フォト
無料ブログはココログ

« 2023年2月 | トップページ | 2023年4月 »

2023年3月

2023年3月31日 (金)

カイワリ釣りは難しい

 

3月30日は伊東(井上丸)に釣行。
1img_20230330_162901s
この時期は正に桜街道行く伊東釣行

昨年の同時期には既にカイワリの20匹前後の釣果があった。
まして水温が高めの今年なら、もうそろそろ釣れてもよい。

前回(3月11日)は、奇しくもそんなふうに考えた輩がまるで呼び掛けあったかのようにカイワリポイントに集まったが、最高でも2尾という惨憺たる目にあった。

あれから約2週間。
好天が期待される週末を控えて、抜け駆けしようとまたやって来た。

ところがどっこい、開店の30分前にボート店に到着し車から降りるや、おはようございますと声を掛けられる。
なんと、やはり抜け駆け作戦かどうかは分からないが、O(丸ではないオー)さんではないか。
あの事故後にはお会いできていなかったが再会が嬉しい。

Oさんと言えば、五目漁師の中では既に伝説の釣り師になりつつある。
伊東のあのフグの猛攻を交わしながら、いや交すなんてことができるわけがない、満身創痍(ビシ付きのてんびん4つ、手持ちの仕掛けはもちろん針もハリスも全てをフグの海に奉納)になりながらも立ち向かって57尾のカイワリ、そしてなんと45尾のサバフグ野郎を釣り上げたという信じられない正に漢。

因みに、五目漁師は針の付け替えや仕掛けの付け替えくらいならまだしも、てんびんを切って落とされようものなら直ぐさま逃げ出すことにしている。

今日、幸運にもこのお方と一緒なら仮に双方とも釣れなければ、五目漁師がへたくそだからとはならないだろうとの保険に入ったようなものだ。

さて、しばしお互いの近況を話した後出廷の準備に入ったが、予報以上に風が強い。
ナライの風が吹くと湾口が北東に向いている伊東や特に川奈などは朝方はうねりが入り風が収まるのを待つことも多い。
井上丸の若旦那もこれくらいが出せるかどうかの限界ですね、と少し心配そうにおっしゃる中を2人で出て行く。
むむ、こんな日はカイワリのチャンスあり、爆釣の期待にワクワクする。

アンカーロープに少しトラブルがあり仕掛けの投入にてこずったが、いよいよ第1投目を投入。
さて、どうだろう?!
ウザイ波とうねりの中で穂先は上下するが一向にアタリらしきものはない。
しばらくして上げてみると餌のオキアミは付いたまま。

そして、コマセを撒くと結構な反応があることは前回と同じだ。
期待した水温は2週間前から上がっていない。(16.5℃前後)
また、冷水でも入っているのかな?

次第に心配になってきたころにやっとアタリがあり、上がってきたのは結構型のいいカイワリ。2dsxp237453s

ただ、サイズの割には引きが弱かったような気がする。
これも低めの水温のせいかな?
立て続にカイワリ3尾+ハナダイかマダイの手元バラシがあったので、さぁ、時合い到来かと思ったがそこで、ピタッとアタリはなくなってしまう。

大声で少し離れて釣っておられるOさんに聞くと、やはりこの間で同じく3尾だったようだ。

この後は日差しも入り、波もうねりもなくなって、まったりした中でポツリポツリと忘れたころにカイワリが掛かってくる。
五目漁師はいつもなら、これだけ沈黙が続くとタイラバかジギングに切り替えて沖を流すが、今日はカイワリ狙いに徹する覚悟でやって来たのでもう少し頑張ってみよう。

心配したフグは居るにはいるが逃げ出すほどの猛攻ではない。
と思っていたら、あのOさんがフグばかりですと逃避の場所替え。
ウシシ、勝った!

