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カテゴリー「<!ー010伊東釣行ー>」の記事

2025年11月 6日 (木)

2週続けて荒れ模様の中で


11月4日は伊東(井上丸)にエンジン艇釣行。

実は先週(10月26日)もエンジン艇をお借りし千葉に住む孫娘との伊東釣行だった。
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この日は数日前の天気予報では雨、風とも強く諦めかけていたが、彼女の晴れ女子振りを発揮し前日の予報では雨、風ともになんとか出られそうな状況まで回復したので定刻より少し遅れた程度で出艇した。

ただ、晴れ女子とはいえウネリを止めさすことまではできなかったようで、1日どんぶらこドンブラコと荒れ模様の中でタイラバを巻き巻き。
残念ながら彼女はホウボウ1匹、五目漁師はハナダイ1匹に終わってしまった。
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ウネリによる艇の揺れが釣果不調の要因だったとは思えず、周りを見てみても期待していたこの秋シーズンの盛り上がりは何故か今ひとつではないだろうか。
それだけに今回こそはとの思いは強い。

今回も天気予報は良くないが近々に出られるとするとこの日しかなさそうだ。
そこで、このところ釣行はやめてもメジャーリーグ・ワールドシリーズ(11月2日に終了)のTV観戦はやめなかった弟を誘ってみると、余裕で付き合ってくれることに。

そんな彼の要望もあって一番の狙いは、既に時期的には少し?マークが付くアカハタ。
一方五目漁師は、先日井上丸で50cm超えがあがったシロアマダイに期待する。
50cmは無理としても40cmは欲しい。

道中、左手に時折覗く海原を見る限りでは出られそうだ。
と、思っていたのに現地に到着すると時折白波が立つ結構な荒れ模様。
少し待とうかとためらったが、お兄さんの無理しないで、気を付けて!を背に7時前に出艇する。

いざ出てみると、陸から見ていた以上にウネリが大きい。
沖に白波が所々立っていたのは認識していたがウネリがここ迄高いとは思っていなかった。
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写真ではうまく撮れないが向こうの船が見えなくなるほどの大きなウネリが時折押し寄せる。

おっとっと、ウォットット、ひと波毎にスロットルの開閉が忙しい。
コースどりのチェックのために魚探画面に向かって目線を下げる間に眼前のウネリを見逃してしまうと、オヨヨッ、ヤバッ!と左右に傾く艇に不安を感じるほどだ。

こんな状況ではアカハタ狙いの手石島まで向かうのはとても無理。
諦めて先ずは近場のアマダイ狙いからスタートする。

例の50cm超えはオキアミ餌の流し釣りで掛けたと、ご本人から聞いているので久しぶりに吹き流し仕掛けにオキアミを付けて流す。
するといつものタイラバやジグの流し釣りに比べるとなんとアタリが多いことか。
餌は盗られるし、小さいイトヨリやチャリコが頻繁に上がってくる。

そんな中で、明らかに別物のあたり。
今日も相変わらず元気なフグ様とは明らかに違う手応え。
上がってきたのは今や驚かなくなったシロアマダイ(34cm)。
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早々に退散も考えていた中でのお目当ての獲物は嬉しい。

手を付けられないフグの猛攻に慣れていない弟は、ほぼ投入の度にやられた仕掛けを交換している。
たまにうまくいって釣り上げると、文句ひとつ言わずに針を外して海に帰している。
ちょっといじめてから返してやってよ、と言いたくなってくる。

一方、五目漁師が2本針の吹き流し仕掛けを入れたのは最初だけ。
後は切られたエダスはそのままに、先針だけを付け替えているために、今や2.5mあった仕掛けの先針の位置が切られたエダスの位置まで近づいてきている。

余りのフグの多さに-60mまで逃げてみようかと弟に声を掛けると、これ以上沖は危ないのでは!? との返事。
ノーとは言えないのでフグ辛抱、小魚多し、当てなしの流しを続ける。

変わったところではカイワリの釣果だろうか、
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弟にも五目漁師にも2匹ずつのカイワリの釣果があった。
伊東の海底砂漠での出会いがしらの釣果ではあるが、フグが来ない-60m辺りでコマセを撒きながらやったら面白いかもしれない。

うねりは高まる一方で収まる気配がないので、10時過ぎには一旦退避、といっても海上の隅で待つわけにも行かないので一先ず陸に上がることにする。

退避のついでに、艇が係留されている岸壁の直ぐ近くにある公園に寄ってみた。
今や伊東市は市長のお騒がせ問題で日本一有名な市になったと不名誉な噂もあるが、こんな立派な公園があるとは知らなかった。
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早速、スマホで調べてみると、地元の彫刻家重岡健司氏による市民の平和と幸せを希求する姿をシンボル化したものとある。
うーん、なるほど、なるほどと納得する。

さて、海の様子はあまり変わらないが待ちきれず、小一時間退避した後に再び海上戻る。
その当初は相変わらずであったが、しばらくするとややウネリは小さくなってきたようだ。

海は次第におとなしくなるという予報も含めて、ゆっくりとなら手石島に向かえそうだ。

時間はかかったがポイントに着くと、待ってましたとばかりに両者ともに直リグ仕掛けにワームを付けて投入する。
水深は-30m前後。
ここまでの砂漠と違って底は凸凹、しかも海藻も茂っているようなので細心の注意を要する。
先ずは五目漁師が良型を上げる。(34cm)
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この後はバラシが2度。
そして、弟にも待望の良型アカハタ。
五目漁師も同時にほっとする。

ただ、アタリは最盛期のように頻繁にあるわけではない。

五目漁師はこの後ワームをサバタンに変えてみたが、小型のカサゴや餌盗りが多い。
餌盗りが多くても本命のアカハタが居さえすればば先に食ってくるはずなんだがな、と考えつつ何度か流しを変えたが、時間も押してきたのでここで終了。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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料理は先ずは先週の孫娘との釣果料理。
釣り魚がほとんどなかったので野菜たっぷりの天ぷら。
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普段、魚はあまり食べないようだが、初めて自分で釣った魚(ホウボウ)なので興味深々、五目漁師家までは一緒に来ていた妹と大事そうに分けながら食べていた。

ここからは、今回の釣果料理。
伊東ならではの刺身9点盛り。
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アカアマダイとイトヨリの天丼、
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前回成功してお気に入りの茶碗蒸し。
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カイワリのたたき。
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中層で油断しているとメジが掛かってしまうことがよくありますが、期待するカンパチなどは掛かってくれませんね。
底は底で相変わらずフグが多く秋らしい活況のシーズンはもう直ぐなのか、このまま死のの海に引き続くのか、今日はシーズン一番の冷え込みのせいもあり海水はまだまだお湯のように感じました。なので、これからと期待したいですね。

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2025年10月19日 (日)

まざまざと見せつけられた落とし込み釣り

10月18日は伊東(井上丸)に釣行。
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実は、今回は何を釣りたい、こんな釣りがしたいという思いは特になく、悪天候が続く中で唯一出られそうな予報になって来たので急遽出てみることにした。

Kさんが出られるとは聞いていたので久しぶりにお会いできるのも楽しみの一つ。
とは言え、何をするか決めないと道具の準備できない。
前回、お兄さんからアジなら仕掛けを入れれば釣れますよと聞いていたので、それなら泳がせをやってみよう。
そろそろカイワリも出そうなので、コマセ釣りもやってみよう。
どうにもならない時のために、もちろんタイラバとジギングの準備もしておこう。
うまくいけば、カイワリとブリ、ヒラメ、マダイとハタ、シロアマダイも来るかもしれない、それに釣れ過ぎた泳がせ用の中アジも持って帰ろう。

現地に着いて最新の天気予報をチェックすると、昨晩は一日のんびりと、と思っていたのに昼前頃から南寄りの風が強まる予報に変わっている。
眠っている隙に変えてしまうなんて、いつものことだけど勝手だね。

Kさんは落とし込み釣り、五目漁師は先ずはアジを釣ってカイワリポイントの沖合に移動してから泳がせ釣りをやるつもりだ。
狙いは同じでもこの効果の違いがあとで月とスッポンの差になって表れるとは思ってもいなかった。

アジやイワシ(ベイト)がいるとブリやカンパチなどフィッシュイーターがベイトを追って乱舞する。
そこにサビキ仕掛けに掛ったベイトを落とし込んでいくと、少し様子の違った食べやすそうな獲物を見つけた大物が食ってくる。

