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2022年10月

2022年10月28日 (金)

久し振りの中深場釣り



10月27日は網代(亮知丸)に釣行。

関東の内陸部では真冬並みの寒さとの予報もある。
まごまごしている内に、もうこんな時期になってしまった。
本格シーズンになればあれもやりたい、これもやりたい、いくつかの新しい場所にも行きたいと思っていたのに寒さが到来してくるとだんだん気持ちは萎縮してくる。

今日はブログに度々コメントを頂くまっくさんをお誘いし、久しぶりに中深場釣り。
亮知丸のエンジン艇は人気があり、週末は1ヶ月以上も前からびっしりと予約で詰まっているために、平日にお付き合いいただけるのはありがたい。

と言っても、365日連休の五目漁師と違って、都内にお住いのバリバリのサラリーマン。
普段は電車釣行もされているようだが中深場の釣りは何かと荷物が多く、しかも重たくなるためにレンタカーで駆けつけて下さる。
ただ、この中深場の釣りではいい思いをされていないので、今日はなんとかあの赤いのを釣ってもらいたい。

亮知丸には3杯のエンジン艇があるが、今日は敢えて初めての第8亮知丸をお借りした。
ラット付きの立って操船するタイプなのでコクピットで前方の視界がふさがれるいつものティラーハンドルと違って、前方の見通しが良いかなと思ったが、これが間違いだった。
立って操船するためにクーラーボックスに取り付けている魚探の航跡画面が見えない。
不慣れなラットハンドル操作の上に、立ったり屈んだりしながらやっとポイントに入ったが、この不便で操船困難な調子が1日続いてしまった。

いつものことではあるが、釣り始めるとガタガタと煩いエンジンは切ってしまってボートは潮と風に流されるがままにまかすために、流しの起点とその間のボートの姿勢が釣果やラインのお祭り防止のために大事になる。
このため一流し目はボートの流れ方をチェックするお試し釣りになる。

五目漁師に何かが掛かったが取り込み中にバラシ。
茶色の魚影が見えたが・・・何だったんだろう?

そしてコース(水深210m前後のポイントを沖側から網代側に向かって流す)を決めた2流し目。
流し始めた-230m辺りで、早々にアタリ。
結構、竿先はバタバタし続けていたが釣り始めたところで、未だ気合半分、身の回りの整理などをしている間に電動リールがリーダーを巻き込む一歩手前で自動停止する。

さて、何だろう少し手巻きした後にハリスを手繰ってくると茶色の魚体がヒラヒラと舞いながら上がってくる。
オヤッ?オヤッ!
なんといきなりアカムツだ。

タモを手に、隣で構えていてくれたまっくさんを横目に、やっちゃいけないとわかっていても、獲物を目の前にすると早く上げないと、と焦りが先立つ小心者のごぼう抜き。
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針の回りは、既にフンの薄い膜が破れて大きな窓になっている。
こんな時にも掛かったら抜けない、外れないホタ針(16号)。
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逆にサバタンやホタルイカがつけにくいという欠点はあるが、こんな変な形に誰がしたのか、その素晴らしさに感心する。

先の操船具合なので苦労はするが調子に乗って、3流し目も同じコースを流す。

アタリがないのでゼロテンションの待ちから穂先をゆっくりと煽った時だった。
コツンとわずかなアタリ。
仕掛けの投入と巻き上げだけでも10分以上も掛かってしまうのでむやみやたらには巻き上げたくないが、もし掛かったのがスミヤキ(ナワキリ)だったりするとハリスを切られる隙を与えてしまうために、アタリを感じた場合には即巻き上げと決めている。

このころには既に、気合も入っているので穂先の動きにドキドキしながら5分間の巻き上げを楽しむ。
海水が濁っているのか今度も朱ではなく見えてきたのは茶。
そして再びごぼう抜き。
いい型(35cm)だ。
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その後はクロムツ、サメと続く。

まっくさん、釣ってよ!と応援するも、今度こそはの期待にこたえてくれないのはサバにサメ(しかも2尾も)。
手巻きのまっくさんにとってこれはこたえる。

五目漁師も電動リール用の電池の容量が心もとなかった頃に試しに手巻きをやってみたことがあるが、やっと100mでギブアップしている。
ボートは漕げてもリールは巻けない。
命を賭けた漕ぎ漕ぎと、たかがサバを巻き上げるためでは、使う筋肉も気持ちの持ちようも違うようだ。
意地を張っているまっくさん、いい加減に電動にしたら!!

