逃げるが勝ちと思ってはいるが
9月26日は伊東(井上丸)に釣行。
先の23日はエンジン艇をお借りして2回目になる孫娘との釣行を予定していたが、台風(19号)による悪天候のため残念ながら中止になってしまった。
今日は、やっと静かになった海上をカイワリポイントの少し沖側に向かって漕ぎ出る。
本日の狙いは、駄目そうだと思いながらも先ずはカイワリ、その後はタイラバとジギングで沖を流してマダイ、ハタ、そして今シーズンも既に絶好調のスタートの兆しが見えるシロアマダイも狙ってみよう。
一方厄介なのは、あのフグ野郎。
そして、一時は伊東の海から姿を消したかのように減ってしまった五目漁師の天敵サバの再来。
それに多くが釣れてしまうと結構処分に困ってしまう小型のイトヨリも五目漁師にとっては困りものの一つ。
フグと真っ向から勝負する気はないし、伊東のサバは中深場の餌用以外に持ち帰ることはない。
時には釣れ過ぎるイトヨリは放流しても膨らんでしまった浮袋が仇で帰っていけないために仕方なくクーラーボックスに入れることにしている。
今日はこれらの厄介な魚から逃げ切ることができるであろうか。
カイワリが狙いであるのにそのポイントの少し沖目にアンカリングしたのは、フグの猛攻を避けるためだった。
1投目、早速小イトヨリ。
2投目もイトヨリ。
そして、3投目か4投目に何の反応もなくエダスが切れた仕掛けが上がってくる。
奴だ。
奴が集まってきたが最後もう釣りにはならない。
どうしてこじ開けるのかわからないが、愛用するパカットビシの上窓が全開になって上がってくる。
奴らの興味は、もはや面倒なコマセや付け餌よりもビシのまるごとにあるようだ。
このビシは、この後数回の投入でとうとう窓枠部分が破壊されてお払い箱になってしまった。
海底では壮絶な餌盗り合戦が起こっているのか、いや多分劣勢のイトヨリがわずかな隙をついて餌をかすめ取っているのだろう。
フグにやられない時には漏れなくイトヨリが付いて上がってくる。
珍しい放流サイズのホンイトヨリも参戦している。
そして、カイワリ狙いなのにまさかと思ってしまった唯一のカイワリ。
とうとうここ迄来てしまったか。
というのは、今日初めてフグが追うナブラを見た。
静かな海面からたまにパシャッと音がする。
振り向くともっこりと黒くて丸い塊が海面に表れては消える。
青物が追うナブラのように派手さはないが奴に違いない。
覗くと海面直下ではサバフグが行き来している。
ジグを入れてみると直ぐに掛かってくるのはやっぱり奴。
かってはカイワリポイントからアジポイント(距離にして約300mマリンタウン側に離れている)に退散するとフグの猛攻から逃げることができた。
しかし、今日は違った。
カイワリを諦めてアジを釣ってみようとアジポイントに場所移動してみたが、1投目から仕掛けをやられてしまう。
どうやら彼らはシイラと同様にボートの影を追って釣り師の行く先々について回ってくるようだ。
特に、今日のように他にボートが見当たらない時にはもう逃げ場がない。
カイワリポイント周辺は既に奴らの勝手知ったる居座り場となり領域内を自在に巡って猛攻を仕掛けてくるようだ。
さて、最近はこのフグのお陰ですっかり影が薄くなってしまったサバではあるが、
今年は少し元気を取り戻している気配がある。
不注意にもビシにコマセが残ったままで、のんびりと仕掛けを引き上げて来ようもんならこの様だ。
できるだけフグ避けようと餌仕掛けからウイリー仕掛けに替えたところ中層の中サバに捕まってしまった。
この後も転々と逃げ回った結果、マリンタウン前の水深40mでやっとフグ、サバから解放されたが、最後まで五目漁師をしたって追って来てくれたのはイトヨリだった。
結局9時過ぎにはコマセ釣りを諦めてタイラバに切替える。
しかし、今日は魚の活性が高いと言えば聞こえは良いが、ここでもイトヨリには付きまとわれる。
いよいよ最後の手段として、シロアマダイ狙いに特化してタイラバを海底ずる曳きでやってみよう。
着底時に10回近く底トントンをやった後はタイラバを巻き上げずにズルズルとキスのさびき釣りのように曳いてくる。
砂漠と思っていた海底も曳いてみると結構凹凸があることがわかる。
とその時、強烈なアタリ。
やったね。
とうとう来たぞ。
50cmはあるかな?おおっうおっ! 有りそうだ。
たまに穂先をガツンガツンと叩かれると怖くてついついドラグを少し弱めてしまう。
さて、姿が見えてきた。
あれっ??? 白いはずの魚影が黒い。
上がって来たのはなんと巨大なエソ(60cm)。
ええーっ、そう??? がっかり。
有名なスズヒロの高級蒲鉾の原料は高級魚のエソを使っていると聞いているので持ち帰って練り物にしてみよう。
その後もタイラバのズル曳きを続けるも、結局シロアマダイのアタリはなし。
残り30分になってしまった時点でシロアマダイを諦めて浅場の海底がやや険しいポイントに入る。
根掛りが恐いので根回りを攻めたが反応は無し。
海藻だろうか、1メートル近くも茂った中に思い切ってタイラバを落とす。
すると直ぐにアタリ。
しかし、案の定、海藻にリーダーが掛かってしまったようだ。
道糸を緩めると魚の引きがあるので獲物はまだ付いているようだ。
引き出そうとすると獲物の引きが根掛かりの引きに変わる。
本日唯一の獲物らしい獲物、ここはどうしても上げたい。
魚が、自ら海藻の絡みを解いて出た時のためにドラグをもう一段締め直して出てくるのを待つ。
出ては絡まり、出ては絡まりを3、4回は繰り返しただろうか。
獲物はまだ付いている。
力強くも焦らず聞き合せるように穂先を上げると、浮いたぞ!
