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2023年6月14日 (水)

アカムツはそんなに甘くはない



6月13日は網代(亮知丸)に釣行。

五目漁師にとっては、エンジン艇の空き状況からして平日行しかない網代の中深場釣り。
ブログにコメントを下さるガルさんから火曜日なら行けますよとお誘いをうけたが、直後に台風3号が発生し、しかもその後関東地方への接近が予想される。
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台風3号の予想経路図、2023年6月10日正午現在(気象庁HP引用)

早々に諦めてしまったガルさん、まだまだ分からないよと待つ五目漁師。
結果、2日前にはわずかにウネリが高くなる程度の予報になったので予約を入れる。

そして当日、予報通り早朝には長く強く降り続いた雨も止み、少しうねりがあるものの絶好の釣り日和になりそうだ。
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やったね。この調子で釣果の方にも期待が膨らむ。

ガルさんは新竿のお試しも含めてアカムツ、五目漁師も当然ながらアカムツはあるが、なんでもよいから大物が欲しい。

今日は長潮回りだが7時半が干潮なのでグッタイミング。
潮が速くならない内に深めの-250m~-300mからやってみよう。

五目漁師の1投目は-100mでサバに捕まってしまったが、直ぐに少し場所を移動して2投目。
今度は無事に着底して、早々にアタリ。
しかも結構な大物のようだ。
上がってきたのは、ユメカサゴとこのポイントではお約束のオキギスの連。
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その後、アタリが乏しい中でシロムツや小型のユメカサゴ。
そして、アタリが途絶えていたが久しぶりの手応え。

400m近くも道糸が出ていると相当な獲物が掛かっても引きの反応は乏しい。
竿を竿掛けに掛けていると、リールの不連続なうなり音や重みに反応するドラグの回転が獲物の大きさを伝えてくれる。
やがて200m→100mと浮いてくると、いよいよ穂先の動きや手元に伝わってくる引きや重みで魚種やその大きさを想像する。
一番楽しい時間だ。

これはでかいぞ! アラ? メダイ? アカムツでないことは確かだ。
ガルさんも最初に握っていたボートに備えつけの玉網では間に合わないとみたのか五目漁師の大玉網に持ち替えてそばで待機してくれる。
そして座っている五目漁師よりも立っているガルさんに先に正体が見えたのか、遠慮そうに“あっ”と聞こえる。

引き具合からして、いや期待が大き過ぎてこいつの予想は全くなかった。
欲しかったが大物違いだ。
やれやれ、エダスを切る前に玉網からスマホに持ち替えて写真を撮ってもらう。
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くわばらくわばら、300mからこんな奴の相手は二度としたくないので直ぐにいつもの200m前後に移動する。
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陽気に誘われてちょっとした移動中にも居眠ってしまうガルさん。

場所を変えたせいではないが、今日はとにかくアタリが少ない。
やっぱり駄目かー。
仕方がないので、もう一度サメポイントに戻ったりしてみたが中深場にしては珍しいほどアタリがない。

おまけにライン同士の絡みでガルさんのラインが高切れした時点で中深場を諦める。

絡みが仕掛け同士やどちらかの針が相手のラインを拾うくらいなら被害は小さくて済むが、双方のライン(PE1.5号)が交差して運悪く一方的に他方のラインでこすられると切られてしまうことが多いようだ。
手前船頭の五目艇では双方の竿の出し側を考慮してエンジン停止時には絡みにくい方向にバウを向けているが、所詮その時の風や潮流で決まる姿勢にボートはやがて向きお変えて行く。
普通に考えれば風の流れと平行にバウを風上に向けて落ち着くと考えられるが、潮流が加わるとそうとは言えなくなる。
まして、これだけ深さがあると2枚潮3枚潮はあたり前なので海中でのラインの行方は想像がしがたい。

一つの安直な解決策は遊漁船がやるように錘を重たくすることであろうが、それでは本末転倒、釣りが面白くなくなってしまっては元も子もない。
というのが五目漁師の考え方なので、申し訳ないが、ガルさんには運が悪かったとしか言いようがない。

高切れを機会に、中深場の釣りは止めて100m辺りでオニカサゴでも狙ってみることにする。
双方とも準備はないのでそれなりに仕掛けは工夫する。
ガルさんは100号錘から直出しの短い1本針、五目漁師はたまたま持っていたフグ対策用の自作中通し天びんに胴付き仕掛けの先端を切って吹き流しに。

するとガルさんには40cm弱のアラが五目漁師には小型のオニカサゴが掛かってくれる。
しかし、昼過ぎからは次第に南寄りの風が強まり2時過ぎに沖上がり。

で、今日の釣果はこれ。
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釣った日はシロムツのバジルソースカルパッチョ。
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スミヤキとオキギスが1尾ずつ釣れたのですり身をミックスして薩摩揚げに。
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次の日にユメカサゴの刺身と昆布締め。
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オニカサゴやユメカサゴのミックス唐揚げ。
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前回あれだけ釣れたので今回も1尾くらいはと思っていたのですが、アカムツはそんなに甘くはないですね。
中深場の釣りでは巻き上げて来てありゃ釣れてたの! と喜ぶことしばしばの五目漁師ですが、300m先のわずかな違和感からアタリを取るのが実に上手いガルさんでした。
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コメント

こんちわ師匠^_^

もうアップされてる(笑)
いやぁ本当風が気持ちよくてよく寝れました
帰ってからも荷物おろそうとしてる最中に力尽きて寝てしまい、ご飯食べてまた朝まで寝てました。
寝る子は育つと言いますからこれで次は釣れると思います(^_^)
しかし、汚れが凄かったですね…得体の知れない黄色いスライムみたいなのが1番の難敵でした。
きっと底もゴミ凄かったんだろうということにしました(笑)

また、たまたま火曜日良いな!となった際には誘ってください。
師匠とならば我が家の監察官も出航のハンコを簡単に教えくれると思いますので(´∀`)

ありがとうございました、楽しかったです

ガルさん、こんばんは。

お疲れさんでした。
釣りの方は駄目でしたが天気もよく楽しかったですね。
懲りずにまた付き合い下さい。

もうアップされてるって?
私は眠るのは得意ではありませんから、釣りの当日も簡単な釣り魚料理をして
就寝は12時前。次の朝は5時には起きて8時くらいにはブログも大体完成。
あとは、残りの魚を捌いて夕食の釣り魚料理を待ってブログに貼り付ける。
いつもこんな感じですよ。

火曜日は行きつけの釣り具屋が閉まっているのが難点なんですが
またよろしくお願いします。

こんにちは。

タイトルから厳しい状況でかとは予測しましたが、最初の写真からびっくりでした。最早フカヒレが楽しめるサイズですね。

水深250m、我々の住む所より25倍も気圧が高い世界なのであちこち動いたりできないのでは?と思いますが、住み慣れている魚には全く関係ない事なのでしょうね。

しかし、早々に見切りを付けて美味しい魚をお二人ともゲットされているのは流石ですね!オニカサゴも美味いですが、アラは羨ましいです。

まっくさん、こんにちは。

そうですね、住人(魚)には水圧は感じないですよね。
私も4気圧迄は潜ったことがあります。

この日は、まっくさんと行った時のことを思い出しながらの柳下ドジョウないないでした。

次回の網代はルアー1本勝負か少し浅場でのアラ狙いを予定していますので
タイミングが合いましたらまたお付き合いをよろしくお願いします。

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