コマセ釣りも沖流しも寂しい
昨日(3月2日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
カイワリが少し出たかと思えば、次の日には全く出なかったり。
沖流しではハタやイトヨリの良い釣果があったかと思えば1日流しても1度の反応すらない日もあったりと、
これが正に釣りだと分かってはいるが厳しい日替わりの伊東。
さて、五目漁師は毎年この時期になると健康診断を受けていたが昨年はコロナ禍でとうとう受診のタイミングを逸してしまった。
で、一年越しの今年は少し気合いを入れようと今まで怖いのでやったことがなかった胃カメラを飲み込んでみることにした(従来はバリウム検査だった)。
1cmΦもあるあの棒を飲み込むのは予想していた通りきつかったが、お陰さまで自分の胃の中を覗くことができた。
観察しやすいように胃の中に空気を入れて膨らませているようだが、診断後にいただいたモニターの写真を見ながら、うーん、この絵はどこかで見たことがあるような。
と、ふと思ったのはあのオニカサゴの胃袋の内側。
前日の夕食以後何も食べないとここまで空になってしまのか。
これは正に、いつ見ても空っぽの鬼の胃袋ではないか。
常に空腹に耐えているオニカサゴの心情を察してしまった。
(今日の釣り、結果的に釣れないとイベントはないし写真はないしで困ったもんだ。
で、なんとか記事の字数稼ぎをしてしまった。)
前日にはオヤジさんに何を狙いますかねなどと相談に乗ってもらったりもしたが、今の状況を一番よくご存じなだけに、いつもの持論に対する自信も少々陰り気味の様子を感じた。
結局、基本コマセ釣りで1日カイワリ狙いの覚悟で正面沖に出る。
今日は記事にコメントを下さるまっくさんも一緒。
撒きこぼしで真鯛を狙うとのこと。
他には他店のボートが1パイのみ。
(さてここで、同じ悩みを持つ方の参考になるかもと思い、もう一つ字数稼ぎをしておこう。)
五目漁師は餌にオキアミを使うと2、3週間後には指の皮が荒れてずるずるに剥けてしまい、何度か繰り返すと指紋さえ見えなくなり指先が赤くツルツルになってしまう。
釣り師としてはあるまじき指体質。
ネットで色々調べてみるとオキアミを処理している味つけ、匂いづけ、色づけあるいは防腐剤などや甲殻類の殻そのものに対する荒れルギーなどの記事が見つかり、決して珍しくはなさそうだが原因はよくわからない。
ただ、伊東や福浦行の際に立ち寄る真鶴駅近くのアオキ釣具店で買う付けエサ用ブロックオキアミだけには無症状であることがわかっている。
多分大きな、無垢の冷凍ブロック(昔風にいうと4貫目サイズ)から約10cm角にお店で切り出してそのまんまビニール袋に入れたもので、値段も300円と格安。
今日は食いが悪かったので殆ど消費していないが再冷凍しておくとあと1回は使える。
アオキ釣具を経由しない大津などに行く際には伊東などで残った再冷凍品を持っていく
恐らく変な添加物や薬品等を一切使っていないので魚にも安心安全。
どうせ食い逃げするなら五目漁師の餌を食えよと言いたくなってくる。
で、この無添加のオキアミが朝からずっと付いたままで上がってくる。
魚探には確かな魚影が見えるので魚(多分カイワリ)はいるようだ。
別の竿に思い切って2号6m1本針の仕掛けを付けて入れた時だった。
着底後、棚どりをした直後に本日初めてのアタリ。
2号ハリスを意識しながら慎重に上げてくると、
やったね、結構いい型のカイワリだ。
こうだったのかと正体を暴いたような気持で直ぐまた次にアタリが続くことを期待したが、それ以降はまた黙ってしまう。
今日は、1日コマセ釣りで頑張ってみると決めてきたものの付け餌がなくならない釣りではもう限界だ。
12時過ぎには少し沖に出てタイラバとジギングに切り替える。
しかし、所詮寂しい海の寂しさは変らない。
そんな寂しさに追い打ちをかけるかのように、今度は魚探(GPSナビ)の画面がいきなり真っ暗になり魚ッとする。
(自宅に戻って調べたところ満充電したと思っていた電池の充電切れだったことがわかり一安心したが)
途端に、深さも、流しの目標やアクセントになるポイントマークも、自艇の位置も見えなくなってしまいどこをどう流していいやら、正に目隠し状態だ。
数年前まではこんなものは使わずにアマダイやオニカサゴを狙っていたのに今はこれがないとにっちもさっちも行かなくなってしまっている自分に気付かされる。
まあ、別にこんな良いものがある世の中で野生の勘がなくなったからといっても慌てて反省するほどのことでもないが変わってしまったものだとは思う。
それでも、この後でなんとか小型のホウボウを1尾掛けて
本日の釣果はこれ。
ウマヅラハギはご自身も芳しくなかったにもかかわらず肝パンですよ、とまっくさんから頂いたもの。
何かやっぱり変。
黙っておこうと思ったがやはり変なので種を明かすとこれ。
実は釣果写真を撮る前に捌き始めてしまい慌てて隠そうとしたのだが。
まっくさん、ありがとうございました。
お疲れさんでした。
カイワリの刺身とカワハギ、ホウボウの薄造り。
今回は貧果で料理写真が少ないので前回貼り切れなかった分をおまけに。
スミヤキの薩摩揚げ。
叩くのもミキサーも不要、ナメロウも薩摩揚げも簡単にできてこんなに美味しいのになぜか皆さんに嫌われることが多いスミヤキ。
