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2022年3月18日 (金)

無感動の釣れたは記憶に残らない



昨日(3月17日)は網代(亮知丸)に釣行。

受付の際に亮知丸のお兄さんから早朝は昨日からのうねりが残っていますから気を付けて下さいと注意がある。

確かに、沖に向かうと結構なうねりと風浪が重なり、次第に海面が荒れてくる。

今日は、平日釣行の五目漁師に付き合って頂けるまっくさんと一緒だが、うねりに叩かれるバウは危険なのでポイントまでは後方に座ってもらう。

こんな荒れたイメージの予報ではなかったのに、流石に毎日地元の海を見ているお兄さんの眼識は確かだ。

フルスロットルの時の4、5倍は時間が掛かってしまったがいつものポイント(赤根崎沖付近)に到着。

しばらく艇の流れをチェックすると風もそこそこ吹いているがパラシュートアンカーを入れるほどでもなさそうなのでそのまま仕掛けを入れる。
錘120号で道糸が丁度良い加減に斜めになる。

さて、最初に掛かって来るのは何だろう・・・、
おやっ!来ない。
いつもなら着底と同時に、底で待っていてくれたかのように何かが飛びついてくるのに今日は全く反応がない。
1投目、2投目と珍しくも獲物無しの仕掛け回収が続く。

3投目か4投目でやっとシロムツが掛かってくる。
しかも、アタリをとったわけではなく巻き上げ始めて穂先の反応で何かが掛かっていることに気付くという中深場ではよくあるパターンの回収。

その後もアタリは乏しい。
こうなると聞いたり観たりしているあの手この手を色々やってみるしかない。

少し高めの棚で初めてのアタリらしいアタリはクロムツ。
1dsxp226703s

ゼロテンションから少し誘いあげたり、一気に5,6m巻き取って少しずつ誘い下げたり、ゆっくり、ジワジワと2mほど底を切った時に来たコツンに合わせてやっと待望のアカムツ。
2dsxp226705s

これで一気に気持ちに余裕ができたものの、朝方にあった結構な潮流がピタッと止まってしまうと、ますます、反応はなくなってしまう。
中深場でここまで無反応な海は恐らく初めてだ。

この辺りは震度3、4位であっただろうか、昨晩の東北の地震が頭をよぎるが、釣れないのはそれじゃないよな。

アカムツやクロムツもいいけどたまにはアラやメダイの大物が欲しいと昨晩の大物願望が頭をよぎるが、釣れないのはそれじゃないよな。

そろそろ、中深場ジギングでもやってみようと新たに買ったリールを手にニヤニヤと昨晩の新し物願望が頭をよぎるが、釣れないのはそれじゃないよな。

じゃあ何故釣れない!?

同行者のまっくさんも溜息かと思うと、次は気合を入れ直したりしていろいろ苦労されているご様子だ。
今回のために新調された竿はなかなか調子が良さそうだが、リールは相変わらずの手巻きだ。
3dsxp226713s

辛く長い巻き上げなのでどうせなら多点掛けをしようと考えられた作戦が4本針仕掛け(因みに今日の五目漁師の仕掛けは2本針)。
どうやらこれがために魚を掛けては絡み、デッキ上に巻き上げては絡みで四苦八苦されている様子が伺える。

更に、ハリス切れが頻発しているようだ。
多点掛けを意識して掛かったスミヤキを遊ばせているからだろうか。

更に、五目漁師には一度もないのに仕掛けの落下中にサバに捕らえられ苦労されている。
これも4本針が故に落下が遅くなり、しかも目立ってサバに見つかってしまうという多点掛け作戦のデメリットかもしれない。
(すみません。自分の釣れない様子を棚に上げて色々と)

そんなまっくさんが、遠くに見える黄色のカヤックに気付かれる。
カヤックってこんなに沖まで出て来られるんですね。
4dsxp226708s

どうやら五目漁師が昨晩メールで連絡し合った知り合いの足漕ぎカヤック釣り師(Sさん)のようだ。

手を振りながら大声(の積り)で呼び掛けるが気付いてくれない。
何度かの後、まっくさんが聞くに聞かねて、じゃあ私が 「Sさーん・・・」 
海上に響き渡る耳をつんざく呼び掛け。
ギャーでかい。
70を超えた爺さんのしわがれ声とは声量がまるで違う。

今度は当たり前のようにSさんも手を振って返してくれ、くるっと方向転換してこちらに近づいてくる。
速い!

そして最初に出たのは、今日はアタリがないですよね。
どうしたのでしょうか。

こちらも一緒ですよ。

後でもう一度お会いした時にも釣果はさっぱりのようだったが、その後少し岸側に戻ってデカウッカリを仕留められたようだ。

こちらは五目漁師にもまっくさんにも不調の駄目押しの様にこんなものが掛かってくる。
5dsxp226710s

魚大図鑑にも載っていなかったが、偶然にもあくる日TVでこのクジラ?に関する番組をヨメサンが見たらしい。
ヒレタカフジクジラという深海発光ザメでサメそのものはそんなに珍しいものではなさそうだが、沖縄の水族館が世界で初めて人工子宮装置を用いてこのサメの胎仔の育成・人工出産に成功したという番組だったらしい。

