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2023年9月 7日 (木)

ちょっとしたトラブルのその後と一言ずつ

 

先日(9月1日)の伊東釣行では記事ネタにするのに丁度よい程度のいくつかの小トラブルがあった。

マダイと間違いながら釣り上げたのは残念ながらイラだった。
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いきなり話は変わるが、イラは今までに何度か釣り上げているがよく似たテンスと違って、こいつはいつも40cm超えの大物で重量もある。
不思議と今までに小さいイラを釣ったことはないし見たこともない。

伊東では一昨年あたりからホンイトヨリ(正しくは単にイトヨリダイ)が良く釣れる。
やはり伊東でよく釣れるソコイトヨリによく似ているがホンイトヨリはいつも40cm前後の大物ばかりで、今までに小さいホンイトヨリを釣ったことはないし見たこともない。
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手前がホンイトヨリ、奥がソコイトヨリ

イラのテンスサイズやホンイトヨリのソコイトヨリサイズは一体どこに居るのだろうかと不思議に思っているのは五目漁師だけだろうか?

で、話しが完璧に脱線してしまったが、その重量感たっぷりのイラの口内奥深くに掛かった針を外そうとしている時だった。
観念したのか優しい目つきで静かに横になっていたイラ君がいきなりスノコの上でバタバタッと2、3度大きく跳ね上がった。
その拍子に、実は彼の鰓ぶたや鰓ではなく手綱の様に握っていた仕掛けの3号ハリスにテンションが掛かり皮を削ぐようにして親指の爪の横をやられてしまった。
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切り傷と違って血が止まるまでに時間が掛かり、このせいでその後の釣りではタオルを巻きながら苦労したし、自宅に戻ってからも魚を捌く際に下手をすると魚に血が着いてしまうので苦労した。
不用意にも自らのデブい魚の扱いによる失敗だったと、多いに反省!
記事にコメントをいただいた方々からも心配を頂いたが、今は既に傷跡がかさぶたになりかけている。

これに続いた小トラブルが突然のライン切れだった。
掛かったそこそこの獲物を巻き上げ、もう少しでリーダーを巻き込むという辺りで、突然2号PEラインが切れて穂先が跳ね上がった。
これで掛かっていた魚、天秤、ビシ、クッションゴムそれに仕掛けとはお別れ。
誰にも見られてはいないがその瞬間はかなりのポッカーン顔だったと思う。

五目漁師は1.2号以下のPEラインを使うジギングやタイラバではもちろん、コマセ釣り用の2号のラインでも5号のフロロカーボンのリーダー6mを付けている。
PEラインの根擦れ対策はもちろん、フニョフニョで腰のないPEラインは扱いにくいのと、ボートべりなどで擦ったり突起物に引っ掛けたりすると知らぬ間に傷をつけてしまうので長めのリーダーでPEラインを保護している(積りだった)が、サバに引きまわされてボートにラインを擦られたり、アンカーロープに巻き付かれた際に傷をつけてしまっていたのかもしれない。

切れたのがリーダーの直ぐ近くだったために高切れというほどではなかったが天秤とビシ、クッションゴムの損失はバカにならない。
それに、この日は天秤の予備を持ち合わせておらず、たまたまタックルボックスの隅に見つけた短い天秤を代用で使う羽目になったが、シャクリ方によっては仕掛けが絡まったりし、以後の釣りに差し支えることとなり機会損も大きかった。

愛用していた天秤は形状記憶合金製の夢の天秤だった。
実は釣りの前日に予備がないことに気付き慌てて釣り具屋に走ったが、驚いたことに二の足を踏むほど値上がりしており予備を準備するよりもケチっぷりを発揮して買わずに帰ってきた。

ただ嬉しいことに、自宅に戻ってアマゾンでチェックしてみると昔の値段だったので直ぐに注文した(釣りの当日には間に合わなかったが)。4cas23a0294s

この天秤、アームがビシを取り付ける部分で急角度に曲げられている多くの天秤に比べると直線的であるために、シャクリ上げ時にはビシのほぼ真下に仕掛けが直線的に引き上げられるために、特にゆっくりと大きなシャクリ時にはコマセと仕掛けが同調しやすい。
それでいて落下時にはビシの取り付け部を支点にしてなだらかに弧状に曲がるためにちゃんと天秤の役目は果たしてくれる。

