とことんアカハタを狙ってみたが
5月29日は伊東(井上丸)に釣行。
夏から秋にかけてがハイシーズンと言われるアカハタ。
まだ少し早いかな? と思いながらも待ちきれず狙ってみた。
結果、釣れなかった。
釣れなかった釣りのブログは、自分記録とは言え気分がのらず書くのが結構辛い。
そこで、そんな時にはいつもやる字数稼ぎの余談から始めよう。
これは一体何だろう?
五目漁師のアカハタ仕掛けは直リグにクロ―系のワーム、
あるいは少し投げ込みたい時には、スイミングジグにワームを餌として付ける。
といってもワームを使い始めたのはつい最近の2、3年前から、直リグ仕掛けに至っては昨年初めてアカハタ釣りで使ってみたばかりである。
そうそう、最近気に入って使っているビンビンスイッチ風のラバー部の代わりにワームをセットすると、なんだ直リグ仕掛けと一緒だね。
よく言えば質実剛健(ただの裸の鉛もしくはTG)の直リグに対して、ドレスアップが命のビンビンスイッチ風タイラバ。
前者はバス釣り用の仕掛けから、後者は漁師さんが発案したと言われている所謂従来のタイラバから派生しているようだ。
こうして見れば、基本的な構造は変わらないが、それぞれに主張する特徴がある。
前者は川や池の中の障害物に引っかかったり、石ころに挟まれたりしないように棒状のシンカーを使うのが多いようだし、本来真鯛狙いが主だったタイラバはすり抜けるなんてせこい概念がなく堂々と丸形のシンカーを使っている。
更に、直リグは当初から意識したのかどうかは知らないが、バスのアタックが直に感じられるようにワームとシンカーは小さなリングを通して直結している。
一方、従来のタイラバはもとよりビンビンスイッチ風は寧ろフックが付いたラバー部(ワーム)はシンカーに対して誘導型が今や普通になっている。
これは真鯛の激しい首振りによるバラシを回避するためという理屈は納得できるが、五目漁師がもっと気になるのは前者が鉛色の裸のシンカーを使うのにに対して、後者はど派手にドレスアップしたシンカーを使うことだ。
ドレスアップが釣果に対して果たして効果的なのか、単に飾りに過ぎないのかは興味深い。
釣具店に所狭しと並べられたドレスアップシンカー(タイラバのヘッド)が釣り師の興味をひくに絶大な効果があることは納得として、魚から見た魅力は果たしてどうなのだろう。
五目漁師はそんなの関係ない派ではあるが、魚目線での興味がある無しに関わらず、釣り師を楽しませてくれるスタイルは大好きだ。
ということで、今回の釣行の寸前に直リグに使うシンカーをドレスアップすることにした。
以前、ビンビンスイッチ風ヘッドの塗装時に隣の草木も一緒に着色してしまいヨメサンに秋らしくて良いと喜ばれたことがある。
しかし、今そこでは紫陽花のつぼみが日々大きくなりつつある。
いくら寛容なヨメサンでも変わった曼荼羅模様の紫陽花が咲くのは許せないだろう。
そこで、こんな風に直リグ用のシンカーを着色することにした。
これなら室内でも塗装ができそうだと出来栄えを自慢したものの、実際に塗装作業をしてみると箱の中から塗料の霧と臭いが目や鼻先を直撃してくる。
急いで眼鏡は掛けたもののプハ!プハ!と息苦しい作業になった。
これが出来上がったドレスアップした直リグ。
正にビンビンスイッチ風そのもの
その効果は如何に!
