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2022年11月18日 (金)

あれ以来初めての伊東

11月17日は伊東(井上丸)に釣行。

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あれからもう5ヶ月近くになる。
かってオヤジさんから教えて頂いたカイワリポイントに入り、手を合わせているとまだまだつい先日のことの様に、ここで一緒に釣った時のことを思い出してしまう。

 

良し今日は頑張ろう!

 

実は、3、4日前に、やはり久しぶりに伊東で釣られたKさんから、渋かった(カイワリ8尾)ですが今年はサバはいないし、あのフグも大したことはないですよとお聞きし、今回の釣行になった。
サバフグ、いやサバとフグがいないようなら、あとはカイワリとの知恵比べ、技比べに集中できるぞ。

 

同じ手漕ぎボートとはいえ、オーシャン釣具で愛用していたボートとは相違があるのでいくつかを確認する。
・船べりの形(内巻き/外巻きなどで竿掛けや魚探の取り付けが心配)
・スノコの有無(ボートを漕ぐときの五目漁師の短い膝の高さや短い脚の床での突っ張り方)
・オールの取り外しの可否(外せないと大物を掛けた時に結構邪魔になる。)
・そして本日の様にコマセ釣りの際に一番気になるのが、アンカーの形やロープの長さなど(50m位と聞いているので少し気になっている)。

 

いくつかを点検しながらアンカーが効いたことも確認して、先ずは様子見に3号2本バリ吹き流し仕掛けを置き竿にして入れる。
ボート内の整理も終わった頃に、さて、1シャクリ入れて巻き上げてみる。
ハリスの手繰りに入ると、スカスカ感。
良しよしどうやらエサは捕られているようだ。
上針はその通り、そして下針、あれっ針も盗られている。
フグ居るではないか!

 

続いて2投目、今度はそのフグが上がってくる。
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あの怖いサバフグではなく、もう少ししたら怖く大きくなる小さいサバフグ。

その後・・・なんと、8投連続でサバフグが釣れるか、ハリス切られが続く。
仕掛けは2本針から先針のみ餌のウイリーに、そして今や全てウイリーに替えているが状況は変わらない。

シャクリを上方に上げて行くとやっとフグ以外に掛かってくれた魚は可愛いクルマダイ。

その後も変わらない状況の中で10時頃(?)になって気が付けばフグの猛攻がいつの間にかなくなっている。
やっと静かになったぞと思った矢先だった。
クッと小さなアタリに合わすといきなりドラグが数メーターも一直線に引き出され、そのまま針外れ。

ムムー何だったんだろう。
首をひねりながら何度もドラグを引き出してみる。
ハリスが3号を考えるとこれでいいはずなんだがなぁ。

次は、底どりして糸ふけをとろうとした時に、穂先にホンワカ浮いたような怪しげな動きを感じる。
慌ててシャクリを入れるとこれは本命と確信する引き。
やっぱりカイワリは面白い。
途中何度か穂先を海面に突っ込まれながら上がってきたのは良型(25cm)のカイワリ。
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少し時間をあけて、今度はフグがいなくなったので反対舷側に掛けていたロングハリス竿の面倒を見ている時だった。
ふと見ると、カイワリ竿の穂先がグイグイとお辞儀している。
慌てて竿をとって合わせると、これも本命に間違いない。
なんだ、一生懸命誘っている時に来ないのに置き竿に来るの!
いやな奴。
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また、少し時間は空いたがこれは極めつけ。
アタリがないので餌のチェックをしようと普通に巻き上げにかかる。
すると、何とあと12、3mの上層でいきなり強烈な引き込み。

おやっこんなところで何か掛かったぞ。
時期外れのソーダ?
それとも今年流行のメジ?
それにしてもグイーングイーンと引きながら真っすぐに上がってくる。
ハナダイ?
手繰りに入って覗き込むとヒラヒラと上がってくるのは想像もしていなかった良型のカイワリ。

