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2023年2月

2023年2月24日 (金)

冬季道東撮影行

 

コロナ禍で控えていたが、昨年の秋には2年半ぶりに北海道を旅行した。
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オンネトー

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鶴居村

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そして今、わけは分からないが、漸くマスクや3密を避けるなどの感染対策が和らぐ雰囲気の中で、久しぶりに冬の道東撮影行を計画している。

今までは、夏や秋はフェリーを利用し自分の車で、そして冬は飛行機で往復し現地ではレンタカーを利用していた。
本来なら防寒着などの荷物が増える冬こそ自分の車で行きたいところであったがノーマルタイヤのために諦めていた。
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冬は荷物を宅急便で送る

そこで、今回五目漁師の車としては初めてスタッドレスタイヤに履き替え、自分の車で行くことにした。
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スタッドレスに履き替えた愛車

これさえやってしまえば、この車、こう見えても結構冬にも頼れる仕様になっている。
もちろん今では当たり前のABSは着いているし、前車や前々車に付いていたリジットな四駆ではないが、寧ろ平坦な雪道走行には実力を発揮する(はずの)インテリジェンスな四駆も装備している。

今までに一度も使ったことはないが、こんな機能が付いていたことも思い出して、先日はお試しもやってみた。
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オーッ、なかなかやるじゃないか!
夜の雪道走行でヘッドランプに付いた雪を落とすヘッドランプウオッシャーだ。
北海道のホワイトアウトを何度か経験した五目漁師はこんなものではどうにもならないことは承知しているが、ついつい顔がにやけてしまう。

納車から5年半、走行距離は7万キロを超えて、そろそろへたっているはずのバッテリーも念のために交換した。
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不要なアイドリングストップが付いている車のバッテリーはお高い

今までは水で2倍に薄めて使っていたウオッッッシャー液も-30℃まで凍結しないものに入れ替えた。
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もちろんエンジンオイルやラジエーターの冷却液も寒冷地用になっていることを確認した。

あとはどうにもならないが、次回の免許更新時(今年6月)には高齢者講習を受けないといけないほど歳をとってしまい老化一直線の自身の脳みそと運動神経の衰え。
寒冷地用のオイルや冷却液の様に入れ替えれば済むといった対策がないだけに、ここは、広い北海道急いでどこに行く(ふるっ!)流で行こう。
と言ってもあの道ではついつい調子に乗ってしまうので気を付けなくっちゃ。

さて、北海道と言えば、皆さん美味しいものを・・・とくるが、今回はタンチョウやオオワシにレンズを向け、釣りと同様に朝早くから夕方までシャッターを切り続ける徹底した撮影行。

遅いホテルの朝食は待ちきれずにセイコマートのおにぎりかパンとジュースで朝は済ますことも多い。
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鶴居村 音羽橋

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羅臼

昼も、タンチョウがいつダンスを見せてくれたり飛来するかわからないのでポイントから目は離せないし、次の場所移動の運転にも忙しいために、やっぱりおにぎりとパン。
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濤沸湖

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鶴居村

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鶴居村

夕焼けをバックにした飛翔を撮り終えホテルに戻ると、数100枚も撮った写真のバックアップや整理があるために夜は夜で忙しい。
夕食は、ここまで来てこれかいと苦笑しながら手っ取り早く丸亀製麺やはま寿司で済ますこともよくある。

さて、今回はありがたいことに旅行支援が実施されているので、少々面倒ではあったが宿泊割引やクーポンを最大限利用することにした。
宿泊の割引は20%、上限3000円なので安いホテルに泊まる我々にはしれているが、1泊あたり2人で4000円のクーポンのゲットは嬉しい。

このクーポンは地域内の土産店やレストランで利用できるが、有効期間はチェックインした時点からチェックアウト日の23時59分までとなかなか厳しいルールとなっている。
お酒でも飲めば直ぐに消化できるがおにぎりやパンでは難しいので結局のところガソリンに消えてしまいそうだ。

ともあれ、アカムツ級のいい写真が撮りたい。



ワカサギ釣りも予定しています。

一番の楽しみだったりして。

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2023年2月22日 (水)