更に、ビシの取り付け部分で折り曲がっている多くの天秤では仕掛けの投入時や、魚を掛けてボートべりに上がってきたときにバランスが悪く、くるっと無駄に回転してしまいアームの向きが安定しないが、夢天ではそれも殆どなく扱いやすい。

実は、五目漁師がブログを始めたころにこんな天秤を紹介している。
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今でもゆっくりと広く棚を探る場合にはこれを引っ張り出すことがあるが、夢天はこれと正に同じような特徴を有しながら更に扱いやすく夢とまではいかずとも今ある天秤の中では五目漁師が一番お気に入りの天秤になっている。

そんなこんなで利用されている方は結構多いのではないだろうか?
たまたま五目漁師が行ったお店(2軒)が高かったのか、それとも本来の値上げがあったのかはわからないがご利用の方はお急ぎになった方が良いかもしれない。

そして最後の最後に起きた小トラブルはこれだった。
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若い頃の五目漁師は結構俊敏に動ける方だったがさすがに歳には勝てない。
足腰の筋肉も衰えているが一番感じているのは平衡感覚の衰えだろうか。

かってはボートでの小用はボートの前後どちらでも立ってするのが常だったが、今はバケツが手放せない(尤も、最近ではできる/できない以前にお行儀が悪いし、危ないしそんなことをやるご仁はいらっしゃらないが)。

今では、自宅の部屋の中で普通に歩いている時でも壁や襖に意図せずにもたれかかったり、オットットとよろけたりすることが頻繁にある。

この時も波打ち際までボートを漕ぎバウが浜に着いたところで波のタイミングを見計らって飛び降りたが、水深20cmで押し寄せる波に足元をすくわれオットットとよろけながらあれよあれよという間にとうとう腰まで浸かってしまったのが敗因だった。
もし、このどんくささを動画にでも撮られていて見せられた日にはもう手漕ぎボートは止めにしていたかもと思うくらいだ。

以前にも首掛け式の自動膨張ライフジャケットを大雨と大波の中でカヤックを漕いでいて膨らませてしまったことがある。
確かこの時は釣り具屋に持ち込み結構お高かくついたことを覚えている。
今回もその時と同等の出費を覚悟したが、数年前に乗合船などで認定品の着用が義務化された際の副産物であろうか、仕組みや部品が標準化され使用者が簡単に炭酸ボンベの交換ができるようになったようだ。

アマゾンでボンベと部品のセットを買って自分で交換すると3000円弱で済んだのはありがたい。
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ボンベ交換よりも、寧ろ膨らんでしまった浮きの空気を抜いて折りたたみ、元あったように収納するのに一苦労したが、無理やり押し込んだために大事な時に開かないかもと心配している。
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少し料金を払えば一式釣り具屋でも引き受けてくれるようだ。

因みに、五目漁師は意図せずに膨らむものは逆に膨らんで欲しい時に膨らんでくれないかもと心配しているので、先ずはボートから落ちないことが前提ではあるが、秋口から、冬、春にかけて厚い上着やカッパを着用して、足元がゴム長の季節には従来のウレタン式のライジャケを着用することにしている。
(なんてことを言うとメーカーに叱られるかな?)

で、最後にこの時に釣ったハタのカマ焼き茶漬けと
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ハナダイのパエリア。
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特に貧果の時には、小さい魚でお腹がいっぱいにできるもってこいの料理として五目家の定番の料理になっている。
いつもは乾燥サフランを使って出汁から作るが、今回は市販のパエリアの素を使ってみた。
簡単でよい。



海に出られないので取りとめもないことを書いていると長い記事になってしまいました。

大津の太刀魚を予定していたのですが台風です。
しかも東京湾側は台風が去った後もなかなか良い天気になりそうにないですね。
この調子だと間に中深場の釣りを挟むことも考えています。

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コメント

おはようございます
一通り同じ体験をしていますね
その中でも波打ち際で下りる時の失敗は
今思い出しても恥ずかしい
観音崎でしたが
下りる直前に横波を受け、膝裏をボートで押され
みんなの見ている前で座ってしまった
真冬の海、
この日からですね
トレーニングを始めたのは
只、バランス感覚だけはなんともなりません
山での丸太橋渡りなど自信も無く
迂回路を探して、無ければUターン
急な坂道では熊になり、漁師に気をつけますね
釣りの思い出は
釣った魚より失敗談が多くなりそうですね

