不調続きで中深場のイメージが変わった
2月6日は網代(亮知丸)に釣行。
仕掛けを落とすにも掛かった魚を巻き上げるにも時間が掛かるが、落とせば何かが直ぐに掛かってくる。
良く釣れるという中深場の釣りのイメージがこのところの不調続きで変ってしまった。
居ないのか、居ても食ってこないのか、捨て糸の長さの決め棚でゼロテンションで待っていても食ってくる気がしないので、直ぐにゆっくりとシャクリ上げたり、少し巻いてから落としてみたりと色々やってみるが、どこをどう釣ってもアタリがない。
そうこうしている間にいつでも、どこでも、なんでも食ってくるサバに見つかってしまう というのが今回の“釣れないパターン” だった。
いつもの様に天気をしっかり確認した後での急な月曜日釣行、付き合ってくれそうな弟を誘う というよりも、行くけどどうする? と聞いてみると、行く行くと二つ返事。
実は、五目漁師は土日はRakuten STAY九十九里浜(略)で娘家族、息子家族らとお泊りBBQ、そしてマザー牧場にもお付き合いして夜に戻ってきたので、急いで荷物を積み込み、朝5時に出発。
このところ寒さが続いていたがそれも一段落し、気温は12、3℃まで上がる予報なので楽しい釣りができそうだ。
今日は足漕ぎカヤックのHさんと海上でミーティングし、赤根崎沖のアカムツがあまり釣れないアカムツポイントを案内することにもなっている。
今あまり釣れないと言ったが、実は出廷する前に亮知丸のお兄さんから2、3日前に2人で良型のアカムツをなんと13尾も釣ってきましたよとお聞きし、弟と五目漁師は既にテンションmax状態。
今日の狙いはアカムツときっぱり仰っていたHさん(未だ熱海付近を走行中)にも早速それを伝えると、ヒエーの驚きと共にみなぎるファイトが伝わってくる。
そんな中での五目漁師の第1投目、着底と同時に明瞭なアタリ。
巻き上げ時のこのビクビク感はアカムツに違いない(この状況下ではどんなアタリでもアカムツと思ってしまう)。
早々に来たよっ、来た来た!とつぶやきながら巻き上げてきたのは、残念、スミヤキ、しかも小さい。
一方、弟の方は仕掛けが落ちて行かないと首を傾げている。
それはいくら何でもアカムツじゃない、中層で待ち伏せるサバの仕業だよ、と五目漁師。
そしてここからは、五目漁師にも弟にもサバサバサバ。
-200mから流し始めて-250mを越える辺りでやっといなくなるが、そのころには他の魚もいない。
再び-200mまで戻るとまたサバサバサバ。
そうこうしている内に、Hさんが軽快な足漕ぎでやって来られる。
素晴らしいことではないか、伊豆多賀から沖合4kmも離れて何の目印もない海上にぽつんと浮かぶ我々の船に、前日に連絡しておいたGPS魚探のマークを目印にミーティングできる。
Hさんにとっては始めてのエリアなので現状はサバばかりですが とお断りした上で、簡単にポイントを案内する。
そして早速の一投目はサバのダブル。
その次も・・・。
Hさんは、直ぐに諦めてもう少し沖に行ってみますと漕いで行かれる。
我々も、元々は今日は新たなポイント探しを予定していたので予めガンつけていた初島方向に大移動する。
ガンつけた理由は、等深線が密になっており急な駆け上がり(または駆け下がり)に興味を持ったからであった。
今日は大潮、水深200m、無風に近いのにボートは北東方向に流される。
しかし、底潮は同方向に更に速く流れているためにこの潮では急な駆け下がりになりラインの出は直ぐに300mを越えてしまう。
赤根崎で使っていた120号の錘から150号に変えるが気休めにもならない。
アタリがわかりにくい中でやっと捉えたのは弟も五目漁師もまたサバ。
もう止めてくれ! とうとう、ここで、中深場の釣りは諦めて岸寄りに戻ってタイラバに切り替える。
さすがに深海サバの猛攻はなくなったが、魚信はナッシング。
ここからは焦りの場所替えシンドロームに嵌ってしまったが、沖上がりまでの3時間超、2人にただの1度もアタリはなく終わってしまった。
で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
弟も似たり寄ったりの釣果だったが、五目漁師のよりも二回りは大きいアラを仕留めていた。
Hさんも最初から最後までサバとお付き合いされたらしいが、途中噂に聞いていたイルカの群れに囲まれ怖かったらしい。
聞くところによると、昨日から網代付近では凄い数のイルカの群れが現れ、追われたイワシが昨日も今日も40トンも定置網に入ったとか。
地元の人がおっしゃるには昔から居た居着きのイルカはいなくなり、変わって今年は別の群れが入り、海面がイルカ1色の凄いことになるらしい。
中深場の魚への影響は分からないが、魚は居なくなるよとも仰っていた。
我々はそんな様子を一目見たく、イルカはいるか! 多分、飛鳥時代のダジャレ(嘘)を唱えながら探してみたが遠くに一瞬3つの背びれが浮かび上がるのを見届けるに終わってしまった。
小魚を集めて貧果8点盛り。
五目漁師が一番美味しいと思ったのはスミヤキの炙り、ヨメサンはアラの昆布締めとスミヤキのナメロウ。
