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2024年9月

2024年9月21日 (土)

超絶完ボ寸前のラストマジック

 

9月20日は大津(石田丸)に釣行。
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嵐を呼ぶ釣り師HEPPOさん(手漕ぎボートでまっしぐらリンク)がこの日に大津を予定していると聞く。
しかし、天気予報を見ると真っ赤かの風マーク。
さすがとしか言いようがない。

一方、好天気を呼ぶ五目漁師。
(嘘、暇なので好天気にしか釣りには行かないだけのこと)
まあいいけど、嵐を呼ぶか、良い天気を呼ぶか勝負してみようということでお付き合いさせて頂くことになった。

するとどうだろう、長期予報の風矢印がやがて赤がら橙に、そして黄色に青に変わってきた。
で、結局Go となった。

それでも昼からは南寄りの風が強くなる可能性が高いということで、今回も少なくとも1時には戻って下さいとの条件付き出艇になった。

前回の大津では1投目になんとドラゴン(120cm)、続いて2投目にサワラ(86cm)を釣っている。
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以前からサワラは釣りたかったが、このサワラは意図していなかったお客さんで大まぐれだった。
しかし、このことで以前新調早々に投げ込んだ虎の子のワームを何の手ごたえもなくスパッと切り落とした犯魚はサワラだったに違いないと確信する。

そこでアンカリングしたボ―トから効率よくタチウオ、いや今回は寧ろサワラを意識してワームやミノーを投げ込んで下層から上層までを広く曳いてくる準備もしてきた。
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もちろんスパッと切られないようにリーダーとワームの間には20cmのワイヤー入れている。

さて、ヤマダ電機前のポイントに着いたものの前回と違って、賑やかなベイト反応が見当たらない。
アンカーを入れているために直下に反応がないと無駄にジグをシャクルだけで釣れる気がしない。

そこで、例のワームを投げ込んで周囲を広く探ってみるがやはり反応は皆無。
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近くで天秤で狙っているHEPPO さんに聞いてみると、タッチーを2尾を釣ったがその後アタリが全くなくなってしまったのでアジ釣りに場所移動するとのこと。

しばらくして、五目漁師もとうとう諦めてタイラバで富士山根周辺を流すことにする。
ただ、富士山根方向に向かったもののタイラバを落としたくなるようなポイントが見つからない。
おまけに、コールタールを融かし込んだような凄い海水の色に気付く。
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これじゃタイラバは見えないだろう。
結局周辺ではタイラバを落とすことなく再びヤマダ電機前に戻る。

釣り始めて未だ一度のアタリすらないが、この時点で既に10時を回っていただろうか。
ベイト反応が見つからないままにアンカーを入れてまたジギングやワームの投げ込みを繰り返す。

いよいよ、少し秋っぽくなってきた空。
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魚探には、ワンピッチジャークの空しいジグザグがだけが左に流れていく。
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今日は中潮、潮止まりは12時過ぎ。
何か起こらないかと期待したが少し風が弱くなってきたことくらいで、これだったら3時までできそうなんだけどなー。
早上がりの1時までもう時間がない。
今年初めての超絶完ボ達成の12時半までもう10分もない。

覚悟して、完ボ記事ネタに写真でも撮っておこうと本日準備したルアーを横並びにして撮る。(他にタイラバもあり)
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最後にクーラボックスに役に立つことなくひっそりと佇む氷の証拠写真も撮っておこう。
と思いながら、これが最後と決めて、とっておきのワーム(COREMAN VJ-22)を投げ込む。

神様釣らせて下さい! と祈った割にはだらだらと放心状態でワームを曳いてくる。
やがてワームがボートに近づいてきた証拠としてラインが次第に急角度になってくる。

オヤっまた切られたかな。
急に軽くなったと思った次の瞬間、穂先がバタバタと暴れ出す。
なんだなんだ? 五目漁師、放心状態から目覚めて大慌て。
これは駄目かもしれない。
ラインは0.8号、リーダーは4号1m+ワイヤー20cm。
アオリイカ用のシャクリ竿なので穂先は結構硬い。
ヒューンヒューン、ガタガタと穂先は暴れまくり。

魚体が見えてきたのでタモを海面に入れるとまた潜っていく。
へたくそな、というよりも慌てているのでなかなか決まらない。
ギュイーンと潜られる度に神様を連呼する。
4回目にやっと収まってくれる。(73cm)
やったーっ!
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嬉しい。
神様サンキュー。
正にラストマジックだった。

本日使ったルアー。
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そして唯一の釣果。
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(73cm)

