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2024年4月27日 (土)

嵌ってしまったバラシのシンドローム

 

4月26日は伊東(井上丸)に釣行。

 

今回はブログ、手漕ぎボートでまっしぐらのHEPPOさんとご一緒させていただく。

 

さて、前回と同様に今回も関係があるような、ないような字数稼ぎから始めよう。

 

次の釣りはどこにしよう? 久し振りに大津のアジもいいかなと思っていた矢先だった。
スーパーに出かけたヨメサンがこんなものを見つけたので、と買ってきた。
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小田原産の朝獲れ小アジ。
余りにもの安さに思わず手にとったらしい。
自宅で重さを計ってみると1.1kg(18匹)。

多分、突然定置網に入った大漁ではまともに流通させようもないので、取りあえずは地元のスーパーにばら撒いたのであろうか。
知らんけど(と、関西出身の五目漁師)。

大津ブランドの金アジに比べると少し魚体が細長いように見える。
食味はどうだかわからないが、刺身やタタキで食べるならまだしも、大好きな南蛮漬けにしてしまえば少なくとも五目漁師の鈍感な舌では違いなどわからない。
保存食のつもりの南蛮漬けだったが2人であっという間に完食。

これっきりで、もう売り場に出ることはないと思っていたが、2、3日後に再び出たので今度は2袋をゲットし、南蛮漬けに加えてフライにもして完食した。

食った食ったとお腹をさすっているこんなタイミングで、HEPPOさんが伊東に行くと知ったらそりゃアジの大津行よりも、3度目いや4度目の伊東カイワリリベンジ行に決まっている。

さて、HEPPOさんと言えばてるてる坊主にも見放された自他ともに認める嵐を呼ぶ釣り師。
風や雨に阻まれて予定通りに釣行できることは滅多にしかないようだ。

そこで、伊東なら大津の2、3倍は好天に恵まれる確率は高いですよ、との五目漁師のアドバイスで、ほら今日もこの通りいい凪の釣り日和でしょ!
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今年の伊東は、春のカイワリ釣り期が延々と続いている。
例年なら水温の高まりとともに仕掛けが落ちて行かないほどのサバ、ソーダの群れで釣りにならなくなってしまうが、今年はこいつも厄介ではあるが、なんとかフグの合間を縫って結構釣れ盛っている。

ただ、下手な五目漁師に無条件で釣れるほどの爆釣モードでもない。
幸運にも前日には井上丸のお客さんが良い釣りをされているので、今日もきっと釣れるぞと当たり前のように期待したが、そう甘くはなかった。

やっと1尾目が上がったのは既に9時を回ってからだった
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今日は5時過ぎが満潮の中潮だったが、早朝は殆ど潮流がなく、しかも弱い風の向きが気まぐれに変化するためにボートの方向が定まらず、隣のボートとの間合いに気をつかう。

たまに潮が流れ出すと、現金に海中が活気づきプチ時合いがやってくるが長くは続かない。

一方、海水は前回にも増して濁っており、うかうかしていると巻き上げてくる天秤が海面からいきなり飛び出てきてびっくりするほどだ。
いつもなら海中を覗けばひらひらと上がってくるカイワリの姿が見えくるのに、ハリスを掴んで引き揚げる寸前まで見えない。
海底も同様に濁っているとすれば、このせいであろうか食いが浅く多くの大物とおぼしき獲物は次々に途中でバラしてしまう。

10時半前後にいきなり潮が流れ出しプチ時合いがやってくると、カイワリに引き続いて結構な引きで上がってきたのはなんと噂のシロアマダイ(34cm)。
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シロアマと言えば、昨年までは五目漁師の釣りエリアでは正に幻の魚。
かってはアマダイ釣りのメッカ福浦で釣行の度に冗談で、そして時には真剣に狙ったこともあったが、かなうはずもなかった。
しかし、今季に入ってどうしたことか同ボート店で既に何匹かが上がっており、釣果ブログでも何度か写真を見ていたので、海面にいきなり浮いてきた顔つきを見るや直ぐにシロアマとわかった。
そうでなければ青白い不機嫌そうなアカアマダイと勘違いしたままで胃袋に収まっていたかもしれない。
カイワリ不調の中で今日はこれだけで十分に嬉しい。