居食い名人のカイワリには時々驚かされるが、ここまでの名人(魚)には会ったことがない。
どう考えても底で食ったとは思えず、しからばと言ってもこんな上層でカイワリが食ってくるとも思えない。

結局、3尾が3尾とも予期せぬ釣れ方だった。
海底には恐らくカイワリがウヨウヨ群れて居るのがわかっているので、手を変え品を変え色々やってみたが、五目漁師の知恵にも、技にも1尾も掛かってくれずに、釣った感ではなく釣れた感丸出しの有様。

五目漁師が仕掛けた勝負にはせせら笑いながら相手の失策でやっと3尾を釣り上げるに終わってしまった。
難しい時のカイワリはこれだから面白い。

万策尽きた中で、もう少し勝負してみようかと迷いに迷ったが沖上がり前(あと1時間半)にはこれも久しぶりにどうしてもやってみたかったので、少し沖に出てジギングで流す。

しかし、こちらも掛かってくるのはフグばかりで、
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やっとイトヨリを釣って2時半に沖上がり。

着岸後はオーシャン釣具と同様に砂浜をズリズリと人力でボートを引き上げるが、ご主人が若いだけに手伝おうとしたが腰を痛めるから不要ですよと断られる。
お店の前では釣りの話をたくさんさせていただいたが、お聞きすると以前はオーシャンのお客さんだった方々も結構来ていらっしゃるようだ。
またお会いする機会もあるだろうと嬉しくなってくる。

で、今日の釣果はこれ。
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釣れなかったがカイワリはやっぱり勝負し甲斐のある面白い魚だなと再認識した。

久しぶりの釣った日カイワリ刺身、小さいクルマダイも一緒に。
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次の日に、カイワリと酢締めイトヨリの握り。
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そして、酢締めカイワリの押し寿司。
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実は、結構型の良いサバが1尾だけ釣れました。
サバタン用に捕獲しましたが、これを釣った時にあの一直線にドラグを引き出した魚はサバだったのかもしれない、と半分慰めですが思っています。
今はサバはほとんどいないし、フグも昨年の様に大きくはなく群れを成して海面まで浮いてくる恐怖もありません。
水温は未だ21.6℃ありましたから、カイワリの本格シーズンは今からでしょうね。
楽しみです。

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<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

五目漁師さん
久々の伊東釣行!いろんなことを思い巡りながら読ませていただきました。
カイワリは難しいですね。釣ってよし、食べてよしのカイワリ!
サバフグの猛攻はコリゴリですが伊東の海は「やっぱり面白いなぁ~」と感じました。
小気味の良いカイワリの引き、ハナダイに真鯛と勝手に想像が膨らんでいます(笑)
井上丸さんですね。調べてみます。
お会い出来ることを楽しみにしています。

サビキ小僧さん、こんちは。

お久しぶりです。
釣れませんでしたが、フグがいなくなってからは楽しい釣りになりました。

伊東のポイントは何が来るかわからないあの深さといい、
それに何にも増してあの広さが他のボート釣り場に比べて
気持良く釣りをさせてくれますね。
水温がまだ21℃以上もありますので真鯛もカイワリもこれからがチャンスだと思います。

井上丸さんからポイントまでの距離はやや遠いかもしれませんが、
海に出てしまえば、サビキさんにとっては勝手知ったるの変わらぬ伊東の海ですから、是非行ってみてください。

こちらこそ、またお会いする日を楽しみにしています。

五目漁師さん、こんばんは。
 
久し振りの伊東、カイワリも釣れていい感じですね。
井上丸さんのホームページを見ました。
五目漁師さんの釣果もしっかり掲載されていましたね。
ところでこの貸ボートですが、ハンドコンを持ち込んでつけることは可能ですか?
手漕ぎに自信がない僕は、ポイントまでほんの数十メートルしかない西湖でもハンドコン利用です。
今のハンドコンは海での使用も可なので、参考までに聞いてみた次第です。
 
