フォト
無料ブログはココログ

« 2024年2月 | トップページ | 2024年4月 »

2024年3月

2024年3月29日 (金)

狙いはカイワリだったが


3月28日は伊東(井上丸)に釣行。

その前日には富士宮方面にソメイヨシノよりも少し開花時期が早い枝垂れ桜の撮影に行っている。

2023年の平均気温が平年に比べるとなんと1.3℃近くも高かったらしい。
その表れなのか、当初は桜の開花も相当に早いと予想されていたが、ここに来て比較的寒い日が続き、まだしっかりとつぼんでいる。
枝垂れ桜もやっぱり未だ早く、いい写真は撮れなかった。
1ims243935s
まだ、7分咲き程度の枝垂れ桜

撮影は諦めながら天気予報をチェックしていると、雨模様のために遠慮していた明日(28日)の予報が良くなり釣り日和ではないか。
願ってもない予報の変化が凶と出るか吉と出るかはわからないが、この機会を逃すとしばらくまた悶々とした日が続きそうなので慌てて現地からボートを予約した。

もちろん狙いはカイワリ。
今シーズンは既に(他のお客さんの)何度かの大釣りがあったが、その後またしぼんでいるので半信半疑ではあるが、帰る頃にはクーラーボックスがカイワリでパンパンになっているイメージはある。
2dsxp248158s

さて、その一投目、いつもの様に様子見の標準仕掛け(ハリス3号、金チヌ4号2本針、2.5m)を入れる。
しかしシャクってもシャクってもアタリはなく、餌は付いたまま上がってくるか千切れそうになって不味そうにぶら下がっている。
魚探を見る限り確かに魚は居る。
また例の居ても釣れないあれであろうか。

なんだ結局、凶と出たか!
ふと水温計を見るとなんと驚きの14.7℃。
数週間前には既にカイワリのXデーの期待が持てる17℃を上回っていたのに、これでは正に伊東としての真冬の水温に戻ったと言える。

これでは釣れないわなぁ、
と最初に桜の話をしたのは桜も天気の変化でここに来て遅れてますよ、とこの言い訳に結びつけるためでもあった。

ここからは標準仕掛けに替えて細ハリス、小型針、ロングハリス、早シャクリ、逆に置き竿、ビシ天の使用・・・、とこんなこともあろうかと準備してきた色んな仕掛けや誘いなどありとあらゆる方法を試してみるが、まともに相手にはしてくれない。

面白いことに(いやいや全く面白くはないことに)仕掛けを変えたり、誘いを変えたりすると時にポツリと掛かってくれる。
よし、これか! と思いきや同じことの2度目は続かない。

10時ころまでに手元バラシを含めて掛かってくれたのは5尾。
3dsxp248159s  

それでもなんとかここまで我慢ができたのはフグが比較的少なかったためであったが、次第に手に負えなくなってくる。
4dsxp248162s

元々、勝てないとわかっているフグに対してそんなに頑張るつもりはなかったので、多くは持参していなかった替え針は既になくなってしまっている。
あとは7、8組ある仕掛けごと替えるしかないが、とうとう2本針の同時切れが2連続したのを機に少し沖側にポイント移動する。
因みに直ぐ隣で並んで釣っておられた同じ井上丸のボートは一足先に見切りをつけて既に少し沖に移動されている。

移動先ではフグは少なくなったが、カイワリも居なくなったようだ。
駄目か、諦め加減にゆっくりとシャクリ上げている時に久しぶりのアタリ。
少し様子が違うようだがどうせフグだろうと覗き込むと、ヒラヒラと見えて来た魚体が白い。

やったね、アマダイ(30cm)だ。
伊東ではコマセ釣りでたまにアマダイが掛かってくることがあるが、これ1尾で場所替えの甲斐はあったと嬉しい。

すると、少し間をおいて今度は穂先を抑え込むようなアタリ。
今度こそでかフグだろう、いや違うかも・・・。
覗き込むとまた白い。
カイワリにしてはでか過ぎるが、いよいよ30cm超かな? 
先に貴重な2尾を手元でポッチャンしているので慎重にタモを手元に確認する。
無事に入ったのはまたしてもアマダイ、しかも良型(38cm)だ。
5dsxp248166s

