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2022年9月

2022年9月27日 (火)

釣れなくて良しの釣り(うそ)

 

9月25日は川奈(川奈観光ボート)に釣行。

ここ数年は毎年のように行っていた北海道旅行もコロナ禍で止まってしまった。
漸くとは言い難いが、何故かその終息感が漂う雰囲気に乗っかって久しぶりに出掛けることにした。
今までは冬に出掛けてオオワシやタンチョウを撮ることが多かったが、冬まで待つのももどかしく、今回は大雪山などの早い紅葉の時期に合わせた。

出発日を心待ちにすると同時に、一方で、このところの悪天候でなかなか行けていない釣りにイライラも募っている。
これが旅行までの最後のチャンスと予定した24日には、小っちゃいとはいえ突然現れた台風(15号)が関東に命中し万事休す、と一旦は諦めたが、旅行の準備を先に終える、魚は釣れないが良し(捌いた後の大量のゴミを残して行くのも嫌なので)を条件にすればまだチャンスはある。

当然のことながら、準備万端整っていたコマセ釣りの道具は一発勝負のルアーオンリーの道具に積み替えて、再びボートの予約を入れると、風が相変わらず強そうなのでなぎ待ちを覚悟で来てくださいとの返事。

そして、その朝。案の定、荒れ模様のため白波が消えるまで待つことになる。
駐車している車のナンバープレートを見ると埼玉や、都内からの車が多いが、楽しげにお待ちの様子からここのお客さんは、なんたって川奈名物の待ちには慣れておられることが伺える。

8時過ぎになると、風に向かって漕ぐ自信のある方はそろそろ出られますよと声が掛かる。

自信か~?折角だからこの際あることにしよう。
元気そうな皆さんに続いて五目漁師もいざ出発! 

いつもの様に日蓮像前の高根に向かうが、白波は消えたとはいえまだまだ北東風が強い上に大きなうねりに重なる風波もあるためにボートは進まない。
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休みがてら、途中で見つけた良さげな反応にタイラバを落としてみるが、みるみるラインが斜めってしまい釣りにならない。
やっと到着した高根では一通り反応をチェックするが目ぼしい魚影は見つけられないままに、ボートが流れる方向だけは見定めたうえで適当にパラシュートアンカーを入れる。

いつもならこれを入れるやピタッと止まってしまう強力なアンカーなのにまるで風と潮流の方向とが一致しているかのように結構流される。
10分釣ったら20分掛けて漕ぎ上るといった、まるでボートを漕ぐためにやって来たような厳しい釣りの中でやっと、小型のアオハタ。2dsxp227096s

11時前には観光ボート尾川氏の激励艇がやって来る。
どう? 

両腕で✖を示すと、予報にあった10時ころからの風の弱まりはなくなりましたからこのまま頑張って釣って下さい!
と言い残して去っていく。

氏も、もう前回までの赤銅色の上半身裸、短パン姿とはいかないようだ。
寂しいが、いよいよ秋風の始まりを感じる。

強い風はこのまま続く予定と聞いてがっくりしたが、12時過ぎには次第に弱まり、とうとうパラシュートアンカーも不要になった。
よし今からだ!
俄然元気が出る中でやっと小型だがマダイ(35cm)にイトヨリ。
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さあ、時合いかと思ったが、後に続くのはサバばかり。

狭い湾内を行ったり来たり、最後に今日4回目の日蓮像前高根に大物を期待するも反応はなし。
とうとう2時になってしまったので、諦めて港に戻りつつ、ジグを落として行くとアタリ。
結構よく引くがこんなところで何だろう? 