アカムツ2尾に続いてクロムツ2尾。
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こんな調子でどこまで釣れるのと期待したが、9時になるとピタッとアタリは止まってしまった。
たまに上がってくるのは小さなメバルやシロムツ。

もう11時になってしまった。
このまま釣り続け次の時合いに期待するか、オニカサゴでも狙ってみるか、それとも岸側に戻ってジギングにするかを決めかねていると、まっくさんからジャンケンで決めましょうとの提案。

まっくさんが勝ったらもう少し浅いところでオニカサゴ狙い、五目漁師ならジギング、あいこなら引き続きここで粘る。

結局、この結果に基づいて-150mでオニカサゴを狙ってみることにしたが、潮流も風もない中で底トントンでは直ぐに双方とも飽きてしまう。
で、次は岸側に戻ってジギングをやってみよう。
これならボートが流れなくても青物が流れて来てくれるかもしれない。

しかし、たまにベイト反応を見つけてルアーを入れると、中途半端なベイトを釣り上げる始末でこちらも降参。

そろそろ、時間だ。
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エンジン艇での流し釣りは小移動するのが難しい。
流し釣りはやっぱり手漕ぎに限ると下手な船頭の言い訳をしながら港に戻る。

で、今日の釣果はこれ。
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アカムツにクロムツと言えば炙り刺身。
ただ、少し飽き気味なので、今回はアカムツをアクアパッツァに。
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アクアパッツァと言えばアサリだが、熊本県産アサリの産地偽装問題以来未だにアサリが手に入りにくい。
仕方がないので、エビを使ってみた。

次の日にアカムツのねぎ蒸し。
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そして、クロムツはちゃんちゃん焼きに。
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鮭のちゃんちゃん焼きは北海道の郷土料理で、鮭と多くの野菜を蒸し焼きにして味噌で味付けして食べるらしいが、五目漁師がかつて礼文島で食べたちゃんちゃん焼きは野菜は使わず生ホッケに調味した味噌をのせて焼いただけの簡素なものでホッケの素材が生きる美味しいものだった。
今回は礼文風ちゃんちゃん焼きをクロムツで真似てみた。
少し寂しいのでキノコを準備していたが付け忘れてしまった。
それに、本場のは腹開きでなく背開きで腹の部分に味噌をのせていたことも思い出す。

焼きながら熱熱の身をほぐし、味噌を混ぜ込んで食べるが、期待以上に美味しい。

残った、小物魚は一緒にして五目南蛮漬けに。
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300m先での魚信、PEが弛んでいるためにガツンと来るはずのアタリがコツン?? 又はクン??
そしてこのアタリを見逃がすとシロムツくらいでは掛かっているのかどうかは判断できなくなってしまいます。
ただ、コツンの信号は餌を食べつつある信号ではなく既に掛かってしまった信号だと思っています。
中深場の釣りは掛ける楽しみではなく掛かった魚が何か何かと待つ楽しみですね。

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2022年10月21日 (金)

やっと出られたが釣果は今一つ



10月20日は川奈に釣行。

北海道旅行から帰り、その後ずっと平日の海況が良くなかったが、やっとチャンスが巡ってきた。

朝は川奈泣かせの北東風が入るが午後から良くなりそうな20日をとるか、逆に午後からは南西風が強まるために午前だけの釣りになりそうな21日にするかが悩ましい。

とりあえず、前日昼過ぎに20日の予約を入れると、
うーん、わかんないね、明日の朝決めましょうとなった。

と言われても茅ヶ崎から川奈まで1時間半はかかるので、4時半に起きると意味ないとは思いつつも自宅周辺が静かなのにひと安心して、5時前には自宅を出る。

久しぶりにコマセ釣りもやってみたいがこんな時は付け餌やコマセの準備が不要なルアーに限る。
今回も沖を流してマダイや底物を狙ってみよう。

予想はしていたが、いつもの通り伊東港を過ぎた辺りから海面が騒々しくなってくる。
汐吹き公園を回り、ウサギ飛ぶ川奈湾をやっぱり駄目かとチラ見しながら走っていると電話が入る。

