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2025年6月

2025年6月29日 (日)

いろいろやってみる

 

6月28日は伊東(井上丸)に釣行。
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実は、この3日前にエンジン艇で沖の釣りを予定していたが台風崩れの熱低の接近もあって天気不安定で流れていた。

部屋にはその時に準備した竿や仕掛け類がそのままになっている。

五目漁師にとっては竿のガイドにリーダーを通す作業か針の穴に糸を通すようなものなので、必ず自宅で竿にはリールとラインをセットし現地ではタイラバやジグを付ければよいだけにしておく。

余談ではあるが、車内やボート内の突起で知らぬ間にPEラインに傷をつけてしまうことがないように、リーダーは6mの長さをとって、竿を折りたたんだ状態で細いPEラインはリーダの下に巻き込んで露出しないようにしている。
もちろん竿を操るボート内でもPEラインの露出はない(以前痛い目にあった経験から)。

ということで、折角準備した竿はできることならこのまま車に積んでしまいたい。
動機不純ではあるがこれも趣味の釣り、既に準備したタックルの範囲で色々やってみようと今回の釣りを組み立てる。
狙いは、真鯛やヒラメ、ハタ、カサゴ、それに今回はマゴチを加える。

岸払いし、先ずはいつもの港前の根回りに向かう。
ここならベイトが群れているのでフィッシュイーターのハタやマダイ、更にヒラメも期待できる。

しかし、期待したベイト反応はまばらでがっかり。
アジ狙いだろうか、やって来たいくつかのエンジン艇も良い反応が見つからず魚探を覗き込みながらうろうろしている。
危なくて結構怖いのでタイラバとジグを交互に落としながら3,4回流して早々に切り上げる。

その後は42、3mの所謂、手漕ぎボートのアマダイラインをカイワリポイント方向に流して行く。
水温も上がっているので活況づいている海中を期待していたが、思いの他静まり返っている。

ただ、砂漠の海底付近を悠々と行く真鯛や餌が潮に乗ってやってくるのを海底でじっと待つ傾向の大型のハタやウッカリンならベイト反応など気にしない。
数撃ちゃ当たるでどんどんルアーを落として巻き巻き、あるいは着底後に底トントンやリフト&フォールで誘いをかける。

風も、潮流もないこんな時にはいつものこれが役に立つ。
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写真には一部しか写っていないが竿を前方に出す自作竿掛けは重宝する。

それにしても努力の甲斐なしで反応がなさすぎる。
仕方なく少し沖目に漕ぎ出し、ビンビンスイッチ風自作タイラバを落とすと、着底と同時にやっと本日初のアタリ。

ググッと竿先が水面に突っ込んだが、後は重量感のみ。
それでもルアーを落とし始めて4時間近くにもなるやっとのアタリなので、逃がしてなるものかと丁寧に丁寧に上げてくる。

カサゴかな? ハタかな?
上がってきたのは良型のウッカリカサゴ。
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嬉しい、五目漁師が得意とする雄叫びものではあるが、未だ時間があるのでここは、よしよしとつぶやくだけで写真を撮って次に向かう。

途中、カイワリポイントに寄って、既に赤ら顔でご自身の炎天下干し真っ只のサビキさんにご挨拶。
今のところフグとイトヨリですと余裕の釣り。

五目漁師はアジポイントに向かう。
ここでは、もうお一人ご一緒させていただいているKさんが、今しがたカイワリポイントから到着されたところのようだ。

ここ、アジポイントの海中はさすがに賑やか。
海底近い反応は恐らくアジ、海面近くまで柱のように立っている反応はイワシかコサバだろうか。

今回はコサバを釣って泳がせの準備はしてこなかったが、自作の落とし込み仕掛け(下部写真)を準備してきたので入れてみる。
以前もやったことがあるが、その時には結構流れが速く、小魚が掛るやスーッとポイントを行き過ぎてしまうために釣れる気がしなかった。

