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2024年2月

2024年2月20日 (火)

ビンビン玉スイッチ風タイラバの作り増し

 

1月~3月は寒いばかりで釣れない時期。
老体の無駄使いはやめて少し休めようと考えていたが、今シーズンは随分暖かかったせいで何度か出掛けている。

朝起きてトイレでブルブルっと震えた後、2階の籠り部屋のストーブのスイッチを入れる時にいつも室温をチェックしているが、今年は例年よりも2、3度は高い10℃越えも多く、最近では2月にして18℃というビックリ温度もあった。

一方、海面水温は15℃台を保ったままなのでこのまま春に向かうと、直ぐにカイワリのXデーが期待できる17、8℃台に乗ってきそうに思う。
湾内のコマセ釣りも、沖流しも、中深場(年中あまり変化はないが)の釣りも忙しくなってくる。
やる気も、仕掛けも、軍資金も溜まりに溜まっている(3つ目は大嘘)ので早く来い!

さて、前回自作のビンビン玉スイッチ風タイラバがそこそこの釣れっぷりだったので(たまたまだったのはわかってはいるが)気を良くして作り増ししておくことにした。

そもそもはメーカーのプロモーション動画やそれに乗った自作釣り師の動画に上乗りして作ってみたが、五目漁師としてはやはり何らかのオリジナリティが欲しい。
自作の意義は自分好みのものが作れる、市販品よりも安く(今回は1つ当り500円前後で)作れる、厳しい寒空の下、しかも釣れない釣りに比べて暖かい部屋で大漁の妄想釣りが楽しめる等々色々あるが、唯一できないのは獲物の実食であろうか。

さて、自作記事は前回の繰り返しになるので同様の流れになってしまうが、自分記録なのでとりあえず。

前回は材料集めの買い物から仕上げに至るまでの全ての行程が試行錯誤の繰り返しだったために随分と時間を要したが、今回は要領がわかっているだけに手っ取り早く仕上げることができた。

前回と同様に先ずは材料集め、
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下ごしらえ、
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塗装、コーテイング、乾燥、
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ラバー部作成を経て、
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今回7セットを作り増しした。

五目漁師は性格的にメーカーのプロモーション動画や、尤もらしいルアーの形や色に対する仕分けや評論に乗せられる方ではないが、最近見たユーチューブでなるほどと納得した動画があった。
魚はタイラバが一体何に見えて飛びついてくるのだろうか? タコ、イカ、エビ系、ゴカイ系・・・といろいろあるが、との疑問に対してズバッと答えている。

マダイは活きたエビに対して死んだエビを見切る能力があるのに、タイラバをタコやイカと間違うはずがない。
マダイはタイラバをタイラバとしてみている。

つまり、見たことがない変なものがいるので興味を持って、何者かを口で確かめに来る、という正に納得の回答があった。

ならばタコやイカに見せる必要など全くなく、色も形も自由で、先ずは目立たせて見つけてもらうこと、そのうえで彼らに興味を待たせることが重要であろう。
これは、五目漁師が以前から伊東のような海底砂漠では目立たないオキアミ餌で流すよりも大きくて良く目立つルアーで流した方が良型の魚は良く釣れると言っていることにある意味で共通していると思っている。
ただ、魚の興味などわかるはずがないので、必然的に自分が興味を持つ色や形、自分が好きな形や色に仕上げることになる。

釣具店内にあるタイラバやジグも魚目線に立った一貫性がある品揃えとは思えない。
多種多様の釣り師の好きづきに対応するがために、売り場をいくら確保しても追いつかないほど賑やかになっている。

そこで、今回は多少なりとも五目漁師目線のオリジナリティを優先して自作してみた。
と言っても、錘は市販品から選ばざるを得ないし、塗装に至っては100均の限られた色から選ばざるを得ないので選択の自由度は知れている。

とりあえず、前回から少しアレンジしたもの3点にラバー部を装着し完成させてみたのがこれ。
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右はジグで人気がある蛍光の水玉模様。
この際、ネクタイはグロー、ラバー部を束ねるキャップも含め蛍光尽くしにしてみた。
化け物度は一番大きくどんな魚が興味を持ってくれるのか楽しみ。