とり残された中深場魚の料理編



竿やリールを売るための宣伝目的の釣りであることはわかっているが、いい加減苦しめて釣り上げた魚をありがとうの一言で海に返すシーンはいつみても腹が立つ。
魚はありがとうと言われるために釣られたわけではない。
勝手に楽しんだ後に放流するくらいなら、ありがとうではなく、申し訳ありませんと手を合わすくらいのことはやって欲しい。
一方、殺生の挙句に持ち帰った魚は、せめて余すことなく丁寧に料理し感謝しながら美味しくいただくのが礼儀だと思っている。

で、今回はタイミング悪く前回の記事からとり残された料理写真の記録。

中深場で釣れるスミヤキやオキギスは小骨が多いために煮たり焼いたりするためには骨切りが欠かせない。
面倒なので放流する釣り師も多いが、逆に練り物にするなら身をスプーンでそぎ取るだけなので普通の魚以上に簡単にできてしまう。1cas239013s
右端の金塊は浮袋らしいがこれは食べない

好みに応じて玉ねぎ、ごぼう、ニンジンなどを混ぜ込んで揚げるだけで見栄えはともかく絶品の薩摩揚げができてしまう。
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ユメカサゴ、クロムツ、シロムツの唐揚げ。
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最近は手元の動きがおぼつかなく、油を使う揚げ物料理は怖い。
姿揚げは2度揚げでカラカラにしてしゃぶりつきたかったが、途中で危険を感じ上げてしまったために骨が硬くて食べられなかった。

そこで、こんなものを注文し、つい先ほどアマゾンから到着したところ。
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これなら安心して心ゆくまで揚げられる。

それなりにサイズがあったユメカサゴは中華蒸しに。
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いただく寸前にチンチンに沸騰したサラダ油とゴマ油、醤油を調合したかけ汁でジューと言わせていただくが、オイルの調合を間違ったのか、ヨメサンからは今回のは油臭いと不評だった。
なるほど見栄えも油臭い。

数があったシロムツは、最近の我が家では定番の柚子あんかけに。
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先にフライパンでシロムツの3枚おろしをソテーするが、その時の火加減が悪かったようだ。
カリカリに焼きあがらず、ふにょふにょになってしまい食感が良くなかった。
これも失敗。

最後に、アカムツのアクアパッツア。
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先ずは主役のアカムツをオリーブオイルで隅々まで十分にソテーする。
未だにアサリが手に入りにくいので、代わりに有頭エビを添えて加えた水がなくなるまで煮た後に、再びオリーブオイルをたっぷりとかけていただく。
時間をかけただけにこれも見栄えは良くないが、しっかりと味が付きアカムツもエビも美味い。

 


天ぷらや唐揚げは美味しいですが、自宅で油を大量に使うお家は少ないようですね。

使った油を捨てるゴミの日には、いつも我が家の廃油がダントツで多いです。
危ないですが、これで少しは安心して揚げ物ができそうです。

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2023年2月19日 (日)

中深場リベンジ



2月18日は網代(亮知丸)に釣行。

天気は18日(土)か20日(月)が良さそうだ。
前者で川奈泳がせリベンジをするか、後者で網代中深場をリベンジするかどっちにしよう。
迷いながら、あらためて亮知丸のエンジン艇の空き状況をチェックしていると、なんと土曜日にエンジン艇のキャンセルが出たらしく1艇が空きになっている。
すぐさま電話を入れてゲットした。
土日はいつも2か月ほど前から一杯になるので五目漁師としては大げさではなく、奇跡としか言いようがない。

このところ不調が続く中深場なので、リベンジを果たすためには何か打開策が必要だとは思っている。
前回は初島寄りのポイントを探してみたが失敗。
そういえば、この時に一緒に釣ってやはり駄目だったHさんは既に別の場所でアカムツ3を釣りリベンジを果たされたようだ。
深さは-300mだったらしい。

そうかポイント探しとして横方向の展開ではなく縦方向もありだな。
ということで、今回は-400mくらいまで行って、ついでにメヌケ(アコウ)やアブラボウズも狙ってみよう。
そんなのが1.5号のラインに掛かってしまったらどうしよう、と結構本気で考えている。

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先ずは、いつものポイント-200mから始めると、1投目から幸先よくクロムツが掛かってくる。2dsxp237376s

しかし2投目からは前回と同様にサバが多い。
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そうそう、今回サバタンが手持ちになかったので今はスーパーでも品切れ模様と共にお高くなっているサバを買ってしまったことを思い出し、2匹は持ち帰ることにする。

