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2024年12月

2024年12月26日 (木)

納竿の儀は撃沈


12月25日は網代(亮知丸)に釣行。

実は、釣行後ブログにコメントをいただくHさんに釣行の様子をメールで連絡した時に思いついた。
365日連休とは言えこの時期になると五目漁師もそれなりに忙しい。
そうだ、このメールの文章をもう少し詳細に箇条書きにして、後はチャットGPTにまかせてみよう。


で以下はその出力文章。(写真は適当な場所にあとから五目漁師が張り付けた。

 

2024年最後の釣行 ~中深海での挑戦~
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昨日(12月25日)、今年最後の釣りとして網代の亮知丸にて納竿の儀を執り行いました。
ヨメサンが今週いっぱい娘のところへ行っているため、今回は釣果を気にせず、中深海でのルアーオンリー釣行に挑戦してみることにしました。

急遽作製!自作ルアーで挑む
メインはジギングですが、こんな特製タイラバ(ビンビンスイッチ風)も急遽作製して持参しました。
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重量は80号、約300gと見た目も本格的。
「これで大物を狙うぞ!」と意気込んで出港したのですが…。

魚探の故障に悪戦苦闘
20馬力エンジン艇で出港したのは良いものの、魚探のポイントマップや航跡記録が表示されず、まさかの故障。
これではいつもの沖のポイントに辿り着けません。
深さを測るにも200m以上もある海域で仕掛けを落とすのは非効率。
泣く泣くアカムツジギングを断念し、浅めの50~100mのエリアを彷徨うことに。

結果、釣れたのはオニカサゴと小さなウッカリンのみ。
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先日自作したビンビン風の初釣果は小型のウカリン

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50cmもあろうかと思われる立派なトラフグ

「このまま納竿を迎えるのか…」と悩んでいましたが、ふとネットの釣りナビ君で等深線が確認できることに気付き、何とかいつものポイントに辿り着くことができました。
しかし、時すでに12時過ぎ。

潮流ゼロ…まさかの撃沈
ようやくメインポイントで300gのジグをシャクったり、自作ビンビン風を巻いてみたりしましたが、潮流もボートの流れも全くなし。
アタリすらないまま時間が過ぎ、今年の釣りを残念な形で締めくくることになりました。

GPSの重要性を実感
今回の釣行で痛感したのは、広大な海での釣りにおいてGPSの重要性。
魚探の故障がなければもっと充実した釣りができたはず。
来年こそは装備を万全に整え、リベンジしたいと思います。

 

以上

 

素晴らしい。
稚拙で泥臭い五目漁師の文章と違ってなんとスマートな。
所々、五目漁師的には白々しい言い回しもあり、触りたくもあるが、そうするとまたいつもの文章に戻ってしまうのでこのままにしておこう。

いつも驚くのは、こんな整った文章を一瞬にして作り上げて返してくれるスピード。
わかる、わかる。試験会場にスマホを持ち込みたくなったり、宿題の作文やレポート、はたまた公文書までお願いしたくなるのが。

因みに、チャットGPT様からは上記の作成記事と同時にこんなお気遣いも添付されていた。

こんな感じで、ブログに適した語り口調とユーモアを盛り込んでみましたが、いかがでしょうか?
文章を拝見しながら、釣りの情景や苦労が目に浮かぶような表現を心がけました。
今年の釣行を振り返る締めくくりの記事として、読者の方にも楽しんでもらえる内容になれば幸いです。
また何か文章の手直しやアイデア出しが必要な際は、ぜひお声がけください!
来年の釣りの大漁を心からお祈りしています。

だって。
どんな人が書いてくれたのか一度お会いしたくなってくる。

今回は説明不足を補うための文書の追加や修正は一切やっていない。
五目漁師の下書きは省略するが、あれだけの文章でよくぞここまで状況判断をした上で文章にしてくれたと感心する。
逆に言うと、五目漁師の下書きが良かったのだろうエッヘン。

ここ迄くれば、そろそろこんな断り書きは無用で、黙って記事に採用しても良さそうな気さえする。
もっと言えば、1日の釣りの様子を動画に撮ってそれを提供すれば何も説明しなくても大物を釣り上げた時の歓喜や釣れない時の絶望的な表情、サバやフグを相手にのたうちまわる様子も読み取って文章にしてくれればいいんだがな。
チャットGPT さん頑張って!(ひょっとしてもうできるのかな?)

