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2025年4月

2025年4月27日 (日)

久々の沖流しオンリー

 

4月26日は伊東(井上丸)に釣行。
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カイワリ釣りも楽しいが今回はタイラバとジギングで真鯛、ハタ、アマダイ、それにオニカサゴなどを狙ってみる。

ここ3回は天気の関係もあり、365日連休の五目漁師としては珍しく週末の釣りが続いている。
それもあって、今回もカイワリ名人のお一人、Kさんと共に岸払いする。
天気さえ良ければ毎週末釣行のKさんにとっては偶然でもなんでもないが、楽しい一日になりそうだ。

五目漁師は先ずは、港の出入口に近い根回りから始めて、風や潮流の様子を見ながら流しのルートを決めていくことにする。

前々回だったか、もう一つ前だったか忘れてしまったが、虎の子のTGベイト80gをその1投目で根に掛けてしまった後悔から、メタルジグのリアーのトリプルフックは止めることにした。
更に、その上でヤバい根回りでは比較的根掛かりしにくいタイラバを優先することにしている。

早朝は南東風が強くボートの流れが速すぎるのではないかと心配したが(多分)風向と潮流が逆になっているお陰で丁度良い加減に北西方向に流れてくれる。

根回りからは少々外れたところだったが、しばらくするとビンビン風タイラバ特有のガツン!のアタリ。
何というか、ゴッツンゴッツンの硬く重たい引きに何だろう? 
朝一からやったね、と気持ちは昂る。

しかし、さ~あ勝負♪、とカメヤのテーマソングを口ずさむ余裕は元々なかったが、うまく底からはがしたと思った直後にあっけなくバラシ。
こんな時にガッツりとトリプルフックだったらなと悔しさが残る。

そんな中、ふと見ると井上丸の遊漁船が目の前に浮かんでいるではないか。
井上丸は確か仕立て専用だったと思うが、何れにしても手漕ぎボートの出し入れをしながら、一方で船長務めは時間の調整なども含めて大変そうだ。
ここでは釣れなかったのか早々に手石島方向に向かう井上丸に、お兄さん頑張って!

さて、ボートの流され方が分かったところで、東側に漕ぎ上りつつジグザグにマリンタウン側に流して行くことにする。
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途中待望のアオハタを掛けたが、情けないというか、今や当たり前というか、どのあたりでどんなふうに掛けたのか今では全く思い出せない。
そろそろ、きているのかもしれない。

途中、カイワリポイントに寄ってKさんの様子を伺うと、既に(カイワリは)10匹はいきましたよとのお返事。
仕掛けも竿も餌もありますのでやってみませんか? とお誘いをいただく。
そんなに釣れるんだったら、と一瞬怯みかけたが、いやいや今日は1日流す覚悟ですからとお断りする。

さて、本日の一番の期待のポイントは、以前たまたまオニカサゴを連続で掛けたポイントと、同じ日にその少し北側で何を狙っているのかはわからなかったがエンジン艇の釣り師が餌釣りでずっと粘っていたポイント。
両方とも魚探にマーキングしているので今回は楽しみにしている。

その時はアマダイ狙いでタイラバのずる引き+跳ね上げ(五目漁師流に名付けてタイラバ跳ね上げ釣法という海底砂漠の伊東ならではの釣法)をやってみたところ運よくオニカサゴが掛かってくれたので、今回もやってみたがそううまくは行かなかった。

続いて、直ぐ近くのエンジン艇居座りポイントに向かうと、なんと驚いたことに突然魚探の画面がベイト+お魚マークで賑やかになる。
これが居座りポイントの実力なのか、たまたまなのかは分からないが、この後、付近では結構一帯に同様のベイト反応があったのでどうやらこの場所特有のものではなさそうだ。

