やっぱり赤いのがいないと華に欠ける
8月31日は網代(亮知丸)に釣行。
皆さん夏休み疲れだろうか、混んでいたエンジン艇も、さすがにこの時期になると平日なら空いている。
期待はしていなかったが、元々風的には良かったこの日の予報が雨模様から曇り空に好転したこともあって急遽中深海に出る準備を始める。
さて、ことがあったからというのもないではないが、今までは1人で沖に出ることもあったが、この歳になると突然体に何が起こっても不思議ではないし、どんくさい事故もあり得るので、今後はできるだけ2人で出ようと考えている。
ただ、天気絶対優先でそれがために平日釣行が殆どになってしまう五目漁師の突然の誘いに付き合って頂ける方などそうやすやすとはいらっしゃらない。
今回は身内ならではの弟を足止めしておき、予約を入れたのは前々日の夕方になってしまった。
準備を整えて、どんよりした曇り空の中を5時半に出廷。
沖に出ると虹が見え時々小雨があるが、雨あしはまだまだこの時期なら暑いよりもましかなという程度。
前回は2枚潮に苦しんだが、今回は錘120号で殆ど道糸が垂直に立ちながら、しかもボートは程よく流れてくれるという釣り易い状況。
遊漁船と違って釣りながらの操船はできないために、釣れようが釣れまいが1回の仕掛けの投入と回収に最低でも10数分かかってしまう中深海の釣りでは、2,3回の投入/回収の間に1km以上もボートが流れてしまうこともよくある。
ボートはこの間に、狙ったポイントをはるかに外してしまうために、また元の流し点に戻るか、これを機会に新しい流し点に入り直す必要がある。
海面だけを見ている同船の釣り師にとってはボートの流れは分からないために、その都度、結構面倒な釣りだなと思っているかもしれない。
ただ、今日はボートの流れが丁度良い加減でゆったりと時間が過ぎて行く。
一方、忙しいほど釣れて欲しい釣りの方も、たまーにわずかなアタリを感ずる程度で相応にゆったりとしている。
先ずは、弟にそれなりのサイズのクロムツ。
雨上がりでカメラのレンズに水滴。
獲物を誇張する撮り方はしていないが34cmのまずまずの型。
羨ましがっていると、直後に五目漁師にも同サイズのクロムツ。
このころには雨の心配もなくなり視界も良好。
その後は、ポツリ、ポツリとこの界隈の常連魚スミヤキやシロムツ、弟にはサバも釣れる。
そんな中で、五目漁師にアタリ。
機嫌よく巻き上げてくると、あと少しといったところで急に魚が大きくなり重たくなる。
これは意外とでかいかもしれないぞ。
期待は膨らんだが、水面近くで弟の道糸と絡まった、というか針先で彼の道糸を拾っってしまったようだ。
絡みを解いたころには五目漁師の獲物はいなくなってしまう。
すると道糸を解放された弟が、あれっ何か掛かっているみたい、仕掛けが絡んでいる間に掛かったようだと言いながら結構良い引きで巻き上げてくる。
上がってきたのは、なんと小型だが久しぶりのメダイ。(44cm)
弟は道糸絡み様様で、絡みのお陰でその間にメダイが掛かったと言っているが、五目漁師はそうは思わない。
釣り始めてから、アタリがわからないわからないと言っていたので多分こんな魚が掛っているのに放っておくから道糸がこちらの方に寄って来て水面近くで絡んだに違いない。
お陰でこちらの魚は逃げてしまったよ、と冗談半分で話しながらふと見るとボートの際にプカプカと浮いているシロムツを発見。
タモで掬ってめでたしめでたし。
その後に、更にめでたしめでたしが続く。
次の投入で五目漁師に今度は比較的大き目のアタリ。
巻き上げを開始すると今日一の引き。
アカムツやクロムツは、上層まで巻き上げられてきてやっと穂先を叩き存在感を示すが、今掛かっている魚は明らかにそれとは違う。
楽々モード設定のシマノFM800がウインウインとうなりっぱなしだ。
それサバじゃない?
