残念!アカムツ狙いがシロムツ一色に
5月26日は網代(亮知丸)に釣行。
3バイある亮知丸のエンジン艇は人気があり、土日は1か月以上も前から予約で空きがなくなってしまう。
このために、天気が見えてくるまでは手を出せない五目漁師には週末に乗るチャンスはない。
と思っていたのに、今度の日曜日に限って1週間前になってもまだ3バイとも空いている。
こんなことは初めてのこと。
津波の日とか、海賊の日とか、いやお魚愛護の日とか何か誰も乗らない理由があるのだろうかと、怪しげに思いながら予約状況の表をチェックしていると、4日前になってやっと1パイが埋まった。
ヤバイ!覚悟(?)した五目漁師も慌てて予約を入れると残る1パイにも直ぐに予約が入り、あっという間に満パイになってしまった。
当日、亮知丸のお兄さんに何かあったの? と聞いてみたが、うーん今回に限ってね・・・ということで特段の理由はなかったようだ。
土曜日はともかく、日曜日なら今後は狙える兆しかもしれない。
4日前と言えば、五目漁師としてはややお手付き気味ではあったが、幸いにして以後天気予報は寧ろ良くなる方向に変わり当日は一日中今までにない好天に恵まれた。
そんなこんなで、週末にしか出られないと思い当たる仲間にはお声掛けしてみたものの、皆さん釣り〇〇なだけあってこんな日にちが迫ってから釣り予定がないお方などは居なく、結局は1人行になってしまった。
さて、今回は釣りの内容はないし、写真も殆ど撮っていないので早速釣果からいこう。
もちろん狙いはアカムツの一点張りだった。
にもかかわらず釣果はこれ。
奥の方にアカムツ狙いの外道の代表、ユメカサゴ*、オキギスやスミヤキも見えてはいるが基本はシロムツ一色。
食べれば、癖のない白身の美味しい魚ではあるが、サイズがサイズだけに水深200mでは、殆ど引きが感じられない、(そもそも最大サイズが25cm程度なので)これ以上の大きさは期待が持てないなど、釣って楽しい魚ではない。
阪神の岡田監督風に言えば、
おーん、シロばっかりやからな、こんなもんばっかり釣っとったらあかんわな、おまえ。
ここでアカがひとつでも混ざっとったらな、お前。
期待しとったが、自然のことやからとゆうてもこんな不調が続いたらな、お前。
おーん・・・てところだろうか。
書いてもアクセントなんかは関西人にしかわからんやろな。
知らんけど。
で、シロムツばかりだったが実は一投目マジックか!? と早々に気持ちを高ぶらせてくれたのはこいつだった。
アカムツ用のドラグ設定では滑ってばかりで巻けないので、少しずつ何度も締め直しながらやっと上がって来た。
途中からは奴かなと懸念はあったが、せめて写真でも撮ろうとカメラを探しているうちに幹糸まで切って落とされ安くはない錘ともさようなら。
幸先悪し。
次にもう一度こんなのが掛かったら直ぐに場所替えをしようと思っていると、あに図らんやこのシロムツモードに入ってしまった。
なんとかしようと、この海域での五目漁師の実績から魚探にマーキングしている数か所を巡ったが、どこに行っても今日はシロ一色。
出艇前に亮知丸のお兄さんに聞いたところ、ここにきて色んな魚が釣れてますが、アカムツは何故か釣れてないようですと言われた通りになってしまった。
-250m~-300mの中深場ともなると、仕掛けの上げ下げに一回当たり最低でも15分~20分はかかってしまう。
そんな中でこの数だから正にシロムツの入れ食い状態だったと言える。
今まで、魚が掛っているかどうかがわからず、何となく怪し気に上げてくるとシロムツが釣れていることが多かったが、おかげで今や微妙なアタリをとって、これはシロムツ、これもシロムツと確信して巻き上げてこられるシロムツ名人(殆どがシロムツなので当たってあたり前なのだが)になった。
網代は午前中が比較的静かでも昼を過ぎると南寄りの風が吹き始め、岸側に戻ることが多いが、今日は珍しく一日中静かな海況が続いた。
しかも、海面や逆に底だけの潮流もなく、水深300mでも100号の錘が殆ど真っすぐ落ちていくほどの状況だった。
実はアカムツ期待が大きかったのには理由がある。
釣行前に調べてみると、これは今回と2日違いの昨年、5月24日の釣果写真。
ついでに、この日の伊東港の潮回りを今回の潮回りとを比べてみたがよく似ているではないか。
本日、2024年5月26日の潮汐図
(SmailNetBBSのホームページよりコピー&ペースト)
昨年、2023年5月24日の潮汐図
(SmailNetBBSのホームページよりコピー&ペースト)
単純だが、こんなものを見ると期待が膨らまないはずがなかったというわけだ。
朝一、出艇の前にスロープで立ち〇〇をした時に今日は濁りがきつい、これでは海底では餌が見えないかもとの心配をしていたことを思い出す。
水圧変化のせいではあるが、シロムツのあの飛び出た目玉に秘密があるかもなどと、なんとかシロ1色でアカムツが釣れなかった理由を見つけたがっている五目漁師。
話は変わるが、今日はカヤックの仲間が西伊豆で釣っているので、帰りに早川のセブンイレブンで合流することになった。
お見せしたいものがあると聞いて、大物でも釣られたのかなと楽しみにクーラーボックスを覗き込むとなんとこれ。
全体的には不調だったが、最後のわずか30分の時合いで2尾掛けを含め立派なアカムツが4尾(一尾は既に嫁入り)だったとのこと。
シロじゃ束になってかかっても勝てないアカムツが羨ましい。
で、幸運にも食味関してはアカよりもシロがお好きなヨメサンに胸を張ってシロムツ尽くしの料理をご馳走する。
シロムツのバジル&イタリアンパセリソースのカルパッチョ。
続いてシロムツのひすい和え、