さて、ここで縦方向に移動してみよう。
スマホの釣りナビくんを開いて等深線をチェックし周囲よりも等深線が混んだところでやや駆け上がりになっている-350mを目指すことにする。
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この深さでは仕掛けを落として、魚を掛けて巻き上げるのに10~20分はかかってしまう。
上げたは良いが、小さいシロムツ1尾で20分はきつい。
ならば、多点掛けをしようと5本針を準備してきたので使ってみる。

しかし、足元でとぐろを巻く全長6m以上もある胴付き仕掛けにサバタンとホタルイカを付けて落とすのは結構難しいし、時間もかかる。
以前にも一度やったことがあるが、多点掛けが更に難しいのは、穂先がピクピクしているのに巻き上げをせずに次の魚が掛るのをじっと待つこと。
船長の指示に従うならまだしも、自らが決めて待つこの辛抱は釣り師にとっては拷問に近い。
結局、あの時は最初に決めた時間が待ちきれずに半分くらいの時間で上げてしまったことを思い出す。
今日は、竿を竿掛けに掛けて弁当を食べながら気持ちの焦りをなだめる作戦だ。
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するとピコピコ。
何かが掛かってるぞ、あと5分待とう。
平静な振りを保ちながらおにぎりを頬張っていると、お辞儀していた穂先がピコンと跳ねて真っすぐになる。

オヤっ、変だぞ、またサバが食い上げたのだろうか?
よし、待ちはここ迄。

竿を手に取って巻き上げ始めると軽いには軽いが何か生命反応はある。
錘がないために少し遠くに浮いたのは、でかいクロムツかと思ったがオキギス(51cm)と小型のサメの2点掛け。
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あまりうれしくはないが、練りもの用に持ち帰ろう。

当然150号の錘は切り落とされている。
恐らく、一番下の針にはスミヤキが付いて、遊ばせている間に近くの幹糸を切ったのだろう。
バカだな切ったところで錘と共に真っ逆さま、今頃は失敗に気付いているに違いない。

このオキギスのためにエダスはもとより周りの幹糸までキモいヌルがべっとりと付いてしまっているし、先糸もなくなっているので仕掛けを交換してもう一度落とす。

今度も5分以上待って一シャクリ入れて巻き上げを開始する。
生命反応というよりもいつもより少し重たい。
覗き込むと、澄み切った海水の中を白い魚体がひらひらと鈴なりに上がってくる。
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シロムツの多点掛けは大成功したものの仕掛けはぐしゃぐしゃになってしまう。
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船上で解くのは諦めて持ち帰った2本の5本針仕掛け。
最近特に酷くなってきた老眼を駆使して解くのも楽しいが、部品だけでも再利用しよう。

やっぱり駄目か、こんなのほどく暇があれば2本針か3本針仕掛けの2往復の方が良さそうだ。

それにしても、魚影が濃いのか時合いが良いのか、落とすと直ぐに何かが食ってくる。
こんなものも。
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ユメカサゴ(33cm)そしてとうとうアカムツも。
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更に、そろそろ最後かなと思って入れた3本針仕掛けにはアカムツ(32cm)の2連。
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やったね。もう一度落としたいが、残念ながら時間だ。
いつも最後まで釣る五目漁師は手漕ぎの場合はここからオニ漕ぎが待っているが、こいつは楽ちん。
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これは朝撮った写真

ここまで出てきても15分ほどで港に戻れる。

で、今日の釣果はこれ。
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リベンジなったかな?

赤、黒、白ムツの刺身味比べ
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赤、黒、白の煮付け味比べ
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年間を通じて水温の変化があまりない中深場の魚がやっと本領を発揮してくれました。
サバの猛攻避けるために300m、少なくとも250mよりも深場が良いようです。

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2023年2月13日 (月)

超絶完ボならず。悪いのはマトウ。



2月12日は川奈に釣行。

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365日連休の五目漁師はわざわざ道も海も混んでいる土日に釣行することは極力避けている。
しかし天気予報を見る限り、この日を逃してしまうと、次はいつになるやらわからないのでやむを得ずといったところだ。