川奈観光ボートハウスの尾川氏からだ。
やっぱり10時ころまで凪待ちになりそうです。

仕方ないですね、もうここまで来ているので待ちますよ。

で、今日のお客は五目漁師1人。
氏と時々釣り談義をしながら待機していると予定より少し早く、9時過ぎに岸払いOKが出る。

風は収まりつつあるが、港内から外に出るや風波とうねりがまだまだうっとうしい。
尾川氏からは、結構浅いところで良型のハタがあがっていますよ、と聞いてきたので今回は高根一直線ではなく洞穴前から日蓮像前の20~30mラインをチェックしながら漕ぎ、その後で高根ポイントに回り込んでみよう。

嬉しいことに海の中は結構賑やかなようだ。
日蓮像前の小さな根際に見つけたベイト反応の真上からタイラバを落とすと直ぐにアタリ。

上がってきたのはオオモンハタ。
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フィッシュイーターのハタの中でも特に動きの速いオオモンハタは、ベイトを追って結構上層まで上がってくることが多いが、同じ反応の中で続けて釣れることがよくある。

ただ、こうして写真を撮っている間にポイントを見失ってしまった。
太陽の反射で殆ど画面が見えない中で釣れたポイントに戻ろうとしばらく魚探の航跡を追ってみたが、興味はやはり高根回りの深いところに向かう。

かって、五目漁師がタイラバを始めた頃(7、8年前)、この高根回りで早々に掛けたブリとの格闘が忘れられない。
その時はタイラバ用のタックルは持っていなかったので一つテンヤ(スピニングリール)用の穂先感度のよい細身の竿に無理矢理両軸リールを着けてガイドを上向きにして巻き上げていた。

1尾目は強烈な引きにびっくりし、何もできない間に根に入られ(たような感じで)バラシ。
続けて、直ぐに2尾目のアタリ。
格闘が始まったが、スピニングリール用の竿でガイド間隔が長いためにギシギシと悲鳴を上げながら胴から弓なりに曲がる竿、その間を弓の弦のように一直線にビンビンに張り詰めるライン。
当時は2号のPEに(多分)6号のリーダーだったとは言え手加減しながらの格闘にはかえって余分な力を使ってしまい、左腕が痙攣する中で雄叫びをあげるまで30、40分もかかってしまったのを覚えている。
そのイメージが未だに鮮明なために今でも川奈ではこの高根回りを攻めることが中心になる。

最近、昔のことを言い始めると歳をとった証拠よ!
とヨメサンに注意されることがあるが・・・

エッ! で今日の釣りは? 
実は、開始早々に釣れた1尾目のハタで今日は行けるかなと思ったがその後は続かず、賑やかだった海中もいつの間にか静かになってしまった。いつもの様に真鯛狙いと称して定置網方向に流していると、時々、相手にしてくれるのは伊東のあの獰猛なサバフグと違ってかわゆいフグや今日はやけに多いエソ。
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かわゆいはうそ。狙われるとあっという間にタイラバのラバー部は餌になってしまう

もう少し定置網方向に進みたいが先端のソーセージブイが近づいてくると魚探の画面にロープの影が映ってくる。
魚探の振動子周波数は83kHz(広角用)に設定しているので映ったからといっても真下にあるとは限らないが気持ちは良くないので、このロープが見えだしたらそれ以上は近づかないことにしている。

Uターンして再び高根方向に移動していると-50~-60m辺りに魚影が映る。
それが当りだったのかどうかは分からないが、慌てて入れたTGベイト(60g、GG)のフォール中にフッと穂先が軽くなる。

アタリだ!
久しぶりにドラグが引き出されたが、中層で針外れ。
残念!

今日一の大物は一体何だったんだろう?
あの引きからして青物だろうな。
ワラサほどではないが、ひょっとしてそこそこのカンパチ?
ウオー残念!

