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2023年6月

2023年6月29日 (木)

新作TGバイト



先日仲間からこんなものをいただいた。
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無垢のタングステンジグ(60g)。

このまま使ってみるのも面白そうだが、それでは折角くれた人の期待を外してしまうことになるので、それなりに色を着けてみることにした。

タイラバは無垢の鉛ヘッドを着色し、
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ラバー部は自作している
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ジグはやったことがないしやってみようと思ったこともない。

タイラバのヘッドに比べるとジグは形が複雑だし、しかもタングステン素材は元々着色が難しく鉛の様にラッカーや100円ショップのマニキュアなどでは塗装ができない。

取りあえずネットで調べてみると幸いにしていくつか記事や動画が出てくる。
知らなかったがジグの色付けや補修は最近結構はやっているようだ。
なるほど、塗料ではなくホログラムシールを張り付けた上で一工夫していることが分かった。
これなら色付けと、しかもペインティングではできないホログラムの怪しい紋様も活かせる。

早速、部品集めを始める。
釣具店でほとんどを揃えることはできるが、ホログラムシールにしても、目ん玉にしても目ん玉が飛び出るほどお高い。
こんなものを揃えるくらいならさっさと出来上がりを買った方が良いのではと思ってしまう。

まあまあ、そこは趣味の世界なのでコストや手間暇を天秤に掛けても仕方ないと割り切ればよいのだが、けったくその問題もあるので、結局、周辺の100円ショップを総当たり(5軒)してこれだけのものをやっと揃えた。
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同等品が100均にあるとは知らずに買ってしまった6mmの目ん玉と、アマゾンで買ったウレタンコーティング液以外は全て100均ショップえ揃えた。

主役のホログラムシールに関してはセリアが頑張っているようで、釣具店と恐らく同等のものがお安く入手できた。

因みに、100均では最近はタイラバのラバー部を自作する素材も結構充実しており、ついでに見つけたこんなものも買ってみた。
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更にこれはフック用の材料。
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材料が揃ったところで、マダイや青物がバイトしてくれそうな出来上がりのデザインをイメージしながらシールの貼り付けに取り掛かったが、これが実に曲者。
ネットの動画ではヒョイヒョイといとも簡単に貼っているように見えたが、そんなうまくいくものではない。
何度か失敗を重ねながら、あるいは当初のデザインは妥協しながら、そして、うまくいかないと手を震わせながら何でこんな面倒なものをくれたんだと八つ当たりしながらやっと出来上がったのがこれ。

先ずは、表面。
一番下は愛用しているTGベイト。
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ひっくり返して、これは裏面。
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折角色んなホログラムシールを集めたので、あれもこれも使ってみたくなり、結果、賑やかなパッチワーク模様になってしまった。
しかも表裏の統一性がなくこうしてみると6つのジグを作ったようにすら見える。

そうそう。シール貼りは疲れたがフックの取り付けも苦労した。
ラインアイが本体と一体成型されているためか太くていつも使っている3号や4号のスプリットリングが取り付けられない。
結局6号までサイズアップすることになってしまった。

さて、肝心の魚にはどう映るのだろうか。
おやっ??見たことがない珍しい魚だな。
2尾かな、いやどうやら1尾だぞ、既に元気はなさそうだし少し毒々しいが食っちゃえ!
あっ痛て! この野郎強いぞ、どこに釣れて行くんだ・・・ってな具合にバイトしてくれるといいんだが。

この機会に虎の子のTGベイトグリーンゴールドもこんな風に傷んでいるので少し休んで頂くことにする。


本当にえらい目にあいました。

材料集めに延べ3日。シール貼りにたっぷり2日。フック付けに丸1日。もう2度とやりません。
釣れたらやるかもしれませんが、多分一日やればボロボロになりそうです。

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2023年6月24日 (土)

大マダイを狙ってみたものの



6月23日は伊東(井上丸)に釣行。

10日ほど前に同貸しボート店のお客さんが大マダイを上げている。
しかも2日連続。
こんなことは伊東では滅多にない。

体が疲れている時には、同店の釣果ブログで知っても、ほほーっと他人ごとだったが、元気になってくると天気予報にかじりつきでチャンス到来を待つ。
風は弱いが雨模様だった23日の予報が曇り空に変わったところで、この日に決めて準備に取り掛かった。