今日一の反応を見て慌てた五目漁師は、ここで本日初めてジグを入れてスローなワンピッチジャークで反応の中を通すがアタリはない。
直ぐに諦めて再びタイラバの巻き巻きに替えると、今度はガツン! 来たぞ!
穂先をガタガタと叩くアタリから時々グイングインの引きに変わる。
しかも重い、これは大物に違いない、バラすなよ!バレるなよ! 慎重に慎重に時間をかけて上がってきたのは、そこそこのサイズのアオハタだったが期待していたほどではない。
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見ると自作の3本針フックの3本ともがお腹に擦れ掛かっており、これが重さの要因だったようだ。
シラス(?)の中で夢中に捕食中だったハタが不注意にも1本のフックに触れてしまったのをきっかけに3本のフックが絡めとったのだろう。
よく見ると、フックを結んでいるハリス(シーハンター8号)には傷があり、中心素材がむき出しになっている。
ベイトの群れにはハタやフグを含め色んな魚が集まってきているようだ。
いよいよ海中にも春の訪れをイメージする。

この後は、あちこちで盛んなベイトの群れを追ってはタイラバを巻き巻きする。
まだ昼前なのでもう1、2匹は欲しかったが、伊東独特の昼過ぎからの南東風が次第に強まってくる。
この風は戻るのが辛い風。
できるだけ戻る場所に近いところでやろうと朝の根回りポイントに向かったが、案の定、途中で漕ぎ疲れてしまい、面倒になったのでそのまま早めのお沖上がりとなった。

で今日の釣果はこれ。
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お目当ての一つだったハタが釣れたので良しとしよう。

で、びっくりはKさんの釣果、
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良型カイワリ(20匹)の他に鯛やイトヨリも含めてクーラーボックスにもう入りきれないほど。
これでもカイワリは掛けるのは難しくほとんどがウイリーに、しかも特定の一色にのみに来てシャクリにもテクニックを要したとの。


ハタは1匹をカルパッチョ、
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いつもどう料理するか悩んでしまうイトヨリは野菜あんかけに。
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手を海水に入れてみただけですが、海水温が急に上がった気がします。

この春一番のベイト反応でしたが、カイワリの海ですからシラスですかね。
この日私がお会いしたサバフグは小さいのが1匹だけでした。

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2025年4月20日 (日)

幻のアカアマダイはどこに?

 

4月19日は伊東(井上丸)に釣行。

前回で一旦カイワリ釣りは終わりにして、今回はタイラバとジギングで沖を流してマダイやハタなどを狙おうと道具の準備を進めていた。
しかし、何か踏ん切りがつかない。
前回はカイワリを釣るには釣ったが、中途半端だったなぁ・・・。

で、前日になって、やっぱりカイワリも少しやってみようと急遽作戦変更。
2キロ(いつもの半分)だけアミコマセを準備し、それがなくなる10時頃までだけカイワリをやることにした。

井上丸に到着するとKさんが、そして月1と言ってらっしゃったサビキさんまでもがいらっしゃるではないか。
どうやら両名とも五目漁師と同様に、前回の釣りが何となく中途半端な気持ちは共通していたようだ。

ただ今回は3人だけではない。
カイワリ釣りの見た目好調に好天気も相まって店先は満員御礼で賑わっている。
聞くところによるとボートが予約で出きってしまい、お断りしたお客さんもあるとか。

店主のお兄さんが孤軍奮闘忙しい中、五目漁師もあわただしく岸払いする。
(おかげで車の中に五目漁師にとっては必須の帽子と朝食のパンを忘れてしまい、一日の大きなハンディとなってしまった)
大方のボートは、次々ともちろんカイワリポイントに向かう。

その海上、いや会場は他店からのボートも含めて最近の伊東では珍しいほどの混雑ぶりだ。
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さて、本日の1投目。
海水が濁っていた前回と違って、仕掛けを入れるとコマセの尾を引きながらズドーンと深みに落ちていくビシの姿が14、5mは見えているだろうか、前回と違って冷たそうな澄み潮が心配になる。

果たしてこれが丁と出るか半と出るか?カイワリが出るかフグが出るか?