しばらくすると、また同じような魚影が映る。
今度は底まで落としゆっくりとワンピッチジャークで巻き上げてくると、またそのフォール中にフッと穂先が軽くなる。

アタリだ!
とにかく正体が見たいので慎重に上げてくる。

上がってきたのはイナダ(49cm)。
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なるほど、さっきのもこれだな。
この魚なら2匹以上は持ち帰っても処分に困ってしまうので、そのまま高根方向に移動し再びハタを狙う。

尾川氏には浅場で釣れてますよと聞いてきたが、五目漁師の気持はどうしても水深40m以上に向いてしまう。

この底は海藻だろうか、ケバケバした水深40~50m。
根掛かりが怖いのでTGベイトは止めてタイラバを落とす。

すると、案の定、根掛かりか?
いやっ、魚だ!
上がってきたのはホウキハタ。
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また、昔の話になるが、丁度この辺りの泳がせでもっとでかいホウキハタを釣ったことがあるが、よそではあまり見かけることがないのでこのハタの巣なのかもしれない。

で、今日のやや中途半端な釣果はこれ。
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小型だが食べて美味しいハタが3色揃った。

釣った日はホウキハタのカルパッチョ。
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いつもトッピングに使うブロッコリスプラウトがなかったので、代わりにアルファルファスプラウト(商品名)を使ってみたところアニサキスを散らしたようになってしまい失敗

1尾なら何とかなるが、2尾以上釣ると処分に困ってしまうイナダは我が家ではこの手の魚の定番料理になっている香味揚げ炒め。7cas228287s

そして、一晩寝かせて、というよりも一気には食べられないので次の日の夕食にオオモンハタの刺身、アオハタの昆布締めと少しだけイナダの刺身。
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残ったイナダの半身は南蛮漬けに。
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真鯛の姿が一向に見当たりません。湾内には大きな真鯛は居ないのでしょうかね。


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2022年10月13日 (木)

北海道旅行から戻って

 

10月8日に往路、復路を含めて12日間の北海道旅行から帰ってきた。
往復路にはフェリーを利用し、全走行距離は3300kmだった。
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by Y

帰ったら直ぐにでも釣りに行きたかったが、あいにくの荒天続きでいつになることやら。
そこで、仕方なく旅行の記事になってしまった。

今回の旅行は日本一早いと言われる大雪山系の紅葉撮りがメインだった。
コロナ禍の前には毎年のように北海道には行っていたが、大雪の紅葉をターゲットに日取りを合わせたのは初めてだった。

当然のことながら、紅葉前線は桜のそれとは逆に北から南へ、そして桜とはちょっと様相が違うのは、山頂から裾野へと立体的な展開が顕著であることであろうか。

こんな時こそ365日連休の得意技をフルに使って紅葉真っ只中最優先で念入りにベストの時期を調べ、更に、少しでもその前線の移動と行程を同期させようと考えたつもりであったが、結果的には一番期待していた大雪山系の旭岳や黒岳の山頂付近の紅葉には少し遅れをとってしまったようだったし、札幌近くの定山渓辺りではやっと色づき始めたところでまだまだ10日以上も早かった。

ということで、紅葉真っ只中のいい写真は少ないが、少し遅れてしまった紅葉と色づき始めの紅葉を折りまぜて張り付けてみよう。

実は、旅行中に撮ってみたいシーンは紅葉の他にもいくつかあった。
特に、
関東では人気のあるダイヤモンド富士にならったダイヤモンド利尻富士、
いつもは雪景色の中で撮るタンチョウを緑の背景で撮る、
北海道ならではの満天の星空を流れるISSの軌跡を撮る、
更に、これは現地でひょんなことから仕入れた情報によるものだが、鮭の遡上を撮るなど。

初日はフェリーが朝の4時半に小樽港に到着するために一気に稚内に向かって北上し、先ずは利尻富士の対岸からダイヤモンド利尻富士を狙う。

実は急だったが、その前に奇異なイベントが待ち構えていた。
なんと、日々のメール仲間であり、たまに釣りにもご一緒させていただいているaさんからフェリー乗船中に連絡があり、稚内に向かう途中の羽幌でミーティングすることになった。

aさんは、よくわからないがどうみても五目漁師に次ぐ自由人で1年に265日くらいは日本中を旅しておられる。
今回もあくまでテレワーク中ということなので行先や酒への溺れ具合についてはこれ以上は伏せておいた方が良さそうだ。
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aさんと羽幌にて記念撮影。by K



そのaさんとは30分くらい立ち話しをしたであろうか、その中で北海道の紅葉状況と合わせて鮭の遡上が絶好のタイミングですよと教えていただき、急遽撮影に取り入れることにした。