さて、余談だけになりそうな長い余談になってしまったが、釣りの話もちょっとだけ。
結果的にはアカハタは1匹しか釣れなかったので、残念ながらアカハタにどちらのシンカーが好まれるのかは評価できなかった。
ただ、ドレスアップシンカーの方がお店に並ぶタイラバと同様に釣る気満々にしてくれることには違いがなかった。
さて、今回も急だったので、弟を誘ってみたところ付き合ってくれることになった。
彼も直リグ+ワームの釣りには興味津々でネットで少し調べてきたようだ。
但し、五目漁師がシンカーの重さは水深やボートの流れ次第なので8号から上は20号くらいまで揃えておくようにと伝えたのに対して、準備したのは10g前後の軽いもので水深20~40mを攻めるアカハタ釣りにはおおよそ役立たないものであった。
どうやら水深のない川や流れのない池のバス釣り動画を参考にしてしまったようだ。
なんて偉そうに言ったものの、今日は釣り開始から釣るのは弟ばかり。
もちろんシンカーは10gではなく12号(45g)を使っている。
五目漁師にもたまにアタリはあるがバラシの連続。
あとで思ったことではあるが、以前はエギを投げるそこそこ穂先が硬いスピニング用の竿を使ったが、今回は引きを楽しもうとしてオールソリッドの腰の柔らかい竿を使ったのが敗因だったようだ。
底からの引きはがしや右手から左手への持ち替えに手間取ってしまった。
時期の問題もあったが、釣果が厳しかった一番の要因はボートが流れなかったこと。
アタリがあった早朝にはそこそこ流れたもののその後は沖上がりまでは殆どボートが流れることがなく、縦方向だけの直リグのさそいでは釣れる気がしなかった。
一日中、湖のような海上だった。
12時半になってやっとアカハタが1匹釣れた。
最後には諦めてベイト反応に仕掛けを入れると、どこも30cmちょいのサバの応酬。
弟は2本針のタイラバに2匹のサバ、五目漁師はジグの2本のフロントフックとりアーの錨フックに3匹のサバが掛かってくる始末。
グッタイミングで3匹の内1匹が針外れした瞬間
アタリから見放された釣りだったので、最初は楽しんだが所詮釣果にならない釣りは直ぐに飽きてしまう。
あとでボート屋のお兄さんと話すと、最近はサバがとれないために高く売れるらしいし、東伊豆のある漁協ではサバの養殖が始まったとのこと。
釣れる度にイイーッ! と歯ぎしりしながら針を外し、天高く放っていた頃が懐かしい。
で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
弟は良型のオオモンハタに加えて5、6匹のアカハタを釣っていたが、小型が多く30cm弱の個体のほとんどは放流していた。
アカハタのアクアパッザ、
ホウボウのカルパッチョバジルソース、
アヤメカサゴチリソース。
このアカハタポイントもそうですが、手漕ぎでは行けないところに行けるのがエンジン艇の魅力ですが、行った先で有利なのは手漕ぎですね。
手漕ぎならボートが流れなくても漕ぎ流しができますが、流れないエンジン艇はお手上げです。
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こんばんは。
スマホを買い換えてメールアドレスが一時停止してしまっていました。今も受信の仕方がよくわからない有様で、各種設定なども娘にしてもらってます。今は一時期ではありますが受信できるようです。すっかりIT弱者になったと感じる今日この頃です。
さて、1番びっくりしたのはサバがそんな状態で釣れていたということですね。近年あまり無かったので何か今年は違う予感がしますね。
シンガーをアピールするかしないか、どうなんでしょうね。以前釣具屋の店員さんが魚はシンカー(鉛色)が好きだ、なんていうことも言ってました。確かに動画でもそのままの中通しオモリに針付けて魚を釣っているものもありますね。
他方、色からラメから目立つようにしているものタイラバはじめ多くの漁具が派手派手であることも事実です。
私の師匠のTさんは魚は色を識別できない教の教祖様(でもピンクのルアーの使用頻度多)でルアーの色をあれこれ考えません。経験則からそうなられたようです。
