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2025年5月10日 (土)

まるで冬の海からのスタート


5月9日は伊東(井上丸)に釣行。

今年の伊東はカイワリの爆釣こそないが、そこそこの釣果がだらだらと長続きしているようだ。
この時期は数年前ならサバやソウダ、ここ2、3年はフグの猛攻で釣りにならなかったはずだ。

一方、五目漁師も今シーズンに入ってから何度かカイワリ狙いをやってはいるが、かってのようにはいかず不完全燃焼が続いている。

今日は、たまたまではあるがカイワリ釣りの名手というか、繊細にして豪快という言葉がぴったりの釣り師、埼玉から遠い道のりをやって来られるOmさんと2人で浮かぶことになった。

井上丸には5時20分に着いたので1番乗りかと思っていたが、Omさんはその時には既に海上に浮かんでおられたようだ。

カイワリポイントでご挨拶し少し離れて釣り始める。
海上は我々2人のボートと他店からの3艇のボート。
五目漁師にとっては久しぶりの平日釣行、日和は良くても平日だとこんなものかと、あらためて賑やかな週末との差を感じる。
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沖上がりの直前に南東風が吹いたが、1日さざ波も立たないほどのまったりムードが続いた。

先に準備した竿を置き竿にして魚探をセットすると、画面には静まり返った海底しか見えない。
魚が全くいませんよ~とOmさんに声を掛けながらせっせとコマセを撒くが、自分が撒き散らしたコマセ以外には何も見えてこない。
2、3分もしコマセもなくなってしまうと、ビシの1点が水平に尾を引くだけになってしまう。
真冬の海でさえここ迄静かなのはあまり記憶にない。

釣り始めて延々3時間、やっと魚らしきものに餌を取られたのはもう9時前だった。
名手のOmさんでさえこの時点で1匹とのこと。
かって獰猛なサバフグの大群を物ともせず、ビシを4つも切り落とされながらも大量のカイワリを持って凱旋された豪快な釣り師も、さすがに居ないカイワリには歯が立たないようだ。

辛抱の足りない五目漁師は、ここで諦めて少し沖側にアンカーを打ちなおすことにする。
沖側といっても水深が40mから42、3m(距離にして100m)ほどに変わる程度なのでカイワリ狙いを諦めたわけではない。
ただ、経験上このちょっとの差でカイワリは多少外しても他の魚、アマダイやハタとの出会いが増えるような気がしている。

魚探を覗きながら本当なのか念力のせいなのかわからない程度の海底の差を見つけて、慎重にアンカーを入れる。

コマセを撒くと確かに、先の場所に比べると時々魚影らしきものが見える。
何の音沙汰もないままにコマセを入れるために仕掛けを上げてみると針がないが、これも魚がいる証として今は嬉しいくらいだ。

エダスを切ったフグに気を良くして、魚がいるならもうここで頑張ろうと決めてせっせとコマセを撒いていると、とうとうアタリ。
しかもずっしりと重量感がある。
これはハタだな。
とうとうやったぞ、これで一安心、慎重に慎重に上げてくる。

おやっ? もう直ぐというところで、道糸が斜める。
覗き込むとサバが2匹ヒラヒラと。
この野郎! 実は今日は結構な濁り潮のためにこの時には見えていなかったが3本針ウイリー仕掛けの一番下の餌針にもサバが付いていた。
3匹がそれぞれに暴れるためにあの品のない動きが平均化され、ハタ化してしまったのが騙された要因だった。
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サバタン用に捌いて持ち帰ることにする。

落胆の後、しばらくしてやっとカイワリ、
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またしばらくしてもう1匹カイワリ、
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続いて(これも多分)カイワリを途中バラシ。

プチ時合いかな? 
ここでOmさんに電話を入れようとしたが、これくらいで呼び出すのもな、と止める。

岸上がり後聞いた話では、Omさんも丁度このころにカイワリの時合いで五目漁師に電話を下さったらしいが、出なかったよ! とのこと。

この後は、狙った通りカイワリに混じってシロアマダイやレンコダイがポツリポツリと釣れてくれる。

で、今日の釣果はこれ。
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Omさんは、五目漁師が場所替えに向かう時には、やっと2匹です、今日は駄目ですねとおっしゃっていたのに上がってみるとこれ。5a_20250510221701

さすがに名手だけあって、時合いを見逃がさずこの釣果。

べた底の反応が良かったがバラシが多く、あえて4mに棚(仕掛けの先針)を上げて釣ったとのこと。
一方の五目漁師は数は少なかったが基本ベタ底でバラシは1度のみ。
コマセの出し方や、底潮の状況などで食いっ気も随分と変わってしまうようだ。

釣った日は、小型の鯛が釣れた時には我が家の定番のパエリア。
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サフランの爽やかな香りが飽きさせない。

小鯛が釣れる度に、もう10回以上も作っているのに未だにレシピを引っ張り出してきて、野菜や調味料などの分量を一字一句確かめないと作れない料理音痴の五目漁師には、自分ながらあきれ果てている。

次の日に、カイワリとシロアマダイ、ソウダの5点盛り。
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レンコダイの木の芽味噌(自家製)焼き。
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5点盛りの中で今回一番美味いと思ったのはマルソウダでした。皮を剥ぐために包丁を入れるとベットリではなくサラサラの脂が包丁を伝って流れ出るほどでした。身の色も赤ではなくピンクでした。
井上丸のお兄さんにはこれは顔つきはマルでもヒラですよと言われましたが、どう見てもマルですよね。

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コメント

五目さん、こんにちは!
伊東の出没率高いですね。
サバが出てきたのが気になりますが釣果は多彩な魚種ですね。
プチ時合と通りすがりのカイワリをどう拾うかが釣果に影響するみたいです。
迫るグーフー&細サバ祭りになる前に良型のマダイを何とかしたいです。

サビキさん、こんばんは。

今のところ、川奈は狭い、網代、福浦は情報発信がない、大津はアジが釣れない・・・
で海底砂漠にして色んな魚が釣れる伊東が私にとっては面白いです。
サバやフグが現れると当然変わるでしょうね。

次回はいよいよ皆さんとの釣り合戦ですね。
私は、ルアーでマダイを狙いますので、サビキさんと勝負です。
お手柔らかにお願いします。

カイワリ、白アマ、ソウダ、レンコ、サバ!賑やかな釣果でよかったですね。何もない海底砂漠でわずかな違いや魚の気配を感じ取ってポイントを決めるセンスがさすがだと思います。

私の場合、サバの季節になると強引にマダイを狙ってボウズになることがよくあるので、今年は泳がせでヒラメも狙うとか、大人な釣りを目指したいと思います。

paiatown2013さん、こんばんは。

新しい魚探の画面に大分慣れてきましたが、画面を見るのは宝探しみたいなものですね。
海底に単体でいる魚は見つけるのが難しいですから、雰囲気というか占いのようなものです。

ヒラメ、イシダイ、サワラなど観音崎にも色んな魚が潜んでいたり、行き来しているでしょうからpaiatown2013さんの大人釣りが楽しみです。

良い釣果ですね。
私も丸ソーダと思っていたら、以前にオーシャンのオヤジさんに、「もちろん平ソーダ」と言われて、iosさんと顔を見合せたことがあります。
違う判別方があるのですかね?

APさん、こんにちは。

私は顔つきで判断しますが、魚図鑑には見分け方の一つは胸鰭付近の有隣域の紋様からとあります。
これに基づいてもやっぱりマルだと思います。
食する時には血合い部分を綺麗にとってしまいますが、脂ののりが凄く美味しかったですよ。

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