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2024年4月16日 (火)

うまくいかないカイワリ釣り

4月15日は伊東(井上丸)に釣行。
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サラリーマン時代の名残ではないが、いつの間にか週1釣行のバイオリズムが身に付いてしまっている五目漁師。
たまに用事があって何回かお休みすると、これが終われば立て続けに行ってやるぞ、と意気込むこともあるが1度行くとやはりそこで週1にリセットされてしまう。
そういう意味では今回は間隔を詰めた釣行だった。

井上丸の釣果ブログを見るとカイワリの調子が良い。
五目漁師はと言えば、今シーズンに入ってから何度かカイワリ狙いをやったが、行く度に貧果に終わっている。

今回も狙いの一つは勿論カイワリではあるが、へそ曲がりのカイワリを何とかしたいがためのあの手この手のジタバタは特にやらずに普通に釣ってみよう。
それで駄目なら諦めて、あるいはうまくいって10尾釣れればそこで止めて沖に出てタイラバでマダイ狙い、最後には前回逃がした大物根魚を再び狙って口元についているはずの精魂込めた自作ビンビンスイッチモドキを返してもらおうではないか。

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うねりも風波もない畳のような海上をポイントに向かうと、既に他店のボートが2、3バイ釣り始めている。
五目漁師は魚探のセットやボート内の整理に少し時間がかかるので取りあえず竿を準備し置き竿にする。

しばらくすると穂先がビクビクしているので慌てて竿を手に取り巻き上げると、上がってきたのはカイワリ。
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少し間があったが、次も置き竿でカイワリ。
ははーん、今日はゴタゴタやらずに置き竿がいいのかな。

こんな調子でやってみたが、その後はポツリポツリ、そして、やがてすっかり反応がなくなってしまった。
隣合わせた他店からの釣り師は五目漁師とは対照的に、もし自分の竿(古いリーディング73M200)であんな風にやれば根元から折ってしまうだろうな、と心配するほどの力強いシャクリ上げで、そこそこ釣っておられるようだ。

そんなに強くしゃくった方がいいですか?
そうだねその方が良いと思うよ。
吹き流しサビキだけどね、とおっしゃる。
(後で知ったが10時ころまでに20匹を釣られたらしい)

五目漁師は目標の10匹どころか5匹で諦めて、気持ち的には早くやりたいと思っている沖に出ることにする。

沖に出る前にアンカリングしたまま、準備したタイラバのラバー部の動きや沈み加減をチェックしてみようと、海面近くを泳がせてみたついで底まで落としてみると、なんと一発で掛かってきたのはホウボウ。
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まさか魚が掛るとは思っていなかっただけにびっくりしてしまう。

こんなところに居るんだったらどうしてコマセ仕掛けに掛かって来なかったの?
コマセの落ちこぼれを拾っていたのに、いきなり美味そうな獲物が降りてきたと思って飛びついたのだろう。
餌よりもルアーでの釣れっぷりの一幕を垣間見る。

さて、沖に出る途中に魚探に魚マークを入れたポイントに差し掛かったので、未練たらしくまだ片づけていなかったコマセ竿をもう一度入れてみる。
するといきなり結構なアタリ。
例によって場違いのアマダイでも掛かったかな、と思いながら巻き上げてくるとウッカリンではないか。
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大儲けの気分。
当然のことながらこの手の魚は後が続くわけがないので、直ぐにアンカーを上げて所々でビンビンスイッチモドキを落としながらいよいよ沖に向かう。

風は殆どないが海面の流れが速く、ボートはどんどんと南西方向に流れる。
このために1投毎に潮上に漕ぎ戻る疲れる釣りを強いられる。

それにしてもアタリは皆無。
珍しくフグさえも遊んでくれない。

12時前後には南西風が強まってきたと思うや直ぐに海面が波立ち騒々しくなってくる。
次第に漕ぎ上りがきつくなってきたのでこれを機に、前回大物を取り逃がした岸側のポイントに向かう(というか寧ろボート乗り場の近くなので都合よく戻るということになる)。

そこでは、前回はベイト(多分コアジ)の群れがいくつか見られたが、今回は底に真っ黒に固まった反応しか見られずどうやらアジではなさそうだ。

前回は最後の最後に折角掛った大物に根に逃げ込まれたので、今回はタイラバ竿以上にファイトに耐えられるジギング竿に、そして一回り太いライン(1.2号)を巻いたリールを使っている。
ルアーは勿論ビンビンモドキ、しかもこの深さ(約30m)では不釣り合いな120g。
リールのドラグを(恐らく2kg以上に)再度確認して大物の再来を期待する。

エリアの中央にある根回りをしつこく何度も何度も流すが、期待のアタリどころか何の反応もない。
やがて強い風が止み釣りやすくなったところで、やっと掛かってくれたのはホウボウとイトヨリ。
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その後も根回りを集中的に流し続けたが2時半にタイムアップ。

多分伊東で流し釣りをやる限り、この根回りはあの再来を期待して毎回欠かすことができないポイントになりそうだ。

で、今回もうまくいかなかった釣果はこれ。
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釣った日刺身はウッカリンの姿造りとカイワリ。
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焼いたカイワリほぐしてご飯に混ぜ込んだカイワリ飯。
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話しはそれるが、製品プロモーションとは言え、勝手にいじめた魚をありがとうの一言で放流するメーカーのセリフは聞く度に腹が立つ。
それを言うなら、痛い目させて申し訳ありませんでした、でしょう。(これではプロモーションにならないか、だったらせめて放流のシーンは止めた方が良いと思う。)