この落とし込み釣りは、五目漁師も何度かやってみたがうまくいった試しがない。
ベイトを掛けるまでは良いが、その群れが小さいために掛った仕掛けを落として行く頃には既にベイト反応がなくなってしまっている。
当然のことながらフィッシュイーターもその場にはもういない。

これだったら、わざわざ高価な落とし込み用のサビキ仕掛け(道楽仕掛けなど)を準備しなくても、一旦釣ったアジを付け替えて普通に泳がせでいいんじゃないの? しかも、ブリなどの青物なら回遊しているので場所も変えてアンカリングしてカイワリ釣りの傍らでおまけの釣りとしてやれば効率もよい。
というのがケチな五目漁師の理屈。

と、いつもはこんな具合でやっているが、今回は落とし込みのKさんと一緒。
結果、まざまざとその違いを見せつけられることになった。

並んで釣りのスタート。

やがて、アジ掛かりましたよとKさん。
すると直後に、来ましたきました、イナダでしょうと言いながら細い竿をひん曲げている。

五目漁師は、えっもう掛かったの? 楽しそう、と横目に見ながら、自分のアジ釣りの吹き流し仕掛けが絡んだのを直している。

結構、ボートが流れるので一投毎に両者ともに漕ぎ戻らないといけない面倒は同じ。

しばらくすると、またアジ掛かりました。
来ました、きました、やっぱりイナダでしょう。
また竿をひん曲げている。
楽しそう。

五目漁師はやっと掛かったサクラダイを放流しながら間違ったかな? と気付き始める。

双方、漕ぎ戻りを繰り返しながら、あまり時間を置くことなしにKさんは3匹目のイナダ、五目漁師はまだ泳がせのアジすら釣れていない。
ベイトが集まってくるポイントだけあって、海底には海藻が繁茂しておりボートが流れる中で吹き流し仕掛けが絡まってしまい、正に初心者の釣りのごとく四苦八苦。

イナダはもういらない、カンパチがこないかなぁと仰るKさんからアジを1匹いただいてお先にカイワリポイントに向かう。

やれやれ、いいものを見せて頂いた、Kさん素晴らしい。
五目漁師は戦場から離れてカイワリポイントの少し沖目にアンカーを入れ、真っ先に頂いたアジを掛けて泳がせ釣りを始める。
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続いて、カイワリ仕掛けを入れる。
念のために先に入れたばかりの泳がせ仕掛けを確認すると、なんと、もうこれだ。
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戦場から離れたつもりだったが、実はここは厄介だけの別の戦場だった。
入れた仕掛けは100パーセントの確率で針をやられる。
こんなこともあろうと色々フグ対策はしてきたが、そんなものが少し効いた位で我慢できそうなケタではない。

早々に、やっぱりこれだな、タイラバで沖を流そう。
しかし、流し釣りとてフグの猛威から決して逃れられるわけではない。
コマセ釣りと違って奴らが群れ集まっている中にルアーを入れるわけではないので頻度は落ちるが、見つかってしまえば起こることは同じ。
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こんな風にスカートやネクタイを裸にされるだけならよいが、ヘッドをやられると損失は大きい。

肝心のアタリがあればまだしも、それがないがために余計なことに、餌釣りならどうだろうかとカイワリ仕掛けにオキアミを付けて落としたその1投目。
少し違和感があったので上げてみるとこれ。
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愛用の夢の天秤が見事に途中から破壊されて上がってきた。
長く使っているので弱くなっていたのかもしれないがステンのコマセ缶を壊す奴らのことなのでわからないことではない。

予報通り昼前からは南寄りの風が強まり、20分漕ぎ上って5、6分流すと、また20分掛けて漕ぎ上るという厳しい流し釣りを強いられる。
やっと釣れたのは、小さなホウボウと極小のチャリコに終わってしまった。

一方、Kさんもその後カイワリポイントでは、やはりフグに追い出され、沖を流したり、アカハタを狙われたようだが五目漁師と同じような結果に終わったようだ。
但し、あの後、更にイナダ(放流1)とお約束のカンパチをきっちり落とし込みで仕留められている。

情けない五目漁師の釣果はこれ。
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井上丸で撮らせていただいたKさんの釣果はこれ。
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貧果なら貧果なりに、小さいなら小さいなりに美味しくいただくことはできる。(エッヘン)
我が家の定番チャリコのパエリア。
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いつもと違ったレシピでやってみた。
お米が本場のパエリアのようにパサパサに仕上がるとあったが、どちらかというと寧ろリゾット風だった。
獲物の魚よりもエビが勝ってしまっているが、お味は良好。

ホウボウの昆布締めとみょうがのあえもの。
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落とし込みで釣れるなら、ジギングで釣れるだろうとやってみましたがノーバイトでした。

落とし込み、手漕ぎボートでは滅多にやれるチャンスはありませんが、凄い威力です。

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2025年10月14日 (火)

台風の合間のリベンジ釣行


10月12日は伊東(井上丸)に釣行。

ブログの間隔が空いてしまったが、実はこの間に一度釣りに行っている。
今や両親の墓参りと称して年に一度の故郷舞鶴釣行だった。

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西舞鶴沖合約30kmに浮かぶ冠島。
特別天然記念物オオミズナギドリの生息地で普通には上陸が禁止されている。

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帰路につく頃にやっと晴れ間が見えてくる。

残念ながら天気が悪く、やっと半日だけ釣ることができたが、同行の弟がアオハタ1匹、五目漁師に至っては20数cmのカサゴが1匹に終わってしまった。

獲物の写真はなし、実は素潜りで銛による魚突きをしていて母船からはぐれてしまった人を見つけ救助したが、他に話題もなかったのでブログはサボってしまった。

悪天候のお陰でMLBの地区シリーズ、ドジャースとフィリーズの第1戦と2戦をTV観戦できたが、戻ってからはこの不完全燃焼の気持を癒すためにもできるだけ早く海に出たかった。
それが今回の釣行。

世間では3連休の中日、普通なら365日連休の五目漁師が出掛けるような日ではないが、渋滞の我慢を押して海に出たい気持ちが勝った釣行となった。
ただ、皆さん台風の接近ということで天気のイメージが悪かったせいか、渋滞は心配したほどではなく、しかも海上は1日絶好の釣り日和だった。

さて、カイワリ狙いは相変わらずフグとの勝負と聞くと、五目漁師には勝ち目がない。
ルアーのみで色々やってみようと、タイラバ、ジギングは元より、ヒラメやマゴチ狙いでスイミングジグや、更にはエギングの準備までした。

先ずは前回、沖上がり寸前にアタリが頻発したが、時間切れで釣り残したアカハタなどの根魚狙いからやってみよう。
ボートが静かに北方向に流れてくれるので釣り易い。

湧き上がるベイトの真っただ中にタイラバを落とし巻き巻きしていると早々に掛かってきたのはイナダ。
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狙いの魚ではないが正にベイトを追って狩猟中であったイメージが浮かぶ。

そして、また直ぐに強いアタリ。
今度は先程と違って欲しかった根魚のようだ。

悠長に構えていると根に入られる、かと言って強引に上げようとするとハリスを切られる。
ここは釣り師の備えと腕次第。

かって、このポイントで強烈なアタリに巻くことができず根に潜られてしまい、残念にも傷だらけになって上がってきたリーダーを見てジギングのラインを1号から1.2号に、リーダーを4号から5号に引き上げているが、今はそれぞれが1号、4号のタイラバだ。
ここは慎重に、と思ったにもかかわらず痛恨のリーダー切れ。

少し前に同ポイントにやってきた仕立て船、井上丸の船長がこちらに向かって手を振ってくれるので無念さを伝えようとしたが、向こうはエンジン音で聞き取れなかったようだ。

この後は少し沖に出てシロアマダイを狙いつつマリンタウン側に流して行くが、今度も早々にアタリ。
ハタかな? いやフグかな? オオッ、この引きはひょっとして久しぶりの真鯛かな? 占いのような下手な想像のもとに上がってきたのはいきなりのシロアマダイ(41cm)。
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やったね。
これで本日の五目流ボはなくなった。

気分を良くしながら少しずつマリンタウン側に近づいて行くとやがてフグが出だす。
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憎らしさのためイイーッ! 自然とハモバサミに力が入る。

続いて、またフグ野郎かも思っていると今度は待望のアオハタ(38cm)。
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この後は、マリンタウンのテトラ付近で直リグにソフトルアーを付けてアカハタをやってみるも無反応。