オヤっどちらも出ない。
いつもの通り、カイワリは海底には居るには違いない。
ただ、この潮の状況が余程お気に召さないのか、たまに2本針吹き流し仕掛けの先針の餌だけがなくなるが、まだ一度もそれらしきアタリはない。
フグさえも食ってくれない。

回りも同じような状況なのだろう、最初は風も波もない平和そのものの雰囲気に好感を持っていたはずなのに、期待したカイワリからの反応のなさに嫌気がさしてくると、張り詰めていた会場の空気は次第にだらけてくる。
今は静寂の中で惰性でしゃくるボートあり、寝入るボート有り、ただ怠惰なムードが漂う。

実は、普段は大物狙いを主体にルアーで沖を流しているカヤック仲間が、今日は珍しくこのコマセ釣りに参戦している。
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折角なので、何とか釣れて欲しいと思いながらも準備したアミコマセの残りが少なくなってきたところで、気晴らしに沖側に場所移動する。

水深42、3mで何となく海底がざわつくところを見つけ先程までと同じ仕掛けを落としてみると、なんと1投目に本日初のアタリにびっくりする。

結構引きは強いが、途中でゴンゴンと来る様子からカイワリではなさそうだがフグでもなさそうだ。
上がってきたのは今や伊東の常連となったシロアマダイ。
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正に1投目マジック、嬉しいが一方でがっかりもする。
カイワリならこんなところに居たのか、よしっ!となるが、ところが変わったので魚が変わっても当たり前と思いながら2投目。
着底後2、3度シャクリ上げるとまたアタリ。
今度も小さいがシロアマダイ。
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アマダイは海底に穴を掘ってコロニーを形成するとは聞いているがこのことかな。

3投目、えっ?!
また直ぐにやはり小型のシロアマダイが続く。
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そして、4投目、今度は今までで1番強い引きだがやはりシロアマダイに違いないと確信した通りだった。
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さすがにコロニー。
申し訳ないがお母さん、お子さん、そしてそのお子さんのお姉さんかお兄さん、最後にお父さん、と1家族分を釣らせていただいたところで元の静かな海に戻ってしまった。

釣れない中での情報として連絡を入れたので、Kさんやカヤック仲間もやって来られたがもうこれっきりだった。
アンカーを入れているだけに、これは仕掛けが正に穴に嵌った時のアマダイ釣りの醍醐味なのかもしれない。

さて、いよいよコマセも底をついてしまったので以降はタイラバに切り替える。
ところが残念なことに、お目当てにしていた海上は“本日ヨットレースが実施されているので手漕ぎボートの航行には注意して下さい”と海上保安庁のお触れ船が回ってくる。
主催者からのお願ではなく海上保安庁の船だったことに少々違和感があったが、仕方がない。
五目漁師も昔とった杵柄、レース用に打たれたブイの位置からコースどりは分かっているので、恨めし気にその辺りまで近づいては反対方向に流して行く。

五目漁師は単体の大真鯛や大ハタを狙う時には、ベイト反応や根回りはあまり気にせずに少しずつ移動しながら、くじ引きのアタリを期待するがごとくルアーを落としていくが、今日はハズレばかりでアタリがない。
唯一あったのは、気にしないといいながらも、期待していた根際に落として掛かってきたウッカリンのみ。
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結局、1日渋い日に終わってしまった。
たまたま落とした仕掛けがアマダイの穴に命中していなければ、ボになるところだった。

で、今日の釣果はこれ。
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アマダイは1尾を昆布締めに。
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ウッカリンの甘酢あんかけ。
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アカアマダイはどこに行ってしまったのでしょうかね。

世の中には幻と言われる魚が結構あります。
シロアマダイの他にアラやイシダイもそうですね。
伊東では特に今年に入ってからはアカアマダイは殆ど見なくなりました。
今は、アマダイと言えばシロアマダイです。
元々、アカアマダイの方が愛らしい顔をしていますので、会いたいですよね。

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2025年4月13日 (日)

助けられてなんとかカイワリ


4月12日は伊東(井上丸)に釣行。

伊東ではカイワリが日によって、あるいは釣り方によって釣れたり、釣れなかったり相変わらず気まぐれ振りを発揮している。
今回はきっぱりとそのカイワリに勝負を挑む。

昨日の段階では天気予報が怪しかったこともあり、今日海上に浮かんでいるのは何れもダメもとでやって来た奇しくも仲間内の3名。1daxp258861s

カイワリ釣りにおいてはその引き出しの多さにいつも感心させられる名人のKさん、カイワリが押し寄せてこようが、フグが襲撃して来ようが常にロングハリスの真鯛狙いは手放さないサビキさん、そして最近ではアンカーを入れてコマセで魚を集める釣りよりもボートを流して魚を探す釣りの方が好きな五目漁師。

