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2023年9月16日 (土)

微妙なタチウオリベンジ


9月15日は大津(石田丸)に釣行。

情けないが、最近は釣行後に疲れが結構残り、あくる日などは2階にある自分の部屋に上がるにも1段ずつ、よいしょこらしょと掛け声が入ってしまう。
先日、こんなはずじゃなかったと試しに駆け上がってみようとしたが、たったの2段でまたよいしょペースになってしまった。

今回はそんな老骨に鞭を入れて、先の釣りから中3日の釣りとなった。
あれだけボートが多い中、しかも首が回らない状況でのタチウオジギングとアンカリングの相性についてはもう少し経験してみないとわからないが、明らかに五目漁師のチョンボだったジグのフロントフックのエビり(?)(フロントアシストフックがジグとリーダを接続しているスナップに絡む)については直ぐに見直した。
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こんなことをやっていると直ぐにでも試したくなり天気も良かったので急遽リベンジ行になった。
目標はタチウオのツ抜け、それに一本でもいいのでドラゴンに掛かって欲しい。

前回は久しぶりの大津港だったが、平日の賑わいに驚いた。
今回もそれは変らない。
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平日とは思えない大津港貸しボートの賑わい

皆さんまた急な腹痛ですか? と心配になってくる。

五目漁師は今回もジギングオンリー、念のためにタイラバは準備している。
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あの立ち泳ぎでは潮が速いと餌に食らいつくのが難しいと聞いたので、前回は中潮時を選んだが、今回は心配の大潮。
ただ、心配よりも行きたい気持ちの方が勝っているし、大潮だからと言っても必ず潮が速いとは限らないし、速ければ遊泳力のあるドラゴンだけが掛かてくれるかもしれない、そして潮止まりには腹を空かしたタッチーの怒涛の入れ食いがあるかもしれない、と前向きに考える。

ポイントには一番乗りで到着したが、今日もボートは多い。
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ただ、五目漁師が流したかったエリアは結構空いているので、性懲りもなく先ずは流し釣りから始める。
無風ではあるが潮流で結構岸側(北)に向かって流される。

30分くらいして、先ずは1尾目。
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そして、直ぐに2尾目も掛かってくる。
この分だと今日はツ抜けしそうだなと安易に考えたが、その後はどこをどう流してもアタリはなくなってしまう。

周囲のボートはどうやらアジ釣りがメインのようだが、次第にエリアから抜けて行く。
お陰で流しやすくはなったがアタリは一向にない。

前回は正午過ぎにプチ時合があったが、潮汐の干満時刻は今回の方が3時間ほど遅れているので、沖上がりの頃にいい時合いがあるかも、と期待しながらタイラバ竿を準備し散歩に出かける。
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現金なもので、昨日(14日)にいい釣りがあったためだろうか、富士山根の北東側に皆さんが集結している。
(後で知ったが、ここではこの日もヒラメなどの大物やアジの大釣りなど、いい釣りがあったようだ)

五目漁師はこれじゃ流し釣りは無理だなと遠目に見ながら、少し外れたところで2、3回だけタイラバを落とし、ぐるっと一周して再びヤマダ電機前に戻る。
既に朝の賑わいはなく、今ならどこでも流せる状況なので魚探のマーキングをチェックしながら流して行くが、一向にアタリはない。

そんな中で、少し沖側のボートでタチウオが上がったようだ。
(五目漁師は釣れない時には、周りボートの状況を自分の竿の穂先以上にしっかりとチェックしている。)
居るぞ! こんな時にはとにかく魚が居る情報が欲しい。

早速、何気にそのボート(2ハイ)に近づいていくと、なんとボートはゴミや汚いフン状の汚れが溜まった大きな潮目の上にアンカリングしている。

ゴミを拾ってしまうのでこんなところでジギングはやりにくいが、帯状の潮目の少し下側でシャクリ始める。
すると久しぶりにタッチー。
そしてまた1尾と掛かってくる。

いつの間にか潮目はどこかに去ってしまったが、アタリはポツリポツリと続いたので、潮目がもたらした時合いだったのか、たまたまだったのかはわからないが、なんとかこの調子でツ抜けは達成できそうだ。

あとはドラゴンが欲しい、と思った矢先だった。
グッ! 根掛かりのような大きなアタリに合わせを入れる。
とうとう掛かったぞ、ドラゴン! 