東伊豆方面ならボート屋さんは土日とはいえ、この時期なら余裕で空きがあるが、案の定、帰りはいつもの1.5倍くらいかかる渋滞に巻き込まれてしまった。

さて不調続きなので、この際超絶完ボでもやってみようと、今回はヒラメ狙いの泳がせ一本に絞ることにした。

悲しいかな、アジを釣って泳がせる大津と違って、アジを買って泳がせる。

小心者の五目漁師は、1尾200円~250円もする活きアジをいつも5匹買おうか、7匹買おうか、いや10匹にしようかと前日から迷い続ける。

フグにやられたりすると5匹じゃ心もとないし、うーん、かといって10匹も買って余ってしまってもフライにするわけにもいかないし、でも最近はアミコマセも結構高くなったしなぁ・・・で決心して真ん中をとって7匹にした。
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2匹は既に泳がせてしまった後で撮影

真冬の活きアジはお店で飼っている水温にもよるが、冷たい海水にいきなり入れると動かなくなってしまうこともあるので、外気に触れるブクブクバッカンで時間をかけて、少しずつ低水温に慣れさせておいた方が良さそうだ。

東伊豆の海面水温は15℃台、大方の他の魚と違わずヒラメも秋に荒食いした後は深場に落ちて一休みしていると聞いているので、今日は少し深いところを狙ってみよう。
と言ってもポイントがわかっているわけではないので、先ずはいつもの高根周辺(最深で-50m前後)からやってみよう。

アジの1尾目はやはり直ぐに元気がなくなり凍死。

ボートはいい感じで流れるので魚探の航跡を見ながら根際で落ちているところを中心に流して行くがアタリの予感は全くしない。
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こんな調子で、一日続けるのは厳しそうだな。
ジギングやタイラバなら釣れなくても動作があるので気が紛らわせるが、動作と言えばたまの底どりだけではきんたまらんぞ!
この選択は間違ったかな? 

いや、今日は最初っから超絶完ボ達成を覚悟してたじゃないか!・・・
すると、3匹目のアジで初めてコツンとアタリ。
風はないし、ポカポカ陽気の中でこんなくだらないことを考えながらボーッとしていたので、とっさに合わせてしまう。
しまった。
しばらくして上げてみると、この通り仕掛けを切られている。
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なんだ、あのアタリはフグだったのか。
これで超絶完ボはなくなってしまったし、こうなったらなんでもよいから1匹欲しい。

4匹目のアジは海藻に絡まって傷つき解放。
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5匹目のアジを定置網付近から再び高根付近に戻りながら流していると、昼前には予報通り風が強まってくる。
パラシュートアンカーを入れたが、結構沖に向かうボートの流れが止まらない。

益々、食ってくる気配はないので残ったアジ2匹は海に戻して、そろそろ引き上げかな? 
と考えていると、みるみる風が収まってくる。

そこで、再び気合を入れ直して、疲れ切った5匹目のアジを6匹目のアジに替えてを投入。
高根の際を沖に向かって流して行くと、なにやらムズムズとした感じ。
また、海藻に潜り込んでしまったかなと少し上げてみると、おっ! 魚が付いている。

最後までただ少し重たいだけで上がってきたのは世界一引き感に乏しい小型のマトウダイ。
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アジがワイヤーハリス仕掛けごと飲み込まれているので仕掛けが外れず切ってしまったがこれが後で命取りになるとは

それでも五目漁師が、ヒラメ釣りの一番の外道と思っているマトウダイが上がってくれたということは、曲がりなりにもヒラメ狙いやコースどりがまんざらの間違いではなかったという証なので嬉しい。

気分を良くしたところで、こうなれば最後に残ったアジにも泳いでもらおう。
申し訳ない、もう少しで海に戻れるところだったのに、鼻に針を掛ける時には痛みを感じる。

さあ行ってくれ!

すると、なんと着底して間もなくググ。
聞き合せるように少し竿先を上げると、グイーン。
キターッ!!

