リベンジなるか、氷上ワカサギ釣り
2月27日は阿寒湖(フィッシングランド阿寒)に釣行。
2月19日に冬の北海道撮影旅行に出発。
大洗からフェリーで苫小牧に到着した後は、釧路、中標津、網走、帯広を拠点に周囲の撮影ポイントに出掛けタンチョウやオオワシの撮影を楽しんだ。
釧路
そして、帰路につく前日には今回のメインイベントともいえる阿寒湖でワカサギ釣り。
昨年も旅行の最終日に苫小牧の勇払ハート沼でワカサギ釣りをやったが、釣果はなんと小指サイズのワカサギが1尾(しかも釣ったのはヨメサン)で五目漁師は超絶完ボに終わってしまった。
最終日に釣りの予定を入れたのは、釣ったワカサギを自宅に持ち帰り旅行の余韻に浸りながらワカサギのてんぷらをいただこうという魂胆だった。
そのために、わざわざ発泡スチロールの簡易クーラーボックスまで持ち込んだのに邪魔にしかならなかった。
今回はそのリベンジを果たすために あらためてよく釣れそうな場所を探し、フィッシングランド阿寒のサービスを利用することにした。
阿寒湖氷上のフィッシングランド阿寒
前回と違って場所的にはフェーリー乗り場から離れている(約300km)のでこのために余分に1泊を要するが、今度こそは2人分の天ぷらに十分な獲物を持ち帰りたい。
遊漁料、釣り具や餌一式、更に3人まで入れる常設のテント、
更にさらに、釣ったワカサギを直ぐ近くの食事処で天ぷらにしてくれる天ぷらサービス券付き、広々とした氷上の無料駐車場と至れり尽くせりで1人1650円という破格の料金。
これで釣れれば文句はない。
テント内には既に直径15cmほどの穴が3つ開けてあり、8時から日没まで釣ることができる。(空いているテントを自由に選び、そこで釣れなければ空いているテントを転々と移動することもできる。まるで手漕ぎボートの流し釣りのような釣り方も可能)
網走のホテルの朝食を一番乗りで食べて雪が降る中を移動してきたので、釣り始めたのは10時前からだった。
仕掛けを入れるや、直ぐにコツコツとアタリはあるがなかなか掛からない。
今回も第1号はヨメサンだった。
水深が8mと深めなので無駄な巻き上げは避けたい。
次第にアタリ=掛かりでないことがわかってくると何度かアタリを待つか、微妙な重みで掛かりを判断して巻き上げるようになり、数も加速度的に増えてくる。
賑やかだった周りのテントからの歓声も聞こえなくなった日没前には2人で100はいっただろうか、意気揚々と今回の最後の宿泊地となる帯広に向かう。
っと、助手席のヨメサンガ何っ! 驚きのしぐさ。
運転中しかも雪中の脅かし行為は止めて欲しい。
旅行中もしばしば孫の話などで盛り上がっていた千葉に住む娘からスマホにラインが入り、なんと、次の日に出港予定のフェリーが荒天のため欠航になったよ、との心配の連絡だった。
確認すると、五目漁師のスマホにも最後の追い上げ中にフェリー会社から連絡のメールが入っていたが、釣りに夢中で気づいていなかった。
低気圧の影響により欠航となりましたのでご案内致します。
ご迷惑をお掛けしますことを心よりお詫び申し上げますの一言。
ええーっ!!!
