの引きはマダイに間違いない。
ジギング竿ではタイラバ竿よりもライン(1.2号)もリーダー(5号)も一回り太いのを使っているので切れる心配よりも針外れが心配だ。
また祈る。
(年甲斐もなく)大声で祈る。

無事に上がってきたのは朝と同サイズの真鯛。
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やったね。
久しぶりの2尾真鯛は上出来だ。

で、今日の釣果はこれ。
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井上丸の釣果ブログからコピー&ペースト

嬉しい記念写真。
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井上丸の釣果ブログからコピー&ペースト

さて、困った。
釣ったは良いがこんなものを2尾も持ち帰ったらどうしよう。
ダメモトでTnさんにもらっていただけないでしょうかと頼んでみると、ちょっと複雑そうにいいですよの返事。
やったね。
しかも、カイワリとオオアジまで頂くことに。
申し訳ない。

因みに、これがTnさんの釣果。
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井上丸の釣果ブログからコピー&ペースト

フグの猛攻が凄かったらしいが、その中でこの素晴らしい釣果はさすがだ。


先ずは、いただいたカイワリの刺身。
ご馳走様。
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そして、欲しかったのになかなか釣れなかったチャリコのパエリア、
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次の日にホウボウのブイヤーベース、
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アオハタのカルパッチョ。
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 久し振りの真鯛でした。最近はフグの叩きしか味わっていませんでしたが、鯛のそれは力強くシャープで怖かったです。
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*注1:釣りエサのひみつ、長岡 寛、つり人社

2024年6月23日 (日)

老獪よりも魚に優しい釣り人に


6月22日は伊東(井上丸)に釣行。

井上丸では、オレンジビーチに既に海の家の準備が始まっており、7月に入ってからの海開きと同時に貸しボートの営業はしばらく休業になるとのこと。
それまでに行っておかなくっちゃと思いながら今回の釣りになった。

最近はあまりしまらない釣りばかり。
井上丸は釣れても釣れなくても皆さんの釣果写真をブログに載せてくれるので、魚種の移り変わり、その時々の魚の釣れっぷりや、更に釣り人毎の釣果や何となく趣向もわかるので大変参考にもなり、楽しみでもある。

今回も五目漁師はいつもながらカイワリポイントのフグに対処しきれず、3、4回続けて針を切られたところであっさりとアジ釣りに逃げだす。

そこでは1投目からアジが釣れ始めたが5、6匹釣ると見切られたのか止まってしまい、ベラやフグの餌盗りが活発になる。
ただ、ここのフグにはこんな可愛い奴もいて家に連れて帰りたいほどだ。
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最初に釣れた少し大きめのアジを泳がせていたが反応はなし。
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今度もあっさりと諦めて次はルアーでの沖流しに向かったがここでもフグの猛攻は続く。
こちらのは逆にただでは海に戻したくないほど憎たらしいあのサバフグだ。
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タイラバが海中でフグに見つかってしまうと、あっという間にラバー部は丸裸にされてしまう。

結局、沖流しではフグ以外の魚からはノーバイト。
今日の釣果はこれ。
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井上丸の釣果ブログよりカット&ペースト

やれやれ、さぞかし今日は皆さん苦労されただろうなと思っていると、井上丸のお兄さんから写真を見せられてびっくり。
なんのなんの、カイワリやアジを大漁の方がいらっしゃるではないか。
同じエリアで釣りながらどうしてこんなに差ができてしまうのだろうか。

いよいよこんなところでも老人ボケ(勘の悪さへの臭さ、ガイドに道糸が通せない目の悪さ、後ろが振り向けない体の硬さ、のどが渇いてもさほど水分を欲しがらない肉体の不活性さ、・・・釣りの下手くそとは関係ないか? いや、多分あるんだろうな)の発揮だろうか。
今日は気付けば写真も殆ど撮らなかったので記事を書く手助けもなく、これくらいにしておこう。

今回唯一に良かったのは、伊豆多賀から岸払いされる予定だったカヤック仲間2人が、そちらでも海水浴シーズンに入りで浜が利用できなくなったということで、急遽伊東に回って来られたので久しぶりに海上ミーティングできたことくらいであろうか。
挨拶の後、直ぐに沖に向かって小さくなってしまう姿をいつもながらに羨まし気に見送った。


で、本日の貧果はアジのフライ、
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アジのタタキ、
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イトヨリの煮付け。
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そうそう、沖流しの前に少し深めのところでカイワリ狙いをやってみたところいい型のサバが入れ食いでした。サバタン用に1尾だけ持ち帰りましたが、このところ静かだったこいつがカイワリポイントに回り出すとフグにサバ、最強ですね。