中央は、たまたま面白い形をした中通し型の錘を見つけたので、丸形のホログラムシールを張り付けお尻にはブレードを付けてみた。

左は、五目漁師としては初めてだがタイラバで流行の3本針仕様。

釣れる釣れないは、その日の魚のご機嫌や時合いに左右されるところが大きいので、釣れっぷりの評価は難しいが、そこは自作のルアー、これでは掛かってくれないとみるや交換する度に集中力が高まり良い釣果に少しで結びつくことは確かだと思っている。
楽しみ!



余程のお気に入りでビンビン玉風関連記事が続いてしまいました。
次回の釣りは、居ても釣れないカイワリに再挑戦か、天気次第では大津でアジを釣って泳がせをやりたいと思っています。

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2024年2月11日 (日)

ビンビンスイッチ風(*2)タイラバのお試し釣り



2月10日は伊東(井上丸)に釣行。

今はどこで何を狙おうが難しい時期。
いくら暇だとは言え、精魂込めて作ったビンビンスイッチ風タイラバをこんな時期に使ってもケチをつけるだけ。
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せめて真鯛の乗っ込み時期まで温存しておこうと思っていたが、毎日ブラブラとぶら下げながら魂がこもった分身のようなタマタマ、いやビンビンが左右に揺れるのを眺めていると居いても立ってもいられず今回の釣行になった。

狙いは、アマダイ、オニ、そしてヒラメも期待する。
もちろん、ビンビンスイッチ風のお試しなので餌は持たず念のためにジギングの準備はする。
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浜を漕ぎ出たところで先ずは一番軽い55gを入れ巻き心地を味わう。
良い感じだ。(何が? いや、まあ分身だから)と、言いつつも魚探に映るベイト反応を見るとついついジグを入れたくなってしまう。

しばらくすると小型のウッカリンがそのジグに掛かってくる。
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予報以上に風がありボートは始めの頃は寧ろ丁度いい加減に南西方向に流れてくれたが、次第に風の強まりで道糸が斜めって来るために55g→75g→95gとチェンジしていく。

いつものタイラバでも80g超えを使うことは滅多にないが、さすがに重みを感じる中で、記念すべき最初の獲物はホウボウ。
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そして約1時間後に小振りのハタと続いたが、全体としては渋くアタリは遠い。
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海底に反応があると相変わらずジグを入れたくなってくるが、そのジグに怪しげなアタリ。
なんだろう? ハタがあんぐりと口を開けて上がってくる姿を想像していたがなんと上がってきたのはイカではないか。
慌てて触腕1本で掛かっているイカを玉網で受けながら無事にゲット。
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たまたまではあったがリアーフックに錨針を付けているジグを入れている時でよかった。

結果ジグではあったがこれでボを脱出した感でひと先ず釣りとしては安心する。

しかし、いつしか無風、潮流もなくなりボートが流れなくなってしまっている。

カヤックの仲間からアマダイはタイラバのズル曳きで釣れるらしいと聞いていたので朝からそれをやっているが、これでは曳くに曳けない。
底トントンでタイラバを気付かせて、そのまま砂煙を上げながらズル曳きでアマダイを釣る作戦はここで一旦中止になってしまうところだが、今回はこんな時のための備えがある。

前回のエンジン艇では終日無風で潮流もなく艇が止まったままで、流し釣りが破綻してしまった。
手漕ぎだったらこんな時には自ら漕いで流れを作れるんだがなあと思いつつ、にっちもさっちも行かなかった苦い経験。

そこで今回はこれを準備してきた。
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元々は、カヤックの仲間が両手両腕で釣りながらも足で漕いで自在に流れを作ったり、逆に流れを止めたりしながら釣る様子を羨みながら、これに電動リールの自動巻き上げや自動シャクリを併用すればオールを握りながらもタイラバやジギングができるぞ! っと自作したものである。
ただ、最近では専ら主にボートが流れない時にタイラバを落としながらボートを漕ぐのに利用している。
タイラバを落としながらボートを50~100m程度漕ぎ、竿を立てながら巻き上げる。