井上丸さんは夏は海の家をやっておられるので今はその準備で早朝から忙しそうだ。
五目漁師ただ1パイのために申し訳ないが作業の手を止めて5時半にボートを押し出してもらう。

狙いはあの大マダイなので、もちろんタイラバとジギングで大マダイが釣れたと聞いた-40m~-45m辺りを中心に流す予定だ。

熱海や宇佐美の峠を運転しながら海面を見下ろした時には相当な濁り潮に見えたが、漕ぎ出るとそれほどでもなさそうだ。
それ以上に驚いたのは海中の賑やかなこと。
離れテトラエリアを出て、先ずは右手(白灯台)方向に向かったが、どこにルアーを落とすか迷うほど次々に良い反応が見られる。

魚探の深度設定が海底付近になっていたために、上層や中層のイワシなどのベイト反応は見えないが、海上は海上でボイルが次々にボートのすぐそばまで寄ってくる。
振り向かざるを得ないバシャバシャ音と共に、あっちこっちで追っている魚で海面が盛り上がる。
ただ、跳ねるところまではいかないためにシイラだろうか、それとも青物だろうか、何なのかはわからない。
うーむ、ここはキャスティングの準備が欲しいところだ。(持ってないが)

一方、海中の反応にルアーを入れたからといって直ぐに何かが掛かってくれるわけではなく、しばらくして最初の獲物はホウボウ。1dscf7657s

たまたま、今回はホウボウが釣れたら是非やってみたい釣り魚料理があるので丁度良い。

近くで、エンジン艇が魚探を覗きながらぐるぐる回っているがきっとアジを探しているのだろう。
五目漁師の場合はアジが欲しいわけではないが、アジの群れにルアーを入れるとオオモンハタなどハタ系の中でも意外に動きの速いフィッシュイーターが食ってくることがよくあるので期待はしたが、どうやら根から沸き出す反応の中にルアーに興味がある魚は今のところ居ないようだ。

空は予報通りどんよりした雲で覆われているので、気温が高い割には寧ろ涼しいくらい。
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無風でボートは殆ど流れないが、不思議なことにラインは適度に斜めってくれる。
食ってくれないのはこれが原因かと思うくらい底潮は速そうだ。

これはと思う大きなアタリが2回程タイラバにあったが掛かるまでには至らず。
タイラバに明らかにイカと思われる乗りもあり、慌てて錨アシストフックのジグに替えてみたが時すでに遅し。
肝心の真鯛のアタリはないがポツリポツリと、またホウボウやイトヨリやカサゴが掛かってくる。
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マリンタウン側に流して、-35mできつい底潮に竿を寝かせた時にモゾモゾとしたアタリがタイラバあり、上がってきたのはそこそこのアオハタ。
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これでやっと一安心、あとはマダイを追うのみ、といってもどこに居るのかわからないので過去の実績場所を思い出しながら点々とルアーを入れて行くがそれらしきアタリはない。

ここで、一旦マダイ狙いはお休みし根魚狙いに切り替える。
かって川奈でタイラバのフックにサバタンを付けてみたところ、アヤメカサゴが次々に釣れたことがあったので今日はわざわざマダイ狙いよりも大きいフックを付けて、しかもサバタンが丸見えになるようにスカート丈を短くしたタイラバまで準備してきたので使ってみる。
しかし、見え過ぎが災いしたのかどうかは分からないが今回は反応ナッシング。

いかん、いかん、今日の狙いはあくまでマダイ、直ぐに元のノーマルタイラバに戻す。

天気予報にはなくても昼を過ぎたころから南寄りの風が強まることは伊東や網代ではよくあるが、今日は最後までほぼ無風状態が続いた。
底潮は潮止まりを境に午前中は岸側に午後は湾外に向かったが一日中結構強く、本来なら無風時には漕ぎながらルアーを入れて自分でラインを斜めにする必要があるが、その必要もなく一見ベストな環境だったように思ったが残念ながら狙ったマダイからの反応は最後までなかった。

で、今日の釣果は正におかず分のこれ。
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釣った日にハタをカルパッチョに。
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伊東で釣りをする限り、餌釣りであろうがルアーであろうが釣果にイトヨリを見ないことはないが、我が家ではイトヨリの一番美味しい食べ方はこれだと思っている煮つけに。
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次の日は、またまた鉢植えのバジルが育ってきたのでこれを使いたくて、アオハタとウッカリカサゴ、ホウボウのムニエルバジルソース。Cas23a0111s