例によって北東風が入ると風の強さ以上にウネリが押し寄せてくる。
おもしろいことに、そのうねりによるボートの上下動のために3名が3名とも走錨しているが、同じ方向に同じように流されるためにお互いの位置関係をほぼ保ったままで、次第に岸に向かってカイワリポイントから外れていく。
すると3名が3名ともアンカーを上げて再び風上側に向かって漕ぎアンカーを打ち直す。

こんなことを2、3回ずつやったであろうか、9時を過ぎる頃には漸く海面が落ち着いてくる。
この間、流されるにまかせて手をこまねいていたわけではなく、五目漁師は開始直後にシロアマダイ、
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そしてカイワリが2匹。
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潮の濁りもあって、自分では今日は結構調子が良い方だと感じていた。
ところが、驚いたことにアンカーの打ち直しに戻るすれ違いざまに聞くと、Kさんは既にカイワリが5匹らしい。

五目漁師はこの2匹で止まってしまったが、遠目に見ているとKさんはその後も何やら頻繁に釣り上げていらっしゃる。

五目漁師があがく姿から察知されたのか、やがてKさんから様子伺いの電話がかかってくる。
どうですか?
いや、走錨で大変だったのでポイントも外れていますし釣れてませんと言い訳。
すると、底にコマセの煙幕を張るよう底トントン風にコマセを出して、底ベタで待つとよく釣れますよ、とのこと。
実はこの時は説明を聞いても確固たるイメージがわかなく、こうかな? と少しやってみたが効果はなかった。

うねりも収まったので、誰ともなく互いに近くに場所移動して3名がお互いの様子が確認できる程度の距離で釣っていると、相変わらずKさんは絶好調。
Kさんの直ぐ隣のサビキさんはマダイ狙いで忙しそうに2本の竿を操りながらKさんの釣りっぷりにはやや呆れ顔でたまにカイワリ。
少し離れた五目漁師は何で何で? Kさんに見よう見まねで竿とリールを動かすもカイワリどころか餌もなくならない。

確かにどちらかと言えばKさんが潮下(風下?)、サビキさんが真ん中、五目漁師が一番上なので自分は餌巻きか? とあらぬことまで考えてしまう始末。

キターっ、でかいのが掛かったと思ったのに上がってきたのは、例のカナフグ。
そして、キターっ。
そこそこでかそうだ。
しかし、途中からそこそこでかいどころか超大物に変わり、とうとう巻けなくなってしまった。

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これはででかい。 暑いのでシャツ1枚になって大物と奮闘する五目漁師


両名が応援してくれるがこれ以上は巻けない。
気が付かぬ間に風向の変わり目でボートの真下に漂っていたアンカーロープに巻きつけてしまったようだ。
走錨を防ぐために持参したロープを継ぎ足していたのがここでは裏目出てしまった。
やれやれ、歳のせいか最近は注意力が散漫でこの手の失敗がやけに多い。

さて、カイワリ釣りに話を戻すと、Kさんは相変わらず釣り続けていらっしゃる。

五目漁師は、いよいよしわがれ声が届くところまでボートを近づけて、接近戦で再度アドバイスを乞う。
魚探の反応は皆無、餌盗りも皆無なのにどうして? とお聞きすると、今日のカイワリはどうやら底べったりですよ。
こんな時には魚探に反応は出ないのかもしれません。
底付近にコマセを撒いて仕掛けが底を這うようにビシ高を調節して、そこで待てば来ますよ。

うーむ、具体的過ぎる。
わかった。
今度は自分なりにしっかりとイメージができた。

着底後、巻き上げずに底付近にコマセを出し、底潮の流れを想定した上でビシ高を仕掛け長よりも少し低め(ここはあくまでも想像)にとって、あとはシャクリ上げたりせずにその棚で待つ。

