フォト
無料ブログはココログ

« 松崎で足漕ぎカヤック釣り | トップページ | その1 五目漁師が愛用の天気予報と利用の仕方 »

2022年6月17日 (金)

今度はイトヨリにやられる

 

6月16日は伊東(オーシャン釣具)に釣行。

次はいつにしようかと天気予報を見ていると週末を除けばもう明日しかない。
行こうかどうしようか、少し迷いながら3時を過ぎてからオーシャン釣具に電話を入れると、オヤジさんも出られるとのこと。
これで決まり、急いでカイワリ狙いオンリーで荷物を積み込む。

サバの合間を縫ってカイワリを釣るのは難しい。
ただ、皆さん何だかんだと10尾近く、上手い釣り師は毎回ツ抜けの釣果をあげていらっしゃる。
先日はへたくそなはずの弟でさえ8尾も釣ってきた。

こうなると、自分の時だけが といつもいつもサバのせい、海のせいにはしておれない。
今回はこの下手さぶりを払しょくするためにも、逃げの一手の沖流しを封印してコマセ釣り一本に絞る。
1dsxp227019s

正面沖に出ていつも通り海の様子を伺うために、先ずは2本針吹き流し仕掛けを入れる。
すると2、3投目で掛かってきたのはイトヨリ。
2dsxp227020s

写真でも見られるように2本針仕掛けがいつの間にか3本針仕掛けに変わり複雑に絡んでいる。
年寄りはこんな些細なことでも訳が分からなくなると、結構尖った背びれにイテテと刺されながらボーッと考え込んでしまう。

2本針のはずだったのになぁ。
とうとうボケが回って来たかな?
縦の糸は五目漁師、横の糸は誰♬ 

漸く分かったのは、ヘタな釣り師が掛けて、こんな魚くらいで切られてしまったハリス付きの別の仕掛けが口の奥深くに刺さって残っていただけのことだった。

やっと納得したのに、イトヨリの怨念だろうか、この後は、掛けても掛けても上がってくるのはイトヨリ。
しかも小さいのばかり。

8時過ぎになってやっと最初のカイワリ。
3dsxp227021s

今日は2本針吹き流しの他に、ウイリー仕掛け、6mの五目仕掛けも準備しているので何とかカイワリのご機嫌を取ろうと、次々に交換する。
もちろん仕掛けに応じて、シャクリ方も棚の探り方も変える。
4dsxp227022s

五目仕掛けに替えた時には、まんまと底を這う先針りにイトヨリ、コマセカゴ直近の上針にカイワリが同時にかかりツボに嵌ったかのように思ったが、後は続かず。

ここまで、なんとサバ1、フグ1と邪魔者は皆無に近く、絶好のチャンスタイムだったのに、やっとカイワリは3尾、イトヨリは15尾も釣っただろうか。
とうとうイトヨリ逃れで少し沖側に場所を変えることにする。

そこでもコマセを撒くと、静かだった海底が直ぐに賑やかになる。
またか!と思ったが、ここではサバがたまに来るくらい。
どうやらこの魚影はイトヨリではなさそうだ。

オヤジさんは朝から沖を流しておられるので、暇にまかせて様子伺いの電話を入れてみる。

今どこですか?

直ぐ後ろの-45mだよ。

小さくなって見えなくなったのかと思っていたのに、振り返ると正にすぐ後ろにいらっしゃる。
しゃべっている間にスマホを通してオヤジさんの魚探からピピ、ピピと魚影発見の音が聞こえてくる。
どうやら本日始めてのピピ音だったらしくオヤジさんも慌てていらっしゃるようなので早々に電話を切る。
(後で聞くとこの時にハタやイトヨリを釣られたらしい。)

五目漁師は、なんであれアタリが恋しくなってきたのでここで早弁して、元のポイント近くに戻る。

珍しく、結構流れていた潮が止まったせいか、戻ってきても早朝の様な頻繁なアタリはない。
そんな中で、また少しシャクリ方を変えて力強くコマセを振り出した時に久しぶりのアタリ。
やはりカイワリは良く引く。
単純な五目漁師は、なるほどこれかと思いしばらくそのシャクリを続けるがやはり後は続かない。

昼からは予定通り、隣で真鯛狙いのコマセ釣りを始められたオヤジさんから、カイワリは何匹釣ったの?