釣り師ならでは味比べだが、ヨメサンの評価はウッカリン、アオハタ、ホウボウの順だった。

最後に、もう一尾のホウボウを使ってブイヤベースをやってみた。
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先日、銀座のある寿司屋で飲み会をやったが、そのお店に行く途中で店頭に飾った料理写真を見かけた。
盛り付けもお気に入りで美味しそうだったので写真を撮って帰った。
写真の料理が果たしてブイヤベースだったのかどうかは分からないが、真似てブイヤベースを作ってみた。
もちろん写真のようにはいかないが、まずまずの出来かなと自己満足。



水温は22℃後半から23℃、いよいよ海中は賑やかですね。例年なら反応にルアーを入れるとサバが飛びついてくることが多かったですが、今年はいません。この日も1尾たりとも釣れませんでした。
寂しっ!

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2023年6月19日 (月)

秩父ドライブ



先日(6月16日)は、趣味人たけさんの作品3点が展示されている秩父美術館の新進画家展に行ってきた。
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ご本人のブログ記事でも紹介されているので、どんな絵かは知っていたものの、作品を目の前にし、圧倒的な繊細さに魅入ってしまった。
絵のことは分からないが、素人目に見ても他の多くの絵に比べ完成度の高さを感じた。

正直、あの釣り師たけさんが、どうしてこんな絵を・・・、いつの間にこんな絵を・・・と感動を隠せないままに、受付の女性に許可を得て作品の前で記念写真を撮らせていただいた。
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さて、美術館までは自宅を8時に出発し圏央道を使ってひとっ飛びだったが、せっかくここまで来たのでどこかいいところがないかなと思ったが、たけさんの真似をして今から山に登るわけにもいかない。
結局、帰りは下道を通って山中湖経由で富士山でも撮ってゆっくりと帰ることにした。

五目漁師は、元々運転が好きなので結構あっちこっちをドライブしたり、旅行したりしているが、秩父には1、2回山に登ったきり殆ど縁がなかった。
しかし、ここに来て予想もしていなかった景色に出会い2度、3度と感動する。

恐らく五目漁師にとって初めての140号線を富士吉田方面に向かってしばらく走ると、目の前に空に浮き出すほど高いループ橋が見えてくる。
まさかそれが自分達が走っている道の延長にあるとは思っていなかったが、近づくにつれて誰がいつの間にこんな道を作ったの、へーと感心しながら走る。
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(実は、この先にある雁坂トンネルが有料になっているので別のルートにしようかと迷ったが、これで元は取ったぞっ!)

上りきるとそこに見えたのは滝沢ダム。
車を降りてダムに向かうと虹が掛かったダム下と共に、今通ってきたループ橋を一望に見渡せる。
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しかもどうやらエレベーターで一番下部にある発電施設のある低さまで降りられるようだ。
素晴らしいことに無料。
(ここで既に、元の取り過ぎ感あり)

早速、エレベーターで地下まで降りてひんやりした堤体内部の通路を抜けると
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吐出水のしぶきが降り注ぐ広場に出る。
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見上げるとここはダム湖の水面から130mも下にある湖底と同じ低さであることを実感する。
この分厚いセメントの壁で隔てられて直ぐ向こう側は満々と水を湛えたダム湖の底だと思うと恐怖と、
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一方で轟音と共に吐出される鉄砲水を見、高さを得た水の位置エネルギーの凄さを同時に感じる。

上から眺めると確かこのつり橋には虹がかかっていたはずだ。
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よしっ、虹を突っ切ってみよう!
いい年をこいて足元に気を付けながら1往復する。
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残念ながら逆光なので反対側から撮らないと虹が見えない。


山中湖畔では夕空に期待したが、この時期は太陽が富士山から一番北側に遠ざかる時期なのでこんな感じに終わってしまった。
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サクランボ狩りも予定していたのですが、どこももう終わっていました。
今はもも狩りが始まっているようです。


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2023年6月14日 (水)

アカムツはそんなに甘くはない



6月13日は網代(亮知丸)に釣行。

五目漁師にとっては、エンジン艇の空き状況からして平日行しかない網代の中深場釣り。
ブログにコメントを下さるガルさんから火曜日なら行けますよとお誘いをうけたが、直後に台風3号が発生し、しかもその後関東地方への接近が予想される。
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台風3号の予想経路図、2023年6月10日正午現在(気象庁HP引用)