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2024年6月18日 (火)

貧果では記事にもならないので

 

6月17日は伊東(井上丸)に釣行。

当初は19日(水)か20日(金)を候補に挙げていたが、17日の予報が好転したために、先んずれば釣りを制する、と逸る気持ちで前日になって急遽この日に決めた。

幸運にもエンジン艇も空いていたので今回はこれをお借りし、タイラバとジギングで伊東と宇佐美付近を広範囲に探って、1尾でもいいからなんとか大物をゲットしたい。
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急ではあったが用意周到、準備万端整え、腕まくりして出艇したが、結果はこの通り。
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朝一(6時台)にホウボウが2尾連続で掛った時には今日はいけると期待したものの、その後はなんと沖上がり間際(3時頃)のイトヨリ迄フグ以外にはアタリが全くなく、こんな貧果に終わってしまった。

エンジン艇に乗ろうが、腕まくりしようが釣りは釣りなので五目漁師にとってこれくらいの貧果は珍しくもないが、これではブログの記事にならないのは困ったもんだ。
そこで、愚痴混じりに天気予報のいい加減っぷりと、そんな予報を信じてのいじらしいほどの用意周到ぶりや、手漕ぎボートと比較しながら井上丸のエンジン艇の行動範囲などについて記してみよう。

さて、(ネットでは気象庁の天気予報以外は予報の転載や頒布などが禁じられているためにどの天気予報とは言わないが)そもそもこの日の予報はあまり良くなかったので釣行は2、3日後にする予定であったが、先に書いた通り17日の予報が好転してきたためにこの日に前倒しした。

ボートを予約してからもその予報は、どんどんと良く(?)なり、釣り前日の夕方発表の予報では大部分の時間帯がいよいよ無風に近い(白い風矢印)状態になってしまった。

流し釣りでは強風も困るが無風も困る。
五目漁師は流し釣りの成否はボートの流れとそれに基づく流しの作戦次第だと考えている。

強風や逆に無風に対して、手漕ぎボートならパラシュートアンカーを入れたり、漕ぎ釣りをしたりして苦労こそするがなんとか対処はできるが、微速前進やエンジンの入り切りがそう頻繁にはできないエンジン艇ではお手上げ状態になってしまう。

明日は無風かぁ、困った。
引き出しをひっくり返しながら思いついたのがスピニングタックルを使った投げ釣り。

そこで、前日の夕方になってから慌てて釣具店に向かいこんなものを準備する。
40gのスイミングテンヤ、
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それに8号の錘を使ったビンビンスイッチ風。
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ボートが流れない場合には、比較的浅いところでならこれを四方八方に投げ込んで根魚が狙えそうだ。

さて、当日。
3時半に起床し念のために天気予報をチェックすると、何だこれは!
前回に続いて、明日の夢を見ながら寝静まってからの大幅予報変更だ。

1m/sに満たなかった風速が、流し釣りには厳しい4m台に変わっている。
これでは変更の域を超え、今までの予報を無にする変態予報としか言えない。
一体、3日も前から、更には1週間も前から真面目に予報をチェックしている人が居ることを認識しているのだろうか?
夕方の渋滞の中、平塚の釣り具屋迄わざわざ出かけたのに・・・これでは無風を心配しての作戦もクソもないではないか!

そしてこれがその海。
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サンハトヤ前を通り過ぎて宇佐美に近づいた辺りから風が強くなり海上にはウサギが飛び始める始末。
寝静まってからの予報はさすがに当たっている。
偉いね。

幸いにして潮流と風によるボートの流れが喧嘩してくれたのか、ボートの流れはそれほどでもなく、なんとか釣りにはなったが、もちろん折角準備したスイミングテンヤや軽量のビンビンスイッチ風の出番はありそうにない。

そんな中で、早々にホウボウ2尾を連続ゲット。
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幸先は良かったが、この後は先に書いた通りフグ以外のアタリは沖上がり間際のイトヨリまで全くなしという厳しい結果に終わってしまった。

沈黙のこの間、手をこまねいていたわけではなく、タイラバを替え、ジグを替え、
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本日使ったタイラバとジグ、この他にフグに切り落とされたタイラバあり

エンジン艇を駆って行きつ戻りつしながら広範囲にポイントを探り渡ったが、小物にさえ出会うことはなかった。
ただ、フグだけは時間帯も場所も問わずいつでもどこでも元気だった。

