孫との釣り始め
5月5日は伊東(井上丸)に釣行。
今回は以前から約束というか、五目漁師の方から誘っていた孫(中2女子)との釣りがやっとできた。
五目漁師が釣って帰った魚を見たり食べたり、部屋に置いているリールを回してみたりしながら興味を持ったのか、小3の頃には釣りの話を聞きながらこんな絵も速攻で描いてくれた。
リーゼントの髪型は五目漁師の強い要望でツルツルの上に描き足してくれた
始めは網代で筏釣りを予定していたが、あまり釣れてなさそうだし臭っさい餌釣りよりも簡単で、しかも初心者にでも大物が期待できるタイラバが良いのではと思いつく。
時すでに遅し、連休が始まるこんな時期に一艇しかないエンジン艇が空いているわけがないわなと思いつつ、ダメもとで井上丸に電話を入れる。
まさか空いてないですよね。
そうですね空いてないですね、1,2,3,4あれっ? 1,2,3,4あれっ5日は空いてますよ。
やったね。
それから1週間、思いを巡らせながらコースどり、2人分のタイラバや竿、リールをあれやこれやと準備する。
いつも釣行を決めるのは天気予報が固まってくる2日前、時には前日になるまで待つこともあるが、今回は、そこは目をつむって決めただけに天気だけが心配になる。
ただ、家族の中では彼女が絡む行事は予報が雨であろうが前日が大雨であろうが当日は晴れになる。
周りが雨でも嵐でも彼女が行く先々だけは晴れ間が現れる。
そんな晴れ女子で通っているだけあって、今回も予報は次第に良くなり絶好調。
普段は、うだうだと寝起きの悪い彼女が当日の朝は3時半起床で五目漁師よりも早く準備を済ませ、さあ出発!
1番乗りで現地に到着して、井上丸のお兄さんが手漕ぎボートの準備で忙しくなる前にエンジン艇のもやいを解いて岸払いする。
今日は小潮、天気予報に関わらず北東の風が入るとうねりを連れてくる伊東や宇佐美。
まだ静かな朝凪の間に予定している範囲で1番遠いマリンタウンの先に向かう。
(現地では撮らなかったので事後撮影)
五目漁師がいつも使っているタイラバ竿としては硬めの竿(XHB仕様)に彼女にはおあつらえ向きのビンビンスイッチ風(75g)を着けて落とす。
もちろん竿を握るのは初めてなので、先ずは、着底感を説明するために浅めの40mから始めるが、流れも風もないためか簡単に要領は掴めたようだ。
その後、次第に沖に向かい70mまで行ったが、肝心の魚信は皆無。
アタリの経験がない彼女にはその瞬間はククッとかグッグッとかビンビン風のガツンとかおざなりの言葉でしか表現できないので、先ずはその感動は自分で味わって欲しいと思いながら次々と流しを変えていくが五目漁師にさえも一向にアタリはない。
前日にはせいぜい1日に2、3回のアタリを求めて釣る釣りなので、とは説明はしてきたものの、何とか釣らせてやりたい。
しかし結局、五目漁師にコツンのアタリが1度あっただけ、彼女にはナッシングのままで11時過ぎに一度上陸し井上丸の直ぐ隣にあるステーキガストで昼食タイム。
ガストの店内からは伊東の海が一望できる。
昼からは作戦を変更して小型でもよい、タイラバの外道No1を競うイトヨリかホウボウ、上手くいけばアマダイ狙いで40m前後の浅場を攻めることにする。
しかし、そこで五目漁師にやっと掛かってくれたのは、例のにっくきカナフグ野郎。
いつもなら腹立たしさにそれ相応にいじめてから放流するが、プライヤーで白いお腹を少し突いただけで興味津々見ていた彼女が可哀そうとか、無茶をするとかと言うのでいじめ損ない、隅に放っておくことにする。
すると、フグって陸上でも息ができるの?口パクパクして苦しそうとか気になって仕方がないらしい。
仕方がないので最後に少しだけ頭を叩いて五体満足なまま元気よく帰って頂くことにした。
よかったな、2度と来るな!