今回はボートが殆ど流れないので、底で待っているヒラメに小魚を届けられそうと期待したが、うまくいかないもので今度は肝心の餌がつかない。
余程活性が高い時でないとコマセなしでは小魚も付いてくれないようだ。

ここも直ぐに諦めて次はアカハタポイントに向かう。
今、隣にいらっしゃるKさんに教えて頂いたポイントだ。

今度はスピニングリールタックルに直リグ+ワーム(下部写真)を付けてゴツゴツした海底を探っていく。
しかし、ここでも無反応。
居ないのではなく、食いっ気がないのだろう。

ここ迄来たら次は近くの砂地に移ってマゴチをやってみることにする。
遊覧船の航路から外れる隅によって、今度はスピニングタックルにジグヘッド+ワーム(下部写真)を岸側に向かって投げ込む。
多分水深は着水地点で7、8m程度であろうか。

ジグを少し浮かせて(実際はどうなっているのか分からないが)巻き巻きすると直ぐに怪しげなアタリ。
モゴモゴとしたが掛からない。
あげてみるとこれ。
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奴だ。時合いに関わらず、場所に関わらずいつでもどこでも食ってくる奴に違いない。

海中でひときわ目立つ蛍光色のシャッドテールワームを金ラメ(こっちの方が目立つかも)に替えて2投目。
すると、また直ぐにアタリ。
五目漁師はアタリに飢えているので一瞬は楽しいがこれを見てしまうと、もう3投目はできない。
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やっぱり沖かなぁ。
少々げんなりした気分で再び沖に向かうが、このころには少し南東風が吹いてくる。
沖の流し釣りには丁度よい感じでボートが流れてくれる。

しかし、2、3度フグのアタリ(タイラバを丸裸にされたり、いかにもの途中バラシ)があったのみでやはり不発に終わる。

最後に朝一でやった港前の根回りに賭ける。
朝とは潮が下げ潮から上げ潮に反転しているので今度こそはベイトの群れを期待したが、何と更に酷いもぬけの殻状態。
恥ずかしくも怪しそうな裸の海底が丸見えではないか。
底から立ち上がっているのはどうやらベイトではなく海藻のようだ。

これではルアーを落とす気にもならず、再び沖に戻り、砂漠の海底を流す。

やがて、そろそろ沖上がりの時間。
諦め切れず沖からの流しの流れ先をそ先の裸の根回りにして最後の流しに入る。
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これは早朝の岸払い直後の画面

新しい魚探の使い方にも慣れてきて、結構精度よく狙った線を流し、最後は正に根のトップ付近に流れ着いたが、やはり何も起こらず素通りしてしまった。

ただ、幸いにもこのまま放っておけばボート乗り場に近づく方向なのでそのまま流し続ける。
後は浅くなって夢も希望もなくなる辺りで後片付けに入れば本日の釣りは終了する。

まぁそれなりのカサゴが1匹は釣れたので良しとしよう。
グダグダと残念がっている時だった。

キターッ! おやっ根掛かりかな?? いや違う、出たーっ!
ここは再び根に潜り込まれないことが先決、ドラグを1段締め直す。

でかいぞでかいぞ・・・
慎重に上げてきたのは思っていたほどの大型ではなかったが、オオモンハタ(40cm)。
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OK、ここは雄叫びというよりも感涙の“良しよし、良かった~っ!”。

で、今日の釣果はこれ。
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(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

フグの被害は最小限、渋い日だっただけに外道が珍しく皆無だったことが五目漁師としてはお気に入りの釣果。

因みに、Kさんの釣果とサビキさんの釣果。
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Kさんの釣果   (井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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サビキさんの釣果   (井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

フグも多かったらしいが、カイワリが食ってくる前に今は良型のソコイトヨリが食ってくる。
Kさんは朝からあっちこっちを調査散策されていた。
一方、サビキさんは予定通りの日干し釣りを堪能されたようだが、さすがに後半は干し過ぎたのかシャツ姿だった。

