当たらない天気予報のお陰で1日楽しめた
3月30日は伊東(井上丸)に釣行。
最近は、Windyで提供されるMSMの予報を中心にチェックしている。
GPVではあるが、下手な天気予報に比べれば一番正確であって欲しいと思っているからだ。
現に、最近では他の予報が荒れ模様の中で“いやいや釣り日和ですよ”的な予報をしてくれることが多かった。
そのMSMが、今回は10時以降はどん吹きの前日予報。
365日連休の五目漁師、普段ならわざわざこんな日に出掛けることはないが久しぶりに仲間の顔も見たい。
たまには週末にしか出られないサラリーマンの気持になってみるのも良いのでは、と釣りは半ば諦めながらも出勤する。
さすがに念のために竿は持ったが、途中で買っていくアミコマセはいつもの半分(2k)、付け餌は前回失敗したしゃくれば落ちるオキアミのしかも撒き餌用に残していた冷凍保存版、氷は買わず。
こんな調子で、現地に着くと驚いたことに皆さん待ての様子などみじんもなく準備の真っただ中。
そんな雰囲気に五目漁師も一気に乗っかり(いや、不安を片隅に)岸払いする。
結果、忙しい皆さんの“だって今日しかないもん”という平然と構える強い気持ちが風を吹き飛ばしたのか、一日素晴らしい天気の下に釣りが楽しめた。
冬場は4枚と決めているホッカイロこそ止めたがまだまだ冬支度の五目漁師。
一方、桜の開花宣言に乗じて薄着で乗り込んだ釣り師は、寒くて震えたとも聞いた。
何れにしても天気の神様、サンキュー。
で、釣りの神様は如何に!
この時期なので皆さんカイワリポイントに集合かと思いきや、意外にも半分の方は寧ろアマダイなどの底物狙いの流し釣りだったようだ。
五目漁師はアミコマセがいつもの半分しかないので、先ずはカイワリをやって、コマセがなくなれば沖をタイラバで流してみよう、予報通り風が強まれば早めに退散のつもりだ。
さて、前回に続いてまたまた情けないチョンボ話から。
珍しくコマセを撒いても撒いても魚探には反応が現れない。
3、40分もしてからご一緒しているKさんに今日は何も居ないですねと電話を入れると、まだ魚探はセットしていないけど2匹釣れましたよとの返事。
えっ!? そっちに移動しようかなと思いながらもその後、反応がない原因が分かった。
実はパカットビシの下窓が何故か全開になっていた。
これじゃ、コマセが底まで届かないわな。
魚が集まってくるわけがない。
とうとうもうろくも絶頂期に入ったかなと苦笑いしながら慌てて窓を全閉して1投目を入れると、いきなりびっくりのカイワリ。
しかし後は続かない。
やっぱりあるねー、あれが実質の1投目マジックだったようだ。
風向きが変わって少し浅くなったので、沖側に移動するがアタリは途絶えたままだ。
コマセがいつもの半分しなくケチ臭く撒いているからだろうか。
付け餌のオキアミは例の弱い奴なので思い切ってしゃくれないし困ったもんだ。
だったらサビキにしてみようと、市販のサビキ仕掛けの先に着いているスナップをチヌ針4号に変えて吹き流しサビキで使ってみるが、
やっぱりダメ。
前回あった昼からの時合いに期待して貴重なコマセは残しておきたいので、10時過ぎには一旦タイラバで沖を流してみることにする。
水深44、5m。
しばらくして中層まで追って来てやっと掛かってくれたのはホウボウ。
ネクタイの先っぽを何度も咥えるが、思いっきりの悪い奴で直ぐに離してしまいなかなか針に来てくれない。
そんな時にはこちらも少しタイラバを落として、再び誘いをかける。
そんな攻防を楽しませてくれた1尾だった。
基本、風は弱く、潮流は殆どなく、60gのタングステンヘッドがボートの直下に落ちていくので釣りにならない。
こんな時は、タイラバシャクリをやってみよう。
伊東の海底砂漠ならではの五目漁師のタイラバ釣法だと思っている。
タイラバをリリースしながら直ぐにオールをとって漕ぐ。
水深40数メートル、ラインが100m程出たところでヘッドの着底を待って、先ずは海底をズル曳きする。
なんたって砂漠なので根掛かりの心配はない。
砂(または泥)煙を上げながら期待はアマダイ。
数メートル曳いたところで次に大きく竿を煽って、タイラバヘッドを跳ね上げる。
正にアオリイカ狙いのエギの跳ね上げと同じ感じ。
ただ、ラインが斜めって出ている上に、エギに比べると重たいだけの玉なので、そんなに跳ね上がることはなくチョロッと前方にスキップする程度かなとイメージしている。
すると何回目かの跳ね上げの直後にキターッ! この叩き方はフグだろうか?