少し小型ではあるが前回のものよりも今回の方が脂ののりが良いような気がする。

先ずは、刺身。
しっとりと上品な味わい。
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さて、ネットでサワラのレシピを検索すると驚くほど種類が多い。
サバ科の魚で色や形は似ているが身質は全く別物で寧ろ白身魚に近く、上品でくせがないためにどんな料理にも合いそうだ。

さわらの蒸し物ネギソース
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さわらの和風きのこクリームソテ―
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キノコにうずもれてしまいサワラは見えないが

さわらのパン粉焼き
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アンカリングしたままで効率よくタチウオを釣るためにルアーを投げてみようというのは五目漁師の発想ですが、そこで何故ワームなのかについては今回話が長くなるので書きませんでしたが、そもそもは以前釣れなかったオオモリボートのカマス釣りに端を発しています。ただ、今回もそうでしたがメタルジグならまだしもワームは一噛みでお釈迦になってしまいます。考えものですね。

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2024年9月17日 (火)

お泊り釣行

 

9月14日は西伊豆は松崎に釣行。
カヤック仲間からのお声掛けで、伊豆高原の別荘に泊りながら2泊3日で釣りやBBQを楽しむ予定。

先ず初日は松崎の浜に集合。
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五目漁師は、またまた仲間の好意に甘えてカヤックをお借りするが、それがために乗用車に2台積みでカヤックを運んでもらう。
更に、積み降ろし共に慣れない五目漁師は邪魔にしかならず申し訳ないが後ろで見ているだけ、軽い荷物を持って後ろからついていくだけの不甲斐ない楽ちん振り。

6時に準備を完了して沖を目指して皆で出発する。
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いつも手漕ぎボートで使っている魚探もうまく仮付けできた

沖に向かいながら3艇は西側の特にカンパチなどの実績が高いポイントに、Mさんと五目漁師は前回(22年6月)五目漁師が3度も大物をバラした正面沖のポイントに向かう。

あの時は、どうやらこの辺りだったらしく、気をつかってくれたMさんからは五目さん今日はリベンジを果たして下さいと応援をいただくが、時期の違いもあるのか、今回はベイト反応が乏しい。
残念ながら頻繁に掛かてくるのは20cm台のチャリコやアヤメカサゴばかり。

そうこうしている内に、西側組からシロアマダイが釣れたとかオニカサゴが釣れたとかの情報が入って来たので、釣りながらカヤックを漕ぎ進めやがて彼らと合流する。
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その合流直前には既に40cm超えのシロアマダイを釣っている大物釣り師のHさんが、今度は立派なホウキハタ(55cm)を上あげたと聞く。
合流後に、早速そのポイント(水深65m)を教えてもらい、ご本人の目の前でビンビンスイッチモドキを落として柳下ドジョウを狙う。
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120gの自作ビンビンスイッチモドキ

するとこれが大当たり。
キターッ! Hさんの目の前でジリジリとドラグが引き出される。
しかし、底から引きはがそうとした矢先にバラシ。

最近のメーカーのタイラバを真似て小型の針(伊勢尼11号)を使っていたのが間違いで、掛かりどころが悪く身切れしたのであろう。
こんな小さな針で大型魚を上げるのはやはり間違いかなと後悔する。
結局、これが五目漁師のこの日の唯一の大物のアタリとなった。

その後やや強い風と、更には土砂降りの雨もあり、急いで今朝出てきた浜に戻りかけたが20分もすると風はそこそこ、雨の勢いも次第に収まってくる。
未だ釣りたい、これならできるかも・・・、釣りたい気持ちと空模様との押し引きの中で全速で漕いでいた浜に戻るスピードは次第に緩まってくる。
見ると周囲の仲間も同じ心境なのか、途中でドボンとルアーを落とし始めている。
オヤッ? カヤックの方向がいつの間にやら沖に向いているではないか。
やがて決心したかのように漕ぎスピードは逆向きに再び最高速に上がり、皆さん再び沖に集合だ。
あの広い海原で何の相談もなく一致団結、素晴らしいチームワークだ。

ポイント周りをうろうろしながら釣っていると、またHさんが何やら大物を掛ける。
はたから見ていてもその引きっ振りは青物であることがわかる。

今回はご本人はもとより皆さんカンパチを狙っていただけに、その正体がカンパチであることを期待しながら見物モード。
ラインブレークなど全く気にせず豪快なポンピングを繰り返し巻き上げる姿に目を見張る中、わずか数分でタモに収まったのは残念ながらブリ(85cm)だった。
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このサイズのブリを五目漁師のタイラバやジギングのリグ(ライン1~1.2号、リーダーフロロ4~5号)で巻き上げるには最低でも20分はかかるのにと思いながら後で聞くと、今回のためにワザワザ準備してきたというライン3号、リーダー50ポンド(フロロ16号相当)のスピニングタックルだった。
大物前提の性根が入った準備振りにあらためて感心する。