我が家では大歓迎。
クロムツの煮付け
いつも釣りの後でオヤジさんと釣り談義をしますが今日は新たに手に入れられた羨ましい道具を見てしまい道具談義でした。道具の良しあしが釣果に影響するのはほんの少しというのが五目漁師の持論ですが、道具で釣りの楽しさが変るというのも持論です。道具談義も絶えないですね。
本日もポチッとよろしくお願いします。
↓
にほんブログ村
« アタリ頻発は早朝のみ | トップページ | いよいよカイワリ半スイッチも沖流し »
「<!ー010伊東釣行ー>」カテゴリの記事
- おとなしいフグ現れる(2023.11.10)
- カイワリをご馳走したい(2023.10.29)
- 本格シーズン入りを期待したが(2023.09.28)
- カイワリとTGバイトのお試し釣り(2023.07.04)
- 大マダイを狙ってみたものの(2023.06.24)
五目漁師さん、こんばんは。
オキアミ餌でも厳しい季節ということですね。
釣り物が寂しい2月3月ですから、カイワリ1尾でもボじゃないだけマシですよ。
我がホームの外房も、NEOクラスじゃないと釣果にありつける水深まで行けませんし、
思い起こせばゴムボート時代は2月はオフシーズンだったんですよね。
海の形状が違うとはいえ手漕ぎボートの行動範囲ですから、
中深場のように何かが食ってくれるというわけにもいかないんでしょう。
陸上では南風と共にスギ花粉の飛散量も多くなりましたが、
海は2カ月遅れですからもうしばらくは我慢の釣りが続くのではないでしょうか。
それ以前に3月は海が荒れる日が多く、
出航すらできない日が多いのがサンデーアングラーの悲しいところです。
投稿: ぐっちゃん | 2022年3月 4日 (金) 00時55分
お疲れさまでした
今海は真冬の時期どこも同じようですね
仕事は追い込みの状態で
趣味の事は忘れて仕事一筋です
朝出かける前の一時だけブログを確認するだけの生活
後2週間頑張るだけですね
その後は1週間ほど休暇を取る予定で
これからは釣果の状況を見るのが楽しみです
胃カメラは何度も経験済みですが
数年前ピロリ菌の検査で問題も無く
これから胃カメラをすることはなそさぅですね
後10分で仕事モード
2週間後を楽しみにしています
投稿: 趣味人たけ | 2022年3月 4日 (金) 06時53分
こんにちは。
いやいや、本当に渋かったですね。
最後の最後に少々魚の存在が感じられましたが付け餌もコマセも丁度無くなってしまったので残念でしたが時間切れでした。
もしかしたら最後に慌ててコマセを大量に撒いたおかげかもしれません。伊東ではたまにですがヤケになってコマセをバカスカ撒くと釣れる時があるような気がします。
次回は少し多め(とはいえ今回も4kg持って行っておりマキコボシとしてはかなりの量ですが)に持って行き序盤に豪快に撒いてみようかと思います。
もっとも次回あたりはそんなことせずとも魚の活性が上がっているよう期待したいです。
写真のお刺身は美味しそうですね。やはり添えられているもので華やかさも違いますね。写真の男の背中は釣れなかった釣り師の哀愁が漂ってますね。次はカッコいい背中を披露したいですね。笑
最後に天候を教えていただきそれはそれで楽しい釣行となりました。また、教えていただいた帰りの早道ルートのおかげで3時間で帰宅できました。ありがとうございます。今後とも宜しくお願いいたします。
投稿: まっく | 2022年3月 4日 (金) 14時15分
ぐっちゃん、こんばんは。
釣れない釣れないと言いながらも行ってしまう。
2月、3月は毎年こんな感じです。
東伊豆と外房の海面水温は同程度ですが、
東京湾内は2℃程度低いにも関わらずアジもタチウオもそれなりに元気なのは驚きですね。
地着きの魚はアジもサバも低水温に慣れてしまっているようです。
ぐっちゃんののめり込み具合から見ても、不調をチャンスととらえワカサギ釣りも一考の余地ありですね。
投稿: 五目漁師 | 2022年3月 4日 (金) 21時26分
趣味人たけさん、こんばんは。
仕事人たけさんとして現役バリバリの姿が羨ましいです。
特に忙しい時期がこんな時で良かったのではないでしょうか。
調べてみましたら昨年は3月17日に私自身が伊東でハナダイやカイワリのいい釣りをしています。
丁度2週間後ですね。
またご一緒できる日が楽しみです。
ピロリ菌って検査が必要なんでしょうか?
私の場合はその場でピロリ菌はいませんのでリスクは小さいですよと言われました。
あんなものは毎年やるもんじゃないですね。
投稿: 五目漁師 | 2022年3月 4日 (金) 21時46分
まっくさん、こんばんは。
お疲れさんでした。
今回はまっくさんの集中ぶりをいつもと違うなと思いながら横目に見ていましたが、
へそ曲がりの魚は如何ともしがたいですね。
それでもあの状況下でアオハタを含めよくアタリをとられたもんだと感心しています。
次は中深場ですね。
伊東と違って、沖合の天気は更に注意深く見る必要がありますから
少し待ちが長くなるかもしれませんがチャンス到来時にはご連絡しますので
よろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2022年3月 4日 (金) 22時09分