さらに毎年毎年期待するも未だに果たせていない釣り目標と言えば、30cm超えのカイワリ。
こちらの方は従来ならシロアマダイよりも現実的で毎年このカイワリポイントでも1、2尾は上がっている。

そして、とうとう思いがけずに釣れたシロアマに続いてその時がやってきた。
今日は何度も(多分)デカカイワリを中層でバラしているので、次こそはと既に超慎重に構えていたその時だ。
また掛けた。
今度こそあげてやる。
慎重に慎重に巻き上げてくる。

ドラグは緩めだが時折くる強い引きでは竿が手元まで海中に没する。
ここ迄くればもう少し、どうやら今度こそ姿が拝めそうだ。
濁りで海中を覗いても未だ見えないが、先にリールのピピ音がそろそろビシの掴み時であることを教えてくれる。
よしっ!
しかし、手繰ろうとした寸前にプチッ、まるで音が聞こえたかのように軽くなり脱力。
またかぁ、何とかしてくれよ!

12時前には仕掛けもアミコマセも大方なくなったので沖流しに切替える。
途中HEPPOさんの様子を伺うとやはり同じような状況で(当たり前ではあるが)大物に限ってバラシが多かったらしくし、同じく沖を流してアマダイを狙いに切り替えるとのこと。

こんな濁りの中で魚にルアーが見えるのだろうかと心配していたが、以前海中動画を撮ったHEPPOさんから海底は海面近くよりも案外澄んでいるかも、と見た人だけが言える効果的なアドバイス。

あと正味2時間、なんとか真鯛を仕留めたい。
最初はジグをゆっくりと巻き上げた後に軽くしゃくっていたが、途中から例のビンビンモドキに替える。

いつもは真剣巻きは10回転まで、あとは惰性で25~30回転まで巻くが、乗っ込み真鯛は結構上に浮いていると聞いているし、五目漁師自身も以前同時期にかなり上で釣り上げたことを覚えているので20回転までは真剣巻き巻きする。

すると案の定かなり上層まで巻き上げたところで怪しげな反応、何? と思った次の瞬間にグキーン、ゴツンゴツン・・・
フルソリッドのジギング竿でラインはいつもより太い1.2号、リーダー5号、ドラグは2.5kg以上に締めこんでいるためにジジッと短く単発的にしか出ないが、首振りに伴う叩きが怖い。
どうしてもとりたい。
まだ20m以上もある・・・

フッ!、またしても脱力。

この後は、例の根に向かい最後の根魚に賭けたが小さなカサゴ1尾に終わってしまった。
バラシ続きの一日。
このところの大物バラシに大きなスランプに嵌ってしまった気持ちで陸に上がる。

そして本日の釣果。(何れも井上丸さんの釣果ブログより敢えて釣り師名を省略してカット&ペーストさせていただいた)
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井上丸さんは釣れようが釣れまいが皆さんの釣果を掲載してくださるので、釣行を決める際には一番欲しいホット情報が端的に掴めて良い。
こうして本日の釣果を並べて見るとこれが面白い。
どうだろう、釣った本人にしかどれが誰の釣果なのか区別がつかないほど似ている。
皆さん狙ったカイワリは残念ながら奇しくも5匹ずつ、とは言え伊東の魚種の賑やかさや、最近になって大アジが出だしたことも如実に表れているではないか。


さて、積年の目標だったシロアマダイをどういただくかを迷った挙句に、一番魚の味が正直に出そうな酒蒸しにしてみた。
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カイワリの刺身(1部オオアジ)、
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カイワリのにぎり、
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シロアマダイとイトヨリのつみれの潮汁。
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こんなはずではなかったのですが、カイワリ釣り、本当に難しいです。

しかも今回はバラシの連続。
あたり前ですが、これはでかいと思ってあげてくるとバラシです。
今回で最後にしようと出掛けたのですが、既にまた行きたくなっています。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