アジポイント付近で久しぶりにエギングをやってみるも無反応。
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というかエギングに関しては、無反応というよりも五目漁師の下手なシャクリがイカを寄せ付けなかったような気がする。

沖に出て再びタイラバで流し始めるとフグ様が元気元気。
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最終的にタイラバの鉛ヘッドは4個(と思っていたが自宅で数えてみると3個だったようだ。)、をロストしてしまった。

場慣れしてしまった無敵のフグは、今や餌釣りでは針先のオキアミよりもコマセがたっぷりと入ったビシを直撃、タイラバではネクタイやスカートよりもヘッドを直撃してくるので何れもやられるとロスが大きい。
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困ったもんだ。

さて、ロストでいよいよ手元のタイラバヘッドも少なくなってきたのでこんなものを使ってみた。10daxp259256sa

写真はスカートやネクタイをやられた後で寂しくなっているが、ビンビンスイッチ風のヘッドに使わなくなった80gのジグを利用している。
ビンビンスイッチ風タイラバは元をただせば直リグの構造と同じなので、アイさえ付いていれば、こんな風にタイラバヘッドとして何でも利用できる。

そもそも青物などを狙っていたジグをタイラバヘッドに使ってみると、これが意外や青ものには大当たり。
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マダイやハタ狙いでこのタイラバを落としていくと中層でイナダに捕まってしまう。
五目漁師はあまり好きではない魚なので逃げたくなってしまうほどだ。

今回は、たまたま手元にあったリアーバランスのジグを利用したが、フォールでの効果とわせて青物もターゲットに入れるなら非対称ジグを使ってみるのも面白いかもしれない。

最後にもう一度、根回りの根魚に期待したが小型のハタのみで終了。
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で、今日の釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)


シロアマダイの刺身と昆布締め、アオハタ、イナダの刺身盛り。
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下段右は、こってり、ねっとりのシロアマダイの中おちのナメロウ。


シロアマダイの茶碗蒸し、
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普通にやると折角のシロアマダイなどは玉子汁の中に沈んでしまい表面は最後に載せる三つ葉だけになってしまう。
そこは、ヨメサンのアイデアで一工夫して賑やかになった。

シロアマダイの潮汁。
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イナダは1匹を無理矢理に井上丸のお兄さんに押し付けてしまったが、消費には苦労する。
これなら結構消費できる。
イナダの香味揚げ炒め。(残りは取りあえず冷凍保存)
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アオハタの和風カルパッチョ。
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いつものオリーブオイルではなく、もみじおろしとポン酢で頂く。

アオハタのしそ昆布あえ。
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フグは今が猛威のピークだと思いますが、やっと青物の姿も見えました。
そろそろカイワリも面白いかもですね。

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2025年9月28日 (日)

逃げるが勝ちと思ってはいるが

 
9月26日は伊東(井上丸)に釣行。

先の23日はエンジン艇をお借りして2回目になる孫娘との釣行を予定していたが、台風(19号)による悪天候のため残念ながら中止になってしまった。

今日は、やっと静かになった海上をカイワリポイントの少し沖側に向かって漕ぎ出る。
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本日の狙いは、駄目そうだと思いながらも先ずはカイワリ、その後はタイラバとジギングで沖を流してマダイ、ハタ、そして今シーズンも既に絶好調のスタートの兆しが見えるシロアマダイも狙ってみよう。

一方厄介なのは、あのフグ野郎。
そして、一時は伊東の海から姿を消したかのように減ってしまった五目漁師の天敵サバの再来。
それに多くが釣れてしまうと結構処分に困ってしまう小型のイトヨリも五目漁師にとっては困りものの一つ。

フグと真っ向から勝負する気はないし、伊東のサバは中深場の餌用以外に持ち帰ることはない。
時には釣れ過ぎるイトヨリは放流しても膨らんでしまった浮袋が仇で帰っていけないために仕方なくクーラーボックスに入れることにしている。

今日はこれらの厄介な魚から逃げ切ることができるであろうか。
カイワリが狙いであるのにそのポイントの少し沖目にアンカリングしたのは、フグの猛攻を避けるためだった。

1投目、早速小イトヨリ。
2投目もイトヨリ。
そして、3投目か4投目に何の反応もなくエダスが切れた仕掛けが上がってくる。
奴だ。
奴が集まってきたが最後もう釣りにはならない。

どうしてこじ開けるのかわからないが、愛用するパカットビシの上窓が全開になって上がってくる。
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奴らの興味は、もはや面倒なコマセや付け餌よりもビシのまるごとにあるようだ。

このビシは、この後数回の投入でとうとう窓枠部分が破壊されてお払い箱になってしまった。

海底では壮絶な餌盗り合戦が起こっているのか、いや多分劣勢のイトヨリがわずかな隙をついて餌をかすめ取っているのだろう。
フグにやられない時には漏れなくイトヨリが付いて上がってくる。
珍しい放流サイズのホンイトヨリも参戦している。
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そして、カイワリ狙いなのにまさかと思ってしまった唯一のカイワリ。
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とうとうここ迄来てしまったか。
というのは、今日初めてフグが追うナブラを見た。
静かな海面からたまにパシャッと音がする。
振り向くともっこりと黒くて丸い塊が海面に表れては消える。
青物が追うナブラのように派手さはないが奴に違いない。
覗くと海面直下ではサバフグが行き来している。
ジグを入れてみると直ぐに掛かってくるのはやっぱり奴。
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かってはカイワリポイントからアジポイント(距離にして約300mマリンタウン側に離れている)に退散するとフグの猛攻から逃げることができた。
しかし、今日は違った。
カイワリを諦めてアジを釣ってみようとアジポイントに場所移動してみたが、1投目から仕掛けをやられてしまう。

どうやら彼らはシイラと同様にボートの影を追って釣り師の行く先々について回ってくるようだ。
特に、今日のように他にボートが見当たらない時にはもう逃げ場がない。
カイワリポイント周辺は既に奴らの勝手知ったる居座り場となり領域内を自在に巡って猛攻を仕掛けてくるようだ。

さて、最近はこのフグのお陰ですっかり影が薄くなってしまったサバではあるが、
今年は少し元気を取り戻している気配がある。

不注意にもビシにコマセが残ったままで、のんびりと仕掛けを引き上げて来ようもんならこの様だ。
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できるだけフグ避けようと餌仕掛けからウイリー仕掛けに替えたところ中層の中サバに捕まってしまった。

この後も転々と逃げ回った結果、マリンタウン前の水深40mでやっとフグ、サバから解放されたが、最後まで五目漁師をしたって追って来てくれたのはイトヨリだった。

結局9時過ぎにはコマセ釣りを諦めてタイラバに切替える。
しかし、今日は魚の活性が高いと言えば聞こえは良いが、ここでもイトヨリには付きまとわれる。
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いよいよ最後の手段として、シロアマダイ狙いに特化してタイラバを海底ずる曳きでやってみよう。
着底時に10回近く底トントンをやった後はタイラバを巻き上げずにズルズルとキスのさびき釣りのように曳いてくる。
砂漠と思っていた海底も曳いてみると結構凹凸があることがわかる。

とその時、強烈なアタリ。
やったね。
とうとう来たぞ。
50cmはあるかな?おおっうおっ! 有りそうだ。

たまに穂先をガツンガツンと叩かれると怖くてついついドラグを少し弱めてしまう。
さて、姿が見えてきた。
あれっ??? 白いはずの魚影が黒い。

上がって来たのはなんと巨大なエソ(60cm)。
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ええーっ、そう??? がっかり。

有名なスズヒロの高級蒲鉾の原料は高級魚のエソを使っていると聞いているので持ち帰って練り物にしてみよう。

その後もタイラバのズル曳きを続けるも、結局シロアマダイのアタリはなし。

残り30分になってしまった時点でシロアマダイを諦めて浅場の海底がやや険しいポイントに入る。
根掛りが恐いので根回りを攻めたが反応は無し。
海藻だろうか、1メートル近くも茂った中に思い切ってタイラバを落とす。

すると直ぐにアタリ。
しかし、案の定、海藻にリーダーが掛かってしまったようだ。
道糸を緩めると魚の引きがあるので獲物はまだ付いているようだ。
引き出そうとすると獲物の引きが根掛かりの引きに変わる。