それにしても。お二人の釣果が似すぎているのが面白い。
サバとアジの差だったようだ。

で、最後に本日五目漁師が使ったルアー類。
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ハタのカルパッチョバジルソース、
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ウッカリカサゴのカマンベールチーズソテー、
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オオモンハタのパン粉焼き。
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釣り方、狙いによる釣果の差異はあたり前ですが、同じ場所で同じターゲットに狙いを定めるとこれだけ似た釣果に。
偶然も有りますが面白いですね。

前回は500ccペットボトル1本とちょっとで済みましたが、
今回は4本持ち込み、3本飲みました。更に、自宅に帰る車中で2本。
梅雨明け前にしてこの暑さですから、夏場はペースダウンします。
次回も少し空ける予定です。

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2025年6月19日 (木)

イトヨリ大成功


6月18日は伊東(井上丸)に釣行。

今日は久しぶりにまっくさんとご一緒させていただく。
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まっくさんは多分カイワリ狙い。
五目漁師の狙いは言わずとも、カヤック仲間が先週末に網代で釣り上げた座布団級ヒラメを上回るヒラメ。

先ずは、泳がせ用の小サバをゲットするために港前の根回りに向かう。
この時期ならイワシや小サバが群れているはずだと期待していたが、いつになく魚探のベイト反応が乏しい。

とりあえずサビキ仕掛けを入れてみるが当然ながら何も掛かって来ない。
潮流で結構ボートが流される上に、ここではアンカーが入れられないために根回りは直ぐに通り過ぎてしまう。

ここで泳がせ用の魚が釣れれば、マッチ ザベイトの考え方からそのまま泳がせも有りと考えていたが、餌が釣れないのではどうにも仕方がない。

直ぐに諦めて今日のヒラメ狙いの主戦場にしようと考えていたアジポイントに向かう。
しかし、ここでもいつになくも反応はおとなしい。
それでもサビキ仕掛けを入れると直ぐに中アジ(24~27cm)が掛かってくる。

今日は君じゃないとばかりに、少し棚を上げてみるがやはり同サイズのアジ。
これはこれで良いが、手をこまねいているわけにはいかず取りあえず中アジを泳がせる。
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これだけのサイズのアジを泳がせると、いくら柔い竿でも短竿ならビクビクと正にアジが掛かった時と同じように穂先が反応するが、この竿(2.7m、真鯛釣り用の胴調子竿)ならフーラフーラと波に合わせて揺れる程度で済む。
しかし、肝心のアタリはない。

遊覧船が目の前の発着場から出てくる9時半までは頑張ってみようと思っていたが、ヒラメが遊んでくれる気配が感じられなく、ながら釣りのアジも釣れなくなってしまったので8時過ぎにはここを諦めてカイワリポイントに移動する。

因みに、このアジは釣り場を転々とする中で共に移動したが最後まで元気に泳いでくれた。
これだけサイズがあるとフグも近づかなかったようだ。

さて、移動先のカイワリポイントもいつになく静かな海底。
コマセを撒くとやっとうっすらと魚影が入ってくる程度。
そして、仕掛けを落とすと結構頻繁に掛かってくるのはイトヨリ、
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カイワリは一度だけ。
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当然のことながらフグも掛かってくるが、24、5cm程度の小型で、頻度も辛抱出来ないほどではない。
32、3cm超の大人のフグが群れをなして浮いてきてビシに噛みついたり、持ち込んだ仕掛けや替え針の全てがなくなってしまうほどの悪夢を思い出せば、この程度のフグ野郎ならたまの暇つぶしにいい加減だと思うくらいだ。

それよりもたまに掛かる魚がイトヨリばかりではついに嫌気がさしてしまい、再度少し沖(水深43m)に移動する。
しかし、よくできたものでポイントを外したせいかか今度は餌もなくならない。