 


沖にでると山立ての目標物などありません。

GPSによる位置確認や流しのルート表示がないとお手上げですね。
初釣りまでに新しい魚探を何とかしたいと悩み中です。
今までのポイントデータの復旧をどうするかが一番の問題です。
完全に壊れたのではなくLOWRANCE魚探の+ボタンが反応しなくなり画面の拡大ができなくなってしまいました。
-ボタンは効きますので触っている内に一方的に縮尺が大きくなり、今は日本列島の絵が出ています。
伊東は一体どこだって言う感じです。どなたか同じ症状で復旧された方はいらっしゃらないですかね。

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2024年12月15日 (日)

アンカリングしたままでアマダイゲット


12月14日は伊東(井上丸)に釣行。

365日連休の五目漁師は、基本、何日も前から釣行の予定を立てることはない。
前回の釣りから少なくとも4、5日が経過し、釣りたい気持ちがムズムズと頭をもたげてくると天気予報のチェックを始め、釣行前日にgo/nogoを決める。

今回は気象庁が誇るMSMの予報が大当たりだった。
いくつかの釣り場専用の予報が14日は昼から荒れ模様であったのに対して、MSMは平然と早朝は強めに吹くがその後は2~3m/sで大丈夫ですよと予報してくれていた。

どちらかというと楽観論者の五目漁師は、一番都合の良い予報を信じてしまうようだ。
ただ、風速は確かに大当たりだったが、ナライの風に対する地方特有のうねりの予想は残念ながら五目漁師が心配していた通りになってしまった。
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これは酷くなる少し前

風は大したことはないのに8時過ぎから次第にうねりが高まり、近くのボートの姿が見え隠れするほどだった。
現地の風速からは考えられないが、遠くの方でも北東風が吹いた時の伊東や川奈の大きなウネリは珍しいことではない。

一般的な天気予報のMSMとは一線画して、釣り人のためにローカルのこんな天気の癖(?)を反映することこそが釣り場専用を謳う予報の見せ所なのにと思うのだがどうだろうか!

今日はKさん、Sさんも参戦されている。
狙いのカイワリが釣れた時にはお互いに情報を流し合いましょうと申し合わせた上で、五目漁師はフグをできるだけ避けたいこともあって、前回と同様少し深目のポイントに向かった。

すると、やっとアンカリングを終え準備を整えている間にKさんから“1投目からカイワリきましたよ” と早速の電話が入る。

直ぐに取って返してもよかったが、今しがたアンカーを入れたところなので取りあえず数投はやってみよう。
ここは、カイワリポイントと違って魚探には何も映らない。
コマセを振り出しても何も出てこない。

これぞ伊東の海底砂漠と思いながらべた底からシャクリ上げた時にココッと小さなアタリ。
そして間髪入れずにグイーンと強烈な引き。

なんだろう、とりあえずフグではなさそうだ、いややっぱり良型のフグかな?
上がってきたのは頭になかった良型のアマダイ。
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アマダイ1尾目、40cm

前回もこの周辺でアカ、シロアマダイを揃えているので驚きはしないが、こんなところでまたもやと不思議に思う。

一方、狙いのカイワリは? と言えば、前回と違って今日は澄潮のせいか渋々。
たまにカイワリ、そして奴。
逃げ出したいほどでもないが、押し寄せるうねりのせいでアタリがわからないままに放っておくと針がなくなってしまっている。

伊東の底質は半土のような砂地(多分)。
井上丸のアンカーは柄の部分がそれ自体錘になっており、着底と同時に抓めが砂地に刺さるように寝てくれるために掛かり易いが、足が短いので恐らく大きなうねりの度に掛ったり外れたりを繰り返しているようだ。
ボートはじわりじわりと風下側に流されている。

いきなり1投目がカイワリだったKさんの方も以後の調子は良くないようなので向かうことなく流れるがままにしていると久しぶりのアタリ。
上がってきたのは再びアマダイ。
いいね。
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アマダイ2尾目