うーん。デカイワリもビンビンモドキの大物も惜しかったですね。上がるか、上がるかとドキドキしながら読ませて頂きましたが、タイトル通りにバレてしまって残念です。とはいえ、本命カイワリもシロアマも確保されて釣果としてはカンペキでしたね。私もこんな美しい盛り付けを目指して頑張ります。まずは魚を釣らなきゃ始まらないですが(笑)

paiatown2013さん、こんばんは。

昨年のブリあたりから大物のバラシが続いています。
釣りは掛けるよりも掛けてからが難しいですね。

以前ヒラメの3連発バラシの後、3連続で上げたことがありましたが嵌ってしまうと続くことがありますね。もちろん逆の幸運続きもありますが。

ジギングやタイラバはクッションゴムを使いませんので真鯛のタタキなどは本当に怖さを感jます。

お疲れさまでした
釣果の写真を並べて見るのは面白いですね
海の中が見えるようです
ここにフィッシュイーターが入ってくる
釣り師には飽きる事のない海ですね
そんなことで私はアジ釣りでもイワシでも
3号以上のハリスに真鯛鈎
入ってくる大物メインに仕掛けを作りますね
釣り人生の中で想ったことは
滅多に掛からない大物が掛った時に落とすなどもったいない
でしたね
磯釣りのメジナでも細いハリス全盛の時
4号、時には6号と釣れないシマアジ対応で釣っていました
仕掛け作りするとき思い浮かぶのは
マグロが泳いで向かってきた時の事や
真鯛がイワシを食べているシーンなど
一度しか見た事のない映像を思い出しては
仕掛けのハリスが太くなります
そんなことが一生続く趣味ですね

おはようございます。

バラシが一昨日はかなり多かったんですね。
喰いが悪い日だったのでしょうか、それだけ大物のバラシがあると悔しいですね。
これはまたすぐリベンジに行くしかありませんね〜

昨日は天気も曇りで潮が流れている時間も長く条件は良かったと思います。
そんな中で隣のボートがカイワリだけ選んで釣っているとしか思えない状況で、自分にはその他しか釣れないので、五目さんのブログ的文句でいうとぐぬぬっーもう降参!という感じでした。

今日はサビキさんが出船で、状況はお伝えしているので代わりにリベンジしてくれるのを期待しております。

趣味人たけさん、こんにちは。

ハリスの太さ、ドラグの締め具合はいつも迷うところです。
カイワリも食いっ気が旺盛な時にはハリスの太さなど関係なしですが
居ても釣れない時には皆さん細くされているようですね。
そんな状況下で今年は0.8号まで細くしてみましたが、やはり食ってくれませんでした。

掛ったカイワリは上がってきた時には針の回りは大きな穴になっています。
ドラグ緩めてゆっくり優しく上げるのか、やや締め気味にして一層のことさっさと上げてしまった方が良いのか、これも迷うところです。

クッションゴムの有無も同様にどちらが良いのか考えてしまいます。

掛り方も日によって違いますので、考えどころですね。

Kさん、こんにちは。

これはでかいぞと期待すると必ずバラシ。
4連続バラシというのもありました。

連続して食ってくるのはその度に相手が違うのかと思っていましたが
同じ相手であることもあるようです。
オオアジの時がそうでした。
何度もアタリがあるのに掛からず。
ただ、1尾釣るとその後はアタリがなくなりました。

お隣のボートはウイり―だったと思いますが
あの濁りの中では目視以外に波動など魚独自の感覚があるのでしょうかね。
だとすると、餌と違ってシャクリの間隔やスピード、シャクリ幅などの適応性が納得できます。

五目漁師さんこんにちは!

いい魚を捕獲しつつ日記のネタも提供する当たり、伊東の海に愛されてるなーと思いました。

ブログを見て我慢出来なくなりましたので僕も明日 仁義なき戦いに挑んでこようと思います。

今年初の伊東を堪能したいと思います。

マックの連れT |さん、こんばんは。

愛にしては厳し過ぎますね。
バラした後はしばらくは動けないほどですよ。
歯ぎしりしたまま飛び込みたいくらいです。

まっくさんとご一緒でしょうか? どちらでもいいですから明日仇をとって下さい。 
多分相当に濁っていると思いますから濁りの中で目立つジグが良いと思います。

五目さん、こんにちは!
最後のバラシは間違いなく大鯛ですね。残念。。。
私も60オーバー狙いで針を盗られる覚悟でロングハリスを出し続けていますが大物とは遭遇できません。昨日のロングにはアジとイトヨリとチャリコを卒業した程度のチビ鯛だけでした。
それにしても伊東釣行の回数ハンパないですね。週1を上回る驚異のペース!
手漕ぎでいろんな魚と出会える魅力ある(不思議な)海なので仕方ないですね(笑)