今日はヒラメの泳がせを本命に、一日“ながら”でアジやカイワリを狙ってみようとの魂胆であったが、小サバは釣れないし、カイワリを期待したコマセ釣りではたまに上がってくるのはイトヨリでは、既に当初の目論見は外れてしまっている。
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前回と同様で風は皆無、まるで熔けた鉛の表面のような波紋さえない重たそうな海面ではあったが、10時ころから南西風が吹き始める。
風向きとしては良くないが、一向にアタリがない竿をシャクリながら海面を行く風を見ていると、もういてもたってもいられない気持ちになり、思い切って残っているコマセを処分し、泳がせ用の竿や”ながら”釣り用の竿も片づけてしまう。
そして、清々したところで少し沖に出て東西にタイラバで流し始める。

コマセ釣り場の魚と沖流しで釣る魚のご機嫌状態が共通しているのか無相関なのかはわからないが、今回に限ってはあいにく相関有りで、3時間ほど流したが、右往左往するばかりで結局まともなアタリが1度もなかった。

最後の30分は朝の港前の根回りに戻って真鯛でもハタでも青物でもよい、たったの1尾に賭けたが、漸く掛かってくれたのは、ここではめずらしいアカハタ。
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で、今日の釣果はこれ。
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実は、イトヨリは我が家ではあまり好まれない魚。
その鮮やかな色合いといい、魚の中では珍しく上下非対称な正に芸術的ともいえる長く尾を引く容姿といい、魚界きっての妖艶さ誇る魚だと思っている。
鱗をとったり頭を落としたりすることがはばかられるほどだが、いけないのはこのなまめかしさに正にマッチした身のみずみずしさ。
この艶が縁で我が家ではあまり好まれないというか、食するにいつも苦労する魚になっている。

ただ、伊東で釣りをする限り避けて通れない魚で、今回のように釣果のメインになってしまうと真面目にどう料理しようかと悩んでしまう。
そこで、主に東伊豆で釣りをするLINEの仲間に聞いてみた。
皆さんそれぞれに美味しくいただいておられるようだが、水っぽさに如何に対処するかは共通の課題のようだ。

酢締め、昆布締め、塩焼き、蒸し物、焼いて餡かけなど様々な工夫をお聞きし、アドバイスも得た。
これらを参考にして今回は珍しい塩焼き+餡かけをやってみた。
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すると上々、塩をして焼いたことで水っぽさはなくなり餡かけの旨さがいきわたり美味しくいただいた。
今後は悩まずにイトヨリが持ち帰れそうだ。

アカハタのアクアパッザ、
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アジとカイワリは南蛮漬けに。
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贅沢な話ですよね。 イトヨリはスーパーなどの鮮魚コーナーでは滅多に見かけない立派な高級魚。

それが水っぽいだなんて。 コマセ釣りでも沖の流し釣りでも外道扱いです。
揚げて餡かけ、ムニエルで餡かけとは一味違った食味で、水っぽさもなし、いけますよ。

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2025年6月16日 (月)

ついにヒラメ

6月14日は茅ヶ崎海岸沿いのセブンイレブンに釣行。

今年に入ってからもうかれこれヒラメ狙いと称して5回も釣行しているのに見放されっぱなしの五目漁師。

今日はブログにコメントを下さるカヤック仲間(五目漁師も手漕ぎで仲間内に入れて頂いている)のMさんが伊豆多賀(網代)からヒラメ狙いの単独釣行。

仲間とは日頃グループメールやLINE で釣り談義や現場からの釣果情報を飛ばし合っているが、この日9時過ぎにパピプペポペーン(五目漁師のメール着信の擬音)が鳴る。

泳がせ用の小サバ釣りに苦労した甲斐があり、1投目で小型ながらヒラメゲットとのこと。
羨ましい限り。
その後は、いつもいるベイトが居ない・・・など五目漁師流のガードメールに頑張れっ頑張れっ! の応援メールが飛び交った。

すると、14時半ころにまたパピプペポペーンが鳴る。
開くと、ドッカーン!なんと70cmはあろうかと思われる座布団級ヒラメ。
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素晴らしい 羨ましい!