ボートが流れているのでコマセ釣りには厳しいがアマダイならいいやと妥協していたが、いよいよいつものカイワリエリアに入ってくると心配していた通りにフグが多い。

大きなうねりの中ではやりたくないが、やっとの思いでアンカーを引き上げ元のポイントに漕ぎ戻る。

そして、そこでの1投目、早々にアタリ。(正に1投目マジック)
今度もいい感じの引きごたえ、信じられないがウヒョ!またもやアマダイ。
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アマダイ3尾目。

そろそろ2時を回るころだ。
前回は丁度このころからカイワリの時合いがあったので今回もと期待する。

着底後手間取って少し間をおいてからシャクリ上げようとすると、怪しげなアタリ。
あれっ何かついていそう、と巻き上げにかかると期待以上に重い引き。
とうとう大物が来てくれたかな。
大きなハタかもしれない、
慎重に慎重に上げてくると、なんとまたまたアマダイ
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アマダイ4尾目

しかもカイワリと絡み合ってダンゴ状態であがってくる。
道理で重たいはずだ。
仕掛けを底に着けたまま放っていたので相互に絡み合って団子になってしまったようだ。

なるほど今日のカイワリはべた底かと思いながら以後は重点的に底を攻めるもこの後は中層でも底でも食ってくるソーダに翻弄されこれが結果的には最後の釣果になった。

アマダイと言えば手漕ぎボートはもちろん乗り合い船の流し釣りターゲットの代表格。
それが、アンカリングしたままのコマセ釣りでこんなに良型が揃ったのは五目漁師としては初めてのこと。

で、本日の釣果はこれ。
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アマダイ32~40cm、カイワリ最大27cm
(ザル径52cm)

うねりによるボートの上下動でアンカーの効きが悪く、ボートが蛇行しながらジワリジワリと流されたのが、結果的には本日のアマダイの数釣りに良かったようだと、今になって思っている。
だからと言って積極的に流したところでそんなに簡単に良型が揃うわけではないが、今年の伊東は今までになくアマダイが多い。
西からシロアマダイがやってきたので縄張り争いが激化しているのかもしれない。(妄想)


アマダイは松笠揚げ。
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ヨメサンは鱗を嫌うので右側は鱗無しの唐揚げ。
鱗がなかなかうまく立ってくれなかったが、今回は大成功。


カイワリの和風カルパッチョ。
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カイワリをカルパッチョにしたのは初めてだったが皮を付けたまま切ったのは大失敗。
薄いとはいえ生なので口の中に残ってしまう。


海水温は19℃台の前半でした。10日ほど前よりも寧ろ上がっています。
フグは漸く少し収まってきましんので、今からのカイワリが面白いかもしれません。
お正月用に釣るなら、アマダイの方がめでたそうでいいですね。

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2024年12月10日 (火)

一生分のタイラバ自作

(少し前の話になるが記事にしておこうと思って)

最近は従来のタイラバよりもビンビンスイッチ風を使うことの方が余程多くなった。
良く釣れるような気がするし、ガツンと一発、従来のタイラバにあったじらせの間がないことが多く、どちらかというとジグへのアタリに近いと感じている。

おかげでタイラバとSLJを交互にやっていても、間違ってタイラバを掛けにいったり、逆にジグを静かに巻き続けたりして折角のアタリを取り逃がす失敗も少ない。

リアーにトリプルフックを付けたジグは底に根がある時には怖くて入れられないが、従来のタイラバがそうであったようにビンビン風も釣り方次第では根掛かりしにくくロストも少ない。

たまに掛かりが悪くなってしまったフックを交換したり、フグ野郎に食いちぎられたラバー部を付け替えながら使って行けば、もう手持ちの数で十分だと思っていたが、いつの間にか底をついてしまった。(というかお気に入りのタイプや色がなくなった)