本日唯一の獲物らしい獲物、ここはどうしても上げたい。
魚が、自ら海藻の絡みを解いて出た時のためにドラグをもう一段締め直して出てくるのを待つ。
出ては絡まり、出ては絡まりを3、4回は繰り返しただろうか。
獲物はまだ付いている。
力強くも焦らず聞き合せるように穂先を上げると、浮いたぞ! 
上がってきたのは良型のアカハタ(写真36cm)。
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やっとボ同然の釣りから脱却できてほっとする。
時間がないがもう一度やれそうだ。

次も海藻の中から引き出したのはカサゴ。
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うーん、時間がない。
根掛りが恐いのでビンビンスイッチTGのタイラバヘッドを自作のビンビンスイッチ風に交換してもう一度。

また直ぐにアタリだ。
今度はやや小型のオオモンハタ29cm)。
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3連続ヒット、もう少しやりたいが、ボート内は散らかしたままでここで沖上がり。

で、今日の釣果はこれ。
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で、先ずはエソとついでにイトヨリの薩摩揚げを作ってみた。
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上段2列がイトヨリ6匹分、下段がエソ。
さすがに60cmエソの威力は凄い。

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ヨメサンに言わすとイトヨリの方がしっとりとして美味しいとのこと。

因みに、魚をすり身にする段階でフードプロセッサーとミキサーを壊してしまい、急遽すり鉢を使った。
(後で確認するとフードプロセッサーには連続使用限界3分とあった。安物過ぎる。)

オオモンハタ、カサゴ、カイワリの刺身と昆布締め。
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アカハタは中華蒸しに。
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最近はブリ、鮭、イカ、サンマ、サバなどの好漁や不漁などがしばしばニュースになりますが、我々に身近なところでも、(個人的な感想ですが)そもそもハタ類がよく釣れるようになったと思っていたら既にオオモンハタやアオハタが少しなりを潜め、代わって今はアカハタがブームですね。引きもよいし食べても美味しいのでよいのですが、一方でサバフグが更に横暴に、幻のシロアマダイの日常化など海が急速に変わっていますね。

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2025年9月 9日 (火)

サバタン対ルアーのアカハタ決戦

 

9月8日は伊東(井上丸)に釣行。

9月初旬で同店の今年の海の家も終了し、待ちに待ったボートの貸し出しが再開した。
今年の夏はあの、いやまだまだ続いている暑さの中で、お客様は倍増ウファウファに儲かりました と聞いてはいないが、これは根が関西人五目漁師の代弁。

貸しボート再開に伴い、予てよりアカハタ釣りを頼まれていたOmさんに声掛けしエンジン艇で手石島周辺のポイントに向かう。
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Omさんと言えば、伊東ではカイワリ釣りの正に豪傑。
2、3年前には、巨大なサバフグを伊東の海から一掃すべく(冗談だと思っていたがご本人曰く本気だったと聞いている)持参した仕掛けや替え針の全てはもちろん、安くはない天秤から先を4セットも切って落とされながらも60匹以上のフグをボート内にさらした上に、更にそれ以上の記録的な数のカイワリを持ち帰ったという五目漁師の中では伝説の釣り師。

こんな釣り師と同行できるのは嬉しいが一つ心配がある。
五目漁師はアカハタ釣りにはルアー(直リグにクロー系ワーム)で挑み、それ以外の釣り場ではタイラバとスロージギングでハタやマダイを狙う。
一方、ルアーをやられないOmさんはアカハタは胴付き仕掛けにサバタン餌でやるとのこと。
ここまでは、まあ何とかなりそうだと思っていたが、それ以外では、なんとカッタクリで青物を狙ってみたいとおっしゃる。
青物があまり好きではない五目漁師とは狙いは違うし、何よりも釣り方は違うし、錘の重さも道糸の太さなど道具も違い過ぎる。
まあまあ・・・いや、さてどうしよう・・・と思いながら取りあえず沖に出る。

先ず、サバタン対ルアーのアカハタ決戦はどうなることやら。
水深30m前後、開始早々にOmさんにアタリ。
しかし、上がってきたのはリリースサイズアカハタ。
続くアタリもOmさんに。
しかしこれも小型のアカハタでリリース。
またアタリ、今度はエソ。

そして、やっと五目漁師にアタリ。
これは持ち帰りサイズ。
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サバタンでは小型のアカハタや外道、餌盗りが多くやっぱり、ここはルアーかな? と心配し始めたOmさんに今度はドスンのアタリで文句なしのアカハタが上がる。

この後も頻繁な餌盗りの中で良型、小型ともに圧倒的にOmさんにアタリや釣果が集中する。

そんな中、次第に2枚潮が強まり始める。
とうとうまともな釣りが成立しなくなってしまったために一旦アカハタはここ迄とし、宇佐美方面に場所移動することに。

途中、気になる水深90mで五目漁師はタイラバ、そしてここで出てきたのがOmさんのカッタクリ。
五目漁師も昔やったことがある木枠に巻いたこげ茶色の道糸(古っ!)が出てくるのかと思っていたが、これは違っていた。
確かめはしなかったが見るからに例の高級竿にPEライン(3,4号)をリールに巻いた竿釣りセットだ。
変わったな。
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カッタクリ中のOmさん

ここでは短時間しかやらなかったが、双方ともアタリは無し、幸いにも心配した相互のトラブルも無しで宇佐美のポイントに向かう。
宇佐美近辺では漁礁ポイントを含め転々としてみたがここでも双方ともにアタリは皆無。

お互いに、こんなこともあるわなとわかり合っているのがやりやすい。
しかも、あのフグハンターのOmさんにしてフグのアタリが皆無なのは、これだけで大喜びですよと船頭を慰めてくれる。

無駄に時間を使ってしまったが、残るはあと2時間。
潮変わりを期待してもう一度朝方のアカハタポイントに戻ってみることにする。

ボートの流れる方向は朝方とは逆になっていたものの2枚潮は相変わらずで釣りにくい。
ただ、朝方とは逆に今度は五目漁師のルアーにアタリが多い。
五目漁師にはアカハタの追加や穂先が海面に突っ込む今日一の大物バラシもあった。

最後は港前の漁礁ポイントなどでジギングとサバタン決戦をやってみたが両名ともにエソの連発で終わりとなった。

で、今日の両名の釣果はこれ。
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左半分が五目漁師の釣果、右半分がOmさんの釣果。
但し、Omさんの釣果は全体の一部のみ。
(井上丸の釣果写真ですが、お断りした上で同店の釣果ブログよりも先に掲載させていただきました。)

渋い日であったが、何とかおかず分はとれた感じであろうか。
こうしてみると、ルアーにはそんな小物が来ないよと胸を張っていたが、なんとOmさんの方がアカハタは大きい。
更に、腕の差があるにしても、アタリの数はやはり餌釣りには叶わないようだ。


アカハタの釣った日刺身。
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アカハタの煮付け。
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サラダ風カルパッチョ。
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嬉しいことにOmさんは土日を除いた平日は大概OKとのこと。今後ともよろしくお願いします。
井上丸の釣果ブログが休んだままになっているので状況がよくわかりませんが伊東の海はあまり調子が良くないようです。
いつもなら9月はハイシーズンなのですがどうしたんでしょうかね。

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2025年7月11日 (金)

アカハタはどこへ

7月10日は伊東(井上丸)に釣行。

 

今回は裸族Aさんと同行でエンジン艇をお借りしてアカハタを狙う。

 

実は、10日ほど前に予定していたが天気が悪く流れてしまった経緯がある。
今回は好天に恵まれ、さあ出発!
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途中、準備体操のつもりで港前の根回りでタイラバを落とすといきなり根掛かり。
ラジオ体操第1、♪♪腕を前から上に上げて1,2,3,4・・・♪♪と準備体操の準備に入る前にこんな調子でやられてしまうといくら自作のビンビンスイッチ風とは言えたまらない。

やっとルアーの準備を終えたAさんには申し訳ないが、五目漁師の都合で早々に諦めて手石島のポイントに向かう。
昨年はここで何度か結構いい目をしているので、今回は早朝の内に両名ともにクーラーボックスをアカハタで一杯に満たし、その後少し風が出てきたところで沖を流して真鯛やハタなどの+α狙いでタイラバ、スロージギングをやってみよう、
という予定。

しかし、アタリが遠い。
どうしたんだろう。

ラインはいい感じに斜めっているが気付くと直ぐ近くの手石島の景色が変っていない。
魚探で航跡をチェックしてみると先ほどから数十メートルしか移動していない。
どうやら底潮だけが流れていて風もないし艇は殆ど動いていないようだ。

そんな中、やっと釣れたのは25cmほどのアカハタが1匹。
(小さいのでリリース)

Aさんは根掛かりで苦労されているようだ。
根が険しい上にラインが斜めると仕掛けを底を這わすように狙うアカハタ釣りは根掛かりが頻発し厳しい釣りになる。

ここで、作戦を変更する。
こだわりのアカハタはこの後の時合い(あるかどうかはわからないが)に期待し、先に真鯛、青物狙いのジギング、タイラバをやってみよう。
ならば、ということで宇佐美方面の実績ポイントに向かうことにする。

操船しながら途中、気になる水深80~90mでルアーを入れてみる。
Aさんは150gのタイラバで底狙い、五目漁師は120gのジグで中層までスローなワンピッチジャークで青物も視野に入れる。

すると早々に、来たっ!と五目漁師。
同時に、Aさんもこっちにも来たっ、重たい!