なんと、素晴らしいことに、ここから五目漁師にまるでスイッチが入ったかのようにKさんと同様に釣れ始める。
いや最終的にはかなり挽回迄漕ぎつけたようだ。

ある時には魚探にウヨウヨ写るにも関わらず針が付いた餌は見透かして決して食ってくれない、またある時には以外にも5、6mも上層に浮いたり、そして今日は極端なベタ底だっりと、一筋縄ではいかないカイワリ。

Kさんは、べた底にコマセと餌を同調させれば釣れる日って以前にもあったんですよねと涼しそうに仰るが、あらためて名人の経験と技が詰まった引き出しの一部を覗き込んだ気がした。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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五目漁師の釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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Kさんの釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

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サビキさんの釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

おそらく、いつもの調子で手を替え品を変えながら、上に上にと棚を探る釣り方ををしていたら、今日の五目漁師はボ(おかずにも満たないほどの釣果)に終わっていたのではとKさんに感謝。

刺身8点盛り
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カイワリ、シロアマダイ、イトヨリの刺身8点盛り。

焼きカイワリご飯。
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今日でカイワリとの勝負は決着をつけて次回あたりからは沖流しでそろそろマダイやハタの大物狙いかなと思っていたのですが、本日の釣果は中途半端な感じ。
そうそう宿題のヒラメも残っていますし、中深場は惨敗でしたし、それにシーズンインしたら今年は久しぶりにアオリかエギングもやってみようと思っています。
忙しいですね、どうしますかね。

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2025年4月10日 (木)

そこはどこ?の中深海ジギング

 

本格的な中深海のジギングは実質初めての五目漁師。
以前にも1、2回やったことはあるが数回落としただけでこりゃ駄目だと餌釣りに切替えたり浅場に逃げたり。

 

今回はカヤック仲間のMさんが、つい先日、良型クロムツの入れパク、しかも2回も続けてという話をお聞きし、“柳下にまだいるドジョウ”狙いで颯爽と出掛けた。
いや、颯爽とは言えないかな。
実は冷凍庫内には邪魔もの扱いされながらサバタンやホタルイカがある。
これを持って行きジギングが駄目なら餌釣りかな?いや、それをやるとまた逃げちゃうし・・・物置から竿を選び出す時も、餌釣り用の竿も握るかどうかを悩んだ。
しかしなぁ、これを握った瞬間に重たい電動リールも、更に半端なく重たいバッテリ(鉛,12AH)も、それに専用の竿掛けも握ったに同然だ。
悩みに悩んだ末に準備した竿はこれ。
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結局、餌釣りは捨てたが中深海ジギング1本だけにはできず、浅場(と言っても100m前後)のジギングとタイラバ用(赤い竿で兼用)も準備していざ出発。

沖に向かうと次第に風と波が強まってくる。
そろそろ多少の水しぶきなら気にならない季節にはなってきたが、ゆっくりと時間をかけて教えて頂いた入れパクポイントを目指す。

先ずは以前まぐれで1投目にアカムツが釣れた木の葉型250g、表側グリーン、裏側ゼブラシルバーを投入する。(ルアー写真の①)
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本日使ったジグとタイラバ

当たり前のように予報は外れて白波とうねりの中、ボートは結構な速さで流されるが、なんとか底はとれる。
しかし釣れそうな感じはせず3回目の投入時にはジグを交換する。
3回目と言っても水深300m、ラインの出400m、しかも手巻きなので1回の試技に20分以上はかかっているだろうか。

この間にみるみる海上の荒れ模様は収まってくる。
チャンス到来と思い、いよいよMさんが使われたと同じジグパラの色違いゼブラゴールド(ルアー写真の①)をいを入れる。
ただ、海上の様子はは収まって来たものの今度は潮流がきつくなり底取りが難しい。
1.2号600m巻きのラインの出が止まったのはヒヤヒヤしながら500m近くも出たころ。
もちろんアタリなどサメでも掛からない限りわからなそうだ。