さて、利尻富士のダイヤモンドはこの日(9月28日)は稚内に向かうオロロンラインの稚内市手前約28km地点で見られることは予め調べて行った。
ただ現地に来てみると、単調な海岸道路で回りに地図上の目印はないし、皆さん猛スピードで吹っ飛ばしている道路脇は怖くて車を止められる場所も限られているために東西方向の撮影点の調整は日没の軌跡を外挿しながら徒歩でやることにして、取りあえずススキ野原に降りてその時を待つことにした。

そして、その時がやって来る。
どうやら日没点をチェックするアプリでの調べ間違いであろうか徒歩では修正ができないほど大きく左にずれてしまった。
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by K

成功すれば手持ちにはない珍しい写真になりそうなので期待していたが残念。

その翌日には旭川にUターンしここでいよいよ大雪山系の紅葉を撮る。
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by K

このロープウェイで旭岳の五合目(標高1600m)に到着する。
到着点にはいくつかの池を巡る散策路が設けられているが、高山植物や低木が主体の紅葉は残念ながら既に終わりに近かった。

一方で、霧があがるのを待った甲斐があって、池に映り込む旭岳の姿などお気に入りの写真が何枚か撮れた。
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by Y


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by Y

次の日から2日間は層雲峡や黒岳を巡る。
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by Y

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まだ紅葉には早かった残念な三国峠。 by K


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今回一番見たかった黒岳の紅葉はもう終わりかけだった。
これも残念。 by Y


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風で散っていく枯れ葉。 by Y

時期的な問題で紅葉撮りは、残念ながらここで終わりになってしまった。
旭川から知床方面に向かう途中大好きな摩周湖やオンネトーにも寄ってみたが、紅葉する木々が殆どないためにこの時期にはさすがに地味なたたずまいだったし、能取湖の真っ赤に燃えるサンゴ草は旬を過ぎていた。

実は今回は、時間があればやってみようと、ワームを投げ込む最低限の釣り道具を車には積んでいた。
稚内港では竿を出しかけたが、あいにくの強風で断念。
それにしてもこの時期の北海道の釣りは鮭(アキアジ)釣り一色のようだ。
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1人で10本近い竿を準備しているようだが、竿が曲がっていないのは強風で仕掛けを投げ込んでいないため。
by Y

時期のせいだとは思うが日本海やオホーツク海側の河口付近の海岸は、どこもこんな風に投げ釣り用の竿が林立している。
狙いは卵(イクラ)を持った雌の鮭だけなのか、ヨメサンがたまたま見たところによれば河口そばの港で釣り上げた鮭(きっと雄)を長靴で蹴とばして海に戻していたとか。
これでは熊以下としか言いようがない。

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by K

こんなひまわり畑で休憩しながら知床に向かう途中の遠音別川河口付近では、aさんから急遽仕入れた情報で鮭の遡上を撮る。
以前にも遡上をターゲットの一つにして晩秋に来たことがあったが、その時には既に川べりに打ち上げられて腐りかけた鮭しか見つけることができなかった。
今回はaさんから聞いた通りに、どこの川でもそこそこの鮭の群れが見られたが、浅いとは言え水の中の魚を撮るのはなかなか難しい。13dsn225364s
by Y

さて、面白いことに最近は全国的に熊の被害があちこちで頻発し気を付けましょうとなっている(はず)なのに、知床では皆さんどことなく熊との遭遇を期待しているなと感じた。
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知床五湖入口に設けられた木道。 by K

五目漁師もこの木道で見られれば最高だと大いに期待したが、熊さんどころかキツネ1匹、シカ1匹にも出会えず、見られたのは元気のないトンボ1匹だった。
ここに来る途中では知床は動物たちの楽園と聞いていたのに、カラスさえ1羽もいなかったわ、熊も寄らないクマ笹など切ってしまえ!
とヨメサンもブツブツ文句をおっしゃる始末。

そういえば、今回は偶然かもしれないが、いつもは北海道ならどこででも見られる鹿の姿が殆どなかった。
そんな中、羅臼のホテルの夕食ではお品書きに“羅臼産エゾ鹿のシチュー” と称するご馳走が出てきたが、これにはちょっと生々しさを感じざるを得なかった。
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エゾシカのシチュー。柔らかくて美味しかったが。
by Y


最近は山林で木々を齧ったりする被害も大きく、一部では駆除が言われているために、本気に撃たれて減ってしまったのだろうか、少なくとも里近くに姿を現すのは控えるようになったのではと疑ってしまう。

これは、根室の春国岱でやっと見つけた雄鹿。
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by K

雄鹿は雄鹿同士でで群れを成し家族(子供を作ればもう縁を切っているのかもしれないが)の群れとは別行動をするために、出くわすことは少ないがこれは良い出会いだった。
至近距離で木道から撮っていた我々に今にも飛び掛かって来そうな目でしばらくレンズと対峙していたが、やがて森の中に向かってくれてホッ!

