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2023年10月 7日 (土)

赤い魚御三家狙い



10月6日は網代(亮知丸)に釣行。

やっとボートの空きと好天気(予報に反して昼からは結構荒れたが)に恵まれて待ちに待った赤い魚御三家狙い

先ずは水深350mでアカムツ、そして100mに移動してオニカサゴ、最後に20mの岩礁帯に移動してアカハタを狙う。
3尾が揃ったところで一皿に盛って夢の御三家姿造りにする。
ウシシ、美味しそう。

竿はアカムツとオニは同じ竿で電動リール、アカハタ用にはスピニングと両軸用の2本を準備した。
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仕掛けはそれぞれアカムツ用、オニ用、そしてアカハタ用を準備した。
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左からアカムツ用、オニ用、アカハタ用

6時に港を出、先ずは釣れるかどうかは運まかせだが、水深350m前後のアカムツ実績ポイントに向かう。
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そこはこの5月にまっくさんと一緒にアカムツの数釣りで甘い汁を吸ったところだ。
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今日は、たった1尾でよいから釣れて欲しい。
(この時期こんなに深いところが良いのかそれとももっと浅いところが良いのかわかっているわけではない。)

フルスロットルで走らせながらこんなに遠かったかな?
あんなところに赤い橋見えたっけ? 
等々何となく気になりながらポイントに到着する。

早速、150号の錘に胴付き3本針仕掛けを付けて落とす。
起伏が結構激しいので深ければ380mまで落ちることもある。
おやっ? 250mで着底。
まあいいか。

すると、直ぐに微妙なアタリ。
ここはいつも着底と同時にオキギスが掛かってくるはずなのに上がってきたのは小っちゃいシロムツ。
次からもシロムツ。
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そして、またシロムツだなと思いながらあと100mまで巻き上げてきたときに、いきなり穂先が跳ね上がり150号の重さがなくなる。

えっ、切られた??いや、いるいる。
ウオッ、走り出したぞ、巨大サバかな?
穂先が船尾方向にもっていかれたままリールがうなっている。
見るとリールのスプールは止まったままでウインウインとうなっているだけ。

強烈な引き、どうやらサバなんかじゃなさそうだ。
リールは降参しているがハリスは6号(または7号)はそう簡単には切れないので竿の支えを踏ん張る。
どうやら掛かっていた(多分)シロムツに大物が飛びついたようだ。
引き方からして青物系のワラサ?カンパチ?、ひょっとしてサワラ?・・・
獲物の正体が次々に浮かんできたが、フッと軽くなる。
やられた。

上がってきた仕掛けを見ると、上針のエダスを出す回転ビーズから出ているはずのエダスがない。
すっぽ抜け? そんなはずはない。
いや、止めのエイトノットが引っ張られて細くなって抜けたのだろうか?
最近は親子サルカンよりも絡みが少ないので回転ビーズを使っているがやっぱりだめかな~?
まあいいか。
今日は赤いの狙いだから。

海面は至って平和。
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もう8時半だ。
あとのことを考えると、ここはせいぜい2、3時間の予定だったのでそろそろ焦ってくる。
このポイントを諦めて、いつも中深場釣りの拠点としている赤根崎沖(水深200m)まで一旦戻る。

そこでの1投目、着底と同時に、既にもう何かが掛かっている。
これこそ正真正銘のサバ野郎に違いない。
この時期だとやはりここは浅すぎる。
サバが居るんじゃどうしようもない。

1投で諦めて、さてどうしようかと虚ろに魚探の航跡を眺めていると、何だこれは。
違うんじゃないの!

魚探の画面上には実績ポイントや今後行ってみたいポイントに魚マークや✖マークを入れているが、早朝に向かったさっきまでのポイントは未だ行ったこともないとんでもないところだったことにやっと気づく。
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その内に行ってみたいと思っていた熱海沖ではないか! 
道理で予定よりも浅かったし、景色も違和感があった。

行ったことがない得体のしれない場所で2時間もロスってしまったが、まだ何とか時間はあるのであらためて本来の実績場所に向かう。

やっと本命ポイントで仕掛けを落とすとなるほど水深は350m、ここだここ。
朝の時合いを逃してしまったが、何とか1尾を釣りたい。

しかし、ここでもシロムツと、上がってきた時には少しドキッとさせてくれた一見アカムツによく似たユメカサゴ。

とうとう10時になってしまったので、今日も早弁しながら大失敗の嘆きと今後どうするかの作戦を練る。
時間的には厳しくなってしまったので、既に御三家ゲット達成はほぼほぼ諦めているが、ここであくまでアカムツを狙うか、残りの2種を求めて移動するかの選択が悩ましい。