そして、その夕刻、今度は電話着信。
で、冒頭のセブンへの釣行となった。

クーラーボックスを覗かせて頂くとこれ、
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あらためてでかい。
五目漁師は食べごろサイズの立派なヒラメをゲット。
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既に、準備されていた夕食事情もあって2日おいてカルパッチョ、
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昆布締め、
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腹側の身をムニエルに。
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Mさんありがとうございました。

ついでにもう一つ。
父の日のじいさんに船橋に住む娘と息子から荷物が届いた。
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いつもありがとうって、うんにゃこちらこそ。


この時期、あっちこっちで小サバやイワシが湧いているようです。
チャンスですね。

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2025年6月13日 (金)

釣れるも釣れないも魚のご機嫌次第

 

6月12日は伊東(井上丸)に釣行。
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先週も伊東だった。
小アジが釣れると聞いたので泳がせでヒラメを狙うつもりだった。
ところが釣り始めると予想に反して小アジが食べころサイズの中アジに化けた。
それが結構面白く短い時間ではあったが夢中になってしまった。

やっと泳がせサイズの小サバが釣れたタイミングで取りあえず泳がせてはみたが、気はそぞろ、どうしても注意は目の前のアジ竿に行ってしまい、泳がせは申し訳程度に終わってしまった。

後日、カイワリポイントでヒラメがあがったことを知った時には、あの時もう少し真面目にやっておけばと残念しきり。

以来、妄想がヒラメ、ヒラメで沸騰する中、今回は本気モード、いつも泳がせ釣りの置き竿で活躍してくれる2.7m胴調子の竿もぬかりなく準備した。
この竿なら、竿掛けに掛けたままでも手持ち同様にうねりや波に対して一々反応せずに程よく穂先を揺らしてくれる。
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・泳がせ用の小サバと泳がせの傍らで中アジを釣るリーディング73M195,リール バデルBJ100SH、
・泳がせに使う潮流VJ-270、リール スパルタンMXIC200JH、
・qSLJにもタイラバにも使えるリーディングスリルゲーム73MH195,

他に、タイラバ用にリール オシコン200PG、SLJ用にティエラ AIC-150H。


今日は名手Tnさんとご一緒させて頂く。

前回は途中、目ぼしいポイントでジギングをやってみたり、カイワリポイントでも少し竿を出してみたりしながら泳がせポイントに向かったが、今回は一直線で泳がせポイントに向かう。(ここでも本気モード)

先ずは、泳がせ用の小サバを釣ることから始める。
前回と同様サビキ仕掛けを入れると底どりと同時にいいアタリ。
ムムッ、これは前回五目漁師を楽しませてくれた例の中アジだな。

魚探には柱のようにベイト反応があるので少し棚を上げると、今度は期待の小サバ×2とイワシ。
とりあえずバケツに確保し、しばらくするとまた中アジ。

前回はここでアジに夢中になってしまったが、今回はこんなことくらいではよそ見はしない。
きっぱりと今しがた釣れたコ小サバを泳がせ仕掛けに掛けて投入する。(正に本気モード)
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孫針のトリプルフックが外れているのは餌チェックに上げてきたときの写真であるため。

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あとは左うちわ。
ボートの右側に期待の泳がせ仕掛けを置き竿に、左側でせっせと中アジを釣り、9時には遊覧船が出てくるのでアジをそこそこ、上手くいけばクーラーボックスに入りきらないヒラメの尻尾をはみ出させて次のアカハタや沖流しをやってみよう。

ここまではどうにでも言えたが、次第に現実が見えてくる。
アジは2匹目を最後にどこに行ってしまったのか全く反応がなくなってしまった。
同時に小サバもイワシすらも相手にしてくれない。