最近はルアーの流し釣りで彼を狙っていたが一向に音沙汰がなかったのにアンカリングのコマセ釣り、しかもシャクリ上げていたので、結構棚は高かったと思う。
わけは分からないが結果オーライ、こんな立派なアマダイは久しぶりなのでカイワリ以上に嬉しい。

この後はたまのフグ以外には、また静かになってしまう。

実は、今日こそはコマセ釣りに徹底しようと決めてきたが、何か事があればと念のためにタイラバ(ビンビンモドキ)の準備はして来た。
釣れない他に何も事はないが、未だ1時間ちょいはできそうなのでとうとう辛抱しきれずにタイラバに切り替える。
狙いはそろそろの乗っ込みマダイ。

この時期の真鯛は結構上方まで浮いていることが多いので20回転くらい(いつもは10回転)までゆっくりと巻き巻きしてくるが一向にアタリの素振りはない。
時間もないのでボート乗り場に向かいながら根際を狙ってビンビンモドキを巻き上げていると水深の半分以上も巻いた高い棚で、おやっ? と思う根掛かりのようなアタリ。

上がってきたのは最近やけに五目漁師の釣果に加わってくれることが多いアオハタ(35cm)。
6dsxp248168s

我が家では食味の点では鯛に勝るハタ。
これでカイワリ不調の悶々とした気持ちも少しは晴れる。

福浦や伊東でハタが多くなってきたころはオオモンハタが多かったが、最近になってアオハタが多くなった気がしている。
ハタの仲間の中でも最も活動的と言われるオオモンハタはベイトの中にルアーを入れると釣れることがよくあるが、アオハタもこんなに上まで獲物を追ってくることがあるようだ。

今回は駄目かと、もう諦めかけていたビンビンモドキ、五目漁師にとっては手放せないルアーになりつつある。

で、今日の釣果はこれ。
7cas241701s

カイワリが釣れなかったのは残念だが、30匹以上もカイワリばかりなら自宅に戻った時には悩ましくなってくる。
これで良かったかなと慰める。

釣った日は簡単なカイワリの漬け丼。
Cas241708s

で、次の日にはヨメサンガ熱っぽいというのでお一人様用の刺身盛りとアマダイの松笠揚げ。
Cas241719s

Cas241726s

 

この時期にきてあれほど急な水温の低下に驚きカイワリ追いのKさんに連絡したところ、既にご存知で再上昇を待機中とのこと。マクロには公式の海水面温度情報、伊東近辺のミクロな情報は遊漁船からの情報を常にチェックされているとのこと。流石ですね。ボート店のお兄さんの話では数日前に台風並みに荒れたことがあるらしい。折角暖まりかけた海面近くの海水が深いところの海水と一緒に搔き回されて一時的に下がっているのでしょうかね。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

2024年3月19日 (火)

久々の釣り合宿

 

3月18日は伊東(井上丸)に釣行。

17日からカヤックの仲間ととある別荘で2泊3日の釣り合宿。
という名目で昼間は釣って、夜は飲んで温泉に浸かって、そして自慢の仕掛けを手に取り、ルアーを手に取り釣り談義と思いきや成り行きは普段できないよもやま話に。

あいにく17日は海が荒れ模様で前夜祭のみになってしまったが、18日にはいつもは足漕ぎカヤックでご活躍のお2人(ブログにコメントをいただくMBLさんと大物釣り師のHさん)を誘い井上丸のエンジン艇を借りて沖に出る。

前々日には同貸しボート屋さんでお客さんのカイワリ爆釣があったのでカイワリ釣りもいいかなと一瞬迷いが生じたが、お2人がタイラバやジギングの名手でもあり五目漁師も例のビンビンもどきで挑むことにする。
狙いはアマダイ、オニカサゴに真鯛、それとブリが湾内に入っている可能性もあると聞いたので急遽期待の1つに加える。

エンジン艇となると、最近はアマダイやオニカサゴの好釣果が続いており、あとに続きたいところではあるが残念ながら沖のポイントはよくわかっていない。

そこで、とりあえず手石島方面に向かってみたものの昨日から残るうねりと風でデッキの前のお2人さんに頻繁にスプレーを浴びせてしまい、一先ず手石島近辺の釣りは断念し宇佐美方面の岸側に向かう。