結局、予定していた次のオニカサゴはスルーして、アカハタを狙ってみることにする。
実は、五目漁師は今までにアカハタを釣ったことがない。
ポイントもよくわかっていないので参考になるユーチューブの動画の画面から背景写真を切り出しコピーして持参している。
おおよその位置は分かっているので、先ずは、20~30mの岩礁帯に移動し写真のポイントを探す。

釣り方に関していては、同じくユーチューブをチェックする限りワームが圧倒的に多い。
で、初めての五目漁師はもちろん見様見真似になるが、様々なワームやフック類も準備してきた。
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ヌルヌルでキモイ臭いの付いたワームを着けて、先ずはスピニングタックルでスイミングテンヤを投げ込む。
ゆっくり巻いてくれば良いらしいが、見るとやるでは大違い。
巻き加減で底からどれくらい浮いているのかがわからない。

時間もなく焦っているので20、30分やって、次は8号の錘を着けた直リグを投げ込む。
今度は海底のゴツゴツ感がよくわかるが直ぐに根掛かり。
根掛かりに一番強いと聞いていたのに嘘じゃないの?
怖い。

まだテキサスリグとやらの準備もあるのでこれも試してみたかったが、お試しばかりでどんどん時間は過ぎて行く。
諦めて、行きつくところは胴付き仕掛けにサバタン。

よいね、やっとこなれた安心の仕掛けで底トントンしながら流していると、さすがに実餌だけあって何度かフグにサバを取られる。
そしてやっとアタリ。
何か掛かったようだ。
これはひょっとして・・・見えてきたその姿はアカハタだ。
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このポイントで最初の獲物が目的のアカハタとは、さすがに気分が良い。
調子に乗ってここでもう少し続けてもよかったが、3種はならなかったとは言え1種で終わるのと2種目を取るのとでは見栄えが全然違うので、最後に3種の中では一番自信があった鬼退治に向かうことにする。

水深100m前後。
アカムツに使っていた竿とリールをそのまま使う予定をしていたが巻き上げの途中で何故かバッテリーが上がってしまった。
さすがに電動リールの手巻きはきついのでアカハタ用に持って来た両軸リールタックルに変更する。
錘80号。
100m程度なら手巻きでも何の問題もない。

しかし、かれこれもう1時間半も行ったり来たりしながら流しているのに1度もアタリはない。
一番自信があった釣り。
こんなはずではなかった。
もう2時になってしまったのでこれを最後の移動にしよう。

所々白波が立っているので水しぶきを浴びながら一気に-60mまで移動する。
既に、オニは諦めているがここでもアタリは皆無。
昨日の地震や津波の影響でもあるのだろうか?
この1投を最後にしよう。
ハタでもアマダイでもなんでもよいから来い!

すると着底から2シャクリ目くらいで急に竿先が重たくなる。
あれっ? 何か掛かったようだ、あまり引かないがエソかな? イトヨリかな? この感じだとアングリと口をあけたカサゴかな?

やがて海中に橙っぽいものがぼやーんと見えてくる。
思っていたより相当にでかい。
ウワッ! なんとオニ(35cm)ではないか。
慌ててしまって、タモも使わずごぼう抜き。
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やったやった。
君どうして引かなかったの?
あれはこんな立派な鬼様の引きではないでしょう。

海面の風と同じ方向に潮が流れていたのかもしれないが、いつも最後まで暴れるもんだからバレるなバレるなと冷や冷やさせられるのに。
ともあれ最後の最後に歓喜の雄叫び。

で、今日の釣果はこれ。
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御三家を盛った姿造りはできなかったが、釣った日はアカハタのアクアパッツァ風。
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次の日に、そろそろ涼しくなってきたのでオニはしゃぶしゃぶに、
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シロムツの南蛮漬け。
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ログをスタートしたころに五目漁師のハンネに因んで刺身を美味しくいただくために必須の五目を決めました。
その中には鯛又はヒラメやアジなどが入っていますが、ネックなったのはイカでした。
未だに実現していませんが、今回のネックは漠然と相手まかせになってしまうアカムツです。
ただ、五目釣りよりかは実現は容易だ思っています。
次回、また機会があれば狙ってみます。