私も色の事はわからん、と銀色を多用していましたがシルバーはパッとしないような気がして、ピンクを経て今はリアルカラーが好きです。
おっしゃる通り色がついている方が釣り人のモチベーションも上がりますし、魚の目の前に落とせたり、あるいは落ちた先に複数の魚がいて取り合いになっているような場合はアピールが弱くてもかかるのかもしれませんが、少し離れている所にいるような魚も色付きの方が寄ってきてくれそうな気がしますね。
投稿: まっく | 2025年5月31日 (土) 03時13分
まっくさん、おはようございます。
というか、投稿時刻を見てびっくりです。
確かにスマホもそうですが、ITとまではいかなくても身近なところではスーパーや100均ショップのレジや銀行も年寄り置き去りです。
皆さん、ドレスアップは半信半疑ですが、釣具屋さんでは真剣に物色しますよね。
色や形を揃えて自己満足です。
確定的にアピールするのはメーカーのTV番組くらいです。
確かに色彩や模様は置いたとしても目立つか目立たないかは魚目線でも差がありそうですよね。
そういう意味では、私は流し釣りに関しては餌よりルアーだと思っています。
あの砂漠では、食わせる以前に先ずはそこにあることを示すことが第一。
わかりませんが、教育が行き届かない世界なら食ってみてから判断するしかないですから目立つということは大事だと思います。
あと、匂や音・・・確定的なものがないだけに工夫が尽きません。
釣りは面白いですね。
投稿: 五目漁師 | 2025年5月31日 (土) 08時54分
潮が流れなくてもアカハタ・ホウボウ・カサゴとしっかりキープされてますね。最近、私は不調が続いてますので釣れない時に釣れない理由を把握して、その日その時その場所で最適な立ち回りをするための妄想を楽しんでいます。
今のところ、サバの群れに包囲されてマダイのコマセ釣りができなくなり、落とし込みサビキでヒラメやマゴチを狙う妄想がお気に入りです。ほぼ確実にサバを釣って帰るだけの結果になりそうですが(笑)
投稿: paiatown2013 | 2025年6月 1日 (日) 15時03分
paiatown2013、こんばんは。
昔は結構向きになって釣りましたが、職業漁師ではないので
楽しい釣り、面白い釣りができれば良いなと思いながら次の釣りを企画しています。
量はおかず分が丁度良いですね。
グッタイミングですが、私も丁度次の釣りはこの春に3連荘で失敗したヒラメ泳がせのリベンジをやってみようかなと考えていたところです。
難しいのは泳がせ用の小魚を釣るか買うか、悩ましいです。
投稿: 五目漁師 | 2025年6月 1日 (日) 23時23分
おはようございます
今年前半の絵の提出は済み、やっと休みがとれそうです
ブログも、先々で、見ていますと言われて、初めて
帰っては書く始末
毎週想うことは、釣りへ行って、ブログを書く予定でしたので
釣りへ行けないとブログも忘れがち
又五目さんのブログは、なぜか若い人たちとの飲み会で
いつも見ています
今回の庭に置いた箱でも
盛り上がりました
皆、職人さんなので始めようと想う人たちです
魚では
2~3日前に開店した川口駅前のララテラスの中の鮮魚売り場
サバ一匹500円、アカハタでは1000円以上
こんな鮮魚の価格を見ては、ポイ投げできませんね
次回のブログも楽しみです
投稿: 趣味人たけ | 2025年6月 3日 (火) 09時44分
絵画は歴史があるだけに年単位で開催されるんですね。
お疲れさんでした。
ちょっと前までは震えながら釣っていたと思いますが、もう1年の半分にさしかかろうとしています。 はやいですね。
水温の上昇が少し遅れていたようですが、ここ2回程で随分と海の中が賑やかになってきました。
行く度に次はどんな楽しみ方をしようかと考えるのですが、企画倒れが多くなかなか釣果がついてきません。
積み残してきた釣りの再挑戦の一方でタイミングを待ちかねていた釣りもありますし、忙しくなりそうです。
投稿: 五目漁師 | 2025年6月 3日 (火) 22時02分