ここは特にMBLさんがお得意のポイントではあるが、ここでもうねりが強く思っていたところには近づけない。
仕方がないので様子を見ながら水深40m、50m、60mと少しずつ沖に出る。
驚いたことに遠くには別の仲間のカヤックが波間に見える。
Kgさん大丈夫かなぁ、まだ沖に向かって漕いでるよ。

-40mの一投目、直ぐにHさんのジグに強いアタリ。
しかし、来たっ! の2シャクリ目くらいでライン(1.2号)ブレイク。
残念そうなHさん。
実はHさんは、この日飛び込みでの釣り参戦だったので五目漁師のジギングセットをお貸ししていたこともあり、下手なノットがスッポ抜けたのか、ラインに傷でもついていたのではと気になる。

-50mラインから浅い方に向かっての流しでホウボウが数尾続いた後で、五目漁師のビンビンもどきにアタリ。
今度はホウボウではなさそうだ。
ハタかな? ハタかな? でやっぱり上がってきたのはアオハタ。
Dsxp248150s

このころからフグがうるさくなってくるが、しばらく間をおいて-60mからのラインで今度も五目漁師のビンビンもどきにモゾモゾ感からの強い引き。
始めはドラグを出しながら頭を振ったがその後は重みに変わる。
でかいフグかな、いやハタだったらいいのにな・・・で上がってきたのは既に頭の中では邪魔なフグ野郎のことしか考えられなくなっていたために、まさかと言える待望の真鯛(50cm)。
Dsxp248155s

ウシシ、これで今晩の飲み会のあてができたぞ。
やったね。
今日もビンビンもどきが活躍する。

この後は少しうねりが収まって来たので、早朝に行きそこなった手石島近辺の70mライン付近に向かう。
今度はよい感じで艇は流れるが肝心のアタリは一切ない。
少し前ならアタリが遠のくとサバも相手にしてくれないのかと寂しくなったが、今はフグさえ相手にしてくれないのかと寂しくなってくる。
海の様子が少しずつ変わってきている。

最後にもう一度宇佐美方面に戻ってみるが、やはり掛かってくるのはフグばかり。
ビンビンもどきはヘッドごと噛み落とされるは、そうでなくてもラバー部はツンツンに噛み切られるはで、自作とはいえ激し過ぎる消耗は悲しい。

しかも再び風浪が強まってきてはもう行くところナッシング、フグに打つ手はナッシングで本日はここまで(1時半)とする。

ボート屋のお兄さんにはアマダイ狙いもオニ狙いもオキアミ餌がいいですよと勧められたのにルアーで狙ったのが敗因なのか、全部天気や潮回りのせいにすればよいのか、何れにしろお付き合いいただいたお2人には申し訳ない。

夜の部では食べごろサイズの真鯛を姿造りでご馳走させて頂いた。
Dsc_2187s
盛り盛りの姿造り

五目漁師の経験では、今までにあまり食べたことがないほど美味しい鯛で良かった。
他にオニカサゴの刺身あり、潮汁あり、釣れなかった時用に控えていた肉もありの中、五目漁師を除いて次の日も4時半起床で飽きもせず疲れも知らずに連荘で海に出るカヤックマンの尽きないよもやま話が、やはり五目漁師を除いて酒をお供に深夜まで続いた。
信じられん。



次は伊東のカイワリ爆釣が気になっています。
爆釣と言っても工夫しないと難しかったと聞いています。
難しいカイワリにフグの猛攻、難しいゲームの様相ですね。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2024年3月11日 (月)

カイワリ狙いはまた勝負にならず

 

3月10日は伊東(井上丸)に釣行。

居ても釣れないカイワリにまた挑戦。
失敗談なので何の参考にもならないが、自分記録として。

今回はあくまでもカイワリに拘るつもりだが、念のためにタイラバと泳がせの準備もする。
1cas241582s

海底近くにうようよ居ても釣れないカイワリに、再びファイトしムラムラの五目漁師。
ビシから振り出されたコマセのアミエビに群がって食い尽くすのに、針の付いた仕掛けには決して食いつかないこの時期のカイワリやハナダイ。
間違って突進してきても針の付いたオキアミは直前に見切って通り過ぎるか、見事にUターンする。