その後しばらくして、とうとう彼女に大型の魚が掛ったようだ。
1kg前後に設定しているドラグが逆回転して巻けないと言いながら、かなり速いスピードで巻き取ろうとしているのでタモを準備しながらゆっくりでいいよとアドバイス(のつもり)。
しかし、これがいけなかったようだ。
一瞬巻きを緩めた時にあれっ? 軽くなってしまった。
アレホレアレレ・・・(いらんことを言うんじゃなかった。)
先に、カナフグを逃がしてあげたお礼のしるしだったのに、いじめた五目漁師が口出しした途端にバラシか。
うーん、あとあと少し考えてしまう。
正に日に1度か2度のアタリだったのに、釣らせてやりたかった。
この後、再び彼女にアタリ。
今度は黙って玉網を握って横で構える。
上がってきたのは残念ながら小型のトラフグだったが大喜びの彼女。
フグなれど、いよいよ時合い到来かと期待したが、この後は双方ともにアタリは無く残念ながら完ボに終わってしまった。
2時になったので片付けを始めようとすると、彼女から2時半までやれるんじゃないのと、いつも最後の最後まで粘る五目漁師に逆提案。
五目漁師が片づける傍らで巻き巻きを続ける彼女にこれならまた誘えるな、と次の釣りに期待する。
部活などで忙しい中、次に連休があるとすると10月らしい。
今回は完ボ。
料理写真がないので先に伊東で釣ったシロアマダイの料理写真。
シロアマダイのワイン煮
シロアマダイの茶碗蒸し
本日、釣っていると保安庁のボートが近づいてきました。
免許証を携帯しているかどうかの確認かと思ったら、玉網に入れて差し出してくれたのは海の安全などのパンフを入れたエコバックでした。
五目漁師にとっては珍しくもありませんでしたが、彼女にとっては玉網に物を入れて差し出す風景が異様だったようです。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村
« 久々の沖流しオンリー | トップページ | まるで冬の海からのスタート »
「<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事
- イトヨリ大成功(2025.06.19)
- 釣れるも釣れないも魚のご機嫌次第(2025.06.13)
- とことんアカハタを狙ってみたが(2025.05.30)
- BBQ付きお泊り釣行(2025.05.18)
- まるで冬の海からのスタート(2025.05.10)
五目さんお疲れさまでした。
釣りガールの描いたイラスト最高です。
当日の午後は南が少し吹いたようでしたが船酔いもせず時間ギリギリまで粘るところは5目さんの血統ですね(笑)
次回に期待します!
投稿: サビキ小僧 | 2025年5月 6日 (火) 20時48分
サビキさん、こんばんは。
この絵は、私のお気に入りで机の前に飾っているんですよ。
初めてでわからないので取りあえず酔い止めは飲んでいました。
午前中にいつものウネリが入り、時には船尾から海水が入るほどでしたが
この手の揺れは大丈夫そうと言っていました。
タイラバは動作が単純なだけに静かに想像の世界に入り込めます。
そうするともう時間がたつのが餌釣り以上に速いですよ。
投稿: 五目漁師 | 2025年5月 6日 (火) 22時31分
五目漁師さんでも釣果に恵まれない日もありましたか。よりによってお孫さんと一緒の日とはタイミングが悪かったですが、一緒に釣りを楽しんでくれるお孫さんがいるのは最高ですね。私は自分の釣りを誰かに伝えたいとは思いつつ、息子は障害児なので釣りができず、ブログでどこかの誰かに何かが伝わることを祈って書いてます。
次回は随分先になってしまうようですが、お孫さんに大物が釣れるといいですね。楽しみにお待ちしてます。
投稿: paiatown2013 | 2025年5月 6日 (火) 23時56分
paiatown2013さん、おはようございます。
