カイワリ狙い第2弾
昨日(3月30日)は伊東(オーシャン釣具)に釣行。
今日はこのブログにもしばしばコメントを下さる足漕ぎカヤックのMさんとご一緒させていただくことになっている。
平日釣行最優先の五目漁師は逆に週末釣り師の皆さんとご一緒させていただく機会は少ないが、たまたまこの日にMさんが休暇をとる(もちろん釣りをするために)とお聞きしたので、すかさずどうですかとお声掛けした。
今日はオヤジさんも出られる予定だし、仲間内では1、2を争う釣り○○の腰痛さんも3回目のワクチン接種の次の日というのに浮かばれる予定だ。
伊東に向かうドライブ中には霧のような雨が残り、たまにオートワイパーが頃合いを見計らって勝手に2、3拭きやってくれる。
なかなかよくできている。
そういえばこのおかげで先の車に付いていたが間歇ワイパー機能がなくなっていることに気付く。
もっと昔の車にはそんな機能さえなくオートバックスで買ってきた後付け備品を取り付けて間歇周期を変えて喜んだりしていたことを思い出す。
年をとると昔のくだらないことを懐かしく思い出すとよく言われるが、本当だ本当だ、いやだね。
ここで昔の古いニューミュジックを聴くのは止めておこう。
と言っても最近の曲など知らないし入ってもいないので、数日前に新品に交換したタイヤの転がり音やクッション性に注視しながら走る。
(字数稼ぎの前置きはこれくらいでいいかな?)
到着したころには海面の見通しもよくなり、霧が上がるのを待機しなくても出られそうだ。
伊東の今は正にカイワリタイミング。
今日は、一日粘ってみるつもりで6kgのコマセや様々な仕掛けを準備してきた。
(と、言いつつこの竿ならタイラバやスロージギングもやれるので念のためリールとタイラバは潜ませている)
先ずは1投目、例によって2.5m2本針のパイロット仕掛けを入れると始めは餌も盗られないが、3、4投目でカイワリ。
カイワリはこんな風に針の回りが大きな穴になりチョン掛かりであがってくることが多いので取り込み中に少しでもハリスが緩んでしまうと逃げられてしまう。
このあと3,、4匹目までは入れ食いだったので今日こそはと思ったが、その後はピタッと止まってしまう。
前回と同じだ。
どうやら、この食いは時合いというよりもカイワリから見ると朝一で怪しげな餌を見つけた時のお試し食いなのかもしれない。
既に宇佐美の海岸から出られたMさんには合間に“入れ食いですよ、速く!” と電話を入れようとしていたが、代わりに今は来られても釣れませんから大物を狙いながらゆっくり来てください、とメールを入れる。
その道中のジギングも余り良くなかったらしく、やがてMさんがやって来られる。
準備していたロープで五目漁師のボートのスターンにカヤックを舫ってお話をしながら楽しい釣りが始まる。(釣れないが)
今日はこうして五目漁師のアンカリングポイントにてボートに舫っておられるがいつもは自分でターゲットを決め、自分のやり方で魚を探し、自分の釣り方で釣る。
もちろん風や波の様子を見ながら安全確保にも余念がない。
釣れる釣れない、戻る戻らない・・・皆自分の判断にゆだねられる。
無責任な輩に言わせれば自己責任でやってくれ、当の本人から言えば自己管理。
いいなー、あと10年あればなー、正に五目漁師の性分にあった釣りなのになー。
Mさんはトリックサビキとやらでアミエビを針に付けて釣るという究極のコマセ釣り。
釣った魚を捌くと胃袋がアミコマセでパンパンになっていることはよくある。
魔が差してとうとう釣られてしまったが、それまでは針の付いたオキアミを見切りながらアミエビを食っていた証拠だ。
五目漁師もできるだけ小さいオキアミを選んで付けることはよくあるが、なるほどこれは良いかも。
サビキ仕掛けとこのトリックでコマセに完全に同期、同化する。
反面、あの付け方で40mも落としていくと底に仕掛けが着いた頃には普通のサビキ針だけになっているのでは? と心配している時だった。
何か来ましたよ、とMさん。
穂先がビクビクしている。