五目漁師の方は、これはサバかな? とつぶやきながら巻き上げてくるが、見るとAさんの方はどうやら本物のようなのでさっさと自分のジグを巻き上げて(やっぱりサバだった)Aさんの獲物の玉網どりを準備する。

Aさんは、胴調子の竿をUの字にひん曲げながら重い重いとポンピングぎみに巻き上げてくる。
重いだけならハタ? カサゴ? それにしても結構でかそうだ。
バラスなよ。
みている方がドキドキする。

やがて見えてきたのは予想に反して立派な真鯛。
無事に玉網どりして、記念撮影。
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よかったよかった。
五目漁師の方が嬉しかったかも。

これで、釣り師兼船長としては気持ちに余裕ができる。
後はなんとかアカハタに期待しよう。

何もない海原だったが、偶然にも海中には時々ベイトが通り過ぎるし、海面にはナブラがたって結構活気があるので周囲を転々とやってみたがその後はノーバイト。

当初はこの後宇佐美方向に移動しようと考えていたが、マダイが釣れたことでアカハタに賭ける比重が更に増し、少々距離がある宇佐美方面は止めにして元のアカハタポイントの近くで時合い待ちのタイラバ、ジギングをやってみることにする。

水深40~80m、山あり谷ありの結構賑やかそうなエリアだ。
遊漁船が2ハイ。
時々聞こえてくるアナウンスが中層を案内しているので狙いはイサキだろうか。

根が点在するエリアだけあって、さすがに魚探に映るベイト反応が凄い。
そうこうしている間に海中のみならず海面も海上も凄くなってきた。
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ここまで広がるナブラも鳥山はあまり見たことがない。
いつもは艇を遠巻きに去っていくナブラに今は囲まれてしまった。
海上はまるでヒッチコックの“鳥”状態、恐怖とまでは行かないが、しばらく見惚れてしまう。

しかし、ジグを投げ込んでAさんが明かしてくれたナブラの正体はサバだった。

丁度このころからどんどん潮流とそれとは逆方向の風が強まってくる。
潮汐上の潮止まりは10時半。
これに期待して早朝のアカハタポイントに戻ってみたが、潮止まりどころか底潮も風も更に勢いを増してきたようだ。

五目漁師が直リグ用に準備してきた錘は25号まで。
他に20号と合わせ2つ掛けにして45号でも払い出す一方で底どりができない(水深約30m)。

風の方はパラアンカーを入れてなんとか抑えたが潮の速さはどうにもならない。
こんな状況では恐らく魚もアップアップで遊泳力のない根魚などは海底から離れようものなら捕食どころか直ぐさま縄張り外に流されてしまうだろう。

Aさんからお借りした60号で払い出しながらもやっと底がとれる状況にはなったが、直リグにはあまりにもアンバランスなのでとうとう胴付き仕掛けを取り出しサバタンとワームを房掛けにして流す。

やはりサバタンを餌にすると小型のアヤメカサゴなどがが掛かってくる頻度が多くなる。
そして、ゴンゴンとやっとアカハタらしいアタリ。
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やったね。でも、あとは続かない。
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梅雨半ばにして既に夏の空

やっと潮が緩んできた最後に早朝の根回りをやってみたが、Aさんがフグを掛けたのみで時間切れ。
で、今日の釣果はこれ。
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2人分の釣果

アカハタの紹興酒蒸し、
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カサゴの唐揚げ。
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ここは伊東、水深30mそこそこで20号で底がとれないほどの潮流は想定外でした。
ただ、潮流だけが要因とは言えないですね。
シロアマダイが急に釣れ始めたりする伊東ですから、逆があっても不思議ではなさそうです。

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2025年6月29日 (日)

いろいろやってみる

 

6月28日は伊東(井上丸)に釣行。
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実は、この3日前にエンジン艇で沖の釣りを予定していたが台風崩れの熱低の接近もあって天気不安定で流れていた。

部屋にはその時に準備した竿や仕掛け類がそのままになっている。

五目漁師にとっては竿のガイドにリーダーを通す作業か針の穴に糸を通すようなものなので、必ず自宅で竿にはリールとラインをセットし現地ではタイラバやジグを付ければよいだけにしておく。

余談ではあるが、車内やボート内の突起で知らぬ間にPEラインに傷をつけてしまうことがないように、リーダーは6mの長さをとって、竿を折りたたんだ状態で細いPEラインはリーダの下に巻き込んで露出しないようにしている。
もちろん竿を操るボート内でもPEラインの露出はない(以前痛い目にあった経験から)。

ということで、折角準備した竿はできることならこのまま車に積んでしまいたい。
動機不純ではあるがこれも趣味の釣り、既に準備したタックルの範囲で色々やってみようと今回の釣りを組み立てる。
狙いは、真鯛やヒラメ、ハタ、カサゴ、それに今回はマゴチを加える。

岸払いし、先ずはいつもの港前の根回りに向かう。
ここならベイトが群れているのでフィッシュイーターのハタやマダイ、更にヒラメも期待できる。

しかし、期待したベイト反応はまばらでがっかり。
アジ狙いだろうか、やって来たいくつかのエンジン艇も良い反応が見つからず魚探を覗き込みながらうろうろしている。
危なくて結構怖いのでタイラバとジグを交互に落としながら3,4回流して早々に切り上げる。

その後は42、3mの所謂、手漕ぎボートのアマダイラインをカイワリポイント方向に流して行く。
水温も上がっているので活況づいている海中を期待していたが、思いの他静まり返っている。

ただ、砂漠の海底付近を悠々と行く真鯛や餌が潮に乗ってやってくるのを海底でじっと待つ傾向の大型のハタやウッカリンならベイト反応など気にしない。
数撃ちゃ当たるでどんどんルアーを落として巻き巻き、あるいは着底後に底トントンやリフト&フォールで誘いをかける。

風も、潮流もないこんな時にはいつものこれが役に立つ。
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写真には一部しか写っていないが竿を前方に出す自作竿掛けは重宝する。

それにしても努力の甲斐なしで反応がなさすぎる。
仕方なく少し沖目に漕ぎ出し、ビンビンスイッチ風自作タイラバを落とすと、着底と同時にやっと本日初のアタリ。

ググッと竿先が水面に突っ込んだが、後は重量感のみ。
それでもルアーを落とし始めて4時間近くにもなるやっとのアタリなので、逃がしてなるものかと丁寧に丁寧に上げてくる。

カサゴかな? ハタかな?
上がってきたのは良型のウッカリカサゴ。
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嬉しい、五目漁師が得意とする雄叫びものではあるが、未だ時間があるのでここは、よしよしとつぶやくだけで写真を撮って次に向かう。

途中、カイワリポイントに寄って、既に赤ら顔でご自身の炎天下干し真っ只のサビキさんにご挨拶。
今のところフグとイトヨリですと余裕の釣り。

五目漁師はアジポイントに向かう。
ここでは、もうお一人ご一緒させていただいているKさんが、今しがたカイワリポイントから到着されたところのようだ。

ここ、アジポイントの海中はさすがに賑やか。
海底近い反応は恐らくアジ、海面近くまで柱のように立っている反応はイワシかコサバだろうか。

今回はコサバを釣って泳がせの準備はしてこなかったが、自作の落とし込み仕掛け(下部写真)を準備してきたので入れてみる。
以前もやったことがあるが、その時には結構流れが速く、小魚が掛るやスーッとポイントを行き過ぎてしまうために釣れる気がしなかった。

