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2024年1月31日 (水)

またまた終了間際に

 

1月30日は網代(亮知丸)に釣行。

自分記録とはいえ、こうしてブログをさらしている以上はそこそこ様になる釣果が欲しい。
釣れない時にはやはり記事をどうしようか、今回はやめにするか、いやいやそれでは記録にならないし・・・と焦りや心配が次第につのってくる。

ブログがあるがためにプカプカリと呑気に浮いているだけというわけにはいかず、正直、楽しいはずの釣りが逆に苦しくなってしまうこともある。
一方、それがゆえになんとかしたい、ここで逆転の一打が欲しいと最後まで諦めずに頑張り通すし、最後の最後には天に向かって神頼みまでして釣果に結びつくこともある。

昔から賭け好きの五目漁師にとってタイラバやジギングオンリーとか泳がせオンリーとかは作戦中からワクワクする楽しい企画であるが、記事にすることを考えるとボを覚悟の危ない釣りでもある。
今は時期が時期なだけに普通にやってもボを食らうことはあるが、たまには釣果面では安心でありながら、かつ満足度の高い釣りも良い。
しからば中深場ということで今回の釣りになった。

しかし、いざ釣り始めると意に反して、朝からずっと信じられないほどのアタリのなさに苦しめられる。
天気良し、風良し、ここで一発あれば・・・頼むなんとか釣らせてくれい!
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天に神頼み

願いが天に届き、その直後、待望のアカムツが上がる。

2dsxp248096s

やれやれこの解放感と感激。
誰もいない海上に、サンキューサンキューのしわがれ声が響く。


さて、結果を先に記したところで早朝に戻ろう。

これからはどんどん夜明けが早くなってくる。
6時半に亮知丸に到着し準備していると、今日はいつもお借りしているティラーハンドルの艇をメンテに出すとのことでステアリングの艇をお借りすることになった。

以前一度お借りしたことがあるが大丈夫かな? 大丈夫だろうと思ったが大丈夫ではなかった。
舫いロープを解いて、行ってきまーす。
気を付けて!

おもむろに後進ギアーのクラッチを入れたところ、いきなり加速をつけて走り出す。
後進でスピードが出なかったのが幸いだったが、あわや壁に激突するところだった。

クラッチが入ったところで、そのままレバーを押し下げるとステアリング艇のスロットルレバー代わりになっていることを意識していなかったがための初歩的なミス。
大事に至らなくて良かった。

胸をなでおろしながら感覚がまだつかめないステアリング操作で右に左にとヨタヨタと港内を出ると、今度は追い打ちを掛ける結構なうねり。
予定していた-300mは早々に諦めていつもの-200mちょいのポイント近くから始めることにする。

大概、1投目から直ぐにアタリがあるのにそれがない。
しかもずっとない。
ポイントを変えながら仕掛けの投入、そして獲物がないままの回収が何度も続く。
こんなことは中深場の釣りでは珍しい。

9時半を回った頃、初めてのアタリでやっと上がってきたのは良型スミヤキ。
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もう1尾は普通サイズのやはりスミヤキの2尾掛け。

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別名縄切りと呼ばれるだけあってこいつだと知らずに掛ったまま追い食い狙って遊ばせておくと幹ハリスを切られれて錘まで失うことになるのでご用心。

この後もたまにアタリがあると上がってくるのはスミヤキ。
ポイントによっては仕掛けの落下途中でサバ。
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ボの心配がまずない安心の釣りなら中深場と思いやって来たのに一体どうしたの?
先日千葉まで出かけられた仲間が東京湾の地震のせいかな? と不調の要因に挙げられていたが、そんな疑いもしたくなってくる。

昼を過ぎてからやっと獲物らしい獲物、クロムツが釣れる。
Dsxp248089s

今日は初めて沖合で同じ亮知丸から出船された僚船を近くにした釣りだった。
出船前に亮知丸のお兄さんからアカムツ釣りの名人とお聞きしていたので、ご挨拶し海上では特に流しのポイントに注視していた。
終了後にお聞きしたところ、やはり午前中は全く駄目だったが昼からは結構クロムツやシロムツのアタリがありそれなりにリカバリーしたとのこと。
思えば昼からは結構両艇の流し海域が離れていたせいか五目漁師は相も変わらずアタリに見放された釣りが続いていた。

水深約250m。
何度かアカムツの実績があるポイントを流す。
後片付けを考えると仕掛けを落とせるのはあと2、3回だ。

最後だからと言ってやり方が変わるわけではない。
着底後はズボッと土(泥?)にめり込んだ錘を引き抜き再度ゆっくりと着底させてゼロテンションで数秒待つ。
アタリがなければ少し誘い上げて、また落としたり、逆にもう少し誘い上げを繰り返す。