金曜はお疲れ様でした~

すっかり遅い書き込みですみません。
昨日は年に1回の友人との山行で秩父に日帰り登山&夜まで反省会付きでした。

わずか3日の間に海と山を深く堪能できて、今年のGWはなかなかの充実振りです。

それにしても、今回の濁りはきつかったですね。
撮影した海中動画をくまなくチェックしましたが、この暗さは以前公開している大津の海中映像と同等でした。

五目さんほどではないと思いますが、僕も大物やアマダイっぽいヒットに限って途中下車してしまうのには参りました。やはり、もうビギナーズラックは有効期限切れなようです・・・(^_^;。

カイワリポイント以外にも確認したい場所が3箇所ほどあったのですが、今回もついついカイワリに時間を割いてしまいました。

昨日も井上丸さんで32cmのカイワリが出ていましたが、羨ましいばかりですね。

僕が次に出られるのは半月以上は先になりそうです。例年だとサバやソーダが出始めるとお聞きして、ちょっと不安になってきました。

次回はちょっと冷静に状況を見て、カイワリ熱に引っ張られ過ぎないようにしようかと思います。
(カイワリを狙わないとはいっていない(^_^;)

サビキ小僧さん、こんばんは。

サビキさん、釣果ブログで見ましたよ。
毎度素晴らしい釣果です。
最近は真鯛は止められてカイワリかなと思っていたのですが、やはりロングハリスは出されているんですね。
同じ日に久し振りにマダイが上がっていましたが、オヤジさんが釣らなくなってから真鯛の姿が減ったような気がしています。

伊東の海は今年は特に盛んですね、シロアマダイ、オオアジなど新参魚も現れていますし、フグを何とか避けながらますます楽しい釣りができそうです。

HEPPOさん、こんばんは。

先日はお疲れさんでした。
濁りとバラシ、悔しいことが多かったですが楽しい釣りでした。

今年の伊東はとびっきり熱いですね。
30cm超えのカイワリに引き続き今日は知り合いが50cm弱のシロアマダイを釣りました。
元々シロアマはアカアマよりも大型と言われるにもかかわらず伊東のは少し小型でした。
彼はジギングしかやりませんので多分少し沖で釣ったのではと思っていますが
いよいよシロアマも本格的に狙える気がしてきました。

フグは避けられませんが、今度は何が出るかとワクワクしています。
珍しく濁りが続いていますし、久し振りに秋までにはタチウオも出そうな気配を感じています。

ソーダは2年ほど前からj殆ど見なくなりましたし、昨年からはサバも滅法減ってしまい今では懐かしいほどですよ。

当面、カイワリを中心に+αで何を狙うか嬉しい悩みどころです。

ご無沙汰しております。
カイワリへの執念が色んな魚を引き寄せてますね。
白甘鯛がボートエリアで釣れる❗
福浦の夢が、伊東で実現、素晴らしい!
私も夢見て良いでしょうか(^^;?

尺カイワリですが、40cmごえの鯵釣りと同じですね。
口切れ途中下車😭
大物口切れ対策は二種類しか知りませんが参考まで書きます。
一つはクッションゴムを細くすること。
二つ目は枝針の直ぐ側に、もう一つ枝針を出すこと。
極論ですが、トリックサビキをハリスの太い物で自作するのが濁りの中では有効かと思います。

私の方は、最近はマコガレイ三昧です。
鴨居で一枚、
金田湾で二枚、
本日、大津の石田丸で落ちガレイを一枚。
大津のマコガレイの落ちるルート開拓、面白いです。
そろそろ、春マコガレイはおわり。
甘鯛もマゴチも釣りたいので、次はいと

APさん、こんにちは。 お久しぶりです。

プロのアジ釣り師に言われると納得です。
私は、バラシの軽減というよりも釣り味の心地よさでゴムを使っていますが、
バラシの一番の要因はその日の食いの浅さだと思っています。
そんな時にはどうしてもクッションゴム頼りになるのかもしれませんね。

カレイは昔関西のキス釣りのシーズンオフにたまにやったことがある程度であまり記憶がありません。
尤も、数年前に特に伊東では逃げたいほどムシガレイが釣れたことがありましたが、あれは一体何だったんでしょうね。

今の伊東は色んな魚で熱いですよ。
ご一緒できる日が楽しみです。

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