今回はボートが殆ど流れないので、底で待っているヒラメに小魚を届けられそうと期待したが、うまくいかないもので今度は肝心の餌がつかない。
余程活性が高い時でないとコマセなしでは小魚も付いてくれないようだ。

ここも直ぐに諦めて次はアカハタポイントに向かう。
今、隣にいらっしゃるKさんに教えて頂いたポイントだ。

今度はスピニングリールタックルに直リグ+ワーム(下部写真)を付けてゴツゴツした海底を探っていく。
しかし、ここでも無反応。
居ないのではなく、食いっ気がないのだろう。

ここ迄来たら次は近くの砂地に移ってマゴチをやってみることにする。
遊覧船の航路から外れる隅によって、今度はスピニングタックルにジグヘッド+ワーム(下部写真)を岸側に向かって投げ込む。
多分水深は着水地点で7、8m程度であろうか。

ジグを少し浮かせて(実際はどうなっているのか分からないが)巻き巻きすると直ぐに怪しげなアタリ。
モゴモゴとしたが掛からない。
あげてみるとこれ。
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奴だ。時合いに関わらず、場所に関わらずいつでもどこでも食ってくる奴に違いない。

海中でひときわ目立つ蛍光色のシャッドテールワームを金ラメ(こっちの方が目立つかも)に替えて2投目。
すると、また直ぐにアタリ。
五目漁師はアタリに飢えているので一瞬は楽しいがこれを見てしまうと、もう3投目はできない。
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やっぱり沖かなぁ。
少々げんなりした気分で再び沖に向かうが、このころには少し南東風が吹いてくる。
沖の流し釣りには丁度よい感じでボートが流れてくれる。

しかし、2、3度フグのアタリ(タイラバを丸裸にされたり、いかにもの途中バラシ)があったのみでやはり不発に終わる。

最後に朝一でやった港前の根回りに賭ける。
朝とは潮が下げ潮から上げ潮に反転しているので今度こそはベイトの群れを期待したが、何と更に酷いもぬけの殻状態。
恥ずかしくも怪しそうな裸の海底が丸見えではないか。
底から立ち上がっているのはどうやらベイトではなく海藻のようだ。

これではルアーを落とす気にもならず、再び沖に戻り、砂漠の海底を流す。

やがて、そろそろ沖上がりの時間。
諦め切れず沖からの流しの流れ先をそ先の裸の根回りにして最後の流しに入る。
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これは早朝の岸払い直後の画面

新しい魚探の使い方にも慣れてきて、結構精度よく狙った線を流し、最後は正に根のトップ付近に流れ着いたが、やはり何も起こらず素通りしてしまった。

ただ、幸いにもこのまま放っておけばボート乗り場に近づく方向なのでそのまま流し続ける。
後は浅くなって夢も希望もなくなる辺りで後片付けに入れば本日の釣りは終了する。

まぁそれなりのカサゴが1匹は釣れたので良しとしよう。
グダグダと残念がっている時だった。

キターッ! おやっ根掛かりかな?? いや違う、出たーっ!
ここは再び根に潜り込まれないことが先決、ドラグを1段締め直す。

でかいぞでかいぞ・・・
慎重に上げてきたのは思っていたほどの大型ではなかったが、オオモンハタ(40cm)。
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OK、ここは雄叫びというよりも感涙の“良しよし、良かった~っ!”。

で、今日の釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

フグの被害は最小限、渋い日だっただけに外道が珍しく皆無だったことが五目漁師としてはお気に入りの釣果。

因みに、Kさんの釣果とサビキさんの釣果。
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Kさんの釣果   (井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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サビキさんの釣果   (井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

フグも多かったらしいが、カイワリが食ってくる前に今は良型のソコイトヨリが食ってくる。
Kさんは朝からあっちこっちを調査散策されていた。
一方、サビキさんは予定通りの日干し釣りを堪能されたようだが、さすがに後半は干し過ぎたのかシャツ姿だった。

それにしても。お二人の釣果が似すぎているのが面白い。
サバとアジの差だったようだ。

で、最後に本日五目漁師が使ったルアー類。
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ハタのカルパッチョバジルソース、
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ウッカリカサゴのカマンベールチーズソテー、
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オオモンハタのパン粉焼き。
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釣り方、狙いによる釣果の差異はあたり前ですが、同じ場所で同じターゲットに狙いを定めるとこれだけ似た釣果に。
偶然も有りますが面白いですね。

前回は500ccペットボトル1本とちょっとで済みましたが、
今回は4本持ち込み、3本飲みました。更に、自宅に帰る車中で2本。
梅雨明け前にしてこの暑さですから、夏場はペースダウンします。
次回も少し空ける予定です。

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2025年6月19日 (木)

イトヨリ大成功


6月18日は伊東(井上丸)に釣行。

今日は久しぶりにまっくさんとご一緒させていただく。
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まっくさんは多分カイワリ狙い。
五目漁師の狙いは言わずとも、カヤック仲間が先週末に網代で釣り上げた座布団級ヒラメを上回るヒラメ。

先ずは、泳がせ用の小サバをゲットするために港前の根回りに向かう。
この時期ならイワシや小サバが群れているはずだと期待していたが、いつになく魚探のベイト反応が乏しい。

とりあえずサビキ仕掛けを入れてみるが当然ながら何も掛かって来ない。
潮流で結構ボートが流される上に、ここではアンカーが入れられないために根回りは直ぐに通り過ぎてしまう。

ここで泳がせ用の魚が釣れれば、マッチ ザベイトの考え方からそのまま泳がせも有りと考えていたが、餌が釣れないのではどうにも仕方がない。

直ぐに諦めて今日のヒラメ狙いの主戦場にしようと考えていたアジポイントに向かう。
しかし、ここでもいつになくも反応はおとなしい。
それでもサビキ仕掛けを入れると直ぐに中アジ(24~27cm)が掛かってくる。

今日は君じゃないとばかりに、少し棚を上げてみるがやはり同サイズのアジ。
これはこれで良いが、手をこまねいているわけにはいかず取りあえず中アジを泳がせる。
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これだけのサイズのアジを泳がせると、いくら柔い竿でも短竿ならビクビクと正にアジが掛かった時と同じように穂先が反応するが、この竿(2.7m、真鯛釣り用の胴調子竿)ならフーラフーラと波に合わせて揺れる程度で済む。
しかし、肝心のアタリはない。

遊覧船が目の前の発着場から出てくる9時半までは頑張ってみようと思っていたが、ヒラメが遊んでくれる気配が感じられなく、ながら釣りのアジも釣れなくなってしまったので8時過ぎにはここを諦めてカイワリポイントに移動する。

因みに、このアジは釣り場を転々とする中で共に移動したが最後まで元気に泳いでくれた。
これだけサイズがあるとフグも近づかなかったようだ。

さて、移動先のカイワリポイントもいつになく静かな海底。
コマセを撒くとやっとうっすらと魚影が入ってくる程度。
そして、仕掛けを落とすと結構頻繁に掛かってくるのはイトヨリ、
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カイワリは一度だけ。
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当然のことながらフグも掛かってくるが、24、5cm程度の小型で、頻度も辛抱出来ないほどではない。
32、3cm超の大人のフグが群れをなして浮いてきてビシに噛みついたり、持ち込んだ仕掛けや替え針の全てがなくなってしまうほどの悪夢を思い出せば、この程度のフグ野郎ならたまの暇つぶしにいい加減だと思うくらいだ。

それよりもたまに掛かる魚がイトヨリばかりではついに嫌気がさしてしまい、再度少し沖(水深43m)に移動する。
しかし、よくできたものでポイントを外したせいかか今度は餌もなくならない。

今日はヒラメの泳がせを本命に、一日“ながら”でアジやカイワリを狙ってみようとの魂胆であったが、小サバは釣れないし、カイワリを期待したコマセ釣りではたまに上がってくるのはイトヨリでは、既に当初の目論見は外れてしまっている。
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前回と同様で風は皆無、まるで熔けた鉛の表面のような波紋さえない重たそうな海面ではあったが、10時ころから南西風が吹き始める。
風向きとしては良くないが、一向にアタリがない竿をシャクリながら海面を行く風を見ていると、もういてもたってもいられない気持ちになり、思い切って残っているコマセを処分し、泳がせ用の竿や”ながら”釣り用の竿も片づけてしまう。
そして、清々したところで少し沖に出て東西にタイラバで流し始める。

