伊東の根魚の揃い踏み
6月6日は伊東(井上丸)に釣行。
最初の予定(3日)が天気やボートの都合で順延になり、とうとうこの日になってしまった。
イライラは募ったが結果的には(予報では)天気はベスト、久し振りに東京に住む弟と同行することになった。
待機中にはイライラの一方で、マダイやハタの大物の他にドラゴンまでもが脳裏に浮かんでくる。
やっとその朝がやってきた。
お店で待ち合わせる予定だった弟は、はやる気持ちが行き過ぎたのか高速の出口を1つやり過ごしてしまい逆走、いや戻るので30分ほど遅れるらしい。
お店を1人できりもりするお兄さん、今日はエンジン艇に加えて仕立て船の出艇準備などもあって忙しそうだ。
五目漁師は浜に並べられたボートを自分で蹴り出して、先ずは近くのポイントから順に北側(カイワリポイントの沖)に向かう。
最初のポイントでベイト反応の真っただ中にタイラバを落としていくと、直ぐに掛かってきたのはオオモンハタ。
このオオモンハタ、一時は良く釣れていたが、最近ではイメージが薄れてアオハタに取って代わられたように思っていたがいるじゃないの。
久しぶりだね。
気のせいか少し瘦せている。
同じところで今度は別の意味で珍しいアカハタ。
エンジン艇で行く伊東沖の手石島周りでは良く釣れているが、五目漁師が伊東でアカハタを釣ったのは初めて。
先のオオモンハタやアオハタと同様にハタの仲間の中でも魚種の入れ替わりが盛んに進んでいる気がする。
ここまでは調子が良かったがこの後はアタリが遠ざかってしまう。
そろそろ風向きが北寄りから南寄りの変わるタイミングであろうか、海面は正に湖面以上に湖面らしく、どう見ても魚が掛ってくれそうには思えない。
水温はいよいよ22℃台、しかし先のポイント以降はこの時期にしては珍しいほどベイト反応が見当たらない。
やっと見つけた中層の線状の反応にジグを入れるとやっぱり奴だ。
間違ってタイラバを入れようものなら直ぐにこんな風に裸のビンビンにされてしまう。
カイワリポイントには井上丸の白いボートが並んでいる。
どうやら真ん中が弟のようだが、先程ライン電話で話したところカイワリはまだ3匹らしい。
居てもなかなか釣れない難しい魚なので頑張れ! と励ましたつもりであるが、居るのに釣れないのは下手くそなだけだよと言いたげにも聞こえただろうか?
(自分のことを棚に上げて)それを言った五目漁師の気持も微妙。
その後、五目漁師に久しぶりに掛かってくれたのは、なんとオニカサゴ。
これは嬉しい。
この時点で9時過ぎ。
まあまあのペースではあるが、このころから少しずつ南寄りの風が強まってくる。
昨晩の天気予報では終日風は弱く、晴れとなっていたが、実は五目漁師が寝静まっている間に予報が変わり11時ころから南東風が強まり、しかも昼過ぎには小雨模様と変わっていた。
やっぱり寸前の予報が当りかな、念には念を入れてチェックしていたのに、これじゃ役立たずの予報だわなと嫌味の一つも言いたくなる。
天気予報では数値予報の中でそれぞれの区域特有の修正を加えているが、伊東の予報では特に南寄りの風が吹く時には予報以上に強い風になることが多いように思っている。
アンカリングしてカイワリなどを狙っている時にはこの風が神風になることもあるが、流し釣りでは厳しい風になる。
五目漁師の場合、真鯛狙いではベイト反応はあまり気にせずにポイント周辺を総なめにするように風上に漕ぎ上がって、流して、また漕ぎ上がって流してを繰り返す。
今日の様に強い風の下では腰にヒビが入りそうなほど力を入れてよいしょこらしょと、例えば10分掛けて切り上がっても流しは2分(2投)で終わりといった具合になる。
しかも、疲れ切って漕ぐのを休もうものなら、どんどんとボート乗り場から離れる方向流されるために一時も休むわけにはいかない。
弁当のおにぎりを食べる時も、オールから手を離してさっとオニギルを掴んだらさっと頬ばって直ぐにオールを手に取り直すくらい急がないと、漕いだ分を直ぐに流されてしまう。
こんな状況下ではタイラバの巻きが重たくなるのでアタリもとりにくくなる。
そんな中で久しぶりに掛かってきたのはウッカリン。
流れに逆らって上がって来たので、巻きの重さから期待したほどのサイズではなかった。
その後も漕いで漕いで疲れ果てた中でやっとアオハタ。
その間、イトヨリがポツリポツリと釣れてくる。
さすがにもう上がりたくなってくるが、お兄さんが忙しいために今日に限って3時半までOKですよと言われている。
いつもより30分の時間延長が恨めしいほどだったが、沖上がりの頃には風も静まり、これならもう少しやりたい気分で逆に時間を惜しみながらギリギリまで釣って終了。
釣果は弟がこれ。
(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)
途中でカイワリポイントの方向から歓声が聞こえてきたが、この真鯛が上がった時だったようだ。
最近、伊東で良く釣れるオオアジはクロアジが多いが今日のマアジは金アジで美味しそう。
そして、五目漁師の釣果はこれ。
(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)
下からオオモンハタ、アカハタ、アオハタ、ウッカリカサゴ、オニカサゴ
オオモンハタを除いては、皆30cm程度の小型ではあるがなんと無駄なく1尾ずつが揃った。
多魚種を誇る伊東の海の一面がうかがえるが、あとはマハタが加われば普段伊東で釣れる根魚としては完璧な揃い踏みであろうか。
ウッカリンの姿造り、
文中の写真にあるように、本日の根魚の釣果は全て自作ビンビンスイッチモドキでした。
今日は従来のタイラバは使ってませんし、ジギングは色が剥げて半分鉛色のTGベイトGGでしたので公平な比較にはならないとはいえ、五目漁師のビンビン頼りがいよいよ強まりそうです。
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自作のビンビンスイッチもどきが素晴らしいですね!高級根魚大漁おめでとうございます。
私もふだんマダイ釣りをしていると、いろんなベイトの群れが通り過ぎて行きますが、あそこにルアーを落とせば可能性が広がるわけですね。とりあえず次回はダイソージグでも準備してやってみようと思います。
投稿: paiatown2013 | 2024年6月10日 (月) 12時07分
paiatown2013さん、」こんばんは。
私にとってはトラウマの観音崎ですが挑戦したい気持ちはありますね。
ただ、アンカーを打たずにあのエリアに1日止まるのは既に体力的に無理そうです。
アンカーでボートを止めておいて是非やってみてください。
根魚は難しそうですが青物やコマセに寄ってきた真鯛ならチャンスがありそうですね。
投稿: 五目漁師 | 2024年6月10日 (月) 20時50分