ルアーをやっている限りこんなことはありますね。
ただ、本人も楽しんでいましたし、こんな日にボートが空いていたことと、天気が良かったことだけでも上出来だったと思っています。
paiatown2013さんの事情については存じていませんでしたが、ブログを通して海や釣りに興味をもった人も多いでしょうし、もっと知りたいと思っている釣り師も間違いなくいらっしゃるでしょう。
継続は力なりでお互いに続けられればと思います。
投稿: 五目漁師 | 2025年5月 7日 (水) 07時34分
おはようございます。
昨日井上丸さんに伺ってきました。
急だったのでご連絡しませんでしたが、久々なのもあり釣果も散々身体のあちこちが悲鳴をあげています。
戻ってきて井上丸さんと話をする中、五目漁師さんがお孫さんと来られたと聞きました。
ブログ拝見しなかなか厳しい中での釣りのようでしたが、お孫さんが最後に粘るってことは楽しかったのだろうなと感じました。
といか井上丸さんとの話で性別は出てこなかったのでてっきり男の子だと思ってました。
私は機会あれば娘を連れて行きたいのですが、タイラバは良い選択ですね。釣果重視でコマセ釣りと思ってましたがタイラバ一択ですね。
今月は月末辺りにまた行ければと思っていますので、私にとっては永遠と続くカイワリリベンジご一緒できればと思います。
因みにフグは1匹上がりましたが針は一回も切られなかったです。
投稿: まっく | 2025年5月 8日 (木) 08時28分
まっくさん、こんにちは。
彼女は楽しんでいたようなので良かったです。
まっくさんんも娘さんとご一緒できるチャンスがあるといいですね。
コマセ釣りは餌を付けたり、臭っさいコマセを詰めたりで女性にとってはあまり面白くない作業が必要ですし、おまけにテクニックも必要ですからルアーが良いと思いますよ。
天気が余りにも良さげですし、まっくさんからはフグもいないとお聞きしたので急遽、明日伊東に行くことにしました。
カイワリに集中してやってみるつもりです。
と言いつつも、最近はどちらかというと流し釣りが楽しくて、釣れないとそっちに行ってしまうかもしれません。
最近は中深場が仲間の中でも不調のようですが、そろそろまたお付き合いください。
投稿: 五目漁師 | 2025年5月 8日 (木) 15時17分
こんにちは
こんな可愛いお孫さんがいたとは驚きました
絵も良いし、一緒に釣りとは
私なら人生最高の喜びで釣船一槽仕立てで
家族も乗せて大騒ぎかもしれませんね
しかしトラフグ一匹ではちょっと残念かも知れませんが
トラフグなら価値もあり、ナベかから揚げで食べたかったですね
我が家は4歳の女の子で
専用の竿を作りリールで釣りあげますが
魚ではなくオモチャの自動車やゴミ箱まで引っ掛けて
釣るありさま、しまいには定番のリールクラッシュで
道糸は絡まりザ、エンド
ボート釣りなど何年先か、それでも待つしかなさそうです
孫との釣りは一番の夢ですね
投稿: 趣味人たけ | 2025年5月 9日 (金) 14時07分
趣味人たけさん、おはようございます。
孫は4人いますが、彼女ともう一人男の子が中2です。
中学に行くとそれぞれ部活などで忙しくなり話ししたりする機会は少なくなりますね。
皆それぞれの個性に感心したり、驚かされたり、いつまで見届けられるかわかりませんが楽しみです。
たけさんのお孫さんも、今は手製のおもちゃも、絵も単なる遊びの対象物ですが、物心がついてくるに伴って、他にない素晴らしいものだったことに心を打たれるんじゃないでしょうか。
真鯛が釣れなかったのは残念でしたが、彼女にとっては鯛もフグも魚、思えばフグの方は今まで見たことがない生きものですから更に興味を持ったのかもしれません。
釣った魚を料理して食べるのは次の楽しみにとっておきます。
投稿: 五目漁師 | 2025年5月10日 (土) 08時13分