何となく重たいので巻き始めると潮流に逆らって上げてくるために何か掛かっているに違いないと思うほどに巻き抵抗が半端ではない。
きつい。
何度も竿を持ち替えたり、膝で支えたりしながら上げてくるが次第に軽くなってくるので獲物が付いているはずもない。
この調子では駄目かなと思いながら取りあえずルアーを替えてからの2回目。
今度は更にラインの出が止まらない。

新しくなった魚探にはボートの流れ速度表示があるので見ると1.2~1.6ノット。
ボートの流れ自体は底がとれないほどの速さではないが、海中の中層から底に掛けてはもっと速く流れているようだ。

ラインを出しても切りがなさそうなので底どりの確認ができないままに仕方なく巻き上げにかかる。
今度も何かが掛かっているほどに重たいがもうだまされない。
最後には棒立ちのジグだけが上がてくる。

次は、半分冗談交じりで80号(300g)の六角型錘をヘッドにした自作ビンビン風を入れてみる。(ルアー写真③)
ビンビンモドキは、何よりも従来のタイラバと違って錘に管さえ付いていれば簡単にタイラバに仕立て上げることができるのが一番のメリットだと思っている。

重さ増しと形による抗力減のおかげでなんとかラインは底まで到着したようだ。
しかも、今度こそオヤッっと思うアタリ(らしき)を感じる。
巻抵抗も先の空巻きに比べ何となくより重い気はする。
あと50mを超えたころに初めて生命反応を感じる引き。
うひょー、確かに何かついている。
上がってきたのはカガミダイ。
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さすがのビンビンモドキに気分を良くしながら直ぐに2回目を投入。
このタイラバでも次第に底どりは怪しくなってきたが、何となく重くなった感じで巻き上げるとこれ。
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これじゃ獲物よりも何倍も錘の方が重たいので引きなど楽しめるはわけないが、釣れるとなると嬉しい。
しかし流れが更に速まっているのか、次の投入ではとうとう確固たる底は確認できなくなってしまった。

参った。
9時半の潮止まりを待ったが一向に潮流は収まらない。
Mさんからは前回の入れパクは昼からでしたので頑張っての遠隔応援をいただくも、ここで中深海はまたもや退散。

移動先の浅場(100m前後)での狙いはオニカサゴ、ハタ、それに真鯛。
120gのジグ(ルアー写真④)に続いて94gのブレード&蛍光シール貼りのビンビンモドキ(ルアー写真⑤を入れると底どりと同時にアタリ。
上がってきたのはレンコダイ。
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普通にやれば釣れる釣りにホットする。

しかし、相変わらずラインの斜め度はきつく、3回程度の巻き巻きで落とし直しが必要になる。

巻き上げの途中から凄い重みだけになってしまったが、今度はでかいハタだろうと慎重に慎重に上げてきたのはこれ。
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こんなにいつまでも膨れているフグは初めてだ。
いつもなら少し懲らしめてから戻すが、頑張って膨れている様子が可愛らしいのでそのまま開放すると、海面でもへこむことはなくプカプカと浮かび去った。

その後はホウボウが1匹。
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やがて、こちらでも風が強まり水深60m、120gのヘッドでも底取りがきつくなったところで沖上がり。

終始、潮流に苦しめられた1日だった。

で、今日の貧果はこれ。
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釣った日は、またまた小鯛が釣れた時の我が家の定番、パエリア。
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次の日に、ホウボウの押し寿司と同昆布締めの握りとアヤメカサゴの握り。
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カガミダイはムニエルに。
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餌釣りなら150号(560g)の錘を使うこともありますが、ジギングは300gくらいが限界ですね。

ラインは1.2号を使っていますが、これでも潮に押されて深くなるに伴ってどんどんジグの落下スピードが落ちていくことで底どりが難しくなってしまいます。
この日は、途中で落下が止まってしまうほどの時もありました。
ラインが潮に巻き上げられることで落下が止まるんでしょうかね。
中深海ジギング、技術的にも体力的にも難しいです。
今回タイラバも有効であることがわかりましたので、体力的にはタイラバが良さげです。

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2025年4月 5日 (土)

釣りの合間に

 