そこで今回の自作第4弾目になった。
あと何年釣りが続けられるかわからないが、面倒なので今度こそ一生分を作ってしまうつもりだ。

先ずはヘッド部分を何種類か揃える。
欲しかったのは以前使ったことがあるこれ。
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以前は近くの釣具店で手に入ったが、今回はいくつかの釣具店をあたってみたがどの店も取り寄せになっていて手に入れることができなかった。
関西オタフクオモリと銘打っている所以であろうか。
アマゾンでは扱っているがさすがに錘だけに割高だし、表面の仕上げ具合(つるつる度)なども手に取ってチェックしてみたかったので半分諦めていた。

たまたま10月末に故郷の舞鶴(北陸ではなく、れっきとした関西)に帰省する機会があった。
そこでも数少ない釣具店を漁ってみたところ、やっと売れなくなって片隅に追いやられ埃だらけの木箱の中に転がっている10数個を見つけた。

“あったあった、あったやんか、もうどうせ売れへんやろ、埃だらけやしタダでくれへんかな”、と期待しつつレジに持って行ったところ、
“こんなもんなんに使うんや、もう誰も使わへんで” とブツブツ言いながら結局シールに貼られた値段通りだった。

ただでくれとは言わないまでも半額くらいにはまけてくれると思った五目漁師も、売れると決まったらびた一文まけてくれなかったおっちゃんもさすがに関西人。

さて、他に面白いオモリはないかなとアマゾンをサーフィンしていて見つけたのがこれ。
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今度は九州ナツメと銘打っている。
さすがに九州までは行けないので仕方なくアマゾンで購入した。

更に普通のナスオモリを加えて、これで今回使用する3種類の錘が揃った。
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左から関西オタフクオモリ25号(94g)、ナスオモリ20号(75g)、九州ナツメ20号(75g)。
こうして並べてみると、九州ナツメのコンパクト感が気に入った。
同じ重さのナスオモリよりもどう見ても小さく見える。
タングステン(TG)には手が出せない五目漁師にとっては今回の目玉になりそうだ。

これらの錘は中通し型なので、上の写真の関西オタフクとナスには既に付け終わっているが、ステンレスの針金で上下にアイ(管)を付ける。
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アイ用のステンの針金

上部のアイはビンビン風の構造上必須であるし、下部のアイには必要に応じて流行のブレード付ける。

全部で27個、これだけ作っておけば正に一生ものだろう。
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さて、いよいよ色付けに入ろう。
市販品であっても特にTGなどは塗装の乗りが悪くタイラバヘッドもジグも使っている内に色が落ちてしまい最後は大方鉛色になってしまう。Cimg3047s

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このまま使っていても釣果にはあまり関係ないような気もするが、これでは釣りが楽しくなくなるのが趣味の世界。

従来のタイラバに比べるビンビン風の方がヘッドの形を選んだり、色付けも楽しい。
ヘッド部に対するフックの位置やそのハリスの長さなども従来のタイラバに比べると工夫の余地があり、ああでもない、こうでもない、こっちの方が掛かりやすそうだ・・・と試行錯誤するのが楽しい。

これは今回の着色に当たって揃えた塗料や小道具類。
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前回は緑や青の塗料も使ったが、やはり個人的には赤系が良い気がしたので今回は赤とオレンジを基調に着色した。
ドリルは目玉取り付け用の半穴をあけるために使う。
瞬間接着剤はその目玉を付けるために、2液接着剤は中通し用の穴に着けたアイを固定するために使う。
鉛筆の代わりにカッタ―の刃が付いたコンパスはフォログラムシールを円形に切り出すために使う。

こういった小物やあとで使うネクタイやスカートは、大体100均ショップで揃うのはありがたい。

着色する前に目玉用の半穴をあけ、車用のパーツクリーナーで油脂分を拭き取る。
着色は下地を2回塗り、その上に模様としての3回目の塗装や夜光シール、フォログラムシールなどを張り付ける。
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このころは庭の草木もすっかり紅葉してしまった。
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ヨメサンに謝ろうとすると、いい色だからそのままにしておいて、だって。

以前は着色の最終工程としてこの後、ウレタン液にどぶ付けをやったところ先に塗った塗料が溶けだして模様がにじんでしまった。
ネットで調べてみたところ色々方法はあるようだが、今回は最終着色の上に透明の水性ニスを塗ってみたところ、これが大成功。
ウレタンのどぶ付けを3回やったが模様のにじみはなく、あの鉛が宝石の様にぴっかぴっかになった。
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ウレタン塗装は完全乾燥まで3日以上は置いた方が良いらしい。
左上の3つは従来の誘導タイラバ用として使う。