コマセ釣り場の魚と沖流しで釣る魚のご機嫌状態が共通しているのか無相関なのかはわからないが、今回に限ってはあいにく相関有りで、3時間ほど流したが、右往左往するばかりで結局まともなアタリが1度もなかった。

最後の30分は朝の港前の根回りに戻って真鯛でもハタでも青物でもよい、たったの1尾に賭けたが、漸く掛かってくれたのは、ここではめずらしいアカハタ。
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で、今日の釣果はこれ。
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実は、イトヨリは我が家ではあまり好まれない魚。
その鮮やかな色合いといい、魚の中では珍しく上下非対称な正に芸術的ともいえる長く尾を引く容姿といい、魚界きっての妖艶さ誇る魚だと思っている。
鱗をとったり頭を落としたりすることがはばかられるほどだが、いけないのはこのなまめかしさに正にマッチした身のみずみずしさ。
この艶が縁で我が家ではあまり好まれないというか、食するにいつも苦労する魚になっている。

ただ、伊東で釣りをする限り避けて通れない魚で、今回のように釣果のメインになってしまうと真面目にどう料理しようかと悩んでしまう。
そこで、主に東伊豆で釣りをするLINEの仲間に聞いてみた。
皆さんそれぞれに美味しくいただいておられるようだが、水っぽさに如何に対処するかは共通の課題のようだ。

酢締め、昆布締め、塩焼き、蒸し物、焼いて餡かけなど様々な工夫をお聞きし、アドバイスも得た。
これらを参考にして今回は珍しい塩焼き+餡かけをやってみた。
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すると上々、塩をして焼いたことで水っぽさはなくなり餡かけの旨さがいきわたり美味しくいただいた。
今後は悩まずにイトヨリが持ち帰れそうだ。

アカハタのアクアパッザ、
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アジとカイワリは南蛮漬けに。
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贅沢な話ですよね。 イトヨリはスーパーなどの鮮魚コーナーでは滅多に見かけない立派な高級魚。

それが水っぽいだなんて。 コマセ釣りでも沖の流し釣りでも外道扱いです。
揚げて餡かけ、ムニエルで餡かけとは一味違った食味で、水っぽさもなし、いけますよ。

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2025年6月13日 (金)

釣れるも釣れないも魚のご機嫌次第

 

6月12日は伊東(井上丸)に釣行。
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先週も伊東だった。
小アジが釣れると聞いたので泳がせでヒラメを狙うつもりだった。
ところが釣り始めると予想に反して小アジが食べころサイズの中アジに化けた。
それが結構面白く短い時間ではあったが夢中になってしまった。

やっと泳がせサイズの小サバが釣れたタイミングで取りあえず泳がせてはみたが、気はそぞろ、どうしても注意は目の前のアジ竿に行ってしまい、泳がせは申し訳程度に終わってしまった。

後日、カイワリポイントでヒラメがあがったことを知った時には、あの時もう少し真面目にやっておけばと残念しきり。

以来、妄想がヒラメ、ヒラメで沸騰する中、今回は本気モード、いつも泳がせ釣りの置き竿で活躍してくれる2.7m胴調子の竿もぬかりなく準備した。
この竿なら、竿掛けに掛けたままでも手持ち同様にうねりや波に対して一々反応せずに程よく穂先を揺らしてくれる。
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・泳がせ用の小サバと泳がせの傍らで中アジを釣るリーディング73M195,リール バデルBJ100SH、
・泳がせに使う潮流VJ-270、リール スパルタンMXIC200JH、
・qSLJにもタイラバにも使えるリーディングスリルゲーム73MH195,

他に、タイラバ用にリール オシコン200PG、SLJ用にティエラ AIC-150H。


今日は名手Tnさんとご一緒させて頂く。

前回は途中、目ぼしいポイントでジギングをやってみたり、カイワリポイントでも少し竿を出してみたりしながら泳がせポイントに向かったが、今回は一直線で泳がせポイントに向かう。(ここでも本気モード)

先ずは、泳がせ用の小サバを釣ることから始める。
前回と同様サビキ仕掛けを入れると底どりと同時にいいアタリ。
ムムッ、これは前回五目漁師を楽しませてくれた例の中アジだな。

魚探には柱のようにベイト反応があるので少し棚を上げると、今度は期待の小サバ×2とイワシ。
とりあえずバケツに確保し、しばらくするとまた中アジ。

前回はここでアジに夢中になってしまったが、今回はこんなことくらいではよそ見はしない。
きっぱりと今しがた釣れたコ小サバを泳がせ仕掛けに掛けて投入する。(正に本気モード)
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孫針のトリプルフックが外れているのは餌チェックに上げてきたときの写真であるため。

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あとは左うちわ。
ボートの右側に期待の泳がせ仕掛けを置き竿に、左側でせっせと中アジを釣り、9時には遊覧船が出てくるのでアジをそこそこ、上手くいけばクーラーボックスに入りきらないヒラメの尻尾をはみ出させて次のアカハタや沖流しをやってみよう。

ここまではどうにでも言えたが、次第に現実が見えてくる。
アジは2匹目を最後にどこに行ってしまったのか全く反応がなくなってしまった。
同時に小サバもイワシすらも相手にしてくれない。

小サバを確保しようとして準備した活かしバッカンも、中アジが釣れる度に一々クーラーボックスに入れるのは面倒だし保冷上もよくないのでと準備した潮水を満たしたバケツも邪魔しかならない。
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コマセを出した直後こそチラチラと魚影は見えるが、朝一の活況はどこへやら。

後でそちらに行きますと仰っていたTnさんは、カイワリが忙しくてこちらにやって来るどころではないのかも、と思っていると丁度電話が入る。

どうですか? と五目漁師。

いやー参りましたよ。
カイワリらしきアタリは朝から一度もなく、このままでは伊東で釣り始めて以来の最悪の結果に終わるかも、そちらはどうですか?とのこと。

どうしたのだろう。
数日前にはカイワリにおまけのヒラメまで釣りたい放題だったらしいのに、わからんもんだね。

この2日間は雨模様だった、風も結構あったようだし、いい感じの濁り潮なんだけどな、水温が下がったのだろか、海面ではわからないが底潮に冷たい潮が入ったのだろうか? 
今日は大潮にもかかわらず潮の流れは皆無に近い、加えてさざ波も立たないほどのフラットな海面がいけないのだろうか・・・
いくつかの理由を上げたり、ご託を並べるのは簡単だし、勝手だが、ここまで魚が相手にしてくれない本当の理由は誰にもわかってやしない。

20m下の水温を計りながら釣りをしている釣り師は多分居ないし、潮流がどうのこうのでプランクトンがどうのこうのというのは勝手だが、それを見た釣り師は居ないだろう。
最近は釣れるのは上手いから、逆に釣れないのは下手くそだからと考える前に釣れる釣れないの多くは魚のご機嫌次第ということをつくづく感じている。

さて、ご託を並べるのはこれくらいにして、次に向かったのはアカハタ狙い。
ここでは最近沖のアカハタ釣りでやっている直リグにクロ―系ワームを付けて落としてみる。
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仲間からポイントのおおよその位置は聞いてきたものの、少しやってアタリがないとポイントに自信がないだけに直ぐに諦めてしまった。

ただ、テトラに近づいていくと凄いベイト反応があるので一体何が居るんだろうと思い、サビキ仕掛けを入れコマセを撒いてみるが何も掛かってこない。
ところが仕掛けが上がってきたときにふと海面を見て驚いたことに、とんでもなく密集した小魚の群れだ。
カンパチの幼魚、ブリの幼魚に小アジや小サバも混ざっているのだろうか、15~20cm前後の小魚がビシからこぼれるコマセに群がって、あっという間に食い尽くしてしまう。

驚いたことにコマセを供給するためにコマセカゴを振るとご機嫌時のアジや小サバならこのタイミングで仕掛けに正に突進してくるが、今は逆に仕掛けから距離を置く様に周りに散ってしまう。

ウスバ(カ)ハギは簡単に網で掬えるので、どうだろ? と試しに少し海中に沈めた玉網の中にコマセをバラ撒くと、直ぐ近くまで寄ってはくるが決して玉網の枠内には入って来ない。
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上手く撮れていないが、右端には小魚の群れが賑やか。