これからまた伊東の釣行記が読めそうですね。楽しみにしています。

ぐっちゃん、こんばんは。

このブログにも載せてしまっていますが
あのお恥ずかしい釣果写真を見られてしまいましたか。
他のボート屋さんではお断りするところなのですが、ここでは撮りましょうよと言われたので仕方なくでした。
次回はもう少し格好いいのを載せますよ。

ハンドコンですが、ボートの外側に断面が蒲鉾型をした幅3cm位の保護ベルトが張り付けてありますので平面ではありません。
魚探を取り付けたりする場合にもボート毎にこういったものに対しては一工夫が必要ですので、あて木をするなど工夫次第だと思います。

ただ、海に浮かんでいる手漕ぎボートの多くは全長が3.3m以上ありますので、免許や船検なしでは動力は付けられないと聞いたことがあります。
この点に関しては保安庁が結構厳しいらしく、私の知り合いでもボートを中央で真っ二つに切った上で少し短くして再び繋ぎ合わすという面倒なことをされていましたよ。

私はオヤジさんにお会いしたことはないのですが、ボート釣りをやる身としてはニュースで見てショックでした。以来、自分が事故を起こすことのないよう、釣り中も天気予報サイトをチェックして慎重に釣りをしています。

カイワリおめでとうございます。私はまだ釣ったことがないのですが、難しくて面白そうですね。そしていつもながら五目漁師さんの料理が素晴らし過ぎる!見ているだけでも酒が進みそうです。

paiatown2013さん、こんばんは。

悲しい事故でしたが、皆さんの安全に対する意識が高まっているようですね。
私もですが。

paiatown2013さんは、観音崎がホームでしたね。
たけさんをはじめ、あの潮流の中で真鯛を釣り上げる釣り師の皆さんには頭が下がります。
私ももう一度挑戦したいと思いながらも今や近づくことさえ難しくなっています。

カイワリも機嫌がいい時にはアジと同じように釣れますが、一たびへそを曲げてしまうと
居ても見向きもしてくれなくなります。
是非、伊東に足を延ばしてみてください。

料理はど素人だからこそできる、レシピの忠実な猿真似です。

こんばんは。

久々の伊東での手漕ぎボート釣行記ですね。
私ももう半年近く行っていないことになりますが、数年前から台頭してきた新名物⁈のフグはまだはびこっているのですね。

そんな中を時合を見つけてしっかり釣っていらっしゃるのは、流石のカイワリ仙人っぷりです。数はまだご不満残るところかと思いますが、フグがいるということは水温もまだ高いのでしょうか、チャンスはありそうですね。

寒くなってしまう前、ポカポカの陽気で海が穏やかな日に行ってみようかと思います。

まっくさん、こんばんは。
お久しぶりです。忙しそうですね。

今年のフグは今のところはおとなしいですよ。
この時もいない時間帯がありましたし、型も小さいですし、群れも小さいようです。
もう少し水温が下がれば、更にフグは少なくなり、カイワリブームになるかもしれません。

実は、昨日網代に行ってきました。
次のブログにあるように私はさっぱりでしたが、弟の調子が良かったです。
そろそろジギングで大物を掛けたいのですが、この時には一度のアタリすらありませんでした。

五目漁師さん、じっちゃんが亡くなって以来のコメント失礼します。
最近、伊東の海でのブログアップがなかったので、気になってました。私、伊東では井上丸利用してます。今度、福浦行かなくなってご無沙汰な甘鯛とかチャレンジしてみようと思ってます。お会いできましたら、ご教授お願いします^ ^

shinosan、こんばんは。

じっちゃんがお亡くなりになってから丁度2年になりますね。
私もあれ以来福浦には行っていませんが知り合いが行きますので
状況は聞いております。
今は新しいボート屋さんが当時のおがたさんに代わってやっておられます。

伊東は井上ボートでしたか。
伊東では福浦のようにはアマダイは釣れないですが
たまに掛かると結構大きいですよ。
伊東でご一緒できる日を楽しみにしています。

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