なかなか巻けない様子を見て、先のボートからもドラゴンですか、ドラゴンですね、と声が掛かる。
五目漁師も最初はその気になっていたが、このころには怪しい気配を感じている。

うーん、わからないですね何だろう? で上がってきたのはエイ。
がっかり。

この後は南西風が次第に強まり、ボートの流れが速くなり、頻繁に漕ぎ上りが必要になってくる。

沖上がりまでに残された時間はせいぜいあと30分。
重いアンカーを入れて引き上げに苦労するか、このまま流し続けるか迷いに迷った挙句に、一番ベイト反応が強そうなところでドボンとアンカーを落とす。

さあどうだ。
するとここから怒涛の入れ掛かりが始まる。
7、8、9どうやらツ抜けは行けそうだ。
11まで数えたところで決めていた沖上がりの2時20分。
で、ここで終了。
(危ない危ない11尾のツ抜けで安心していたが、上がって数えてみると10だった)

で、今日の釣果はこれ。
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サイズはF3.5~4本弱。
なんとか目標のツ抜けには達したが、期待したドラゴンにお目にかかることはできなかったため微妙なリベンジ行になった。

さて、慣れないタチウオジギングについて幾つかノート。
ジグは頻繁に交換することを考えると、やはり一々リーダーに結び直したり、プライヤーを持ち出して付け外したりするよりも交換が簡単にできるスナップを使いたい。

前回はこのスナップに頻繁にフロントフックが絡まり釣りに集中できなかった。
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上が前回のフロントフック、下は今回のフロントフック。
たったこれだけのことでスナップへの絡みは皆無になりジグのシャクリに集中できるようになった。

これのお陰かどうかは分からないが、前回は2尾釣って4バラシ、今回は10尾釣ってバラシは2度だけだった。
これに合わせて、今回はリーダー(フロロカーボン5号)とジグの間には釣り始めから20cmのワイヤーを入れていたが、多分釣果には関係なかったと思っているので安心代としては効果的ではないだろうか。
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今回アンチョビメタルを買い増したが、色や形状による差は鈍感な五目漁師にとって、しかもこれくらいの数の釣果では感じられなかった。11cas23a0346s  

但し、色や形状の差はともかくとして次々にジグを交換することは効果があると感じている。
魚の記憶時間は短いとも聞いているが、ジグを変えることで食わなくなった擦れたタチウオの食いっ気を新たに誘うような気がしている。

最後に流し釣りについては、いいも悪いもこんなにボートが多い海面では無理と考えておいた方がよい。
今回、風が強まって来たため最後にアンカーを入れたが、思いがけなくアタリが寧ろ増えた。
ポイントさえ選んでアンカーを打てば流し釣りと変わりなく、というよりも良いところで待てば下手に動き回るよりも良いかもとも思った。


で、料理はタチウオしか釣っていないので、おのずとタチウオ三昧。
タッチーの釣った日刺身。
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タッチーの銀皮は剥ぎにくいが、一切れ分ずつの大きさをよく切れる刺身包丁で削ぐようにすると剥ぐことができる。
また、糸造りにしたり炙るとペッペッとやりたくなる皮の違和感はなくなる。

白身の魚なら、なんでもよく合う和風ムエル、
13cas23a0377s
ニンニクは大好きだが少し多過ぎた。

次の日の夕食に、梅しそ巻き、
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ムニエルクリームソースかけ、
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炙りポン酢、
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ユッケ
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いただく前に、醤油とコチジャンをベースとしたたれをかける。

あと残った分は、また南蛮漬けにする。




タチウオはグイグイと引いたかと思うと直後に食い上げたりと引きが面白いですね。
それに何といっても、どうして食っても美味しい。
ジグにはドラゴンは食ってこないのですかね。
大物が掛かるというイワシを括り付けたテンヤ風のジグがあると面白いかもです。