見えてきたのはデカカイワリ。
やったねと思ったがこれ。
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多分、イトヒキアジ。
南洋では1mにもなる大型の魚らしい。
これはその幼魚ということになる。

で、本日の期待通りの貧果はこれ。
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真鯛のカルパッチョ、
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ハタ、イトヒキアジとイトヨリの3色ソテー
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早朝に自宅を出発し新潟から12時発小樽行きのフェリーに乗りました。この記事はフェリーの中で書いています。
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部屋にはWiFiも来ていますが30分の接続を5回までと結構けちくさいです。

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2022年9月14日 (水)

湘南のマジックアワーを撮る



365日連休の五目漁師でさえも行けない時には行けない。

カヤック仲間(五目漁師は部外者として寄せてもらっているだけだが)の中で、今、松崎が熱い。
6月に同行させていただいた時に、既にその前兆はあった。

その後、松崎でエンジン艇が借りられることが分かったので、天気を見定めた上で14日の予約を入れたところ、なんと、この日は定休日なのでまたの日をと言われた。
残念!

しからば、川奈へ、しかしこれも風のため止めましょうと、しからば・・・と色々候補を挙げてみたが、どこも昼前から結構な風が吹くために今回は見送ることにした。

同船者も楽しみにしてくれていたがこればっかりは仕方がない。
危ないほどの風ではないが出るなら楽しい釣りを、辛抱の釣りはこらえて欲しいので仕方がない。


で、今回は海岸散歩の記事を。

五目漁師の自宅から一番近い海岸までは自転車で10分弱、少し足を延ばしても20分弱で到着する。
普段から富士山方向の夕焼けが良さげな時には出掛けて写真を撮っているが、4月と9月にはこの海岸からダイヤモンド富士を拝むことができる。
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2011年9月8日
古いがここからはなかなか撮れない貴重なダイヤモンド富士

冬季はスッキリクッキリ毎日のように見える富士山も、春霞の4月はそもそも見える日が珍しいくらいなので期待はしていないし、実際に今年もその通りだった。
9月も難しいには難しいが、4月よりは空は高く可能性がある。

今年は9月8日がその日に当たる。
少し早いが練習撮りの5日はこんな感じ。
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写真は既に日没の後ではあるが、3日前なので未だ頂上の右にずれている。

そしていよいよ本番の8日には残念ながら見えず。
9日も少し場所を移動したがやはり見えず。
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3日後の11日にやっと姿を見せてくれたがもうかなり左にずれてしまっている。
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上の撮影から40分後のマジックアワー

続いて12日はこんな感じ。
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肝心の日には見えなかったのに見える時には連続して見える。
荒天で出られなかった土日釣り師が、月曜日の釣り日和を恨めしく思うようなものだ。

まあ、この海岸からは年に2日しかチャンスがないダイヤモンド富士はともかくとして、日没が富士山に近い間は夕焼けを撮るのを楽しみにしている。

さて、左にずれてはいるがこのタイミングから、もう5分もすれば富士山への日没が始まるクライマックス。
三脚にセットしたカメラを構えていると、海に入って戯れていた若者がこちらに向かって勢いよく走って来る。

何事かと思ったら、唐突に写真を撮ってくれませんか?
とのこと。

いいよ、今丁度忙しい時だけど撮影の合間に撮ってあげるよとOKすると、お願いしますと言い残してまた海の中に入っていった。

わざわざこの日没の瞬間が撮りたいがために自転車を飛ばしてやって来たのに、撮影そのものに全く興味がない彼らにとっては、そんなタイミングなど全く気にはしていない。
海の中に入ると2人で次々にポーズをとり始める。
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どうやら彼らは自分達のために五目漁師がパシャパシャとシャッターを切っていると思ったのだろうか、マッチョマンになったり飛び上がったかと思うと犬神家の一族(通じないか)になったりと新手のポーズが途切れない。

こちらは外れダイヤとはいえ、今まさにその瞬間を迎えておりそんなどころではない。

それでも一生懸命ポーズをとる彼らを見ていると撮らないわけにはいかない。
合間を見計らってレンズを向けるが、折角富士山用に合わせた露出やピントを変えなければいけないために結構無理がある。

それでも撮った写真を撮影が終わった後で見せると気に入ってくれたのでメール添付で送って差し上げることにした。

海岸で撮っていた何人かの方は日没が終わると撮影を終了するが、五目漁師にとってはこれからが寧ろダイヤモンド富士よりも好きなマジックアワーだ。
刻々と低い雲から染まり始め、夕焼けが高い雲にも及び始めると、一方で白んでいた空は青くなり雲と空がグラデーションで一体になる。
砂浜に押し寄せる波が引いた後は、海水を吸った砂がそのグラデーションを反映する。
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この機会に、今までにここで撮ったいくつかの夕焼けの写真を並べてみた。
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2008年3月9日 17:43