そんなカイワリが、例年海水温が緩み始める3月も末頃から4月の始めにかけて、どうしたことか狂気の沙汰のごとく食ってくる。
その日がカイワリのXデーということだろうか。
その日までは仕掛けを工夫しても、シャクリを変えてみても、餌を変えてみても、たまの間違いを除いては決して掛かってはくれない。

何度となくやった勝負の勝はもう諦めていたが、新たに “手漕ぎボートでまっしぐら!” のHEPPOさんの動画を見ると、宝くじの様にXデーに当たることを楽しみにするよりも、釣り師としては寧ろ今こそが一番楽しい釣り期と考えようではないか。

今回も色々やってみるつもりだが、とっておきはこれ。
先日、北海道旅行の最終日に阿寒湖氷上でワカサギ釣りをやった。
2cas241540s

場所も良かったのか、慣れない2人で合わせて1日で300超を釣った。
餌は紅さし虫(ハエの幼虫)。

釣り始める前に係のおじさんからなくなったらまたあげるからと手渡されたビニール袋の中に10数匹が入っていたが、こんなもので足りるわけはないはないと思った。

当然のことながら虫は小さいし針も小さいので付けるのに一苦労したが、釣り始めから終わりまで、なんと付け替えや交換は2回程しかやらなかったので面倒もしれていたし、何といっても最初に頂いた量で十分に足りてしまったことに感心した。

魚も魚だがこの餌持ちの良さは凄い。
これだ! とカイワリ釣りに思いを馳せた。

居ても釣れないカイワリ対策として、食ってくる、こないの前に、先ずはコマセと同じ餌(アミエビ)を使ってハリスは細く、針は小さく目立たない色に、とは誰もが真っ先に考えるがうまくはいかない。
柔い冷凍アミエビでは40mの底に着いた時には、海水の抵抗を受けて既になくなっているかもしれないという心配もある。

餌持ちのいいこのさし虫をカイワリ釣りに使ってみたらどうだろうか!?
早速、ハリス0.8号、針は渓流釣り用ナノヤマメ7号(線径約0.44mm)で1本針と2本針仕掛けを2セットずつ作る。
3cas241579s

ここまで細く小さくすると眼鏡をかけても扱いにくく、仕掛け作りにいつもの数倍の時間を要したがこれで奴らも掛かってくれるかもしれない。

今日はYさんもKさんも一緒だ。
恐らく狙いは同じだろう。

いつものカイワリポイントに着くと、先ずは昨シーズンのXデーの前になんとか食わせたことがある高速シャクリ(仕掛けはいつものハリス3号チヌ針4号2本針)から始める。

コマセを振り出すと直ぐに魚探には魚影が映り始める。
もちろんこれらはカイワリやハナダイであるとの前提だ。
いや、あの動画を見る限り恐らく間違いはない。

速い動きに弱いと聞くフグを避けると同時に、カイワリには餌を見定める隙を与えず、餌が逃げると焦らせて釣るシャクリだと思っている。

しかし、今回掛かってくるのは例のサバフグばかり。
もちろんハリス切れも多発する。
最近はあまり見なくなったと聞いていたのでフグはいない想定ではあったが残念。

フグが居るとなれば話は変ってくるが、とりあえずさし虫仕掛けに替えてみよう。
ハリス0.8号、と言っても1kg程度の強力ははあるので20cmそこそこのカイワリなら十分上がってくると踏んでいるが、念のためにドラグはゆるゆるにしてアタリを待つ。
4_20240311132701

30分ほどしかやっていないので決めつけはできないが残念ながら今日のところはさし虫にはカイワリも、フグも食ってこなかった。

Yさんも、Kさんも既にカイワリは見切って場所を変えられたり沖に出られたりしているので焦ってしまうが、今日はカイワリと勝負と決めてきたのでもう少し粘ってみよう。
未だコマセもふんだんに残っているので最後にビシ天も使ってみる。
おー、さすがに投入の度に餌がなくなる。
釣れる兆しだ。

そしてやっと来たー。
が、フグの連発だ。
さすがのビシ天、フグの連発はあってもカイワリの眼をくらますことはできないようだ。

この後は、お2人の後を追って五目漁師もタイラバ(ビンビン玉風)で沖に出る。
直ぐに南東風が強まり長くは釣れなかったがやっとアオハタ(35cm)1尾を釣ってボを逃れる。
5dsxp248144s

で、今日の釣果はこれ。
Cas241585s
青ハタは35cm

そして先にカイワリを見切られたお2人の釣果はこの通り、
K
Kさんの釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)

Y
Yさんの釣果(井上丸の釣果ブログよりコピー&ペースト)



場所替え後にきっちりカイワリも釣っていらっしゃる。
お見事!

