中深場リベンジ
2月18日は網代(亮知丸)に釣行。
天気は18日(土)か20日(月)が良さそうだ。
前者で川奈泳がせリベンジをするか、後者で網代中深場をリベンジするかどっちにしよう。
迷いながら、あらためて亮知丸のエンジン艇の空き状況をチェックしていると、なんと土曜日にエンジン艇のキャンセルが出たらしく1艇が空きになっている。
すぐさま電話を入れてゲットした。
土日はいつも2か月ほど前から一杯になるので五目漁師としては大げさではなく、奇跡としか言いようがない。
このところ不調が続く中深場なので、リベンジを果たすためには何か打開策が必要だとは思っている。
前回は初島寄りのポイントを探してみたが失敗。
そういえば、この時に一緒に釣ってやはり駄目だったHさんは既に別の場所でアカムツ3を釣りリベンジを果たされたようだ。
深さは-300mだったらしい。
そうかポイント探しとして横方向の展開ではなく縦方向もありだな。
ということで、今回は-400mくらいまで行って、ついでにメヌケ(アコウ)やアブラボウズも狙ってみよう。
そんなのが1.5号のラインに掛かってしまったらどうしよう、と結構本気で考えている。
先ずは、いつものポイント-200mから始めると、1投目から幸先よくクロムツが掛かってくる。
しかし2投目からは前回と同様にサバが多い。
そうそう、今回サバタンが手持ちになかったので今はスーパーでも品切れ模様と共にお高くなっているサバを買ってしまったことを思い出し、2匹は持ち帰ることにする。
さて、ここで縦方向に移動してみよう。
スマホの釣りナビくんを開いて等深線をチェックし周囲よりも等深線が混んだところでやや駆け上がりになっている-350mを目指すことにする。
この深さでは仕掛けを落として、魚を掛けて巻き上げるのに10~20分はかかってしまう。
上げたは良いが、小さいシロムツ1尾で20分はきつい。
ならば、多点掛けをしようと5本針を準備してきたので使ってみる。
しかし、足元でとぐろを巻く全長6m以上もある胴付き仕掛けにサバタンとホタルイカを付けて落とすのは結構難しいし、時間もかかる。
以前にも一度やったことがあるが、多点掛けが更に難しいのは、穂先がピクピクしているのに巻き上げをせずに次の魚が掛るのをじっと待つこと。
船長の指示に従うならまだしも、自らが決めて待つこの辛抱は釣り師にとっては拷問に近い。
結局、あの時は最初に決めた時間が待ちきれずに半分くらいの時間で上げてしまったことを思い出す。
今日は、竿を竿掛けに掛けて弁当を食べながら気持ちの焦りをなだめる作戦だ。
するとピコピコ。
何かが掛かってるぞ、あと5分待とう。
平静な振りを保ちながらおにぎりを頬張っていると、お辞儀していた穂先がピコンと跳ねて真っすぐになる。
オヤっ、変だぞ、またサバが食い上げたのだろうか?
よし、待ちはここ迄。
竿を手に取って巻き上げ始めると軽いには軽いが何か生命反応はある。
錘がないために少し遠くに浮いたのは、でかいクロムツかと思ったがオキギス(51cm)と小型のサメの2点掛け。
あまりうれしくはないが、練りもの用に持ち帰ろう。
当然150号の錘は切り落とされている。
恐らく、一番下の針にはスミヤキが付いて、遊ばせている間に近くの幹糸を切ったのだろう。
バカだな切ったところで錘と共に真っ逆さま、今頃は失敗に気付いているに違いない。
このオキギスのためにエダスはもとより周りの幹糸までキモいヌルがべっとりと付いてしまっているし、先糸もなくなっているので仕掛けを交換してもう一度落とす。
今度も5分以上待って一シャクリ入れて巻き上げを開始する。
生命反応というよりもいつもより少し重たい。
覗き込むと、澄み切った海水の中を白い魚体がひらひらと鈴なりに上がってくる。
シロムツの多点掛けは大成功したものの仕掛けはぐしゃぐしゃになってしまう。
船上で解くのは諦めて持ち帰った2本の5本針仕掛け。
最近特に酷くなってきた老眼を駆使して解くのも楽しいが、部品だけでも再利用しよう。
やっぱり駄目か、こんなのほどく暇があれば2本針か3本針仕掛けの2往復の方が良さそうだ。
それにしても、魚影が濃いのか時合いが良いのか、落とすと直ぐに何かが食ってくる。
こんなものも。
ユメカサゴ(33cm)そしてとうとうアカムツも。
更に、そろそろ最後かなと思って入れた3本針仕掛けにはアカムツ(32cm)の2連。
やったね。もう一度落としたいが、残念ながら時間だ。
いつも最後まで釣る五目漁師は手漕ぎの場合はここからオニ漕ぎが待っているが、こいつは楽ちん。
これは朝撮った写真
ここまで出てきても15分ほどで港に戻れる。
で、今日の釣果はこれ。
リベンジなったかな?