サバの引き方だよ、とサバ釣り名人の弟。
そうだね、そんな気がするよと五目漁師も納得。
こんなやり取りを交わすのも、10分近くも巻き上げに時間がかかる中深海釣りの楽しみだ。
今日は海水の透明度が良いためにリールの巻き上げが自動停止すると直ぐに獲物が見えてくる。
果たしてサバかな? と覗き込むとヒラヒラと上がってくるのはメダイだ。
先のクロムツといい、メダイといい、群れているのだろうか、弟が釣った直後、未だ五目漁師の心に羨ましさが持続している内に続けて釣れてくる。
これで、自宅を出る際に、最近クロムツに見放されているのでクロムツを釣りたい、メダイやアラの大物も欲しいと思っていた獲物の内2種が揃った(小さいが)。
後はアラだなと思った矢先だった。
久しぶりに小さいがそのアラが釣れる。(33cm)
これで赤いのが釣れれば申し分ないのだがと期待するも、昼前には予報通り少し風が上がってきたので岸側に戻りー100m前後をマダイ、ハタを狙ってタイラバとジギングで流すもそれらしきアタリは一度もないままに終了。
で、本日の釣果はこれ。
クロムツ、メダイ、アラ、シロムツの刺身、クロムツとスミヤキの炙り、シロムツのタタキの7点盛り。
五目漁師の一番のお気に入りはスミヤキの炙り、ヨメサンはシロムツのタタキ。
メダイのソテーチリソース
メダイもアラももう少し大きいと良いのですが。
アラは50cmクラスも上がっているようですから楽しみです。
そうそう、今回のメダイはあのヌルヌルが殆どありませんでした。
以前釣ったのはこのサイズでもいやになるほどヌルヌルでしたから、時期的なものなんでしょうか?
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おはようございます。
赤いのはいないですが、良いコンディションで色々釣られてますので羨ましいです。
というか、過去ご一緒した少ない経験からすると、赤いヤツは他があまり釣れないような時の方が釣られている気がします。
平日の釣行ならば予定が空いていればいつでも参りますのでお気軽にお声掛けください。
投稿: まっく | 2022年9月 2日 (金) 09時18分
まっくさん、こんにちは。
なるほど、言われてみればそうかもしれません。
赤いのよりも、どちらかと言えばアタリを求めて釣りますから
先に別の魚が食ってくるのかもしれません。
弟はジギングはやりませんから餌釣りのなりますが、
まっくさんとならジギングで大物狙いも面白そうです。
突然になるかもしれませんがよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2022年9月 2日 (金) 13時30分
おはようございます
中深場での五目釣りは流石です
つい最近まで水温が高く
魚がいなくなった話も出ていましたが
海の中は若干の狂いもありますが
潮が動けば順調に釣れるものですね
私もやっと釣りに行ける気分にもなり
明日予定です
久しぶりの釣りなのでどうなるのか
投稿: | 2022年9月 3日 (土) 06時41分
趣味人たけさん(ですよね)、おはようございます。
上のコメントにも書いていますが、30秒もアタリがない待ちきれず
仕掛けを上下して棚を探り始めますので、底近くにいると言われるアカムツからは遠ざかり
その分、別の魚が釣れるのでしょうね。
いよいよ秋シーズンですね、中深場もそろそろ慣れてきましたので今シーズンはもう一つ新しい釣りをやってみたいと思っています。
たけさんの、久し振りの釣りが楽しみです。
投稿: 五目漁師 | 2022年9月 3日 (土) 09時39分
師匠こんばんち
メダイにシロムツ…僕の好きな魚1位と2位じゃないですか!
暇になったらと言いつつも貧乏暇なしですが仕事が落ち着いたら行きたいですなぁ
投稿: ガル | 2022年9月 6日 (火) 23時42分
ガルさん、おはようございます。
お誘いする方も結構気をつかいますよ。
忙しいのに無理して来るんじゃないかとか・・・
暇になったら暇フラグを立てて下さい。
(デカもの仕掛けはできてますからいつでも)
私は今から川奈です。
投稿: 五目漁師 | 2022年9月 7日 (水) 04時29分
ご無沙汰しております。
私の好きな釣果内容です(๑♡∀♡๑)
ガルさんの代わりにフラグ立てます(*^^*)
10月12日~10月21日まで休みです。
暇です。
お誘いお待ちしております(*^^*)/
投稿: AP | 2022年10月 5日 (水) 20時58分
APさん、おはようございます。
天気やボートの都合で出るのはなかなか難しいですが、
中深場の釣りは楽しいし、美味しいので私も大好きです。
タイミングが合いましたらこちらこそよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2022年10月 6日 (木) 06時23分