五目漁師は唯一の釣果を釣った日カルパッチョに。
Cas241591s




次回はカヤックの仲間に混ぜて頂いて釣り合宿です。久しぶりに網代の中深場にするか伊東の沖をルアーで流すか、何れにしても天気、風次第です。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

2024年3月 3日 (日)

リベンジなるか、氷上ワカサギ釣り

2月27日は阿寒湖(フィッシングランド阿寒)に釣行。

 

2月19日に冬の北海道撮影旅行に出発。
大洗からフェリーで苫小牧に到着した後は、釧路、中標津、網走、帯広を拠点に周囲の撮影ポイントに出掛けタンチョウやオオワシの撮影を楽しんだ。
Dsn240163s
釧路

Ims242068s
釧路

Dsn241098s
野付半島

Dsn241176s
根室

Dsn241859s
帯広


そして、帰路につく前日には今回のメインイベントともいえる阿寒湖でワカサギ釣り。

昨年も旅行の最終日に苫小牧の勇払ハート沼でワカサギ釣りをやったが、釣果はなんと小指サイズのワカサギが1尾(しかも釣ったのはヨメサン)で五目漁師は超絶完ボに終わってしまった。
最終日に釣りの予定を入れたのは、釣ったワカサギを自宅に持ち帰り旅行の余韻に浸りながらワカサギのてんぷらをいただこうという魂胆だった。
そのために、わざわざ発泡スチロールの簡易クーラーボックスまで持ち込んだのに邪魔にしかならなかった。

今回はそのリベンジを果たすために あらためてよく釣れそうな場所を探し、フィッシングランド阿寒のサービスを利用することにした。Cas241538s
阿寒湖氷上のフィッシングランド阿寒

前回と違って場所的にはフェーリー乗り場から離れている(約300km)のでこのために余分に1泊を要するが、今度こそは2人分の天ぷらに十分な獲物を持ち帰りたい。

遊漁料、釣り具や餌一式、更に3人まで入れる常設のテント、
Cas241514s

更にさらに、釣ったワカサギを直ぐ近くの食事処で天ぷらにしてくれる天ぷらサービス券付き、広々とした氷上の無料駐車場と至れり尽くせりで1人1650円という破格の料金。

これで釣れれば文句はない。
Cas241498s

テント内には既に直径15cmほどの穴が3つ開けてあり、8時から日没まで釣ることができる。(空いているテントを自由に選び、そこで釣れなければ空いているテントを転々と移動することもできる。まるで手漕ぎボートの流し釣りのような釣り方も可能)

網走のホテルの朝食を一番乗りで食べて雪が降る中を移動してきたので、釣り始めたのは10時前からだった。

仕掛けを入れるや、直ぐにコツコツとアタリはあるがなかなか掛からない。
今回も第1号はヨメサンだった。
Cas241501s

水深が8mと深めなので無駄な巻き上げは避けたい。
次第にアタリ=掛かりでないことがわかってくると何度かアタリを待つか、微妙な重みで掛かりを判断して巻き上げるようになり、数も加速度的に増えてくる。

賑やかだった周りのテントからの歓声も聞こえなくなった日没前には2人で100はいっただろうか、意気揚々と今回の最後の宿泊地となる帯広に向かう。

っと、助手席のヨメサンガ何っ! 驚きのしぐさ。
運転中しかも雪中の脅かし行為は止めて欲しい。

旅行中もしばしば孫の話などで盛り上がっていた千葉に住む娘からスマホにラインが入り、なんと、次の日に出港予定のフェリーが荒天のため欠航になったよ、との心配の連絡だった。
確認すると、五目漁師のスマホにも最後の追い上げ中にフェリー会社から連絡のメールが入っていたが、釣りに夢中で気づいていなかった。