ラバー部は普段は海上でその時の気分に応じて取り付けるが、取りあえずお気に入りのものを付けてみた。
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ほほー釣れそうだ。
釣れないわけがない。

タイラバは集中力。
ジギングが動の釣りとするとタイラバは静の釣り、雑音がないだけに巻き巻きしながら海中の様子を想像するのは実に楽しい。
タイラバを追ってくる真鯛やハタが見えてくるともうこっちのもんだ。
先ずは、一番のお気に入り、九州ナツメのオレンジレッドから使ってみよう。


今晩は、先に釣って冷凍保存していたイトヨリのしゃぶしゃぶ。
最近、伊東では巨大なイトヨリ(40cm前後)が良く釣れる。
料理に困ってしまうが寒い時期ならこれがベストかも。
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まだ半解凍状態で透明感がないが、凍ったままで薄造りにすると切りやすい。



海水温が下がる今からの季節はルアーにとっては厳しい釣りになりますので、本格的な活躍は来春からでしょうか。

こんどこそ数は十分にありますので使っていただけるなら名刺代わりに差し上げますので、釣り場でお会いした折には是非お声がけ下さい。

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2024年12月 5日 (木)

やったね、シロアマダイ


12月4日は伊東(井上丸)に釣行。

あのフグ野郎から逃れるためもあって最近はタイラバとジギングで沖を流すことが多かった。
同ボート店の釣果ブログを見ると良型混じりでカイワリが釣れ始めたようなので久しぶりにコマセ釣りをやってみよう。

フグは釣果写真には出てこないが、聞くとやはり皆さん四苦八苦されているようだ。
そんなに甘くはないことは分かっているので、五目漁師も色々と対策はしている。

以前(と言ってもひと昔前)はカイワリ釣りと言えばハリス3号程度の2本針吹き流し仕掛けと予備に同等のウイリー仕掛けを各3セットも準備すれば十分であったが、今はそんなわけにはいかない。
釣れないカイワリを何とかして釣ろうとハリスの太さ、長さ、針の大きさ、色、形・・・そして一方でフグ対策として大量の仕掛けや交換用の針の準備、五目漁師に至っては最後の手段として最悪仕掛けごと切って落とされてもロスを最小限に押さえるためにテンビンやクッションゴム迄自作していた。

これは、今回ボートに持ち込んだカイワリ釣り仕掛けの数々。
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本記事を書きながら今回の釣行後に撮ったもの。右は今回消耗した仕掛けの巻き枠、他に替え針多数

そして今回、釣行の前日に慌てて加えた仕掛け(ハリス)はこれ。
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ブログにコメントをいただく観音崎の釣り師pさんから実績例も含めてこんなハリスの紹介があった。
以前、確かDAIWAのハリスでよく似た茶色っぽいハリスがあり使ってみたことがあるが、よく効果がわからなままに最近では忘れていた。

少しでも効果があるなら使わない手はないと思い、少し高めではあるが急いで釣具店に走り、これを使った吹き流し仕掛けも準備した。

このハリス、魚からは見えないのでカイワリが良く釣れるかも、とヨメサンに話しかけると、そう、じゃあフグもよく釣れるのね、と一言。
ウム???。

さて、カイワリは如何に、そしてフグは如何に!

先ずは、いつもより深めにアンカリングする。
魚探には何も映っていないが数投目、ムズムズからグイーンと引き込まれる。
どうやらカイワリでもフグでもなさそうだ。
上がってきたのは良型(37cm)の赤アマダイ。
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実は、今回の釣りではカイワリとアマダイ、できれば白、そしてハナダイを期待、+αで期待はしないが伊東のことだからイトヨリは必ずや掛かってくるだろうなと前日から考えていたが、その先頭バッターとしてアマダイは嬉しい。

その後、ポツリポツリと本命のカイワリも掛かってくれる。
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そして思っていた通りイトヨリ(44cm)も来た。
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一方、フグもなかなか元気、予定通り仕掛けや替え針は消耗していくが、数年前の様に群れを成して浮いてくることはなくお手上げで逃げるほどではない。