4尾です。

寂しいなあ。

寂しいですね。
下手なのでしょう。

やがて下手を続けていると、いきなり北東方向に向かう潮が強くなってくる。
そのせいかどうかは分からないが、ここからはサバの嵐だ。
折角いなかったのにとうとうサバが出始めた。
もう止まらない。

2週間前にお見受けした時よりかは少し大きくなったが、細く痩せたサバが次々に上がってくる。
これくらいのサイズだと23cmくらいでもカイワリの方が引きが強い。
カイワリに似せて上手に引くが、途中フッと軽くなったり、ピクピクと震えたりするとまたかとがっかりする。

よしっ! これはカイワリに違いない。
慎重に慎重にゆっくりゆっくり上げてくるとサバの2匹掛けだったりする。

後半は、底まで仕掛けが落ちて行くのは2回に1回くらいになってしまい、こんな中で、皆さんどうやって釣るんだろう。
と、途方に暮れたまま終わってしまった。

で、今日の釣果はこれ。
5cas227619s

5a  
オーシャン釣具の釣果ブログよりコピー&ペースト

因みに、こちらはオヤジさんの釣果。
71
オーシャン釣具の釣果ブログよりコピー&ペースト

朝からカイワリ狙いでイトヨリにしてやられた五目漁師、午前中はタイラバとジギングで沖流しでハタやホウボウを釣られたオヤジさん、昼からはポツリポツリイトヨリが上がる中で共にサバ釣りを楽しんだが両者の差が釣果模様に明瞭に出ているのが面白い。

さて、貴重なカイワリの釣った日刺身。
8cas227627s

カイワリの刺身は相変わらず絶品だ。
このシーズンが一番美味しいのかも。

今回は、ヨメサンがベランダで育てている大葉を使った。
今までに庭で何度も育てたことがあるが、いつもバッタにやられて穴だらけになっていた。
今年は2階のベランダでやってみたところ大成功で、放っておくとちょっとしたうちわサイズまで大きくなってしまい、カイワリが小さく見える。

これだけイトヨリが釣れてしまうと食べ方を考える必要がある。
先ずは、いつも通りに我が家ではイトヨリの定番、煮付けに。
9cas227633s

そして、やや水っぽいので
10cas227636s

料理をする前に軽く塩して天日干しにし、ムニエル甘酢あんかけに。
11cas227649s

前回やって涼し気が気に入ったので今回もカイワリのひすい和え。
12cas227639s
食べる前に出汁を掛けて頂く。



カイワリ、本当に難しい。
イトヨリは伊東名物ですが五目漁師がこれだけ数を揃えてしまったのはた多分初めてです。
仲間からピチットシートで締めると美味しくなると聞いたので、軽く天日干しにしてから料理してみました。
身が引き締まりいい感じになります。

本日もポチッとよろしくお願いします。

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

 

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

« 松崎で足漕ぎカヤック釣り | トップページ | その1 五目漁師が愛用の天気予報と利用の仕方 »

<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

おはようございます
海は気まぐれで難しい
多少わかったつもりでも自然相手では
想定外の事もあり
今回私など初心者に戻ってしまったような結果でした
特にショックを受けたのが
10年以上観音崎で釣り、時合通り結果を出してきたが
その時合で魚の姿無し
まったくわからなくなりましたね
そこで最後に書いたことですが
もう一度確かめたくなりました
カイワリは少なくても
伊東の海は楽しそうですね
従妹が腰を痛めた事もあり
誘いましたが無理そうでした
8月過ぎまで仕事も絵も忙しく
秋には伺いたいと想っています