相変わらず双方不調の中、まっくさんが小型ながら有終の美でメダイをゲット。
6dsxp226716sa
もう十分な日焼けのまっくさん

2時過ぎにはもう少しやりたいと思いながら片づけにかかり、いつもながら、帰るころになってやっとフラットになった海上を港に向かう。7dsxp226719s

で、五目漁師の釣果はこれ。
8cas227052s

実は、港で亮知丸の釣果写真を撮って頂くために板の上に並べてびっくり。
あれっ、結構いるなあ。
こんなに数を釣った覚えはないんだけど。

思うに、今日はアタリが少ないばかりでなく、アタリが小さかった。
魚が掛かっていても明確に感知できず首を傾げながらの巻き上げも多かった。
更にアタリを見逃した放置の結果、掛けた感のない無感動の2連掛けとかも多かったために釣った気分になれなかったようだ。

アカムツとクロムツの煮付け。
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今の時期のクロムツはアカムツ以上にとろとろして美味しい。

シロムツとギンメダイのフライ。
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シロムツのサラダ。
12cas227078s

 


網代の中深場を探索し始めて丁度1年になります。やっと、いくつかのポイントに確信が持てるようになってきました。

あと、風などの条件で沖に出られない時のためにいつもタイラバやルアーを準備していきますが、こちらのポイントになかなか目途が立ちません。
今後は中深場以外のポイントも探してみたいと思っています。

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<!ー040網代釣行ー>」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。

船のお手配から操船、更には帰りの裏ルートご案内まで何から何まで全てお任せしてしまってすいませんでした。ありがとうございます。

多点ガケ作戦は今のところはイマイチですがもう少し続けてみます。仰る通りの展開なのですが、針を拝見したホタ針にたり、シカケを取り込み易いように天秤シカケにしてみたり、まだまだきっと方法はあるはずです。というのも楽しいですし、やはりあの重みに耐えて巻き上げた時に魚が付いている時の喜びはひとしおです。、、、最後の最後に見えるところまできた魚をバラした時の精神ダメージも大きかったですが、、、赤かったですが、あれはアカムツでは無かったです。きっと。

またアカムツや他釣りたい魚の無しの結果でしたがちょっと楽しみが先に伸びただけ、今回は前回のようなあたりも取れないストレスがなく楽しい一日でした!また是非ご一緒させていただければと思います。

相当ウネリがあり、渋い日であったみたいですね。しかし、中深海が上手なSさんが釣れない状況において、クロムツ、アカムツ、メダイとはアッパレな釣果です。重りの重さや流し方、仕掛けの工夫などで釣れ方が変わってくるのでしょう。なんだかんだで最近は気温の上昇とともに釣果も上昇されていますね。

まっくさん、こんにちは。
お疲れさんでした。

あれだけ天気を気にしての日取り決めでしたが、思っていた以上の荒れ模様でした。
天気予報の中でも風速の予報は一番難しいそうですからあんなもんですね。

確かに、重たい錘が一番下にぶら下がっている胴付き仕掛けはある意味魚の取り込みが難しいところがありますが、吹き流しに比べるとアタリが取りやすい、絡みにくいなどのメリットもあります。
貸しボートとはいえ、その日は自分達の船ですから好きなところで、好きな釣りができます。
まっくさんらしく色々やってみて下さい。

次回こそはアカムツの提灯行列を楽しみにしています。

MBLさん、こんにちは。

色んな天気予報をチェックした上での釣行でしたが危うく波が収まるまでは湾内で待機しようかと考えたくらいに荒れていました。
相棒のまっくさんが心強いお方なので沖に出られた感じです。

おっしゃる通り、Sさんとミーティングして、今日は釣れないですねと聞いた時には
やっぱりそうかと一安心したくらいです。

そろそろ中深場ジギングも始めますので、またいろいろ教えてください。

お久しぶりです。 昨年の11月以来の書き込みです。 17日は、私は伊東でボートやってましたが、五目漁師さんの書いていたとおり、天気予報に反して朝はうねりがおおきかったですね。  それから海の活性も午前中は伊東もいまいちでした。なかなか釣れなくて、午前中は一匹のみ。 今日は外れの日かそれとも自分の腕が悪いのかとあきらめモードになっていましたが、午後になってからタイがまとまって釣れました。  昨年こちらの掲示板で教えていただいた中深場のムツ釣り、ぜひ今度また挑戦したいと思っています。

MHさん、こんにちは。
お久しぶりです。

17日は伊東でしたか。 
この日はオヤジさんんもルアーで沖を流されていましたが厳しい日だったとは聞いていました。
この時期のカイワリは気まぐれでちょとした釣り方やポイントのずれに敏感な気がしています。

網代の中深場もj始めの頃は仕掛けを落としてアタリを待つだけでしたが
ボートの流し方、棚の探り方など奥が深いことがだんだんわかってきたような気がしています。

MHさんも平日行のようですから伊東や網代でご一緒できる機会があれば嬉しいです。

おはようございます。 五目漁師さんのこのブログ、釣りブログ中最も参考にさせてもらっています。 私的には最も尊敬しているブログです。 
私のほうこそ、ご一緒できる機会があれば、大変うれしいです。

MHさん、こんにちは。

ありがとうございます。
そろそろ年貢の納め時かなと思ったりすることもあるのですが
こんな拙い文章を少しでも楽しんでくれている方がいると思うと嬉しくてまた続けてしまいます。

MHさんは遠くから来られるので難しそうですがお会いする機会を楽しみにしてます。

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