そろそろ昼前、このタイミングを機に、ルアーを落としながら少しずつまた浜に向かい始める。
今日は若潮、確か8時半前後が干潮時刻だったと覚えている。
早朝からしばらくは結構な潮流があったが今は止まったままで動かない。
アタリも殆どなくなってしまった。

途中、風と雨で退避しかけたこともあったが、結局一日十分に楽しんだ。
着岸の要領がわかっていない五目漁師は最後になってしまったが、ここで慌ててドボンしたり転んでしまうと腰巻タイプのライジャケが容赦なく膨らんでしまう。
朝から同じ姿勢で固まってしまった体でカヤックから飛び降りる際には細心の注意を要する。
皆さんに手伝ってもらい無事に浜に上がる。

さて1日目の釣りが終了した。
無事にボートから降りればそこでお終いの貸しボートと違って、カヤックの場合はここからの道具の後片付けや本体の水洗いなどが結構大変のようだ。

早く一杯やりたいし、温泉に浸かりたい、一方で雨も降ってきそう気配なので今晩予定していたBBQは止りめにして、ビールや惣菜の買い出しにgo!

そして、明日も釣りがあるので飲み会を始める前に冷蔵保存のための獲物の処理だけは終わらせる。
皆さんのクーラーボックスからは次々に素晴らしい獲物が出てくる。
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写真右側の小物の集まりがMさんと五目漁師の釣果

大物慣れしているカヤッカーがてきぱきと魚を捌いていく。
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お見事!

そして、釣った人も、小物しか釣らなかった人も平等に乾杯!
その後、延々と釣り談義に、少し酒が回ったあたりからはアフォウな冗談話が1時まで続いた。

翌日は2回目の釣りが続く。
体力が持たない五目漁師とビールと温泉が釣りよりも好きなMさんの両名は留守番がてら2日目の宴会用に釣り魚の料理を任せられる。

皆さんのお帰りの頃には料理も並んでお待ちかね。
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そして乾杯!
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この日も釣り談義、しゃべり過ぎて小腹がすいた頃には、握りにアラやカブトの塩焼き、
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そして再びアフォウな話で盛り上がる。

さて、釣り3日目の明日はどうしよう?
ビールと温泉で英気を養ったMさんにお付き合いできる人はいないの?
さすがに3日連続では誰の手も上がらない。

結局3日目は朝食をすき屋で済ませて解散。
皆さまお疲れさんでした。

五目漁師はかねてより予定していた熱海起雲閣で開催中の写真の個展に立ち寄って帰路につく。
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魚の人気はホウキハタ、思いのほか脂がのって美味しかったブリ、カンパチ、シロアマもオニも・・・全部。因みに、2日目の釣りでは30cmのカイワリも釣れましたし、4尾もワラサを放流したジギング名人も。とにかく皆さんよく釣られます。

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2024年9月13日 (金)

存分に食べたかったサワラ料理

 

釣りたい、釣りたい、そして食べてみたい、食べてみたいと思っていたサワラが先日(8月29日)、大津のタチウオ狙いの中で幸運にも掛かってくれた。

普段SLJをやっている際に、底でアタリがなかった場合には当てはないが突然速巻きに転じて冗談半分でサワラに期待したりしているが、この時は“ドラゴン来てね” で頭はいっぱいだった。
それだけに、浮いてきた魚体を見た時には驚きと共に、疲れかけていた両腕の筋肉が引き締まった。

サワラはブリなどと同じく出世魚で関東では50cmを超えた辺りからサワラ(それ以下はサゴシ)と呼ばれ、最大で1.2mにもなるらしい。
四苦八苦してボートに上げた時から80cm近くはありそうだとは思っていたが、石田丸さんに計って頂くと86cm、立派なサワラサイズだった。

さて、以前伊東で釣ったサゴシの塩焼きが美味しかったので、以来まともに食べてみたいと思っていた。
老夫婦2人暮らしにとっては有り余るサイズではあるが、今回はこのサワラのまるっきり1尾完食の料理をとりあえず記念に並べて見た。