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2010年7月18日 19:09

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2012年8月16日 18:39

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20128月25日 18:02

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2013年9月16日 17:59

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2013年9月17日 17:56


中にはフォトコンテストの入賞作品や写真展の出品作品もあり懐かしい。



気のせいか、こんな素晴らしい夕焼けは最近ではとんと見られなくなったような気がしている。


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2022年9月 8日 (木)

予報確認のためにも出て良かったが・・・

 

9月7日は川奈(川奈観光ボートハウス)に釣行。

車に荷物は積んでしまったが、天気予報が雨模様に変わって来たため一旦は釣行を断念する。
ただ、川奈観光ボートハウスの尾川氏には良くなったら突然行くかもしれませんと了解を得ておく。
(これはボートが空いている平日行の強み)。

夜中、3時半に暗闇の中をふらふら、開かない瞼をこすりながら愛用している4つの天気予報をチェックすると、
1日雨模様(しかも寝る前よりも悪くなっている)が2つと
10時~12時に小雨があるが総じて曇り(しかも寝る前よりも良くなっている)予報が2つ。

さて、どうしようかと迷ったが、ここで諦めて布団に戻り、もし降らなければ1日後悔するだろう。
正反対を予報している天気の実際の成り行きも自分で確認したいしと思い、結局、4時半に自宅を出発する。

道中は寧ろ晴れ模様、来てよかった。
結果、釣りの間は概ね曇り空だったが10時ころと14時ころに弱い雨が降り、今回は、後2者の予報がポイントを稼いだ。

さて、釣りの方は今回もタイラバとジギングがメインには変わりないが、アタリから見放されてしまった時の逃げ場としてワームでマゴチ(もちろんヒラメも期待)を狙ってみようとスピニングタックルにワームも準備している。

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前回と同様に日蓮像前の高根周辺から始めようと向かう。
途中で既に釣り始めている方とご挨拶すると、

ひょっとして五目漁師さんですか?

そうですよ(今は帽子をかぶっているのにやっぱりあのアバターのお陰かな?)。
この記事を読んで下さっていると聞いて嬉しくなる。

もう少し東側に漕いだところから巻き巻きを開始するが、青物も期待できる高根周辺の海中は極めて静かで何事も起こらず。

続いて-60~-65mラインを定置網側に流して行くが、やはりコンともコツっとも何の反応もない。
ただ、やはり静かだった前回と違って、時折怪しげなナブラがボート近くまで押し寄せてくる。

イワシのナブラの様にザーっという音と共に海面がざわつく感じではなく、海面がムクムクと1尾ごとのこぶになった様な感じでサワサワっと静かに押し寄せてくる。
近付こうとオールを海面に入れると何気に向きを変え遠ざかるところを見るとイワシやキビナゴよりももう少し思考能力が高く、より成魚に近い魚の様な気もする。
正体は分からないがボートのそばにやって来たところでジグを落とすと外れなくサバが掛かってくる。
サバがナブラの正体なのかナブラを追う魚がサバなのかはわからない。

今のところは沖から湾内に向かう風なので-45m前後まで浅くなると-65mまで斜めに戻り、少しずつ定置網に近づくといったジグザグの総なめ作戦だ。
狙いは単独で海底近くを往来する大マダイかハタなのでベイト反応は気にしないことにしている。
ただ、この時期になるとルアーの回収途中で青物にひったくられることもよくあるので回収時にも期待は伴う。