今日はどうしたんだろう、来てくれ来てくれ、頼む。
すると、何度目かの底どりの直後に久しぶりに明瞭なアタリ。
何か来たぞ。
直ぐに巻き上げを開始する。
途中穂先がビクビクと叩かれ重みも感じると今日一の獲物であることを確信する。

どうやらでかい鯖でもなさそうだ。(サバならたまに食い上げてくる)
あと100mを切るとビクビクが激しくなる。
更に60mを切るとググッ、振動から引きに変わる。

これはひょとして赤いのでは?
手巻きに入ってやがてボヤーンと見えてくる魚影が真っ白でなく少し濁った白ならアカムツだ。

タモに入った途端に歓喜歓喜。
どうしてこれだけアタリが少ない中で一番欲しかったあなたが来てくれたの? 
以降、前出の写真に続く。

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で、今回の釣果はこれ。
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今回はスミヤキオンリーの盛り盛り刺身にするしかないと既に考えていたが、アカムツが釣れたことで赤白黒そして炭の盛り盛り刺身を造ってみた。
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アカムツ、クロムツ、スミヤキの炙りや、あまりやらないスミヤキの刺身など

脂がのった中深場の釣り魚のナメロウはどれも美味しい。
そこで、赤、黒、白、そして炭のナメロウ味比べをやってみた。
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左からアカムツ、クロムツ、シロムツの順。スミヤキは刺身盛りの皿に含む。

味噌の味が勝ってどれも同じようなアジになってしまうが食感も味もいいのはやはりアカムツ。
スプーンですきとったスミヤキのナメロウも滑らかさでは一番。

そしてアカムツの酒蒸し。
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微妙なアタリを捉えて時には半信半疑のままで巻き始める。姿が見えるまでの7、8分間。穂先の動きや手応えであれかな、これかな、やっぱりこっちかなと一喜一憂。これが中深場の釣りの楽しいところです。一番わかりやすいのはサバ、ドキドキするのはやっぱりアカムツかな?がアカムツに違いないの確信に変わっていく時ですね。

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コメント

なめろうの味比べですが、2セットあることを拝見しますと奥様には答えを言わずに採点して貰ったのでしょうか。このように遊び心を含めて調理できるのも釣人の特権ですね、このように楽しく美味しく終われば、世の奥様たちは旦那の釣りをもっと歓迎してくれるのではないでしょうかね!私はなめろうにするのはスミヤキしか経験がなく単純に美味しいとだけ理解していましたが、やはりアカムツがNo.1でしたか。よく釣れる外道なので、スミヤキがNo.1の料理を見つけたいですね。

MBLさん、こんにちは。

なるほどその手がありましたね。
実は先にこれはアカムツ・・・と教えていました。
ヨメサンの印象は、一口目は滑らか食感のスミヤキがベストでしたが、
幾らか食べている内に少し固形感のあるアカムツベストに変わったようでした。

今回はTVでやっていたのを真似ていつものネギや生姜の他に味噌に酒、醤油、ゴマ油を加えてみたところ、ゴマ油がいい香りを醸し出し良かったです。
お勧めですよ。

ナメロウは刺身などを作ると端身が出ますが、それら(魚種混在)を使って絶品料理ができるので我が家でも必ずやりますよ。

こんちゃ(^O^)

思えばこの時期は師匠は泳がせヒラメをする事が多い季節でしたが深場をやり出してからは機会が減りましたね…そのせいでボが減りましたね(*´ω`*)あぁ残念。

行きたかった。。。ですが僕が行ってたら酷いことになってましたね
ですがスミヤキで喜んでたのが目に浮かびます(笑)
今年に入りまだ始めも行けてないもどかしさ、初釣りはいつになることやらです。

ガルさん、こんばんは。

泳がせは初釣りでやりましたよ。
残念ながらボではなかったですが。

今はどこで何をやっても厳しい。
季節感のない中深場ならいつもと同じ、と思っていたのですが甘かったですね。
ガルさんがお好きなシロムツが1尾というのは多分初めてです。
ただ僚船はシロ、クロともに結構釣れたとおっしゃってましたのでへたくそなだけだったようです。

火曜日に好天が巡ってきた時にはお付き合いください。

海底を叩いて誘うアマダイのような、ゼロテンションで待つカワハギのような、深場の釣りは経験したことがないのですが、深くても浅くても基本的な釣り方は変わらないのですね。最後まで諦めずに丁寧な釣りをしたからこその本命確保、おめでとうございます。