元々、ヨメサンガ船酔いするので太平洋側で発達中の低気圧は気にはなっていたが、こんな事態になるとは・・・
フェリー会社からは、予約キャンセル(当たり前なのに自慢そうに無料とある)か、代わりの便への予約変更をしてくださいとあるが、他には何のアドバイスもない。(実は臨時運行の設定などがあったことを後で知ったが、数が限定されているためであろうか特には教えてくれず、恐らく食い下がった人にだけアドバイスがあったのではなかろうか)
安全を理由にされると文句の言いようがないが、困ったことに次の出港は2日後になるために仕方なく同じホテルで2日間の延泊を予約した。
(我々は所詮暇人、多少の出費増しはあったがたまたまホテルが空いていたのはラッキーだった。ただ、避けられない用事がある人たちはたまらんだろうな)
予定は狂ったが、不幸中の幸いだったと言えるように、この2日間を如何に有効に楽しむかが次の課題だ。
あれやこれやと悩んでいると、ヨメサンがもう1日釣りでもいいよと乗ってくる。
氷上ワカサギ釣りが面白くもっと釣りたかったらしい。
それを言ってくれるなら話は簡単だ。
2日後にもう一度阿寒湖まで(約120km)戻って釣ることにした。
この日は天気も良く氷上では釣り以外にもバナナボートやスノーモービルなどのアタラクションも賑やか。
外気温は-7、-8度といったところであるがテントに入ってしまえば薄手の防寒着で十分で、手袋も必要がない。(テントの威力は凄い)
さて、釣り始めてしばらくすると前回と同様にアタリが連発し始める。
前回で要領を得た五目漁師は入れ掛りが続く。
ベタ底でアマダイのあの底トントンを手首のストローク(10cm程度)で3~5回やった後で止めると直ぐにアタリがある。
アタリを無視しながら底トントンを繰り返し重さを感じたところで巻きに入る。
一方ヨメサンも好調ではあるが、五目漁師ほどにペースが上がらない。
たまに2連や3連掛けもある。
首をかしげるので技を伝授するが、横目で見ていると手首での小刻みな底トントンがうまくいかず腕を使って底トーントーンになっている。
5本針の胴付き仕掛けの全長が50~60cm(エダス間隔約10cm)程度なので大きなストロークでは仕掛けが視野から消えてしまいトントン効果が薄れるのかもしれない。
トントンでワカサギの底密度が上がるせいだろうか、五目漁師の小刻みなトントンには餌には食いつかないメダカサイズのすれ掛りも結構多い。
順調に釣れ盛り昼前にはお持ち帰りには十分な量が獲れたので、お昼には前回釣った獲物を食事処に持ち込んで天ぷらにしてもらう。
これで約100尾分。無理かと思ったが際限なく美味しくいただき、完食。
その後も結局、日没近くの4時半まで夢中になって釣りまくり、五目漁師の釣果は216尾、89尾のヨメサンの釣果を遥かに上回り漁師としての面目を保つことができた。
どうだ、参ったか!
この日釣った分を雪詰めにして持ち帰る。
自宅に戻るとサッと塩水でひと洗いし、早速お楽しみ料理に取り掛かる。
天ぷら、唐揚げ、海苔唐揚げの揚げ物3種盛り。
主に五目漁師が釣った(掛けた?)メダカサイズは甘露煮、
残りは保存がきく南蛮漬けに。
今回のワカサギ釣りで、居ても釣れない伊東のあのカイワリ釣りでやってみようと思うヒントをえました。
ものが揃えば次回伊東でやってみます。
釣りは色々、こんな小物でも狙いがあればやはり夢中になってしまいます。今後、我が家の冬場の北海道旅行には欠かせないイベントになりそうです。
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リベンジ成功おめでとうございます。奥様にも釣りを楽しんで頂けてよかったですね。繊細な釣りで五目漁師さんの培った知識とノウハウが活かされてますね。カイワリでどうなるのか、とても楽しみです。私もタチウオの食いが渋い時に、底じゃないですけど同じような誘いをやってみようと思いました。
投稿: paiatown2013 | 2024年3月 4日 (月) 23時00分
お帰りなさいませ!