幼魚にして既に外敵(危険)に対する備えはできているようだ。
ただ、今はそうだけどたまに食いっ気スイッチが入ってしまうのかもしれない。

サビキ仕掛けの動かし方や玉網の操作を色々やってみながらしばらく遊んでもらったが、居るのに釣れない時の魚ってこんな感じでしっかりと危険の察知ができているんだろうなと納得してしまう。

さて、少し沖に出てSLJから始める。
以前、1投目で虎の子のTGベイトGG80gを根に掛けてロストしてしまった。
今回初めてその穴埋めに買って温存していた同じTGベイトを落としていくと、フォールで早々のアタリ、さすが! と思ったとたんにフッ! と軽くなる。

またロストだ。 
金タマラン。
犯魚はフグ野郎に違いない。

その後はタイラバに替えて、無風でボートが流れないためにいつもの様に漕ぎ流しを転々とやって行くがアタリは極めて少ない。
先ほどまでと同様の魚が居ない(と思ってしまう)釣り模様が流し釣りにも表れているようだ。
やっと釣れたのはウッカリカサゴ、
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そしてハナダイ。
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で、今日の釣果はこれ。
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 因みに、名手Tnさんは朝の内にやられたカイワリはなんと信じられないが驚きの0、その後、沖を流されこちらも五目漁師と同様に苦労された様であったが、びっくりサイズのエソを持ち帰られた。


釣った日は2匹しか釣れなかった中アジでタタキ丼、
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次の日にウッカリカサゴの姿造り。
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右端は昆布締め。

そして、小鯛が中途半端に1匹だけ釣れた時の我が家の定番、パエリア。
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そろそろ飽きたのでは? とヨメサンに聞いてみたところノーだったのでまたまた作ってしまった。


週初めには面白いほど釣れたのに、上がって来て両名の情けない釣果を見られた井上丸のお兄さんはびっくり。

その後は、気まぐれな魚の食いっ気の有る無しの話で持ち切りでした。

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2025年5月30日 (金)

とことんアカハタを狙ってみたが

5月29日は伊東(井上丸)に釣行。

夏から秋にかけてがハイシーズンと言われるアカハタ。
まだ少し早いかな? と思いながらも待ちきれず狙ってみた。

結果、釣れなかった。

釣れなかった釣りのブログは、自分記録とは言え気分がのらず書くのが結構辛い。
そこで、そんな時にはいつもやる字数稼ぎの余談から始めよう。

これは一体何だろう?
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五目漁師のアカハタ仕掛けは直リグにクロ―系のワーム、
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あるいは少し投げ込みたい時には、スイミングジグにワームを餌として付ける。

といってもワームを使い始めたのはつい最近の2、3年前から、直リグ仕掛けに至っては昨年初めてアカハタ釣りで使ってみたばかりである。

そうそう、最近気に入って使っているビンビンスイッチ風のラバー部の代わりにワームをセットすると、なんだ直リグ仕掛けと一緒だね。3cas253699s

よく言えば質実剛健(ただの裸の鉛もしくはTG)の直リグに対して、ドレスアップが命のビンビンスイッチ風タイラバ。

前者はバス釣り用の仕掛けから、後者は漁師さんが発案したと言われている所謂従来のタイラバから派生しているようだ。

こうして見れば、基本的な構造は変わらないが、それぞれに主張する特徴がある。
前者は川や池の中の障害物に引っかかったり、石ころに挟まれたりしないように棒状のシンカーを使うのが多いようだし、本来真鯛狙いが主だったタイラバはすり抜けるなんてせこい概念がなく堂々と丸形のシンカーを使っている。

更に、直リグは当初から意識したのかどうかは知らないが、バスのアタックが直に感じられるようにワームとシンカーは小さなリングを通して直結している。

一方、従来のタイラバはもとよりビンビンスイッチ風は寧ろフックが付いたラバー部(ワーム)はシンカーに対して誘導型が今や普通になっている。
これは真鯛の激しい首振りによるバラシを回避するためという理屈は納得できるが、五目漁師がもっと気になるのは前者が鉛色の裸のシンカーを使うのにに対して、後者はど派手にドレスアップしたシンカーを使うことだ。

ドレスアップが釣果に対して果たして効果的なのか、単に飾りに過ぎないのかは興味深い。
釣具店に所狭しと並べられたドレスアップシンカー(タイラバのヘッド)が釣り師の興味をひくに絶大な効果があることは納得として、魚から見た魅力は果たしてどうなのだろう。

五目漁師はそんなの関係ない派ではあるが、魚目線での興味がある無しに関わらず、釣り師を楽しませてくれるスタイルは大好きだ。

ということで、今回の釣行の寸前に直リグに使うシンカーをドレスアップすることにした。

以前、ビンビンスイッチ風ヘッドの塗装時に隣の草木も一緒に着色してしまいヨメサンに秋らしくて良いと喜ばれたことがある。
しかし、今そこでは紫陽花のつぼみが日々大きくなりつつある。
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いくら寛容なヨメサンでも変わった曼荼羅模様の紫陽花が咲くのは許せないだろう。
そこで、こんな風に直リグ用のシンカーを着色することにした。
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これなら室内でも塗装ができそうだと出来栄えを自慢したものの、実際に塗装作業をしてみると箱の中から塗料の霧と臭いが目や鼻先を直撃してくる。
急いで眼鏡は掛けたもののプハ!プハ!と息苦しい作業になった。

これが出来上がったドレスアップした直リグ。
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正にビンビンスイッチ風そのもの

その効果は如何に!


さて、余談だけになりそうな長い余談になってしまったが、釣りの話もちょっとだけ。

結果的にはアカハタは1匹しか釣れなかったので、残念ながらアカハタにどちらのシンカーが好まれるのかは評価できなかった。
ただ、ドレスアップシンカーの方がお店に並ぶタイラバと同様に釣る気満々にしてくれることには違いがなかった。

さて、今回も急だったので、弟を誘ってみたところ付き合ってくれることになった。

彼も直リグ+ワームの釣りには興味津々でネットで少し調べてきたようだ。
但し、五目漁師がシンカーの重さは水深やボートの流れ次第なので8号から上は20号くらいまで揃えておくようにと伝えたのに対して、準備したのは10g前後の軽いもので水深20~40mを攻めるアカハタ釣りにはおおよそ役立たないものであった。
どうやら水深のない川や流れのない池のバス釣り動画を参考にしてしまったようだ。

なんて偉そうに言ったものの、今日は釣り開始から釣るのは弟ばかり。
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もちろんシンカーは10gではなく12号(45g)を使っている。

五目漁師にもたまにアタリはあるがバラシの連続。
あとで思ったことではあるが、以前はエギを投げるそこそこ穂先が硬いスピニング用の竿を使ったが、今回は引きを楽しもうとしてオールソリッドの腰の柔らかい竿を使ったのが敗因だったようだ。
底からの引きはがしや右手から左手への持ち替えに手間取ってしまった。

時期の問題もあったが、釣果が厳しかった一番の要因はボートが流れなかったこと。
アタリがあった早朝にはそこそこ流れたもののその後は沖上がりまでは殆どボートが流れることがなく、縦方向だけの直リグのさそいでは釣れる気がしなかった。
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一日中、湖のような海上だった。

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12時半になってやっとアカハタが1匹釣れた。

最後には諦めてベイト反応に仕掛けを入れると、どこも30cmちょいのサバの応酬。
弟は2本針のタイラバに2匹のサバ、五目漁師はジグの2本のフロントフックとりアーの錨フックに3匹のサバが掛かってくる始末。
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グッタイミングで3匹の内1匹が針外れした瞬間

アタリから見放された釣りだったので、最初は楽しんだが所詮釣果にならない釣りは直ぐに飽きてしまう。

あとでボート屋のお兄さんと話すと、最近はサバがとれないために高く売れるらしいし、東伊豆のある漁協ではサバの養殖が始まったとのこと。
釣れる度にイイーッ! と歯ぎしりしながら針を外し、天高く放っていた頃が懐かしい。

で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
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弟は良型のオオモンハタに加えて5、6匹のアカハタを釣っていたが、小型が多く30cm弱の個体のほとんどは放流していた。


アカハタのアクアパッザ、
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ホウボウのカルパッチョバジルソース、
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アヤメカサゴチリソース。
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このアカハタポイントもそうですが、手漕ぎでは行けないところに行けるのがエンジン艇の魅力ですが、行った先で有利なのは手漕ぎですね。
手漕ぎならボートが流れなくても漕ぎ流しができますが、流れないエンジン艇はお手上げです。

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