しかし、結局は一度もアタリはなく昼になってしまう。
釣れなくてもこれだけ流せば1度や2度のバラシはあっていいのにそれすらなく、こんなのことも珍しい。

ただ、既にサバに限っては何度か掛けているので超絶完ボはないが完ボは期待できそうだ。

この調子ではタイラバとジギングには期待できそうにないので、昼からは趣向を変えてこんな時のために準備してきたマゴチ狙いをやってみよう。

出廷する前に尾川氏にキス釣り場を聞いてみたところ、川奈には川がないからねー・・・と言いながらその答えだったイルカ浜堤防に向かって右側の排水口前に向かう。

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-9m前後から浜側に向かって扇状にワームを投げ込み、たまに根掛かりしそうになると穂先を跳ね上げながら基本ずる引きしてくる。
すると、クッ、明らかにゴミや根ではなく、わずかな生命反応。

ひょっとして・・クックッ、引き込みを待つ。
ググッ、合わせると、掛かったぞ。
あまり大きくはなさそうだが作戦通りのマゴチは嬉しい。
やったぜやったぜ、逃げるなよ!
しかし、見えてきたのは意外や意外のアオハタ(28cm)。
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いつもならこのサイズでも結構嬉しいが、今はマゴチ100%と思っていただけに、がっかり。

この後は小雨の中をまたタイラバに戻って最後の期待に賭ける。

早朝にご挨拶させていただいたYさん(川奈の釣果ブログにYさんとあったのでこう呼ばせて頂く)が帰り際にわざわざ寄って下さったのでお聞きすると、食べごろサイズの真鯛、にイナダ、それにカイワリも2尾とのこと。
サバやソーダ祭りの中でのこの釣果は素晴らしい。

で、五目漁師の本日の釣果は思うつぼのマゴチかと信じて大喜びした小型のアオハタだけ。
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そして、その貴重な釣った日刺身。
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今回はうまくいきませんでしたが、川奈は伊東に比べると海底の変化に富んでいますが全体的にこじんまりしているので、どうにもならない時のために浅場やゴロタ場も含めた釣りの準備をしておくことも良いかもです。

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2022年9月 5日 (月)

食べて美味しいスミヤキ



先日の中深海釣行では5種類の魚(クロムツ、シロムツ、メダイ、アラ、クロシビカマス)を釣った。
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残念ながら、ここで釣る限りは間違いなく一番のターゲットとなるアカムツは釣れなかったが、一度の釣りでこれだけの種類が揃ったのは五目漁師としては初めてだった。

そこで中深海魚7点盛り味比べをやってみた。
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上段左からクロムツ、メダイ、アラ、
下段左からクロシビカマスの炙り、クロムツの炙り、シロムツのタタキ、シロムツ

この味比べの結果、五目漁師の一番はなんとクロシビカマスの炙り、因みに、ヨメサンは不動のシロムツのタタキだった。

釣り魚は季節や釣った場所、大きさ、食べるまでの保存の仕方などによって大きく食味が変わるためにあくまでもこの時に食べた魚の中ではということになるが。
ただ、今回の状況なら仮にここにアカムツが加わったとしても答えは変らなかったと思う。

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栄誉のクロシビカマスは、表面が炭で焼いた様に黒いことからスミヤキと呼ばれたり、縄を食いちぎることから縄切りと呼ばれたり、何れにしてもご本人(魚)が知ったら、あまりうれしい呼ばれ方ではない。
まあ、腹の中などは墨汁を厚く塗ったように更に真っ黒だし、縄はともかくハリスや道糸は容赦なく切ってくれるので名は体を表すという言葉そのものだと実感している。

こんなイメージからして釣り師には嫌われ、海に戻されることも多いようだ。
そうそう、嫌われる要因は呼び名からくるイメージの悪さだけではない。
この魚、魚体が構造的にも変わっていて、普通の魚は中骨から上下に所謂魚の骨が延びているが、スミヤキはなんと皮の内側から中骨に向かって柔らかい骨が出ている。

つまり、普通に3枚おろしにすると身側にそっくりそのまま骨が残ってしまい、
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このままでは刺身はもちろん煮付けにしても、唐揚げにしても骨だらけで美味しくいただくことはできない。
このため、京料理などでよくみられるハモと同じように面倒だが骨切りが必要になる。

