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2024年4月 5日 (金)

始めは良かったが


4月4日は伊東(井上丸)に釣行。

おもしろいことに前回と同じ様な釣行パターンになった。
1週間前に枝垂れ桜を撮り行ったところ富士山はくっきりすっきりと最高だったにもかかわらず肝心の桜がまだ早く、撮影は失敗に終わった。
ただ、そのあくる日に好天に恵まれ急遽カイワリ釣行した。
しかし、水温の急低下が要因か、これも失敗。(前記事)

今回は、その桜もそろそろかと再び富士山に向かったが、今度は肝心の富士山が霧隠れでまた失敗。
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桜だけ撮って帰ってきた。

そして、今度も帰ってくると当初は諦めていた雨混じりの天気が良くなったために、よもやの釣行になった。
さて、今回の釣行はどうなることやら。

今回のお目当ては2つ。
1つ目、早や庭の木の芽が新芽を吹き出してきた。
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これを見るとカイワリの押しずしを食べたくなる。
是が非でもカイワリを釣って来なくっちゃ。

2つ目、お気に入りのビンビンモドキ用に新しい錘を見つけ、もう少し深場用(100gと120g)として加えたので是非試してみたい。

そこで、いつもは4kg準備するアミコマセを2kgに減らし、カイワリを10匹くらい釣ったところでタイラバに切り替える予定で出掛ける。

丁度6時に岸払い。
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つい先ほどまで雨が降っていたせいで雲が低く垂れ、いつもはビルの上に見えるはずの山立て用の観音様が見えない。
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こんな時には魚探のポイントマーカーが役に立つ。

更に、珍しく海水が濁っている。
もしかして良いかも。

その1投目、おやっ? 着底時に既に何かが掛かっている。
早々に上がってきたのは小さいがマダイ。
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実はこのサイズの鯛が欲しかったのでお持ち帰り。

続く2投目、覗き込んだ時にはまたマダイかと思ったらなんとアマダイ。
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そして3投目はイトヨリ。
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4投目にとうとう本命のカイワリ。
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そして5投目、再びカイワリ。
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今日は一体どうなってるの?! ここまで着底と同時の即アタリで無駄なしの連釣。
この分だと直ぐにカイワリ10尾はいきそうだ。
まるで水族館の水槽に仕掛けを落とした(落としたことはないが)ような伊東の海ならではのバリエーションとカイワリの爆釣模様だ。

調子づいて6投目また直ぐにアタリ、今度は何だろう。
ギャア、フグだ。
こいつのことは忘れていたが、まあ、たまには・・・。

ところが、この野郎。
以後は釣っては切られ、釣っては切られの猛攻が続き手も足も出せなくなってしまう。

フグは辛抱するとして、たまには他の魚が掛っても良さそうなのに、もうフグ一色、フグだけ、フグオンリー。
ここは一体フグ専の水族館かっ!! 
イイーッと歯ぎしりしながら針外しに不要な力が入る。

フグ様のお通りの怖さを思い知らされ、とうとう少し沖側に場所替えを余儀なくされる。

そこでは1投目にホウボウが来たものの後は餌がなくならない。
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超早弁が終わったところで、あそこにはまだいるかな? 
未練がましくもう一度元の場所に戻ってみると、相変わらずフグフグフグ。

針を付け替えながら仕掛けを消費してきたが、前回と同様に2本針が何の気配もないままに2本共やられたのを機にカイワリ10尾は断念し、少し早い(10時)が沖流しに切替える。

風も潮流もないので先ずは一番軽いビンビンモドキの60gを入れる。
なかなかアタリがない中でやっと掛かってくれたのは沖流し外道チャンピオンのホウボウ。
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中層にベイト反応が見えたのでタイラバ竿からジギング竿に持ち替えてジグを落として行くと、正に反応の中でアタリ。
上がってきたのはフグ。
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中層のベイト反応はどれもフグのようだ。
大きくはない(22、3cmくらい)し単体なのでまだまだ怖いほどではない。

底なら大丈夫そうなのでジグを80gTGベイトに替えて底物を狙っていると、突然シャクリの手ごたえがなくなる。
やられた。
80gは結構お高いぞ。
やっぱり怖い。

ここは、被害がネクタイやスカートだけで済む自作のビンビンモドキに戻って心当たりのあるポイントをくまなく漕ぎ回ったが、たまにフグの反応があるのみでそれ以外にはナッシング。

沖流しの旅に出ると釣れようが釣れまいが退屈はしないが、やれやれもう1時を回ってしまった。

そうだ忘れていたが、ここでお試しの新型タイラバ(100g)をやってみよう。
水深30mなのでこんな重いのを使う必要はないがここはお試し。
タイラバ竿(XHB仕様)の曲がり具合なども見ておきたい。

根回りなので活発なベイト反応がある。
ハタでも食いついてくれないかな。
当たり前だがこの深さでは100gの重さばかりを感じてしまうが、何度も何度も反応の中を繰り返し流す。

とうとう2時を回ってしまったのでそろそろ最後にしよう。
今日は、最初にあれだけの勢いがあったのに結局お目当てのカイワリは2尾しか釣れなかった。
仕方がないと思いながら風上に漕ぎ上り、流しに入り、ベイト反応から少し出たところであったろうか、いきなりジジジーとドラグが悲鳴を上げる。