今回はまた充実(想定外の延泊も含め)された旅でしたね。
ご夫婦での阿寒湖ワカサギ大漁は心から羨ましいです。設備も充実とのこと。いつか真似させてもらおうと頭にインプット完了です。
アマダイ的な状況の中でカイワリのヒントとはこれ如何に!?気になります(^_^)。
今月は休日の予定が多く、なかなか出る機会がなくて悶々としております。大津の状況が良くなさそうなので伊東の確率が上がっていますが、やはり風次第になりそうですね。
投稿: HEPPO | 2024年3月 5日 (火) 07時18分
paiatown2013さん、おはようございます。
2、3回行ったところで把握できるわけではないですが、ワカサギ釣りの一面は見えました。
魚影は濃いいのですが、誘いがないと掛からないことや余程の時合いでなければ1尾掛かってしまうと2尾目は掛りにくくいことなど・・・
奥が深い釣りと言われるようですからいろいろありそうですね。
氷上での釣り、趣があって気に入りました。
投稿: 五目漁師 | 2024年3月 5日 (火) 08時25分
HEPPOさん、おはようございます。
フェリーの結構ももちろん想定外でしたが、一番の想定外は場所によっては流氷や湖面の結氷が既に峠を越えていたjことです。
海面は一面の氷ではなく、正に流氷模様で景色的には寧ろよい感じでしたが、凍結湖ならではのオオワシの姿などは見られないところもありました。
今回は3回目のワカサギ釣りでしたが、釣れっぷりは元より環境が最高でした。
お勧めですよ。
私も帰宅するや、釣行を考えたのですが週末までは天気が良くなさそうですね。
HEPPOさんの動画を拝見して以来、居ても釣れないカイワリに挑戦するか、
そろそろ大物も狙えそうな沖流しをやるか悩ましいところです。
投稿: 五目漁師 | 2024年3月 5日 (火) 08時46分
五目漁師さん、こんばんは。
おー、ついにワカサギ釣りに手を染めましたか。
しかも憧れの氷上釣り。
北海道のワカサギ釣りは網走湖のイメージが強いですが、阿寒湖でも釣れるんですね。
それにしても破格の安さ!
2日がっつり釣りしても、山中湖の1日分よりはるかに安いです。
そして初心者とは思えない釣果です。
奥様も気に入ったようですし、これでもっと身近な山中湖などのワカサギドーム船にチャレンジできますね。
今年のワカサギは河口湖だけが好調に釣れていて、後は絶不調です。
河口湖も釣れるのは3月中旬まででしょうけど。
個人的には3月20日から解禁される西湖のワカサギに期待しています。
こっちはボート釣りでメチャ寒いですけど。
投稿: ぐっちゃん | 2024年3月 8日 (金) 00時25分
ぐっちゃん、こんばんは。
染めたと言っても、氷上の北海道限定ですよ。
網走湖は漁獲が減ったということで昨年は漁業のお休みに合わせてワカサギ釣りもお休み、
今年は再開と聞きましたが、あまり好調ではないようですよ。
写真から見てもらえばわかるように阿寒湖の環境は最高でした。
それに我が家だけではなく皆さんそこそこ釣っておられたようですから魚影が濃いいのでしょうね。
富士五湖も10年ほど前は短期間ですが結氷して湖上が賑やかになることがあったのですが、最近ではとんと見られなくなってしまいました。
ドーム船ができたのはそれが要因なのかどうかは知りませんが、湖には他から魚が回ってくることはありませんから、枯渇する前に網走湖のように対策が必要なんでしょうね。
投稿: 五目漁師 | 2024年3月 8日 (金) 01時48分
おはようございます
北海道はやはり冬が良いですね
写真を一枚ごと拡大しては見て
良いなー、行きたいなー、素晴らしい!!!
そんなことで20~30年前に行った時の写真を取り出し
2~3ページめくって閉じました
仲間との観光写真ばかりで想いだしても、良い風景など無し
やはり一人で行くものと想いましたね
ワカサギのリールは今も数個残っていますが
不思議と写真は一枚も無し
釣りにのめり込んだ時期であり
投げ釣り、磯釣り、船釣りの一環でした
北海道の写真もう少し見たいですね
投稿: 趣味人たけ | 2024年3月 9日 (土) 06時51分
趣味人たけさん、こんにちは。
緑の北海道もいいですが、動物を撮るならやはり真冬がいいですね。
ただ、人に知れた撮影ポイントは特にアジア系の外国の方々が押し寄せているためうんざりすることが多かったです。
今回は、フェリーの欠航もあり期間が長くなりましたが撮った写真は少なく2人で4500枚ほどでした。
今整理中ですが、最終的に残る写真は300枚弱になりそうです。
記事には載せませんでしたが今年は野付半島や根室などで氷結や流氷着岸の景色が素晴らしかったです。
ワカサギ釣りは釣るのも楽しいですが、食味も文句なしです。
毎冬の恒例になりそうです。
投稿: 五目漁師 | 2024年3月 9日 (土) 11時41分