小サバを確保しようとして準備した活かしバッカンも、中アジが釣れる度に一々クーラーボックスに入れるのは面倒だし保冷上もよくないのでと準備した潮水を満たしたバケツも邪魔しかならない。
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コマセを出した直後こそチラチラと魚影は見えるが、朝一の活況はどこへやら。

後でそちらに行きますと仰っていたTnさんは、カイワリが忙しくてこちらにやって来るどころではないのかも、と思っていると丁度電話が入る。

どうですか? と五目漁師。

いやー参りましたよ。
カイワリらしきアタリは朝から一度もなく、このままでは伊東で釣り始めて以来の最悪の結果に終わるかも、そちらはどうですか?とのこと。

どうしたのだろう。
数日前にはカイワリにおまけのヒラメまで釣りたい放題だったらしいのに、わからんもんだね。

この2日間は雨模様だった、風も結構あったようだし、いい感じの濁り潮なんだけどな、水温が下がったのだろか、海面ではわからないが底潮に冷たい潮が入ったのだろうか? 
今日は大潮にもかかわらず潮の流れは皆無に近い、加えてさざ波も立たないほどのフラットな海面がいけないのだろうか・・・
いくつかの理由を上げたり、ご託を並べるのは簡単だし、勝手だが、ここまで魚が相手にしてくれない本当の理由は誰にもわかってやしない。

20m下の水温を計りながら釣りをしている釣り師は多分居ないし、潮流がどうのこうのでプランクトンがどうのこうのというのは勝手だが、それを見た釣り師は居ないだろう。
最近は釣れるのは上手いから、逆に釣れないのは下手くそだからと考える前に釣れる釣れないの多くは魚のご機嫌次第ということをつくづく感じている。

さて、ご託を並べるのはこれくらいにして、次に向かったのはアカハタ狙い。
ここでは最近沖のアカハタ釣りでやっている直リグにクロ―系ワームを付けて落としてみる。
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仲間からポイントのおおよその位置は聞いてきたものの、少しやってアタリがないとポイントに自信がないだけに直ぐに諦めてしまった。

ただ、テトラに近づいていくと凄いベイト反応があるので一体何が居るんだろうと思い、サビキ仕掛けを入れコマセを撒いてみるが何も掛かってこない。
ところが仕掛けが上がってきたときにふと海面を見て驚いたことに、とんでもなく密集した小魚の群れだ。
カンパチの幼魚、ブリの幼魚に小アジや小サバも混ざっているのだろうか、15~20cm前後の小魚がビシからこぼれるコマセに群がって、あっという間に食い尽くしてしまう。

驚いたことにコマセを供給するためにコマセカゴを振るとご機嫌時のアジや小サバならこのタイミングで仕掛けに正に突進してくるが、今は逆に仕掛けから距離を置く様に周りに散ってしまう。

ウスバ(カ)ハギは簡単に網で掬えるので、どうだろ? と試しに少し海中に沈めた玉網の中にコマセをバラ撒くと、直ぐ近くまで寄ってはくるが決して玉網の枠内には入って来ない。
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上手く撮れていないが、右端には小魚の群れが賑やか。

幼魚にして既に外敵(危険)に対する備えはできているようだ。
ただ、今はそうだけどたまに食いっ気スイッチが入ってしまうのかもしれない。

サビキ仕掛けの動かし方や玉網の操作を色々やってみながらしばらく遊んでもらったが、居るのに釣れない時の魚ってこんな感じでしっかりと危険の察知ができているんだろうなと納得してしまう。

さて、少し沖に出てSLJから始める。
以前、1投目で虎の子のTGベイトGG80gを根に掛けてロストしてしまった。
今回初めてその穴埋めに買って温存していた同じTGベイトを落としていくと、フォールで早々のアタリ、さすが! と思ったとたんにフッ! と軽くなる。

