釣れなくて良しの釣り(うそ)
9月25日は川奈(川奈観光ボート)に釣行。
ここ数年は毎年のように行っていた北海道旅行もコロナ禍で止まってしまった。
漸くとは言い難いが、何故かその終息感が漂う雰囲気に乗っかって久しぶりに出掛けることにした。
今までは冬に出掛けてオオワシやタンチョウを撮ることが多かったが、冬まで待つのももどかしく、今回は大雪山などの早い紅葉の時期に合わせた。
出発日を心待ちにすると同時に、一方で、このところの悪天候でなかなか行けていない釣りにイライラも募っている。
これが旅行までの最後のチャンスと予定した24日には、小っちゃいとはいえ突然現れた台風(15号)が関東に命中し万事休す、と一旦は諦めたが、旅行の準備を先に終える、魚は釣れないが良し(捌いた後の大量のゴミを残して行くのも嫌なので)を条件にすればまだチャンスはある。
当然のことながら、準備万端整っていたコマセ釣りの道具は一発勝負のルアーオンリーの道具に積み替えて、再びボートの予約を入れると、風が相変わらず強そうなのでなぎ待ちを覚悟で来てくださいとの返事。
そして、その朝。案の定、荒れ模様のため白波が消えるまで待つことになる。
駐車している車のナンバープレートを見ると埼玉や、都内からの車が多いが、楽しげにお待ちの様子からここのお客さんは、なんたって川奈名物の待ちには慣れておられることが伺える。
8時過ぎになると、風に向かって漕ぐ自信のある方はそろそろ出られますよと声が掛かる。
自信か~?折角だからこの際あることにしよう。
元気そうな皆さんに続いて五目漁師もいざ出発!
いつもの様に日蓮像前の高根に向かうが、白波は消えたとはいえまだまだ北東風が強い上に大きなうねりに重なる風波もあるためにボートは進まない。
休みがてら、途中で見つけた良さげな反応にタイラバを落としてみるが、みるみるラインが斜めってしまい釣りにならない。
やっと到着した高根では一通り反応をチェックするが目ぼしい魚影は見つけられないままに、ボートが流れる方向だけは見定めたうえで適当にパラシュートアンカーを入れる。
いつもならこれを入れるやピタッと止まってしまう強力なアンカーなのにまるで風と潮流の方向とが一致しているかのように結構流される。
10分釣ったら20分掛けて漕ぎ上るといった、まるでボートを漕ぐためにやって来たような厳しい釣りの中でやっと、小型のアオハタ。
11時前には観光ボート尾川氏の激励艇がやって来る。
どう?
両腕で✖を示すと、予報にあった10時ころからの風の弱まりはなくなりましたからこのまま頑張って釣って下さい!
と言い残して去っていく。
氏も、もう前回までの赤銅色の上半身裸、短パン姿とはいかないようだ。
寂しいが、いよいよ秋風の始まりを感じる。
強い風はこのまま続く予定と聞いてがっくりしたが、12時過ぎには次第に弱まり、とうとうパラシュートアンカーも不要になった。
よし今からだ!
俄然元気が出る中でやっと小型だがマダイ(35cm)にイトヨリ。
さあ、時合いかと思ったが、後に続くのはサバばかり。
狭い湾内を行ったり来たり、最後に今日4回目の日蓮像前高根に大物を期待するも反応はなし。
とうとう2時になってしまったので、諦めて港に戻りつつ、ジグを落として行くとアタリ。
結構よく引くがこんなところで何だろう?
見えてきたのはデカカイワリ。
やったねと思ったがこれ。
多分、イトヒキアジ。
南洋では1mにもなる大型の魚らしい。
これはその幼魚ということになる。
で、本日の期待通りの貧果はこれ。
真鯛のカルパッチョ、
ハタ、イトヒキアジとイトヨリの3色ソテー
早朝に自宅を出発し新潟から12時発小樽行きのフェリーに乗りました。この記事はフェリーの中で書いています。
部屋にはWiFiも来ていますが30分の接続を5回までと結構けちくさいです。
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