因みに、少し風が収まった時点で、折角持ち込んだのでスイミングテンヤを投げてみたところ、何かごそごそやってるなと思っていたが、上げてみるとこれ。
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タイラバはリーダーから切って落とされるし、毒を持った強みか奴らは多すぎるし元気過ぎる。
頻繁にスレで掛かってくるほどもはや彼らは海中を埋め尽くしている。
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さて、話は変って、今回のエンジン艇の行動範囲を手漕ぎボートでの行動範囲と比べてみた。
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航跡図の中に手漕ぎの大まかな行動範囲を青い枠で囲って示している。
五目漁師の手漕ぎの行動範囲は恐らく普通以上に広いと思っているが、それでもエンジン艇のそれに比べるとこの程度ということになる。

ただ、広ければ釣果が必ずしも良いというわけではないことは前回の手漕ぎボートでの釣果と今回の釣果を比べれば一目瞭然だ。
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前回の手漕ぎボートでの釣果

エンジン艇ならスピーディーに広範囲を探れるのは間違いない。
ただ、五目漁師流には根魚に関しては場所替えの数だけ釣果が上がると思っている。

例えば、止まっているボートなら3回も巻き落としをやってそれで釣れなければ、そこでは先ずは釣れないと考えた方がよい。
ただ50m漕げば、そこでじっと待っていた根魚と遭遇できるが、エンジン艇ではそんなこまめに移動することができないのでボートの流れに任すことになる。
つまりボートが適当に流れてくれなければ根魚との遭遇は極端に減ってしまう。

実際に操船してみて大いに感じたが、マクロなポイント巡りではエンジン艇が勝るものの個々のポイント内においては大は小を兼ねるが当てはまらず、手漕ぎボートのメリットは大きい。


で、最近ではおかず分が最高の釣果と胸を張ることが多くなったが、今日はそのおかず分にも満たない貧果。

ホウボウの釣った日刺身、
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ホウボウのナメロウ天ぷら、
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イトヨリの煮付け。
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次の日に残った刺身とナメロウのお茶漬け。
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頂く前に熱いお湯をかける。

 

今回敢えて手漕ぎポイントには行かず、手漕ぎでは行けないポイントを巡りましたが、合わせていくと効果的なんでしょうかね。
ただ、本文中にも書きましたがポイント内を集中的に攻めることはエンジン艇では無理があります。
やはりエンジン艇なりの攻め方に慣れないと駄目ですね。

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2024年6月 7日 (金)

伊東の根魚の揃い踏み


6月6日は伊東(井上丸)に釣行。

最初の予定(3日)が天気やボートの都合で順延になり、とうとうこの日になってしまった。
イライラは募ったが結果的には(予報では)天気はベスト、久し振りに東京に住む弟と同行することになった。

待機中にはイライラの一方で、マダイやハタの大物の他にドラゴンまでもが脳裏に浮かんでくる。
やっとその朝がやってきた。
お店で待ち合わせる予定だった弟は、はやる気持ちが行き過ぎたのか高速の出口を1つやり過ごしてしまい逆走、いや戻るので30分ほど遅れるらしい。

お店を1人できりもりするお兄さん、今日はエンジン艇に加えて仕立て船の出艇準備などもあって忙しそうだ。
五目漁師は浜に並べられたボートを自分で蹴り出して、先ずは近くのポイントから順に北側(カイワリポイントの沖)に向かう。

最初のポイントでベイト反応の真っただ中にタイラバを落としていくと、直ぐに掛かってきたのはオオモンハタ。
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このオオモンハタ、一時は良く釣れていたが、最近ではイメージが薄れてアオハタに取って代わられたように思っていたがいるじゃないの。
久しぶりだね。
気のせいか少し瘦せている。

同じところで今度は別の意味で珍しいアカハタ。
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エンジン艇で行く伊東沖の手石島周りでは良く釣れているが、五目漁師が伊東でアカハタを釣ったのは初めて。
先のオオモンハタやアオハタと同様にハタの仲間の中でも魚種の入れ替わりが盛んに進んでいる気がする。