それにしても、ここで冬を越した親分肌のフグは恐るべき大きさだ。
3dsxp237458s

40cmはあろうか、腹は膨らまずに弛んで緊張感のないオヤジの腹ようになっている。
時期がくればこいつを頼って大量のフグがまた集まってくるのかと想像しながら、少しだけ懲らしめて海に戻す。

さて、話をカイワリに戻すと、最初の3尾はプチ時合いの中でコマセを出しながらのシャクリで普通に釣れた。
あとの4尾は釣れない中の試行錯誤でそれぞれ違ったパターンで釣れた。

仕掛けを2号ロングハリス(6m)1本針に替えた時には1投目の底どりの最中に掛かってきたので、これかと思い底近辺で仕掛けを弛ませてみたが2度と続かない。

2.5m吹き流し仕掛けをウイリーに替えたが反応はなし、続いて餌をアカタンに替えた時にはこれもまた直ぐに久しぶりに来たのでこれかと思ったら擦れ掛かり。(海中にはうようよとたくさんいることの証か)。

再び、2号ロングハリスの竿に戻ると棚どり中にヒット。
これも何度か同じスタイルを繰り返してみたが2度と来ることはなかった。

気が付けば、短ハリスもロングハリスもコマセを撒いた後で置き竿にすると一切餌はなくならずに(本当に30分でも40分でも)いつまでも付いたままだった。

一方、シャクリのパターンやコマセ撒きのパターンに限らず、仕掛けを動かしている最中にのみアタリや餌盗りがあり、シャクリの止めの間や置き竿には決してアタリはもちろん付けエサがなくなることさえなかった。

何でもよいから変化をつける、これが渋い時には効果があるのかもしれない。

さて、これは、何回か餌を盗られた後に久しぶりに掛かってくれた1尾。
4dsxp237460s

伊東では、数年に1度だが30cm超えのカイワリが上がる。
五目漁師も数釣りは何度かあるが30cm超えは未だ釣ったことがなく、ここ数年はカイワリ釣りの目標にしている。

これを釣った時にはとうとうやったかなと思ったが、クーラーボックスの中で縮んでしまいボート屋さんで計ってもらった時には29cm、うーんやっぱり28cmかなと言われてしまった。
余りにも残念なので自宅で再採寸してみると、大目に見て、なんとか29cmはありそうだが、やっぱり30には届かない。

そしてこれは、そろそろ引き上げる前に掛かったイトヨリ。
5dsxp237463s

ドラグを出しながら時には首は振るし、見えてきた色は似ているし、タモ入れの寸前まで真鯛かと思っていた。
ここ1、2年伊東には本当に大イトヨリが多い。
実は、今日は2人合わせて外道はこの1尾のみ。
意外と色んな魚が釣れる伊東でこんなことはは珍しい。
置き竿で放っておくと仕掛けとか、道糸の先にはクラドが付着して玉になっていた。
底潮はかなり暗いのかもしれない。

で、今日の釣果はこれ。
Cas239360s

カイワリ爆釣には程遠かったが、型は揃った。

釣った日刺身は29cm弱、こだわりのカイワリの姿造り。
Cas239368s

この時期になると庭の木の芽が吹きだす。
Cas239371s

今回はタイミングが悪く魚がない内ににどんどんと葉っぱが大きくなってしまったが、やっと押しずしに、
Cas239376s

そして塩焼きにと、くどい程に木の芽三昧。
Cas239389s




週末は出られるならいよいよかもしれません。

カイワリフリークの皆さん頑張って下さい。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2023年3月28日 (火)

桜撮り完ボ

 

この暖かさではもう雪が降ることはないだろう、道路が凍ることもないだろう。
1cas239237s

ということで、先の北海道旅行では大いに活躍してくれたスタッドレスタイヤを夏用タイヤに履き替えた。
普段は洗うことができないホイールの裏側なども綺麗に洗って次の出番まで休んで頂く。
2cas239350s

で、履き替えた夏用タイヤで早速、桜+富士山撮りに出掛ける。

今年はかってないほど開花が早かったと聞くがどうだろう。
今回のテーマは枝垂れ桜。

桜を撮るなら学校か、城跡か、お墓(お寺)と決まっているらしいが、今回は富士宮の山沿いの村にある千光寺、常境寺、そして正法寺を訪ねることにした。
たまたま3か所ともお寺であるが、五目漁師がお寺に興味があるわけではない。
今までに何度か撮ったことはあるが、これらのお寺の境内には富士山をバックに撮れるとっておきの立派な枝垂れ桜がある。