上がってきたのは良型のアカハタ(写真36cm)。
やっとボ同然の釣りから脱却できてほっとする。
時間がないがもう一度やれそうだ。
次も海藻の中から引き出したのはカサゴ。
うーん、時間がない。
根掛りが恐いのでビンビンスイッチTGのタイラバヘッドを自作のビンビンスイッチ風に交換してもう一度。
また直ぐにアタリだ。
今度はやや小型のオオモンハタ29cm)。
3連続ヒット、もう少しやりたいが、ボート内は散らかしたままでここで沖上がり。
で、今日の釣果はこれ。
で、先ずはエソとついでにイトヨリの薩摩揚げを作ってみた。
上段2列がイトヨリ6匹分、下段がエソ。
さすがに60cmエソの威力は凄い。
ヨメサンに言わすとイトヨリの方がしっとりとして美味しいとのこと。
因みに、魚をすり身にする段階でフードプロセッサーとミキサーを壊してしまい、急遽すり鉢を使った。
(後で確認するとフードプロセッサーには連続使用限界3分とあった。安物過ぎる。)
オオモンハタ、カサゴ、カイワリの刺身と昆布締め。
アカハタは中華蒸しに。
最近はブリ、鮭、イカ、サンマ、サバなどの好漁や不漁などがしばしばニュースになりますが、我々に身近なところでも、(個人的な感想ですが)そもそもハタ類がよく釣れるようになったと思っていたら既にオオモンハタやアオハタが少しなりを潜め、代わって今はアカハタがブームですね。引きもよいし食べても美味しいのでよいのですが、一方でサバフグが更に横暴に、幻のシロアマダイの日常化など海が急速に変わっていますね。
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ビシを破壊するとはもはや単なる魚ではなく害魚ですね。おそらくは他の魚への影響もあり、本業の漁師さん達も悩まれていそうに思えます。ブラックバスのようにリリース禁止にして多少なりの協力費を支払う仕組みができればフグを減らせるかもですね。勿論、食材利用できたらそれが1番良いと思えますが…ユーチューブのへんなさかなおじさんの店ではサバフグを干して販売しているので同様にできたら良いですね!伊東の釣り人を回収して回ったら相当集まりそうなので、新たな伊東の特産品になれば良いのですがね!
投稿: MBL | 2025年10月 1日 (水) 00時08分
またしてもコマセかごが破壊されるとはもはやサバフグ禍と言いたくなるような海況!それでも最後はしっかりと会心のポイントを見つけて釣果を揃えてしまうところがさすがですね。カイワリ、アカハタ、オオモンハタ、カサゴと揃ったら文句なしの一日だったのではないでしょうか。
さつま揚げにしてしまうのはすごくいいアイデアですね。今度私もたくさん魚が釣れた時にやってみようと思います。しかし、魚をすり身にするのは大変そうです。
投稿: paiatown2013 | 2025年10月 1日 (水) 00時11分
MBLさん、おはようございます。
この状況で、何とか被害を最小限に押さえる釣りはジギングだと思います。
餌付きの仕掛けは直ぐに針は切られ、ステンのビシでさえ破壊されます。
タイラバは見つかるや丸裸、泳がせの魚は格好の餌食です。
さすがにジグは傷ついても食われることはなく、たまにアシストフックをやられるくらいで済みます。
おっしゃるとおり、このままフグ天国を放っておかずになんとかなればですね。
私は単にうっぷん晴らしとして、MBLさんに教わった手ではなく別の手で少々いじめて帰ってもらいますが、やはり食用を軌道に乗せるのが一番良いのでしょうね。
投稿: 五目漁師 | 2025年10月 1日 (水) 09時09分
paiatown2013 さん、おはようございます。
サバフグは、各地の釣り場で猛威を振るっているようですが、伊東は殆どの釣り師が一か所に集まることが多く、今や餌場になってしまっていますね。
大津のクロダイもある意味同じ要因で増え、今や害魚になりつつありますが、釣り師にとっては被害ではないですし、恐怖もないです。
ただ、羨望の的だった魚がここ迄来ると、やはり増えすぎるといいことはないですね。
ひと昔前だったら、大津ではイシモチが練り物にはよかったですが、今だったらそれこそクロダイでしょうか。
アナゴでやれば、練り物の金賞がとれそうです。
投稿: 五目漁師 | 2025年10月 1日 (水) 09時34分