今まではタイラバのズル曳きは考えたことがなかったので適宜巻き上げ速度でタイラバやジグの海底からの浮かし具合を調節していたが、100mも出せば、否が応でもズル曳きになってしまう。

ボートが流れなくなったのでその竿掛けを準備して1投目。
水深40m程度でラインを水平方向に70、80mも出したであろうか、さて、ズル曳きしようとして巻き始めるとゴソゴソと違和感。
ボートを漕いでいる間に既に何かが掛かっているようだ。
巻き始めると違和感が直ぐにゴツゴツ感に変わる。
やっぱり何か掛っている。
これはフグだな、フグに違いない。
フグは今日初めてだがフグだったらすぐに場所替えしよう・・・。
しかし巻き始めてしばらくするとどうやらフグではなさそうだ。
ラインは100m以上も出ているのでなかなか上がって来ない。
途中で何度かビクビクと穂先を叩きながら漸く見えてきたのはなんと、立派なオニ。
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95gのビンビン風タイラバの両フックにしっかりと掛かっている。
ビンビン風に掛かったことで気を良くしながら、次からもビンビン風を落としながら、あるいは着底した後にボートを(*1)100m近く漕いではズル曳きモードに入る。
ただここで一工夫入れる。

チンタラと100mもズル曳きだけではなくアクセントが欲しいので、ズルズルと2、3m曳いた後で竿を勢いよく煽ってビンビン風を跳ね上げる大きなシャクリ動作を入れる。
丁度、葉山の春イカ釣りで底に着いているエギを跳ね上げる動作に似ている。

すると、ここからビンビン風の入れ食いが始まる。
跳ね上げたビンビン風が再び着底すると同時に獲物が飛びついてくる。
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アオハタ、ホウボウ・・・、イトヨリと続く。

実はこの間にフグにリーダーを切られたり、ネクタイを噛み切られたりして、持ち込んだ3つのビンビン風がなくなってしまった。
なので、ここでお試し釣りは終了。(フグにも見切られるようなタイラバでは仕方ないのでここは辛抱)

この後はジギングでヒラメを期待したがホウボウ1尾に終わってしまった。
皮肉にも1番の目標にしていたアマダイは釣れなかったが、おかげでズル曳き+跳ね上げの効果は確かめられたし、何といってもビンビン風タイラバは少なくとも現時点では合格の釣れっぷり。

ビンビンスイッチの開発者が言っているようにヘッドにアタックしてくる魚が多いせいか、ハリスを短くしてヘッドのサイドにぶら下げた2つのフックの両方に掛かていることが多かったように思う。
ヘッドの後ろ、あるいは下にたなびくネクタイやスカートにかじりついて針掛かりまでにじらせの間がある従来のタイラバと違って、どちらかというとジグにアタックしてくる魚の掛かりに似ているように感じた。
春の真鯛シーズンが楽しみになる。

で、今日の釣果はこれ。
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ザル径57cm


イカを使ったパエリア。
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*1:文章に誤りがあったので修正。(2月12日 0:40)
*2:表題及び本文中のビンビン玉はビンビンスイッチの間違いでしたので修正しました。(2月12日 17:42)



この日の水温は16℃弱でした。例年14℃台まで下がっていたと思いますが、今年は16℃台を保ったままで上向くかもしれませんね。
伊東のサバは圧倒的に減りましたが、狂暴なフグは今の時期でも居座っています。
未だ釣ったことはありませんが伊東ではシロアマダイがしばしばみられるようになりました。
水温が変わると先ずは根の海藻の様子が変わり、以前は根掛かりしたのにスカスカになってしまたところもあります。すると魚の様子も変わってしまうのでしょうかね。出て行く魚があれば、入ってくる魚もありますね。
楽しみです。

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2024年2月 4日 (日)

ビンビンスイッチ風タイラバを自作してみた



狂暴なサバフグが増えてしまってからはタイラバよりもスロージギング(SLJ)をやる機会が多くなった。

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こんなものを食って美味しいのか、後で腹をこわして後悔するのか知らないが丹精込めて自作したタイラバが一瞬にしてこんな風にやられたのではたまらない。