こいつはでかい、40cm級。
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自分の針はなんとか回収したが、奥に誰かの針がもう一本見えている。

どうやらフグを避けるに一番効果的なのはウイリー仕掛けのようだが、五目漁師の腕ではウイリーにするとカイワリのアタリも明らかに減っているようだ。

例のピンクのハリス仕掛けも使ってみた。
カイワリも釣ったが2セットをフグにやられたところで今回は打ち止めとした。

今日は7時半干潮、12時半満潮の中潮。
9時半ころまでは結構魚の活性は良かったが10時を過ぎるとフグを含めてアタリはなくなってしまった。
早弁しながら12時半ころまで頑張ってみたがいよいよ場所替えかな? 天気予報では1日静かなはずであったが実は8時半ころから北~北東の風が強まり結構な荒れ模様になっている。

この波風の中であまり動きたくないんだけど、と思いながらも1時前には、前々日Yさんがいい釣りをされたと聞いているマリンタウン側に移動を決心する。

どんぶらどんぶらとボートが大きく揺れる中でのアンカーの回収には最大の注意を要する。
回収後にマリンタウン側に漕ぎ出してみたが、この荒れ模様の中では結構時間がかかりそうだし、もう時間もないので無理しない方が良いかもと弱気の判断。

それよりも、現に朝は調子が良かったので潮変わりの時合いがあるかもしれないと思い直し元の場所に戻ることにする。
結果的に元の場所より北側に50m程ずれたところにボートは停まる。

そして、一投目、シャクリ上げて来て少し高めだった。
ムズムズから突然の引き込み。
でかそうだ。
軽めのドラグが引き出される中、慎重に慎重に上げてくるとぼんやり見えてきた魚体は白い。
なんだろう、でかいぞ! とうとう30cm超えのカイワリかも。
いや、シロだシロシロ。
魚体を確認して慌ててしまったのかタモ入れに失敗。
針が外れたかなと思いながらボートの後ろ側に浮いたシロ(45cm)を無事にタモに入れる。
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3本針の真ん中の緑色のウイリーにしっかりと掛かっていた。
その下の餌針にはフグが掛かっていた。

良かった、結果的には場所移動しなくて良かった。

その後、数10分後に今度は小型の真鯛(34cm)。
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奇しくも、昨晩期待したカイワリ、アマダイ、鯛そしてイトヨリの4種がフグ以外は過不足なしにきっちり揃ったことになる。

そろそろ沖上がりの時間が迫ってきた2時を回った頃に久しぶりにカイワリ。
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これでやっと6,7匹目であろうか、ツ抜けはならなかったかと残念がっていると、何とこの1尾を合図に入れ食い始まる。
しかも型も良い。(最大28cm)

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もしかして気付いていなかったのかもしれないが棚が高い。
着底後、底を切って4シャクリ、少し待って更に4シャクリ、この辺りで必ず掛かってくる。

2時20分になったら片づけに入ろうと思っていたが、それが30分になり35分になり、とうとう片付けは上がってからにしようと40分にコマセを全部捨ててから最後の一投。
ここでもカイワリを上げる。

もう1時間欲しかったと残念がりながらアンカーを上げ、このころには波も風も収まった海面を足元を散らかしたままで急いで戻る。

で、今日の釣果はこれ。
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折角色んな魚が釣れたので刺身盛り合わせをやりたかったが、釣った日はとりあえずカイワリの姿造りとカイワリのハーブソテー。12cas242993s

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次の日にはアカアマダイのワイン煮オレンジ風味、
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カイワリの押しずしとにぎりとアカアマダイの昆布締めにぎり、
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  同じくアカアマダイの潮汁、
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シロアマダイのアラ煮。
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注)魚のサイズに間違いがあったので修正(2024/12/07 8:31)


もう一人出艇された方は、小型でしたがシロアマダイを3尾も釣っておられました。
因みに、アカアマダイは0でした。
今年はシロアマダイの釣果が多く、いよいよアカアマダイより多くなる気配すらありますね。

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