低気圧の影響により欠航となりましたのでご案内致します。
ご迷惑をお掛けしますことを心よりお詫び申し上げますの一言。

ええーっ!!!
元々、ヨメサンガ船酔いするので太平洋側で発達中の低気圧は気にはなっていたが、こんな事態になるとは・・・
フェリー会社からは、予約キャンセル(当たり前なのに自慢そうに無料とある)か、代わりの便への予約変更をしてくださいとあるが、他には何のアドバイスもない。(実は臨時運行の設定などがあったことを後で知ったが、数が限定されているためであろうか特には教えてくれず、恐らく食い下がった人にだけアドバイスがあったのではなかろうか)

安全を理由にされると文句の言いようがないが、困ったことに次の出港は2日後になるために仕方なく同じホテルで2日間の延泊を予約した。
(我々は所詮暇人、多少の出費増しはあったがたまたまホテルが空いていたのはラッキーだった。ただ、避けられない用事がある人たちはたまらんだろうな)

予定は狂ったが、不幸中の幸いだったと言えるように、この2日間を如何に有効に楽しむかが次の課題だ。
あれやこれやと悩んでいると、ヨメサンがもう1日釣りでもいいよと乗ってくる。
氷上ワカサギ釣りが面白くもっと釣りたかったらしい。
それを言ってくれるなら話は簡単だ。
2日後にもう一度阿寒湖まで(約120km)戻って釣ることにした。

この日は天気も良く氷上では釣り以外にもバナナボートやスノーモービルなどのアタラクションも賑やか。
外気温は-7、-8度といったところであるがテントに入ってしまえば薄手の防寒着で十分で、手袋も必要がない。(テントの威力は凄い)

さて、釣り始めてしばらくすると前回と同様にアタリが連発し始める。
前回で要領を得た五目漁師は入れ掛りが続く。
Cas241505s

ベタ底でアマダイのあの底トントンを手首のストローク(10cm程度)で3~5回やった後で止めると直ぐにアタリがある。
アタリを無視しながら底トントンを繰り返し重さを感じたところで巻きに入る。

一方ヨメサンも好調ではあるが、五目漁師ほどにペースが上がらない。
Cas241501s
たまに2連や3連掛けもある。

首をかしげるので技を伝授するが、横目で見ていると手首での小刻みな底トントンがうまくいかず腕を使って底トーントーンになっている。
5本針の胴付き仕掛けの全長が50~60cm(エダス間隔約10cm)程度なので大きなストロークでは仕掛けが視野から消えてしまいトントン効果が薄れるのかもしれない。
トントンでワカサギの底密度が上がるせいだろうか、五目漁師の小刻みなトントンには餌には食いつかないメダカサイズのすれ掛りも結構多い。

順調に釣れ盛り昼前にはお持ち帰りには十分な量が獲れたので、お昼には前回釣った獲物を食事処に持ち込んで天ぷらにしてもらう。Cas241536s
これで約100尾分。無理かと思ったが際限なく美味しくいただき、完食。

その後も結局、日没近くの4時半まで夢中になって釣りまくり、五目漁師の釣果は216尾、89尾のヨメサンの釣果を遥かに上回り漁師としての面目を保つことができた。
どうだ、参ったか!

この日釣った分を雪詰めにして持ち帰る。
Cas241490s

自宅に戻るとサッと塩水でひと洗いし、早速お楽しみ料理に取り掛かる。
Cas241562s

天ぷら、唐揚げ、海苔唐揚げの揚げ物3種盛り。
Cas241568s

主に五目漁師が釣った(掛けた?)メダカサイズは甘露煮、
Cimg1570s

残りは保存がきく南蛮漬けに。
Cas241573s



今回のワカサギ釣りで、居ても釣れない伊東のあのカイワリ釣りでやってみようと思うヒントをえました。
ものが揃えば次回伊東でやってみます。
釣りは色々、こんな小物でも狙いがあればやはり夢中になってしまいます。今後、我が家の冬場の北海道旅行には欠かせないイベントになりそうです。

本日も、ポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

« 2024年2月 | トップページ | 2024年4月 »