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コメント

五目漁師さん、こんばんは。
 
アカハタ初ゲットおめでとうございます。
近年ものすごく増えたアカハタ、地球温暖化の影響と言われています。
宮古島で船釣りをしたときにも釣れて、船長に「珍しいでしょ?」と言われたので、
「千葉の外房でいくらでも釣れますよ」と答えたほどです。
今まで釣れなかったのはしっかり狙わなかったからではないでしょうか。
外房ではライトジギングのルアーに食ってきたりしますが、
やっぱり確実なのはエビエサのひとつテンヤです。
ひとつテンヤと言うと鯛狙いのイメージですが、僕は根魚に最も有効な釣法だと思っています。
アカハタの味はいかがでしたか?カサゴなどよりも上品で柔らかい身ですよね。
旨い魚ですが、同じ海域で釣れるマハタと比べると、やっぱりマハタの方が上位ランクだと思います。

アカハタ&オニおめでとうございます。試行錯誤の釣果としてはカンペキな一日だったのではないでしょうか。いつもいろいろと研究されて新しことにチャレンジされてさすがですね。私も今シーズンはカワハギとかチャレンジしてみようかと思ってます。

オニのしゃぶしゃぶ、考えただけでも最高に美味しそうです。

シロムツに大物ヒットとありましたが、これはタカシ君(深海鮫)だなーっと読んでいましたが、いや、最後の100㍍!、底では無いのなら本当に青物ですかね。ご存知の通り、先日Hさんが規格外の大物に切られたと言っていたので、最近は近場に寄っているマグロかもですね!そして、鬼のしゃぶしゃぶは美味しそーです、サイコーの出汁でいただく雑炊がうらやましーです。

ぐっちゃん、こんばんは。

そう言えばぐっちゃんの底物といったらアカハタでしたね。
私はオオモンハタ、マハタ、アオハタは結構釣るのですがアカハタは今までありませんでした。
前3者と比べると根回りが必須なんではないでしょうか?
という理由で私の従来のエリアにはいなかったようです。

珍しかったせいもありますが、私はマハタに比べると身質がより純粋、純白な感じがして美味しいと感じました。
ワームを持ち出しましたが、浅場ですし一つテンヤの方がとっつきやすそうですね。
次回はその手も考えてみます。

paiatown2013さん、こんばんは。

結果的には2種はとれましたが、最後の1投がなければ惨敗でした。
今はユーチューブをはじめとして実釣の様子や解説がたくさんありますから
興味は広がりますし、その気にさえなれば真似事は一通りはできてしまいますね。

カワハギ釣りは近くなら油壷辺りでしょうかね。
美味しいし、嵌る釣りですから是非やってみてください。

MBLさん、こんばんは。

タカシ君て誰のことかと思っていたのですがサメでしたか。
いやいや、アレは100%サメではなかったですよ。
掛った瞬間は大サバ野郎かと思いましたが、次の瞬間には穂先はヒュンヒュンなっているし、リールは巻けないしこれはえらいことになったと思いましたね。
今日やられた回転ビーズを虫眼鏡でチェックしたのですが、ハリスと擦れたのか一部が削られて溝になっていました。

秋本番で中深場でもこんなことがあると楽しみも増えます。

おはようございます。

赤3種は成らずではありますが、流石ですね。狙い通りの初アカハタ、オニは凄いです。仰られていた通りアカムツが最大の壁になりましたね。アカハタはあっさりとクリアされているようですが、狙って数釣りもできそうですかね。

先日、Tさんのお知り合いの方々が下田から仕立船でアカハタ釣りに出るとのことで連れて行っていただいたのですが、わりと頻繁に当たりがある状況で釣らせていただきとても美味しかったです。アカムツと同じくらいいくら釣れても良い魚ですね。

また赤3種の機会があり、私も都合が合えば参戦させてください。ルアーで挑戦したいです。

まっくさん、こんにちは。

ポイントがわかってしまえば何れもそんなに難しい魚ではないですね。
3種を揃える前に、アカハタとオニに関しては確実性を増すために何れも固め打ちをやっておきたいと考えています。
特にここならというポイントがあるわけでなく、この仕掛けなら、またこの餌ならといった特効薬がなく、運次第のアカムツは対策が難しいですね。

ルアーでの挑戦は一層難しそうですが私も興味がありますので機会があれば是非お付き合いください。

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