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コメント

リベンジツヌケおめでとうございます。私はいつもヤマダ前でアンカリングして釣ってますが、タチウオのいるポイントに入れさえすれば完全にアタリが途切れることはないので、ジギングでポイントを探しつつ、よい場所を見つけたらアンカリングするのが効率的な気がします。

paiatown2013 さん、こんにちは。

根魚や真鯛狙いでは決してアンカリングはしませんが、タチウオの回遊は結構は速いですね。
おっしゃる通り良いポイントにアンカリングしてしまった方が落ち着いて釣れる分も含めて有利だなと感じました。

ドラゴンに効果的なジギングはあるのでしょうか?
治具にイワシでも巻いてみたくなっています。

お疲れさまでした
私も同じくトレーニングとかっこを付けても
次の日には、やはり筋肉痛
うっかり仕事の約束の時間に遅れまいと早歩きすれば
足がつったり、齢は取りたくない物です
太刀魚では自製のイワシ巻き付けのテンヤを使っていますが
腕なのか巡り合わせが悪いのか
まだドラゴンは釣っていませんね
大津では太刀魚も気になりますが
黒鯛も捨てがたく、迷いますね
特に今の海苔棚設置の時期
航路の両サイドが気になり、
アジ、太刀魚、イナダ、黒鯛狙いの釣りになりますね

趣味人たけさん、こんばんは。

最近の大津ではタチウオが狙えば釣れる魚としてすっかり定着したようですね。
昨年あたりからドラゴンも珍しくはないですし、オオアジもクロダイも・・・
大津のポテンシャルは高まっていると思います。

例年のこととはいえ、これから海苔棚が入ると魚にとっても新たなフェーズに入り、
そこではまた昨年と違った海中が展開されそうです。

コマセを使わない釣りは気楽で良いですから
大津での私の釣りは当面はルアーになりそうです。

こんにちは。いつもブログを楽しく拝見しております。
金アジ食べたくなると、月に1回ペースで船橋から京急大津へ足を運んでおります。
たまたま私も15日有休で石田丸へ行っており、あの船団の中にいらしたのですね!
私は朝一はAOYAMA沖、ガレ場根入りましたが、全然ダメで富士山根へ移動。
(富士山根の写真で真ん中あたりの白い帽子が私です)

当日の釣果はギガアジ40cm頭に6本+中アジ数匹、50cmサバ1本でした。
タチウオは以前サビキに絡まって釣れたラッキー以外はいつも泳がせ仕掛けの
ハリス切れを繰り返しており、まともに釣ったこと無し。
10本ゲットはさすがです!ドラゴンは運ですかね。タチウオ三昧とは羨ましいです!
次回こそは同じジグを手に入れ、流しで狙ってみます!

HIDEさん、こんばんは。

大津のアジは特別に美味しいですよね。
私も年に数回ですがアジ釣りをやります。

この日は前回うまくいかなかったタチウオ釣りのリベンジでしたが
最後の時合いで数だけはなんとか釣ることができました。

午前中は釣り始めて早々に2尾来たのですがそのあとはピタッと止まってしまい、
富士山根方面への散歩になりました。
結局、皆さんが集まっておられる場所では一度もタイラバを落とせませんでしたが
あの中にいらっしゃったのですね。

それにしても50cmのサバは大きいですね。見たこともありません。
今年はアジも大きいのがよく釣れていますし、タチウオも冬にかけて大きいのが浅場に入ってくれると嬉しいのですが。
因みに、この日の海面水温は29℃を越えていました。
まだまだ魚も変わりそうな気配を感じます。

今後ともよろしくお願いします。

五目漁師さん
エサ釣りよりもテンヤの方がドラゴン率高いので、大きめのジグを使うのはありかもしれないですね(笑)でも確実にドラゴン率を上げるなら釣れたアジを泳がせるのが一番効率的だと思います。

paiatown2013 さん、こんばんは。

おっしゃる通り、それが一番の近道ですよね。
ただ、アジを釣るとなるとコマセの準備や仕掛けも必要になりますので、実はアジを釣りたがっていた弟を誘いお裾分けを期待していたのですが、急用で断られてしまいました。
次の機会には、もう一度この作戦を実行したと思っているところです。