いつもなら、夜明け前までに現地に着いて日の出の撮影は欠かさないが、今日の予報では日の出時は雲が多く太陽が覗くのは7時以降となっているのでゆっくりと自宅を出発した。

そうそう、余談ではあるが2日前に高齢者運転講習を受講した。
この受講証明書がないと70歳以上は運転免許の更新ができない。

目の検査では、今までやったことがない水平視野の測定や夜間走行時の視力などを検査した。
もちろん実車による運転技術の確認などもあった。

結果、年齢なりに劣化はしているが運転に支障はないのでお気を付けて! だった。

一安心したが、講習の中で70歳以上で、もしスピード違反や信号無視などで捕まると、即、認知機能検査をやり、それが不合格なら専門医の診断がOKにならない限り免許が取り消されると聞き、今さらに世の中における自分の年齢をひしひしと感じてしまった。(こうして老人はいやがおうにも次第に自信を無くしていくんだろうなと)。

で、今日の運転ではこのことが頭にあり、もちろんぶっ飛ばしたりはしないし、信号機の前で黄色になるとあわてて急ブレーキ、一旦停止はむやみに丁寧になったりで、後続車に迷惑を掛けることしばしば。
これでは逆に危ないではないか! と感じながらの運転だった。

さて、8時半に一つ目のお寺に到着したが、残念ながら空は一面雲で覆われたままで晴れてくる気配はない。
しかも、肝心の枝垂れ桜を見てびっくり。
一瞬、まだつぼみ? と勘違いするくらいに花びらは皆無に近い迄に散ってしまっている。
ここまで早いとは思っていなかった。

とりあえず隣接する他の2つのお寺にも行ってみたが、当然のことながら状況は同じだった。
仕方がないので失敗の記念写真でも撮っておこうとしたが、朝のこの時間帯では富士山方面にレンズを向けると、空は逆光に最も弱い前面雲でどうにもこうにも写真にならない。
3dsn239157s
千光寺

4dsn239162
常境寺

5dsn239156
正法寺

まともに撮れるのは早々に散ったはなびら参道だけだった。
6dsn239160s
正法寺の枝垂れ桜の下

よくTVの観光番組などで、ロケ地があいにくの天気で良い撮影ができなかった時に、本来はこんな感じですよと、事前に撮った映像をチョイ出しすることがある。
それを真似て、撮りだめた写真の中からチョイ出ししてみよう。
7dsn157500s
千光寺

8dsn157767s
常境寺

9dsn157483s
正法寺

むむ、残念。
今日は正に完ボだ!

さて、この時点で枝垂れ桜は諦めて、急遽、他のスポットを巡ることにする。
一旦は通り過ぎた桜スポットに戻ると、未だ早いだろうと思っていたところが皆満開状態で、そろそろ花見の家族などで賑わい始める時刻だ。

満開の桜は見ごたえがあるが、我々にとっては花より富士山。
その富士山が見えないのでこんな写真を撮ってみた。
10a1679961566892s

この場所は結構、愛車自慢の撮影スポットとして人気があるようだが、ここでも空の色がさえないために今一つ。

お昼は、道の駅富士川楽座で撮影がてら1年に2回は食べにくる桜エビのかき揚げをいただく。
11img_20230327_130350s

その後は富士山周辺の桜の開花状況をチェックしながら、ぐるっと時計回りに一周(300km)して帰路についた。
さすがに、標高が高い河口湖周辺の桜は、やっとつぼみが柔らかくなってきた状況で、満開は4月早々だろうか?
それでも例年よりはかなり早い。



釣りの時と同じですね。天気予報がこれだけ外れてしまうと1日(300km)を棒に振ってしまいます。
もう少しなんとかなりませんかね。


本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2023年3月21日 (火)