なんと上がってきたのはカイワリの2連。
うーむ、やられた。
しかし、後が続かないところを見るとどうやら特効薬ではなさそうだが、その後もオキアミ餌では決して釣れそうにない小型のウマヅラハギが釣れてきたりもしていた。
もう一ひねりすれば、海底にウヨウヨいながら決して釣れないカイワリを釣る道筋になるかもしれない。
一方、ずっと黙ったままの五目漁師の竿に久しぶりのアタリ。
意外と大きそうだ。
緩く設定したドラグが滑る。
Mさん、掛かりましたよ!真鯛かも。
見えてきたのは先週に引き続き、またもや大イトヨリ。
前回もそうだったが、これは決して時合いの前触れでもなんでもない。
カイワリが釣れないからこんなものが釣れると思った方が良さそうだ。
案の定、その後はまた無反応になってしまう。
Mさんもとうとう舫いを解いて釣れ始めたら戻ってきますから連絡下さい、と沖に出て行かれる。
ごもっとも、それ以降、数時間1度もアタリがないままでとうとう1時になってしまった。
そういえば、前々日に同じ場所でカイワリを釣られた埼玉のOさんの話では、釣れ始めたのは1時からだったと聞いている。
いよいよ、その1時だ。
するとその通り大当たり。
1時を少し過ぎたところで久しぶりのアタリ。
これは掛からなかったが次投でまたアタリ。
上がってきたのはもちろんカイワリ。
ここからしばらくは時合いが続いたが意外や意外、結構棚が高く(底から12、3m)首を傾げながらの釣りだった。
時合いは小一時間で一段落したが、しばらくして再び入れ食いモードが始まる。
今度は普通に底近辺だ。
ここで先の釣りが多分間違っていたことに気付く。
たまたま最初の時合い突入時に中層で掛かったことでカイワリが上に浮いていると判断して中層狙いに徹してしまったがいつもの通り基本底狙いで良かった気がしている。
現に、もう少し沖側で釣っておられた腰痛さんは、3連掛けを含め何度も多点掛けあったらしい。
始めの時合いでも釣れないことはなかったが、五目漁師は敢えて魚影の薄い棚で釣っていたのではないだろうか。
一方、沖に出られたMさんからは急に南東風が強まったので宇佐美の浜に上がり片付けが終わったところですと電話が入る。
実は五目漁師には今までに何度も獲物を頂いた借りがあり、どうしてもお返しがしたかったのでわざわざ伊東の浜までご足労をお願いした。
まだまだ釣れ盛っている中を時計を気にしながら釣っていたが30分ほど早めに沖上がりする。
海岸ではオヤジさんがボート関連の小物入れに使っている箱をお借りし釣果写真を撮った後にMさんに半分ほどをお返しする。
因みに、腰痛さんの釣果はこれ。
(オーシャン釣具の釣果ブログからコピー&ペースト)
五目漁師が棒に振った午前中は沖を流しておられたが潮の動きから時合い到来の臭いがしたということでグッタイミングの1時前にカイワリポイントに戻って来られた。
さすがに釣り○○を自他ともに認める釣り師の釣果。
素晴らしいの一言に尽きる。
釣った日刺身はカイワリと小真鯛の刺身。
大イトヨリの煮付け。
次の日にイトヨリの和風ソテー。
カイワリの押しずし
大イトヨリが釣れた後でした。ガツン!と凄いアタリ。
魚ではなくまるで岩が引いているような硬くて強烈な引き。
掛かった本人(魚)は掛かったことをまるで意識していないほどの一方的な引きでした。
突然であまりにも強かったので一直線で道糸を出していくスプールを指で押さえつけてしまい、何が何だかわからない内にバラシ。
見ると仕掛けが切れたのではなく針外れでした。
どうしたって3号ハリスであんなものが上がるわけはないですが、サメでもエイでも真鯛でもなく、とにかく岩でした。
新しいものに出会える釣りは面白いですね。(出会ってはいませんが)
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五目漁師さんこんばんは。
いよいよカイワリのベストシーズン到来ですね。
カイワリ好調の時の記事はペンの走りが良さそうに感じてしまうのは僕だけでしょうか?