これぞフルソリッドの赤い竿。
弧というよりもUの字に曲がりながら強烈な引きにこたえている。

最後に来たか、やったねと思った瞬間だった。
フッ!・・・

上げてみるとハリス切れ。

先のマトウダイにワイヤーハリスを飲み込まれてしまい、7号のフロロカーボンハリス仕掛けに交換していたが、親針(超人ヒラメ親針M)の上部で切られている。

残念無念の悔しさと同時に、一方であらためて“釣りは時合い”の一言を実感する。
あれだけ何時間も無反応だったのにここにきて連荘とは、しかも恐らく魚種を問わずこの食いっ気は連鎖しているはずだ。

もう一度やらせて欲しいが、残念ながらアジを使い果たしてしまったので少し早いが戻るしかない。
虚脱しながら漕いで、上がってからも尾川氏に無念さを語ることしきり。
帰りの渋滞の中でも、あれはヒラメだったに違いない、でもハリスの切り口はザラザラではなく2匹目のアジがやられた時の切口と同じだったような気が、そうだあれは巨大なフグだったにしておこう、いやヒラメでも飲み込まれると歯は鋭いからな。

そもそもは、その前に掛かったマトウがワイヤーハリスを飲み込んだのが悪い。
その結果、フロロカーボンハリスの仕掛けを使うことになってしまった。
犯人はあいつだ。

で、これはバラシの犯人にされてしまったマトウダイのカルパッチョ。
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美味しい。



ワイヤーハリス仕掛けはヒラメやタチウオでも賛否両論ですね。
上のマトウダイの写真からよくわかりますが、ヒラメの場合も仕掛けを一気に飲み込まれ背びれに着けた錨針が口内奥深くに掛かってしまい、本来スルスルっと引きずり出されて口元に掛かるはずの親針も口内に残ってしまうと、7号ハリスであれ8号ハリスであれ、時間の問題で歯で切られる可能性が高くなると思っています。
一方でワイヤーハリスは食いが悪いとの心配も。
難しいですね。

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2023年2月 7日 (火)

不調続きで中深場のイメージが変わった



2月6日は網代(亮知丸)に釣行。

仕掛けを落とすにも掛かった魚を巻き上げるにも時間が掛かるが、落とせば何かが直ぐに掛かってくる。
良く釣れるという中深場の釣りのイメージがこのところの不調続きで変ってしまった。

居ないのか、居ても食ってこないのか、捨て糸の長さの決め棚でゼロテンションで待っていても食ってくる気がしないので、直ぐにゆっくりとシャクリ上げたり、少し巻いてから落としてみたりと色々やってみるが、どこをどう釣ってもアタリがない。
そうこうしている間にいつでも、どこでも、なんでも食ってくるサバに見つかってしまう というのが今回の“釣れないパターン” だった。

いつもの様に天気をしっかり確認した後での急な月曜日釣行、付き合ってくれそうな弟を誘う というよりも、行くけどどうする? と聞いてみると、行く行くと二つ返事。

 実は、五目漁師は土日はRakuten STAY九十九里浜(略)で娘家族、息子家族らとお泊りBBQ、そしてマザー牧場にもお付き合いして夜に戻ってきたので、急いで荷物を積み込み、朝5時に出発。

このところ寒さが続いていたがそれも一段落し、気温は12、3℃まで上がる予報なので楽しい釣りができそうだ。
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今日は足漕ぎカヤックのHさんと海上でミーティングし、赤根崎沖のアカムツがあまり釣れないアカムツポイントを案内することにもなっている。

今あまり釣れないと言ったが、実は出廷する前に亮知丸のお兄さんから2、3日前に2人で良型のアカムツをなんと13尾も釣ってきましたよとお聞きし、弟と五目漁師は既にテンションmax状態。
今日の狙いはアカムツときっぱり仰っていたHさん(未だ熱海付近を走行中)にも早速それを伝えると、ヒエーの驚きと共にみなぎるファイトが伝わってくる。

そんな中での五目漁師の第1投目、着底と同時に明瞭なアタリ。
巻き上げ時のこのビクビク感はアカムツに違いない(この状況下ではどんなアタリでもアカムツと思ってしまう)。
早々に来たよっ、来た来た!とつぶやきながら巻き上げてきたのは、残念、スミヤキ、しかも小さい。

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一方、弟の方は仕掛けが落ちて行かないと首を傾げている。
それはいくら何でもアカムツじゃない、中層で待ち伏せるサバの仕業だよ、と五目漁師。

そしてここからは、五目漁師にも弟にもサバサバサバ。
-200mから流し始めて-250mを越える辺りでやっといなくなるが、そのころには他の魚もいない。
再び-200mまで戻るとまたサバサバサバ。

そうこうしている内に、Hさんが軽快な足漕ぎでやって来られる。
素晴らしいことではないか、伊豆多賀から沖合4kmも離れて何の目印もない海上にぽつんと浮かぶ我々の船に、前日に連絡しておいたGPS魚探のマークを目印にミーティングできる。