またロストだ。 
金タマラン。
犯魚はフグ野郎に違いない。

その後はタイラバに替えて、無風でボートが流れないためにいつもの様に漕ぎ流しを転々とやって行くがアタリは極めて少ない。
先ほどまでと同様の魚が居ない(と思ってしまう)釣り模様が流し釣りにも表れているようだ。
やっと釣れたのはウッカリカサゴ、
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そしてハナダイ。
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で、今日の釣果はこれ。
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 因みに、名手Tnさんは朝の内にやられたカイワリはなんと信じられないが驚きの0、その後、沖を流されこちらも五目漁師と同様に苦労された様であったが、びっくりサイズのエソを持ち帰られた。


釣った日は2匹しか釣れなかった中アジでタタキ丼、
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次の日にウッカリカサゴの姿造り。
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右端は昆布締め。

そして、小鯛が中途半端に1匹だけ釣れた時の我が家の定番、パエリア。
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そろそろ飽きたのでは? とヨメサンに聞いてみたところノーだったのでまたまた作ってしまった。


週初めには面白いほど釣れたのに、上がって来て両名の情けない釣果を見られた井上丸のお兄さんはびっくり。

その後は、気まぐれな魚の食いっ気の有る無しの話で持ち切りでした。

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2025年6月 6日 (金)

ヒラメ狙いがアジ釣りに化ける

 

6月5日は伊東(井上丸)に釣行。

前日の4日は五目漁師の誕生日だった。
とうとう四捨五入すると80歳になってしまったよ、とヨメサンにつぶやくと80歳は去年からでしょ、と言われてしまう。
そうか、と今やこんな感じ。

さて、次はどんな釣りをしようかなと思案しているときに、先日伊東のアジポイントを調査してこられた仲間から10cmくらいの小アジが釣れますよとの情報。

それだっ!
今年の初春に少々意地になって3連荘で泳がせでヒラメを狙ったが、何れも失敗だった。
その時は泳がせ用の高い活きアジを渋々買って行ったが、それが釣れるならやらない手はない。

ただ、行ってみたもののアジが釣れなかったらどうしよう、ヒラメが直ぐに釣れてしまったら後はどうしよう、カイワリの様子も見てみたいし・・・いろいろ思い巡らせていると、どんどんと持って行く道具が増えてくる。
結果的にカイワリ用のビシや仕掛け類はばっさりと切って落とし、コアジ釣り用のサビキ仕掛けと泳がせ竿、コアジが釣れない時の予備にジギングとタイラバが兼用できる竿を準備する。
一日中、風は弱い予報なのでパラシュートアンカーは止めて、寧ろボートが流れない時に漕ぎ流し用に重宝しているこれだけにする。Dsxp216348s

さて、本日のお客は五目漁師だけらしい。
気をつけて! と井上丸のお兄さんに押し出されてテトラの外に出ると、無風ではあるが結構なうねりがある。
順番が逆になってしまうが、先ずは、いつもの港前の根回りでハタ、真鯛調査から始める。
魚探の反応は良いが、いきなり掛かって来たのはサバ。
ここでアジを釣って泳がせもありかなと考えていたが、これ1本でこの場はそそくさと退散する。

更に、本日の主戦場アジポイントに向かう前にカイワリポイントがやはり気になるので、ちょっとだけサビキを落としてみる。
すると直ぐに掛かってきたのはフグ、そして次にはカイワリも。
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しかし、フグにやられてサビキ針が3本になってしまい、おまけにシンカーまで切って落とされた時点でカイワリ狙いは止める。
持参したシンカーはヒラメの泳がせ用なのでそうやすやすと切って落とされるのではたまらない。

で、いよいよアジポイントに向かう。
ポイントに入るといきなり反応が出てくる。
何だろう?
早速サビキ仕掛けを落とすと、直ぐに掛かってきたのは10cm程度のカタクチイワシ。
とりあえずバケツに取り込み2投目。
今度はいい感じのアタリ。
上がってきたのは正に食べころサイズの立派なアジ(25cm前後)、
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次も、そして次も・・・これは楽しい。