早々に諦めてしまったガルさん、まだまだ分からないよと待つ五目漁師。
結果、2日前にはわずかにウネリが高くなる程度の予報になったので予約を入れる。

そして当日、予報通り早朝には長く強く降り続いた雨も止み、少しうねりがあるものの絶好の釣り日和になりそうだ。
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やったね。この調子で釣果の方にも期待が膨らむ。

ガルさんは新竿のお試しも含めてアカムツ、五目漁師も当然ながらアカムツはあるが、なんでもよいから大物が欲しい。

今日は長潮回りだが7時半が干潮なのでグッタイミング。
潮が速くならない内に深めの-250m~-300mからやってみよう。

五目漁師の1投目は-100mでサバに捕まってしまったが、直ぐに少し場所を移動して2投目。
今度は無事に着底して、早々にアタリ。
しかも結構な大物のようだ。
上がってきたのは、ユメカサゴとこのポイントではお約束のオキギスの連。
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その後、アタリが乏しい中でシロムツや小型のユメカサゴ。
そして、アタリが途絶えていたが久しぶりの手応え。

400m近くも道糸が出ていると相当な獲物が掛かっても引きの反応は乏しい。
竿を竿掛けに掛けていると、リールの不連続なうなり音や重みに反応するドラグの回転が獲物の大きさを伝えてくれる。
やがて200m→100mと浮いてくると、いよいよ穂先の動きや手元に伝わってくる引きや重みで魚種やその大きさを想像する。
一番楽しい時間だ。

これはでかいぞ! アラ? メダイ? アカムツでないことは確かだ。
ガルさんも最初に握っていたボートに備えつけの玉網では間に合わないとみたのか五目漁師の大玉網に持ち替えてそばで待機してくれる。
そして座っている五目漁師よりも立っているガルさんに先に正体が見えたのか、遠慮そうに“あっ”と聞こえる。

引き具合からして、いや期待が大き過ぎてこいつの予想は全くなかった。
欲しかったが大物違いだ。
やれやれ、エダスを切る前に玉網からスマホに持ち替えて写真を撮ってもらう。
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くわばらくわばら、300mからこんな奴の相手は二度としたくないので直ぐにいつもの200m前後に移動する。
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陽気に誘われてちょっとした移動中にも居眠ってしまうガルさん。

場所を変えたせいではないが、今日はとにかくアタリが少ない。
やっぱり駄目かー。
仕方がないので、もう一度サメポイントに戻ったりしてみたが中深場にしては珍しいほどアタリがない。

おまけにライン同士の絡みでガルさんのラインが高切れした時点で中深場を諦める。

絡みが仕掛け同士やどちらかの針が相手のラインを拾うくらいなら被害は小さくて済むが、双方のライン(PE1.5号)が交差して運悪く一方的に他方のラインでこすられると切られてしまうことが多いようだ。
手前船頭の五目艇では双方の竿の出し側を考慮してエンジン停止時には絡みにくい方向にバウを向けているが、所詮その時の風や潮流で決まる姿勢にボートはやがて向きお変えて行く。
普通に考えれば風の流れと平行にバウを風上に向けて落ち着くと考えられるが、潮流が加わるとそうとは言えなくなる。
まして、これだけ深さがあると2枚潮3枚潮はあたり前なので海中でのラインの行方は想像がしがたい。

一つの安直な解決策は遊漁船がやるように錘を重たくすることであろうが、それでは本末転倒、釣りが面白くなくなってしまっては元も子もない。
というのが五目漁師の考え方なので、申し訳ないが、ガルさんには運が悪かったとしか言いようがない。

高切れを機会に、中深場の釣りは止めて100m辺りでオニカサゴでも狙ってみることにする。
双方とも準備はないのでそれなりに仕掛けは工夫する。
ガルさんは100号錘から直出しの短い1本針、五目漁師はたまたま持っていたフグ対策用の自作中通し天びんに胴付き仕掛けの先端を切って吹き流しに。

するとガルさんには40cm弱のアラが五目漁師には小型のオニカサゴが掛かってくれる。
しかし、昼過ぎからは次第に南寄りの風が強まり2時過ぎに沖上がり。

で、今日の釣果はこれ。
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釣った日はシロムツのバジルソースカルパッチョ。
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スミヤキとオキギスが1尾ずつ釣れたのですり身をミックスして薩摩揚げに。
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次の日にユメカサゴの刺身と昆布締め。
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オニカサゴやユメカサゴのミックス唐揚げ。
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前回あれだけ釣れたので今回も1尾くらいはと思っていたのですが、アカムツはそんなに甘くはないですね。
中深場の釣りでは巻き上げて来てありゃ釣れてたの! と喜ぶことしばしばの五目漁師ですが、300m先のわずかな違和感からアタリを取るのが実に上手いガルさんでした。
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2023年6月 9日 (金)