アジ不在でクロダイ祭り



3月20日は大津(石田丸)に釣行。

1dsxp237428s

弟と同行で無料のアジで泳がせができる久しぶりの大津に向かう。

今回はアジ釣りにちょっとした秘策がある。
といっても、実は身を守る逃げの一手。

五目漁師は付けエサに市販のオキアミを使うと、必ず1~2週間後には指や掌の皮が剥け始める。
1ヶ月以上にわたって何度も繰り返し剥けるために指は真っ赤に、指紋は薄くなり、悪いことをするなら今だとさえ思ってしまう。

ただ、唯一真鶴駅近くにある釣具店のオキアミだけにはこの症状が出ない。
おそらく南極海で瞬間冷凍されたオキアミブロックをなんの手も加えずに切り出したものだと思う。
これが魚にとって美味しそうに見えるかどうかは別として、五目漁師にとっては安くて、剥けない唯一の付けエサになっている。

このブロックオキアミは量が多いために1、2回目までは残りを冷凍保存して再利用しているが、今回は真鶴駅は通らないし、タイミングが悪く冷凍の取り置きもない。

そこで、こんなものを作ってみた。
2cas239278

イカが不漁の中でやっとスーパーの刺身コーナーで見つけたイカソーメンを使ったアカタン。
右が食紅だけで染めたもの。
左は砂糖とカツオダシで締めながら染めたもの。

さて、大津のアジは今、中根の調子が良いと聞いているので、武山根と中根の中間辺りに入る。

3投目くらいに、早速小アジが掛かってくれる。
さすが大津!
直ぐに泳がせにとりかかる。
2dsxp237430s

アカタンやるじゃないのと思ったが、この後が続かない。
弟はもちろん、周囲も含めて静かに時が流れる。

アジどうしたのだろう、今日は駄目かなと話している最中、弟が20 年近くも愛用している今では珍しい中通し竿がひん曲がる。
慎重に慎重にと声をかける中で上がった来たのは良型のクロダイ(51cm)。
3dsxp237433s

アジ不在の中で、今日はこれでもう終わってもいいんじゃない?
と置き竿にして話していると、また来たっ!
4dsxp237437s
1尾目に比べるとやや小ぶり

1尾目から未だ30分しかたっていない。

今や大津の海苔棚の海苔を食い荒らす大食漢として嫌われる存在とも聞くクロダイではあるが、こんなに釣れるもんなの?
五目漁師はやったことはないが、関西では尊敬の念を込めてチヌ釣り師と呼ばれる彼らがやる微妙(?)とされる釣りを知っている五目漁師にとっては信じられない。

と驚きが冷めやらぬその30分後。
また来たっ!!!
5dsxp237441s
3尾目は1尾目と同程度の良型のクロダイ。
3尾目ともなると面倒くさそうに、玉網に入れたままこちらに見せてくれる。

一方の五目漁師は声援に回ったままで、その間にイシモチとアジ1尾ずつ追加したのみ。
6dsxp237442s

頼みのアカタンは餌持ちががよいために交換さえない。
しかし、3尾目のクロダイを見てとうとうアカタンに見切りをつけ、弟からオキアミを分けてもらう。

オキアミに替えるとアカタンと違って、仕掛けを落とす度に齧られたり盗られたり、フグも頻繁に掛かってくる。
退屈しないだけでもこちらの方が楽しい。

そしてやっと大きなあたりがあったが、エダス切れ(エダスの結び不良だろうかエイトノットの結び目で切れていた)。
少し間をおいて、再び大きな当たりでやっと五目漁師にも小型ながらクロダイ(38cm)が掛かってくれる。
7dsxp237445s

このころには、風も予報通りに南に変わり次第に強まってくる。
弟の方は、もう十分に釣ったのでそろそろ引き上げてもよさそうなそぶり。
そうはいかない五目漁師はボートの方向が変わって釣りにくくなった泳がせをここで止め、アジに集中する。
8dsxp237446s
釣り始めて間もないころから今まで元気に泳いでくれたアジはここで解放する。