その1:タイヤ交換
気分的には、まだまだ新車だと思っていたが今の車(マツダCX5)に乗り換えてからもうすぐ10年になる。
走行距離カウンターが、丁度10万kmを指した時点で記念写真を撮ろうと楽しみにしていたが、気付けば先日の伊東からの帰り道で達してしまっていて写真は取り損ねてしまった。
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既に走行距離は100112km

今日はその愛車のスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに履き替えた。
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これまでは近くの車用品ショップに持ち込んで交換していたが、今回は老骨に鞭打って自分でやった。

お米を始めとして何でもかんでも値上げが続く中で、タイヤ交換料金も類に漏れず・・・で済めばよいが、そんなどころではない。
2年前に1台当り(決して1タイヤ当りではない)が2000円チョイだった料金が、今やショップによって多少のばらつきはあるがなんと4、5倍にも跳ね上がっている。
なんだか知らないが調子こいて滅茶苦茶だとしか言いようがない。
履き替えは年2回やるので正に往復ビンタ、これじゃたまったもんではないと自分の身を削ることにした。

そう言えば、昔は冷却水の交換やつけ足しはもとよりオイル交換もパンクの際のタイヤ交換も皆さん普通に自分でやっていた。
いつの間にか多くの方がそんな面倒なことはディーラーやショップにお任せで自分ではやらなくなった。

どちらが先なのか知らないが、そもそも今時の車は応急のパンク修理機材だけで交換用のタイヤは積んでもいない。

料金跳ね上げの理由が、今の値上げブームに乗っかってこの際とれるものはとってやろうというはしたない魂胆だけにしてはそのケタが尋常ではない。
人出不足で対応できないから一々タイヤ交換くらいで店に持ち込んで来るな、ここ迄値上げしておけばもう来ないだろうという魂胆だろうか。
と、皮肉の一言も言いたくなってくる。

幸いにして、五目漁師の車にはジャッキアップなど最低限の工具は積載されていたのでトルクレンチだけアマゾンで買って、お望みの通り自分でやってみたところ、思っていた以上に簡単に作業は終わった。
さすがに片上げにしても1.6トンもある車体を持ち上げるのは簡易ジャッキアップ工具ではきつかったので、次回からガレージジャッキくらいは揃えてもよいかなと考えている。

近々の衰えが脳が先か骨が先かわからないが、何れにしても、お望みの通りもうショップには行かないだろう。

余りにもの値上げに悪態をついたところで話題を変えよう。

その2:イチゴ狩り
さて、一昨日は千葉まで遠征してイチゴ狩りに行ってきた。
もっと近くではあったが、コロナ禍の前には毎年のように行っていたが、今回はトマトやイチゴや真鯛(これは嘘)など赤いものが大好きな娘の次女(孫)がじいさんとばあさんを招待してくれた。

園内がとにかく広い。
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地べたではなく、2、3段の棚に栽培されているので一々膝を折ったり、腰を曲げたりしなくてもよいので年寄りにも優しい。
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列毎に5種類のイチゴが並んでいて食べ比べができるのも楽しい。
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一番嬉しかったのは、案内のおばさんの“一応制限時間は40分となっていますが、見回りに来たりはしませんので、途中でトイレに行きたくなった時にはすぐ隣にあるトイレに一旦出られても結構ですし、どうぞごゆっくり”と聞いた時だった。
自然に口元がにやけてしまいファイトが沸々と湧いてくる。

美味い、とにかく美味い。
この時期になると普通はハウス内はムンムンに蒸れて息苦しいが、広いし丁度小雨模様で寒くもなく暑くもなく快適な中でどんどんと狩りが進む。
ただいつもそうであるが、20分もすればお腹をさすったり、ポンポンと張り具合を確認しながら、後は根性勝負になる。

帰りは、SAや道の駅でトイレを見つける度に駆けこむきついドライブになった。

さて、また話は変わるが、
その3:北海道撮影行
今回は先(2月)に北海道旅行で撮ってきた写真の整理が順調に進み、2人で撮った約7000枚の写真を950枚まで絞り終えた。
ゴミ箱に捨ててしまい完全消去してしまった6000枚以上の写真はもう二度と生き返ることはないが、不思議と最後に残った2人の写真はいつも同じ枚数程度になる。
今回残った写真は、ヨメサンのが480枚、五目漁師が472枚だった。
ある意味数打ちゃ当たる世界ではあるが、同じところで撮っている限りそれなりのシーンに出くわすチャンスはあまり変らないということであろうか。