車のタイヤ、新調されたんですね。僕は先日ようやくスタッドレスからノーマルに戻しました。
新車装着時のタイヤにもう少し頑張ってもらうつもりです。
結局3月はワカサギ釣りばかりで一度も海に浮かびませんでしたが、もう少し湖で頑張ろうと思います。本格的な海への復活は5月頃になるかもです。
投稿: ぐっちゃん | 2022年3月31日 (木) 22時33分
ぐっちゃん、こんにちは。
次の車検(7月)まで頑張ってもらおうと思っていたのですが
もう6万kも走り自分で見ても限界と思ったので値上がり前に交換しました。
前のタイヤがツルツルだったせいか新品のタイヤは柔らかく乗り心地がいいです。
5月までですか!?
昨年あたりはどうだったんだろう? とぐっちゃんの昨年の3月を見てみると
海も皆無ではないですが防波堤釣りやグッズの話がメインでやはり沖はシーズンオフのようですね。
こちらの方はサバやフグが出るまで、しかも陽気もよくなってきた今のひと時が一番楽しい時です。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 1日 (金) 09時19分
こんばんは。
五目漁師さんも腰痛持ちさんもしっかり数揃えていらっしゃいますね。鯛等嬉しいゲストも混ざってますし、文面からは釣れない時間が相当に長いようでしたが楽しい釣りをされたのでしょう。
、、、なんて呑気に言ってる場合じゃないですね!拝見していたら来週の休みにはカイワリ釣りに出かけたくなりました。
Mさんのされていたというトリックサビキというのは以前防波堤で使ったことがありますが、なるほど。アミを餌にするには確かにありですね。
皆さん色々なアプローチを試みていらっしゃるので大変参考になります。
私も私なりのアプローチを試してみたいので準備も楽しみに来週の天候を祈るばかりです。
投稿: まっく | 2022年4月 2日 (土) 00時06分
まっくさん、おはようございます。
カイワリやアジは時期的にも時間的にも釣れる釣れないがはっきりしていますから
その時に行く、その時に竿を出すが一番正しいアプローチだとは思っているのですが
カイワリは特にその特性が尖っていますからなかなか難しいです。
何れにしても、今は面白い時だと思いますのでまっくさんのアプローチも楽しみです。
網代のエンジン艇が早々に完売状態ですので、私もまた伊東になりそうですが
そろそろ沖流しも面白くなって来ないかなと期待しているところです。
現地でお会いしましたらまたよろしくお願いします。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 2日 (土) 09時14分
4/2オーシャン行ってきました。
カイワリはイイ感じで釣れます。
真鯛用の少し硬い竿だとバラシも相当ありますが…
(釣った匹数以上にバラしました)←ヘタクソ
Ⅹデーが近いのでは(笑)
気になったのはグーフー被害がチョロチョロ?
切れ5本、カゴを追って水面まできたのが1回、ご常連のKさんも早いグーフー出没に驚いていました。
フグ、サバがのさばる前にもう1回、2回、行きたいです。
五目さんの盛り付け!いつ見ても綺麗で超プロ級!参考にさせていただいています。
投稿: サビキ小僧 | 2022年4月 2日 (土) 23時13分
サビキ小僧さん、こんばんは。
オーシャンのブログで釣果を見せていただきました。
いい感じで釣れていますね。お見事です。
バラシは 何の加減かわかりませんが日によって食いが浅い日があるようで仕方ないですね。
先日私が行った時には一度だけハリスを(多分)フグに切られましたが
今日のお話では加速度的に増える可能性もありますね。困ったもんです。
実は、今週はもう一度カイワリをやろうか、それともルアーで沖を流そうかと迷っていたのですが、この話を聞いて急げ急げで、カイワリ狙いに決まりそうです。
情報ありがとうございます。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 2日 (土) 23時58分
お疲れ様でした。
かなりお褒めいただきまして、恐縮です(笑)。
大津のアジ、福浦のアマダイも今はいまいちなので、私も当分伊東に通いたいと思います。
ところで、カイワリの押し寿司に使った山椒の若葉は、自家製のものですよね?