しかし、相変わらず一向にアタリはない。
もしかして、そろそろアジの時合いがあるかもしれないと期待したが、更に風が強まってきたので1時過ぎに早上がりとした。

石田丸で撮って頂いた弟の釣果はこれ。
9dsxp237448s

そして、お恥ずかしくてその場でクーラボックスの蓋は開けられなかった五目漁師の釣果はこれ。
10cas239316s

他の方々も今日はアジは釣れぬともクロダイ祭りだったようだ。

釣った日は石田丸からお土産にいただいた旬のワカメと一緒にクロダイのしゃぶしゃぶ。
11cas239326s

久しぶりのアジでフライや押し寿司を期待して材料を揃えて待ち構えていたヨメサンには残念ながら薬味たっぷりのアジのタタキ。12cas239320s

イシモチは次の日に塩焼きに。
Cas239342

いただいたワカメと一緒にイシモチの酢締め。
Cas2393375



いつも釣りのあくる朝に記事を書き、その日の料理を張り付けてブログを更新しますが、今回は朝からWBCメキシコ戦に見入ってしまったために記事の更新と料理に大忙しでした。明朝また楽しみですね。
次は、そろそろ伊東のカイワリ。
それがまだ駄目そうなら、一番かたい網代の中深場になりそうです。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2023年3月12日 (日)

カイワリ諦めて沖流し

3月11日は伊東(井上丸)に釣行。
1dsxp237403s

狙いはきっぱりとカイワリ。

旅先の苫小牧ワカサギ釣りでまさかの超絶完ボをやってしまったので今回はなんとしてでも釣りたい。
ただ、前回のワカサギ釣りはどれくらい釣れるか大漁の胸算用しかなかったが、今の時期のカイワリこそは、果たしてどうなるやら???の賭けの釣り。

昨年までは、この時期になるとオーシャン釣具のオヤジさんを中心にカイワリのXデーについてあれやこれやと談義するのが楽しみの1つでもあったが、今は叶わない。

たまたまではあったが、あの時以来久しぶりに井上丸の店頭や海上でお会いしたSさん、Kさん、Fさんの面々も、今日がひょっとしてそのXデーかも? と腕まくりして期待、いや血走っているに違いない。
2_20230312222901
この時期になると皆さん考えることは同じ。
Sさん、Kさ、Fさんの面々。

五目漁師に至っては、未だ伊東ではカイワリを本格的に狙ったことがないカヤック釣り師のMさんを、カイワリをダシに手漕ぎボート釣りに誘い込んでの釣り。

さて、丁と出るか半と出るか。

準備に少し手間取ってしまったが、Mさんと話をしながら釣りたいので自ボートのスターンにMさんのボートを係留して釣り始める。

五目漁師は、いつもの通り、先ずは様子見の2.5m2本針吹き流し仕掛け、一方Mさんは、もしカイワリがやる気満々であれば必殺の仕掛けになる(当然フグやサバにも)かもしれないトリックサビキを使われる。

しばらくすると静まり返っていた砂漠の海底に反応が見えてくる。
しかし一向に餌はなくならない、当然アタリはナッシング。
周りのボートも同じ状況のようだ。

カイワリXデーの根拠の一つは水温の上昇であろうか。
経験からして真冬の13、14℃台が17℃~18℃に上がることが、伊東のカイワリの釣れ始めだと思っている。
今年は真冬でも水温が15℃台をほぼ保ち続け、既に上昇に反転したために先に16℃後半を確認していたが、今日は再び15℃台の後半に下がっている。
もちろんカイワリの泳層がどうなっているかなどは知る由もないが、こんなことも影響しているのかもしれない。

とにかく反応がない。
居ないと居ないで、こいつらでさえなぁ と心配になってくるフグの姿もサバの姿もない。

それでも海底の反応がやや活発になって来てからは、たま~にオキアミ餌の頭部だけがなくなったり、解けたように小さくなって上がって来たりするので棚どりやシャクリ方を色々変えてやってみる。

こんな時にはかってiさんが同じような状況下で撮られた海底近くの映像を思い出す。
仕掛けを落とし、カメラが付いた天秤を振ってビシカゴからコマセを出すと、周りには一気にカイワリやハナダイが群れてくる。
そして、荒れ狂ったようにコマセを食いつくし、数分後には空になったビシカゴと針のついたオキアミだけが空しく、寂しく彼らの遊泳棚に取り残される。

