久々の沖流しオンリー
4月26日は伊東(井上丸)に釣行。
カイワリ釣りも楽しいが今回はタイラバとジギングで真鯛、ハタ、アマダイ、それにオニカサゴなどを狙ってみる。
ここ3回は天気の関係もあり、365日連休の五目漁師としては珍しく週末の釣りが続いている。
それもあって、今回もカイワリ名人のお一人、Kさんと共に岸払いする。
天気さえ良ければ毎週末釣行のKさんにとっては偶然でもなんでもないが、楽しい一日になりそうだ。
五目漁師は先ずは、港の出入口に近い根回りから始めて、風や潮流の様子を見ながら流しのルートを決めていくことにする。
前々回だったか、もう一つ前だったか忘れてしまったが、虎の子のTGベイト80gをその1投目で根に掛けてしまった後悔から、メタルジグのリアーのトリプルフックは止めることにした。
更に、その上でヤバい根回りでは比較的根掛かりしにくいタイラバを優先することにしている。
早朝は南東風が強くボートの流れが速すぎるのではないかと心配したが(多分)風向と潮流が逆になっているお陰で丁度良い加減に北西方向に流れてくれる。
根回りからは少々外れたところだったが、しばらくするとビンビン風タイラバ特有のガツン!のアタリ。
何というか、ゴッツンゴッツンの硬く重たい引きに何だろう?
朝一からやったね、と気持ちは昂る。
しかし、さ~あ勝負♪、とカメヤのテーマソングを口ずさむ余裕は元々なかったが、うまく底からはがしたと思った直後にあっけなくバラシ。
こんな時にガッツりとトリプルフックだったらなと悔しさが残る。
そんな中、ふと見ると井上丸の遊漁船が目の前に浮かんでいるではないか。
井上丸は確か仕立て専用だったと思うが、何れにしても手漕ぎボートの出し入れをしながら、一方で船長務めは時間の調整なども含めて大変そうだ。
ここでは釣れなかったのか早々に手石島方向に向かう井上丸に、お兄さん頑張って!
さて、ボートの流され方が分かったところで、東側に漕ぎ上りつつジグザグにマリンタウン側に流して行くことにする。
途中待望のアオハタを掛けたが、情けないというか、今や当たり前というか、どのあたりでどんなふうに掛けたのか今では全く思い出せない。
そろそろ、きているのかもしれない。
途中、カイワリポイントに寄ってKさんの様子を伺うと、既に(カイワリは)10匹はいきましたよとのお返事。
仕掛けも竿も餌もありますのでやってみませんか? とお誘いをいただく。
そんなに釣れるんだったら、と一瞬怯みかけたが、いやいや今日は1日流す覚悟ですからとお断りする。
さて、本日の一番の期待のポイントは、以前たまたまオニカサゴを連続で掛けたポイントと、同じ日にその少し北側で何を狙っているのかはわからなかったがエンジン艇の釣り師が餌釣りでずっと粘っていたポイント。
両方とも魚探にマーキングしているので今回は楽しみにしている。
その時はアマダイ狙いでタイラバのずる引き+跳ね上げ(五目漁師流に名付けてタイラバ跳ね上げ釣法という海底砂漠の伊東ならではの釣法)をやってみたところ運よくオニカサゴが掛かってくれたので、今回もやってみたがそううまくは行かなかった。
続いて、直ぐ近くのエンジン艇居座りポイントに向かうと、なんと驚いたことに突然魚探の画面がベイト+お魚マークで賑やかになる。
これが居座りポイントの実力なのか、たまたまなのかは分からないが、この後、付近では結構一帯に同様のベイト反応があったのでどうやらこの場所特有のものではなさそうだ。
今日一の反応を見て慌てた五目漁師は、ここで本日初めてジグを入れてスローなワンピッチジャークで反応の中を通すがアタリはない。
直ぐに諦めて再びタイラバの巻き巻きに替えると、今度はガツン! 来たぞ!
穂先をガタガタと叩くアタリから時々グイングインの引きに変わる。
しかも重い、これは大物に違いない、バラすなよ!バレるなよ! 慎重に慎重に時間をかけて上がってきたのは、そこそこのサイズのアオハタだったが期待していたほどではない。
見ると自作の3本針フックの3本ともがお腹に擦れ掛かっており、これが重さの要因だったようだ。
シラス(?)の中で夢中に捕食中だったハタが不注意にも1本のフックに触れてしまったのをきっかけに3本のフックが絡めとったのだろう。
よく見ると、フックを結んでいるハリス(シーハンター8号)には傷があり、中心素材がむき出しになっている。
ベイトの群れにはハタやフグを含め色んな魚が集まってきているようだ。
いよいよ海中にも春の訪れをイメージする。
この後は、あちこちで盛んなベイトの群れを追ってはタイラバを巻き巻きする。
まだ昼前なのでもう1、2匹は欲しかったが、伊東独特の昼過ぎからの南東風が次第に強まってくる。
この風は戻るのが辛い風。
できるだけ戻る場所に近いところでやろうと朝の根回りポイントに向かったが、案の定、途中で漕ぎ疲れてしまい、面倒になったのでそのまま早めのお沖上がりとなった。
で今日の釣果はこれ。
お目当ての一つだったハタが釣れたので良しとしよう。
で、びっくりはKさんの釣果、
良型カイワリ(20匹)の他に鯛やイトヨリも含めてクーラーボックスにもう入りきれないほど。
これでもカイワリは掛けるのは難しくほとんどがウイリーに、しかも特定の一色にのみに来てシャクリにもテクニックを要したとの。
ハタは1匹をカルパッチョ、
いつもどう料理するか悩んでしまうイトヨリは野菜あんかけに。
手を海水に入れてみただけですが、海水温が急に上がった気がします。
この春一番のベイト反応でしたが、カイワリの海ですからシラスですかね。
この日私がお会いしたサバフグは小さいのが1匹だけでした。
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