ジギングタチウオ
7月28日は大津(石田丸)に釣行。

暑い夏、海上でぶっ倒れる可能性を減らすために一番確実な方法は、釣行回数を減らすこと。
7、8月はペースダウンの予定だったが、多少は釣行間隔がのびただろうか。
期待していたわけではないが、ペースダウンがしやすくなる応援もある。
ホームにしている井上丸が海水浴シーズン中は海の家で忙しく、貸しボート営業は休業に入ってしまった。
更に、正にたまたまではあるがちょっとした車の自損事故をやってしまい、猛暑が続くと言われている9月中は修理で車が利用できないことになってしまった。
最近は人並みの釣果もままならず釣力(釣りの技術的なものや根気)はもとより釣感(今どこで何を釣ったら楽しめるかを感じ取る)、釣運(天が味方して、群れや大物に会わせてくれる)などの減退や神様の応援がかってのようになくなってしまったと感じている。
昔に比べると自分自身も世間の見方(どうでもよいと思いたいが)も年齢感覚が変わってきているとは言え、一方で、海はいつまでも待っている、なんて悠長な気持ちにはなれないところが正直ある。
なんて、前置きや言い訳がだらだらと続くのが正に年齢の・・・いやいやもう続けるのは止めておこう。
さて、今回は弟を誘っての大津釣行。
以前からアジを釣りたがっていた弟の要望とタチウオのあの独特の引きを楽しみたい五目漁師の期待が一致し、一度は天気が悪く見送ったが、今日は少なくとも昼までならなんとかなりそうだ。
同店の釣果ブログを見ると、今はアジがタチウオポイントに近い青山沖で釣れているのは好都合。
大津のポイントを知らない弟を案内して、五目漁師は直ぐ隣の旧山田沖のタチウオポイントに向かう。
平日なのでボートは少ないがそれでも4、5杯の恐らくタチウオ狙いのボートが見える。
餌釣りで数日前に数が上がっているが五目漁師はジギング1本。
天びんの餌釣りで言われる、餌を追っている、食わせた、掛かったのと、微妙な手応や判断などは不要でアタリ=掛かりのジギングの方がどう考えても素人には釣り易い。
あとは、食ってくれるかどうかはタッチー次第、この時期のジギングとの相性はどうだろうと思ったが、どうやらその心配はなさそうだ。
2、3投目で早々に最初のアタリ。
来たっ! 今釣れるのは超小型(指2本程度)と承知しているが、そんな小型ではなさそうだ。
やはり最初に食ってくるのは群れの中で遊泳力も威勢もある大型なのだろう。
最初からドラゴンかと意気も上がったが直ぐにバラシ。
上げてきたジグを見るとフロントフックがリーダーに絡まり、逆向きになっている。
フックにはフロントもリヤーもトリプルのバーブレスを使っているが、その分刺さりが良いのでタッチーが食ってこなくても魚体のどこかに触れるだけで2ヵ所、3ヵ所とフックが追い掛かりし、がんじがらめに絡めとってしまう。
この傾向は小型のタッチーに特に多いように思う。
一方、大型になるとまともにフロントフックを咥え込むことが多いが、そんな時でもリアーのアシストフックが胴体に追いか掛かりして、正に掛かりをアシストしてくれる。
しかし、この状態ではそもそも掛かりがリアーフックだけだったのがバラシの要因だったように思う。
無念!
それでもジグを食ってくれるタチウオが居たことは心強い。
しばらくすると、再びアタリ。
しかし、これは小さい。
上げてくると、思っていた以上に更に小さい(68cm)。
先に記した通り、フック諸共ワイヤーリーダーまでか細い魚体に巻き付いてしまっているために外すのに苦労したが、こんな状態で放流しても仲間の餌食なるだけなのでクーラーボックスへ。
続いて上がってきたのはちょっとましな程度。
サイズはともかく、これ位のペースで来てくれれば20は行くかなと期待したが、この後少し間隔が空いてしまう。
そこで、以前思いがけなくサワラを掛けていい目をしたジグヘッドにシャッドテールワームを付けて投げ込んでみる。
すると、なんと、その一投目。
ジグが恐らく回収間際でかなり中層まで上がってきたときにグイーンの強いアタリ。
これはそこそこでかそう。
引きを楽しみながら上げてきたのは良いサイズのタッチー(103cm)。
この釣りは、今日のように周囲のボートが少ないとき限定の釣りではあるが、アンカリングしたままで周囲を縦方向にも探れるために足元のジギングにアタリがなくなった場合には有効な釣りだと思っている。
しかし、この後は何れの釣りもぴたりとアタリが止まってしまう。
周囲の(多分餌釣り)のボートも同じ状態だったようで、気が付けばいまだにせっせとシャクリ続けているのは五目漁師だけになってしまった。
今日は1日タッチウオジギングと決めてきたが、10時には気分転換にタイラバで富士山根付近を流してみる。
しかし、気が乗らないせいもあるのか一度のアタリもなく再び元のポイントに戻って来る。
途中アジ釣りの弟に様子を聞いてみると10匹位かな?と。
いいんじゃない、今時は帰るころに20も釣れていれば上等だよ、2,3匹でよいから俺の分も頼むよっ!
行き場のない五目漁師は再びジグをシャクったり、ジグヘッドワームを投げ込んだりを繰り返すが相変わらず無反応が続く。
時々クッと来るのは海中をうずめんばかりに流れていく白クラゲにジグがあたるからだろうか。
そう言えば、早朝にはなかったように思うが魚探の画面一面が粒状になっているのはこいつのせいなのかもしれない。
タッチーのアタリがないのもひょっとしてこれが要因かもと思ってしまう。
ポイントには五目漁師がぽつんと一人。
皆さん大津と言えばやはりアジ、寧ろ期待ができる朝一だけタッチーをやってメインはアジ釣りというのが普通なのかもしれない。
代わりがない五目漁師は珍しく眠気の中でシャクリ続ける。
もう8時過ぎから5時間以上もお触り一つない中で1時過ぎに突然びっくりのアタリ。
来たぞ来たぞっ!
久々のタッチーに、時合いだ時合いだ、眠気も吹き飛びあと1時間に期待をかけるも、次第に南風も強まり結局2時には何も起こらないまま終了。
で、今日の釣果はこれ。
タッチー4匹、アジは作戦通り弟からの頂き物。
大津のポイントを知らず一度もアンカーの入れ直しもポイント移動もせずに青山沖で粘った弟の釣果はこれ。
アジは22匹、冗談のいや上段のタッチーはアジ釣り仕掛けに掛ったらしい。
1日タッチーを専門に狙った五目漁師が4匹だったのに。
石田丸のこの日の釣果ブログは見るとタッチーは5匹(恐らく餌釣り)、アジはガレバ根付近の調子が良かったようだ。
弟からせしめたアジは釣れた日タタキに、
次の日にタチウオの姿造りと梅しそ巻き天ぷら、
刺身は皮を削ぎ取るか炙りにするとOK、皮つきはどうしたって口に残こるのでX。
ラー油焼き。
五目漁師の感覚が鈍いのか、ジギングタチウオには所謂前アタリなどなく一発勝負というかシャクリ勝負で掛けの勝負はないと思っています。
簡単ですよね。それとジグの形や色も気にしませんが、アタリが遠のいた時にジグの形を変えたり色を替えたりするのは効果があるように思っています。
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