スイッチが入っていると表現すればよいのか、いや入っていないと表現すればよいのか、何れにしても釣り師の負けには違いない。

以来、ハリスを細くしてみたり、長くしたり、針を小さくし餌をコマセのアミにしてみたり(iさん)色々やってみたがうまくいくことはなく、あの海底の信じられない映像だけが頭に焼き付いている。

きっと今日もそんな状況に違いないと思いながら、今できる範囲で色々とお試しをやってみるしかない。

そんな時にKさんが来ましたよ!
とやっとカイワリの姿を見る。

早速捌かれたのか、腸からは、はちきれんばかりのアミコマセが出てきたらしい。

やっぱりか、やっぱり居る。
ウヨウヨと居るのにコマセは食っても針の付いたオキアミは食わない。
脱帽!

既に五目漁師のボートに係留していたMさんは、沖のルアー流しに行かれた。
今日は頑張ってみようと決心してきた五目漁師も11時前には諦めて、一発大物狙いの沖流しに切り替える。

Kさんも沖でアマダイを狙ってみるとアンカーを上げられる。

先ずは、アジポイントに向かい流し始めると、直ぐにタイラバに何やら結構な大物が掛かったが、途中バラシ。
引き方からして相応のハタだった様な気がするが残念。

この後は掛かればバラシの可能性が少ないと思っているジグに変更。
ポツリポツリとアタリがあり上がってくるが皆小さい。
3dsxp237414
オオモンハタ(28cm))

残念だったのは、足1本だけが掛かってグイーングイーンと力強い引きで浮いてきたアオリイカのタモ入れ失敗。

そして更に残念だったのは、これ。
4d4sxp237415s

でかいの掛かりましたよ!
とお呼びが掛ったので漕ぎつけると、Mさんが竿をひん曲げてファイト中。

掛けた当初は、グイングインとよく引いたらしいが次第に重み主体に変ってくる。
ひょっとしてエイだろうか、いやもしヒラメだとすると80cmはありそうだ。

しかし次第にエイの線が色濃くなる中でやっと見えてきたのは尻尾の短い(ない?)ヒラメ風のエイ。

Mさん精魂尽きてがっくり。
カイワリをダシにお誘いした五目漁師としては、残念は残念だけど最後に楽しんで頂けて良かった。

で、Mさんと五目漁師の釣果はこれ。
5_20230312222901
左側がMさんの釣果、右側が五目漁師の釣果。
(井上丸の釣果blogよりコピー&ペースト)

カイワリ狙いの釣果とは思えないハタやカサゴの刺身盛り。
6cas239259s

刺身造りであまった端身を天ぷらに。
7cas239268s



カイワリはまだ少し早かったようです。
何れにしても3月中ですからもうすぐでしょうね。
ボート屋さんや仲間からのカイワリの釣果情報から目が離せません。

本日もポチッとよろしくお願いします。


にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

2023年3月 6日 (月)

ワカサギ釣りで超絶完ボ達成


3月4日は苫小牧(勇払ハート沼)にワカサギ釣行。

2月25日に自宅を出発し釧路、根室、羅臼を中心に道東をぐるっと1周する撮影旅行から3月5日に戻ってきた。
1cias239118s

2cas239158

真冬の厳しい寒さに立ち向かい身を守るためのねぐらを確保し、食べ物を確保し・・・と言いたいところであるが、我々素人のカメラマンが撮る相手はタンチョウにしろオオワシにしろ野生とはいえ人間から餌をもらうことをあてにしながら冬を越す半分餌付けされていることを認めている鳥たちなので、見られる場所も凡そ決まっておりカメラマンにとっては都合がよい。

あとは、求愛活動や弱肉強食の自然の摂理の中で見せる彼らのパフォーマンスを如何にタイミング良くとらえるかがカメラマンとしての腕の見せどころになるが、残念ながら今回は納得の写真は皆無に近かった。
3dsn237192s
鶴居村(サンクチュアリー) by Y

