-300mから-30mに逃げてなんとか帳尻合わせ
7月5日は網代(亮知丸)に釣行。
久しぶりの中深場、
何人かをお誘いしたが急(前々日)でしかも平日となるとやっぱり難しい。
できるだけ避けたいがまた一人釣行になってしまった。
前回もそうだったが、亮知丸のお兄さんに聞くと最近はアカムツがさっぱりらしい。
中深場のターゲットは間違いなくアカムツだろう。
伊東のカイワリ釣りでマダイや時にはアマダイなど意外なお客さんが釣れるとカイワリより嬉しいことはあるが、アカムツ狙いの中深場では、恐らくアカムツ以上に嬉しい魚はいない。
今日も1尾でいいのでとにかくアカムツが欲しい。
と言いながら、実は早朝に五目漁師が狙ったのはキンメダイだった。
カヤックの仲間が先日ジギングで10尾(で打ち切られたようだが)のキンメを上げていらっしゃる。
場所は違うが、なら自分もと思うのは当然のことで、ジギングでは自信がないので扱いにくい5本針胴付き仕掛け/サバタン餌を入れ、5尾掛かるまで5分待って上げることにした。
手持ちにすると小心者の五目漁師は、アタリがあると待ちきれずに巻き上げてしまうので、あえて置竿にして待つ。
水深300m弱。
このポイントは、いつもならオキギスやユメカサゴが結構頻繁に食ってくるはずなのに、今日に限っては穂先はピクリともしない。
そんなに待てるかなと心配していた約束の5分も過ぎてしまったので、取りあえず巻き上げにかかるがどうやら何もついていないようだ。
3回(水深があるのでこれでも優に1時間超)やってみたが結局、ここで釣れたのはギンメダイが1尾のみだった。
これもアタリがない一つの要因だったかもしれないが、上潮が速くボートがどんどん流れて釣りにくいので、早々に諦めていつものポイント、200~250mに場所移動する。
こちらではポツリポツリとアタリはあるもののユメカサゴやスミヤキにやっと小型のクロムツ。
潮が緩むだろう干潮時刻(10時24分)迄待ってみようと思っていたが、辛抱できなくなってジギングで根魚や真鯛を狙ってみることにする。
しかし、水深90~100mの実績ポイントではあるが、ここでもノーバイト。
直ぐに諦めて今度は宇佐美へと続く岸沿いでアカハタを狙ってみることにする。
今度は、一気に水深は25m~30m。
しかも岸側に向かってスイミングジグ+ワームをキャストするので-15m位の深さからボートの際迄ただ巻きで曳いてくる。
巻の速さでゴロタや海藻の直ぐ上を曳いてくるつもりではあるが、慣れていないのでこの感覚が難しい。
当然のことながらボートの近くでは急角度の回収になるので惰性で早巻きしている時だった。
いきなり、スピニングリールがジジーとドラグ音を発しながら引き出される。
なんだなんだ! こんなところで、青物? デカサバ?
ラインは0.8号だが幸いにして既に回収の途中、しかもその後半だったので海底とのクリアランスはかなりありそうだ。
サバでもなんでもいいから姿は見せてくれ。
巻き上げ後半になると、左右に揺れたり回ったりするのでやっぱり鯖かな?
しかし、見えてきた魚影は黄色っぽい。
タモに入ったのはびっくりのオオモンハタ(47cm)だ。
さすがにフィッシュイーターのオオモンハタ、底から追ってきたのか中層でハンティングの最中だったのかはわからないが、深場の底で掛けて揚げてくるいつものハタとは全く違う元気な引きが楽しませてくれた。
興味深いことに、この時に付けていた無色のワームはこの後は、投げる度にフグに食いちぎられて上がってきたが
上が、ハタが食ったワーム。
(対象魚:ハタ、ソイ、アイナメと明記してあるがフグはない。)
甲殻類?を模した黄色と橙色ワームは一度もそんなことはなかった。
鉛やタングステンのジグやタイラバに節操もなく食らいついてくるフグ野郎にも、ひょっとしたら好き嫌いがあるのかもしれない。
何れにしても珍奇な形に嫌気の反応をしているのか、もしかして浅場なので色に反応したのかはわからないがジギングやタイラバにフグ避けとして応用できないかなと考えたりしている。
最後は、再びジギングとタイラバに戻り真鯛を狙ってみたがアタリは一切ないままに終了。
で、本日の釣果はこれ。
なんとかオオモンハタが帳尻をを合わせてくれたが、どうしたんだろう中深場。
さて、我が家ではヨメサンが釣り魚料理に使うハーブなどを庭の片隅や植木鉢で栽培してくれている。
寧ろ魚をどう料理するかはその時々の旬のハーブに合わせるくらいだ。
少し前は木の芽、その後はイタリアンパセリやバジルなど。
今日も料理の前にバジル、しし唐辛子、タイムなどを揃える。
昼には、先ずは冷凍していた真鯛を解凍して鯛ソーメン、
夕方にはタイムを効かせたハタのトマト煮と
バジルを使った唐揚げプロバンス風。
ハタは我が家では一番好む魚。
これくらいのサイズになると、真っ白い身がプリプリとして実に美味しい。
料理の美味い不味いは人それぞれなので言わないことにしているが、ハタは誰が食っても美味いはず。
そして、最後は少し前に料理したものになるが、Tnさんに頂いたデカマアジのサワーソース。
Tnさんご馳走様。
中深場のポイントではいつもアカムツを狙っている乗合船を見かけるのですが、今日は周りに船は一切なし。
今は、恐らく初島方面のイサキ釣りで忙しいのだとは思いますが。寂しい限りでした。
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水深300mから30m!すごい大移動ですね。というか、そんな多彩な水深の釣りを全部こなす人はいないので、五目漁師さんだけが実現可能な釣りでしたね。見事なオオモンハタおめでとうございます。
投稿: paiatown2013 | 2024年7月 7日 (日) 00時22分
paiatown2013さん、おはようございます。
ネットをチェックしていると、どんどん釣りの(自分にとって)新しいシーンが飛び込んできます。
物好きな私にとってはあれも釣れる、これも釣れると直ぐにやってみたくなります。
釣果は見るほどについてきませんが、初めてのことをするのは楽しいですよね。
特に、ルアーの釣りはバリエーションが広く、それに伴い小道具を揃えるのも面白いですよ。
投稿: 五目漁師 | 2024年7月 7日 (日) 05時22分
おはようございます
魚は何処にいるのか??