折角の写真なのでボチボチとフォトコンテストなどに応募する作品も準備しているが、ここではお気に入りの写真というよりも面白い写真を選んでみた。

冬季の北海道と言えば流氷。
今回も流氷情報はチェックしながらも前後のスケジュールも考慮して旅程を決めた。
出発の日取りが少し早いかなと思ってはいたが、案の定流氷の着岸は観測史上最も遅かったらしい。

オオワシを撮りたくて向かった根室では殆どその姿は見られず。
オオワシは流氷に乗ってやって来るとも言われるが、根室港の様子はこんな感じ。
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例年ならこんな感じ。
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昨年は素晴らしい流氷が見られた野付半島の外側も今年はこの通り。
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これは昨年の同じ場所。
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オオワシは最後に向かった羅臼でやっと会えた。
と言っても氷の上ではなく山の上。
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羅臼港から知床半島に沿って沖に向かう流氷見物の遊覧船が、オオワシを集めるためにバラ撒く魚を山の上からチェックしながら待っているようだ。

やっと確保した魚の肉片を頬張るオオワシ。
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何も魚を食べるくらいで、ここ迄怖い顔をしなくてもよいと思うのだが。

さて、鶴居村では青空を舞う優雅なタンチョウや求愛ダンス、鳴き合わせシーンなどがシャッターチャンスになる。

求愛ダンスは普通は夫婦間の2尾で魅せてくれるが、これは一体?
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わけがわからないが、脚の数は8本。
簡単な鶴亀算で鶴が4尾とわかるが、どうしてこんなことに。

タンチョウの鳴き合わせとか鳴き交せとかと言われる鳴き合いは、縄張り宣言などとも言われているが、鳴き疲れたのか手前の(多分)雌は既に気合が入っていないことがバレバレ。
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撮影の合間の時間つぶしにSLがやって来る踏切に向かった。
五目漁師は撮り鉄ではないが、SLが走るのはこの時期だけ、しかも1日1往復と聞けば通過予定時刻が近づいてくると撮り鉄でなくっても緊張は高まる。

当然のことながら撮りたい構図を想像し待ち構える。

キターっ!(魚ではない)
先ずは、お試しだが自然に右手人差し指がオートフォーカスにセットしたカメラで連写撮りする。
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狙うは、ターゲットが目の前に来たその時の迫力あるSLの足回り。
と、その時連写が強制終了。
10年も昔のカメラなのでRAWモードで連写するとメモリー転送が追い付かず数枚で一休みしてしまう。
ウウー残念。

この写真は、決して五目漁師が撮りたかった構図ではなく、練習の前撮り。
こんなはずではなかった。

こちらは、日と場所も変えて、先のSLが釧路駅近くの鉄橋を渡る時の撮影現場。
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通過予定の20分ほど前に現地に向かい場所どりをやっていると、予定時刻の少し前にカシャカシャと騒々しくシャッター音が鳴り響く。
なんだなんだ!
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一両編成の列車が通り過ぎる。
皆さん、もう直ぐやって来るSLを撮るための練習撮りのようだ。

で、直後にお目当てのSLがやって来る。
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野付半島も毎年行く楽しみな撮影ポイントだ。
最近は特に鹿が多い。
奈良公園の鹿のように餌付けされているわけではないが、すっかり人馴れしてしまって工事中のダンプが頻繁に行きかう道端を悠々と散歩する。
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そして、その反対側ではこれ。
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何の人だかりかと思って車を止めると、モデルは普通のキタキツネ。
撮影者は多分韓国からやってきたカメラマンのグループだと思うが、韓国には狐は居ないのだろうか。
慌てて、車を止めたのに狐につままれたたとはこのことであろうか。

長くなってしまったが、以上釣りの合間のひと時。



釣り意外に日頃やっている一コマをまとめてみました。

釣りは、もう一度伊東にしようか、久し振りに網代の中深場をやってみようか迷っているところです。

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