ここまでは調子が良かったがこの後はアタリが遠ざかってしまう。
そろそろ風向きが北寄りから南寄りの変わるタイミングであろうか、海面は正に湖面以上に湖面らしく、どう見ても魚が掛ってくれそうには思えない。
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水温はいよいよ22℃台、しかし先のポイント以降はこの時期にしては珍しいほどベイト反応が見当たらない。
やっと見つけた中層の線状の反応にジグを入れるとやっぱり奴だ。
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間違ってタイラバを入れようものなら直ぐにこんな風に裸のビンビンにされてしまう。
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カイワリポイントには井上丸の白いボートが並んでいる。
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どうやら真ん中が弟のようだが、先程ライン電話で話したところカイワリはまだ3匹らしい。
居てもなかなか釣れない難しい魚なので頑張れ! と励ましたつもりであるが、居るのに釣れないのは下手くそなだけだよと言いたげにも聞こえただろうか? 
(自分のことを棚に上げて)それを言った五目漁師の気持も微妙。

その後、五目漁師に久しぶりに掛かってくれたのは、なんとオニカサゴ。
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これは嬉しい。
この時点で9時過ぎ。
まあまあのペースではあるが、このころから少しずつ南寄りの風が強まってくる。

昨晩の天気予報では終日風は弱く、晴れとなっていたが、実は五目漁師が寝静まっている間に予報が変わり11時ころから南東風が強まり、しかも昼過ぎには小雨模様と変わっていた。
やっぱり寸前の予報が当りかな、念には念を入れてチェックしていたのに、これじゃ役立たずの予報だわなと嫌味の一つも言いたくなる。

天気予報では数値予報の中でそれぞれの区域特有の修正を加えているが、伊東の予報では特に南寄りの風が吹く時には予報以上に強い風になることが多いように思っている。
アンカリングしてカイワリなどを狙っている時にはこの風が神風になることもあるが、流し釣りでは厳しい風になる。

五目漁師の場合、真鯛狙いではベイト反応はあまり気にせずにポイント周辺を総なめにするように風上に漕ぎ上がって、流して、また漕ぎ上がって流してを繰り返す。
今日の様に強い風の下では腰にヒビが入りそうなほど力を入れてよいしょこらしょと、例えば10分掛けて切り上がっても流しは2分(2投)で終わりといった具合になる。

しかも、疲れ切って漕ぐのを休もうものなら、どんどんとボート乗り場から離れる方向流されるために一時も休むわけにはいかない。
弁当のおにぎりを食べる時も、オールから手を離してさっとオニギルを掴んだらさっと頬ばって直ぐにオールを手に取り直すくらい急がないと、漕いだ分を直ぐに流されてしまう。

こんな状況下ではタイラバの巻きが重たくなるのでアタリもとりにくくなる。
そんな中で久しぶりに掛かってきたのはウッカリン。
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流れに逆らって上がって来たので、巻きの重さから期待したほどのサイズではなかった。

その後も漕いで漕いで疲れ果てた中でやっとアオハタ。
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その間、イトヨリがポツリポツリと釣れてくる。
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さすがにもう上がりたくなってくるが、お兄さんが忙しいために今日に限って3時半までOKですよと言われている。
いつもより30分の時間延長が恨めしいほどだったが、沖上がりの頃には風も静まり、これならもう少しやりたい気分で逆に時間を惜しみながらギリギリまで釣って終了。

釣果は弟がこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

途中でカイワリポイントの方向から歓声が聞こえてきたが、この真鯛が上がった時だったようだ。

最近、伊東で良く釣れるオオアジはクロアジが多いが今日のマアジは金アジで美味しそう。

そして、五目漁師の釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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下からオオモンハタ、アカハタ、アオハタ、ウッカリカサゴ、オニカサゴ

オオモンハタを除いては、皆30cm程度の小型ではあるがなんと無駄なく1尾ずつが揃った。
多魚種を誇る伊東の海の一面がうかがえるが、あとはマハタが加われば普段伊東で釣れる根魚としては完璧な揃い踏みであろうか。

ウッカリンの姿造り、

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アカハタのアクアパッザ。
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中の写真にあるように、本日の根魚の釣果は全て自作ビンビンスイッチモドキでした。
今日は従来のタイラバは使ってませんし、ジギングは色が剥げて半分鉛色のTGベイトGGでしたので公平な比較にはならないとはいえ、五目漁師のビンビン頼りがいよいよ強まりそうです。

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2024年5月19日 (日)

やっぱりフグとは戦えない

 

5月18日は伊東(井上丸)に釣行。
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朝が早くなったので熱海を越えた辺りで日の出を迎える。

伊東のカイワリシーズンも一段落したので久しぶりに網代の中深場を予定したが、エンジン艇の空きと天候とのANDが取れずどんどん日にちが過ぎていく。
で、結局は今日の伊東でワンクッション置くことにした。