見えてきたのは真っ赤な魚影。
やったね。
調子にのって同じようにやっていると、今度はズル曳き中にゴソゴソ感。
慌てて合わすと結構重い。
今度はハタかな?カサゴかな?
たまにグイーンと穂先を海中に持って行くが、基本重みが残る。
正体は意外やサイズアップのまたオニ(35cm)。
仲間にプレゼントしてもらった珍しい白のTGビンビンスイッチキャンディ60g(ラバー部は自作に取り替えている)が大活躍だ。
この後は、真鯛を狙ってみたが12時過ぎには前回の時合いが気になり元のカイワリポイントに戻る。
ここでも、なんと1投目マジックで最初にカイワリ。
ただ、当然のことながら後は続かない。
やっとアタリ。
しかし、瞬時に針(チヌ針4号)を折って逃げられる。
化け物がいると思ったのはこの後だった。
結構な引きと重み。
しかし途中バラシ。
ところが、2本針吹き流し仕掛けの餌は2つ共付いている。
首を傾げながら再び仕掛けを落とすと、直ぐにまた結構な引きと重み。
今度こそはと慎重に上げてくるがまた中層でバラシ。
なんだろう? 悔しい。
こんなことが3回続いた後でやっと正体がわかる。
パカットビシが破壊されて上がってきた。
パカットビシの蓋の開け閉めの支点となる可動部が外れてねじれた蓋が半開きになっている。
正体はフグだろう。
この野郎!
少し場を休めてから新たなビシを入れる。
気を付けていると穂先が振動している。
もうやり口はわかっているのでリールを巻き始めるとやっぱり中層で離される。
今度は蓋がねじれた上に上蓋の一部が割られている。
もはや奴は潮間に揺れるオキアミなどに興味はない。
直接ビシにかぶりついてコマセを食い尽くそうとしている。
なんという獰猛さ。
なんとか針に掛けて懲らしめたいところだったが結局パカットビシを2個破壊されたところで完敗。
場所替えを余儀なくされながら最後まで粘ったがコマセも時間もなくなったところで終了。
結局、当初は、10時過ぎ迄かなと思っていたが、最後まで稀に見るほどの釣り日和だった。
で、五目漁師の今日の釣果はこれ。
コマセの準備が少なく途中でタイラバ流しに切替えたのが寧ろ良かったようだ。
カイワリ釣りは1日厳しかったが、そんな中でKさんの釣果が素晴らしい。
手漕ぎが出られない時には、宇佐美のカイワリ専用船に乗っておられるだけに、いつもながらのカイワリ名人振りを感じる。
久々に釣れたオニカサゴは姿造り。
肝はもちろん、胃袋、皮まで食べつくす。
カイワリは相変わらず下手くそな握りに。
桜の開花宣言の直後に海面水温はまた16°を切ってしまったようです。
ブログを更新している今も寒いです。
車は、先日今年初めてクーラーを入れましたが、今日は暖房で走りました。
実は今日スタッドレスタイヤを夏タイヤに入れ替える予定でしたが、富士山方面は雪かもとのこと。タイヤ交換は考えてしまいます。
一旦顔を見せたカイワリは引っ込んでしまいましたが、フグ野郎は今から出る一方だと思います。
五目漁師と同様にフグ大嫌い、フグには勝てない方は早めのカイワリがが良いと思います。
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