趣味人たけさん、おはようございます。

波打ち際でのボートの力、というか波の力は凄いですよね。
同じ様な状況でした。
昔のようには行かないぞ、と常々思うようにはしているのですが
ついついやってしまいます。

失敗も楽しんでいる内は、こうして言えるうちは未だ未だ華ですね。
頑張れば頑張るほど増える失敗弾集でも作りましょうか。

おはようございます。

先週土曜日伊東に行って来ました。

結果は井上丸のブログにある通りです。

泳がせでワラサを狙いましたがダメでした。
朝正面行きましたが、小カイワリ、マルアジ、イトヨリ、サバが順番に釣れる感じで朝一から仕掛けを入れれば何かしら掛かって来るような活性の高さでした。

泳がせにちょうどいいサイズのアジが釣れないので、その後アジPに行きましたが、こちらはアジは余り釣れず、唯一良型カイワリが釣れましたが、マリンタウンからのボートの出入りが多かったので、正面よりはいい魚が期待出来そうな気がしましたが、2時間位やってまた正面に戻りました。

その後泳がせにちょうどいいイトヨリが釣れたので、泳がせましたがあたりも無く、あたったと思えば巨大ウツボで参りました。

その後はロングハリスで真鯛を狙ったりしましが、大アジしか釣れずイマイチな一日となりました。
思い返せば少し大きくてもアジを泳がせればよかったなあと反省ですね。
五目漁師さんのブログにもある通り、やっぱり地合いですね。

今年は今のところですが、サバもそれほどでもなく、フグも今回は皆無だったので年末までこの調子でいってもらいたいですね。

それではまた

しゃくった際のコマセの同調やボートに上げた際の絡みにくさまでケアして、天秤を選択されているのですね。

どうしたら上手くなれるのかと、いつも漠然と考えてますが、やはり仕掛けからポイント選びから一つ一つのことを丁寧に考えて試行錯誤していくしかないですね。大変勉強になりました。

こんにちは。

準備をしっかりされている五目漁師さんでも予期せぬ出来事があるのですから、私などはもうご存知のようにトラブルだらけです。

しかし、これも楽しい。笑
いえ、楽しくはないのですが、どう対処するかがゲーム感覚でクリアすると達成感を感じられる。というとかっこいいですが、そうしないとやってられないので楽しむことにしてます。^_^a

なのでなかなか釣果が上がらないのでしょうねぇ。笑

Kさん、こんにちは。

井上丸の釣果ブログがまとめてアップされましたね。
Kさん、やはり釣られてましたか。
でかいカイワリはアジポイントだったのですね。
私も行ってみようかなと思っていたのですが、状況がわかって良かったです。
ありがとうございます。

泳がせもどうやら時合いはコマセの時合いと一致しているようですから
アジを泳がせても良かったと思います。
大ヒラメなら30cm弱の泳がせでもOKかもしれませんね。

私の時には2、3回フグも見ましたし、中サバも暇つぶし程度にはいましたが
このままいくとこれからのシーズンが楽しくなりそうです。
私はワッペンサイズのカイワリも皆持ち帰りましたが、あとはどこかで群れが入れ替わってくれるのを待つばかりです。

paiatown2013 さん、こんにちは。

観音崎の様に流れが速いとところではロングハリスを潮の流れに乗せて同調させるイメージですが、伊東の様に比較的静かな海底ですと振り出したコマセの中に仕掛けを通すイメージで釣っています。
そんな時にはこの天秤はお勧めですよ。
記事でも書いていますが、アームがくるくる回転したりしないのでボート上での扱いにも気をつかわないですし、是非一度お試しされたらどうでしょうか。

まっくさん、こんにちは。

そうなんですよ。
時間がたっぷりありますので、ラインの傷チェックや必要に応じてリーダーの交換なども用意周到にやって来るのですが、もしかしてこの日は何度かサバにラインをボートに擦られたりしていましたので、傷がついていたのでしょうかね。
濁りがきつくて海中がよく見えませんでしたが、ウスバハギとかが浮いてきていたのかもしれません。

おっしゃる通り、予期せぬトラブルがあっても、大概のことは自力でなんとかしなきゃいかんのが手漕ぎボートの面白味でもありますね。

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