イトヨリ釣りがこんなに易しいとは

 

6月8日は伊東(井上丸)に釣行。

例年の伊東なら今頃はサバまみれのはずだが、昨年あたりから少し様子が変わってきたような気がしている。
カイワリが釣れたり、大アジが釣れたり、イトヨリが多かったり、主役が日替わりする中、どうにもならないほどのサバの噂はあまり聞かない。

ならば、まだカイワリが狙えるかもしれない。

海中は今季五目漁師が釣行した中では1番と思えるほど魚影で賑やかだ。
こんなところに根があったっけ? と思うほどまるで底質と化した密度の高い魚影、逆に密度が薄く粒状の魚影、これはひょっとしてカイワリ、中層で濃く飛び交っているような魚影、こいつらはサバかな? いや、フグかな? 危ない危ない。
海面は海面で時折バシャバシャとボイルを追うでかい魚が跳ねる。

しかし、仕掛けを落としても、餌が盗られるだけで竿先に反応はない。
盗られるといっても先の川奈の様に手の打ちようもなく逃げ出すほどでもない。
あれやこれやと、棚を変えてみたり、仕掛けの動かし方を変えてみたり、試行錯誤によっては本命を掛ける隙はあるような気がする。

そんな中で、もたれ感の直後にドスン。
上がってきたのは最近の伊東名物、大イトヨリ。
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手が黒い

少し水臭い魚ではあるが、これほど大きいと我が家では姿のままで蒸し物にしてふっくら感でいただくか、輪切りにして煮付けにすると身が締まって美味しくいただける。

さて、カイワリの釣りパターンは本当にその時々で臨機応変に試して行かないと正解はないようだ。
春先の居ても食ってこない時には高速シャクリでやっと釣れた記憶がまだ新しいが、今日はそれはもう通用しない。

底近くは餌盗りが多いのでビシ棚を32m(ボトムは40m)まで上げて2.5mの仕掛けをたまたま置き竿にしていた時だった。
ふと見ると穂先がビクビクというよりも何気に深く垂れている。
何か掛かったかな? 巻き始めると重量感はあるが引きはあまり感じない。
イカだと嬉しんだけどなーと思ったくらいだ。

しかし、上がってきたのはなんと良型(26cm)のカイワリ。???
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やっぱり手が黒い

もちろん気を良くして、この後、置き竿を試してみたがこれっきりだった。

今日はあの事故以来1年振りとおっしゃるYさんとたまたま一緒になった。
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少し離れているが声はなんとか届く範囲。
明らかにマダイ狙いと、もう一本がカイワリ狙いであろうか。
今しがたの五目漁師のカイワリに引き続きYさんにもカイワリ。
どちらの竿に掛かったのかはわからないが、やはり時々群れが回遊してくるようだ。

昼過ぎには同様のことがもう一度あった。
今度は先にYさんが結構なファイトの末、大アジを玉網に入れる。
数日前にこの手のアジの大漁があったので、実は五目漁師も今日の狙いの1つに入れていた。
その大アジを見せられて羨ましがっていると、数分後には五目漁師にも掛かってくれる。
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緑のウイリー針に掛かってきたオオアジ

他に魚が釣れない渋い日だけにこのようなイベントがあると寧ろ狙い魚の動きがよくわかるような気がする。

さて、あまりにも反応が乏しいので、色々やってみたくなる。
伊東の釣りでは余り潮流を気にすることはない。
潮が朝方反転し、今は沖側から岸側に向かって結構な勢いで流れている。
底潮も同様に速そうだ。

いつもは、基本ビシ棚は底からハリス長さ分などを考慮して3m~5m位にとっている。
ただ今日の潮流では仕掛けが真横に流れている、いやもしかすると吹き上がっているかもしれない。
(実際はどうかは分からないが)こんなことをイメージしてお試しに着底時にズボッと土に埋まったビシを引っこ抜くだけにして、海底に置いたままにしてみる。