先ずは、釣った日にドラゴンと一緒に刺身と炙りで頂いただいた。
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サワラ(鰆)の旬は読んで字のごとく春と、更には一番脂がのった冬らしい。
では、夏はまずいのか? 確かに刺身で食べてみた限り脂ののりは良くなかった。
だが、しかし、不味い鯖の様に酸味で満たされているわけではなく、癖がなく、素直でしっくりと柔らかい上品な身質に、これなら料理次第だなと感じる。

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冷凍保存用

釣った日に2,3日中に頂く冷蔵保存用と数週間以内に頂く冷凍保存用に分けたが、下手くそな捌きでがっつりと骨周りに残ってしまった身を塩焼きにしていただく。
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確かにホッケの塩焼きの骨周りから身をはがして頂くあの美味さではない。

あくる日は、じっくりとタレに付け込んで竜田揚げに。
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こうなると染み込んだ濃い味付けにふっくら食感が美味い。

3日目にはオニカサゴなどの根魚や五目漁師も大好きな大物魚のハラミ(良く言えばドラゴンとサワラの大トロ)を塩焼きで頂く。
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そもそもここは脂の塊なので脂ののりなど関係なくうまい。

さて、次からは解凍サワラになる。
ゆっくり時間をかけて解凍した切り身を軽く炒めてチリソース。
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素直なサワラの身質と甘ピりのチリソースがよく合う。

因みに、ヨメサンは脂っこいものは好まず、例えばマグロのトロなどには決して手を出さないし、アカムツよりもシロムツ大歓迎派なのでこれくらいが丁度良さそうだ。

五目漁師は自分なりの料理ができないために必ず料理本や最近ではネットで紹介されているレシピに頼る。
サワラに関してはレシピの多さに感心してしまうが、そんな中で必ず登場するのが柚庵焼き。
ここではシーズン中に買って冷凍保存している柚子を取り出して、タレを付けながら焼いたサワラに添える。
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丁度春先に新芽を吹きだす木の芽の狂い吹きがあったので、なんでもありで飾ってみる。
ミョウガは甘酢に漬けたもの。
こうなると、もう少し脂ののりが欲しいと感じる。

次はたっぷりの香味野菜をのせた照り焼き風。
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この日の釣りは台風到来の心配からいつもより早い1時上がりだったこともあり、石田丸の女将さんから嬉しいことに乾燥昆布をいただいた。
ヨメサンの提案でサワラの酒蒸しに頂いた昆布の佃煮を添えてみた。
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さて、最後に切り身が3切れ、中途半端に余ってしまったので切り身と自家製ピクルスとオリーブのソテー。
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これで、丸々1尾を完食。
脂は確かにのってはいなかったが、総じて美味しくいただけた。
サバ科の魚らしいが癖のない、どちらかというと白身魚に近くどんな料理にでも合うために料理次第で美味しくいただける魚と感じた。



手漕ぎボートでは、なかなか狙って釣れるものではさそうですが、ジギングタチウオなら同時に狙える魚なので、今度は是非狙って釣ってみたいです。

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2024年9月 8日 (日)

久し振りに伊東の海の様子見

 

9月7日は伊東(井上丸)に釣行。
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当日になるまで昨日の予報など全く関係ないというほどに大きく変わり続ける天気予報に翻弄されてやっと今日になった。

天気予報に関しては、一般的(旅行や野外行事など)には晴れか雨かの注目度が高いが、風の強さや方向は二の次であろう。
天気要素の中でも、風の予報が一番難しいことは分かるが、釣り師からみるともう少しなんとかならないの! とついつい嘆きたくなる。

さて、海の家が忙しい海水浴シーズン中はボートの貸し出しは休業状態であった井上丸。
やっと再開したが、この間、もう1ヶ月も海の様子がわからず、カイワリは?フグは?サバは? と気になる中で、自分的には変化があまり気にならないタイラバとジギングの流し釣りで一旦様子見をすることにした。

といっても、コマセ釣りをするわけではないので、今日も一緒になったKさん(コマセ釣り)の釣果次第で次の釣りを決めるといったガン見の日和見作戦だ。
うしし、Kさん頑張って!