そこで、先日、弟の大発明としてLINEで送られてきた写真がこれ。
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五目漁師は見て直ぐに察しがついたが、スミヤキ専用の骨切りまな板(自作)。
なるほど、これは使えそうだ。
五目漁師も早速ダイソーでプラ製の100円まな板を買ってきて真似ることにした。
これがあれば京都のハモ料理職人と同様に(とはいかないが、少なくとも10年も修行しなくても)サクサクとスミヤキの骨切りが、こんな風にできる。
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中央の窓に3枚おろしのスミヤキを置いて、手前からよく切れる包丁を奥に向かって入れ、最後に包丁の刃がまな板に当たって平行になるところで止め、これを繰り返すだけ。
骨が切れる時にはグツ、グツと手ごたえがあるので切れていることがわかるが、やりすぎて身を切り落としてしまうことはなくなる。

こうして骨切りしたスミヤキをバーナーで炙ると、燃えるのではと心配するほどの脂が浮き出てくる。
隣のクロムツと比べても、これで美味しくないはずはない。
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骨切りすれば唐揚げや煮つけ(したことはないが)も美味しくいただける。
尤も、これも面倒だというなら骨切り無用で、身をスプーンですきとってナメロウにしたり、薩摩揚げも美味しい。
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白く筋のように残っているのが皮側から出ている骨

これは以前にやったスミヤキ三昧
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上段左はスミヤキの刺身、右はとろろ昆布巻き、
下段左はナメロウ、右は炙り。

とスミヤキの薩摩揚げ。
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さて話は変って、この時に網代で釣ったコアラ。
アラは身は締まり、骨はかたく、鱗がない皮はなめし皮の様に張りがあり、正にマッチョ魚だ。

我が家は折角釣った魚は釣り師ならではの新鮮な内に食べようという考え方で、釣った日刺身にすることが多い。
マッチョなアラはもちろん薄く薄く造って頂くがそれでも硬い。

ということで今回は試しに半身を熟成させてみることにした。
と言っても3晩目に入るともう腐って来るんじゃないかと心配になり置ききれずに食べてみることにした。
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さて、食感は如何に!
うーむ、3日くらいではまだまだシコシコして熟成の感じはしないが美味い。



福浦では釣ったことがありませんでしたが、網代の中深場ではスミヤキが多いです。
このため、アタリがあれば追い食いを待たずに取りあえず巻き上げを開始しないと、もし獲物がスミヤキであればハリスを切られてしまいます。
捌くのも簡単ですし、美味しいですから我が家では歓迎される魚です。

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2022年9月 1日 (木)

やっぱり赤いのがいないと華に欠ける



8月31日は網代(亮知丸)に釣行。

皆さん夏休み疲れだろうか、混んでいたエンジン艇も、さすがにこの時期になると平日なら空いている。
期待はしていなかったが、元々風的には良かったこの日の予報が雨模様から曇り空に好転したこともあって急遽中深海に出る準備を始める。

さて、ことがあったからというのもないではないが、今までは1人で沖に出ることもあったが、この歳になると突然体に何が起こっても不思議ではないし、どんくさい事故もあり得るので、今後はできるだけ2人で出ようと考えている。
ただ、天気絶対優先でそれがために平日釣行が殆どになってしまう五目漁師の突然の誘いに付き合って頂ける方などそうやすやすとはいらっしゃらない。
今回は身内ならではの弟を足止めしておき、予約を入れたのは前々日の夕方になってしまった。

準備を整えて、どんよりした曇り空の中を5時半に出廷。
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沖に出ると虹が見え時々小雨があるが、雨あしはまだまだこの時期なら暑いよりもましかなという程度。

前回は2枚潮に苦しんだが、今回は錘120号で殆ど道糸が垂直に立ちながら、しかもボートは程よく流れてくれるという釣り易い状況。
遊漁船と違って釣りながらの操船はできないために、釣れようが釣れまいが1回の仕掛けの投入と回収に最低でも10数分かかってしまう中深海の釣りでは、2,3回の投入/回収の間に1km以上もボートが流れてしまうこともよくある。
ボートはこの間に、狙ったポイントをはるかに外してしまうために、また元の流し点に戻るか、これを機会に新しい流し点に入り直す必要がある。
海面だけを見ている同船の釣り師にとってはボートの流れは分からないために、その都度、結構面倒な釣りだなと思っているかもしれない。
ただ、今日はボートの流れが丁度良い加減でゆったりと時間が過ぎて行く。