Hさんにとっては始めてのエリアなので現状はサバばかりですが とお断りした上で、簡単にポイントを案内する。

そして早速の一投目はサバのダブル。
その次も・・・。
Hさんは、直ぐに諦めてもう少し沖に行ってみますと漕いで行かれる。

我々も、元々は今日は新たなポイント探しを予定していたので予めガンつけていた初島方向に大移動する。
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ガンつけた理由は、等深線が密になっており急な駆け上がり(または駆け下がり)に興味を持ったからであった。

今日は大潮、水深200m、無風に近いのにボートは北東方向に流される。
しかし、底潮は同方向に更に速く流れているためにこの潮では急な駆け下がりになりラインの出は直ぐに300mを越えてしまう。
赤根崎で使っていた120号の錘から150号に変えるが気休めにもならない。

アタリがわかりにくい中でやっと捉えたのは弟も五目漁師もまたサバ。
もう止めてくれ! とうとう、ここで、中深場の釣りは諦めて岸寄りに戻ってタイラバに切り替える。

さすがに深海サバの猛攻はなくなったが、魚信はナッシング。
ここからは焦りの場所替えシンドロームに嵌ってしまったが、沖上がりまでの3時間超、2人にただの1度もアタリはなく終わってしまった。

で、今日の五目漁師の釣果はこれ。
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弟も似たり寄ったりの釣果だったが、五目漁師のよりも二回りは大きいアラを仕留めていた。
Hさんも最初から最後までサバとお付き合いされたらしいが、途中噂に聞いていたイルカの群れに囲まれ怖かったらしい。

聞くところによると、昨日から網代付近では凄い数のイルカの群れが現れ、追われたイワシが昨日も今日も40トンも定置網に入ったとか。
地元の人がおっしゃるには昔から居た居着きのイルカはいなくなり、変わって今年は別の群れが入り、海面がイルカ1色の凄いことになるらしい。
中深場の魚への影響は分からないが、魚は居なくなるよとも仰っていた。

我々はそんな様子を一目見たく、イルカはいるか! 多分、飛鳥時代のダジャレ(嘘)を唱えながら探してみたが遠くに一瞬3つの背びれが浮かび上がるのを見届けるに終わってしまった。

小魚を集めて貧果8点盛り。
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五目漁師が一番美味しいと思ったのはスミヤキの炙り、ヨメサンはアラの昆布締めとスミヤキのナメロウ。

 

潮汐と潮流の関係は場所によっては簡単ではないようですが、大潮時の網代の潮流に悩まされたのは2度目です。
あれだけ速いと余り機敏ではなさそうな中深場の魚は餌に食らいつく余裕がないのでしょうかね。
それに比べるとサバ様は、120号の錘に引かれて落ちて行く仕掛けに余裕でくらいついてきます。
素晴らしい身体能力ですね。残念ながら。

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2023年2月 1日 (水)

秘密弾でやっとおかず分



1月31日は川奈に釣行。

この寒さの中では気が進まなかったが、天気予報をチェックしているとムズムズしてくる。
これで明日良い天気にでもなると行かなかったことを後悔しそうだ。

3時過ぎに川奈観光ボートの尾川氏に相談すると、サイトによって予報がまちまちなので出船可否の最終判断は明朝の6時ごろにしましょうとなった。
と言われても、その結果を待ってから出掛けるわけにもいかず、駄目なら朝日を拝む早朝ドライブの積りで5時に自宅を出る。

途中、熱海も網代も宇佐美もべた凪模様だったが、おっとどっこい北側を伊東と川奈を隔てる岬、南東側を川奈崎に囲まれた小さな川奈湾は北東風が入ったり、岬から回り込んでくる風が入ったりすると天気予報など吹っ飛んでしまうほど風も波も強くなることが多い。
現地に着いてこの目で見るまでは安心できない。

五目漁師がこの辺りでは一番の風判断の要所と見ている汐吹公園を過ぎたところで車を止めて眼下の海面をチェックするとOK、OK。
これなら出られそうだ。
尾川氏も既に確認済みで駐車場の入り口には“本日営業”の立て看板が置かれている。