するとどうだろう、いきなり次々とイトヨリが掛かり始める。
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朝から本イトヨリとカイワリの2尾だけだったのでこんな大当たりが結構嬉しく、釣っては余り嬉しくないイトヨリ釣りをしばらく楽しむ。

そんな中だった。大きなアタリ。
底からやっと引きはがしたものの運悪くイトヨリが釣れるならカイワリもと、仕掛けを3号から2号ハリスに換えた直後だったので恐る恐る巻き上げてくる。
やっと巻き上げ来てもドラグの出で戻されてしまう一進一退が10分くらいも続く。

何だろう? グイグイ引くというよりも重みが勝っている。
ビシを底に付けていたことを思い出すとヒラメ、いやエイかもしれない。
大物が来ましたよと騒いだのに、もしエイだと格好が付かないので予めYさんにはエイだエイだと聞こえよがしにアナウンスしておく。
やっとあと8m、もうすぐ見えてくると思った矢先にいきなり獲物が暴れる。
ああああっ・・・ハリス切れ。
正体だけは見たかったが残念。

さてさて、先の潮が速い時のイトヨリ釣りの極意。
自分ながら1大発見のつもりだったが、胸を張ってお勧めはできないことが後でわかった。

余りイトヨリばかり釣っても仕方がないので普段の釣りに戻った。
しかし、あまりにも反応がないので再びこの極意でイトヨリ釣りを始める。

しかし、どうやらその間にさらに潮が速くなったのか、吹き上げが強くなったのか、アタリがないので仕掛けを上げてみるとリーダーに仕掛けがグチャグチャに絡まって上がってくる。
イトヨリの代わりにサバが掛かったりすると更にグチャグチャに。

自作とは言え、3投で3つの仕掛けを無駄に、しかもその度に巻き付かれたリーダーも短く切り詰めることになってしまった。
考えてみると恐らく潮が舞っている中でビシと海底の間に隙間がないために掛かって居食い中の魚がリーダーをぐるぐる巻きにしてしまうのはの当たり前であろう。
正にあとで気が付く○○の知恵というやつだ。

で、今日の釣果はこれ。
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渋い中でイトヨリの変則釣りでなんとか数合わせだけはできた。
そして、今回は中深場釣りのサバタン用に欲しかったサバを3匹持ち帰った。
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で、貴重なカイワリを釣った日刺身に、
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大アジはニンニク風味焼きに。
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次の日は、イトヨリをベランダで収穫したバジルを添えたムニエルに。
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ボート予約時に釣りの調子を尋ねると、今の釣りは行って釣ってみるまでわからないですねと言われましたがその通りですね。同じ調子の釣りが2日と続かないようです。これでは、いい釣りを見て飛び出せる五目漁師の釣りもお手上げです。

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2023年6月 5日 (月)

アカムツ三昧

 

もう退職して10年になる。
会社人間から自由人になると、先ず曜日に関心がなくなる、日にちが思い出せなくなる。
さすがに一生変わらない誕生日は忘れないが何回目の誕生日かは忘れがちで、最近では事ある毎に年齢はヨメサンに確認している。

こんな半ボケの他人の誕生日を覚えてくれていた仲間の奥様からこんな誕生日プレゼントをいただいた。
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日焼けした顔や腕を拭いたりすると直ぐに真っ黒に汚れてしまいそうなので当面は飾っておこうとしたが、釣りの時に漁師風に首に巻いたりねじりはちまきに、海からあがってきて貧果が恥ずかしい時にはほっかむりにも使って下さいとのこと。
大事に使わせていただきます。

さて、今回はアカムツ三昧の記事。
また1週間の唄にしようとしたが、あれも結構字数合わせなどが面倒だし、数的に1週間分では足らないので前出も含めて順に記録することにした。
因みに、釣った6尾の内、今日現在で1尾の半身だけが冷凍庫に残っている。

先ずこの時使った餌だが、最近は伊東ではめっきりサバが釣れなくなってしまい、前回は数軒のスーパーを探してやっと、今回はどこでも見つからず結局ノルウエー産の塩サバを使った。
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さすがに脂がのって美味しそう、自分で食べたくなったが泣く泣く皮を残して薄くタンザクにした。
これにホタルイカを抱かせて餌にするが、たくさんできたので同行者のまっくさんにもこれを使って頂いたが、双方共に、今回の釣果はこれが効いたのかもしれない。