さあ、お次はいよいよ釧路の鶴居村で、恒例のタンチョウ撮りだ。
タンチョウと言えばやはり真冬のタンチョウダンスや、餌場から塒の川に戻る群れの飛翔が被写体のメインになるが、今回はそんな時期には決して見られない緑の中でのコントラストの効いた姿を是非撮りたかった。
今までに何度かそんな写真が撮りたくて秋にも来たことがあったが、秋も深まるころになるとトウモロコシなどが刈り取られた後のおこぼれ頂戴で泥の畑に集まってくることが多く、いい写真は撮れなかった。
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by Y

今回はそんな時期に少し早かったことが幸いしたのか、青空の下、イメージ通りの緑の中で夢中になってシャッターを切ることができた。
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by K

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by K

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by Y

コロッタ湿原を望む丘からもタンチョウや鹿を期待したが、代わりに出会ったのは陽だまりで居眠り中のキタキツネだった。
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by Y

ピーピーッ! と耳をつんざくほどの口笛を鳴らして起こそうとしたが、煩そうに一瞬目を開けたかと思うと直ぐにまた眠ってしまい撮らせてくれない。

一方、こちらは野付半島の干潟で見つけたキタキツネ。
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by Y

我々の姿に気付くや一目散に草むらに身を隠してしまった。

最後になったが、今回の撮影目的の一つだったISSは、旅行中に2回ほど高仰角で見られるチャンスがあったが、2回ともあいにくの曇り空で残念ながら見ることができなかった。

今回の旅行は、紅葉撮りが主体だったとは言え、やはり生き物を撮るのは面白い。
実はデジタルカメラが流行り出したころには2人で富士山の写真などを撮りまくり、良いのが撮れるとフォトコンに応募したりしていた。
デジタルカメラの普及に伴って、最近では我々と同じような急仕立ての写真家が富士山周辺では余りにも多くなった(特に年寄りが多い)ことに嫌気がさして富士山撮影は休止状態であるが、釣り師でありながら最近の趣味人たけさんの画家としてのご活躍ぶりに触発されて、またフォトコン応募をやってみようかなと思ったりしている。

因みに、たけさんの絵画の様に高尚ではないが、我々もフォトコンでは結構な賞を頂いている。
何度かこのブログでも紹介しているが五目漁師がokkakefujiという別のハンネで作成しているホームページには、特に隠しているわけではないが秘密の入り口があり、このボタンをポチるとura-okkakefujiのページ入りそこでフォトコン入賞履歴なども紹介している。Canvas_20221013213801
昔の記事になるが恥ずかしながら(これが秘密の入り口にしている一つの理由であるが)合わせて五目漁師のデジタル写真撮影に対する接し方などに付いても記しているので興味がある方はご覧いただければと思っている。

さて、旅行の行程を追ってしまうと誌面がいくらあっても足りないので写真の紹介をメインに簡単にまとめてみたが、長い記事になってしまった。

尚、それぞれの写真の下に記したby Kはヨメサンが撮った写真、by Yは五目漁師が撮った写真であることを示している。



北海道、いいですよ。コロナも形式的に一段落したことになってしまったようですのでまた行っていい写真を撮りたいと思っています。その前に、手持ちのカメラを新しくしたいですね。未だに使っているのは五目漁師がニコンのD300(APS-C 1200万画素)、ヨメサンはキャノンの7D(APS-C1700万画素)です。今やフルサイズが主流ですし、高感度のCMOSセンサーを使ってISOは数万まで設定可能です。リール購入ではいつもパワーギアーかハイギアーかを迷いますが、カメラはせいぜい雲が動くくらいでじっとしている富士山撮りではまだしも、距離が比較的あり、しかも動きが速い被写体には高解像度、高感度、高速連射が必須ですね。当たり前ですが。

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