アンカリングが基本になるコマセ釣りに比べるとより深い沖を流すことができるタイラバやジギングでは比較的良型の魚がよく釣れる。

五目漁師のSLJではタイラバと同様にただ巻きを多用するために両者の釣りの趣は同じようなものでアタリの瞬間においてのみ大きな差がある。
タイラバのアタリは来るかな?来るかな?の前アタリからジジジーとドラグ音が鳴り出すまでじらせの間があるが、ジギングの方はいきなりドスンかググッの待ったなし。

マダイ狙いがメインとされるタイラバでも根魚はもとより、青物も平気で良く釣れる。
一方、青物狙いがメインとされたジギングが最近のスロージギングでは根魚も真鯛もよく釣れる。

釣果的には優劣つけがたいが、タイラバのもう一つの楽しさは、ジグに比べると自分のアイデアやデザインを生かして自作できる部分が多いということであろうか。
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ジグでもフックを自作したりブレードを付けたりはする。
更に、無垢のジグに色付けやホログラムシールを張り付けてデザインすることもできるが、五目漁師的にはこの作業は大変で楽しみの領域を越えていた。(もうこりごり)

さて、最近ではメーカーサイドでも、所謂タイラバのヘッドの形状やラバー部のデザインは行きつくところまで来てしまったかと思いきや、どこまでをタイラバというのかわからないが、色んな変形タイラバが次々に発売され、良く釣れるをキャッチフレーズに人気を博している。

J社のビンビンスイッチなどは店頭ではずっと品切れ状態が続いていたらしい。
やっと出回り始めたのか、先日、五目漁師がよく利用する釣り具屋で見つけたが、1人2つまで限定との張り紙付きだった。
欲しくても手に入らないためかネット上では入手困難なので作ってみたという自作記事があふれている。

(前置きがだらだらと長くなってしまったが)
そこで、またどうせフグの餌食になってしまうのはわかりつつも、五目漁師も真似て自作してみることにした。
入手困難が理由ではなく、えっ!こんなに高いの(店内にあったのはタングステンヘッドなので当たり前だが)、だったら鉛でいいから作ってみようとなった。

先ず材料を集める。
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今回は鉛ヘッドとして15号(ナツメ型、約55g)、20号(ナツメ型、約75g)、25号(ナス型、約95g)を2つずつ揃えた。

先ず、ナツメ型錘にはラインアイを付けて、あとで付ける目玉用の穴を開ける。
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色などどうでもよいと言ってしまうと、自作の楽しみなど元も子もなくなってしまうので五目漁師がTGベイトで愛用している緑金、それに赤金の2種類をラッカーで色付けする(3回塗り)。
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さすがに塗装は室内ではできないが、乾燥はストーブの前にぶら下げる。

塗装の乾燥後に目玉を張り付け、25号タイプには蛍光シールを巻き付けてみた。
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ヘッド部の最終仕上げとしてウレタン樹脂にドブ漬け(3回)してコーティングする。
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温度が低いと乾燥に時間が掛かるので部屋の暖房を兼ねてストーブで乾燥させる。
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うーん、シンナーの匂いで気分がハイになってきた。
頭の中で、でかい真鯛がうようよと泳いでいる。

乾燥後に予め作っておいたラバー部を付けて出来上がり。
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さて、この釣れない時期に試してみて釣果が芳しくないとがっかりするので、使うのはもう少し待ってマダイの乗っ込み時期にするかな。



鉛は色なしの目玉なし、ラバー部はネクタイ、スカートなしの針だけ、オモック(オモリ・フック)というらしいですが、これが一番釣れるという話もあります。
何のことない、根魚釣り用の直リグのオフセットフックを短いハリス付きの2本針に替えただけのことですよね。
回り回って基本に戻った。
色や飾り物は釣り師の購買意欲を誘うためで、魚が知ったことではないということでしょうか。
でも、海の中を想像しながらの色付けやネクタイの切り出しは楽しいですよ。


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