さて、以前は一番新鮮な状態で、釣った日に刺身でいただくことが多かったが、最近は自宅に戻ってもまだ体がゆらゆらと揺れて疲れ切っているので余り面倒な料理はしたくない。
そこで比較的小型だった2尾を煮付けにした。
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アカムツもクロムツも火を通した方が我が家では人気があるが、やっぱり刺身を欠かすわけにはいかない。
あくる日に、姿造り。
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いつもは脂がのっていながら少し水臭いなと思うことがあったが、今回はサイズがあったせいか、正に鮪のトロ感でいただいた。

いいとこ取りした柵の残りや刺身の残りは次の日に一人しゃぶしゃぶでいただき、
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更に、濃厚な出汁で雑炊をいただいた。
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これが、他の魚でやったのとは一番差が出た逸品だったような気がする。

一緒に釣れたシロムツはバジル風味のカルパッチョに。
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アカムツは和風ムニエルに。
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濃厚なアカムツにさっぱりした大根おろしがよく合う。

番外でオキギスの薩摩揚げ。
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今回はつなぎに初めてお豆腐を混ぜ込んでみたところ、味に滑らかさが出て良かった。
量も増えてこの4、5倍くらいは出来あがったが、ヨメサンの特にお気に入りで直ぐに完食。
オキギスはスミヤキと同様に細い骨が皮側から出ているために3枚おろしのままでは食べにくいが、一手間掛ければ特上の薩摩揚げになる。

大きさ的にカマ焼きにするほどでもなかったアカムツの頭部は、切り身と一緒に蕪蒸しに。
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頭部以外のアラは潮汁に。
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一夜干ししたアカムツを焼いていただこうとしたが、これだけ厚みがあると我が家のグリルではうまく焼けないので、お好み焼きや焼きそばに使っているホットプレートで野菜と一緒に焼いてみた。
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ここまでは日をあけずに連続していただいたが、冷凍していた分を他日解凍してねぎ蒸しに。
皿にはないが、蒸す時にネギの青い部分と一緒に蒸している。
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さて、五目漁師は料理の美味い不味いに関しては、好み次第なので普段から余り言わないことにしているが、今回のアカムツは生ではトロ感、熱を通すとふっくら感が半端なく美味しかった。
ただ、ヨメサンの方は普段からこってりしたもの(鮪のトロや豚や鳥の脂身など)は好きではないので一番美味しい皮目は避けて食べておりアカムツのお値打ちは半分しかないようだ。



また欲しくなってきましたが、この後はまた雨模様が多いですね。


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2023年6月 2日 (金)

イサキ釣りがこんなに難しいとは(その2)

6月1日は川奈に釣行。

さて始めに、今回はイサキリベンジを期した釣行ではあったが結果は前回以上に酷かった。

釣れなかったので釣った魚の写真はなし、大物逃しの惜しかったイベントなどもなし、これでは記録を残す気力もないが、少しだけ早起きしてだらだらと書き始めている。

この日が台風2号が先島諸島付近で足踏みしている間の最後のチャンスになりそうだ。
前日は台風の影響ではないが強い風と雨だったので、嵐の前の静けさというよりも、正に嵐の間の釣り日和。(釣れるかどうか海中の様子は分からないが。)

前回は、川奈での釣りを再開して初めてのコマセ釣りだった。
イサキが釣れているというので駆けつけたものの、そう甘くはなく餌盗りの猛攻になすすべなく、こんなこともあろうかと準備していたタイラバとジギングの沖流しに逃げてしまった。

今回はきっぱりとやってやろうではないか! 
竿はこの1本これっきり。
1cas239908s

2本出しでイサキは欲しいがあわよくばシマアジにも掛って欲しいと中途半端に右を向いたり左を向いたりもしない。
もちろん、キタマクラや熱帯魚風の色とりどりの小魚にうんざりして沖のタイラバに逃げたりもしない。
という相当な心意気で臨む。

常習ではあったが、前回は真鶴駅近くの早朝開店の釣り具屋が時間になっても開かずに出鼻をくじかれたが、苦情でもあったのだろうか対応の方も変わりきっちりと開店、お店の雰囲気もテキパキ風に変わった。
ここのアミコマセは安いし、まして一貫目氷は悲しいかな今や他所では買えないし、こんなたわいないことでも予定通りに行くと気持ちが良い。
あとは予定通りにイサキを釣るだけだ。