ギャー止まらない。
両手で竿を支えつつ慌ててドラグを締め直すが止まらない。
神様釣らせて下さい。
普段拝むことはないのにこんな時はいつもお願いをする。

やってしまった。
時間にして10~15秒程度であっただろうか、ハリスが根に擦れる違和感がある中でフッと軽くなる。
これ以上ドラグを締めるとラインブレイクは必至、竿をひん曲げなんとか対応しようとしたが、結局何もできなかった。
細い道糸(1号)にハリス(4号)しかも最近はやりの小針(伊勢尼11号)、いつもの砂漠ならブリでも時間をかければ上がってくるが浅い根回りでの大物対応にタイラバの限界を感じた掛かりだった。

しばらくうつむいて呆然としながらシーンを振り返ったが、普通にマダイやハタを狙っているのでラインやハリスをこれ以上太くしたくはなく、今のところこんなところでの大物は諦めろという解決策しか浮かばない。
この歳になってまた一つ大物バラシの記憶が増えることになってしまった。

因みに、この時使ったビンビンモドキは恐らく当面は彼の口元にぶら下がったままだと思う。
無事に上がっておれば記念写真の1つもが残ったであろうが、これは同型の120gビンビンモドキ。
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これで釣れないわけはないだろうと、大物を掛けたので自信満々。

玉のお尻にラバー部を従える従来のタイラバと違って、玉の脇にラバー部を抱えるビンビンモドキは、来る来るのソワソワ感なしで一気にゴツンのアタリが来るのが特徴だと感じている。

で、色々あったが結局、今日も相変わらずの貧果。
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釣った日は久々に小型の真鯛が釣れたのでパエリア。
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日本の所謂美味しいお米では本場のパエリアの様にサラサラにはならないが、今回無洗米があったので洗わずに使ってみたところ多少はサラサラになった感じだった。

押しずしはカイワリが足らないがなんとかホウボウの継ぎ足しでごまかす。
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小型のホウボウは昨晩に続いて洋物のブイヤベースに。
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ホウボウは薄造りにしてポン酢でいただく。
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水温は16.5℃くらいまで回復していました。文中にも書きましたが、あれだけ釣れた魚がフグの登場で皆無になります。

フグを含めた餌の盗りっこなら、たまにはカイワリが勝ってきても良さそうなのですがどこかに退散してしまうのでしょうか? フグ一色になってしまいます。水温が上がればいよいよ本格的になりますよね。先が思いやられます。

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コメント

釣りは難しいですね
潮を読み流速も風も読み、仕掛けも餌もバッチリと
これで釣れないわけはないと、自信もあっての釣りですが
想定外のフグにやられる
又釣り日和と想っても、まったく潮は動かず
底迄見通せるような済潮でべた凪では
同じく釣りにならず、こぼれる餌を食べる小魚が見えたり
しかし、ラストチャンスに大物が一匹でも釣れれば
気分は一転して次回に期待して又行く
そんな合間に大釣りがあり、宝くじに当たった気分
以前ギャンブルに例えて書いたことがありますが
一番面白いギャンブルは釣りですね
今日も親子釣り師の友人と行く予定でしたが
生憎の雨となり準備した釣り道具は次回と
3歳から始めた友人の子供は
今年中学生、楽しみでしたが残念です

趣味人たけさん、こんにちは。

釣れれば分かった気持ちになり、海の中が見えてくる。
釣れなければ潮のせい、綺麗な海水のせい。
結局は何もわかっていません。

ただ、流し釣りをしていると性懲りもなく、あっちに行けば、こっちに行けばと止めどなく妄想が広がってきます。
結果、漕ぎ回ってますね。

神様にお願いするのは釣りの時だけですが、昔から最後に山場が来ることは多いです。
やっぱり本当に海の神様はいらっしゃいますね。
次回もまたお願いしてみるつもりです。

五目さん こんにちは
グーフーの猛攻!相変わらずですね。
これでサバが入ってきたら手も足も出なくなる(@@)
それにしても最後の大物は何だったんでしょう?とても気になります(??)
私はこういうときは「でかいサメ」だと思い諦めるようにしています(笑)
料理のほうはいつ拝見しても流石です。お見事です。
私も前回カイワリ多数だったので贅沢に干物にしてみましたが言うまでもなく絶品でした。

サビキ小僧さん、こんにちは。

フグは最盛期きに比べると出たり入ったりで、今ならチャンスタイムもあるようですね。

あれは間違いなくハタとかクエの大物でしょうね。
いつもならドラグを調節しながら遊ばせるのですが、根が直ぐそこですからどうしようもなかったです。
結果論ですが、根ずれの違和感があった時に寧ろラインを緩めて出るのを気長に待つ方法もあったかもと、、、ただとにかく一瞬の出来事でしたから、後の祭りです。

カイワリの干物は美味しいですよね。 
残念ながらそこまでの数釣りが今季私にはありませんが、皆さんのフグをかいくぐってカイワリを釣るための工夫や作戦には感心するばかりです。

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