おはようございます。

しっかりリベンジを果たすのは流石ですねー
アンカリングしてジギング?と思う人も多いかと思いますが、自分も何年か前にヤマダ電機沖で同船者がタイラバやジグでタッチーを掛けているのを見ているので、ボートの流れが速い時はそちらのほうがいいですね、ちょっと挑戦したくなりました。
先週伊東に行って来ました。
先週は朝正面行っても、前回と同じで小物が多いと思い朝イチからアジPに向かいましたが、潮が沖に向かう潮で流れもあまり無く4回アンカーを打ち直しましたが、どうもいい所に入ってない気がするせいか魚も釣れず、結局2時間ぐらいで正面に行きました。
正面は予想通りアジと小カイワリとサバだけなので、今回は風も無かったので流しに行きました。
正面沖は全く反応無しで、北側に向かったら少し潮が流れていたので、エサでやったら調子が良く、少し反応ある所にジグを落とすとアオハタが釣れました。
だいたい釣れそうな魚は釣ったので午後に正面に行きましたが、地合いも無さそうなので少しジギングして戻ろうと思いアンカーを外してジギングを始めると重量感の無い引きでいつもの小エソかと思ったらマルイカでした。五目さんの記事では良く見てましたが、自分でジグで初めて釣ったので年甲斐も無く喜んでしまいました。
前回までスッテを持って来てたのですが、まあそんなもんですね。
伊東の遊漁船の釣果を見ていると、カンパチやワラサはまだみたいですが
時期的にもルアーの反応はいいので、次回はルアーオンリーでもいいですね。
それではまた

Kさん、こんにちは。

井上丸の釣果ブログを拝見して、いつもながらよく釣られるなと感心していました。
ハタやオニは得意の沖流しだろうとは思っていましたがやっぱりでしたか。
イカの釣果には気づいていませんでしたが、あれだけ釣れれば沖も面白そうですね。
一見何の変哲もない海底ですが、手漕ぎの沖流しでこれだけの魚が釣れるのは伊東ならではですね。
これにたまに青物や真鯛が混ざるとますます面白くなりそうです。
カイワリも数は上がるようですからもう少し型が良くなればこちらも面白いんじゃないでしょうか。

実は、昨日は知り合いと以前から約束していた大津のタチウオ本番の予定でしたが、天気があまり良くなかったので中止になりました。
私の方は2回にわたる本番前の練習でそこそこタッチーは釣ることはできましたので、次は久しぶりに網代か、沖に出られない時には伊東にしようかなと思っています。

伊東の場合は、フグもサバも余り邪魔にならない内にコマセ釣りかなと考えていたのですが、Kさんのコメントからルアーの沖流し1本で良さそうな気がしてきました。

今週末はさすがにKさんもないと思いますが、何れにしても天気次第ですね。

こんばんは。

ツヌケまでのストーリーがハラハラの展開で読んでいてとても面白かったです。ツ抜けリベンジ達成流石ですね!

ジギングでタチウオを狙った事がほとんどないのですが、片テンでの餌での誘いだとあまり早く動かすな、と遊漁船の船長さんに言われましたがジグの動かし方が難しそうです。

皮付きで刺身で食べてみましたが、確かにぺっぺしたくなりますよね!笑
なるほど、無理に皮を剥ぐのではなく切り出す時に皮をこそげば良いわけですね。良い事聞きました?拝見しましたか。

まっくさん、こんばんは。

片テンや流行のテンヤ、それに泳がせもそうですが、合わせのタイミングがどうのこうのとウンチクが盛んですが、ジグやタイラバではは合わせのタイミングを計ることなんて全く必要ないです。
普通にアタリがあれば掛けるだけですから恐らく一番簡単なタチウオ釣りではないでしょうか。
ジグのシャクリも私の場合は全く適当ですし、決まったパターンはありません。
皆さんが気にされるジグの色や形も気にしていませんが、ただ、ジグの交換だけは結構頻繁にやっています。
新しいものを見せるためですが、これも当っているかどうかはわかりません。

刺身ならやはり皮はない方が美味しいですし、めんどくさければ炙りが良いと思います。

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