で、我が家では釣った魚は、食ってくるなと言ってるのに食ってくる酸っぱいパッサパササバとフグ以外は最大の感謝を込めて美味しくいただくことが基本なので、次の日のお昼にチャリコのパエリア、
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魚が小さいのでいつもより小さいフライパンでランチ用のパエリア

そして、その日の夕食に中途半端に1尾だけ釣ってしまった中途半端サイズのイトヨリをリゾットにしてみた。
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初めての料理だったがなかなかいける。

ホウボウは定番の薄造りにしてポン酢でいただく。
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皆さんが釣っているのに五目漁師にカイワリが釣れないのはどうやら下手くそが原因ですが、コマセを撒きに以前の様に根気も続かず寧ろ風や波など沖の様子が気になります。何であれ海に出たからにはより大きい、より大漁を目指して1日夢中に釣りますが、やせ我慢ではなく結果的には3日間くらいで消費できる釣果(今回は2日で完食でしたが)が一番良いですね。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

お疲れさまでした。
早い出撃ペースだなぁと思っていたら、なんと週1が習慣化とは凄いですね(@。@)。

五目さんは大きなハタを頻繁に仕留められるので大物が気になるのは必然と思います。

僕も次回の伊東では沖流しとタイラバの時間をきちんと取りたいと思いますが、気になるのはまだ神様に伊東ビギナーとみなしてもらえているかどうかです。

何某かのラッキーがあったらいいな、としょうもない妄想をしております(^o^;)。

おはようございます
いつもながらの素晴らしい文章で
一緒に釣りをした気分になります
餌を付けてコマセカゴを落とし竿掛けに掛け
次の準備にかかるが竿先が動く
ボートの上での動作が見えてきますね
自分の事のように顔を上げ竿先を探してしまう
そこでちょっとしたことですが私の場合
竿掛けに掛けて1分と待てづに竿を取りシャクルか
ゆっくり上げて聞く
そんなことで大半は手持ちで掛けています
特にコマセ釣りでは頻繁にその動作を繰り返すことで
他人から見たらボートの中で何か探し物でもしているのかと
下手な釣り師と想われてしまいますね
以前、友人や従妹、また初心者と一緒にボートに乗って釣る事もあり
その時気になる事は、餌がついてなければ掛からないよ、です
エサ取りの小魚に気付かない人が大半で
これを教えるのが難しいです
今回の五目釣りに五目料理
これらの料理を一堂に並べたら
料亭の料理ですね
我が家とは大違いです
今日は写真を見て飲みますね


HEPPOさん、おはようございます。

大げさですが、思い立ったら吉日、むずむずとしてくると出ることにしています。
天気、元気、やる気、(魚を)食う気などのバランスが何となく体を押し出してくれるのでしょうかね。 
それが1週間になっているようです。

人とすれ違っただけ、場にいただけで何となく雰囲気を感じとるじゃないですか。当たらないことが多いですが。
魚も多分一緒だと思います。
シャクリの様子、コマセの出方、ルアーの動きで雰囲気を感じているでしょうね。
HEPPOさんがビギナーと勘違いされるか、おやっ?と思われるか、ここからが魚との勝負、そして神様のお考え次第だと思います。
何はともあれ、伊東の流し釣りは砂漠にして水族館、楽しいですよ。
一緒に流す日が待ち遠しいです。

趣味人たけさん、おはようございます。

一緒に釣りをした気分に・・・たけさんにそんな風に読んでいただければ大成功、嬉しいです。

私も、滅多に置き竿で釣ることはありません。
ただ、置き竿で穂先を波まかせにした動きは手に取ってしまうと真似はできません。
この時は前者が良いのかなと思ってしまいましたが、やっぱり腕組状態の釣りは私にはなかなか難しいです。

おっしゃる通り、魚をかけるのも大事ですが、餌盗りにはそれ以上に気をつかいますね。
仕掛けの上げ下げに時間がかかるアマダイや更に深い中深場の釣りでは餌の状況が気になります。
取られることがないジギングやタイラバでもそれは同じで、フックの絡みやラバー部の絡みは気になります。

気をつかうことが多い中で、どこまで対処できるかですね。

カイワリって本当に難しいのですね。置き竿がいいのかと思いきや、しゃくり派の人が大漁だったり。それでもサクッと本命を仕留めて、海底砂漠の中に点在するポイントを回れるところが達人の技ですね。私は観音崎でいつも同じポイントで釣りしてたので、そろそろポイント開拓して狙えるポイントを増やそうと思っています。

paiatown2013さん、こんばんは。

こんなはずではなかったのですが、今年は周りの人が釣っても私だけ釣れません。
私のどこかが、何かが間違っていますね。
一つは、直ぐに沖に出たくなってしまい集中力に欠けていることはわかっているのですが。

伊東の海底はなだらかな凸凹はあるにせよだだっ広いだけですが、一度釣った実績があるところは何となく釣れそうな気がして、また行くことになります。

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