再び伊東のカイワリ釣りへ
4月27日は伊東(井上丸)に釣行。
実は、五目漁師としては珍しく先の日曜日(23日)に川奈を予約していたが天気がすぐれず中止になっている。
やはり一度は釣ってみたいS級魚。
ただ、川奈の天気は恐らくこの魚を釣る以上に難しく、この日なら何とかなるかもと考え、急な予約だった。
結果的には当日の早朝にお店側から中止の掲示があり断念したが、この難しい天気にお付き合いし、毎日出廷の可否(10時ころからになるかもとか、逆に早上がり覚悟ならとか条件を含め)を判断して掲示していただけるために、無駄足踏まず、無駄餌買わずでありがたい。
一方でお客には来て楽しんでもらいたいが、天気を見誤ると危険が危ない心配はあるし、とお店側の気遣いは並大抵のものではないと思う。
五目漁師ならとっくに胃袋に穴が開いているかもしれない。
さて、中止にはなったがこの時に準備した荷物がそっくり車に積んだままになっているので、ここは365日連休の得意技で次の好天日には待ったなしで川奈と決めていた。
その日が今回の27日。
しかし、しかしだ、予報が時間と共に悪化し、またもや難しい天気になってしまった。
どうやら早上がりの覚悟が必要な釣行になりそうだ。
五目漁師は釣れても釣れなくても海上に少しでも長く浮かんでいたい方なので早上がりの釣行は悲しい。
結局、ここは大概において風速が川奈よりも1ポイントは弱い伊東で1日カイワリを狙ってみることにした。
車に積み込んでいた竿をリーディングスリルゲーム73MH195からリーディング73M200に、仕掛けをハリス3~4号系から同2~3号系に何れも1ランク小型向きに交換して出発する。
5時半過ぎにゆったりしたうねりはあるが総じて静かな海面をカイワリポイントに向かう。
海底砂漠のカイワリポイントなので人に言う時にはアンカリングは適当でこの辺り一帯はどこでもOKとしか言いようがないが、そういう本人は今日の様に他艇との干渉の心配がなくアンカリング自在の時には、なんとなく良さげと感じるその日のおまじないポイントに山立てとGPS魚探の航跡チェックの合わせ技で、結構念入りにアンカリングする。
今日の様に正にドンピシャに入ると釣れそうな予感がしてくる。
調子の良い時の伊東なら、1投目を入れてボート内の整理をやっている内に横目で見ている穂先がググッとお辞儀をすることもあるが、前回と同様に今日もお辞儀ナッシングで餌が付いたままに仕掛けが上がってくる。
ただ、前回と違ってコマセの有無に関わらず海底は結構賑やかだ。
それでもアタリがないので上げてみるとパイロット仕掛けの3号ハリスが無言のうちに切られている。
なんだ、なんだこの魚影はフグ?
伊東となれば、こんな時のためにフグ対策用仕掛けも準備してきているので、次に切られたら仕掛けを交換しようと身構える。
しかし、前回と同じ高速暇なしシャクリ法で上がってきたのは嬉しいカイワリ。
現金なもので1尾釣れるとフグのことは忘れてシャクリまくっているとぽつりぽつりとカイワリがかかって来る。
ただ、前回とは群れが違うようで、申し訳ないほどの大型ではない。
しばらくして周りの景色を見ると、岸側に向かって走錨していることに気付く。
風向きの反転と共にアンカーも反転した際に走り出したのであろう。
この機会に今までより少し深め(38m→40m)にアンカーを打ち直す。
場を作り直すのに多少時間を要するにしても、アタリが一向に戻ってこない。
そこで、前回成功したK仕様の仕掛けに替えてみる。
するとどうしたことか、前回と同じように今回もいきなりマダイ(38cm)、
そしてなんと1投おいてまたマダイ、
次もマダイ。(写真なし)
型は次第に小さくなるが4打数3安打。
その後、何打数か空けて、やや大物バラシの後にとうとうフグに先針を切られてしまう。
仕掛けの効果が信じられないので、ここでも前回と同じく標準し掛けに替えてみるとマダイは続かなくなったもののカイワリがポツリポツリと掛かってくる。
但し、今回も前回と同様にシャクリを止めると魚影があるにも関わらず餌が盗られることすらなくなってしまう。
思うに、竿の1シャクリは角度的には穂先に換算して1m前後であるが穂先が柔らかいためにビシはそのたびにクッとわずかに動く程度で適当にコマセを出すに止まっているはずだ。
シャクリ動作としてはジギングの1ピッチ1ジャークなので、その後にリールのハンドル1回転分だけ仕掛けが巻き取られる。
結果、イメージとしては垂直に立ったコマセの柱の中を速いスピード(と言っても魚にとっては大したことではない)で付けエサが抜けていく感じであろうか。
五目漁師はアタリがなく低調の時や棚がよくわからない時にビシの下窓を開けてコマセを出しながら竿がほぼ垂直になるまでシャクリ上げる方法をとることがよくある。
コマセと付けエサの同調性が良く、今まで釣れていなかったのに釣れることがよくある。
但し、大量のコマセを使うのでいつもやるわけではない。
今、海中はこれとよく似た情景になっているのかもしれない。
何れにしても置き竿や通常のシャクリでは全く口を使わないカイワリがこのシャクリならボチボチと掛かってくれる。
11時ころになると予報通り南東風がきつくなってくる。
退散するほどでもないが、高速シャクリのせいで4kのアミコマセが早々に底をついてしまった。
元々、コマセがなくなればタイラバとジギングで沖を流そうと予定していたがこの風では無理なので諦めて早めの沖上がりとする。
で、今日の釣果はこれ。
フグもサバも大人しいか、またはいないこの時期になのでもう少しカイワリが釣れてもよかったのに。
釣った日はカイワリのムニエルゴマドレッシング、
マダイの和風カルパッチョ、
次の日にマダイの昆布締めの押しずしと手まり寿司、
カイワリの南蛮漬け
ここにきて停滞していた水温が少し上がり始めたようです。
今日はずっと17℃台の後半を維持していました。
フグは朝の一時だけでしたし、例年なら騒ぎ出すサバは今のところ皆無です。
カイワリはずっといるんでしょうけど楽しめるのはこいつらが出てくるまでですね。
連休あたりはどうなんでしょうかね。
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