そしてシロムツとユメカサゴ*の唐揚げレモンソース。
陽気良し、海況良しの申し分のない日和でしたが正にどこに行っても直ぐにシロムツが釣れてきました。着底すれば直ぐに、そして2尾掛けも何度かありました。アカムツが居ても先にシロムツが食ってくるのでしょうかね。もちろん、棚も底から5mくらいまでは探ってみましたがいつでも、どこでもシロムツでした。
*:コメント欄により間違いのご指摘があり、アヤメカサゴをユメカサゴに修正しました。 (24.05.28 20:03)
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私もあのエリアの中深海釣りも好きなのでいつも楽しみにブログ拝見してます。一つ気になったのですが遠目の写真なので違ってたら申し訳有りませんがアヤメカサゴでなくてユメカサゴ(ノドクロカサゴ)ではないでしょうか?前もブログで気になったので連絡させて頂きました。これからもご活躍を楽しみにしてます。
投稿: JS | 2024年5月28日 (火) 14時10分
前回ブログで名なしの投稿になってしまい、すみません(^^;今回はちゃんと名前が入っているのを確認しました。
アカムツは残念でしたが、シロムツ大漁で奥さんに喜んで頂けたのはよかったですね。それにしても潮回り含め、同じような条件なのに不思議ですね。魚の食い気スイッチは何が原因なのか、釣りをやればやるほどわかりません。
私の場合、潮が早い時間に食わせることができないか、というのが最近一番の課題になってます。早い潮でもたまに食ってくるので、どういう仕組みで食うのか食わないのか、全然わかりません。
投稿: paiatown2013 | 2024年5月28日 (火) 18時48分
JS さん。初めましてこんばんは。
ご指摘ありがとうございます。
おっしゃる通りユメカサゴの間違いでした。
以前にもあったとは気づきませんでした。
同定の間違いというよりも不注意でした。
JSさんもあのエリアでアカムツ狙いでしょうか、私はいつもは平日行ですのでポイントで他の方とお会いする機会が少ないのですが、お会いできればポイント共有など是非させていただきたく、今後ともよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2024年5月28日 (火) 20時15分
paiatown2013さん、こんばんは。
実は、 paiatown2013さんだろうとは思ったのですが、もし間違いがあれば失礼になるので念のために?さんにさせていただきました。
潮汐模様は同じように見えますが、実は同じ中潮でも今回のは満月に近い中潮、昨年のは新月に近い中潮なんですよ。
月が見えないお魚がこの違いを感じられるのかどうかはわかりませんが。
昔ダイビングをやっていた時に見かけた海中風景ですが、ダイバーも岩に捕まっていないと流されてしまうような潮流の中では魚も潮上に向かって必死になって泳いでいました。
餌を捕食する余裕もない様でした。
観音崎の流れの中ではこのような状況だと思います。
真鯛とかよりも泳ぎの速い青物とかの方が釣りやすいというのはないでしょうか。
投稿: 五目漁師 | 2024年5月28日 (火) 20時40分
五目漁師さんこんばんは。早速ご返事有難うございました。数年前になりますが風の無い日を狙って手漕ぎボートであの湾の外の水深200m位の所まで片道一時間以上漕いでアカムツ狙いに何度か行ってました。ユメカサゴはよく釣れましたので。(深海ザメも)。アカムツは水深180m位で釣れましたよ。さすがに今はうるさいので手漕ぎボートでは行けないのと電動リールバッテリーが放電で壊れた為、残念ながら中深海へは行けてません。私もメインが網代で天気(風)次第で一人の時は平日にも行ってますのでお会いする機会があるかも分かりませんね。こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
投稿: JS | 2024年5月28日 (火) 22時11分
『ダイバーも岩に捕まっていないと流されてしまうような潮流の中では魚も潮上に向かって必死になって泳いでいました。』
なるほどー!海の中はそんなことになっていたのですね。ありがとうございます。
泳ぐ力の強い個体通りかかった際に目の前にたまたエサがある、とか奇跡が起きないと釣れないわけですね。うーん。。。
投稿: paiatown2013 | 2024年5月28日 (火) 23時24分
JSさん、こんばんは。
そうですか、私も以前は福浦の手漕ぎで-280mまで漕ぎ出てアカムツやクロムツを狙っていました。
あんなところまで手漕ぎで行く釣り師は私とその時に付き合って下さった方と2人くらいでしたがクロムツやユメカサゴは結構釣れました。
網代では亮知丸さんを利用していますが、手漕ぎでは定置網の外側には行けませんので
どうしてもエンジン艇をお借りすることになります。
風が強まってきた時には定置周りをうろうろしていますのでお会いできれば嬉しいです。
投稿: 五目漁師 | 2024年5月28日 (火) 23時40分
paiatown2013さん、こんばんは。
魚の気持も能力もわかりませんが、地べたに足がついている人間と違って
潮流の中で少しでも気を抜くとサッと流されてしまうので捕食どころではないかもしれませんね。
手漕ぎボートもアンカーを入れないと観音崎の潮流の中ではずっと漕ぎっぱなしでタイラバも落とせなかった経験があります。
大きな根や岩の潮下側が比較的流れが緩く魚も集まって来るんでしょうね。
投稿: 五目漁師 | 2024年5月28日 (火) 23時58分