出艇前に話を聞くとイサキが釣れているというので初めてやって来られた方もいらっしゃるようだ。
手漕ぎでイサキが狙って釣れるところは今では少ないのでよくわかる。

ポイントに到着し、最初のアンカリングを決めるためにいつも以上に時間をかけて周辺をチェックする。
根が険しく少しボートを漕ぐだけで20m~30m、あるいは40mと深さが変わる。
居るいる、前回と同様に根際にはまるでそこが海底かと勘違いするほどびっしりと小魚が付いている。
今日の作戦でもあるが、あえて、比較的フラットで魚影が薄いところに最初のアンカリング。

1投目はいつもの2.5m3号ハリス2本針仕掛けを入れる。
しばらくしてあげてみると当然のことながら餌はない。
これでもかと、着底後直ぐに折り返してみてもやっぱりない。
ビーチフラッグゲームのように、誰が着底後餌を盗られずに迅速に仕掛けを回収することができるかを競うゲームも面白いかもと思うくらい速攻だ。
もちろん仕掛けは慌ててハリス2号3本針ウイリーに交換するが、当然のことながら先針のオキアミ餌がなくなるだけで何も変わらない。2dsxp237628s
風紋さえない滑らかな海面、中潮なのに帰る間際まで潮流も殆どなかった。

何度か場所替えはしたがどうにもこうにもならず、既に嫌気がさしている10時ころに管理人の尾川氏が様子見にやって来られる。
皆さん調子は良くないようだ。

イサキの魚影ならボール状に見えるかもとお聞きし、それらしき魚影を探して仕掛けを入れるが直ぐに底べったりの魚影に変わってしまう。
反省するに、このタイミングでのイサキの集め方、シャクリ方がへたくそなんだと思う。
あとからイサキ名人の仲間に聞くとそれらしき魚影を見つけたらウイリーを死に物狂いでシャクると。
五目漁師は、いい加減に釣れてくれよ! とイサキにお願いはしたが、確かに死に物狂いのシャクリまではいっていなかった。

なるほど気迫も違うが、ここは一度でよいから成功体験が欲しい。
そうすれば魚影の見方もシャクリのスタイルにもヒントが得られそうだ。

未だに何もつかめずにうろうろするだけの釣りが続いていたが、昼過ぎから風が次第に強まって来たので1時には不思議と半分ほっとした気持ちで切り上げた。

言い訳になるが、この日出ていたボートは6ハイ。
内2ハイはどうやらシマアジ専門の狙いで根回りから少し離れた砂底の浅場の釣り。(結果的に2尾釣り上げた方がおられた)
五目漁師を含めあとの4名は根回りでイサキ狙い、あわよくばシマアジもという狙いだったようだが、食わないイサキ、または居ないイサキが悪いのか、食わせられないまたは居ないところで頑張る皆さんが悪いのか、本日のイサキの釣果は1尾もなかったらしい。

で、五目漁師の本日の釣果はこれ。
3cas239910s

少し深目(40m)で小魚の反応もない静かな場所にアンカーを打ち直して1投目で写真のウメイロが来た時には、この場でイサキもと大いに期待したが1尾限りだった。

前回と同様に間違って釣れてしまったカワハギの胃袋は、捌いてみるとアミエビではちきれんばかりに膨らんでいたので、海底で待っている魚の中にこんな奴や別の釣り師が上げておられたがウスバハギなども混ざっているようだ。

カサゴは妙に場所を変えると最初に良く掛かってきたが、この1尾を除いては皆極小だった。

他にキタマクラや熱帯魚風小魚は余程群れているのだろう、擦れ掛かりが多かった。

ヨメサンが釣り魚料理用にバジルを鉢植えで育ててくれているが、例年今頃になるとバッタや蝶にやられてしまう。
今年は鉢を2階のベランダに上げたところこれが大成功。
たわわにフレッシュな葉が付いているのでこれが使いたくて、バジルソースの3色(種)カルパッチョに。
4cas239915s 
これにオリーブ油をたっぷりとかけて頂く。

3色と言えば聞こえは良いが、1色では足りないので釣れた魚3尾を外側にカワハギ、中にウメイロ、一番身が少なかったカサゴを内側に並べてみた。

少し寂しいので、先日釣って冷凍保存していたアカムツのネギ蒸しを追加する。
Cas239922s



最近は海から上がってくるとさすがにぐったりと疲れを感じます。
自宅に着くと悔しさはおいて、捌いたり料理をしたりする魚が少ないことが正直にうれしく良かったと思います。

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