 4ims232228s
鶴居村(菊池牧場)by K

5dsn238584s
根室 by Y

6ims230689s
羅臼 by K

7ims230077s
根室 by K

8dsn238752s
野付半島 by Y

今回はヨメサンの強い要望もあり、旅の締めはカメラは置いて氷上のワカサギ釣りと決めていた。

かって、同じようなシチュエーションで網走湖でワカサギ釣りをやったことがあった。
その時には目の前で厚い氷にドリルで専用の穴を開けてもらい貸し竿で仕掛けを入れると退屈しない程度にワカサギが釣れた。
9cas145059s

次第に手も足も冷え切ってくる寒風の中での釣りには時間的に限度があったが、釣った50、60匹のワカサギはその場でから揚げにして美味しくいただいたことを思い出す。
10cas145118s

その時のイメージからして、今回も当然ワカサギは難なく釣れるものと思い、釣果は土産として自宅に持ち帰り旅の思い出に浸りながらゆっくりといただこうという魂胆だった。

車にはクーラーボックスまで準備し、雪詰めにして持ち帰るために、釣行日時は夕方に出港する帰路のフェリーの時刻に合わせ、港に近い苫小牧郊外の勇払ハート沼のワカサギ釣り場を予約した。
前泊の帯広から苫小牧までは、北海道では滅多に使うことがない高速道路を利用して9時前には現地に到着し、3時までの6時間くらいは釣りが楽しめる。

我ながらに素晴らしい用意周到振りではないだろうか。

網走の時と違って、湖上には風よけ用のテントが設置され、中には既に4つずつ穴が開けられている。
11a1678062590969s

12a1678062631669s

受付を済ますと我々と同じような観光がてらの一見さんが多いからであろうか、マンツーアワーでスタッフのオジさんが竿や餌などを持って割り当てられたテントに案内してくれ、丁寧に釣り方のレクチャーまでしてくれる。

テント内は外に比べると暖かいせいで表面の氷が解けて水浸しになっているために滑って転んだりすると大変なことになってしまいそうだ。

水深は6~7m。
さて、釣るぞ!
オジさんのレクチャーの通り底どりの後、リールを5巻きし(多分50cm程度)時々誘いながらアタリを待つがアタリは皆無。

しびれを切らして周囲のテントを見て回ると、どこも釣れていないようだ。
ヨメサンがスタッフの若いお兄さんから仕入れた情報によると、今日はそんな深いところではなく水面からせいぜい1.5mまで(上から胴付き仕掛けの赤い錘が見えるくらい)ですよと言われたらしい。
先のオジさんの棚とは真逆ではないか。

早速、浅棚で待ったヨメサンにアタリがあり、3度目の正直で漸く待望ののワカサギが釣れる。
13cas239205s

しかし、この時点で釣り始めてから既に3時間もたっている。
周囲のテントからも浅いよ浅いよ!、とか
穴の中にいっぱい見えてるよ! とかの話声の後に歓声が上がる。
ちょっとした時合いだったようだが、情けないことに時々あがるこの歓声の数が周囲で釣れたワカサギの数と言っても多分間違いはなさそうだ。

辛うじて1尾釣ったヨメサンにもその後は釣れず、五目漁師に至ってはただの一度のアタリすらなく、めでたく超絶完ボを達成。

唯一ヨメサンが釣った1尾を放流して、予定していた3時を待たずに片づける。
14cas239225a

共に入れ込みmax、有終の美を飾るはずだったワカサギ釣りは寂しく悲しい釣りに終わってしまった。

 


記事にコメントをいただく外房ヒラマサ釣り師のぐっちゃんが最近ワカサギ釣りに嵌っておられます。

河口湖や西湖のワカサギ釣りでは時速200~300匹も釣られ、先日は1日に1000匹超えも達成されました。
そんな記事を見ているので初心者の五目漁師でも50匹はかたいと思っていましたが、この様です。
場所のせいもあるとは思いますが、日により、時間により棚が変わったりしてなかなか難しいようで参りました。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

« 2023年2月 | トップページ | 2023年4月 »