赤、黒、白ムツの刺身味比べ
赤、黒、白の煮付け味比べ
年間を通じて水温の変化があまりない中深場の魚がやっと本領を発揮してくれました。
サバの猛攻避けるために300m、少なくとも250mよりも深場が良いようです。
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おはようございます。
無事リベンジ完了ですね!
狙い通りの結果でらっしゃるのではないですか?
アカムツ一荷は気持ち良かったのではないでしょうか!
しかし、サバも凄いですね。
水深250mの海底をウロチョロしているんですね。
本当に迷惑至極ですが、少し釣れるとスーパーでサバを買う時の「何だかとても勿体無い気持ちになる」ことはありませんね。
5本針仕掛けは珍しいですね。
普段は手返し重視でいらっしゃるかと思いますがそれだけ上げ下げの時間がかかるのでしょう。
300m以深の釣りだと、流石に手巻きでは厳しい世界になっていきますね。^_^a
投稿: まっく | 2023年2月20日 (月) 08時05分
まっくさん、こんにちは。
多分、潮が良い時にサバから逃れたのが良かったのだと思います。
逆に言うと、潮がいい時にサバさえいなければ、大まかにポイントさえつかんでいれば
どこでもいい結果が得られるということだと思います。
それにしてもサバの野郎、世の中では漁が減っているらしいですが、
あくまでも釣りの邪魔をします。
ここまで深いと上げ下げに更に時間が掛かりますので、5本針を使ってみましたが
返って効率が悪くなりますし仕掛けの無駄も増えます。
アカムツ釣りには止めた方が良いですね。
今回は、突然の土曜日でしたので一人でしたが
またお暇な時にはよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月20日 (月) 10時02分
リベンジ成功おめでとうございます。赤黒白揃い踏みですごいですね。深場は私にとって未知の世界ですが、港から15分でこの水深で多彩な魚種が釣れるならリベンジを狙わないわけには行かないですね。海水温が上がるまでは深場の釣りをされる感じなのでしょうか。
投稿: paiatown2013 | 2023年2月20日 (月) 13時50分
paiatown2013さん、こんばんは。
相模湾も駿河湾も、更には東京湾も出口の辺りはどん深ですよね。
どこもエンジン艇なら10数分で中深場に行けてしまいますから、あとは道具や釣り方など馴染みの問題ですね。
結果的に取りあえずリベンジを果たせたと思っていますが
これでも、数は上がっていましたが最後のアカムツがなければ寂しい釣果でした。
良かったです。
おっしゃるように季節を問わず釣果は比較的安定しているのが、中深場の強みですね。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月20日 (月) 22時43分
師匠こんちわ
400ですか…
糸足りないから用意しろってことでしょうか?
違うか!
しかし見事な釣果ですね(*´∇`*)
シロムツたくさんで羨ましいです
冬の釣りがすっかりヒラメからシフトしましたね
これで年スケジュールは固まったのでは?
また同乗できる日をお待ちしております
投稿: ガル | 2023年2月21日 (火) 12時08分
ガルさん、こんにちは。
2人でやるときには絡むのでこんなに深いところには行けませんが
-250mで宙ぶらりんにならないようにせめて500mは巻いておいてください。
自宅で等深線などを見ながら釣ったポイントを再チェックしてみても
場所が当たったというよりも単に時合いのような気がしています。
あと、肝は何といってもサバから逃げることでしょうね。
次はそろそろイワシがわく頃ですので旬のヒラメを狙ってみます。
不定期なお休みが決まった時には教えてください。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月21日 (火) 15時50分
おはようございます
深場釣りの醍醐味ですね
この釣果が釣船でないのは流石です
漁師ではないので、どこかで妥協してしまいますが
閃いた事を実践できるのは
まだ若さというか、健康の証明ですね
水深300mと聞いただけで、
今ならキャンセルです
キンメダイが夜間100~200mまで上がってくる
そんな釣りが深場釣り最後でしたね
素晴らしいです
投稿: 趣味人たけ | 2023年2月22日 (水) 08時32分
趣味人たけさん、こんにちは。
深場の魚は動きが鈍いのでしょうか、
今まで潮の速い大潮時には失敗していますし
かといって、流れない日にも失敗しています。
今回の様な中潮時がいいのかもしれません。
魚の具合だけではなく、ラインの出方もこれくらいの時が一番釣り易いです。
仕掛けや錘を通して1.5号の細いラインで繋がった300m先の周りの様子や魚が自分なりに見えてきます。
興味津々の釣りです。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月22日 (水) 13時08分