天気を待った甲斐があったのか、なかったのか、今日は寧ろ風がなさ過ぎてボートが流れてくれないのではと心配したが、潮流で良い加減に流れてくれる。

しかし、意に反して1か月前に比べるとベイト反応が薄い。
やっと見つけた反応の中にビンビンスイッチモドキを入れてゆっくりと巻き上げてくるとガツン!
手元に響く急なアタリに反射的に合わせを入れてしまった。
ジギングと交互にやっているとよくやる間違いだ(?)。

通常のタイラバに比べるとヘッドに並ぶようにラバー部があるビンビンモドキでは、ラバー部にまとわりつくジラセアタリよりも、一気にガツンとくるこの手のアタリが多く、ついつい咄嗟に合わせてしまうが、もしかしてこの動作でもよいのかもしれない。

ここは逃がした魚を追うべく直ぐにモドキを落とし直す。
すると、やっぱり食い直してくれた。

上がってきたのはオオモンハタ。
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ベイトの真っただ中にルアーを入れて掛かってくるのはハタの中でも、きってのフィッシュイーターと言われるオオモンハタが多い。

この後は少しずつマリンタウン方向に流していく。
途中何度かアタリがあったが掛かるまでには至らない。

9時過ぎになってカイワリポイントのKさんの様子見にお伺いすると、結構アタリはあるものの、カイワリが小さいとのこと。
動向が気になるフグはどこかに行ってしまったのか居ないらしい。
もともと秋口に盛んな魚なのでこの高い海水温(今日は28℃)から退避中なのだろうが、もう戻って来るな!

さて、続いてマリンタウン側に近づいていくと多くのセーリングクルーザーが行き来しているのに気付く。
やがてプホーンのエアーホーンの音と共に下手くそに並んでいた12、3艇のセーリングクルーザーが弱い風の下、これもまた一斉にとは言い難いが上(カミ)マークを目指してスタートラインを切っていく。
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上、サイド、そしてスタートラインの内側に三角形に打たれたブイを恐らく2周するレースの始まりだ。
五目漁師も昔やっていたのでわかっているが、彼らは今はボートから遠ざかっているが、やがて90度のタックを入れてこちらに向かってくる。

不運なことに3つのブイからなる三角形のエリアが、ここでマダイを狙おうと昨夜から作戦を練ってきたエリアをすっぽりと覆ってしまっている。
どうしよう。
ただ、今は悩むより先に、先ずは彼らが向かってくる前にこのエリアから離れないと巻き込まれてしまう。
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上マークのブイを回るレース艇

一番安全な上マークの風上側は、恐らく水深が60m以上もありそうなので手漕ぎボートのエリア外になってしまう。
仕方なく、期待していたこのエリアでの真鯛狙いは諦めて、朝釣った港方向に再び向かうことにする。

途中、中層で掛かってきたメジはリリース、
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そして同じく中層で大物をかけたが、ググッ、ジジッとドラグを引き出されながらの攻防の末にバラシてしまう。

しばらくしても残念なバラシの余韻を引きずりながらジグをワンピッチジャークで巻き上げていると、再びアタリ。
今度も結構な引き。
ここは慎重にいこうとドラグを寧ろ少し緩める。

たまに思い出したように穂先が引き込まれるが、多くは重量感のみなので多分ハタだろう。
海中に浮かんでくる魚影はいつも一回り大きく見えるが、予測適中のハタだ。
我が家では一番歓迎されるハタ、しかもでかい。
朝方、大型のホウボウを不用意に抜き上げようとして船べりに当てて逃げられていることもあり、少し離れて風上側に浮かんだアオハタを慎重引き寄せながらタモどりする。
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やったね。
情けなくもまだ先のバラシの無念さを引きずっていたが、あの大物のバラシがあってこそのこのアオハタ、と自分に言い聞かせる。

今日は1時が干潮。
出発前から干潮の前後は風も緩むことになっているのでじっくりと攻めようと考えていた港前の根回りをコマセ釣りを終えてやってきたKさんと一緒に流す。

ここでもやや大物の中層バラシが1度あったが、結局、イトヨリとホウボウを掛けて納竿。
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今日は、最初のオオモンハタを除いてはジギングの釣果だったこともあり、底よりも中層で掛かることが多かった。
で、今日の釣果はこれ。
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カイワリ×3はKさんからの頂き物

因みに、Kさんは小型のカイワリの多くはリリースしたと言いながらもカイワリ、真鯛、ハナダイなど、さすがの釣果。(写真は撮り忘れ)
お陰でカイワリをいただく。

次の日の昼食にアオハタのカマの塩焼き。
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夕食にアオハタのカルパッチョ、
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オオモンハタのムニエルバジルソース。
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カイワリは群れが変わって小さくなったようですが、フグがいなくなっているのは朗報ですね。

昨年は青物がさっぱりでしたが、今年はどんなシーズンになるのか楽しみです。
天気次第ですが、次回はカヤックの仲間と西伊豆釣行を予定しています。

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