五目漁師がサビキ仕掛けでアジを釣ることは滅多になく、慣れていないので何度も針を指に刺しかけてはイテテしながらも、落として1シャクリもすれば直ぐに掛かってくる。
魚探から魚マークが消えるとしばらく釣れなくなるが、また直ぐに回ってくるようだ。

いやいや、今日の狙いはあくまでヒラメだからな。
とりあえず泳がせ用のイワシは確保したのでアジは10匹までにしよう。

と、そんな時に少しサビキ棚を上げてみると掛かって来たのは12、3cmの小サバ。
イワシは直ぐに弱ってしまうのでこれを泳がせるのはあまり乗り気ではなかったが、小サバならグッド。
直ぐに、準備していた泳がせ竿に掛けて落とす。

一方で相変わらず入れ食い状態が続くサビキ竿を置き竿にして泳がせ竿を見ると、オヤッ? お辞儀したぞ、来たかな? 構えて待つが引き込みが来ない。
勝負に備えてとりあえずサビキ竿を巻き上げておこうとすると、何だ絡んでいたのか。
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泳がせのサバとサビキのサバが絡み合って団子状態。


サビキ仕掛けに4、5匹の小サバが掛かり、彼らが一斉に泳がせ仕掛けのサバに向かったのだろう。
いつもは泳がせには2.7mの長い竿を使って、もう一方の竿からできるだけ離すようにしているが、今日は双方に短い竿を使ったのが敗因だったようだ。

この後は、小サバが釣れなくなってしまったので仕方なくイワシを付けて泳がせると間もなく齧られて上がってくる。
こんな小魚を一気飲みできないところを見ると、どうやら正体はヒラメやハタではなさそうだ。

アジは相変わらず釣れ続くが、このポイントは9時半になると遊覧船の行き来がうるさくなるのでここで泳がせ、いやアジ釣りは終了。

一方、この頃(10時)から予報では静かだったはずの海上が南西風の強まりで一気に騒々しくなってくる。
パラシュートアンカーは持ってきていないし、しかもこの風ではボートが乗り場から反対側に持って行かれるので、漕ぎ手を休めるわけにはいかずここから数時間は漕ぎっぱなしになってしまった。
そのせいで、普段からなくなることがない掌の豆が血豆に変わってしまった。

最後に少し風が緩んだ隙に早朝にやった根回りで再度ハタ狙いのジギングとタイラバ。
やっとチャリコを掛けて終了。
Daxp259006s

で、今日の釣果はこれ。
Cas253742s
アジは24cm~27cm。

実は、アジの南蛮漬けが好きなので小アジが釣れるなら泳がせ釣りの傍らで小アジを数釣りして持ち帰るつもりはしていたが、嬉しいような悲しいような予想外の釣果になってしまった。
ヒラメはまたしても持ち越しになってしまった。

数年前に今回と同様にこのポイントにコサバが湧いたことがあり、この時にはヒラメが良く釣れたことを思い出す。
今回は時期が時期だけにどうだろうか。
小サバや小アジが湧いてくれれば、秋になれば青物も期待できそうだ。


で、釣った日刺身はアジ。
Cas253745s

フカフカのアジフライと骨せんべい
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大好きなアジの南蛮漬けは小アジでやるものと勝手にイメージしていたが、コメントをいただくPaさんがオオアジで作っておられたのを見て真似てみた。
いけるね、寧ろこちらの方が骨もないし食べやすい。
Cas253765s

骨せんべいも南蛮漬けに。
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カイワリとチャリコの漬け丼。
Cas253775s



結構、アジ釣りに夢中になってしまいました。
サビキ仕掛けは棚がいい加減で良さそうですし、面倒な餌付けが不要なので見直しました。
バラシが多いかなと思っていましたが、今回は食い込みが良くがっつりと掛かっておりバラシは皆無でした。
大津のアジ釣って泳がせが羨ましかったですが、伊東でもできればいいですね。

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