おはようございます
釣りの魅力が詰め込まれた内容ですね
読むうちに想いだしては空を見上げ
流れてくる風の中に気配が感じられたり
一気に読むことは無かったです
私も同様にどうしても一匹釣りたくなった時
丁寧な釣りに戻る時もあります
無造作に取り出していたオキアミも選び
コマセの出口を調整したり
仕掛けを下ろすのにカウンターを見ず
道糸の色を数えたり
微かな中りを見逃さないよう集中しますね
神経を研ぎ澄ますと、海の底での事が見えてくるように
エサ取りの小魚が来てついばんだかと想うと逃げた
もうすぐ来るぞ、と竿を持ち構える
この時釣れた一匹が思い出となりますね
他人には見えませんが
釣りの醍醐味と言えるかも知れませんね
今すぐにでも行きたくなりますが
東京湾は相変わらず北風の強風
今も7mです

おはようございます。

前にオーシャンのオヤジさんが釣れない時に、心の中で「来い!、来い」と言って釣るんだ!
と言っていたのを思い出しました(笑)

この時期アタリが無い時間は寒いし辛いですねー。
自分も前回はアタリが無いのと、油断して防寒を怠ったので寒くてエライ目に遭いました。

神頼みか願掛けて釣れたこともありますが、どちらかというと殺気の無い時に思わぬ魚が釣れてしまったほうが多いような気がしますがどうでしょうか?

もう2月なのであと1ヶ月もすればぼちぼちシーズン開始ですね。
伊東も底は砂地の砂漠ばかりでポイントも無いのかと思ってましたが、最近そうでもないかなと思う場所もいくつかあるので、次回お会いした時にでもお話しさせて下さい。

船外機土日であればお声掛け下さい。
それではまた


paiatown2013さん、おはようございます。

言われて気が付いました。
そういえば普段の釣りも、中深場の釣りも同じような誘い方で釣っています。
ひょっとしてそれが不味いのかと。

私はどちらかというと、じっと待てない、置き竿はできない性分なのですが、
誘いのリズム、ストローク等等、300m以上もある弛んだライン、魚種の違いを考えると普段と同じで良いはずがないですよね。

良いヒントをいただきました。
ちょっと悩んでみます。

趣味人たけさん、こんにちは。

皆さん同じような気持ちで釣っておられるようですね。
誰もいない海上だからこそ、自問自答、神頼み、見えない海底の様子が見えてくる。
自分をさらけ出すところ、想像(夢)の世界です。

あがって雑談すると皆夢が違うし、見ていた海底の様子も違う、これがまた次の釣りの参考になります。

確かに、天気が悪いですね。
(この時期には毎年言っているような気もしますが、今年は特に)
久し振りに大津で泳がせをやりたいのですが、東伊豆に比べると東京湾はますますチャンスがありません。
チャンスがないと、仕掛けばかりが増えてきます。

~さん、こんにちは。

うーん、文面から心当たりはあるのですが、外すと失礼になりますので~さんでいきます。

オヤジさんも没頭される方でしたからね。
私と2人で釣っている時にはいつも時間延長ありで、終了間際になればなるほど力が入っていたようでした。

確かに、コマセを撒かない沖流しの釣りですと、たまたまぼやーんとしている時に掛かってくれることもありますね。
集中もぼやーんも恐らく魚に伝っているわけではないでしょうから、その時に釣り師がどうとらえるかなのでしょうね。

網代の土日船外機は無理ですが、伊東ならチャンスがありそうですのでこちらこそよろしくお願いします。

〜の人です、すいません。

最近は寒くてやる気がないのと、土曜日に予定があり行けてないです。

来週は連休なので寒くなければいいのですが。

Kさん、こんばんは。

だとは思ったのですが、連絡ありがとうございます。

ここに来て寒くなりましたね。
というか、これで当たり前なのですが。

なんとかシーズン中に白アマを釣りたいと思っています。
相模湾の乗り合いでも釣れているようです。

伊東の船外機なら土日(特に日曜日は)寸前の予約でも空いていることがありそうです。
3月に入って真鯛の乗っ込みが始まるころはいかがでしょうか?
その前でもアマダイのリベンジの時にはお声がけしますのでタイミングが合えば是非よろしくお願いします。

中深場釣りいいですね
そろそろ自動リールを買おうか迷っているところです。

なめろうも美味しそうですし

うらやましいです

マックの連れTさん、こんにちは。

中深場は普通ならアタリが多いこと、それに何といっても長い巻き上げ時のワクワク感ですかね。
土曜日は難しいですが、最近は日曜日なら結構艇が空いていることがあります。
冬場のせいかもしれませんが。

チャンスがあればお誘いしjますよ。

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