私んちの山椒は、虫にやられて枯れてしまいました。
そろそろ夏野菜の苗が売られる時期なので、今年は何を育てようか楽しみにしてます。
投稿: 腰痛持ち | 2022年4月 3日 (日) 15時05分
腰痛持ちさん、こんばんは。
ずっと沖を流されていたイメージがありましたので
きっちり時合い前に戻ってこ来られてあれだけのカイワリを揃えられたのには正直びっくりしました。
キダイは沖だと思っていたのですが、あとでカイワリポイントだったと聞いて意外でした。
山椒の木の芽は庭の木です。
毎年この時期になると一気に芽を吹き出し、釣って来いと尻を叩かれます。
腰痛さんもそうでしたし、サビキさんのコメントにもありますが、既にフグが出ているようなので焦ってしまいますね。
今週も日和次第で出掛けるつもりです。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 3日 (日) 18時14分
五目漁師さんこんにちは。伊東の海も幾文と賑やかになってきた様ですね。岩の様な大物とても気になります。大物をバラシた記憶は釣り人の心に深く残りますよね。
五目さんの過去スレや私の経験でも3~4月にフグに手を焼いた記憶はほとんど無いのですが、この先どうなることやら。30年以上も前に釣りの師匠(プロの漁師)から、サバとフグの対策を教えて貰った事があります。効果の程はともかく、釣り人(遊び心)の立場ではちょっと出来ない事なので今まで自分の中で封印してきましたが、今年の秋、伊東のフグ対策に試してみようと思っています。
ところで、赤い竿の調子は如何でしょうか。道具がチョッと変わっても釣果は変わらない。私もその通りだとおもいます。それでも、五目さんに触発されて清水の舞台から飛び降りてしまいました。釣行の日はカミさんの顔より、竿を見ている時間の方が長いですから・・・
投稿: 埼玉のO | 2022年4月 4日 (月) 15時58分
埼玉のOさん、こんばんは。
おっしゃる通りです。
また一つ悔しいというかあっけない大物バラシの記憶になりそうです。
逃がした魚は大きいと人はよく半分茶化したように言いますが、私は大きいから逃げたと
普通に考えることにしています。
フグの登場早すぎますよね。サバやソーダが先でしょうと言いたくなります。
私は、ロストを最小限に押さえる工夫を終えましたので、次のシーズンはこれで行きますが昨シーズン恐らくロストナンバーワンだったOさんの対策が楽しみです。
赤い竿いいですよ。手に入れられたのでしょうか?
私のは73MHですが、以前拝見したOさんの竿の曲がり具合からすると寧ろ64MHが近いかなと感じます。
私の場合はこのままジギングやタイラバに使えるのが大きなメリットですが、大物を掛けてみるのが楽しみです。
実は、明日伊東を予定していたのですがオヤジさんに明日は駄目だよと断られました。
フグが出る前にと思い焦っています。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 4日 (月) 18時12分
おはようございます
カイワリの時期ですね
それぞれのコメントを読み、カイワリの人気の高さに
再度ビックリでした
釣って良し、食べて良しの魚ですね
そのカイワリですが
大型は何処へ行くのですかね
投稿: 趣味人たけ | 2022年4月 5日 (火) 07時22分
先日はお裾分けという表現を超えた大量のカイワリをいただいてしまい申し訳ありませんでした。お陰さまで贅沢にもカイワリ三昧を味わせていただきました。こんな時しか作れないと一夜干しにもしたのですか、これまたサイコーでした。また、ハタをお持ちしますので貰って下さい、いえいえ、カイワリのお返しなどは結構ですのでご安心ください😁!
フグやサバが出る前にもう一度挑みたいです。
投稿: MBL | 2022年4月 5日 (火) 13時47分
趣味人たけさん、こんにちは。
あの引き、そしてあの美味さですから人気のはずです。
しかも手漕ぎで狙って釣れるのは知っている限り伊東だけです。
伊東でも年に1、2匹は30cm超えが釣れますが大きいのはやはり初島周りではないでしょうか。
私も28、9cmまででなかなか30は超えられません。
サバやフグが出てくるとカイワリがいてもシーズンは終わりですから急いでください。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 5日 (火) 16時46分
MBLさん、こんにちは。
いえいえ、まだまだ不十分で申し訳ないです。
ハタは我が家では一番人気ですので自らも狙っているのですが最近は不調そのものです。
今年は網代で中深場だけでなく根回りでハタやカサゴ類なども狙ってみようと思っています。
既に伊東ではフグがちらほらと出ているようですのでカイワリなら急がれた方がいいですよ。
投稿: 五目漁師 | 2022年4月 5日 (火) 16時56分