一方、忙しいほど釣れて欲しい釣りの方も、たまーにわずかなアタリを感ずる程度で相応にゆったりとしている。

先ずは、弟にそれなりのサイズのクロムツ。
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雨上がりでカメラのレンズに水滴。
獲物を誇張する撮り方はしていないが34cmのまずまずの型。

羨ましがっていると、直後に五目漁師にも同サイズのクロムツ。
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このころには雨の心配もなくなり視界も良好。

その後は、ポツリ、ポツリとこの界隈の常連魚スミヤキやシロムツ、弟にはサバも釣れる。
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そんな中で、五目漁師にアタリ。
機嫌よく巻き上げてくると、あと少しといったところで急に魚が大きくなり重たくなる。
これは意外とでかいかもしれないぞ。
期待は膨らんだが、水面近くで弟の道糸と絡まった、というか針先で彼の道糸を拾っってしまったようだ。

絡みを解いたころには五目漁師の獲物はいなくなってしまう。
すると道糸を解放された弟が、あれっ何か掛かっているみたい、仕掛けが絡んでいる間に掛かったようだと言いながら結構良い引きで巻き上げてくる。

上がってきたのは、なんと小型だが久しぶりのメダイ。(44cm)
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弟は道糸絡み様様で、絡みのお陰でその間にメダイが掛かったと言っているが、五目漁師はそうは思わない。
釣り始めてから、アタリがわからないわからないと言っていたので多分こんな魚が掛っているのに放っておくから道糸がこちらの方に寄って来て水面近くで絡んだに違いない。

お陰でこちらの魚は逃げてしまったよ、と冗談半分で話しながらふと見るとボートの際にプカプカと浮いているシロムツを発見。
タモで掬ってめでたしめでたし。

その後に、更にめでたしめでたしが続く。

次の投入で五目漁師に今度は比較的大き目のアタリ。
巻き上げを開始すると今日一の引き。

アカムツやクロムツは、上層まで巻き上げられてきてやっと穂先を叩き存在感を示すが、今掛かっている魚は明らかにそれとは違う。
楽々モード設定のシマノFM800がウインウインとうなりっぱなしだ。

それサバじゃない?
サバの引き方だよ、とサバ釣り名人の弟。

そうだね、そんな気がするよと五目漁師も納得。
こんなやり取りを交わすのも、10分近くも巻き上げに時間がかかる中深海釣りの楽しみだ。

今日は海水の透明度が良いためにリールの巻き上げが自動停止すると直ぐに獲物が見えてくる。
果たしてサバかな? と覗き込むとヒラヒラと上がってくるのはメダイだ。
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先のクロムツといい、メダイといい、群れているのだろうか、弟が釣った直後、未だ五目漁師の心に羨ましさが持続している内に続けて釣れてくる。

これで、自宅を出る際に、最近クロムツに見放されているのでクロムツを釣りたい、メダイやアラの大物も欲しいと思っていた獲物の内2種が揃った(小さいが)。
後はアラだなと思った矢先だった。
久しぶりに小さいがそのアラが釣れる。(33cm)
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これで赤いのが釣れれば申し分ないのだがと期待するも、昼前には予報通り少し風が上がってきたので岸側に戻りー100m前後をマダイ、ハタを狙ってタイラバとジギングで流すもそれらしきアタリは一度もないままに終了。

で、本日の釣果はこれ。
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クロムツ、メダイ、アラ、シロムツの刺身、クロムツとスミヤキの炙り、シロムツのタタキの7点盛り。
五目漁師の一番のお気に入りはスミヤキの炙り、ヨメサンはシロムツのタタキ。
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メダイのソテーチリソース
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メダイもアラももう少し大きいと良いのですが。
アラは50cmクラスも上がっているようですから楽しみです。
そうそう、今回のメダイはあのヌルヌルが殆どありませんでした。
以前釣ったのはこのサイズでもいやになるほどヌルヌルでしたから、時期的なものなんでしょうか?

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