潮汐と潮流の関係は場所によっては簡単ではないようですが、大潮時の網代の潮流に悩まされたのは2度目です。
あれだけ速いと余り機敏ではなさそうな中深場の魚は餌に食らいつく余裕がないのでしょうかね。
それに比べるとサバ様は、120号の錘に引かれて落ちて行く仕掛けに余裕でくらいついてきます。
素晴らしい身体能力ですね。残念ながら。
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シュノーケリングしてる時ならイルカと一緒に泳ぐのは楽しいですが、釣りしてる時だと魚がいなくなるので勘弁してもらいたいですね。でも相手は自然なので、あるがままを受け入れて、やれることをやるしかないですね。いつもながら見事な刺身盛り、美味しそうです。
私も釣り物としてのサバは嬉しくないですが、サバの西京漬けが家族に一番人気なので、食べ物としてはサバが釣れると一番嬉しいです(笑)
投稿: paiatown2013 | 2023年2月 8日 (水) 18時35分
paiatown2013さん、こんばんは。
昨年だったか、一昨年だったかには仲間が伊東で釣りをしている直ぐそばで
クジラのブリーチングを体験していますし、
このイルカの群れにしても定常的になったわけではないですから、
現状では影響よりも興味の方が先に立ちますよね。
魚が居なくなるとよく言われますが、
普通にイルカがいる南の島では現に魚も沢山いて共存していますからどうなんでしょうかね。
誤解されているかもしれませんが、私もサバは大好きなんですよ。
大津でたまに釣れる大サバはいつも喜んで持ち帰ります。
一方、伊東や川奈のサバは、とにかくお味があれです。
シーズンなら、20や30は楽勝で釣れますから、是非一度釣りも、食味も試してみてください。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月 8日 (水) 20時33分
なんと、伊東や川奈のサバにはそんな秘密があるんですね。そういえば、相模湾のアジと大津のアジを比較しても、圧倒的に大津のアジの方が脂乗りがいいような…
投稿: paiatown2013 | 2023年2月 9日 (木) 12時09分
paiatown2013さん、こんにちは。
豊後水道 の潮流に鍛えられる関サバや関アジ(食べたことはありませんが)と同様に
大津サバは東京湾のあの潮流のお陰じゃないでしょうかね。
伊東のサバもサバタン用にたまに持ち帰ることはありますが、
このブログに釣果として載せることはありません。
なんとか釣れないように逃げた挙句に釣れてしまった魚ですので。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月 9日 (木) 17時30分
五目漁師さんこんにちは!
海上を4キロもカヤックで移動するって凄い事ですね!
五目漁師さんの移動距離も凄いと思ってましたが、お友達も体力モンスターだと思いました。
サバ。。。
伊東の浅場にはいませんが、めちゃくちゃ深いとこにいるんですね。
たまにサバのボイルを見かけるくらいなので表層から水深200メートルまで泳げるなんて、どんな浮き袋をしているのでしょうか?
投稿: マックの連れT | 2023年2月11日 (土) 16時56分
マックの連れTさん、こんばんは。
足漕ぎカヤックは速いし楽ちんですよ。
なんといっても進みながら両手が空きますから、釣りながら前進、後進が自在で
流し釣りには理想的だと思います。
自己責任で誰にも文句言われずに沖に出られますし。
羨ましい限りです。
フグ野郎は深くなるといなくなりますが、サバは本当にどこにでもいます。
底から引き上げるのに6、7分は掛かりますから始末が悪いです。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月11日 (土) 21時25分
こんばんは。
前日13匹も上がっていたら、それはテンションMAXになりますね。
潮流の関係で違う所にたむろしているのか、知られていない根があったりするのか、はたまたイルカが蹴散らしてしまったのかは分かりませんが、広く深い海は神秘のベールにつつまれていますね。
イワシ大漁ののニュースは拝見しておりましたが、イルカが一役かっていたのですね。追いかけて青物が入ってくるのでは?なんて思いましたが、様子が違うようですね。
投稿: まっく | 2023年2月15日 (水) 22時45分
まっくさん、おはようございます。
そうなんですよ、いつもの様にアカムツ1尾で良いからと思っていたのですが
13の話を聞いてからはせめて3尾くらいはに跳ね上がりました。
ところが、どこに行ってもサバばかり。
いつも平日行で、沖にぽつんと一艇ですから、まだポイントがよくわかっていないのも要因だと思います。
イルカのショーにも興味があったのですが、
こちらも場所の運とタイミングが合わなかったようです。
ところで、この日一緒だったHさんは、
既に別の日に場所は違いますがアカムツ3尾のリベンジを果たされていますよ。
投稿: 五目漁師 | 2023年2月16日 (木) 07時24分