趣味人たけさん、おはようございます。

ルアーの流し釣りは海にを見、風や潮の様子を見ながら魚を探し見つけ出すのが勝負、
コマセ釣りは集まった魚の中から目標の魚を選び出すのが勝負ですね。

棚を探ったり、ハリスの長さを変えたり、シャクリ方を変えたり色々やってみますが
日により、潮により、他の魚との関係により一筋縄ではいかないところが面白いです。

秋と言えば昨年はあのフグの猛攻でした。
あの状況では応戦一方でほとんどが負け戦、立ち向かって釣果を上げた釣り師も相応の犠牲を払っています。
たけさんの勝負観戦が楽しみです。

ご無沙汰しております。

永年五目さんの記事でカイワリの話を拝見していますが、本当にいつも神出鬼没で面白く、悩ましい相手ですね。比べると、イトヨリは高いですねぇ(^o^;)。

九州でカイワリを何度か釣ったり、釣り情報で見たりしていましたが、何故か群れが常に小さいようで、姿を目にしてもいつも1枚ポツンとしていました。

でも味はやっぱり美味しかったです(^O^)。


この3ヶ月、すっかり釣りと縁遠く過ごしていましたが、やっと出撃出来そうな雰囲気になってきました。とりあえず今週金曜あたりを狙って休暇をとったんですが、今のところちょっと風が強そうな天気図です(>_<)。

行き先は大津か伊東か長者ヶ崎かで様子見中です。関東復帰第1戦が風で飛ばされませんように・・・( ̄▽ ̄;)。

あら、言葉が抜けてました(汗

✖️「イトヨリは高いですねぇ」
○「イトヨリの出演率は高いですねぇ」

失礼いたしました(^o^;)

HEPPOさん、こんばんは。
お久しぶりです。
戻って来られても当面は忙しいだろうなとは思っていましたが、
一段落つきましたでしょうか。

早いもので、桜の季節からもう梅雨の真っただ中です。
伊東ではフグはまだですが、サバは横行しています。(イトヨリも)
ただ、うまくすればカイワリはそこそこ釣れていますよ。

私も福浦や油壷でたまにカイワリを釣ったことはありますが
今までに2匹以上釣ったのは伊東と川奈だけです。
美味しい魚なのに全国的にも市場に出ることはないようですから
理由は分かりませんが伊東の魚影の濃さは特別なんでしょうね。

金曜日、今のところはちょっときつそうですね。
九州の後半ではHEPPO さんらしさが少しなくなったような気もしていたのですが。
でも、まだわかりません期待しましょう。

おはようございます。

最近はあまり多くは釣れなかったイトヨリがまた釣れるようになってきたのですね。

5年くらい前まで、特に冬場に何も釣れない状況の時にはお土産用にと、シカケをベタ底にするとボチボチ釣れてくれていた記憶があります。それ以降あまり数は釣れなくなったし、型も小さくなったと思っていましたが復調しつつあるのかもしれませんね。

海の中では魚種ごとの勢力争いのようなものがあるのならば、フグやサバが幅を効かせるくらいならばイトヨリの方が断然ありがたいので頑張って欲しいところです。

次回行けるのはどうやら梅雨明け頃になってしまいそうですが、それまでアレコレとシュミレーションしながら楽しみます。

まっくさん、こんにちは。

超がつくほど忙しそうですね。

長年同じところに通っていると海の変わり様が何となくわかりますね。
年によって出たり入ったりするイトヨリ、アジ、ムシガレイなどが伊東の脇役
サバ、ソウダ、それに昔はそれほどでもなかったですがサバフグが悪役と言ったところで
カイワリや真鯛を狙うというのが伊東の釣りでしょうか。

昨年から今年にかけては大型のイトヨリが増えましたが
青物が減ったような気がしています。
今年はどうでしょうかね。
あのフグの猛攻を思い出すと、ワクワクよりもドキドキの方が大きいですかね。

今週は天気が無理そうですが、来週の頭には網代を予定しています。
単独行になりそうですからジギングをメインにやってみようかなと考えています。


コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 松崎で足漕ぎカヤック釣り | トップページ | その1 五目漁師が愛用の天気予報と利用の仕方 »