五目漁師一人のために申し訳ないが一声かけて出て来ていただき、7時過ぎに出廷する。
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こんな寒い時にはアンカリングして固まってしまうコマセ釣りよりも流し釣り(漕ぎ釣りと言った方が良いかな)に限る。
寧ろ汗をかかないように適当に手を抜いて漕がないといけないほどだ。

前回と同様にボ覚悟のタイラバとジギングでマダイと根魚を狙うが、今回は秘密の弾を持参している。

先ずはいつもの通り日蓮像前の高根周辺から始める。
水温は15.5℃。
ここまで下がってしまうと、ハタとはいえ少し深めの方がいいのではとの考えもある。

以前、伊東の海一帯は根枯れしてしまい海中の様子が変わってしまったと聞いたことがあるが、ここもそうなのであろうか、ツルツルの根ではあるが今日はベイト反応がいつになく良い。
高根と高根の間の深み(-50m)を跨ぐように底から-30mくらいまで大きな反応がある。

これはいけるかも、と期待しながら先ずはタイラバ、そしてツルツルなので大丈夫だろうと根掛かりが心配の60gのTGベイトも入れてみるが、いずれも無反応。

少し風が上がってきたので根を攻めるのは難しくなり、パラシュートアンカーを入れて根の外回りを攻めることにする。
しかし、もう2時間以上もやっているのに一向にアタリはない。

実は先日カヤックの仲間から冬場のルアーが厳しい時期にはタイラバにサバタンを付けていると聞いたので試してみる。
戦法としては、派手なタイラバで目立たせ、餌に気付かせて食わすということだろうか。

五目漁師も以前タイラバに一つテンヤ用のエビを付けたりワームを付けたりしてみたことがある。
確かにアタリは多くなるが、一方でルアーによって小物をできるだけ避けるというフィルタリング効果が薄れてしまうために最近ではやっていなかった。

しかしこの状況下では仕方なく、クーラーボクスに入れてきたサバタン(先の秘密弾)を取り出して、タイラバのフックに掛けて落とす。
2、3回は通常通りに巻き巻きをやってみて反応がなければ、次は底をとりながら底近辺で待ったり、穂先を煽ったりしてアタリを待つ。
こうなればもはや根魚の餌釣りそのものだ。

するとアタリ。
しかし上がってきたのはフグ。
次もフグと続く。

少し油断すると、サバタンよりラバーの方がお気に入りなのかこんなことにもなってしまう。
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駄目だっ!サバタンタイラバも諦めて再びジグに替えると、やっと中層まで追ってきて掛かったのは小型のホウボウ。
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更にホウボウ、そしてアオハタと続く。
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時合いかな? と思ったのも束の間、後はまたフグにサバが続く。

ここで、高根回りは諦めて南東側の定置網方向に流すことに。
このころには風向が朝方の西寄りから南東に変わっているために漕いでは釣って逆方向に流され、また漕いでは釣って流されを繰り返しながら、じわりじわりと定置網方向に流して行く。

すると、魚探の画面に以前マーキングしたのであろうか何か所かのポイントマークが入っているのに気付く。

その内の一つに近づいてみると、我ながら感心することにきっちりと小さな根にベイトが付いている。
ただタイラバには、やはり反応がないので、ここでもう一度あのサバタン弾を試してみる。

すると着底後直ぐにアタリ。
上がってきたのは小型のアヤメカサゴ。
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次はサイズアップと続く。
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巻き上げの途中で、珍しいキントキも掛かってくる。
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入れ食い状態だが、現金なもので根から20mも離れるとアタリはなくなるので、一尾釣るごとに漕ぎ戻る。

粘ればまだまだ釣れそうだが、どうやら大物には期待できそうにないのでおかず分を釣ったところで、最後にもう一度高根回りに戻る。

朝方と変わらずベイト反応は良い。
時間間際まで約1時間半、タイラバとジグを交互に入れて行くが、たまに掛かってくるのは底ではフグ、ジグをシャクルと中層でサバ。
結局、1尾でいいからと狙った型のいいハタや真鯛にはお目にかかれず、本日の釣果はこれ。
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ハタ、キントキ、アヤメカサゴの刺身とハタの昆布締め。
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アヤメカサゴのあんかけ
Cas238849s




中層の魚影は決まってサバでした。

一方、何も映らないところにサバタンを付けたタイラバを落としてしばらくすると必ずフグがサバタンをつつき始めます。
多分このまま冬を乗り切るんでしょうね。 元気な奴らです。

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