黒潮に流され東北にでも行ってしまったのか
何か自分の事のように読ませていただいた釣りでしたね
300mから30mは私なら藁にも縋る想い
この一匹があるから続けられますね
好きなだけでは続かないのも釣り
私もこの一匹があったので、火は残っています
今日はケータ君親子、大津でボート釣り
ポイントや風の事など、おせっかいかもしれませんが
南西の風が吹き始めたら上がるようにと
昼までの釣りかも知れません
浅場に回遊してくる大アジなど期待です
美術館にいても、絶えず風が気になりますね
投稿: 趣味人たけ | 2024年7月 7日 (日) 07時05分
趣味人たけさん、こんにちは。
そもそも魚が居ない。
魚はいるけど食ってこない。
カイワリに関してはHEPPOさんなどの水中映像で状況が見えてきましたが
中が見えない中深場は一体どうなっているんでしょうね。
潮が速すぎると釣りにならない(居ても食ってこない)ことは浅場以上に顕著だと思っています。
おっしゃる通り、一日四苦八苦して1尾を引き出せるかどうかが釣りの醍醐味ですね。
一日やって駄目でも、最後の10分があれば釣りになることもあります。
上野、見せていただきました。
恐らく水彩と明記された作品はたけさんのだけだったと思いますが
あのシーンは水彩でこそと思いながら拝見してきました。
投稿: 五目漁師 | 2024年7月 7日 (日) 11時42分
メインのビジュアルにビックリです!
”メールを送信”ボタンが見つけられませんで・・・
海開き前の伊東、07/09か07/10の予定でしたが予報が悪くなりダメそうです。
ご一緒に海に浮かびたかったのですが残念です。
20:24年夏が終るまでは川奈、真鶴、大津の海に浮かぶつもりです。
Ps.大アジも五目漁師様の手にかかると幸せそうです😲
投稿: Tn | 2024年7月 7日 (日) 21時31分
Tnさん、こんばんは。
気付きませんでしたが、スマホだとメール送信ボタンが表示されないのかもしれません。
(PC表示モードにしていただくと表示されると思います。)
アドレスは以下の通りですのでよろしくお願いします。
(gomoku-ryoushi@sea.nifty.jp)
昨日は75cmの大マダイ、今日は2k超えのクエが何れも手漕ぎボートで上がりましたね。
私もなんとか12日までにもう一度出たいと思って予報をチェックしているところです。
投稿: 五目漁師 | 2024年7月 7日 (日) 22時19分
こんばんは。
お悩みとのことでしたが、網代へ足を運ばれたのですね。あれだけのタイを釣られたらしばらくタイはよいでしょうからね。
今回はターゲットはキンメ+アカムツ狙いとのことでしたが、見切っての浅場でオオモンハタキャッチはいつもながらお見事です。
網代はポイントが良くわからなく、釣れのTさんもあまり行ってくれないところの1つですね。やすごいですね。かぬ
料理の写真が以前から華やかでしたが、最近特に凄い気がする原因の一つには付け添えられている野菜やハーブが増えてるからなのでしょうかね。
投稿: まっく | 2024年7月 8日 (月) 04時26分
まっくさん、こんにちは。
そうなんですよ、まっくさんがワラサを釣ったりされて今は伊東も面白そうで迷ったのですが、長らくご無沙汰している中深場釣りにしました。
その後伊東では、また大マダイや昨日はクエまで上がってますます盛り上がってますね。
網代に私が行くのは平日が多く、他の釣り師の釣果を見たり、話したりする機会が少ないので、なかなか中深場以外のポイントの情報が入らず未だにどこを釣ったらいいのかわかりません。
魚がいないところではないと思っているのですが。
亮知丸は手漕ぎのエリア制限が厳しいので、それも釣果が今一つの要因ですね。
水、木釣行の時にはまたお付き合いよろしくお願いします。
一緒にポイント探ししましょう。
投稿: 五目漁師 | 2024年7月 8日 (月) 09時33分