先日、仲間のYさんがとうとう30cm超のカイワリを上げられたので、当然のことながら狙いはそこ。

先に型の良さそうなのを片っ端からバラしたこともあり(竿のせいでバラしているわけではないことぐらいは分かっているが、縁起担ぎもあって)今回はひと昔前に使っていた潮流(V20-240)を引っ張り出してきた。
マダイ釣りなどをターゲットにした6:4調子の竿なので決して穂先が柔いわけではないが胴からウンニョと曲がる。
ただ、最近の竿に比べると重いし、長いのでこれを一日片腕でシャクリ続けるのは辛い。

一方、本日から衣替えで長靴からサンダルに履き替え、同時にライジャケも自動膨張式の腰巻スタイルにした。
このタイプのライジャケの知られざるメリットは竿尻をウンニョと腹の肉に食い込ませ、へその辺りを支点にして両腕で竿をシャクリ上げられることであろうか。(ウレタン入りのライジャケでは肉に食い込まない分竿尻が不安定でそううまくはいかない。)

このスタイルなら速いシャクリはもとより、ゆっくりとかつ大きくシャクリ上げたい場合には腰も使って上体をウーーンニョと後ろに倒すようにやればよい。

さて、前回は稀に見る澄み潮で釣れる気がしなかったが、今回は丁度いい加減な濁り。
何となく釣れそうな気がする。
しかし、始めてみると反応ナッシング。

やっとアタリと思ったが、それはフグ天国開幕の始まりだった。
品のないゴツゴツの引きはフグとわかっているが上げてくる際中にブチッと切られたり、何の反応もなしに上げてみると切られていたりと・・・替え針も仕掛けもどんどん消耗していく。

やっとこれはフグではなさそうだ、たまにグイーンと真下に持って行かれる。
いいぞいいぞ、慎重に慎重にゆっくりゆっくり上げてくると、なんだフグのスレ掛かりかっ!
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しかも薄皮1枚に引っかかった針は口元以上に外しにくい。
ペンチで針を挟むものだから手間暇かけて自作したのウイリー針がボロボロになってしまう。
イイーッ、この野郎!
これを機に少し沖に移動を決める。

今日は結構周りにボートが多いので、皆でフグを集めている嫌いがある。
最近は辛くなってきたがアンカーを引き上げて100mほど沖に移動する。
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移動先から見るカイワリポイントのボート

それが功を奏したのか、フグはどうやらいなくなった。
しかし、カイワリもいないかも。
魚探で見る限り賑やかだった先ほどまでの場所と違って魚影が殆ど見えない。
背景に何も見えない中を自分がシャクるビシのジグザグの軌跡だけが見える。
こんな魚探の画面はなんとも空しいが、フグが居ないだけで幸せとやせ我慢しながらシャクリ続ける。

しばらくして、潮が少し北西方向に流れ出してきたころにいい感じのアタリ。
ハリスをワンランク細い2号にしているので気をつかいながら上げてきたのは意外や良型のアマダイ(37cm)。
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気を良くしていると、次にやっとカイワリ。
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更に、良型のカイワリが続く。
(自宅で真剣に計ってみたが28.5cm、まだまだ足りない)
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今思えばこの時が一瞬の時合いだったのかも。

その後はポツリポツリと思い出したころに色んな魚が掛かってくる。
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イトヨリ(41cm)

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クルマダイ

今日も一緒だったHさんは慣れない伊東の調査探検として、あっちこっちを流す中でアマダイやオニカサゴを釣られているのを知ってジギングで流したくなってくるが、今日は一日カイワリに絞ろうと決めてきた来たのでここは辛抱、辛抱で最後までコマセ釣りをやり通す。

で、今日の釣果はこれ。
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早々にカイワリポイントから逃げてしまったこともあり、カイワリはたったの3尾しかも30cm超は釣れなかったが、期待していなかったアマダイ×2は嬉しい。


カイワリの刺身盛り、
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刺身、炙り、タタキ、そして酢締め。
(刺身に皮が付いているのは剥ぎ忘れ。 平造りにしてから気づいたが、生の皮はさすがに食えなかった。)

今や伊東名物の大イトヨリはいつもどう食べるか考えてしまう。
今回は頭と尻尾を落として、ふんだんにキノコを使って蒸し焼きにしてみた。
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12cas242050s



いよいよフグが本格的になってきました。

未だ小振り(20数cm)ですが、あるところから代替わりして30cm超が群れてくるのかと思うとうんざりです。
皆さん負けずに戦われますが、五目漁師は逃げることにします。

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